JP2010255601A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温の内燃機関を始動する際のベーパロックによる始動性の悪化を抑制することができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】車両制御システム1は、燃料噴射手段と、分量分離手段と、第1燃料供給手段と、第2燃料供給手段と、温度検出手段と、燃料噴射制御手段とによって、燃料を密度によって分離して、エンジン100の始動の際の温度が高温の場合により気化しにくい高密度の燃料を噴射供給することで、高温のエンジン100を始動する際のベーパロックによる始動性の悪化を抑制することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
車両に搭載される内燃機関は、燃料の温度が過度に上昇すると燃料供給系統においてベーパロックが発生することが知られている。ベーパロックとは、内燃機関が運転によって高温になった場合に、内燃機関自身の熱によって燃料配管中などの燃料が気化して気泡が生じることにより燃料供給系統が閉塞される現象である。ベーパロックが発生すると、燃料噴射装置に燃料が適切に供給できなくなるために内燃機関の燃焼が不安定になることから、内燃機関の出力のハンチングやエンストを生じる場合がある、といった問題がある。
このような問題を解決するものとして、重質燃料と軽質燃料とを供給可能なディーゼル機関において、ディーゼル機関の停止に際して燃料温度がベーパロック発生温度以上の場合に軽質燃料用加圧ポンプを作動させて重質燃料を加圧することにより、重質燃料中の水分の蒸発によるベーパロックの発生を抑制する技術が特許文献1に開示されている。
ところで、車両が所定時間走行した後に内燃機関が停止されると、走行中に発生した内燃機関の熱が伝達して燃料供給系統の温度が上昇するために、停止中に燃料供給系統の燃料が気化する場合がある。このような状態の内燃機関を始動する場合、燃料供給系統にベーパロックが発生し易いことから、内燃機関の始動性が損なわれるために、場合によっては内燃機関が始動不能となるおそれがある。
内燃機関の始動性の悪化を抑制するものとしては、アルコール及びガソリンが混合された混合燃料を使用するハイブリッド車両において、燃料中のアルコール濃度および燃料温度に基づいてベーパロックが発生するか否かを判定し、ベーパロックが発生すると判定した場合にモータジェネレータ用冷却水により燃料供給経路を冷却することにより、始動時のベーパロックの発生を抑制する技術が特許文献2に開示されている。
また、エンジンの始動時に際して燃料計量装置と燃料噴射ノズルとの間の燃料通路に発生したベーパを含む燃料を燃料タンクに還流させて、ベーパが存在しない新規の燃料と置換することにより、ベーパロックの発生を抑制する技術が特許文献3に開示されている。
そして、エンジン停止後のエンジン温度、燃料温度、燃料圧力のいずれかの検出結果に基づいて燃料供給系内の気泡発生率を推定し、推定結果に基づいてエンジン再始動時における燃料噴射量を増量補正することにより、内燃機関の始動性の悪化を抑制する技術が特許文献4に開示されている。
特開2001−214822号公報 特開2007−154747号公報 実開昭55−104765号公報 特開昭62−243956号公報
しかしながら、特許文献2の技術はモータジェネレータ用冷却水を有する車両、即ちハイブリッド車両を前提としている。そのため、特許文献2の技術では、ハイブリッド車両でない一般的な車両においては始動時のベーパロックの発生を適切に抑制することができない、といった問題点がある。
また、特許文献3の技術では、特に、高負荷運転後や夏場などで燃料温度が高く気化し易い場合に、始動時に置換されたベーパを含まない燃料が内燃機関の余熱によって昇温されることでベーパロックが発生する可能性がある、といった問題点がある。
そして、特許文献4の技術では、気泡発生率に基づいて始動時の燃料噴射量を増量させることから、気泡発生率によっては始動時の燃費が大幅に悪化するおそれがある、といった問題点がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、高温の内燃機関を始動する際のベーパロックによる始動性の悪化を抑制することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の内燃機関の制御装置は、内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射手段と、前記内燃機関の燃料を高密度燃料と低密度燃料とに分離する燃料分離手段と、前記燃料分離手段が分離した高密度燃料を前記燃料噴射手段へ供給する第1燃料供給手段と、前記燃料分離手段が分離した低密度燃料を前記燃料噴射手段へ供給する第2燃料供給手段と、前記内燃機関の温度を検出する温度検出手段と、前記燃料噴射手段が実行する燃料の噴射供給を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、前記燃料噴射制御手段は、前記内燃機関の始動の際の前記温度検出手段の検出結果が第1しきい値以上である場合に、前記第1燃料供給手段によって供給される燃料を噴射供給させることを特徴とする。
