JP2001221116A - 電子制御式燃料噴射装置 - Google Patents

電子制御式燃料噴射装置

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JP2001221116A JP2000033532A JP2000033532A JP2001221116A JP 2001221116 A JP2001221116 A JP 2001221116A JP 2000033532 A JP2000033532 A JP 2000033532A JP 2000033532 A JP2000033532 A JP 2000033532A JP 2001221116 A JP2001221116 A JP 2001221116A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ容量が小さく、発電機の発電能力が
低い二輪自動車において、アイドル運転等の軽負荷低回
転時に、システム消費電流を実質的に低減する。 【解決手段】 フューエルポンプとインジェクタの間に
蓄圧タンクを接続し、およびフューエルポンプとインジ
ェクタとエンジンECUとを備えた二輪自動車用の電子
制御式燃料噴射装置において、エンジンがアイドル運転
等の軽負荷低回転で、且つ蓄圧タンク内の燃料圧力が第
1所定値(例えば140kPa)以上の場合には、フュ
ーエルポンプをONさせる。また、エンジンがアイドル
運転等の軽負荷低回転で、且つ蓄圧タンク内の燃料圧力
が第2所定値(例えば100kPa)以下の場合には、
フューエルポンプをOFFさせる。それによって、アイ
ドル運転等の軽負荷低回転時には、フューエルポンプの
ON時間が1秒間、OFF時間が5分間となるので、フ
ューエルポンプの消費電力を実質的に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪自動車に搭載
されるエンジンに燃料を噴射させる電子制御式燃料噴射
装置に関するもので、特に電気的に燃料噴射量を制御し
エンジンに燃料を噴射させる電子制御式燃料噴射装置に
係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭48−1702
1号公報においては、蓄圧タンクを持ち、フューエルポ
ンプを間欠的に駆動してエンジンに燃料を供給する電子
制御式燃料噴射装置(従来の技術)が記載されている。
この電子制御式燃料噴射装置は、蓄圧タンクに一時的に
燃料を溜めることで、従来のオーバーフロー制御の不具
合を克服している。しかるに、燃料は、非圧縮性流体の
ため、蓄圧タンクまたはその蓄圧タンクの周辺に燃料圧
力維持機構が必要となる。その燃料圧力維持機構は、特
開昭48−17021号公報に示されているようにバネ
式が一般的に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電子
制御式燃料噴射装置においては、バネ式の燃料圧力維持
機構が採用されているが、バネ式はストロークを大きく
とると燃料圧力が変わってしまい、エンジンに供給する
燃料量の過不足が生じ、空燃比を適正に維持することが
困難となる。結果として、ドライバビリティが不良とな
るという問題が生じる。また、ストロークを小さくする
と、受圧面積が大きくなり、巨大な蓄圧タンクが必要と
なるので、設置スペースが大きくなり、他のエンジン補
機類と干渉してしまうという問題が生じる。したがっ
て、従来の電子制御式燃料噴射装置を採用するために
は、実質的にエンジンへの燃料噴射毎にフューエルポン
プを駆動する必要があり、消費電流低減効果が期待でき
なかった。
【0004】近年、二輪自動車においても、電子制御式
燃料噴射装置が採用されるようになってきたが、この二
輪自動車の場合には、バッテリ容量が小さく、発電機の
発電能力も低いため、特にアイドル運転等のエンジンが
軽負荷低回転の場合の消費電流の低減が求められてい
る。なお、フューエルポンプの電流消費量は、通常、3
〜4アンペアもあるため、フューエルポンプの作動を制
限することで、エンジンが軽負荷低回転の場合の課題で
ある消費電流低減を達成できる。この観点から蓄圧タン
ク+フューエルポンプの間欠駆動は非常に有効である
が、上記の電子制御式燃料噴射装置では、実質的に低減
量が少なく、上述の効果が小さい。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、バッテリ容量が小さ
く、発電機の発電能力が低い二輪自動車において、アイ
ドル運転等のエンジンが軽負荷低回転の時に、システム
の消費電流を実質的に低減することのできる電子制御式
燃料噴射装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、エンジン回転速度検出手段にて検出したエンジ
ン回転速度が所定値以下で、且つ燃料圧力検出手段にて
検出した蓄圧タンク内の燃料圧力が低回転第1所定値以
上の場合には、フューエルポンプを停止させる。そし
て、エンジン回転速度検出手段にて検出したエンジン回
転速度が所定値以下で、且つ燃料圧力検出手段にて検出
した蓄圧タンク内の燃料圧力が低回転第1所定値よりも
