JP4186369B2 - 電子制御式燃料噴射装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、二輪自動車に搭載されるエンジンに燃料を噴射させる電子制御式燃料噴射装置に関するもので、特に電気的に燃料噴射量を制御しエンジンに燃料を噴射させる電子制御式燃料噴射装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開昭48−17021号公報においては、蓄圧タンクを持ち、フューエルポンプを間欠的に駆動してエンジンに燃料を供給する電子制御式燃料噴射装置(従来の技術)が記載されている。この電子制御式燃料噴射装置は、蓄圧タンクに一時的に燃料を溜めることで、従来のオーバーフロー制御の不具合を克服している。しかるに、燃料は、非圧縮性流体のため、蓄圧タンクまたはその蓄圧タンクの周辺に燃料圧力維持機構が必要となる。その燃料圧力維持機構は、特開昭48−17021号公報に示されているようにバネ式が一般的に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の電子制御式燃料噴射装置においては、バネ式の燃料圧力維持機構が採用されているが、バネ式はストロークを大きくとると燃料圧力が変わってしまい、エンジンに供給する燃料量の過不足が生じ、空燃比を適正に維持することが困難となる。結果として、ドライバビリティが不良となるという問題が生じる。また、ストロークを小さくすると、受圧面積が大きくなり、巨大な蓄圧タンクが必要となるので、設置スペースが大きくなり、他のエンジン補機類と干渉してしまうという問題が生じる。したがって、従来の電子制御式燃料噴射装置を採用するためには、実質的にエンジンへの燃料噴射毎にフューエルポンプを駆動する必要があり、消費電流低減効果が期待できなかった。
【0004】
近年、二輪自動車においても、電子制御式燃料噴射装置が採用されるようになってきたが、この二輪自動車の場合には、バッテリ容量が小さく、発電機の発電能力も低いため、特にアイドル運転等のエンジンが軽負荷低回転の場合の消費電流の低減が求められている。なお、フューエルポンプの電流消費量は、通常、3〜4アンペアもあるため、フューエルポンプの作動を制限することで、エンジンが軽負荷低回転の場合の課題である消費電流低減を達成できる。この観点から蓄圧タンク+フューエルポンプの間欠駆動は非常に有効であるが、上記の電子制御式燃料噴射装置では、実質的に低減量が少なく、上述の効果が小さい。
【0005】
【発明の目的】
本発明の目的は、バッテリ容量が小さく、発電機の発電能力が低い二輪自動車において、アイドル運転等のエンジンが軽負荷低回転の時に、システムの消費電流を実質的に低減することのできる電子制御式燃料噴射装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、燃料圧力検出手段にて検出した蓄圧タンク内の燃料圧力が第1所定値まで上昇した時には、フューエルポンプを停止させる。そして、燃料圧力検出手段にて検出した蓄圧タンク内の燃料圧力が第1所定値よりも低圧の第2所定値まで降下した時には、フューエルポンプを駆動させて燃料圧力を第1所定値まで昇圧する制御を交互に繰り返す間欠駆動を実行する。
【0007】
それによって、バッテリ容量が小さく、発電機の発電能力が低い二輪自動車においても、アイドル運転等のエンジンが軽負荷低回転の時に、フューエルポンプを間欠的に駆動することができ、しかもフューエルポンプの停止時間を長くとることができるので、システム消費電流を実質的に低減することができる。これにより、二輪自動車のバッテリ上がりを防止することができる。
【0008】
そして、エンジン回転速度検出手段にて検出したエンジン回転速度が低回転域と高回転域との間では、第1所定値および第2所定値が、エンジン回転速度の増加に伴って、一定の圧力差を保ちながら同時に増加するように制御される。
【0009】
それによって、エンジンが軽負荷低回転の時にインジェクタに供給する燃料圧力を低下させることができるので、インジェクタの弁部の開弁時間を通常よりも長くすることができ、最低必要開弁時間を確保できる。また、エンジンが高負荷高回転の時にインジェクタに供給する燃料圧力を上昇させることができるので、インジェクタの弁部の開弁時間を通常よりも短くすることができ、例えばエンジン回転速度で自動的に決まってしまう、最大開弁時間の範囲内でより多くの燃料を供給(必要量を噴射)することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、フューエルポンプを停止させる時の基準となる第1所定値とフューエルポンプを起動させる時の基準となる第2所定値との圧力差を40kPa以上とすることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔第1比較例の構成〕