このような構成とすることにより、高温の内燃機関を始動する際に、より気化しにくい高密度燃料を噴射することができることから、燃料供給系統におけるベーパロックの発生を抑制することができる。よって、高温の内燃機関を始動する際のベーパロックによる始動性の悪化を抑制することができる。
特に、本発明の内燃機関の制御装置は、前記第1燃料供給手段と前記第2燃料供給手段との間で燃料を移動可能な燃料移動手段と、前記燃料分離手段によって分離される前の燃料の密度を検出する燃料密度検出手段と、前記燃料密度検出手段の検出結果に基づいて、前記燃料移動手段が実行する燃料の移動を制御する燃料移動制御手段と、を備えることを特徴とすることができる。
このような構成とすることで、第1燃料供給手段が供給する燃料または第2燃料供給手段が供給する燃料のいずれか一方が不足している場合に、他方の燃料を移動させることによって不足分を補充することができる。よって、第1燃料供給手段および第2燃料供給手段ともに燃料噴射手段に充分な燃料を供給することができることから、内燃機関の始動性の悪化を抑制することができる。
また、本発明の内燃機関の制御装置は、前記第1燃料供給手段および前記第2燃料供給手段が前記燃料噴射手段に供給する燃料の圧力を調節する燃圧調節手段と、前記燃圧調節手段が実行する燃料の圧力調節を制御する燃圧調節制御手段と、を備え、前記燃圧調節制御手段が、前記燃料密度検出手段の検出結果が第2しきい値以上の場合に、前記燃料噴射手段に供給する燃料の圧力を低下させることを特徴とすることができる。
このような構成とすることで、燃料の密度が高く気化しにくい場合に、燃料噴射手段に供給する燃料の圧力を低下させることで、燃料噴射手段に供給される燃料の気化を促進させることができる。よって、ベーパロックによる始動性の悪化を抑制しつつ、燃費の悪化を抑制することができる。
本発明の内燃機関の制御装置によれば、燃料を密度によって分離して、内燃機関が高温の場合により気化しにくい高密度の燃料を噴射することができる。よって、高温の内燃機関を始動する際のベーパロックによる始動性の悪化を抑制することができる。
実施例の車両制御システムの概略構成を示した構成図である。 燃料分離装置の概略構成を示した構成図である。 実施例のECUが行う制御のフローを示している。 実施例のECUが行う制御のフローを示している。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の内燃機関の制御装置を組み込んだ車両制御システム1の概略構成を示した構成図である。なお、図1にはエンジンの一部の構成のみを示している。
図1に示す車両制御システム1は、動力源であるエンジン100を備えており、エンジン100の運転動作を総括的に制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)10を備えている。また、車両制御システム1は、第1燃料噴射手段であるポートインジェクタ21と、第2燃料噴射手段である筒内インジェクタ22とを備えている。そして、車両制御システム1は、燃料タンク46内からポートインジェクタ21に供給される燃料が流通する第1燃料流路41、および筒内インジェクタ22に供給される燃料が流通する第2燃料流路42を備えている。更に、車両制御システム1は、第1燃料流路41と第2燃料流路42との分岐部に燃料分離装置43を備えている。また、車両制御システム1は、燃料分離装置43の下流側において第1燃料流路41と第2燃料流路42とを連通させる第1バイパス流路44と、第1バイパス流路44を流通する燃料を制御する制御弁45とを備えている。
そして、車両制御システム1は、燃料タンク46の燃料を燃料分離装置43をバイパスさせて第1燃料流路41へと流通させる第2バイパス流路47と、燃料分離装置43をバイパスさせて第2燃料流路42へと流通させる第3バイパス流路48とを備えている。更に、車両制御システム1は、燃料タンク46、第1燃料流路41、第2燃料流路42内の燃料の密度を検出する第1密度センサ32、第2密度センサ33、第3密度センサ34を備えている。また、車両制御システム1は、第1燃料流路41を流通して供給される燃料の圧力、および第2燃料流路42を流通して供給される燃料の圧力を検出する第1燃圧センサ35、および第2燃圧センサ36を備えている。