低圧の第2所定値以下の場合には、フューエルポンプを
起動させる。
【0007】それによって、バッテリ容量が小さく、発
電機の発電能力が低い二輪自動車においても、アイドル
運転等のエンジンが軽負荷低回転の時に、フューエルポ
ンプを間欠的に駆動することができ、しかもフューエル
ポンプの停止時間を長くとることができるので、システ
ム消費電流を実質的に低減することができる。これによ
り、二輪自動車のバッテリ上がりを防止することができ
る。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、燃料圧力
検出手段にて検出した蓄圧タンク内の燃料圧力が第1所
定値以上の場合には、フューエルポンプを停止させる。
そして、燃料圧力検出手段にて検出した蓄圧タンク内の
燃料圧力が第1所定値よりも低圧の第2所定値以下の場
合には、フューエルポンプを起動させる。このとき、エ
ンジン回転速度検出手段にて検出したエンジン回転速度
が小さい時の低回転第1所定値よりも、前記エンジン回
転速度が大きい時の高回転第1所定値の方が大きくなる
ようにする。
【0009】それによって、請求項1に記載の発明と同
様な効果を達成することができる。さらに、エンジンが
軽負荷低回転の時にインジェクタに供給する燃料圧力を
低下させることができるので、インジェクタの弁部の開
弁時間を通常よりも長くすることができ、最低必要開弁
時間を確保できる。また、エンジンが高負荷高回転の時
にインジェクタに供給する燃料圧力を上昇させることが
できるので、インジェクタの弁部の開弁時間を通常より
も短くすることができ、例えばエンジン回転速度で自動
的に決まってしまう、最大開弁時間の範囲内でより多く
の燃料を供給(必要量を噴射)することができる。
【0010】請求項3および請求項4に記載の発明によ
れば、フューエルポンプを停止させる時の基準となる低
回転第1所定値とフューエルポンプを起動させる時の基
準となる第2所定値との圧力比を1.4以上とすること
が望ましく、低回転第1所定値と第2所定値との圧力差
を40kPa以上とすることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】〔第1実施例の構成〕発明の実施
の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1
ないし図3は本発明の第1実施例を示したもので、図1
は二輪自動車用単気筒4サイクルエンジンの概略構造を
示した図である。
【0012】本実施例の電子制御式燃料噴射装置は、二
輪自動車用単気筒4サイクルエンジン(以下エンジンと
略す)1に必要な燃料(例えばガソリン)を供給する装
置で、エンジン1の状態を検出する各種センサとエンジ
ン制御装置(以下エンジンECUと呼ぶ)10とから構
成され、常に適切な空燃比となるように燃料噴射量を自
動的にコントロールするものである。
【0013】エンジン1は、吸入空気を濾過するエアク
リーナ2と、このエアクリーナ2で濾過された空気をシ
リンダ3内に吸入するための吸気管4と、シリンダ3内
に燃料を噴射するインジェクタ5と、点火コイル8の2
次コイル側に接続された点火プラグ9と、エンジン1に
より回転駆動される発電機(図示せず)とを備えてい
る。なお、発電機は、エンジン1が回転すると、電気負
荷へ必要な電力を供給すると共に、バッテリ37を充電
している。
【0014】なお、エンジン1のシリンダ3は、シリン
ダブロック11とシリンダヘッド12等により形成され
ている。そして、シリンダヘッド12の吸入ポートは、
吸気弁(インテークバルブ)13により開閉され、シリ
ンダヘッド12の排気ポートは、排気弁(エキゾースト
バルブ)14により開閉される。
【0015】また、シリンダ内には、ピストン15が摺
動自在に配設されている。吸気管4の途中には、スロッ
トルボデー16およびサージタンク17が設けられてい
る。なお、スロットルボデー16内には、エンジン1に
入る吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ18
が回動自在に支持されている。
【0016】インジェクタ5は、エンジン1のシリンダ
ヘッド12の吸気ポート近傍に組み付けられて、エンジ
ンECU10からの噴射信号によりシリンダ3に燃料を
噴射するための電磁作動式の燃料噴射弁である。このイ
ンジェクタ5は、噴射孔が形成されたバルブホルダー等
の弁本体、噴射孔を開閉するニードルバルブ等の弁体、
および通電されると弁体と一体化されたプランジャを吸
引する電磁コイル等から構成されている。
【0017】そして、インジェクタ5は、電動式のフュ
ーエルポンプ6にて加圧された燃料を蓄圧する蓄圧タン
ク7から燃料が供給される。このため、インジェクタ5
の開弁時に、エンジン1に噴射される噴射圧力は、蓄圧
タンク7の蓄圧室内の燃料圧力に相当するものとなる。
したがって、噴射圧力は、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃
料圧力を増減することにより変更することができる。
【0018】フューエルポンプ6は、燃料配管内に設置
するインライン式のフューエルポンプが使用され、燃料