発明の実施の形態を実施例および比較例に基づき図面を参照して説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に対する第1比較例を示したもので、図1は二輪自動車用単気筒4サイクルエンジンの概略構造を示した図である。
【0012】
本比較例の電子制御式燃料噴射装置は、二輪自動車用単気筒4サイクルエンジン(以下エンジンと略す)1に必要な燃料(例えばガソリン)を供給する装置で、エンジン1の状態を検出する各種センサとエンジン制御装置(以下エンジンECUと呼ぶ)10とから構成され、常に適切な空燃比となるように燃料噴射量を自動的にコントロールするものである。
【0013】
エンジン1は、吸入空気を濾過するエアクリーナ2と、このエアクリーナ2で濾過された空気をシリンダ3内に吸入するための吸気管4と、シリンダ3内に燃料を噴射するインジェクタ5と、点火コイル8の2次コイル側に接続された点火プラグ9と、エンジン1により回転駆動される発電機(図示せず)とを備えている。なお、発電機は、エンジン1が回転すると、電気負荷へ必要な電力を供給すると共に、バッテリ37を充電している。
【0014】
なお、エンジン1のシリンダ3は、シリンダブロック11とシリンダヘッド12等により形成されている。そして、シリンダヘッド12の吸入ポートは、吸気弁(インテークバルブ)13により開閉され、シリンダヘッド12の排気ポートは、排気弁(エキゾーストバルブ)14により開閉される。
【0015】
また、シリンダ内には、ピストン15が摺動自在に配設されている。吸気管4の途中には、スロットルボデー16およびサージタンク17が設けられている。なお、スロットルボデー16内には、エンジン1に入る吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ18が回動自在に支持されている。
【0016】
インジェクタ5は、エンジン1のシリンダヘッド12の吸気ポート近傍に組み付けられて、エンジンECU10からの噴射信号によりシリンダ3に燃料を噴射するための電磁作動式の燃料噴射弁である。このインジェクタ5は、噴射孔が形成されたバルブホルダー等の弁本体、噴射孔を開閉するニードルバルブ等の弁体、および通電されると弁体と一体化されたプランジャを吸引する電磁コイル等から構成されている。
【0017】
そして、インジェクタ5は、電動式のフューエルポンプ6にて加圧された燃料を蓄圧する蓄圧タンク7から燃料が供給される。このため、インジェクタ5の開弁時に、エンジン1に噴射される噴射圧力は、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力に相当するものとなる。したがって、噴射圧力は、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力を増減することにより変更することができる。
【0018】
フューエルポンプ6は、燃料配管内に設置するインライン式のフューエルポンプが使用され、燃料タンク19から燃料を汲み上げて加圧し蓄圧タンク7に加圧した燃料を圧送するポンプ部と、このポンプ部を回転駆動するモータ部とから構成されている。なお、フューエルポンプ6として燃料タンク19内に設置するインタンク式のフューエルポンプを使用しても良い。
【0019】
蓄圧タンク7は、フューエルポンプ6から圧送された燃料を一時的に蓄圧する蓄圧室(図示せず)と、この蓄圧室の燃料圧力を受けるダイヤフラム(図示せず)と、このダイヤフラムによって蓄圧室と気密的に区画された大気室(図示せず)とを有している。
【0020】
ここで、ダイヤフラムは、大気室に配されたスプリングによって蓄圧室側へ付勢されており、蓄圧室の燃料圧力とスプリングの付勢力が釣り合った位置に変位する燃料圧力維持機構を構成する。また、蓄圧タンク7の蓄圧室の可動容積は、エンジンが軽負荷低回転の時に、電子制御式燃料噴射装置(システム)の消費電流を低減する目的で、フューエルポンプ6への通電を停止(OFF)するフューエルポンプOFF時間を例えば5分間もとることが可能な容積(例えば10cc〜20cc程度)に設定されている。
【0021】
