JP2001220310A - α−MSH抑制用の皮膚外用組成物 - Google Patents

α−MSH抑制用の皮膚外用組成物

Info

Publication number
JP2001220310A
JP2001220310A JP2000029960A JP2000029960A JP2001220310A JP 2001220310 A JP2001220310 A JP 2001220310A JP 2000029960 A JP2000029960 A JP 2000029960A JP 2000029960 A JP2000029960 A JP 2000029960A JP 2001220310 A JP2001220310 A JP 2001220310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
msh
skin
external preparation
weight
skin external
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000029960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001220310A5 (ja
Inventor
Akihiro Tada
明弘 多田
Tomoyoshi Kato
朋美 加藤
Takayuki Katagiri
崇行 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP2000029960A priority Critical patent/JP2001220310A/ja
Publication of JP2001220310A publication Critical patent/JP2001220310A/ja
Publication of JP2001220310A5 publication Critical patent/JP2001220310A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 α−MSHの阻害剤を提供し、α−MSHの
関与する疾病又は生体に好ましくない反応、例えば、く
すみなどの色素異常を改善する皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 一般式(I)に表される化合物及び/又
は生理的に許容されるその塩からなるα−MSH阻害剤
を、化粧料などの皮膚外用剤に含有させる。 【化1】 一般式(I)(但し、式中R1、R2、R3、R4はそ
れぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表し、R5は
アルキルオキシ基、アシルオキシ基又は水酸基を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、α−MSH阻害剤
及びそれを含有してなる化粧料などに好適な美白用の皮
膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】白く美しい肌は万人が欲するものであ
り、この様な肌の具現を一大テーマに、種々の美白化粧
料が開発されてきた。この様な美白に関する、メカニズ
ムとしては、以前はチロシナーゼ阻害作用が中心に論議
されていたが、近年に於いてはこれに加えて、チロシナ
ーゼ関連タンパクの生成阻害作用、ピンクアイダイリュ
ートジーン発現阻害作用、α−MSHの受容体への結合
阻害作用等のメカニズムが知られるようになってきてい
る。しかしながら、これらのメカニズムについてのそれ
ぞれの作用を有する物質については未だ多くは知られて
いない。これらの内、チロシナーゼ、チロシナーゼ関連
蛋白、ピンクアイダイリュートジーンの発現異常が直接
アルビノへ関与するのに比して、α−MSHのレセプタ
ー発現異常、言い換えれば、α−MSHのそのレセプタ
ーへの結合不全は、北部ヨーロッパの赤毛、皮膚の白色
化現象であるように、その関与する色素異常症が異なっ
ていることが推定される。その一方、チロシナーゼの発
現抑制に優れる物質を投与しても改善しない色黒がある
ことから、前記チロシナーゼ関連蛋白、ピンクアイダイ
リュートジーンの発現抑制作用或いはα−MSHの結合
阻害作用等新規メカニズムを有する有効成分を含有する
美白用の皮膚外用剤の開発が望まれていた。中でも、炎
症或いは免疫が関与する色黒(色素異常)に対応した美
白用の皮膚外用剤の開発が望まれていた。又、α−MS
Hは色素異常に関与するばかりではなく、免疫系や炎症
系へも大きく関与していると言われており、これらの系
に於けるα−MSHの過剰な発現も種々の疾病の原因に
なっていると言われており、この様な過剰発現の抑制手
段の開発も望まれていた。
【0003】一方、後記一般式(I)に表される化合物
及び/又はその生理的に許容される塩は、既に公知の化
合物であるが、これらの化合物にα−MSH阻害作用が
有ることは全く知られていなかった。
【0004】
【化3】 一般式(I)(但し、式中R1、R2、R3、R4はそ
れぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表し、R5は
アルキルオキシ基、アシルオキシ基又は水酸基を表
す。)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、α−MSHを阻害し、これが
関与する疾病或いは生体に好ましくない現象の発現を予
