JP2001219348A - ガラス板の周縁を研削する方法及びその装置 - Google Patents

ガラス板の周縁を研削する方法及びその装置

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JP2001219348A
JP2001219348A JP2000028405A JP2000028405A JP2001219348A JP 2001219348 A JP2001219348 A JP 2001219348A JP 2000028405 A JP2000028405 A JP 2000028405A JP 2000028405 A JP2000028405 A JP 2000028405A JP 2001219348 A JP2001219348 A JP 2001219348A
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grinding
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glass sheet
glass plate
periphery
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JP2000028405A
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English (en)
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Shigeru Bando
茂 坂東
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Bando Kiko Co Ltd
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Bando Kiko Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス板の周縁に所望の糸面取りを行える上
に、ガラス板の周縁に丸エッジ研削を正確に行うことが
でき、且つ丸エッジ研削作業時間を短縮できるガラス板
の周縁を研削する方法及びその装置を提供すること。 【解決手段】 ガラス板3の周縁8を研削する研削ヘッ
ド2と、研削ヘッド2をガラス板3の周縁8に沿って移
動させる移動手段5とを具備しており、研削ヘッド2
は、環状の砥石9と、砥石9を回転させる電動モータ1
0と、砥石9により周縁8に弾性的な押圧力を与えるべ
く、砥石9を、砥石9と周縁8とが接触する研削点Cで
の周縁8の接線方向に直交する一の方向に弾性的に支持
する弾性支持手段14と、砥石9により周縁8に剛性的
な押圧力を与えるべく、砥石9を、一の方向に剛性的に
支持する剛性支持手段15とを具備しているガラス板研
削装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板の周縁を
研削する方法及びその装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】自動車、家具等に用い
るガラス板には、その周縁に糸面取りや丸エッジ研削が
施されるが、研削工具としての環状の砥石をガラス板に
沿って移動させてガラス板の周縁を研削するガラス板研
削装置を用いてガラス板の周縁に糸面取りを行う場合、
空気圧シリンダ装置により、砥石を、砥石とガラス板の
周縁とが接触する研削点でのガラス板の周縁の接線方向
に直交する一の方向に、弾性的に支持、即ちエアーフロ
ーティング支持し、この砥石によりガラス板の周縁に弾
性押圧力を与えて当該周縁に糸面取りを行い、また、こ
のガラス板研削装置を用いてガラス板の周縁に丸エッジ
研削を行う場合、空気圧シリンダ装置により、糸面取り
を行う場合の弾性押圧力よりも大きな弾性押圧力をもっ
て、砥石を、一の方向に弾性的に支持し、この砥石によ
りガラス板の周縁に当該大きな弾性押圧力を与えて当該
周縁に丸エッジ研削を行うようにすることが提案されて
いる。
【0003】しかし、このガラス板研削装置を用いてガ
