JP2001219275A - 炭素鋼の溶接方法 - Google Patents

炭素鋼の溶接方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶接結合強度や品質を向上した炭素鋼の溶接方
法を提供する。 【解決手段】開先形状を有する穴2を備えたバネ鋼板1
と、穴2に貫通する炭素鋼管4とよりなり、前記穴2に
貫通した炭素鋼管4の先端側のバネ鋼板1第1外側A
と、この外側Aとは反対側の内側Bとで炭素鋼管4の外
周と穴2とをアーク溶接により3層の肉盛り5a〜5
c、6a〜6cによって溶接するにおいて、溶接電流、
アーク電圧及び溶接速度を外側A及び内側Bと溶接初め
部及び残余部について特定の溶接条件に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素鋼の溶接方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体に遠心力が作用した場合、車体のロ
ーリングを少なくして走行安定性を向上する目的でサス
ペンションにスタビライザが取り付けられている。この
スタビライザは図3で示すように、左右一対のバネ鋼板
1の先端間に炭素鋼管4を溶接した構造であり、バネ鋼
板1の先端間の炭素鋼管4がローリングを抑制する有効
部としている。
【0003】前記バネ鋼板1と炭素鋼管4との溶接は図
4にも示すように、バネ鋼板1の先端の両側面に外側開
先30a、内側30bを有する穴2を備え、この穴2に
炭素鋼管4の端部を貫通し、炭素鋼管4の先端側の外側
Aと、この外側Aとは反対側の内側Bとで炭素鋼管4の
外周と穴2とをアーク溶接により外側溶接50及び内側
溶接60を施している。
【0004】前記外側溶接50及び内側溶接60のいず
れも第1層外側ビード50a、内側ビード60a、第2
層外側ビード50b、内側ビード60b及び第3層外側
ビード50c、内側ビード60cの3層の肉盛りによっ
て溶接されている。これら3層の溶接条件としては下記
のように設定されていた。 [第1層目] 外側・内側(全周) 溶接電流(A) 240±5 アーク電圧(V) 28±1V 溶接速度(cm/min) 40±3 ウィービング幅(mm) 2±0.5 ウィービング回数(cpm) 180±3 [第2層目] 外側・内側(全周) 溶接電流(A) 290±5 アーク電圧(V) 31±1V 溶接速度(cm/min) 45±3 ウィービング幅(mm) 外側:3±0.5・内側:4±0.5 ウィービング回数(cpm) 外側・内側:120±3 [第3層目] 外側・内側(全周) 溶接電流(A) 310±5 アーク電圧(V) 35±1V 溶接速度(cm/min) 35±3 ウィービング幅(mm) 外側:5±0.5・内側:6±0.5 ウィービング回数(cpm) 外側・内側:60±3
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来では、第1層
外側ビード50aと内側ビード60aとの間にルート残
り100が発生し、また、前記従来の溶接条件では第2
層外側ビード50b、内側ビード60bには境界割れ7
0やピンホール80が生じる。特に内側Bよりも大きく
温度上昇下降して熱膨脹収縮する外側Aの第2層外側ビ
ード50bの方が境界割れが多く見られる。同様に第3
層外側ビード50c、内側ビード60cにも境界割れが
生じることもあるが、治具等の関係もあるがオーバラッ
プ90の未溶着が生じ、これも内側Bよりも大きく温度
上昇下降して熱膨脹収縮する外側Aの第3層外側ビード
50bの方がオーバラップ90が多く見られる。よっ
て、従来の炭素鋼の溶接方法では溶接結合強度や品質に
影響を及ぼしていた。
【0006】本発明は、溶接結合強度や品質を向上した
炭素鋼の溶接方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、開先形状を有する穴を備えたバネ鋼板の第
1母材と、前記穴に貫通する炭素鋼管の第2母材とより
なり、前記第1母材の穴に貫通した第2母材の先端側の
第1母材の外側と、この外側とは反対側の内側とで前記
第2母材の外周と第1母材の穴とをアーク溶接により3
層の肉盛りによって溶接するにおいて、第1層について
は全周溶接の中で初め部と残余部との溶接速度は外側及
び内側のいずれも最適な同一速度とし、溶接電流を初め
部では外側及び内側のいずれも最適な同一電流で残余部
では外側及び内側のいずれも初め部の溶接電流より低電
流とし、アーク電圧を初め部では外側及び内側のいずれ
も最適な同一電圧で残余部では外側及び内側のいずれも
初め部の電圧より低電圧とし、第2層については全周溶
接の中で初め部と残余部との溶接速度は外側及び内側の
いずれも前記第1層の溶接速度より早い同一速度とし、