タンク19から燃料を汲み上げて加圧し蓄圧タンク7に
加圧した燃料を圧送するポンプ部と、このポンプ部を回
転駆動するモータ部とから構成されている。なお、フュ
ーエルポンプ6として燃料タンク19内に設置するイン
タンク式のフューエルポンプを使用しても良い。
【0019】蓄圧タンク7は、フューエルポンプ6から
圧送された燃料を一時的に蓄圧する蓄圧室(図示せず)
と、この蓄圧室の燃料圧力を受けるダイヤフラム(図示
せず)と、このダイヤフラムによって蓄圧室と気密的に
区画された大気室(図示せず)とを有している。
【0020】ここで、ダイヤフラムは、大気室に配され
たスプリングによって蓄圧室側へ付勢されており、蓄圧
室の燃料圧力とスプリングの付勢力が釣り合った位置に
変位する燃料圧力維持機構を構成する。また、蓄圧タン
ク7の蓄圧室の可動容積は、エンジンが軽負荷低回転の
時に、電子制御式燃料噴射装置(システム)の消費電流
を低減する目的で、フューエルポンプ6への通電を停止
(OFF)するフューエルポンプOFF時間を例えば5
分間もとることが可能な容積(例えば10cc〜20c
c程度)に設定されている。
【0021】点火コイル8は、鉄心の回りに2次コイル
と1次コイルとを重ねて巻いてあり、エンジンECU1
0からの点火信号により2次コイル側に点火に必要な高
電圧を発生させるための一種の変圧器である。
【0022】点火プラグ9は、エンジン1のシリンダヘ
ッド12に組み付けられて、エンジン1のクランクシャ
フト(図示せず)の2回転につき1回、点火コイル8の
2次コイルより出される点火エネルギーを受けてシリン
ダ3内に吸い込まれた混合気を点火するものである。
【0023】本実施例の燃料噴射制御および点火時期制
御を行うエンジンECU10の内部には、周知の構成の
マイクロコンピュータ(CPU)21、アナログマルチ
プレクサ22、A/D変換器23、ディジタル入力回路
24、記憶装置(RAM、ROM)25および駆動回路
(ドライブ回路)26〜28等を有している。
【0024】そして、アナログマルチプレクサ22に
は、エンジン1の吸気管圧力を検出するプレッシャセン
サ31と、エンジン回転速度を検出すると共に、クラン
ク角信号を発生するクランク角センサ32と、スロット
ルバルブ18の開度を検出するスロットルポジションセ
ンサ33と、エンジン1の冷却水の温度を検出する水温
センサ34と、エンジン1が吸入する空気の温度を検出
する吸気温センサ35と、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃
料圧力を検出する燃料圧センサ36とからの各センサ信
号、バッテリ37からのバッテリ電圧信号、およびエン
ジン始動中であることを検出するためのスタータ信号が
入力される。
【0025】そして、マイクロコンピュータ21は、本
発明のポンプ制御手段に相当するもので、プレッシャセ
ンサ31からの吸気圧信号をA/D変換して入力し、エ
ンジン1への吸入空気量を算出する。そして、マイクロ
コンピュータ21は、算出したエンジン1への吸入空気
量、他のセンサからのセンサ信号およびバッテリ電圧信
号に基づき、インジェクタ5からエンジン1に噴射供給
される燃料噴射量の演算処理が実行され、駆動回路26
を介してインジェクタ5に噴射信号を出力する。
【0026】さらに、マイクロコンピュータ21は、各
センサ信号およびバッテリ電圧信号に基づき、エンジン
1の点火時期の演算処理が実行され、駆動回路27を介
して点火コイル8に点火信号を出力する。また、マイク
ロコンピュータ21は、例えばエンジンが低回転軽負荷
の時には、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力、または
その燃料圧力相当のパラメータに基づいて、駆動回路2
8を介してフューエルポンプ6に制御信号を出力してフ
ューエルポンプ6を間欠的に駆動する。
【0027】ここで、プレッシャセンサ31は、エンジ
ン1の吸気管4内の圧力変化を電圧変化に置き換えて検
出する半導体式圧力変換素子と、この半導体式圧力変換
素子の出力信号を増幅するハイブリッドICとから構成
され、ゴムホース38を介してサージタンク17と結ば
れている。
【0028】クランク角センサ32は、本発明のエンジ
ン回転速度検出手段に相当するもので、エンジン1のク
ランクシャフトに固定された磁性体製のタイミングロー
タ41、このタイミングロータ41の外周側に配置され
たピックアップコイル42、および磁束を発生させる永
久磁石(マグネット)等で構成された電磁式センサ(回
転速度検出手段)である。なお、マイクロコンピュータ
21は、クランク角信号のパルス間隔を計算すること
で、エンジン回転速度を検出する。
【0029】本実施例では、エンジン1の1周期、つま
りクランクシャフトが2回転(720°)する間に、1
2個または24個または48個のクランク角(1パルス
45°CAまたは1パルス30°CAまたは1パルス1
5°CA)が発生するように、タイミングロータ41の
外周面に突起部43を6個または12個または24個設
けている。
【0030】燃料圧センサ36は、本発明の燃料圧力検
出手段に相当するもので、蓄圧タンク7に取り付けられ
て、蓄圧室内の圧力に比例した変位または歪を発生する