点火コイル8は、鉄心の回りに2次コイルと1次コイルとを重ねて巻いてあり、エンジンECU10からの点火信号により2次コイル側に点火に必要な高電圧を発生させるための一種の変圧器である。
【0022】
点火プラグ9は、エンジン1のシリンダヘッド12に組み付けられて、エンジン1のクランクシャフト(図示せず)の2回転につき1回、点火コイル8の2次コイルより出される点火エネルギーを受けてシリンダ3内に吸い込まれた混合気を点火するものである。
【0023】
本比較例の燃料噴射制御および点火時期制御を行うエンジンECU10の内部には、周知の構成のマイクロコンピュータ(CPU)21、アナログマルチプレクサ22、A/D変換器23、ディジタル入力回路24、記憶装置(RAM、ROM)25および駆動回路(ドライブ回路)26〜28等を有している。
【0024】
そして、アナログマルチプレクサ22には、エンジン1の吸気管圧力を検出するプレッシャセンサ31と、エンジン回転速度を検出すると共に、クランク角信号を発生するクランク角センサ32と、スロットルバルブ18の開度を検出するスロットルポジションセンサ33と、エンジン1の冷却水の温度を検出する水温センサ34と、エンジン1が吸入する空気の温度を検出する吸気温センサ35と、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力を検出する燃料圧センサ36とからの各センサ信号、バッテリ37からのバッテリ電圧信号、およびエンジン始動中であることを検出するためのスタータ信号が入力される。
【0025】
そして、マイクロコンピュータ21は、本発明のポンプ制御手段に相当するもので、プレッシャセンサ31からの吸気圧信号をA/D変換して入力し、エンジン1への吸入空気量を算出する。そして、マイクロコンピュータ21は、算出したエンジン1への吸入空気量、他のセンサからのセンサ信号およびバッテリ電圧信号に基づき、インジェクタ5からエンジン1に噴射供給される燃料噴射量の演算処理が実行され、駆動回路26を介してインジェクタ5に噴射信号を出力する。
【0026】
さらに、マイクロコンピュータ21は、各センサ信号およびバッテリ電圧信号に基づき、エンジン1の点火時期の演算処理が実行され、駆動回路27を介して点火コイル8に点火信号を出力する。また、マイクロコンピュータ21は、例えばエンジンが低回転軽負荷の時には、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力、またはその燃料圧力相当のパラメータに基づいて、駆動回路28を介してフューエルポンプ6に制御信号を出力してフューエルポンプ6を間欠的に駆動する。
【0027】
ここで、プレッシャセンサ31は、エンジン1の吸気管4内の圧力変化を電圧変化に置き換えて検出する半導体式圧力変換素子と、この半導体式圧力変換素子の出力信号を増幅するハイブリッドICとから構成され、ゴムホース38を介してサージタンク17と結ばれている。
【0028】
クランク角センサ32は、本発明のエンジン回転速度検出手段に相当するもので、エンジン1のクランクシャフトに固定された磁性体製のタイミングロータ41、このタイミングロータ41の外周側に配置されたピックアップコイル42、および磁束を発生させる永久磁石(マグネット)等で構成された電磁式センサ(回転速度検出手段)である。なお、マイクロコンピュータ21は、クランク角信号のパルス間隔を計算することで、エンジン回転速度を検出する。
【0029】
本比較例では、エンジン1の1周期、つまりクランクシャフトが2回転(720°)する間に、12個または24個または48個のクランク角(1パルス45°CAまたは1パルス30°CAまたは1パルス15°CA)が発生するように、タイミングロータ41の外周面に突起部43を6個または12個または24個設けている。
【0030】
燃料圧センサ36は、本発明の燃料圧力検出手段に相当するもので、蓄圧タンク7に取り付けられて、蓄圧室内の圧力に比例した変位または歪を発生する1次変換素子と変位または歪を電気量(燃圧信号)に変換する2次変換素子とを組み合わせた歪ゲージ式圧力センサが使用されている。なお、燃料圧センサ36としては、歪ゲージ式圧力センサだけでなく、半導体圧力センサ、可変リラクタンス式圧力センサ、作動変圧器式圧力センサを使用しても良い。
【0031】
〔第1比較例の制御方法〕
次に、本比較例の電子制御式燃料噴射装置のフューエルポンプ6の制御方法を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。ここで、図2はエンジンECUによるフューエルポンプ制御ルーチンを示したフローチャートである。