ラス板の周縁に丸エッジ研削を行う場合に、ガラス板の
周縁に凹凸等、特に大きな凸部があると、この凹凸部に
適度な弾性押圧力が与えられないため、砥石がこの凹凸
部に沿って移動してしまい、この凹凸部がガラス板の周
縁に丸エッジ研削を行った後にも残ってしまう虞があ
り、ガラス板の周縁に丸エッジ研削を正確に行えない。
また、ガラス板の周縁に沿って砥石を移動させる速度を
上げると、更にこの凹凸部が残りやすくなってしまうた
め、丸エッジ研削作業時間が短縮できない。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ガラス板の周縁に所
望の糸面取りを行える上に、前記ガラス板の周縁又は他
のガラス板の周縁に丸エッジ研削を正確に行うことがで
き、且つ丸エッジ研削作業時間を短縮できるガラス板の
周縁を研削する方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス板の周縁
を研削する方法は、ガラス板の周縁に弾性的な押圧力を
与えて当該周縁に糸面取りを行い、且つ、前記ガラス板
の周縁又は他のガラス板の周縁に剛性的な押圧力を与え
て当該周縁に丸エッジ研削を行う。
【0006】本発明のガラス板の周縁を研削する方法に
依れば、ガラス板の周縁に所望の糸面取りを行える上
に、前記ガラス板の周縁又は他のガラス板の周縁に剛性
的な押圧力を与えることができるため、前記ガラス板の
周縁又は他のガラス板の周縁に丸エッジ研削を正確に行
うことができ、且つ丸エッジ研削作業時間を短縮でき
る。
【0007】本発明のガラス板研削装置は、ガラス板の
周縁を研削する研削ヘッドと、この研削ヘッドをガラス
板の周縁に沿って移動させる移動手段とを具備してお
り、研削ヘッドは、研削工具と、この研削工具を回転さ
せる回転手段と、研削工具によりガラス板の周縁に弾性
的な押圧力を与えるべく、研削工具を、研削工具とガラ
ス板の周縁とが接触する研削点でのガラス板の周縁の接
線方向に直交する一の方向に弾性的に支持する弾性支持
手段と、研削工具によりガラス板の周縁に剛性的な押圧
力を与えるべく、研削工具を、一の方向に剛性的に支持
する剛性支持手段とを具備している。
【0008】本発明のガラス板研削装置に依れば、ガラ
ス板の周縁に所望の糸面取りを行える上に、前記ガラス
板の周縁又は他のガラス板の周縁に剛性的な押圧力を与
えることができるため、前記ガラス板の周縁又は他のガ
ラス板の周縁に丸エッジ研削を正確に行うことができ、
且つ丸エッジ研削作業時間を短縮できる。
【0009】本発明のガラス板研削装置の弾性支持手段
は、好ましくは、研削工具を、一の方向に弾性的に支持
する空気圧シリンダ装置を具備しているが、板ばね、コ
イルバネ等を具備していてもよい。
【0010】本発明のガラス板研削装置の剛性支持手段
は、好ましくは、研削工具を、一の方向に剛性的に支持
する支持棒を具備しており、支持棒は、一の方向と同方
向に伸びるねじ軸からなっており、一の方向に位置調整
自在に螺合して保持されており、ガラス板の一方の面に
直交する方向に複数配列されている。支持棒が一の方向
に位置調整自在であるため、一の方向における研削工具
の移動を適度に制限することができ、支持棒が、ガラス
板の一方の面に直交する方向に複数配列されているた
め、一の方向における砥石の振動を減少することができ
る。
【0011】本発明のガラス板研削装置は、好ましく
は、ガラス板の一方の面に直交する方向に伸びるととも
に研削点を通る軸心を中心として研削ヘッドを旋回させ
る旋回手段を具備している。
【0012】本発明のガラス板研削装置によって研削さ
れるべきガラス板としては、一般の建造物用窓ガラス、
家具用ガラス及び例えばフロントガラス、リアーガラス
若しくはサイドガラス等の自動車用ガラス等を例示する
ことができるが、その他のガラス板をも含み得る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図に
示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、