1次変換素子と変位または歪を電気量(燃圧信号)に変
換する2次変換素子とを組み合わせた歪ゲージ式圧力セ
ンサが使用されている。なお、燃料圧センサ36として
は、歪ゲージ式圧力センサだけでなく、半導体圧力セン
サ、可変リラクタンス式圧力センサ、作動変圧器式圧力
センサを使用しても良い。
【0031】〔第1実施例の制御方法〕次に、本実施例
の電子制御式燃料噴射装置のフューエルポンプ6の制御
方法を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。ここ
で、図2はエンジンECUによるフューエルポンプ制御
ルーチンを示したフローチャートである。
【0032】エンジンECU10にスタータ信号が入力
されると、図2のフューエルポンプ制御ルーチンが開始
される。先ず、クランク角センサ32からのクランク角
信号に基づいてエンジン回転速度(NE)を検出し、記
憶装置25にエンジン回転速度(NE)を取り込む(ス
テップS1)。
【0033】次に、エンジンがアイドル運転等のエンジ
ン回転速度が低回転域(低回転領域)であるか否かを判
定する。すなわち、取り込んだエンジン回転速度(N
E)が所定値(例えば3000rpm)以下であるか否
かを判定する(エンジン回転速度検出手段:ステップS
2)。この判定結果がNOの場合、つまりアイドル運転
等のエンジン回転速度が低回転域ではない場合には、通
常のポンプ制御を行う(ステップS3)。その後に、リ
ターンする。なお、所定値を外気温、冷却水温等のエン
ジン温度や吸気温等のパラメータによって変更可能な可
変値としても良い。
【0034】通常のポンプ制御の場合に、エンジン回転
速度が高回転域(高回転領域)の時には、エンジン1に
より回転駆動される発電機の発電能力(充電能力)は満
足できるものである。この領域の場合には、フューエル
ポンプ6を常時運転してもバッテリ37から過剰な電力
を使用することにはならない。このため、エンジン回転
速度が所定値(例えば3000rpm)を越える場合に
は、フューエルポンプ6を作動(ON)し続けるように
しても良い。
【0035】あるいは、通常のポンプ制御の場合には、
図3のグラフに示したように、フューエルポンプOFF
設定燃料圧力(P1 )をエンジン回転速度(NE)の増
加に応じて高く設定して、フューエルポンプ6を間欠的
に駆動しても良い。
【0036】また、ステップS2の判定結果がYESの
場合、つまりエンジン回転速度が低回転域である場合に
は、燃料圧センサ36からの燃圧信号に基づいて蓄圧タ
ンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)を検出し、記憶装
置25に蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)を取り込む
(ステップS4)。
【0037】次に、フューエルポンプ6がON作動中で
あるか否かを判定する。すなわち、フューエルポンプO
N/OFFフラグ(XFP)が1(XFP=1)である
か否かを判定する(ステップS5)。この判定結果がY
ESの場合には、蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)が第
1所定値(低回転第1所定値、フューエルポンプOFF
設定燃料圧力(P1 ):例えば140kPa)以上に上
昇しているか否かを判定する(ステップS6)。この判
定結果がNOの場合には、フューエルポンプ6のON作
動を継続して、リターンする。
【0038】また、ステップS6の判定結果がYESの
場合には、フューエルポンプON/OFFフラグ(XF
P)を0(フューエルポンプOFF)に変更する(ステ
ップS7)。次に、フューエルポンプ6への通電を停止
(OFF)する(ステップS8)。その後に、リターン
する。
【0039】また、ステップS5の判定結果がNOの場
合には、蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)が第2所定値
(フューエルポンプON設定燃料圧力(P2 ):例えば
100kPa)以下に低下しているか否かを判定する
(ステップS9)。この判定結果がNOの場合には、フ
ューエルポンプ6のOFFを継続して、リターンする。
【0040】また、ステップS9の判定結果がYESの
場合には、フューエルポンプON/OFFフラグ(XF
P)を1(フューエルポンプON)に変更する(ステッ
プS10)。次に、フューエルポンプ6を通電(ON)
する(ステップS11)。その後に、リターンする。
【0041】〔第1実施例の作用〕次に、本実施例の電
子制御式燃料噴射装置の作用を図1ないし図4に基づい
て簡単に説明する。
【0042】エンジン回転速度がアイドル運転等の低回
転の場合、すなわち、エンジンECU10によって検出
されたエンジン回転速度(NE)が所定値(例えば30
00rpm)以下の場合には、図4(b)のタイムチャ
ートに示したように、エンジンECU10の駆動回路2
8からフューエルポンプ6へ制御信号が出されてフュー
エルポンプ6への通電が開始(ON)される。
【0043】すると、図4(a)のタイムチャートに示
したように、フューエルポンプ6が瞬時に蓄圧タンク7
