JP2001220519A - インクジェット記録用金属キレート色素及びこれを用いた水系インクジェット記録液 - Google Patents

インクジェット記録用金属キレート色素及びこれを用いた水系インクジェット記録液

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JP2001220519A
JP2001220519A JP2000033081A JP2000033081A JP2001220519A JP 2001220519 A JP2001220519 A JP 2001220519A JP 2000033081 A JP2000033081 A JP 2000033081A JP 2000033081 A JP2000033081 A JP 2000033081A JP 2001220519 A JP2001220519 A JP 2001220519A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インクジェット記録用の水溶性色素として使
用した場合、色調の鮮明性、耐光性、溶解性、保存安定
性などが良好な色素を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表されるアゾ系化合
物と、金属元素から形成される水溶性アゾ金属キレート
化合物であることを特徴とするインクジェット記録用金
属キレート色素。 (式中、一般式(1)は分子内に少なくとも1個以上の
親水性基を有するアゾ系化合物であり、X1 は少なくと
も1つの5〜7員環の複素環を形成するのに必要な複数
個の原子を表す。Y1 は互いに異なってもよく、各々独
立に、SO3M基、置換されていても良いスルファモイ
ル基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていて
もよいアルキル基、置換されていてもよいアシル基、カ
ルボキシル基、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。Mは
水素原子、アルカリ金属、置換されていても良いアンモ
ニウム又は有機アミン類を表す。nは0〜3の整数を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
用水溶性色素及びこれを用いた水系インクジェット記録
液に関するものである。詳しくは、特にインクジェット
記録に適した水溶性アゾ金属キレート化合物からなる金
属キレート色素及びこれを用いた水系インクジェット記
録液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直接染料や酸性染料等の水溶性染料を含
む記録液の液滴を微小な吐出オリフィスから飛翔させて
記録を行う、いわゆるインクジェット記録方法が実用化
されている。この記録液に関しては、電子写真用紙のP
PC(プレイン ペーパー コピア)用紙、ファンホー
ルド紙(コンピューター等の連続用紙)等の一般事務用
に汎用される記録紙に対する定着が速く、しかも印字物
の印字品位が良好であること、即ち印字ににじみがなく
輪郭がはっきりしていることが要求されると共に、記録
液としての保存時の安定性も優れていることが必要であ
り、従って使用できる溶剤が著しく制限される。
【0003】記録液用の染料に関しては、上記のような
限られた溶剤に対して充分な溶解性を有すると共に、記
録液として長期間保存した場合にも安定であり、また印
字された画像の彩度及び濃度が高く、しかも耐水性、耐
光性に優れていること等が要求されている。一方、イン
クジェット記録方法において、フルカラー画像を形成す
るには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の3原色、或いはこれにブラック(Bk)、用途
によってはオレンジ(O)、グリーン(G)を加えたイ
ンクを使用し、各々のインクの吐出量を制御することに
より、被記録材上で、これらの色が混色されて画像を形
成する。更に、フルカラー画像の形成に際しては、色の
違いだけでなく、色の濃淡も表現する必要がある。濃淡
部は、通常、色素濃度の異なる2種以上のインクを用い
て形成される。
【0004】しかし、従来のインクジェット用色素に関
しては、光照射による画像の褪色、即ち耐光性が乏しい
ことが問題となっており、とりわけ、色素濃度の低いイ
ンクを用いる淡色部の耐光性が低いことが問題であり、
これ等多くの要求を同時に満足するインクジェット用色
素が求められていた。特に、従来、記録液に使用されて
いるマゼンタ色素においては、市販の染料である金属を
含有しない直接染料(C.I.DR−227)や酸性染
料(C.I.AR−249)が用いられてきた。(尚
「C.I.」は「カラーインデックス」を示し、「A
R」は「アシッドレッド」を示し、「DR」は「ダイレ
クトレッド」を示す。) 直接染料は、色調が不鮮明であり、逆に色調の鮮明な酸
性染料は耐光性が劣る傾向にある。又、従来より、含金
属アゾ系の色素は耐光性は良好であるが、色調がくす
み、不鮮明であり、色調と耐光性の両者を満足するイン
クジェット用色素の開発が望まれていた。
【0005】特開昭63−30572号公報には、キノ