エンジン100は、車両に搭載される多気筒エンジンであって、各気筒は燃焼室を構成するピストンを備えている。各燃焼室のピストンはそれぞれコネクティングロッドを介して出力軸部材であるクランクシャフトに連結されている。
吸気ポートから燃焼室内へ流入した混合ガスは、ピストンの上昇運動により燃焼室内で圧縮される。エンジンECU10は、クランク角センサからのピストンの位置、および吸気カム角センサからのカム軸回転位相の情報に基づき、点火タイミングを決定しイグナイタに信号を送る。イグナイタはエンジンECU10の信号に従って、指示された点火タイミングでバッテリからの電力を点火プラグに通電する。点火プラグはバッテリからの電力により点火し、圧縮混合ガスを着火させて、燃焼室内を膨張させピストンを下降させる。この下降運動がコネクティングロッドを介してクランクシャフトの軸回転に変更されることにより、エンジン100は動力を得る。
この場合、エンジン100は、ガソリンを燃料とするガソリンエンジン、軽油を燃料とするディーゼルエンジン、ガソリンとアルコールとを任意の割合で混合した燃料を使用するフレキシブルフューエルエンジンのいずれでもよい。また、エンジン100は、複数の電動モータと組み合わせたハイブリッドシステムとして用いてもよい。
エンジン100の燃焼室の周辺にはウォータジャケットが設けられており、ウォータジャケット内部は燃焼室等を冷却するための冷媒(冷却水)が循環している。そして、ウォータジャケットには冷却水の温度を測定するための水温センサ31が設けられており、ウォータジャケット内部の冷却水温の検出結果をエンジンECU10へ送信する。エンジンECU10は、水温センサ31が検出した冷却水温に基づいてエンジン100の温度を認識する。この場合、水温センサ31は、エンジン100内部を流通する比較的高温な冷却水の温度を検出できる任意の位置に設けることができる。
なお、水温センサ31は、本発明の温度検出手段に相当する。
ポートインジェクタ21は、エンジン100の吸気ポートに装着されており、エンジンECU10の指示に基づいて、第1燃料流路41を通じて供給された燃料を吸気ポートへ噴射する第1燃料噴射手段である。そして、筒内インジェクタ22は、エンジン100の燃焼室に装着されており、エンジンECU10の指示に基づいて、第2燃料流路42を通じて供給された燃料を燃焼室へ噴射する第2燃料噴射手段である。
エンジンECU10は、エアフロメータおよびスロットルポジションセンサからの吸入空気量、および吸気カム角センサからのカム軸回転位相の情報に基づき、燃料噴射量と噴射タイミングを決定しポートインジェクタ21、筒内インジェクタ22に信号を送る。ポートインジェクタ21、筒内インジェクタ22はエンジンECU10の信号に従って、指示された燃料噴射量・噴射タイミングにて吸気ポートおよび燃焼室へ燃料を高圧噴射する。ポートインジェクタ21および筒内インジェクタ22のリーク燃料は、リリーフ弁からリリーフ配管を通じて燃料タンク46へと戻される。この場合、第2燃料流路42と筒内インジェクタ22との間に蓄圧室を設けることで、筒内インジェクタ22へ高圧の燃料を供給する構成とすることもできる。また、車両制御システム1は、ポートインジェクタ21または筒内インジェクタ22のいずれか一方のみを備える構成とすることもできる。
なお、ポートインジェクタ21および筒内インジェクタ22は、本発明の燃料噴射手段に相当する。
燃料タンク46は、その内部にエンジン100の燃焼に供される燃料を貯蔵する。燃料タンク46に貯蔵された燃料は、フィードポンプ49によって汲み上げられて燃料分離装置43で分離された後に、第1燃料流路41および第2燃料流路42を流通してポートインジェクタ21および筒内インジェクタ22に供給される。
燃料タンク46には、第1密度センサ32が設けられている。第1密度センサ32は、燃料タンク46内に貯留される燃料の密度を検出し、検出結果をエンジンECU10に送信する。エンジンECU10は、送信された検出結果に基づいて燃料タンク46内の燃料の密度を認識する。第1密度センサ32は、燃料タンク46内にある燃料の密度を検出できる任意の位置に設けることができる。第1密度センサ32としては、例えば浮子式、振動式等の周知の密度センサを適用することができる。
なお、第1密度センサ32は、本発明の燃料密度検出手段に相当する。
フィードポンプ49は、燃料タンク46内部から燃料を吸引抽出して燃料分離装置43へ移動させる。フィードポンプ49は、エンジンECU10の指令に従って所定の圧力で燃料を圧送することで、ポートインジェクタ21および筒内インジェクタ22に供給する燃料の圧力を調節する。
なお、フィードポンプ49は、本発明の燃圧調節手段に相当する。