の蓄圧室内の燃料圧力を第1所定値(フューエルポンプ
OFF設定燃料圧力(P1 ):例えば140kPa)以
上に昇圧させる。このとき、蓄圧タンク7の蓄圧室内の
燃料圧力が第2所定値(例えば100kPa)以下の値
から第1所定値(例えば140kPa)以上の値まで昇
圧するのに必要な時間(フューエルポンプON時間)は
例えば1秒間である。
【0044】そして、図4(a)、(b)のタイムチャ
ートに示したように、燃料圧センサ36によって検出さ
れる蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力が、第1所定値
(例えば140kPa)以上に上昇すると、エンジンE
CU10の駆動回路28からフューエルポンプ6へ制御
信号が出されてフューエルポンプ6への通電が停止(O
FF)される。
【0045】その後は、エンジン1の2回転につき1
回、エンジンECU10の駆動回路26からインジェク
タ5へ噴射信号が出されてインジェクタ5の弁体が開弁
して、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力に対応した噴
射圧力の燃料噴射を行われる。そして、インジェクタ5
が噴射を行う度に、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力
は低下していく。
【0046】それによって、図4(a)、(b)のタイ
ムチャートに示したように、燃料圧センサ36によって
検出される蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力が、第2
所定値(フューエルポンプON設定燃料圧力(P2 ):
例えば100kPa)以下に低下すると、エンジンEC
U10の駆動回路28からフューエルポンプ6へ制御信
号が出されてフューエルポンプ6への通電が再開(O
N)される。
【0047】ここで、エンジンECU10は、エンジン
1への吸入空気量、他のセンサからのセンサ信号および
バッテリ電圧信号に基づき、インジェクタ5からエンジ
ン1に噴射供給される燃料噴射量の演算処理が実行され
る。具体的には、エンジン1への吸入空気量とエンジン
回転速度とから基本噴射時間を算出し、これに燃料圧セ
ンサ36およびその他のセンサ(例えばスロットルポジ
ションセンサ33、水温センサ34、吸気温センサ35
等)からのセンサ信号による補正を加えて、総噴射時間
(燃料噴射量)が決定される。
【0048】なお、基本噴射時間は、エンジン回転速度
と吸入空気量とで決まるが、吸入空気量が少ない程、す
なわち、エンジンが軽負荷である程、短くなる。
【0049】エンジンがアイドル運転等の軽負荷低回転
の時には、フューエルポンプ6をOFFしてから再度O
Nするまで、つまり蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力
が第1所定値から第2所定値以下に低下するまで、イン
ジェクタ5の総噴射時間が短いのも手伝って例えば5分
間〜10分間程度かかる。これによって、特にエンジン
が低回転軽負荷の場合のフューエルポンプ6のOFF時
間を多くとることができるので、フューエルポンプ6の
消費電流を大幅に軽減することができる。
【0050】〔第1実施例の効果〕以上のように、バッ
テリ容量が小さく、発電機の発電能力が低い二輪自動車
においても、エンジンがアイドル運転等の軽負荷低回転
の場合には、図4(a)、(b)のタイムチャートに示
したように、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力に基づ
いて、フューエルポンプ6を間欠的に駆動することがで
きる。実質的には、アイドル運転等の軽負荷時のフュー
エルポンプON時間は約1秒間程度となり、フューエル
ポンプOFF時間は約5分間程度となる。
【0051】したがって、エンジンがアイドル運転等の
軽負荷低回転の時に、第1所定値(P1 :フューエルポ
ンプOFF設定燃料圧力)と第2所定値(P2 :フュー
エルポンプON設定燃料圧力)との圧力比を約1.4に
設定し、第1所定値と第2所定値との圧力差を約40k
Paに設定することで、フューエルポンプON時間に対
してフューエルポンプOFF時間を非常に長くとること
ができるので、フューエルポンプ6が消費する電力が非
常に少なくなり、システム全体の消費電流を実質的に低
減することができる。これにより、二輪自動車のバッテ
リ上がりを防止することができる。
【0052】〔第2実施例の制御方法〕図5および図6
は本発明の第2実施例を示したもので、図5はエンジン
ECUによるフューエルポンプ制御ルーチンを示したフ
ローチャートである。
【0053】エンジンECU10にスタータ信号が入力
されると、図5のフューエルポンプ制御ルーチンが開始
される。先ず、クランク角センサ32からのクランク角
信号に基づいてエンジン回転速度(NE)を検出し、記
憶装置25にエンジン回転速度(NE)を取り込む(ス
テップS21)。
【0054】次に、取り込んだエンジン回転速度(N
E)および図6のグラフに基づいて、第1所定値(フュ
ーエルポンプOFF設定燃料圧力(P1 f))を計算す