溶接電流を外側は初め部では前記第1層の初め部の溶接
電流より低電流とし、残余部では前記第1層の初め部の
溶接電流より高電流とし、内側は初め部と残余部のいず
れも前記外側の残余部の溶接電流と同一電流とし、アー
ク電圧を外側は初め部では前記第1層の初め部のアーク
電圧より低電圧とし、残余部では前記第1層の初め部の
アーク電圧より高電圧とし、内側は初め部と残余部のい
ずれも前記外側の残余部の電圧と同一電圧とし、第3層
については全周溶接の中で溶接速度は外側の初め部は前
記第1層の溶接速度より低速度で、残余部は前記第1層
の溶接速度と同一速度とし、溶接電流を外側は初め部で
は前記第2層の内側の溶接電流と同一電流とし、残余部
では前記第2層の内側の溶接電流より高電流とし、内側
は初め部では前記外側の始め部の溶接電流より高電流と
し、残余部では前記外側の残余部の溶接電流と同一電流
とし、アーク電圧を外側は初め部では前記第2層の内側
のアーク電圧と同一電圧とし、残余部では前記外側の始
め部の電圧より高電圧とし、内側は初め部では前記外側
の始め部の電圧より高電圧とし、残余部では前記外側の
残余部の電圧と同一電圧としたことを特徴とするもので
ある。
【0008】また、開先形状を有する穴を備えたバネ鋼
板の第1母材と、前記穴に貫通する炭素鋼管の第2母材
とよりなり、前記第1母材の穴に貫通した第2母材の先
端側の第1母材の外側と、この外側とは反対側の内側と
で前記第2母材の外周と第1母材の穴とをアーク溶接に
より3層の肉盛りによって溶接するにおいて、第1層に
ついては全周溶接の中で初め部と残余部との溶接速度は
40cm±3cm/minとし、溶接電流を初め部では
外側及び内側のいずれも270A±5Aで残余部では外
側及び内側のいずれも240A±5Aとし、アーク電圧
を初め部では外側及び内側のいずれも30V±1Vで残
余部では外側及び内側のいずれも28V±1Vとし、
第2層については全周溶接の中で初め部と残余部との溶
接速度は外側及び内側のいずれも45cm±3cm/m
inとし、溶接電流を外側は初め部では260A±5A
で残余部では290A±5Aとし、内側は初め部と残余
部のいずれも290A±5Aとし、アーク電圧を外側は
初め部では29V±1Vでと残余部では31V±1Vと
し、内側は初め部と残余部のいずれも31V±1Vと
し、第3層については全周溶接の中で溶接速度は外側の
初め部は35cm±3cm/minで、残余部は40c
m±3cm/minとし、溶接電流を外側は初め部では
290A±5Aで残余部では310A±5Aとし、内側
は初め部では300A±5Aで残余部では310A±5
Aとし、アーク電圧を外側は初め部では31V±1Vで
残余部では35V±1Vとし、内側は初め部では33V
±1Vで残余部では35V±1Vとしたことを特徴とす
るものである。
【0009】前記した第1母材の穴の開先角度を50°
前後としたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、1はバネ鋼板の第1
母材であり、4は炭素鋼管の第2母材である。前記第1
母材のバネ鋼板1には穴2を有しており、この穴2に前
記第2母材の炭素鋼管4が貫通され第炭素鋼管4の先端
側のバネ鋼板1の外側Aと、この外側Aとは反対側の内
側Bとで炭素鋼管4の外周とバネ鋼板1の穴2とをアー
ク溶接により3層の外側溶接5及び内側溶接6の肉盛り
によって溶接している。尚、1例ではあるが、前記バネ
鋼板1の厚みD1は20mm、炭素鋼管4の肉厚D2は
12〜15mmで穴2の貫通部位の径D3は100φで
あり、穴2より貫通突出した炭素鋼管4の突出長さLは
10mmである。
【0011】前記外側溶接5及び内側溶接6の肉盛りは
バネ鋼板1の穴2に形成した外側開先3a及び内側開先
3bと炭素鋼管4の外周囲との間で第1層外側ビード5
a、第2層外側ビード5b、第3層外側ビード5c及び
第1層内側ビード6a、第2層内側ビード6b第3層内
側ビード6cによって外側Aと内側Bとのそれぞれが3
層の肉盛りによって溶接されている。この構成としては
スタビライザの左右一対のバネ鋼板1の先端間に炭素鋼
管4を溶接した従来例と同様であるが、本発明は下記の
ような穴2の開先角度θと3層の溶接条件として従来の
問題点を解消したものである。
【0012】すなわち、穴2の開先角度θは外側開先3
a及び内側開先3bのいずれにおいても50°前後と
し、好ましくは50°に設定する。また、3層の溶接条
件は下記の通りとする。