リン環とベンゼン環またはナフタレン環を有するアゾ化
合物の金属キレート色素を用いたインクジェット記録液
が記載されているが、耐光性には優れるものの、十分な
彩度が得られないという問題があった。また、特開平8
−156399号公報には、様々な構造を有するアゾ化
合物の金属キレート色素をインクジェット記録液を用い
ることが記載されており、その中で例えばD−37等に
例示されるように、キノリン環を有するアゾ化合物の金
属キレート色素が開示されているが、性能としては不十
分であった。このように、これら公知の色素は、インク
ジェット記録用色素に要求される色調の鮮明性、耐光
性、溶解性、保存安定性等の性質が必ずしも十分満足し
得るものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録用として、普通紙に記録した場合にも印字品位
が良好であると共に、記録画像の色調が鮮明で濃度が高
く、耐光性に優れており、また色素の溶解性あるいは長
期間保存した場合の安定性が良好であるインクジェット
記録用水溶性色素及びこれを用いた水系インクジェット
記録液を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは特定のアゾ
系化合物と金属元素とのアゾキレート化合物である水溶
性色素を使用することにより上記目的を達成した。即ち
本発明の要旨は、下記一般式(1)で表されるアゾ系化
合物と、金属元素から形成される水溶性アゾ金属キレー
ト化合物であるインクジェット記録用金属キレート色
素、及びこの金属キレート色素から選ばれる少なくとも
1種の色素と水性媒体とを含有する水系インクジェット
記録液、に存する。
【0008】
【化7】
【0009】(式中、一般式(1)は分子内に少なくと
も1個以上の親水性基を有するアゾ系化合物であり、X
1 は少なくとも1つの5〜7員環の複素環を形成するの
に必要な複数個の原子を表す。X1 を含む複素環は複素
環上に置換基を有していてもよく、複素環上の置換基が
さらに縮合して縮合環を形成してもよい。X1 を含む縮
合複素環は置換されていても良い。Y1は互いに異なっ
てもよく、各々独立に、SO3M基、置換されていても
良いスルファモイル基、置換されていてもよいアミノ
基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
もよいアシル基、カルボキシル基、ハロゲン原子又はニ
トロ基を表す。Mは水素原子、アルカリ金属、置換され
ていても良いアンモニウム又は有機アミン類を表す。n
は0〜3の整数を表す。)
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の金属キレート色素は、前記一般式(1)で表さ
れるアゾ系化合物と、金属元素から形成される水溶性の
アゾ金属キレート化合物である。X1 は、少なくとも1
つの5〜7員環の複素環を形成するのに必要な複数個の
原子を表し、X1 を含む複素環は、好ましくはイミダゾ
ール環、ピラゾール環、イソオキサゾール環、チアゾー
ル環、チアジアゾール環、ピリジン環、ピリダジン環、
ピリミジン環、ピラジン環、ベンゾチアゾール環、ベン
ズオキサゾール環、またはベンズイミダゾール環等であ
る。中でも、X1 を含む複素環がイミダゾール環、ピラ
ゾール環、チアゾール環、チアジアゾール環またはピリ
ジン環であるのが特に好ましい。
【0011】X1 を含む複素環は複素環上に1個以上の
置換基を有していてもよく、複素環上の置換基がさらに
縮合して縮合環を形成してもよい。その場合、複素環上
の置換基は各々独立に、置換されていてもよいアルキル
基(例えばメチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアル
キル基、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、ト
リフルオロメチル基等)、置換されていてもよいアリー
ル基(好ましくは炭素数6〜10のアリール基、例えば
フェニル基、ナフチル基等)、置換されていてもよいア
ラルキル基(ベンジル基等、好ましくは総炭素数7〜1
0のもの)、置換されていてもよいアリル基(例えばビ
ニル基、2−プロペニル基等)、置換されていてもよい
アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜6のアルコキシ
基、例えば、メトキシ基、エトキシ基等)、置換されて
いてもよいアリールオキシ基(例えば、フェノキシ基
等)、置換されていてもよいアシルオキシ基(好ましく
はアセチルオキシ基等の炭素数2〜7のアルカノイルオ
キシ基、ベンゾイルオキシ基等)、置換されていてもよ
いアルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜7の
アルコキシカルボニル基、例えばメトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基等)、置換されていてもよい
アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボ
ニル基、ナフチルオキシカルボニル基等)、置換されて
いてもよいカルバモイル基、置換されていてもよいアシ
ル基(例えばアセチル基等の炭素数2〜10のアシル基