る。更に、取り込んだエンジン回転速度(NE)および
図6のグラフに基づいて、第2所定値(フューエルポン
プON設定燃料圧力(P2 f))を計算する(ステップ
S22)。
【0055】次に、燃料圧センサ36からの燃圧信号に
基づいて蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)を
検出し、記憶装置25に蓄圧タンク7の燃料圧力(P
f)を取り込む(ステップS23)。
【0056】次に、フューエルポンプ6がON作動中で
あるか否かを判定する。すなわち、フューエルポンプO
N/OFFフラグ(XFP)が1(XFP=1)である
か否かを判定する(ステップS24)。この判定結果が
YESの場合には、蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)が
第1所定値(P1 f(NE))以上に上昇しているか否
かを判定する(ステップS25)。この判定結果がNO
の場合には、フューエルポンプ6のON作動を継続し
て、リターンする。
【0057】また、ステップS25の判定結果がYES
の場合には、フューエルポンプON/OFFフラグ(X
FP)を0(フューエルポンプOFF)に変更する(ス
テップS26)。次に、フューエルポンプ6への通電を
停止(OFF)する(ステップS27)。その後に、リ
ターンする。
【0058】また、ステップS24の判定結果がNOの
場合には、蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)が第2所定
値(P2 f(NE))以下に低下しているか否かを判定
する(ステップS28)。この判定結果がNOの場合に
は、フューエルポンプ6のOFFを継続して、リターン
する。
【0059】また、ステップS28の判定結果がYES
の場合には、フューエルポンプON/OFFフラグ(X
FP)を1(フューエルポンプON)に変更する(ステ
ップS29)。次に、フューエルポンプ6を通電(O
N)する(ステップS30)。その後に、リターンす
る。
【0060】〔第2実施例の作用〕次に、本実施例の電
子制御式燃料噴射装置の作用を図5および図6に基づい
て簡単に説明する。
【0061】本実施例では、エンジン回転速度(NE)
が低回転域(低回転領域:例えば3000rpm)以下
の場合には、第1実施例と同様にして、蓄圧タンク7の
蓄圧室内の燃料圧力(Pf)が第1所定値(P1 f:フ
ューエルポンプOFF設定燃料圧力、例えば140kP
a)以上に上昇すると、フューエルポンプ6がOFFさ
れる。また、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(P
f)が第2所定値(P2f:フューエルポンプON設定
燃料圧力、例えば100kPa)以下に低下すると、フ
ューエルポンプ6がONされる。
【0062】そして、エンジン回転速度(NE)が高回
転域(高回転領域:例えば6000rpm)以上の場合
には、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)が第
1所定値(P1 f:フューエルポンプOFF設定燃料圧
力、例えば300kPa)以上に上昇すると、フューエ
ルポンプ6がOFFされる。また、蓄圧タンク7の蓄圧
室内の燃料圧力(Pf)が第2所定値(P2 f:フュー
エルポンプON設定燃料圧力、例えば260kPa)以
下に低下すると、フューエルポンプ6がONされる。
【0063】そして、エンジン回転速度(NE)が低回
転域と高回転域との間では、第1所定値(P1 f:フュ
ーエルポンプOFF設定燃料圧力)および第2所定値
(P2f:フューエルポンプON設定燃料圧力)が、エ
ンジン回転速度(NE)が増速すれば略平行に増加する
ようにマイクロコンピュータ21で演算処理される。そ
れによって、第1所定値および第2所定値をエンジン回
転速度(NE)によって変更可能な可変値とすること
で、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)および
インジェクタ5の噴射圧力をエンジン回転速度(NE)
の増速に伴って変更することができる。
【0064】すなわち、エンジン回転速度(NE)が低
回転域の時には、エンジン1の1サイクル当りの燃料の
噴射時間を長時間にし、且つ燃料噴射量を少なくしたい
という要求があり、エンジン回転速度(NE)が高回転
域の時には、エンジン1の1サイクル当りの燃料の噴射
時間を短時間にし、且つ燃料噴射量を多くしたいという
要求がある。このため、エンジン回転速度(NE)が高
回転である程、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(イ
ンジェクタ5の噴射圧力)を高くすることで、燃料の噴
射時間が短時間でも燃料噴射量を多くすることができ
る。
【0065】〔第2実施例の効果〕したがって、第1実
施例と同様にして、アイドル運転等の軽負荷低回転の時
に、フューエルポンプON時間に対してフューエルポン
プOFF時間を非常に長くとることができるので、フュ
ーエルポンプ6の消費電流を軽減でき、システム全体の
消費電流を実質的に低減することができる。また、簡単