本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0014】図1から5において、ガラス板研削装置1
は、ガラス板3の周縁8を研削する研削ヘッド2と、研
削ヘッド2をガラス板3の周縁8に沿って移動させる移
動手段5とを具備しており、研削ヘッド2は、研削工具
としての環状の砥石9と、砥石9を回転させる回転手段
としての電動モータ10と、砥石9によりガラス板3の
周縁8に弾性的な押圧力を与えるべく、砥石9を、砥石
9とガラス板3の周縁8とが接触する研削点Cでのガラ
ス板3の周縁8の接線方向に直交する一の方向に弾性的
に支持する弾性支持手段14と、砥石9によりガラス板
3の周縁8に剛性的な押圧力を与えるべく、砥石9を、
一の方向に剛性的に支持する剛性支持手段15とを具備
している。
【0015】研削ヘッド2は、更に、砥石9の位置を微
少に調整する位置微調整機構12と、後述の回転軸66
の下端に取り付けられている掴み体13とを具備してい
る。
【0016】砥石9は、その周縁に略U又はV字状の溝
21を有しており、電動モータ10は、砥石9がガラス
板3の一方の面4に直交するZ方向に伸びる軸心Bを中
心として回転するように、その出力回転軸の一端に砥石
9を取り付けている。
【0017】位置微調整機構12は、スライダ25、2
6及び27と、調節ねじ28、29及び30とを具備し
ており、スライダ25は、掴み体13に対して横方向、
即ちP方向に移動自在となるように掴み体13に取り付
けられており、スライダ25の掴み体13に対するP方
向の位置は、調節ねじ28を回転させることにより調節
できるようになっている。スライダ26は、スライダ2
5に対して横方向、即ちP方向に直交するQ方向に移動
自在となるようにスライダ25に取り付けられており、
スライダ26のスライダ25に対するQ方向の位置は、
調節ねじ29を回転させることにより調節できるように
なっている。スライダ27は、スライダ26に対してZ
方向に移動自在となるように、スライダ26に取り付け
られており、スライダ27のスライダ26に対するZ方
向の位置は、調節ねじ30を回転させることにより調節
できるようになっている。位置微調整機構12は、後述
のレール23、スライド22、支持板11及び電動モー
タ10を介して砥石9の位置を移動調節する。
【0018】弾性支持手段14は、スライダ27に取り
付けられた取付部材35と、スライダ27に取り付けら
れた阻止部材39と、スライダ27に取り付けられたQ
方向に伸びる一対のレール23と、レール23と嵌合し
たスライド22と、スライダ22を固着した支持板11
と、取付部材35に取り付けられた低摩擦性ダイアフラ
ムシリンダ等からなる空気圧シリンダ装置37と、空気
圧シリンダ装置37に圧縮空気を供給する空気圧縮源
(図示せず)とを具備しており、レール23は、取付部
材35と阻止部材39との間に位置しており、空気圧シ
リンダ装置37は、そのピストンロッド36がQ方向に
進退自在となるように、位置しており、ピストンロッド
36は、その外部先端が支持板11に当接、連結してお
り、支持板11は、電動モータ10の出力回転軸がZ方
向に伸びるように、電動モータ10を固定している。空
気圧シリンダ装置37は、空気圧縮源から供給される圧
縮空気により、当該支持板11を阻止部材39に当接さ
せてそのQ方向の移動を弾性的に制限している。弾性支
持手段14は、空気圧シリンダ装置37と阻止部材39
とで支持板11を挟持して弾性的に支持することで、支
持板11に固定された電動モータ10を介して砥石9を
Q方向に弾性的に支持する。
【0019】剛性支持手段15は、弾性支持手段14と
共有の取付部材35、阻止部材39、レール23、スラ
イド22及び支持板11と、取付部材35に取り付けら
れたQ方向に伸びてZ方向に配列されている一対の支持
棒38とを具備している。一対の支持棒38は、ねじ軸
からなっており、Q方向に位置調整自在となるように、
取付部材35に螺合して保持されている。剛性支持手段
15は、支持棒38を回転させることで移動させて支持
板11側に突出させ、この支持棒38の一端を支持板1
1に当接させて、阻止部材39との間で、支持板11の