等)、カルボキシル基、水酸基、シアノ基、置換されて
いてもよいアシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基等
の炭素数2〜7のアルカノイルアミノ基、ベンゾイルア
ミノ基等)、ニトロ基、ハロゲン原子(例えば塩素原
子、臭素原子、フッ素原子等)、ホスホノ基、スルホ
基、メルカプト基、置換されていてもよいアルキルチオ
基(例えばメチルチオ基、エチルチオ基等の炭素数1〜
6のアルキルチオ基)、置換されていてもよいアルキル
スルホキシ基(例えばメチルスルホキシ基、エチルスル
ホキシ基等の炭素数1〜6のアルキルスルホキシ基
等)、置換されていてもよいアルキルスルホニル基(例
えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基等の炭素
数1〜6のアルキルスルホニル基等)、またはチオシア
ナト基から選ばれるのが好ましい。中でも、一般式
(1)において、X1 を含む複素環が下記一般式(2)
〜(6)で表される金属キレート色素であるのが好まし
い。
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R1 は互いに異なっていても良
く、各々独立に、置換されていてもよいアルキル基、置
換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい
アラルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置
換されていてもよいアリールオキシ基、置換されていて
もよいアシルオキシ基、置換されていてもよいアルコキ
シカルボニル基、置換されていてもよいアリールオキシ
カルボニル基、カルボキシル基、置換されていてもよい
カルバモイル基、水酸基、置換されていてもよいアシル
基、シアノ基、置換されていてもよいアシルアミノ基、
ニトロ基、ハロゲン原子、スルホ基、メルカプト基、置
換されていてもよいアルキルチオ基、及びチオシアナト
基から選ばれる基であり、R1 はさらにイミダゾール環
とともに縮合環を形成していても良い。cは0〜2の整
数を表す。R2 は水素原子、置換されていてもよいアル
キル基、置換されていてもよいアリール基、または置換
されていてもよいアリル基を表す。) 中でも、上記一般式(2)で表される複素環のうち、下
記一般式(2′)である場合がより好ましい。
【0014】
【化9】
【0015】(式中、R1′、R1″は各々独立に、シア
ノ基、カルボキシル基、または置換されていてもよいア
ルコキシカルボニル基を表す。)
【0016】
【化10】
【0017】(式中、R3 は互いに異なっていても良
く、各々独立に、置換されていてもよいアルキル基、置
換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい
アラルキル基、置換されていてもよいアルコキシカルボ
ニル基、置換されていてもよいアリールオキシカルボニ
ル基、カルボキシル基、置換されていてもよいカルバモ
イル基、水酸基、シアノ基、またはスルホ基を表す。d
は0〜2の整数を表す。R 4 は水素原子、置換されてい
てもよいアルキル基、または置換されていてもよいアリ
ール基を表す。)
【0018】
【化11】
【0019】(式中、R5 は互いに異なっていても良
く、各々独立に、置換されていてもよいアルキル基、置
換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい
アラルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置
換されていてもよいアリールオキシ基、置換されていて
もよいアシルオキシ基、置換されていてもよいアルコキ
シカルボニル基、置換されていてもよいアリールオキシ
カルボニル基、カルボキシル基、水酸基、置換されてい
てもよいアシル基、シアノ基、置換されていてもよいア
シルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、スルホ基、置
換されていてもよいアルキルチオ基、または置換されて
いてもよいアリールチオ基を表し、R5 はさらにチアゾ
ール環とともに縮合環を形成していても良い。eは0〜
2の整数を表す。)
【0020】
【化12】
【0021】(式中、R6 は水素原子、置換されていて
もよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、
置換されていてもよいアラルキル基、メルカプト基、置
換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていても
よいアルキルスルホキシ基、または置換されていてもよ
いアルキルスルホニル基を表す。)
【0022】
【化13】
【0023】(式中、R7 は互いに異なっていても良
く、各々独立に、置換されていてもよいアルキル基、置
換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい
アラルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置