なフューエルポンプ制御方法で、フューエルポンプ6を
駆動しつつ、燃料噴射量をエンジン負荷変動に対応して
変更することができる。
【0066】二輪自動車用単気筒4サイクルエンジン1
は、四輪自動車用エンジンに比べて使用回転速度範囲が
広いため、エンジン1に燃料を供給するインジェクタ5
に要求される使用範囲も広いことが必要である。
【0067】このインジェクタ5に要求される使用範囲
を広げるためには、 エンジン回転速度(NE)の低回転域にて、インジェ
クタ5に供給する燃料圧力を低下させることにより、イ
ンジェクタ5の弁体の開弁時間を通常よりも長くして、
インジェクタ5に最低必要な開弁時間を確保できるよう
にさせる。 エンジン回転速度(NE)の高回転域にて、インジェ
クタ5に供給する燃料圧力を上昇させることにより、イ
ンジェクタ5の弁体の開弁時間を通常よりも短くする。
これにより、エンジン回転速度で自動的に決まってしま
う、最大開弁時間の範囲でより多くの燃料を供給(必要
量を噴射)することができる。
【0068】したがって、第1所定値(P1 f:フュー
エルポンプOFF設定燃料圧力)および第2所定値(P
2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力)をエンジン
回転速度(NE)に応じて補正することで、蓄圧タンク
7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)をエンジン回転速度
(NE)に応じて最適値に変更できるので、インジェク
タ5のダイナミックレンジ幅が小さくても、燃料噴射量
を大きく変えることができる。
【0069】また、エンジン回転速度(NE)が低回転
域となり、第1所定値(P1 f:フューエルポンプOF
F設定燃料圧力)、第2所定値(P2 f:フューエルポ
ンプON設定燃料圧力)および蓄圧タンク7の蓄圧室内
の燃料圧力(Pf)が小さくなっても、二輪自動車では
エンジン1が走行風を受け易く熱がこもり難いので、蓄
圧タンク7の蓄圧室内でのベーパの発生を抑えることが
できる。
【0070】〔変形例〕本実施例では、本発明のような
フューエルポンプ6の間欠駆動制御を、二輪自動車用単
気筒4サイクルエンジン1の電子制御式燃料噴射装置に
適用したが、本発明のようなフューエルポンプ6の間欠
駆動制御を、二輪自動車用多気筒4サイクルエンジンの
電子制御式燃料噴射装置に適用しても良い。
【0071】本実施例では、本発明を、吸気管圧力から
吸入空気量を推定した後に燃料噴射量および点火時期の
計算を行う電子制御式燃料噴射装置に適用したが、吸気
管圧力から直接燃料噴射量および点火時期の計算を行う
電子制御式燃料噴射装置に適用しても良い。なお、エン
ジン1への吸入空気量は、エアフローメータ等の吸入空
気量センサを設けて、直接検出しても良い。
【0072】また、エンジン回転速度が低回転域である
と判定するエンジン回転速度(NE)の所定値を二輪自
動車のエンジン1のアイドル回転速度(例えば1500
rpm)付近に設定しても良い。さらに、エンジン回転
速度が低回転域であると判定するエンジン回転速度(N
E)の所定値を発電機の発電能力またはバッテリ37の
容量に応じて変更可能な可変値としても良い。
【0073】第1実施例では、エンジン回転速度(N
E)が所定値以下の時に、低回転第1所定値(P1 :フ
ューエルポンプOFF設定燃料圧力)と第2所定値(P
2 :フューエルポンプON設定燃料圧力)との圧力比を
約1.4に設定し、低回転第1所定値と第2所定値との
圧力差を約40kPaに設定したが、エンジン回転速度
(NE)が低下する程、第1所定値と第2所定値との圧
力比を大きく、あるいは第1所定値と第2所定値との圧
力差を大きく設定しても良い。
【0074】また、第1実施例では、エンジン回転速度
が高回転域の場合に、フューエルポンプ6を作動し続け
るようにしたが、デューティ比制御等によりON/OF
F動作させるようにしても良い。あるいは、プレッシャ
レギュレータ等により余剰燃料を燃料タンク19に戻し
ても良い。
【0075】第2実施例では、エンジン回転速度(N
E)が増加すればする程、第1所定値(P1 f:フュー
エルポンプOFF設定燃料圧力)および第2所定値(P
2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力)が平行して
増加するように演算処理を行ったが、エンジン回転速度
(NE)が増加すればする程、第1所定値(P1 f:フ
ューエルポンプOFF設定燃料圧力)と第2所定値(P
2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力)とが接近し
て増加するように、例えば第1所定値に第2所定値が接
近して増加するように演算処理を行っても良い。
【0076】また、第2実施例では、エンジン回転速度
が高回転域の場合に、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧
力を検出してフューエルポンプ6をON/OFF動作さ
せるようにしたが、フューエルポンプ6をデューティ比
制御等によりON/OFF動作させるようにして所定の