防或いは改善する手段を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、α−MSHを阻害し、これが関与する疾病或いは生
体に好ましくない現象の発現を予防或いは改善する手段
を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、上記一般式
(I)に表される化合物及び/又は生理的に許容される
その塩に優れたα−MSH阻害作用を見いだし発明を完
成させた。更に、検討を重ね、かかる化合物を皮膚外用
剤に含有させることにより、α−MSHが関与する皮膚
の疾病或いは異常、例えば、炎症或いは免疫が関与する
色黒(色素異常)に著効を有する皮膚外用剤が得られる
ことを見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本
発明は、次に示す技術に関するものである。 (1)一般式(I)に表される化合物及び/又はその生
理的に許容される塩からなる、α−MSH阻害剤。 (2)一般式(I)に表される化合物が、7−ヒドロキ
シ−3,4−ジヒドロカダリン(化学構造式1)である
ことを特徴とする、請求項1に記載のα−MSH阻害
剤。 (3)(1)又は(2)に記載のα−MSH阻害剤から
選ばれる1種乃至は2種以上を含有する、α−MSH阻
害用の皮膚外用剤。 (4)α−MSH阻害が、α−MSH関与の色素生成の
抑制を目的とすることを特徴とする、(3)に記載の皮
膚外用剤。 (5)炎症及び/又は免疫関与の色素異常症対応用のも
のであることを特徴とする、(3)又は(4)に記載の
皮膚外用剤。 (6)化粧料であることを特徴とする、(3)〜(5)
何れか1項に記載の皮膚外用剤。 以下、本発明について、実施の形態を中心に更に詳細に
説明を加える。
【0007】
【化4】 化学構造式1
【0008】
【発明の実施の形態】(1)本発明のα−MSH阻害剤 本発明のα−MSH阻害剤は、上記一般式(I)に表さ
れる化合物及び/又は生理的に許容されるその塩からな
る。一般式(I)に表される化合物は様々な類縁体や立
体異性体が存在するが、これらの中では、立体構造を考
えなければ化学構造式1に表される7−ヒドロキシー
3,4−ジヒドロカダリンが効果の点で好ましい。この
ものの好ましい立体構造は化学構造式2に表されるもの
が天然に存在する確率が最も高いので好ましい。この様
な化合物は、植物体中に含まれているものが多いので、
植物体の抽出物を精製することにより得ることが出来
る。例えば、化学構造式1で表される化合物であれば、
アルニカ等のキク科ウサギギク属の植物体中に多く含ま
れており、これらの植物体にメタノールなどの溶媒を加
え、室温であれば数日、沸点付近の温度であれば数時間
浸漬し、濾過して不溶物を取り除いた後、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーやODSカラムを装着した逆相
の分取液体クロマトグラフィーによって分離精製する事
が出来る。又、構造が比較的簡単なため、化学合成によ
って合成することも可能であり、この様に製造されて、
α―MSH阻害のために使用されるものも、本発明のα
−MSH阻害剤の技術的範囲に属する。又、本発明のα
−MSH阻害剤として、一般式(I)の化合物を塩の形
態で用いる場合、かかる塩としては、生理的に許容され
るものであれば、特段の限定は受けず、例えば、ナトリ
ウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、カルシウムやマ
グネシウムのようなアルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩、トリエタノールアミンやトリエチルアミンなどの有
機アミン塩、リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸
塩等が好適に例示できる。その他、水酸基に、アルキル
ハライドと塩基、アシルハライドと塩基のような試薬の
組合せで処理して、アシル基或いはアルキル基を導入し
た誘導体や糖鎖を導入した配糖体も本発明の技術的範囲
に属する。本発明の皮膚外用剤において、この様な本発
明のα−MSH阻害剤は唯一種を含有することも出来る
し、2種以上を組み合わせて含有することも出来る。本
発明の皮膚外用剤に於けるα−MSH阻害剤の好ましい
含有量は、皮膚外用剤全量に対して総量で、0.001
〜10重量%であり、更に好ましくは、0.01〜5重
量%である。これは少なすぎると効果を発揮しない場合
があり、多すぎても効果が頭打ちになり、製剤の自由度
を損なう場合があるからである。
【0009】<製造例>キク科アルニカの植物体(地上
部)500gに100%メタノール5lを加え、3時間
加熱還流し、冷却、濾過、濃縮の工程を経て、濃縮物に
水5lとクロロホルム5lとを加え、液液抽出し、クロ
ロホルム層を取り、濃縮した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル
=100:0→50:50)で精製し、n−ヘキサンか
ら再結晶して、7−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカダ
リン(化学構造式1)を得た。このものの立体は化学構
造式2であるものと、NMRの測定結果より推定され
た。
【0010】
【化5】 化学構造式2
【0011】(2)本発明の皮膚外用剤 本発明のα−MSH阻害用の皮膚外用剤は上記α−MS
H阻害剤を含有することを特徴とする。本発明で言う、
皮膚外用剤とは、皮膚上に外用で適用される組成物の総
称であり、例えば、化粧料、皮膚外用医薬、皮膚外用消
毒剤、皮膚外用殺菌剤等が例示でき、これらの内では、