そのQ方向の移動を剛性的に制限している。剛性支持手
段15は、支持棒38と阻止部材39とで支持板11を
挟持して剛性的に支持することで、電動モータ10を介
して砥石9をQ方向に剛性的に支持する。
【0020】移動手段5は、研削ヘッド2を、ガラス板
3の一方の面4と平行なX方向に移動させるX方向移動
装置6と、ガラス板3を、ガラス板3の一方の面4と平
行であるとともにX方向に直交するY方向に移動させる
Y方向移動装置16とを具備している。
【0021】X方向移動装置6は、上フレーム40に取
り付けられた電動モータ41と、両端で軸受49を介し
て上フレーム40に回転自在に支持されており、一端が
電動モータ41の出力回転軸にプーリー42、ベルト4
3及びプーリー44を介して連結されているX方向に伸
びたねじ軸45と、ねじ軸45に螺合したナット46
と、上フレーム40に取り付けられたX方向に伸びる一
対の平行なレール47と、レール47と嵌合したスライ
ダ51と、ナット46及びスライダ51を固着した移動
台50とを具備しており、移動台50には、後述の軸受
67及び回転軸66を介して研削ヘッド2が取り付けら
れている。電動モータ41の作動により、その出力回転
軸の回転が、プーリー42、ベルト43及びプーリー4
4を介してねじ軸45を回転させ、ねじ軸45の回転
が、ねじ軸45と螺合したナット46を固着した移動台
50をX方向に移動させる。これにより、移動台50に
軸受67及び回転軸66を介して取り付けられた研削ヘ
ッド2をX方向に移動させる。
【0022】Y方向移動装置16は、基台55に取り付
けられた電動モータ56と、一端が電動モータ56の出
力回転軸に連結されており、両端に軸受57を介して基
台55に回転自在に支持されているY方向に伸びたねじ
軸58と、基台55に取り付けられたY方向に伸びる一
対の平行なレール48と、レール48と嵌合したスライ
ダ59と、ねじ軸58に螺合したナット60と、スライ
ダ59及びナット60を固着したテーブル61と、テー
ブル61上に配された吸引装置62とを具備している。
吸引装置62は、ガラス板3の他方の面63を真空吸引
するように配管弁を経て真空ポンプ(図示せず)に接続
されている。電動モータ56の作動により、その出力回
転軸の回転が、ねじ軸58を回転させ、ねじ軸58の回
転が、ねじ軸58と螺合したナット60を固着したテー
ブル61及びテーブル61上に配された吸引装置62を
Y方向に移動させる。これにより、吸引装置62に吸引
されたガラス板3をY方向に移動させる。
【0023】本例のガラス板研削装置1は、更に、Z方
向に伸びるとともに研削点Cを通る軸心Aを中心として
研削ヘッド2を旋回させる旋回手段7と、上述及び後述
の動作を制御する数値制御装置(図示せず)とを具備し
ている。
【0024】旋回手段7は、X方向移動装置6の移動台
50に取り付けられた電動モータ65と、電動モータ6
5の出力回転軸に連結したZ方向に伸びる回転軸66
と、回転軸66を回転自在に支持し、且つ移動台50に
固定された軸受67とを具備している。回転軸66の下
端には、掴み体13が取り付けられているため、研削ヘ
ッド2が懸吊的に保持されている。電動モータ65の作
動により、回転軸66を回転させ、回転軸66の回転
が、研削ヘッド2を旋回させる。
【0025】数値制御装置は、電動モータ10、41、
56及び65と、空気圧シリンダ装置37に圧縮空気を
供給する空気圧縮源とに連結しており、電動モータ1
0、41、56及び65の出力回転軸の回転と、供給す
る圧縮空気とを制御することにより上述及び後述の動作
を制御する。
【0026】また、電動モータ10の出力回転軸の回転
制御は、数値制御装置により行わせてもよいが、本発明
はこれに限定されず、常に一定の回転速度で回転させる
ようにしてもよい。
【0027】本例のガラス板研削装置1により、ガラス
板3の周縁8に、図7に示す糸面取り70を行う場合
は、まず、位置微調整機構12により、砥石9を、砥石
9が軸心Aの回りで旋回できるように軸心Aが研削点C
を通る位置であって、軸心A及び軸心Bを結ぶと共にガ
ラス板3の一方の面4と平行な直線方向とQ方向とが同