換されていてもよいアリールオキシ基、置換されていて
もよいアシルオキシ基、置換されていてもよいアルコキ
シカルボニル基、置換されていてもよいアリールオキシ
カルボニル基、カルボキシル基、水酸基、置換されてい
てもよいアシル基、シアノ基、置換されていてもよいア
シルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、スルホ基、置
換されていてもよいアルキルチオ基、または置換されて
いてもよいアリールチオ基を表し、fは0〜2の整数を
表す。)
【0024】また、前記一般式(1)におけるY1は、
SO3M、置換されていても良いスルファモイル基(例
えばスルファモイル基、N,N−ビス(カルボキシメチ
ルスルファモイル基等)、置換されていてもよいアミノ
基(例えばアミノ基、アセチルアミノ基、ジヒドロキシ
トリアジニルアミノ基等)、置換されていてもよいアル
キル基(例えばメチル、エチル基等の炭素数1〜6のア
ルキル基)、置換されていてもよいアシル基(例えばア
セチル基等の炭素数2〜10のアシル基等)、カルボキ
シル基、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子、フ
ッ素原子等)、又はニトロ基を表し、Mは水素原子、ア
ルカリ金属、置換されていても良いアンモニウム又は有
機アミン類を表す。キノリン環上のY1の置換位置とし
ては特に限定されるものではないが、キノリン環上の5
位にY1が存在するものが好ましい。
【0025】一般式(1)で表されるアゾ系化合物は、
分子内に親水性基を少なくとも1個以上有する化合物で
ある。かかる親水性基としては、例えばスルホ基、カル
ボキシル基、水酸基、アミノ基、ホスホノ基等が挙げら
れるが、これらの中でスルホ基又はカルボキシル基が好
ましい。本発明において(1)で表されるアゾ系化合物
とキレート化合物を形成する金属としては、例えば銀
(I)、アルミニウム(III)、金(III)、セリウム(I
II、IV)、コバルト(II、III)、クロム(III)、銅
(I、II)、ユウロピウム(III)、鉄(II、III)、ガリ
ウム(III)、ゲルマニウム(IV) 、インジウム(III)、
ランタン(III)、マンガン(II)、ニッケル(II)、パ
ラジウム(II)、白金(II、IV)、ロジウム(II、II
I)、ルテニウム(II、III 、IV)、スカンジウム(II
I)、ケイ素(IV)、サマリウム(III)、チタン(IV)、
ウラン(IV)、亜鉛(II)、ジルコニウム(IV)等が挙
げられる。
【0026】好ましくはニッケル(II)、コバルト(I
I、III)、銅(II)が挙げられる。金属錯体の製造に用
いる金属塩の陰イオンとしてはCl- 、Br- 、CH3
COO- 、SO4 2-等の一価または二価の陰イオンが挙
げられる。本発明で使用される色素は遊離酸型のまま使
用してもよいが製造時、塩型で得られた場合はそのまま
使用してもよいし、所望の塩型に変換してもよい。また
酸基の一部が塩型のものであってもよく、塩型の色素と
遊離酸型の色素が混在していてもよい。このような塩型
の例としてNa、Li、K等のアルカリ金属の塩、アル
キル基もしくはヒドロキシアルキル基で置換されていて
もよいアンモニウムの塩、又は有機アミンの塩があげら
れる。有機アミンの例として、低級アルキルアミン、ヒ
ドロキシ置換低級アルキルアミン、カルボキシ置換低級
アルキルアミン及び炭素数2〜4のアルキレンイミン単
位を2〜10個有するポリアミン等があげられる。これ
らの塩型の場合、その種類は1種類に限られず複数種混
在していてもよい。
【0027】また、本発明で使用する色素の構造におい
て、その1分子中に酸基が複数個含まれる場合は、その
複数の酸基は塩型あるいは酸型であり互いに異なるもの
であってもよい。これ等の色素の具体例としては、例え
ば以下の表−1から表−6に示す構造の色素が挙げられ
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】
【表6】
【0034】
【表7】
【0035】
【表8】
【0036】本発明の水溶性色素であるアゾ金属キレー
ト化合物は一般式(1)で表されるアゾ化合物と金属化
合物から製造することができる。一般式(1)で表され
るアゾ化合物は公知の方法であるジアゾ化カップリング
法、つまり
【0037】
【化14】
【0038】をジアゾ化し、
【0039】
【化15】
【0040】とカップリングさせることによって得られ
る。得られた一般式(1)のアゾ色素と金属化合物(例
えばNiCl2・6H2O、CuCl2・2H2Oなど)とを反応させるこ
とにより本発明化合物である水溶性のアゾ金属キレート
化合物を製造することができる。記録液中における前記
一般式(1)のアゾ系化合物と金属とのアゾキレート化
合物である水溶性色素の含有量としては、濃色インクは
記録液全量に対して合計で0.5〜5重量%、特に2〜
4.5重量%程度が好ましい。淡色インクを使用する場
合には、色素の含有量としては0.1〜2重量%、好ま
しくは0.1〜1.5重量%程度が好ましい。
【0041】また、本発明に用いられる水性媒体として
は、水及び水溶性有機溶剤として、例えばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール(重量平均分子量約190〜40