化粧料と皮膚外用医薬が好ましく例示でき、中でも化粧
料が特に好適に例示できる。これは、本発明のα−MS
H阻害剤の作用が極めてマイルドである為、日常的な使
用が可能であるからである。ここで、α―MSH阻害用
とは、α―MSHの発現が関与する疾病或いは生体にと
って好ましくない反応を予防或いは改善する目的で使用
されることを意味する。この様な疾病或いは生体に好ま
しくない反応としては、例えば、免疫異常、炎症、或い
は色素異常などが挙げられ、この中ではα−MSH関与
の色素異常或いはトラブルが好適に例示できる。かかる
α−MSH関与の色素トラブルとしては、炎症或いは免
疫反応が関与するもの等が例示できる。この様な色素ト
ラブルには、通常のアスコルビン酸乃至はその誘導体な
どにより緩和することのできないくすみ等が例示でき
る。本発明の皮膚外用剤に於いては、上記α−MSH阻
害剤が、α−MSHとそのレセプターの結合を阻害する
ため、色素異常以外にもこのものが関与する好ましくな
い生理作用を阻害することができる。この様な生理作用
としては化学物質に対する過敏な反応や炎症反応が例示
できる。この為、本発明のα−MSH阻害用の皮膚外用
剤は炎症反応が起こりやすい夏の時期の化粧料として有
用である。又、通常の化粧料などの皮膚外用剤が使用し
にくい、敏感肌の人に適用しても、その抗炎症作用のた
めトラブルを起こすことは通常の化粧料に比較して極め
て少ない。この様な目的の皮膚外用剤も本発明の皮膚外
用剤として好適である。
【0012】本発明の皮膚外用剤では、上記本発明のα
−MSH阻害剤以外に、通常化粧料、皮膚外用医薬など
の皮膚外用剤で使用される任意の成分を含有することが
できる。この様な任意の成分としては、例えば、スクワ
ラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭
化水素類、ホホバ油、カルナウバワックス,オレイン酸
オクチルドデシル等のエステル類、オリーブ油、牛脂、
椰子油等のトリグリセライド類、ステアリン酸、オレイ
ン酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコー
ル、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の
高級アルコール、スルホコハク酸エステルやポリオキシ
エチレンアルキル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性
剤類、アルキルベタイン塩等の両性界面活性剤類、ジア
ルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、ソル
ビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、これ
らのポリオキシエチレン付加物、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等
の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グ
リセリン、1,3−ブタンジオール等の多価アルコール
類、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色
剤、防腐剤、粉体等を含有することができる。これらの
必須の成分と任意の成分とを常法に従って処理すること
により、本発明の皮膚外用剤を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ
限定を受けるものではない。
【0014】<実施例1>上記製造例で示す方法によっ
て得た、推定化学構造式2の化合物について、α−MS
Hに対する作用を、培養細胞(メラノーマB−16細
胞)を用いて、サイクリックAMPの産生量を指標に検
討した。細胞は10%FBS加MEM(イーグルの最少
培地)で5%炭酸ガス湿度95%37℃の条件で96ウ
ェルのプレートで細胞104個/ウェル、培地160μ
l/ウェルの条件で1晩培養した。これにα−MSH
(1×10-7M)及びα−MSH阻害剤1の種々の濃度
を加え、アマシャム社製のバイオトレイク・セルラー・
コミュニケーション・アッセーcAMPエンザイムイム
ノアッセイ・システム(コードRPN225)を用い
て、450nmの分光光度として測定した。対照として
はα−MSH、α−MSH阻害剤を共に添加しないもの
を用い、このcAMP濃度を100として、それぞれの
cAMP比濃度を測定した。ここで、cAMPの産生量
を指標としたのは、細胞がα−MSHに作用するとcA
MPの産生を促す作用が知られているからである。結果
を図1に示す。これより本発明のα−MSH阻害剤は優
れたα−MSHの活性阻害作用を示すことがわかる。
【0015】<実施例2>下記に示す処方に従って、本
発明の皮膚外用剤であるローション(化粧料)を作成し
た。即ち、処方成分を攪拌・可溶化し、化粧水を得た。
このものを今までビタミンCを有効成分とする美白化粧
料を使用していてもくすみが改善しなかった人に朝・晩
2回3週間使用してもらったところ、著しいくすみの改
善を認めた。 グリセリン 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 エタノール 8 重量部 ローヤルゼリー 0.1重量部 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部 推定化学構造式2の化合物 0.1重量部 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.1重量部 メチルパラベン 0.2重量部 水 81.4重量部