燃料分離装置43は、第1燃料流路41と第2燃料流路42との分岐部に備えられており、フィードポンプ49によって圧送された燃料を密度に応じて分離する。図2は、燃料分離装置の概略構成を示した構成図である。燃料分離装置43は、重力によって燃料を分離する構成を採用する。燃料分離装置43は、フィードポンプ49から圧送される燃料を取り込む燃料ラインを有する。燃料ラインから取り込まれた燃料は、燃料分離装置43内部で、重力によってより高密度の燃料(高密度燃料)が下側に、より低密度の燃料(低密度燃料)が上側に集合する。そして、燃料分離装置43は、その下側が第1燃料流路41と連通しており、重力によって下側に集合した高密度燃料を第1燃料流路41を通じてポートインジェクタへ供給する。更に、燃料分離装置43は、その上側が第2燃料流路42と連通しており、重力によって上側に集合した低密度燃料を第2燃料流路42を通じて筒内インジェクタ22へ供給する。
この場合、燃料分離装置43は、重力式に関わらず、遠心分離等のメカニカルな手法によって燃料を分離する構成を採用することもできるし、その他の分離手法を採用することもできる。また、燃料の分離基準は密度に限られずに、他の基準(例えば、沸点)に基づいて燃料を分離してもよい。
そして、燃料分離装置43に代えて、燃料タンク46にて燃料を分離してもよい。例えば、燃料の密度よりも小さく油面に浮遊するフロート式吸入部を用いることで、燃料タンク46に貯留された燃料の上側部分に集合した低密度燃料を吸引抽出し、下側部分に集合した高密度燃料をフィードポンプで汲み上げることで、燃料を分離することができる。
なお、燃料分離装置43は、本発明の燃料分離手段に相当する。
第1燃料流路41は、燃料分離装置43の下側とポートインジェクタ21とを連通させる構成であり、燃料分離装置43が分離した高密度燃料をポートインジェクタ21へ供給する。
なお、第1燃料流路41は、本発明の第1燃料供給手段に相当する。
第1燃料流路41には、ポートインジェクタ21の近傍に第2密度センサ33が設けられている。第2密度センサ33は、第1燃料流路41を通じてポートインジェクタ21に供給される燃料の密度を検出し、検出結果をエンジンECU10に送信する。エンジンECU10は、送信された検出結果に基づいてポートインジェクタ21に供給される燃料の密度を認識する。第2密度センサ33は、ポートインジェクタ21の近傍に関わらず、ポートインジェクタ21に供給される燃料の密度を検出できる任意の位置に設けることができる。第2密度センサ33としては、第1密度センサ32と同様の周知の密度センサを適用することができる。
また、第1燃料流路41には、ポートインジェクタ21近傍に第1燃圧センサ35が設けられている。第1燃圧センサ35は、第1燃料流路41を通じてポートインジェクタ21に供給される燃料の圧力を検出し、検出結果をエンジンECU10に送信する。エンジンECU10は、送信された検出結果に基づいてポートインジェクタ21に供給される燃料の圧力を認識する。第1燃圧センサ35は、ポートインジェクタ21近傍に関わらず、ポートインジェクタ21に供給される燃料の圧力を検出できる任意の位置に設けることができる。
第2燃料流路42は、燃料分離装置43の上側と筒内インジェクタ22とを連通させる構成であり、燃料分離装置43が分離した低密度燃料を筒内インジェクタ22へ供給する。
なお、第2燃料流路42は、本発明の第2燃料供給手段に相当する。
第2燃料流路42には、高圧ポンプ50が備えられている。高圧ポンプ50は、エンジンECU10の指令に従って筒内インジェクタ22に供給する燃料を圧縮する。それによって、筒内インジェクタ22の基準燃圧(例えば、12[MPa])を確保しつつ、筒内インジェクタ22に供給される低密度燃料が気化してベーパロックが発生することを抑制する。
なお、高圧ポンプ50は、本発明の燃圧調節手段に相当する。
また、第2燃料流路42には、筒内インジェクタ22の近傍に第3密度センサ34が設けられている。第3密度センサ34は、第2燃料流路42を通じて筒内インジェクタ22に供給される燃料の密度を検出し、検出結果をエンジンECU10に送信する。エンジンECU10は、送信された検出結果に基づいて筒内インジェクタ22に供給される燃料の密度を認識する。第3密度センサ34は、筒内インジェクタ22の近傍に関わらず、筒内インジェクタ22に供給される燃料の密度を検出できる任意の位置に設けることができる。第3密度センサ34としては、第1密度センサ32および第2密度センサ33と同様の周知の密度センサを適用することができる。
更に、第2燃料流路42には、筒内インジェクタ22の近傍に第2燃圧センサ36が設けられている。第2燃圧センサ36は、第2燃料流路42を通じて筒内インジェクタ22に供給される燃料の圧力を検出し、検出結果をエンジンECU10に送信する。エンジンECU10は、送信された検出結果に基づいて筒内インジェクタ22に供給される燃料の圧力を認識する。第2燃圧センサ36は、筒内インジェクタ22の近傍に関わらず、筒内インジェクタ22に供給される燃料の圧力を検出できる任意の位置に設けることができる。
