JP5402767B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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前記燃料タンク内の燃料を吸気通路及び/又は燃焼室に噴射する燃料噴射弁と、
前記吸気通路に接続され、前記燃料が気化した気化燃料を蓄える気化燃料タンクと、
前記燃料タンク内の燃料を前記気化燃料タンクに供給するタンク内燃料供給手段と、
前記気化燃料タンクと前記吸気通路との接続部を開,閉する常閉の気化燃料供給弁と、
内燃機関の運転中に前記気化燃料供給弁を閉弁した状態で前記タンク内燃料供給手段を駆動し、前記気化燃料タンク内に気化燃料を生成する気化燃料生成手段と、
内燃機関の始動時に前記気化燃料供給弁を開弁し、運転中に前記気化燃料タンク内に蓄えられた気化燃料を前記吸気通路に供給する気化燃料供給手段と、
前記気化燃料供給手段により前記吸気通路に供給された気化燃料の量を算出する供給量算出手段と、
前記気化燃料の供給量が始動時の要求量に対応する所定の判定値を超えた場合に、前記気化燃料供給弁を閉弁して気化燃料の供給を停止し、前記燃料噴射弁の燃料噴射に切換える燃料形態切換手段と、
を備えることを特徴とする。
前記燃料形態切換手段は、前記気化燃料供給弁と前記大気導入弁とを閉弁することにより気化燃料の供給を停止し、かつ当該閉弁時に前記気化燃料供給弁及び前記大気導入弁の閉弁速度を制限する構成としている。
前記燃料形態切換手段により気化燃料の供給を停止するときに、供給停止用の閉弁動作が実行される前に前記スロットルバルブを開弁するスロットル開弁手段と、を備える。
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図3を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図である。本実施の形態のシステムは、FFV(Flexible Fuel Vehicle)に搭載される内燃機関としてのエンジン10を備えている。なお、図1には、4気筒エンジンを例示したが、本発明は、4気筒の内燃機関に限定されるものではない。エンジン10は、各気筒の燃焼室に吸入空気を吸込む吸気通路12と、燃焼室から排気ガスが排出される排気通路14とを備えている。
(気化燃料生成制御)
気化燃料生成制御は、エンジン10の運転中(好ましくは、暖機終了後の運転中)に、気化燃料タンク36内で燃料を気化させ、気化燃料を生成するものである。具体的に述べると、気化燃料生成制御では、気化燃料供給弁40と大気導入弁42とを閉弁した状態で、タンク内噴射弁38から燃料を噴射する。このとき、燃料の噴射量は、噴射燃料の全てが気化し、かつ気化した燃料の蒸気圧が飽和蒸気圧となるように算出される。燃料噴射量の具体的な算出処理については、図3を参照して後述する。
気化燃料供給制御は、エンジンの始動時に気化燃料供給弁40と大気導入弁42とを開弁し、気化燃料タンク36内に蓄えられていた気化燃料をサージタンク20に供給するものである。具体的に述べると、まず、ECU70は、スタータスイッチがONされたときに、始動要求が発生したことを検出し、クランキングを開始する。これにより、サージタンク20内には、クランキングにより吸気負圧が生じるので、ECU70は、気化燃料供給弁40と大気導入弁42とを開弁し、気化燃料タンク36内の気化燃料を吸気負圧によってサージタンク20に供給する。
この算出処理では、気化燃料の供給を開始してから任意の時点までの間に供給された気化燃料の総供給量を、積算供給量Qsumとして算出する。具体的に述べると、まず、ECU70は、気化燃料を供給するときに、吸気圧センサ52とタンク圧センサ56の出力に基いて、気化燃料タンク36内の圧力とサージタンク20内の圧力をそれぞれ検出し、これらの圧力の差圧ΔPを算出する。次に、気化燃料供給弁40の開弁時の流路面積(予め記憶されている)と、差圧ΔPの算出値とに基いて単位時間当りの気化燃料の供給量ΔQを算出する。そして、ECU70は、単位時間当りの供給量ΔQを一定のサンプリング周期で算出しつつ、この算出値を気化燃料の供給中に積算することにより、積算供給量Qsumを算出することができる。
この算出処理では、エンジンの始動時に要求される気化燃料の要求量を、始動時要求量Qreqとして算出する。始動時要求量Qreqは、前述した積算供給量Qsumと比較される判定値である。本実施の形態では、始動時の温度環境に基いて始動時要求量Qreqを可変に設定する構成としている。ここで、温度環境とは、例えば外気温、エンジンの機関温度などである。ECU70には、外気温(吸気温)と機関温度(例えば、冷却水温)とに基いて、始動時要求量Qreqを算出するための始動時要求量算出マップデータが予め記憶されている。
次に、図3及び図4を参照して、上述した制御を実現するための具体的な処理について説明する。まず、図3は、本発明の実施の形態1において、ECUにより実行される気化燃料生成制御を示すフローチャートである。図3に示すルーチンは、エンジンの運転中に繰返し実行されるものとする。
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、前記実施の形態1とほぼ同様の構成及び制御(図1〜図4)を採用しているものの、気化燃料の供給停止時に、気化燃料供給弁及び大気導入弁の閉弁速度を制限する構成としたことを特徴としている。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