【0032】
エンジンECU10にスタータ信号が入力されると、図2のフューエルポンプ制御ルーチンが開始される。先ず、クランク角センサ32からのクランク角信号に基づいてエンジン回転速度(NE)を検出し、記憶装置25にエンジン回転速度(NE)を取り込む(ステップS1)。
【0033】
次に、エンジンがアイドル運転等のエンジン回転速度が低回転域(低回転領域)であるか否かを判定する。すなわち、取り込んだエンジン回転速度(NE)が所定値(例えば3000rpm)以下であるか否かを判定する(エンジン回転速度検出手段:ステップS2)。この判定結果がNOの場合、つまりアイドル運転等のエンジン回転速度が低回転域ではない場合には、通常のポンプ制御を行う(ステップS3)。その後に、リターンする。なお、所定値を外気温、冷却水温等のエンジン温度や吸気温等のパラメータによって変更可能な可変値としても良い。
【0034】
通常のポンプ制御の場合に、エンジン回転速度が高回転域(高回転領域)の時には、エンジン1により回転駆動される発電機の発電能力(充電能力)は満足できるものである。この領域の場合には、フューエルポンプ6を常時運転してもバッテリ37から過剰な電力を使用することにはならない。このため、エンジン回転速度が所定値(例えば3000rpm)を越える場合には、フューエルポンプ6を作動(ON)し続けるようにしても良い。
【0035】
あるいは、通常のポンプ制御の場合には、図3のグラフに示したように、フューエルポンプOFF設定燃料圧力(P1 )をエンジン回転速度(NE)の増加に応じて高く設定して、フューエルポンプ6を間欠的に駆動しても良い。
【0036】
また、ステップS2の判定結果がYESの場合、つまりエンジン回転速度が低回転域である場合には、燃料圧センサ36からの燃圧信号に基づいて蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)を検出し、記憶装置25に蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)を取り込む(ステップS4)。
【0037】
次に、フューエルポンプ6がON作動中であるか否かを判定する。すなわち、フューエルポンプON/OFFフラグ(XFP)が1(XFP=1)であるか否かを判定する(ステップS5)。この判定結果がYESの場合には、蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)が第1所定値(低回転第1所定値、フューエルポンプOFF設定燃料圧力(P1 ):例えば140kPa)以上に上昇しているか否かを判定する(ステップS6)。この判定結果がNOの場合には、フューエルポンプ6のON作動を継続して、リターンする。
【0038】
また、ステップS6の判定結果がYESの場合には、フューエルポンプON/OFFフラグ(XFP)を0(フューエルポンプOFF)に変更する(ステップS7)。次に、フューエルポンプ6への通電を停止(OFF)する(ステップS8)。その後に、リターンする。
【0039】
また、ステップS5の判定結果がNOの場合には、蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)が第2所定値(フューエルポンプON設定燃料圧力(P2 ):例えば100kPa)以下に低下しているか否かを判定する(ステップS9)。この判定結果がNOの場合には、フューエルポンプ6のOFFを継続して、リターンする。
【0040】
また、ステップS9の判定結果がYESの場合には、フューエルポンプON/OFFフラグ(XFP)を1(フューエルポンプON)に変更する(ステップS10)。次に、フューエルポンプ6を通電(ON)する(ステップS11)。その後に、リターンする。
【0041】
〔第1比較例の作用〕
次に、本比較例の電子制御式燃料噴射装置の作用を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。
【0042】
エンジン回転速度がアイドル運転等の低回転の場合、すなわち、エンジンECU10によって検出されたエンジン回転速度(NE)が所定値(例えば3000rpm)以下の場合には、図4(b)のタイムチャートに示したように、エンジンECU10の駆動回路28からフューエルポンプ6へ制御信号が出されてフューエルポンプ6への通電が開始(ON)される。
【0043】