【0013】 [第1層目] 〔外側〕 初め部 残余部 溶接電流(A) 270±5 240±5 アーク電圧(V) 30±1V 28±1V 溶接速度(cm/min) 40±3 40±3 ウィービング幅(mm) 2±0.5 2±0.5 ウィービング回数(cpm) 180±3 180±3 [第1層目] 〔内側〕 初め部 残余部 溶接電流(A) 270±5 240±5 アーク電圧(V) 30±1V 28±1V 溶接速度(cm/min) 40±3 40±3 ウィービング幅(mm) 2±0.5 2±0.5 ウィービング回数(cpm) 180±3 180±3 [第2層目] 〔外側〕 初め部 残余部 溶接電流(A) 260±5 290±5 アーク電圧(V) 29±1V 31±1V 溶接速度(cm/min) 45±3 45±3 ウィービング幅(mm) 3±0.5 4±0.5 ウィービング回数(cpm) 120±3 120±3 [第2層目] 〔内側〕 初め部 残余部 溶接電流(A) 290±5 290±5 アーク電圧(V) 31±1V 31±1V 溶接速度(cm/min) 45±3 45±3 ウィービング幅(mm) 3±0.5 4±0.5 ウィービング回数(cpm) 120±3 120±3 [第3層目] 〔外側〕 初め部 残余部 溶接電流(A) 290±5 310±5 アーク電圧(V) 31±1V 35±1V 溶接速度(cm/min) 35±3 40±3 ウィービング幅(mm) 4±0.5 6±0.5 ウィービング回数(cpm) 60±3 60±3 [第3層目] 〔内側〕 初め部 残余部 溶接電流(A) 300±5 310±5 アーク電圧(V) 33±1V 35±1V 溶接速度(cm/min) 40±3 40±3 ウィービング幅(mm) 4±0.5 6±0.5 ウィービング回数(cpm) 60±3 60±3 尚、第1層目の溶接開始時点では予め余熱を付与してお
くことは従前通りである。前記初め部と残余部について
は図2で示すように、0点を溶接開始、終点とした場合
に初め部は1/3周S1であり、残余部は2/3周S2
であるが、多少増減することもありこれに限定されるも
のではない。
【0014】上記の溶接条件において第1層目の溶接電
流を従来では外内側共全周に渡って240A±5Aであ
ったが初め部にルート割れが発生し、280A±5Aで
はビード内微細凝固割れが発生するため、初め部は中間
値で安全側の270A±5Aに設定し、残余部はこれよ
り低電流の240A±5Aに設定したことによりルート
割れを抑止した。また、穴2の開先角度θを外側開先3
a及び内側開先3bのいずれにおいても50°前後と
し、好ましくは50°に設定することにより外側ビード
5aと内側ビード6aとの間にルート残り100の発生
を抑制するものである。
【0015】第2層目の溶接条件においては、従来では
外内側共全周に渡って290A±5Aであったが外側A
の初め部のビード盛り上がりが大きくなるため、外側A
の初め部のみ約10%下げた260A±5Aに設定した
ことによりビード盛り上がりを抑制し、境界割れやピン
ホールの発生を抑止した。
【0016】第3層目の溶接条件においては、従来では
外内側共全周に渡って溶接電流、アーク電圧、溶接速度
の設定は310A±5A,35V±1V、35cm±3
cm/minであり、初め部のビードの盛り上がりが大
きく境界割れが発生し、280A±5Aでは溶け込みが
浅いため、内側Bの初め部は電流値を310A±5Aと
280A±5Aの中間の300A±5にし、溶接速度を
40cm±3cm/minに上げて設定したことにより
や境界割れを抑制し良好な溶け込みとし、また外側Aに
ついては従来の条件では溶接条件でオーバラップの未溶
着や境界割れが生じていたが、本発明においては初め部
の電流値を290A±5Aに下げ、溶け込みの確保のた
めに溶接速度を35cm±3cm/minのままに設定
したことによりオーバラップの未溶着や境界割れを抑止
した。
【0017】尚、本発明の実施形態においてスタビライ
ザのバネ鋼板1と炭素鋼管4との溶接について説明した
がこれに限定するものではなく、炭素鋼の各種のワーク
等の溶接に適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、炭素
鋼材をアーク溶接により3層の肉盛りによって溶接する
において、溶接電流、アーク電圧及び溶接速度を外側及
び内側と溶接初め部及び残余部について特定の溶接条件
に設定することにより、従来の問題点を解消し溶接結合
強度や品質を向上し従来の問題点を解消した炭素鋼の溶
接方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接部位の断面図
【図2】本発明の溶接部位の外側の端面図
【図3】スタビライザの斜視図
【図4】従来の溶接部位の断面図
【符号の説明】 1 バネ鋼板 2 穴 3a 外側開先 3b 内側開先 4 炭素鋼管 5 外側溶接 6 内側溶接