第1バイパス流路44は、燃料分離装置43の下流側において第1燃料流路41と第2燃料流路42とを連通させる構成である。第1バイパス流路44は、その内部を通じて第1燃料流路41内の燃料を第2燃料流路42へと、または第2燃料流路42内の燃料を第1燃料流路へと移動させる。第1バイパス流路44には、第1バイパス流路44の連通を制御する制御弁45を備えている。制御弁45は、エンジンECU10の指令に従って弁開度を調節することで、第1燃料流路41と第2燃料流路42との間の燃料の移動を制御する。制御弁45としては、ソレノイド式やバタフライ式等の周知の制御弁を適用することができる。
なお、第1バイパス流路44は、本発明の燃料移動手段に相当する。また、制御弁45は、本発明の燃料移動制御手段に相当する。
第2バイパス流路47および第3バイパス流路48は、フィードポンプ49から圧送される燃料を、燃料分離装置43をバイパスさせて第1燃料流路41および第2燃料流路42へと流通させる構成である。第2バイパス流路47および第3バイパス流路48には、それぞれの連通を制御する制御弁51,52が設けられている。制御弁51,52は、エンジンECU10の指令に従って弁開度を調節することで、第2バイパス流路47および第3バイパス流路48を流通する燃料を制御する。エンジンECU10は、第1燃圧センサ35または第2燃圧センサ36の検出結果がポートインジェクタ21または筒内インジェクタ22の基準燃圧に達していない場合に、制御弁51,52を開弁させて燃料を第1燃料流路41または第2燃料流路42へと流通させる。これによって、ポートインジェクタ21または筒内インジェクタ22への燃料の供給量を増加させることで、ポートインジェクタ21または筒内インジェクタ22の基準燃圧を確保する。
エンジンECU10は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、データ等を記憶するRAM(Random Access Memory)やNVRAM(Non Volatile RAM)と、を備えるコンピュータである。エンジンECU10は、クランク角センサ、吸気カム角センサ、エアフロメータ、スロットルポジションセンサ、排気温センサ、水温センサ31等の検出結果を読み込み、スロットルバルブの動作、吸気弁、排気弁の動作、ポートインジェクタ21および筒内インジェクタ22の動作、点火プラグの点火時期など、エンジン100の運転動作を統合的に制御する。
また、エンジンECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、エンジン100の始動の際に第1燃料流路41から供給される燃料を噴射供給させる制御を実行する。
エンジンECU10は、水温センサ31からの信号を受信し、エンジン100の温度を認識する。この場合、エンジンECU10は、第1燃料流路41または第2燃料流路42を流通する燃料の温度を検出し、検出結果に基づいてエンジン100の温度を認識してもよい。つづいて、エンジンECU10は、認識したエンジン100の温度、すなわち冷却水温が第1しきい値以上であるか否かを判断する。ここで、第1しきい値とは、エンジン100の始動の際に燃料供給系統にベーパロックが発生する可能性がある任意の冷却水温を適用する。冷却水温が第1しきい値以上であると判断した場合に、第1燃料流路を通じて供給される燃料を噴射供給するようポートインジェクタ21に指令する。
第1燃料流路41には、燃料分離装置43で分離された高密度燃料が流通している。一般的に、密度が高い燃料、いわゆる重質燃料は、密度が低い燃料、いわゆる軽質燃料よりも沸点が高く気化しにくいために、燃料供給系統にベーパロックが発生しにくい。そのため、エンジン100の始動の際に燃料供給系統にベーパロックが発生する可能性がある場合は、より気化しにくい重質燃料を用いることで、燃料供給系統にベーパロックが発生することを抑制することができる。特に、アルコールはガソリンと比較して沸点が低いために、ガソリンとアルコールとを任意の割合で混合した燃料を使用する内燃機関は、高温での始動時にベーパロックが発生し易い。本発明は、そのような内燃機関における高温時の始動性の悪化を抑制するために有効である。
そして、エンジンECU10は、第1密度センサ32の検出結果に基づいて、第1燃料流路41と第2燃料流路42との間で燃料を移動させる制御を実行する。