すると、図4(a)のタイムチャートに示したように、フューエルポンプ6が瞬時に蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力を第1所定値(フューエルポンプOFF設定燃料圧力(P1 ):例えば140kPa)以上に昇圧させる。このとき、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力が第2所定値(例えば100kPa)以下の値から第1所定値(例えば140kPa)以上の値まで昇圧するのに必要な時間(フューエルポンプON時間)は例えば1秒間である。
【0044】
そして、図4(a)、(b)のタイムチャートに示したように、燃料圧センサ36によって検出される蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力が、第1所定値(例えば140kPa)以上に上昇すると、エンジンECU10の駆動回路28からフューエルポンプ6へ制御信号が出されてフューエルポンプ6への通電が停止(OFF)される。
【0045】
その後は、エンジン1の2回転につき1回、エンジンECU10の駆動回路26からインジェクタ5へ噴射信号が出されてインジェクタ5の弁体が開弁して、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力に対応した噴射圧力の燃料噴射を行われる。そして、インジェクタ5が噴射を行う度に、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力は低下していく。
【0046】
それによって、図4(a)、(b)のタイムチャートに示したように、燃料圧センサ36によって検出される蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力が、第2所定値(フューエルポンプON設定燃料圧力(P2 ):例えば100kPa)以下に低下すると、エンジンECU10の駆動回路28からフューエルポンプ6へ制御信号が出されてフューエルポンプ6への通電が再開(ON)される。
【0047】
ここで、エンジンECU10は、エンジン1への吸入空気量、他のセンサからのセンサ信号およびバッテリ電圧信号に基づき、インジェクタ5からエンジン1に噴射供給される燃料噴射量の演算処理が実行される。具体的には、エンジン1への吸入空気量とエンジン回転速度とから基本噴射時間を算出し、これに燃料圧センサ36およびその他のセンサ(例えばスロットルポジションセンサ33、水温センサ34、吸気温センサ35等)からのセンサ信号による補正を加えて、総噴射時間(燃料噴射量)が決定される。
【0048】
なお、基本噴射時間は、エンジン回転速度と吸入空気量とで決まるが、吸入空気量が少ない程、すなわち、エンジンが軽負荷である程、短くなる。
【0049】
エンジンがアイドル運転等の軽負荷低回転の時には、フューエルポンプ6をOFFしてから再度ONするまで、つまり蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力が第1所定値から第2所定値以下に低下するまで、インジェクタ5の総噴射時間が短いのも手伝って例えば5分間〜10分間程度かかる。これによって、特にエンジンが低回転軽負荷の場合のフューエルポンプ6のOFF時間を多くとることができるので、フューエルポンプ6の消費電流を大幅に軽減することができる。
【0050】
〔第1比較例の効果〕
以上のように、バッテリ容量が小さく、発電機の発電能力が低い二輪自動車においても、エンジンがアイドル運転等の軽負荷低回転の場合には、図4(a)、(b)のタイムチャートに示したように、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力に基づいて、フューエルポンプ6を間欠的に駆動することができる。実質的には、アイドル運転等の軽負荷時のフューエルポンプON時間は約1秒間程度となり、フューエルポンプOFF時間は約5分間程度となる。
【0051】
したがって、エンジンがアイドル運転等の軽負荷低回転の時に、第1所定値(P1 :フューエルポンプOFF設定燃料圧力)と第2所定値(P2 :フューエルポンプON設定燃料圧力)との圧力比を約1.4に設定し、第1所定値と第2所定値との圧力差を約40kPaに設定することで、フューエルポンプON時間に対してフューエルポンプOFF時間を非常に長くとることができるので、フューエルポンプ6が消費する電力が非常に少なくなり、システム全体の消費電流を実質的に低減することができる。これにより、二輪自動車のバッテリ上がりを防止することができる。