方向となる位置に、移動調節する。次に、吸引装置62
によりガラス板3を真空吸引して保持し、ガラス板3の
周縁8に弾性的な押圧力を与えるべく、弾性支持手段1
4により、空気圧シリンダ装置37と阻止部材39とで
支持板11を挟持して砥石9をQ方向に弾性的に支持
し、電動モータ10の作動により、軸心Bを中心として
砥石9を回転させ、移動手段5により、砥石9の溝21
をガラス板3の周縁8に緩く接触させ、当該周縁8に弾
性的な押圧力を与えながら、研削ヘッド2を、ガラス板
3に対して相対的に、ガラス板3の周縁8に沿って移動
させて、研削点Cをガラス板3の周縁8に沿って次々と
位置決めすると共に、旋回手段7により、研削点Cでの
ガラス板3の周縁8の接線方向に直交する一の方向とQ
方向とが常に同方向となるように、研削点Cを通る軸心
Aを中心として研削ヘッド2を旋回させてガラス板3の
周縁8を研削する。当該ガラス板3の周縁8の研削中、
砥石9は、弾性支持手段14により、ガラス板3から砥
石9に加わる反力と供給空気圧とのバランスの上でQ方
向に関して弾性的に支持、即ちエアーフローティング支
持される。尚、本例のガラス板研削装置1により糸面取
り70のみを行う場合には、支持棒38は、その一端が
支持板11に当接しないように位置されるが、当該エア
ーフローティング支持状態が保たれるように、支持棒3
8を支持板11側に突出させることにより、砥石9のQ
方向における一定以上の移動を制限してもよい。
【0028】本例のガラス板研削装置1により、ガラス
板3の周縁8に、図8に示す丸エッジ研削71を行う場
合は、まず、位置微調整機構12により、砥石9を、砥
石9が軸心Aの回りで旋回できるように軸心Aが研削点
Cを通る位置であって、軸心A及び軸心Bを結ぶと共に
ガラス板3の一方の面4と平行な直線方向とQ方向とが
同方向となる位置に、移動調節する。次に、吸引装置6
2によりガラス板3を真空吸引して保持し、ガラス板3
の周縁8に剛性的な押圧力を与えるべく、剛性支持手段
15により、支持棒38と阻止部材39とで支持板11
を挟持して砥石9をQ方向に剛性的に支持し、電動モー
タ10の作動により、軸心Bを中心として砥石9を回転
させ、移動手段5により、砥石9をガラス板3の周縁8
に強く接触させ、当該周縁8に剛性的な押圧力を与えな
がら、研削ヘッド2を、ガラス板3に対して相対的に、
ガラス板3の周縁8に沿って移動させて、研削点Cをガ
ラス板3の周縁8に沿って次々と位置決めすると共に、
旋回手段7により、一の方向とQ方向とが常に同方向と
なるように、研削点Cを通る軸心Aを中心として研削ヘ
ッド2を旋回させてガラス板3の周縁8を研削する。
【0029】本例のガラス板研削装置1により、一連の
作業で、図6に示すガラス板3の周縁8に糸面取り70
及び丸エッジ研削71を行う場合は、まず、位置微調整
機構12により、砥石9を、砥石9が軸心Aの回りで旋
回できるように軸心Aが研削点Cを通る位置であって、
軸心A及び軸心Bを結ぶと共にガラス板3の一方の面4
と平行な直線方向とQ方向とが同方向となる位置に、移
動調節する。次に、吸引装置62によりガラス板3を真
空吸引して保持し、弾性支持手段14により、空気圧シ
リンダ装置37と阻止部材39とで支持板11を挟持し
て砥石9をQ方向に弾性的に支持、即ちエアーフローテ
ィング支持し、剛性支持手段15の支持棒38を回転さ
せることで移動させ、支持棒38の一端から支持板11
までのQ方向における距離Lが、弾性支持手段14によ
るエアーフローティング支持状態が保たれる範囲内での
砥石9の移動距離を有するように、支持棒38を支持板
11側に突出させ、電動モータ10の作動により、軸心
Bを中心として砥石9を回転させ、移動手段5により、
砥石9をガラス板3の糸面取り70を行うべき周縁領域
72に緩く接触させ、当該周縁領域72に弾性的な押圧
力を与えながら、研削ヘッド2を、ガラス板3に対して
相対的に、周縁領域72に沿って移動させて、研削点C
を周縁領域72に沿って次々と位置決めすると共に、旋
回手段7により、一の方向とQ方向とが常に同方向とな
るように、研削点Cを通る軸心Aを中心として研削ヘッ