エンジンECU10は、第1密度センサ32の検出結果より燃料タンク46内に貯留された燃料の密度を認識する。つづいて、エンジンECU10は、燃料の密度が軽質燃料代表値A以下である場合、または重質燃料代表値B以上である場合に、制御弁45を開弁させて、第1燃料流路41と第2燃料流路42との間で燃料を移動させる。ここで、軽質燃料代表値Aとは、使用する燃料の平均密度よりも小さい任意の密度を適用し、燃料がガソリンの場合、例えば、0.73[g・cm−3]とすることができる。また、重質燃料代表値Bとは、使用する燃料の平均密度より大きい任意の密度を適用し、燃料がガソリンの場合、例えば、0.76[g・cm−3]とすることができる。
燃料は、その仕様やロットによって密度のバラツキがある。そのため、密度に基づいて燃料を分離する場合、分離前の燃料の密度によっては分離後に得られる燃料量に差が生じる場合がある。例えば、分離前の燃料の密度が軽質燃料代表値A以下の場合には分離後に得られる高密度燃料量が不足する可能性があり、分離前の燃料の密度が重質燃料代表値B以上の場合には分離後に得られる低密度燃料量が不足する可能性がある。そこで、どちらか一方の燃料が不足する場合にもう一方の燃料を移動させることによって、燃料の不足分を補充することができる。よって、第1燃料流路41および第2燃料流路42ともにポートインジェクタ21および筒内インジェクタ22に充分な燃料を供給することができることから、内燃機関の始動性の悪化を抑制することができる。
更に、エンジンECU10は、第1密度センサ32の検出結果に基づいて、フィードポンプ49が供給する燃料の圧力を低下させる制御を実行する。
エンジンECU10は、第1密度センサ32の検出結果より燃料タンク46に貯留された燃料の密度を認識する。つづいて、エンジンECU10は、燃料の密度が第2しきい値以上である場合に、フィードポンプ49の駆動力を低下させて、ポートインジェクタ21および筒内インジェクタ22へ供給される燃料の圧力を低下させる。なお、高圧ポンプ50が駆動している場合には、高圧ポンプ50の駆動力も低下させる。ここで、第2しきい値とは、使用する燃料の平均密度より大きい任意の密度を適用し、例えば、重質燃料代表値Bを用いることができる。
一般的に、密度が高い燃料、いわゆる重質燃料は、密度が低い燃料、いわゆる軽質燃料よりも沸点が高く気化しにくいために、内燃機関の燃費が悪化する。そのため、燃料の密度がより高い場合に、インジェクタに供給する燃料の圧力を低下させることで、燃料の気化を促進させて燃費の悪化を抑制することができる。
なお、エンジンECU10は、本発明の燃料噴射制御手段、燃料移動制御手段、燃圧調節制御手段に相当する。
つづいて、エンジンECU10の制御の流れに沿って、車両制御システム1の動作を説明する。本実施例の車両制御システム1は、燃料噴射手段と、分量分離手段と、第1燃料供給手段と、第2燃料供給手段と、温度検出手段と、燃料噴射制御手段とを備えることで、燃料を密度によって分離して、内燃機関の始動の際の温度が高温の場合に高密度燃料を噴射供給する制御を実行する。
まず、燃料噴射手段に燃料を供給するフローについて説明する。図3は、エンジンECU10の処理の一例を示すフローチャートである。エンジンECU10の制御は、エンジンの始動要求がされると、すなわちイグニッションスイッチがONにされると開始する。まず、エンジンECU10はステップS1で、第1密度センサ32の検出結果に基づいて、燃料タンク46に貯留された燃料の密度が軽質燃料代表値Aと重質燃料代表値Bとの間にあるか否かを判断する。ここで、軽質燃料代表値Aおよび重質燃料代表値Bについては前述したために、その詳細な説明は省略する。燃料の密度が軽質燃料代表値Aと重質燃料代表値Bとの間にある場合(ステップS1/YES)、エンジンECU10は制御の処理を終了する。燃料の密度が軽質燃料代表値Aと重質燃料代表値Bとの間にない場合(ステップS1/NO)は、エンジンECU10は次のステップS2へ進む。
ステップS2で、エンジンECU10は、分離された高密度燃料と低密度燃料との燃料量の不均衡が発生していると判断し、制御弁45に開弁を指令して、第1燃料流路41と第2燃料流路42との間で燃料を移動させる。エンジンECU10は、ステップS2の処理を終えると、次のステップS3へ進む。
ステップS3で、エンジンECU10は、第1燃圧センサ35および第2燃圧センサ36の検出結果が、ポートインジェクタ21の基準燃圧Cおよび筒内インジェクタ22の基準燃圧Dに達しているか否かを判断する。ここで、ポートインジェクタ21の基準燃圧Cとは、ポートインジェクタ21が適切に燃料を噴射するために必要とされる任意の燃圧を適用し、例えば350[kPa]とすることができる。また、筒内インジェクタ22の基準燃圧Dとは、筒内インジェクタ22が適切に燃料を噴射するために必要とされる任意の燃圧を適用し、例えば12[MPa]とすることができる。第1燃圧センサ35および第2燃圧センサ36の検出結果が基準燃圧Cおよび基準燃圧Dに達している場合(ステップS3/YES)、エンジンECU10は制御の処理を終了する。第1燃圧センサ35および第2燃圧センサ36の検出結果が基準燃圧Cおよび基準燃圧Dに達していない場合(ステップS3/NO)は、エンジンECU10は次のステップS4へ進む。