【0052】
〔第1実施例の制御方法〕
図5および図6は本発明の第1実施例を示したもので、図5はエンジンECUによるフューエルポンプ制御ルーチンを示したフローチャートである。
【0053】
エンジンECU10にスタータ信号が入力されると、図5のフューエルポンプ制御ルーチンが開始される。先ず、クランク角センサ32からのクランク角信号に基づいてエンジン回転速度(NE)を検出し、記憶装置25にエンジン回転速度(NE)を取り込む(ステップS21)。
【0054】
次に、取り込んだエンジン回転速度(NE)および図6のグラフに基づいて、第1所定値(フューエルポンプOFF設定燃料圧力(P1 f))を計算する。更に、取り込んだエンジン回転速度(NE)および図6のグラフに基づいて、第2所定値(フューエルポンプON設定燃料圧力(P2 f))を計算する(ステップS22)。
【0055】
次に、燃料圧センサ36からの燃圧信号に基づいて蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)を検出し、記憶装置25に蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)を取り込む(ステップS23)。
【0056】
次に、フューエルポンプ6がON作動中であるか否かを判定する。すなわち、フューエルポンプON/OFFフラグ(XFP)が1(XFP=1)であるか否かを判定する(ステップS24)。この判定結果がYESの場合には、蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)が第1所定値(P1 f(NE))以上に上昇しているか否かを判定する(ステップS25)。この判定結果がNOの場合には、フューエルポンプ6のON作動を継続して、リターンする。
【0057】
また、ステップS25の判定結果がYESの場合には、フューエルポンプON/OFFフラグ(XFP)を0(フューエルポンプOFF)に変更する(ステップS26)。次に、フューエルポンプ6への通電を停止(OFF)する(ステップS27)。その後に、リターンする。
【0058】
また、ステップS24の判定結果がNOの場合には、蓄圧タンク7の燃料圧力(Pf)が第2所定値(P2 f(NE))以下に低下しているか否かを判定する(ステップS28)。この判定結果がNOの場合には、フューエルポンプ6のOFFを継続して、リターンする。
【0059】
また、ステップS28の判定結果がYESの場合には、フューエルポンプON/OFFフラグ(XFP)を1(フューエルポンプON)に変更する(ステップS29)。次に、フューエルポンプ6を通電(ON)する(ステップS30)。その後に、リターンする。
【0060】
〔第1実施例の作用〕
次に、本実施例の電子制御式燃料噴射装置の作用を図5および図6に基づいて簡単に説明する。
【0061】
本実施例では、エンジン回転速度(NE)が低回転域(低回転領域:例えば3000rpm)以下の場合には、第1比較例と同様にして、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)が第1所定値(P1 f:フューエルポンプOFF設定燃料圧力、例えば140kPa)以上に上昇すると、フューエルポンプ6がOFFされる。また、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)が第2所定値(P2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力、例えば100kPa)以下に低下すると、フューエルポンプ6がONされる。
【0062】
そして、エンジン回転速度(NE)が高回転域(高回転領域:例えば6000rpm)以上の場合には、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)が第1所定値(P1 f:フューエルポンプOFF設定燃料圧力、例えば300kPa)以上に上昇すると、フューエルポンプ6がOFFされる。また、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)が第2所定値(P2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力、例えば260kPa)以下に低下すると、フューエルポンプ6がONされる。
【0063】