【0016】<実施例3>以下に示す処方に従って、本
発明の皮膚外用剤(化粧水)である、乳液を作成した。
即ち、イ、ロ、ハをそれぞれ70℃に加熱して、イにロ
を加え中和し、これにハを徐々に加え乳化し、ホモジナ
イザーで粒子を整えた後、攪拌冷却し乳液を得た。この
ものをアトピー性皮膚炎によるくすみに悩む人に6週間
朝・晩2回使用してもらったところ、著しい炎症とくす
みの改善を観察した。 イ 水 47 重量部 メタクリル酸(C10-30) アルキル・アクリル酸ポリマー 0.3重量部 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 推定化学構造式2 0.5重量部 ロ 水 30 重量部 水酸化カリウム 0.2重量部 ハ スクワラン 8 重量部 ホホバ油 4 重量部 グリセリルモノウンデシレート 2 重量部
【0017】<実施例4>以下に示す処方に従って、本
発明の皮膚外用剤である、乳液(皮膚外用医薬;抗真菌
剤)を作成した。即ち、イ、ロ、ハをそれぞれ70℃に
加熱して、イにロを加え中和し、これにハを徐々に加え
乳化し、ホモジナイザーで粒子を整えた後、攪拌冷却し
乳液を得た。このものをビラン性のメンタグロファイト
による水虫に悩む人に6週間1日1回使用してもらった
ところ、水虫の治癒と炎症部位の色沈の改善を観察し
た。 イ 水 47 重量部 メタクリル酸(C10-30) アルキル・アクリル酸ポリマー 0.3重量部 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 推定化学構造式2 0.5重量部 ロ 水 30 重量部 水酸化カリウム 0.2重量部 ハ スクワラン 8 重量部 ホホバ油 3 重量部 グリセリルモノウンデシレート 2 重量部 ビフォナゾール 1 重量部
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、α−MSHの阻害剤を
提供し、α−MSHの関与する疾病又は生体に好ましく
ない反応、例えば、くすみなどの色素異常を改善する皮
膚外用剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 α−MSH阻害活性を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 Fターム(参考) 4C083 AA072 AA122 AB032 AC022 AC102 AC112 AC122 AC151 AC152 AC422 AC432 AC471 AC472 AC482 AD092 AD332 CC01 CC02 CC04 CC05 DD23 DD31 EE12 EE13 EE16 4C206 AA01 AA02 CA17 CA27 MA01 MA83 NA14 ZA89 ZC20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)に表される化合物及び/又
    はその生理的に許容される塩からなる、α−MSH阻害
    剤。 【化1】 一般式(I)(但し、式中R1、R2、R3、R4はそ
    れぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表し、R5は
    アルキルオキシ基、アシルオキシ基又は水酸基を表
    す。)
  2. 【請求項2】 一般式(I)に表される化合物が、7−
    ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカダリン(化学構造式
    1)であることを特徴とする、請求項1に記載のα−M
    SH阻害剤。 【化2】 化学構造式1
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のα−MSH阻害
    剤から選ばれる1種乃至は2種以上を含有する、α−M
    SH阻害用の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 α−MSH阻害が、α−MSH関与の色
    素生成の抑制を目的とすることを特徴とする、請求項3
    に記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 炎症及び/又は免疫関与の色素異常症対
    応用のものであることを特徴とする、請求項3又は4に
    記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    3〜5何れか1項に記載の皮膚外用剤。
JP2000029960A 2000-02-08 2000-02-08 α−MSH抑制用の皮膚外用組成物 Pending JP2001220310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029960A JP2001220310A (ja) 2000-02-08 2000-02-08 α−MSH抑制用の皮膚外用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029960A JP2001220310A (ja) 2000-02-08 2000-02-08 α−MSH抑制用の皮膚外用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001220310A true JP2001220310A (ja) 2001-08-14
JP2001220310A5 JP2001220310A5 (ja) 2005-10-27