燃料圧力となるようにコントロールしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】二輪自動車用単気筒4サイクルエンジンの概略
構造を示した構成図である(第1実施例)。
【図2】エンジンECUによるフューエルポンプ制御ル
ーチンを示したフローチャートである(第1実施例)。
【図3】エンジン回転速度に対するフューエルポンプO
FF設定燃料圧力の変化を示したグラフである(第1実
施例)。
【図4】(a)は蓄圧タンク内の燃料圧力の変化を示し
たタイムチャートで、(b)はフューエルポンプの作動
状態を示したタイムチャートである(第1実施例)。
【図5】エンジンECUによるフューエルポンプ制御ル
ーチンを示したフローチャートである(第2実施例)。
【図6】エンジン回転速度に対するフューエルポンプO
N設定燃料圧力、フューエルポンプOFF設定燃料圧力
の変化を示したグラフである(第2実施例)。
【符号の説明】
1 二輪自動車用単気筒4サイクルエンジン 5 インジェクタ 6 フューエルポンプ 7 蓄圧タンク 10 エンジンECU 19 燃料タンク 21 マイクロコンピュータ(ポンプ制御手段) 32 クランク角センサ(エンジン回転速度検出手段) 36 燃料圧センサ(燃料圧力検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G301 HA01 HA26 JA00 JA10 KA07 KA08 KA24 LA01 LB01 LB07 LC01 MA01 MA13 NA08 ND02 NE03 NE08 NE20 PA07Z PA10Z PA11Z PB08A PB08Z PE01Z PE03Z PE08Z PF16Z PG01A PG01Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)二輪自動車に搭載されたフューエル
    ポンプと、 (b)このフューエルポンプにて加圧された燃料を蓄圧
    する蓄圧タンクと、 (c)この蓄圧タンクに蓄圧された燃料をエンジンに噴
    射するインジェクタと、 (d)前記蓄圧タンク内の燃料圧力を検出する燃料圧力
    検出手段と、 (e)エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検
    出手段と、 (f)このエンジン回転速度検出手段にて検出したエン
    ジン回転速度が所定値以下の際に、前記燃料圧力検出手
    段にて検出した前記蓄圧タンク内の燃料圧力が低回転第
    1所定値以上の時、前記フューエルポンプを停止させ、
    前記燃料圧力検出手段にて検出した前記蓄圧タンク内の
    燃料圧力が前記低回転第1所定値よりも低圧の第2所定
    値以下の時、前記フューエルポンプを起動させるポンプ
    制御手段とを備えた電子制御式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】(a)二輪自動車に搭載されたフューエル
    ポンプと、 (b)このフューエルポンプにて加圧された燃料を蓄圧
    する蓄圧タンクと、 (c)この蓄圧タンクに蓄圧された燃料をエンジンに噴
    射するインジェクタと、 (d)前記蓄圧タンク内の燃料圧力を検出する燃料圧力
    検出手段と、 (e)エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検
    出手段と、 (f)このエンジン回転速度検出手段にて検出したエン
    ジン回転速度が所定値以下の際に、前記燃料圧力検出手
    段にて検出した前記蓄圧タンク内の燃料圧力が第1所定
    値以上の時、前記フューエルポンプを停止させ、前記燃
    料圧力検出手段にて検出した前記蓄圧タンク内の燃料圧
    力が前記第1所定値よりも低圧の第2所定値以下の時、
    前記フューエルポンプを起動させると共に、 前記エンジン回転速度検出手段にて検出したエンジン回
    転速度が小さい時の低回転第1所定値よりも前記エンジ
    ン回転速度が大きい時の高回転第1所定値の方が大きく
    なるように制御するポンプ制御手段とを備えた電子制御
    式燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の電子制御
    式燃料噴射装置において、 前記低回転第1所定値と前記第2所定値との圧力比は、
    1.4以上であることを特徴とする電子制御式燃料噴射
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の電子制御式燃料噴射装置において、 前記低回転第1所定値と前記第2所定値との圧力差は、
    40kPa以上であることを特徴とする電子制御式燃料
    噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013234578A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関の制御方法

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