そして、エンジン回転速度(NE)が低回転域と高回転域との間では、第1所定値(P1 f:フューエルポンプOFF設定燃料圧力)および第2所定値(P2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力)が、エンジン回転速度(NE)が増速すれば略平行に増加するようにマイクロコンピュータ21で演算処理される。それによって、第1所定値および第2所定値をエンジン回転速度(NE)によって変更可能な可変値とすることで、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)およびインジェクタ5の噴射圧力をエンジン回転速度(NE)の増速に伴って変更することができる。
【0064】
すなわち、エンジン回転速度(NE)が低回転域の時には、エンジン1の1サイクル当りの燃料の噴射時間を長時間にし、且つ燃料噴射量を少なくしたいという要求があり、エンジン回転速度(NE)が高回転域の時には、エンジン1の1サイクル当りの燃料の噴射時間を短時間にし、且つ燃料噴射量を多くしたいという要求がある。このため、エンジン回転速度(NE)が高回転である程、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(インジェクタ5の噴射圧力)を高くすることで、燃料の噴射時間が短時間でも燃料噴射量を多くすることができる。
【0065】
〔第1実施例の効果〕
したがって、第1比較例と同様にして、アイドル運転等の軽負荷低回転の時に、フューエルポンプON時間に対してフューエルポンプOFF時間を非常に長くとることができるので、フューエルポンプ6の消費電流を軽減でき、システム全体の消費電流を実質的に低減することができる。また、簡単なフューエルポンプ制御方法で、フューエルポンプ6を駆動しつつ、燃料噴射量をエンジン負荷変動に対応して変更することができる。
【0066】
二輪自動車用単気筒4サイクルエンジン1は、四輪自動車用エンジンに比べて使用回転速度範囲が広いため、エンジン1に燃料を供給するインジェクタ5に要求される使用範囲も広いことが必要である。
【0067】
このインジェクタ5に要求される使用範囲を広げるためには、
▲1▼エンジン回転速度(NE)の低回転域にて、インジェクタ5に供給する燃料圧力を低下させることにより、インジェクタ5の弁体の開弁時間を通常よりも長くして、インジェクタ5に最低必要な開弁時間を確保できるようにさせる。
▲2▼エンジン回転速度(NE)の高回転域にて、インジェクタ5に供給する燃料圧力を上昇させることにより、インジェクタ5の弁体の開弁時間を通常よりも短くする。これにより、エンジン回転速度で自動的に決まってしまう、最大開弁時間の範囲でより多くの燃料を供給(必要量を噴射)することができる。
【0068】
したがって、第1所定値(P1 f:フューエルポンプOFF設定燃料圧力)および第2所定値(P2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力)をエンジン回転速度(NE)に応じて補正することで、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)をエンジン回転速度(NE)に応じて最適値に変更できるので、インジェクタ5のダイナミックレンジ幅が小さくても、燃料噴射量を大きく変えることができる。
【0069】
また、エンジン回転速度(NE)が低回転域となり、第1所定値(P1 f:フューエルポンプOFF設定燃料圧力)、第2所定値(P2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力)および蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力(Pf)が小さくなっても、二輪自動車ではエンジン1が走行風を受け易く熱がこもり難いので、蓄圧タンク7の蓄圧室内でのベーパの発生を抑えることができる。
【0070】
〔変形例〕
本実施例では、本発明のようなフューエルポンプ6の間欠駆動制御を、二輪自動車用単気筒4サイクルエンジン1の電子制御式燃料噴射装置に適用したが、本発明のようなフューエルポンプ6の間欠駆動制御を、二輪自動車用多気筒4サイクルエンジンの電子制御式燃料噴射装置に適用しても良い。
【0071】
本実施例では、本発明を、吸気管圧力から吸入空気量を推定した後に燃料噴射量および点火時期の計算を行う電子制御式燃料噴射装置に適用したが、吸気管圧力から直接燃料噴射量および点火時期の計算を行う電子制御式燃料噴射装置に適用しても良い。なお、エンジン1への吸入空気量は、エアフローメータ等の吸入空気量センサを設けて、直接検出しても良い。