0)、グリセリン、N−メチルピロリドン、N−エチル
ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、チオ
ジエタノール、ジメチルスルホキシド、エチレングリコ
ールモノアリルエーテル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、2−ピロリドン、スルホラン、エチルアルコール、
イソプロパノール等を含有しているのが好ましい。これ
等の水溶性有機溶剤は、通常記録液の全量に対して1〜
45重量%の範囲で使用される。一方、水は記録液の全
量に対して50〜95重量%の範囲で使用される。
【0042】本発明の記録液に、その全量に対して0.
1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、
チオ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化
合物を添加したり、又0.001〜5重量%の界面活性
剤を添加することによって、印字後の速乾性及び印字品
位をより一層改良することができる。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例について更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれ等の実
施例に限定されるものではない。
【0044】(実施例1) (ジアゾ化カップリング)水265ml、35%塩酸2
6ml、2−アミノ−4,5−ジシアノイミダゾール1
2.9gの溶液を冷却し、5〜10℃にて亜硝酸ナトリ
ウム7.1gを水15mlに溶解した水溶液を加え、ジ
アゾ化した。スルファミン酸で過剰の亜硝酸ナトリウム
を分解し、ジアゾ液を得た。8−ヒドロキシキノリン−
5−スルホン酸24.0gを水300mlに溶解させ、
0〜5℃にてNaOH水溶液でpHを8.0〜9.0に
調整しながら先のジアゾ液を滴下した。生じた固形分を
濾過、水洗、乾燥して下記構造式(L1)に示す色素2
7.7gを得た。
【0045】
【化16】
【0046】(キレート化)構造式(L1)のアゾ色素
10.0gに水150mlを加え、NaOH水溶液でp
H10.0に調整し溶解させた。塩化ニッケル(II)6
水和物3.00g/水25mlの溶液を15〜25℃で
滴下した。反応中、NaOH水溶液でpHを9.0〜1
0.0に調整した。塩化ナトリウム3.0gを加え固形
分を濾取した。得られたウェットケーキに水150ml
を加え50〜55℃まで加熱して溶解させ、濾過した。
得られた濾液にイソプロピルアルコール450mlを加
え、析出物を濾取、乾燥して表−1、No.1−5のニ
ッケルキレート化合物5.3gを得た。得られたニッケ
ルキレート色素の最大吸収波長(水中)は445nmで
あった。
【0047】(実施例2)ジエチレングリコール10重
量部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル3重量
部、実施例1で得た前記No.1−5のニッケルキレー
ト色素3.0重量部、に水を加え、水酸化ナトリウム水
溶液でpHを9に調整して全量を100重量部とした。
この組成物を充分に混合して溶解し、孔径1μmのテフ
ロン(登録商標)フィルターで加圧濾過した後、真空ポ
ンプ及び超音波洗浄機で脱気処理して記録液を調製し
た。
【0048】得られた記録液を使用し、インクジェット
プリンター(商品名PM−750C、セイコーエプソン
社製品)を用いて、電子写真用紙(商品名4024紙、
ゼロックス社製品)、スーパーファイン専用紙(商品名
MJA4SP1、セイコーエプソン社製)、スーパーフ
ァイン専用光沢紙(商品名MJA4SP3、セイコーエ
プソン社製)、専用フォトプリント紙(商品名PMA4
SP1、セイコーエプソン社製)に各々インクジェット
記録を行い、鮮明なオレンジ色印字物を得た。また下記
(a)〜(b)の方法による諸評価を行った。
【0049】(a)記録画像の耐光性:キセノンフェー
ドメーター(アトラス社製)を用い、上記4種類の記録
紙に80時間照射したが、照射後の変退色は小さかっ
た。 (b)記録液の保存安定性:記録液をテフロン(登録商
標)製容器に密閉し、5℃及び60℃で1ケ月間保存し
た後の変化を調べたところ、不溶物の析出は認められな
かった。
【0050】
【発明の効果】本発明の色素は水溶解性に優れ、これを
用いた記録液は、水系インクジェット記録用として、普
通紙・専用紙に記録した場合、鮮明な記録物を得ること
ができ、その印字濃度及び耐光性が優れている他、記録
液としての保存安定性も良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 富雄 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 Fターム(参考) 2C056 EA04 EA13 FC02 2H086 BA53 BA56 4J039 BA29 BC05 BC07 BC09 BC12 BC13 BC16 BC19 BC20 BC29 BC33 BC36 BC37 BC40 BC44 BC47 BC50 BC51 BC52 BC53 BC54 BC55 BC56 BC59 BC65 BC66 BC72 BC73 BC74 BC75 BC77 BC78 BC79 BE06 BE12 CA03 EA35 EA42 EA44 GA24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるアゾ系化合