ステップS4で、エンジンECU10は、ポートインジェクタ21または筒内インジェクタ22へ供給される燃料の圧力が不足していると判断し、制御弁51,または52に開弁を指令して、第2バイパス流路または第3バイパス流路を連通させる。この場合、エンジンECU10は、フィードポンプ49の駆動力を向上させる制御を同時に実行してもよい。また、高圧ポンプ50を駆動させる制御を同時に実行してもよい。エンジンECU10は、ステップS4の処理を終えると、制御の処理を終了する。
つづいて、エンジン100の始動時の制御フローを説明する。図4は、エンジンECU10の処理の一例を示すフローチャートである。エンジンECU10の制御は、エンジンの始動要求がされると、すなわちイグニッションスイッチがONにされると開始する。まず、エンジンECU10はステップS5で、水温センサ31の検出結果に基づいて、冷却水温が第1しきい値以上であるか否かを判断する。ここで、第1しきい値については前述したために、その詳細な説明は省略する。冷却水温が第1しきい値以上でない場合(ステップS5/NO)、エンジンECU10は、始動の際にベーパロックが発生する可能性が少ないと判断し、制御の処理を終了する。冷却水温が第1しきい値以上である場合(ステップS5/YES)は、エンジンECU10は次のステップS6へ進む。
ステップS6で、エンジンECU10は、第1密度センサ32の検出結果に基づいて、燃料タンク46に貯留された燃料の密度が軽質燃料代表値A以下であるか否かを判断する。ここで、軽質燃料代表値Aについては前述したために、その詳細な説明は省略する。燃料の密度が軽質燃料代表値A以下でない場合(ステップS6/NO)、エンジンECU10はステップS8へ進む。燃料の密度が軽質燃料代表値A以下である場合(ステップS6/YES)は、エンジンECU10は次のステップS7へ進む。
ステップS7で、エンジンECU10は、エンジン100の始動の際にベーパロックが発生する可能性があると判断し、ポートインジェクタ21の燃料噴射時間を所定時間延長させつつ、延長した燃料噴射時間を学習値として記憶する。これにより、燃料が軽質でベーパロックが発生する可能性がある場合に、始動の際の燃料噴射時間を延長することで、エンジン100のハンチングやエンストを抑制することができる。エンジンECU10は、ステップS7の処理を終えると、次のステップS8へ進む。
ステップS6の判断がNOである場合、またはステップS7の処理の後に、エンジンECU10はステップS8へ進む。ステップS8で、エンジンECU10は、第1燃料流路41を通じて供給される高密度燃料を噴射供給するよう、ポートインジェクタ21に指令する。エンジンECU10は、ステップS8の処理を終えると、次のステップS9へ進む。
ステップS9で、エンジンECU10は、第1密度センサ32の検出結果に基づいて、燃料タンク46に貯留された燃料の密度が第2しきい値以上であるか否かを判断する。ここで、第2しきい値については前述したために、その詳細な説明は省略する。燃料の密度が第2しきい値以上でない場合(ステップS9/NO)、エンジンECU10はステップS11へ進む。燃料の密度が第2しきい値以上である場合(ステップS9/YES)は、エンジンECU10は次のステップS10へ進む。
ステップS10で、エンジンECU10は、フィードポンプ49の駆動力を低下させるよう指令して、ポートインジェクタ21および筒内インジェクタ22へ供給される燃料の圧力を低下させる。これによって、燃料の密度が高く気化しにくい場合に、インジェクタへ供給する燃圧を低下させることで燃料の気化を促進させることができる。エンジンECU10は、ステップS10の処理を終えると、次のステップS11へ進む。
ステップS9の判断がNOである場合、またはステップS10の処理の後に、エンジンECU10はステップS11へ進む。ステップS11で、エンジンECU10は、筒内インジェクタ22からの燃料噴射を開始する条件が成立したか否かを判断する。ここで、筒内インジェクタ22からの燃料噴射を開始する条件とは、エンジン100の出力、冷却水温、アクセル開度などの所定のパラメータに基づいて判断される。筒内インジェクタ22からの燃料噴射を開始する条件が成立していない場合(ステップS11/NO)、エンジンECU10は制御の処理を終了する。筒内インジェクタ22からの燃料噴射を開始する条件が成立している場合(ステップS11/YES)は、エンジンECU10は次のステップS12へ進む。
ステップS12で、エンジンECU10は、高圧ポンプ50に駆動を開始するよう指令し、第2燃料流路42内の燃料を新規の燃料と入れ替える。これにより、温度が上昇した燃料を第2燃料流路42内から排除することができることから、第2燃料流路42内でのベーパロックの発生を抑制することができる。エンジンECU10は、ステップS12の処理を終えると、制御の処理を終了する。