【0072】
また、エンジン回転速度が低回転域であると判定するエンジン回転速度(NE)の所定値を二輪自動車のエンジン1のアイドル回転速度(例えば1500rpm)付近に設定しても良い。さらに、エンジン回転速度が低回転域であると判定するエンジン回転速度(NE)の所定値を発電機の発電能力またはバッテリ37の容量に応じて変更可能な可変値としても良い。
【0073】
本実施例では、エンジン回転速度(NE)が所定値以下の時に、低回転第1所定値(P1 :フューエルポンプOFF設定燃料圧力)と第2所定値(P2 :フューエルポンプON設定燃料圧力)との圧力比を約1.4に設定し、低回転第1所定値と第2所定値との圧力差を約40kPaに設定したが、エンジン回転速度(NE)が低下する程、第1所定値と第2所定値との圧力比を大きく設定しても良い。
【0074】
また、本実施例では、エンジン回転速度が高回転域の場合に、フューエルポンプ6を作動し続けるようにしたが、デューティ比制御等によりON/OFF動作させるようにしても良い。あるいは、プレッシャレギュレータ等により余剰燃料を燃料タンク19に戻しても良い。
【0075】
本実施例では、エンジン回転速度(NE)が増加すればする程、第1所定値(P1 f:フューエルポンプOFF設定燃料圧力)および第2所定値(P2 f:フューエルポンプON設定燃料圧力)が平行して増加するように演算処理を行っても良い。
【0076】
また、本実施例では、エンジン回転速度が高回転域の場合に、蓄圧タンク7の蓄圧室内の燃料圧力を検出してフューエルポンプ6をON/OFF動作させるようにしたが、フューエルポンプ6をデューティ比制御等によりON/OFF動作させるようにして所定の燃料圧力となるようにコントロールしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二輪自動車用単気筒4サイクルエンジンの概略構造を示した構成図である(第1比較例)。
【図2】 エンジンECUによるフューエルポンプ制御ルーチンを示したフローチャートである(第1比較例)。
【図3】 エンジン回転速度に対するフューエルポンプOFF設定燃料圧力の変化を示したグラフである(第1比較例)。
【図4】 (a)は蓄圧タンク内の燃料圧力の変化を示したタイムチャートで、(b)はフューエルポンプの作動状態を示したタイムチャートである(第1比較例)。
【図5】 エンジンECUによるフューエルポンプ制御ルーチンを示したフローチャートである(第1実施例)。
【図6】 エンジン回転速度に対するフューエルポンプON設定燃料圧力、フューエルポンプOFF設定燃料圧力の変化を示したグラフである(第1実施例)。
【符号の説明】
1 二輪自動車用単気筒4サイクルエンジン
5 インジェクタ
6 フューエルポンプ
7 蓄圧タンク
10 エンジンECU
19 燃料タンク
21 マイクロコンピュータ(ポンプ制御手段)
32 クランク角センサ(エンジン回転速度検出手段)
36 燃料圧センサ(燃料圧力検出手段)
Claims (2)
- (a)二輪自動車に搭載されたフューエルポンプと、
(b)このフューエルポンプにて加圧された燃料を蓄圧する蓄圧タンクと、
(c)この蓄圧タンクに蓄圧された燃料をエンジンに噴射するインジェクタと、
(d)前記蓄圧タンク内の燃料圧力を検出する燃料圧力検出手段と、
(e)エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、
(f)前記燃料圧力検出手段にて検出した前記蓄圧タンク内の燃料圧力が第1所定値まで上昇した時、前記フューエルポンプを停止させ、前記燃料圧力検出手段にて検出した前記燃料圧力が前記第1所定値よりも低圧の第2所定値まで降下した時に、前記フューエルポンプを駆動させて前記燃料圧力を第1所定値まで昇圧する制御を交互に繰り返す間欠駆動を実行するポンプ制御手段と
を備えた電子制御式燃料噴射装置であって、
前記ポンプ制御手段は、前記エンジン回転速度検出手段にて検出したエンジン回転速度が低回転域と高回転域との間において、前記エンジン回転速度の増加に伴って、前記第1所定値および前記第2所定値が、一定の圧力差を保ちながら同時に増加するように制御することを特徴とする電子制御式燃料噴射装置。 - 請求項1に記載の電子制御式燃料噴射装置において、
前記第1所定値と前記第2所定値との圧力差は、40kPa以上であることを特徴とする電子制御式燃料噴射装置。
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