ド2を旋回させて、周縁領域72に糸面取り70を行
い、続いて、移動手段5により、砥石9をガラス板3の
丸エッジ研削71を行うべき周縁領域73に強く接触さ
せ、支持板11を支持棒38の一端に当接させて砥石9
を一の方向に剛性的に支持し、当該周縁領域73に剛性
的な押圧力を与えながら、研削ヘッド2を、ガラス板3
に対して相対的に、周縁領域73に沿って移動させて、
研削点Cを周縁領域73に沿って次々と位置決めすると
共に、旋回手段7により、一の方向とQ方向とが常に同
方向となるように、研削点Cを通る軸心Aを中心として
研削ヘッド2を旋回させて、周縁領域73に丸エッジ研
削71を行う。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガラス板
の周縁に所望の糸面取りを行える上に、前記ガラス板の
周縁又は他のガラス板の周縁に剛性的な押圧力を与える
ことができるため、前記ガラス板の周縁又は他のガラス
板の周縁に丸エッジ研削を正確に行うことができ、且つ
丸エッジ研削作業時間を短縮できるガラス板の周縁を研
削する方法及びその装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい例の正面図である。
【図2】図1に示す例の一部省略側面図である。
【図3】図1に示す例の主に研削ヘッドの拡大平面図で
ある。
【図4】図1に示す例の主に研削ヘッドの動作説明図で
ある。
【図5】図1に示す例の主に研削ヘッドの動作説明図で
ある。
【図6】図1に示す例の動作説明図である。
【図7】図6に示すガラス板のVI−VI断面図であ
る。
【図8】図6に示すガラス板のVII−VII断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ガラス板研削装置 2 研削ヘッド 3 ガラス板 5 移動手段 8 周縁 9 砥石 10 電動モータ 14 弾性支持手段 15 剛性支持手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板の周縁に弾性的な押圧力を与え
    て当該周縁に糸面取りを行い、且つ、前記ガラス板の周
    縁又は他のガラス板の周縁に剛性的な押圧力を与えて当
    該周縁に丸エッジ研削を行うガラス板の周縁を研削する
    方法。
  2. 【請求項2】 ガラス板の周縁を研削する研削ヘッド
    と、この研削ヘッドをガラス板の周縁に沿って移動させ
    る移動手段とを具備しており、研削ヘッドは、研削工具
    と、この研削工具を回転させる回転手段と、研削工具に
    よりガラス板の周縁に弾性的な押圧力を与えるべく、研
    削工具を、研削工具とガラス板の周縁とが接触する研削
    点でのガラス板の周縁の接線方向に直交する一の方向に
    弾性的に支持する弾性支持手段と、研削工具によりガラ
    ス板の周縁に剛性的な押圧力を与えるべく、研削工具
    を、一の方向に剛性的に支持する剛性支持手段とを具備
    しているガラス板研削装置。
  3. 【請求項3】 弾性支持手段は、研削工具を、一の方向
    に弾性的に支持する空気圧シリンダ装置を具備している
    請求項2に記載のガラス板研削装置。
  4. 【請求項4】 剛性支持手段は、研削工具を、一の方向
    に剛性的に支持する支持棒を具備している請求項2又は
    3に記載のガラス板研削装置。
  5. 【請求項5】 支持棒は、一の方向と同方向に伸びるね
    じ軸からなっており、一の方向に位置調整自在に螺合し
    て保持されている請求項4に記載のガラス板研削装置。
  6. 【請求項6】 支持棒は、ガラス板の一方の面に直交す
    る方向に複数配列されている請求項4又は5に記載のガ
    ラス板研削装置。
  7. 【請求項7】 ガラス板の一方の面に直交する方向に伸
    びるとともに研削点を通る軸心を中心として研削ヘッド
    を旋回させる旋回手段を具備している請求項2から6の
    いずれか一項に記載のガラス板研削装置。
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