以上のように、本実施例の車両制御システムは、燃料噴射手段と、分量分離手段と、第1燃料供給手段と、第2燃料供給手段と、温度検出手段と、燃料噴射制御手段とによって、燃料を密度によって分離して、内燃機関の始動の際の温度が高温の場合により気化しにくい高密度の燃料を噴射供給することで、高温の内燃機関を始動する際のベーパロックによる始動性の悪化を抑制することができる。
また、本実施例の車両制御システムは、第1密度センサ32の検出結果に基づいて、第1燃料流路41と第2燃料流路42との間で燃料を移動させる制御を実行することで、第1燃料流路41を通じて供給される燃料または第2燃料流路42を通じて供給される燃料のいずれか一方が不足している場合に、他方の燃料を移動させて不足分を補充することができる。よって、インジェクタに供給される燃料量の不均衡を抑制することができる。
更に、本実施例の車両制御システムは、第1密度センサ32の検出結果に基づいて、フィードポンプ49が供給する燃料の圧力を低下させる制御を実行することで、燃料の密度が高く気化しにくい場合に、各インジェクタに供給する燃料の圧力を低下させて燃料の気化を促進させることができる。よって、ベーパロックによる始動性の悪化を抑制しつつ、燃費の悪化を抑制することができる。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、ハイブリッド車両において、高速運転時にエンジンを間欠運転することでベーパロックが発生し、次回のエンジン始動性が悪化するといった問題がある。そこで、本発明をハイブリッド車両に適用する場合、車両の高速運転時にはエンジン100の間欠運転を禁止する制御を実行することで、次回のエンジン始動の際に燃料供給系統にベーパロックが発生することを抑制することもできる。
1 車両制御システム
10 エンジンECU(燃料噴射制御手段,燃料移動制御手段,燃圧調節制御手段)
21 ポートインジェクタ(燃料噴射手段)
22 筒内インジェクタ(燃料噴射手段)
31 水温センサ(温度検出手段)
32 第1密度センサ(燃料密度検出手段)
33 第2密度センサ
34 第3密度センサ
35 第1燃圧センサ
36 第2燃圧センサ
41 第1燃料流路(第1燃料供給手段)
42 第2燃料流路(第2燃料供給手段)
43 燃料分離装置(燃料分離手段)
44 第1バイパス流路(燃料移動手段)
45 制御弁(燃料移動制御手段)
46 燃料タンク
47 第2バイパス流路
48 第3バイパス流路
49 フィードポンプ(燃圧調節手段)
50 高圧ポンプ
51,52 制御弁
100 エンジン

Claims (3)

  1. 内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射手段と、
    前記内燃機関の燃料を高密度燃料と低密度燃料とに分離する燃料分離手段と、
    前記燃料分離手段が分離した高密度燃料を前記燃料噴射手段へ供給する第1燃料供給手段と、
    前記燃料分離手段が分離した低密度燃料を前記燃料噴射手段へ供給する第2燃料供給手段と、
    前記内燃機関の温度を検出する温度検出手段と、
    前記燃料噴射手段が実行する燃料の噴射供給を制御する燃料噴射制御手段と、を備え、
    前記燃料噴射制御手段は、前記内燃機関の始動の際の前記温度検出手段の検出結果が第1しきい値以上である場合に、前記第1燃料供給手段によって供給される燃料を噴射供給させることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記第1燃料供給手段と前記第2燃料供給手段との間で燃料を移動可能な燃料移動手段と、
    前記燃料分離手段によって分離される前の燃料の密度を検出する燃料密度検出手段と、
    前記燃料密度検出手段の検出結果に基づいて、前記燃料移動手段が実行する燃料の移動を制御する燃料移動制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記第1燃料供給手段および前記第2燃料供給手段が前記燃料噴射手段に供給する燃料の圧力を調節する燃圧調節手段と、
    前記燃圧調節手段が実行する燃料の圧力調節を制御する燃圧調節制御手段と、を備え、
    前記燃圧調節制御手段は、前記燃料密度検出手段の検出結果が第2しきい値以上の場合に、前記燃料噴射手段に供給する燃料の圧力を低下させることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の制御装置。

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