    物と、金属元素から形成される水溶性アゾ金属キレート
    化合物であることを特徴とするインクジェット記録用金
    属キレート色素。 【化1】 (式中、一般式(1)は分子内に少なくとも1個以上の
    親水性基を有するアゾ系化合物であり、X1 は少なくと
    も1つの5〜7員環の複素環を形成するのに必要な複数
    個の原子を表す。X1 を含む複素環は複素環上に置換基
    を有していてもよく、複素環上の置換基がさらに縮合し
    て縮合環を形成してもよい。X1 を含む縮合複素環は置
    換されていても良い。Y1 は互いに異なってもよく、各
    々独立に、SO3M基、置換されていても良いスルファ
    モイル基、置換されていてもよいアミノ基、置換されて
    いてもよいアルキル基、置換されていてもよいアシル
    基、カルボキシル基、ハロゲン原子又はニトロ基を表
    す。Mは水素原子、アルカリ金属、置換されていても良
    いアンモニウム又は有機アミン類を表す。nは0〜3の
    整数を表す。)
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、X1 を含む複素
    環が、イミダゾール環、ピラゾール環、イソオキサゾー
    ル環、チアゾール環、チアジアゾール環、ピリジン環、
    ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、ベンゾチア
    ゾール環、ベンズオキサゾール環、またはベンズイミダ
    ゾール環であることを特徴とする請求項1に記載のイン
    クジェット記録用金属キレート色素。
  3. 【請求項3】 一般式(1)において、X1 を含む複素
    環は1個以上の置換基を有していても良く、複素環上の
    置換基は各々独立に、置換されていてもよいアルキル
    基、置換されていてもよいアリール基、置換されていて
    もよいアラルキル基、置換されていてもよいアリル基、
    置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていても
    よいアリールオキシ基、置換されていてもよいアシルオ
    キシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル
    基、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル
    基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されて
    いてもよいアシル基、カルボキシル基、水酸基、シアノ
    基、置換されていてもよいアシルアミノ基、ニトロ基、
    ハロゲン原子、ホスホノ基、スルホ基、メルカプト基、
    置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていて
    もよいアルキルスルホキシ基、置換されていてもよいア
    ルキルスルホニル基、及びチオシアナト基から選ばれる
    基であることを特徴とする請求項1〜2に記載のインク
    ジェット記録用金属キレート色素。
  4. 【請求項4】 一般式(1)において、X1 を含む複素
    環が下記一般式(2)で表されることを特徴とする請求
    項1〜3に記載のインクジェット記録用金属キレート色
    素。 【化2】 (式中、R1 は互いに異なっていても良く、各々独立
    に、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
    もよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル
    基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されてい
    てもよいアリールオキシ基、置換されていてもよいアシ
    ルオキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニ
    ル基、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル
    基、カルボキシル基、置換されていてもよいカルバモイ
    ル基、水酸基、置換されていてもよいアシル基、シアノ
    基、置換されていてもよいアシルアミノ基、ニトロ基、
    ハロゲン原子、スルホ基、メルカプト基、置換されてい
    てもよいアルキルチオ基、及びチオシアナト基から選ば
    れる基であり、R1 はさらにイミダゾール環とともに縮
    合環を形成していても良い。cは0〜2の整数を表す。
    2 は水素原子、置換されていてもよいアルキル基、置
    換されていてもよいアリール基、または置換されていて