フロントページの続き (72)発明者 黒木 俊昭 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日野 自動車株式会社内 Fターム(参考) 4E001 AA03 CA07 CC03 DF04 DF09 EA01 EA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開先形状を有する穴を備えたバネ鋼板の
    第1母材と、前記穴に貫通する炭素鋼管の第2母材とよ
    りなり、前記第1母材の穴に貫通した第2母材の先端側
    の第1母材の外側と、この外側とは反対側の内側とで前
    記第2母材の外周と第1母材の穴とをアーク溶接により
    3層の肉盛りによって溶接するにおいて、 第1層については全周溶接の中で初め部と残余部との溶
    接速度は外側及び内側のいずれも最適な同一速度とし、
    溶接電流を初め部では外側及び内側のいずれも最適な同
    一電流で残余部では外側及び内側のいずれも初め部の溶
    接電流より低電流とし、アーク電圧を初め部では外側及
    び内側のいずれも最適な同一電圧で残余部では外側及び
    内側のいずれも初め部の電圧より低電圧とし、 第2層については全周溶接の中で初め部と残余部との溶
    接速度は外側及び内側のいずれも前記第1層の溶接速度
    より早い同一速度とし、溶接電流を外側は初め部では前
    記第1層の初め部の溶接電流より低電流とし、残余部で
    は前記第1層の初め部の溶接電流より高電流とし、内側
    は初め部と残余部のいずれも前記外側の残余部の溶接電
    流と同一電流とし、アーク電圧を外側は初め部では前記
    第1層の初め部のアーク電圧より低電圧とし、残余部で
    は前記第1層の初め部のアーク電圧より高電圧とし、内
    側は初め部と残余部のいずれも前記外側の残余部の電圧
    と同一電圧とし、 第3層については全周溶接の中で溶接速度は外側の初め
    部は前記第1層の溶接速度より低速度で、残余部は前記
    第1層の溶接速度と同一速度とし、溶接電流を外側は初
    め部では前記第2層の内側の溶接電流と同一電流とし、
    残余部では前記第2層の内側の溶接電流より高電流と
    し、内側は初め部では前記外側の始め部の溶接電流より
    高電流とし、残余部では前記外側の残余部の溶接電流と
    同一電流とし、アーク電圧を外側は初め部では前記第2
    層の内側のアーク電圧と同一電圧とし、残余部では前記
    外側の始め部の電圧より高電圧とし、内側は初め部では
    前記外側の始め部の電圧より高電圧とし、残余部では前
    記外側の残余部の電圧と同一電圧としたことを特徴とす
    る炭素鋼の溶接方法。
  2. 【請求項2】 開先形状を有する穴を備えたバネ鋼板の
    第1母材と、前記穴に貫通する炭素鋼管の第2母材とよ
    りなり、前記第1母材の穴に貫通した第2母材の先端側
    の第1母材の外側と、この外側とは反対側の内側とで前
    記第2母材の外周と第1母材の穴とをアーク溶接により
    3層の肉盛りによって溶接するにおいて、 第1層については全周溶接の中で初め部と残余部との溶
    接速度は40cm±3cm/minとし、溶接電流を初
    め部では外側及び内側のいずれも270A±5Aで残余
    部では外側及び内側のいずれも240A±5Aとし、ア
    ーク電圧を初め部では外側及び内側のいずれも30V±
    1Vで残余部では外側及び内側のいずれも28V±1V
    とし、 第2層については全周溶接の中で初め部と残余部との溶
    接速度は外側及び内側のいずれも45cm±3cm/m
    inとし、溶接電流を外側は初め部では260A±5A
    で残余部では290A±5Aとし、内側は初め部と残余
    部のいずれも290A±5Aとし、アーク電圧を外側は
    初め部では29V±1Vでと残余部では31V±1Vと
    し、内側は初め部と残余部のいずれも31V±1Vと
    し、 第3層については全周溶接の中で溶接速度は外側の初め
    部は35cm±3cm/minで、残余部は40cm±
    3cm/minとし、溶接電流を外側は初め部では29
    0A±5Aで残余部では310A±5Aとし、内側は初
    め部では300A±5Aで残余部では310A±5Aと
    し、アーク電圧を外側は初め部では31V±1Vで残余
    部では35V±1Vとし、内側は初め部では33V±1
    Vで残余部では35V±1Vとしたことを特徴とする炭
    素鋼の溶接方法。
  3. 【請求項3】 第1母材の穴の開先角度を50°前後と
    したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の炭
    素鋼の溶接方法。
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