気化燃料の供給停止時には、気化燃料供給弁40と大気導入弁42とを全開位置から急激に閉弁すると、サージタンク20内に大きな圧力変動が生じ易い。そこで、本実施の形態では、これらの弁40,42の閉弁速度を制限する構成としている。具体的に述べると、まず、気化燃料供給弁40と大気導入弁42とは、例えば入力信号の電圧に応じて弁開度が連続的に変化する電磁弁により構成されている。そして、ECU70は、気化燃料の供給を停止するときに、PWM(Pulse Width Modulation)等の手段により弁40,42に入力する信号電圧を全開用の電圧から全閉用の電圧に向けて徐々に変化させる。この結果、気化燃料供給弁40と大気導入弁42とは、全開位置から全閉位置に向けて緩やかに閉弁するようになり、閉弁速度が低下する。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態は、前記実施の形態1とほぼ同様の構成及び制御(図1、図2、図3)を採用しているものの、気化燃料の供給停止時にスロットルバルブを開弁してから、気化燃料供給弁と大気導入弁とを閉弁させる構成としたことを特徴としている。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
気化燃料の供給停止時には、気化燃料供給弁40と大気導入弁42とを閉弁するが、このときにサージタンク20の密閉度が高いと、タンク内の圧力変動が増大し易い。このため、本実施の形態では、供給停止用の閉弁動作(弁40,42の閉弁動作)を実行する前に、スロットルバルブ18を所定の開度まで開弁し、その後に弁40,42を閉弁する構成としている。ここで、所定の開度とは、例えば吸気通路12に必要以上の空気を流入させず、かつサージタンク20内の圧力変動が緩和されるような中間開度に設定される。
次に、図7を参照しつつ、上述した制御を実現するための具体的な処理について説明する。図7は、本発明の実施の形態3において、ECUにより実行される制御を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、実施の形態1の図4に代えて、エンジンの運転中に繰返し実行されるものとする。
12 吸気通路
14 排気通路
16 エアクリーナ
18 スロットルバルブ
20 サージタンク(吸気通路)
22 吸気マニホールド(吸気通路)
24 吸気ポート(吸気通路)
26 吸気ポート噴射弁(燃料噴射弁)
28 筒内噴射弁(燃料噴射弁)
32 燃料タンク
34 スタータモータ
36 気化燃料タンク
38 タンク内噴射弁(タンク内燃料供給手段)
40 気化燃料供給弁
42 大気導入弁
44 リリーフ弁
52 吸気圧センサ
54 吸気温センサ
56 タンク圧センサ
58 タンク温度センサ
60 燃料性状センサ
70 ECU
Claims (5)
- 燃料を貯留する燃料タンクと、
前記燃料タンク内の燃料を吸気通路及び/又は燃焼室に噴射する燃料噴射弁と、
前記吸気通路に接続され、前記燃料が気化した気化燃料を蓄える気化燃料タンクと、
前記燃料タンク内の燃料を前記気化燃料タンクに供給するタンク内燃料供給手段と、
前記気化燃料タンクと前記吸気通路との接続部を開,閉する常閉の気化燃料供給弁と、
内燃機関の運転中に前記気化燃料供給弁を閉弁した状態で前記タンク内燃料供給手段を駆動し、前記気化燃料タンク内に気化燃料を生成する気化燃料生成手段と、
内燃機関の始動時に前記気化燃料供給弁を開弁し、運転中に前記気化燃料タンク内に蓄えられた気化燃料を前記吸気通路に供給する気化燃料供給手段と、
前記気化燃料供給手段により前記吸気通路に供給された気化燃料の量を算出する供給量算出手段と、
前記気化燃料の供給量が始動時の要求量に対応する所定の判定値を超えた場合に、前記気化燃料供給弁を閉弁して気化燃料の供給を停止し、前記燃料噴射弁の燃料噴射に切換える燃料形態切換手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 始動時の温度環境に応じて前記判定値を可変に設定する判定値可変手段を備えてなる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記気化燃料タンクの内部と外部空間とを連通可能な位置に設けられ、気化燃料の供給時に前記気化燃料供給弁と一緒に開弁する常閉の大気導入弁を備え、
前記燃料形態切換手段は、前記気化燃料供給弁と前記大気導入弁とを閉弁することにより気化燃料の供給を停止し、かつ当該閉弁時に前記気化燃料供給弁及び前記大気導入弁の閉弁速度を制限する構成としてなる請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記気化燃料供給弁の上流側で前記吸気通路に設けられたスロットルバルブと、
前記燃料形態切換手段により気化燃料の供給を停止するときに、供給停止用の閉弁動作が実行される前に前記スロットルバルブを開弁するスロットル開弁手段と、
を備えてなる請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記燃料としてアルコール燃料を用いてなる請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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