    もよいアリル基を表す。)
  5. 【請求項5】 一般式(1)において、X1 を含む複素
    環が下記一般式(3)で表されることを特徴とする請求
    項1〜3に記載のインクジェット記録用金属キレート色
    素。 【化3】 (式中、R3 は互いに異なっていても良く、各々独立
    に、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
    もよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル
    基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置
    換されていてもよいアリールオキシカルボニル基、カル
    ボキシル基、置換されていてもよいカルバモイル基、水
    酸基、シアノ基、またはスルホ基を表す。dは0〜2の
    整数を表す。R 4 は水素原子、置換されていてもよいア
    ルキル基、または置換されていてもよいアリール基を表
    す。)
  6. 【請求項6】 一般式(1)において、X1 を含む複素
    環が、下記一般式(4)で表されることを特徴とする請
    求項1〜3に記載のインクジェット記録用金属キレート
    色素。 【化4】 (式中、R5 は互いに異なっていても良く、各々独立
    に、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
    もよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル
    基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されてい
    てもよいアリールオキシ基、置換されていてもよいアシ
    ルオキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニ
    ル基、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル
    基、カルボキシル基、水酸基、置換されていてもよいア
    シル基、シアノ基、置換されていてもよいアシルアミノ
    基、ニトロ基、ハロゲン原子、スルホ基、置換されてい
    てもよいアルキルチオ基、または置換されていてもよい
    アリールチオ基を表し、R5 はさらにチアゾール環とと
    もに縮合環を形成していても良い。eは0〜2の整数を
    表す。)
  7. 【請求項7】 一般式(1)において、X1 を含む複素
    環が、下記一般式(5)で表されることを特徴とする請
    求項1〜3に記載のインクジェット記録用金属キレート
    色素。 【化5】 (式中、R6 は水素原子、置換されていてもよいアルキ
    ル基、置換されていてもよいアリール基、置換されてい
    てもよいアラルキル基、メルカプト基、置換されていて
    もよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキル
    スルホキシ基、または置換されていてもよいアルキルス
    ルホニル基を表す。)
  8. 【請求項8】 一般式(1)においてX1を含む複素環
    が下記一般式(6)で表されることを特徴とする請求項
    1〜3に記載のインクジェット記録用金属キレート色
    素。 【化6】 (式中、R7 は互いに異なっていても良く、各々独立
    に、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
    もよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル
    基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されてい
    てもよいアリールオキシ基、置換されていてもよいアシ
    ルオキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニ
    ル基、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル
    基、カルボキシル基、水酸基、置換されていてもよいア
    シル基、シアノ基、置換されていてもよいアシルアミノ
    基、ニトロ基、ハロゲン原子、スルホ基、置換されてい
    てもよいアルキルチオ基、または置換されていてもよい
    アリールチオ基を表す。fは0〜4の整数を表す。)
  9. 【請求項9】 水溶性アゾ金属キレート化合物はニッケ
    ル、銅またはコバルトから選ばれる金属元素から形成さ
    れる水溶性アゾ金属キレート化合物であることを特徴と
    する請求項1〜8に記載のインクジェット記録用金属キ
    レート色素。
  10. 【請求項10】 水性媒体と、請求項1〜9に記載の金
    属キレート色素を少なくとも1種以上含有することを特
    徴とする水系インクジェット記録液。
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