Family

ID=18555038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029960A Pending JP2001220310A (ja) 2000-02-08 2000-02-08 α−MSH抑制用の皮膚外用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001220310A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002003980A1 (fr) * 2000-07-06 2002-01-17 Kansai Technology Licensing Organization Co., Ltd. Agents anti-inflammatoires et analgesiques

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002003980A1 (fr) * 2000-07-06 2002-01-17 Kansai Technology Licensing Organization Co., Ltd. Agents anti-inflammatoires et analgesiques

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08119825A (ja) ヒドロキシチロソール、皮膚外用剤又は浴用剤への応用
WO2024139794A1 (zh) 具有trpv1蛋白抑制作用的青蒿提取物
JPH10330219A (ja) メラニン生成抑制剤及び美白剤
JP4565689B2 (ja) α−MSH抑制用の皮膚外用組成物
JPH10330281A (ja) 線維芽細胞賦活剤およびこれを含有してなる皮膚外用剤
CN109414388B (zh) 乳清酸衍生物或其盐的用途
JP2003081746A (ja) メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤及びそれを含有する化粧料
JPH10330243A (ja) 美白化粧料
JP2005002056A (ja) メラノサイトのデンドライト伸長促進剤及びそれを含有する化粧料
JPH11349436A (ja) コラゲナーゼ阻害剤及びこれを含有する皮膚外用剤
JPH1036246A (ja) メラニン産生抑制剤及び皮膚外用剤
JP2001220310A (ja) α−MSH抑制用の皮膚外用組成物
JP4574959B2 (ja) α−MSH抑制用の皮膚外用剤
JP2004307437A (ja) 老化防止用皮膚外用剤
JP2001131079A (ja) 皮膚外用剤
JP4457133B2 (ja) 皮膚外用剤及び美白剤
JPH09157151A (ja) メラニン生成抑制剤及び美白剤
JP2008088074A (ja) 皮膚の老化機構に作用する剤、抗老化用皮膚外用剤、及び抗老化方法
JP3799340B2 (ja) ヒドロキシチロソール、皮膚外用剤への応用
JP2000119133A (ja) 美白用皮膚外用剤
JP3980986B2 (ja) メラノサイトのデンドライト伸長抑制剤及びそれを含有する皮膚外用剤
JP3597521B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5167042B2 (ja) セラミド産生促進剤、保湿剤及び皮膚外用剤
JP3869558B2 (ja) 美白に好適な皮膚外用剤
JPH0812522A (ja) メラニン生成阻害剤及び皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20050708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Effective date: 20050708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20050708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060705

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060912

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080812

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02