JP2001218646A - アームレスト装置 - Google Patents

アームレスト装置

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JP2001218646A
JP2001218646A JP2000032399A JP2000032399A JP2001218646A JP 2001218646 A JP2001218646 A JP 2001218646A JP 2000032399 A JP2000032399 A JP 2000032399A JP 2000032399 A JP2000032399 A JP 2000032399A JP 2001218646 A JP2001218646 A JP 2001218646A
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JP
Japan
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armrest
operation shaft
rack
main body
pinion
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JP2000032399A
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English (en)
Inventor
Masaharu Machii
正治 町井
Toshiro Owada
俊郎 大和田
Masayoshi Goto
政由 後藤
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TS Tech Co Ltd
Honda Access Corp
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Honda Access Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造簡易にして高さ調整が可能なアームレス
ト装置を提供する。 【解決手段】 シートバックにほぼ上下方向のラック24
を設け、アームレスト本体に回転操作軸35を回動可能に
設ける。この回転操作軸35に、前記ラック24に噛合する
ピニオン40を設け、前記回転操作軸35の回転を制動する
ブレーキ36を設ける。アームレスト本体側の回転操作軸
35を回転操作すると、ピニオン40がシートバック側のラ
ック24に噛合しながら上下に移動し、アームレスト本体
4の高さを使用者に合わせて調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックの側
部にアームレスト本体を昇降可能に設けたアームレスト
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、車両用のアーム
レスト装置では、シートバックの側部にアームレスト本
体を設けると共に、このアームレストをほぼ水平な使用
位置から起伏位置に回動可能としたものがある。例え
ば、特開平4−361708号公報には、背凭シートの
側部に側方に突出するように設けた取付軸と、該取付軸
に固定され該軸の軸回りにギヤを形成したセクタギヤ
と、前記取付軸に回動自在に取付けたアームレストのア
ームレストフレームと、該アームレストフレームに設け
た前記セクタギヤに継脱するロックギヤと、該ロックギ
ヤを前記セクタギヤに係合するように付勢するバネと、
前記ロックギヤを回動させる操作ノブとからなるものに
おいて、ロックギヤは前後方向に回動するように設け、
操作ノブはアームレストフレームの先側に左右方向に摺
動可能に設け、該操作ノブとロックギヤとの間には前記
操作ノブの左右方向移動を前後方向移動に変換してロッ
クギヤを回動させるカム機構を設けたアームレスト(公
報特許請求の範囲)が提案されており、このアームレス
トでは、ロックギヤのロック爪が取付軸に固定のセクタ
ギヤに噛合って、この噛合いをバネが付勢し、アームレ
ストを希望角度に保持させ、ロッドが後方移動すると、
ロッドはロックギヤの上部を後方に押すから、ロックギ
ヤのロック爪は反対時計方向回動してセクタギヤから離
脱し、アームレストは取付軸に対して回動自在状態とな
る(公報第0015段)。そして、このようにシートバ
ック(背凭シート)に角度調節可能に設けたものや水平
位置に固定して設けたものなど各種構造のアームレスト
が知られている。
【0003】また、使用時に最適高さに設定できるよう
にするため、特開平11−237号公報には、車両用シ
ートのシートクッションの室内側側部に、シートクッシ
ョンの構造体に支持されたコ字形のフレームを延設し、
このフレームに着脱可能に装着されたボックスを配設す
るとともに、このボックスの両側部に、リンクの一端部
を軸支するとともにリンクの他端部をクッションを兼ね
るアームレストの下端部に軸支し、該リンクの回動を一
定角度で阻止するストッパ手段を上記リンクとアームレ
スト下端部に設け(公報特許請求の範囲中請求項3)た
車両用アームレスト装置があり、アームレストは、先端
部を持って上方に持ち上げるようにして引き出すと、リ
ンク機構としてのリンクアームが回動してリンクアーム
の先端と共にアームレストが上方に移動し、リンクアー
ムのピンが案内溝の一端に係止されてアームレストの回
動を阻止し、アームレストは、所定の高さ(上方位置)
に保持され、アームレストとしての機能を持つ(公報第
0013段)。
【0004】しかし、上記車両用アームレスト装置で
は、上方位置でアームレストの高さを調整することがで
きず、使用者に合わせてその高さ位置を調整することが
できなかった。ところで、アームレスト装置とは異なる
が、車両用のシート装置では、実公平5−19239号
公報にあるように、スライドモータを作動させることに
より駆動するスライド機構によりシートクッションをガ
イドレールに沿ってスライド(公報第3欄第7〜10
行)し、そのスライド機構では螺子棒(第2図)が用い
られている。そして、この螺子棒を回転するスライド機
構を仮にアームレスト装置に適用したとしても、構造が
複雑になることが予想される。
【0005】そこで、本発明は、構造簡易にして高さ調
整が可能なアームレスト装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シー
トバックの側部にアームレスト本体を昇降可能に設けた
アームレスト装置において、前記シートバックにほぼ上
下方向のラックを設け、前記アームレスト本体に回転操
作軸を回動可能に設けると共に、この回転操作軸により
回転し前記ラックに歯合するピニオンを設けたものであ
る。
【0007】この請求項1の構成によれば、アームレス
ト本体側の回転操作軸を回転操作すると、シートバック
側のラックに噛合しながらピニオンが上下に回転移動
し、シートバックに対してアームレスト本体が昇降す
る。
【0008】また、請求項2の発明は、前記ピニオンの
回転を制動する制動手段を設けたものである。
【0009】この請求項2の構成によれば、制動手段の
制動力により、アームレスト本体側の荷重によるピニオ
ンの遊転が防止され、アームレスト本体の高さ位置が保
持される。
【0010】また、請求項3の発明は、前記回転操作軸
に操作摘みを設け、この操作摘みを前記アームレスト本
体の外側部に配置したものである。
【0011】この請求項3の構成によれば、側部の操作
摘みを操作することにより、手動でアームレスト本体の
高さ位置を調整できる。
【0012】さらに、請求項4の発明は、前記アームレ
スト本体と共に昇降する連結部材を設け、この連結部材
にラックプレートをほぼ上下方向移動可能に連結し、こ
のラックプレートを前記シートバックに固定し、前記ラ
ックプレートに前記ラックを設けたものである。
【0013】この請求項4の構成によれば、シートバッ
ク側のラックプレートに連結部材をほぼ上下方向移動可
能に連結することにより、シートバックにアームレスト
本体が昇降可能に設けられ、かつ連結に用いたラックプ
レートに、ピニオンに噛合するラックが設けられている
から、連結のためのスペースを取らないと共に昇降のた
めの機構が簡易となる。
【0014】さらに、請求項5の発明は、前記回転操作
軸は前記制動手段に軸支され、前記回転操作軸に前記ピ
ニオンを設けると共に、前記制動手段を前記連結部材に
固定したものである。
【0015】この請求項5の構成によれば、回転操作軸
を軸心として制動手段とピニオンとが配置されているか
ら、それらのスペースを取らずコンパクトな構造とな
り、かつ制動手段を連結部材に固定することにより、回
転操作軸とピニオンとを配置することができ、組立性に
も優れたものとなる。
【0016】また、請求項6の発明は、前記回転操作軸
を中心に前記アームレスト本体を回転可能に設けたもの
である。
【0017】この請求項6の構成によれば、アームレス
ト本体が回転操作軸を中心として、使用位置と他の位置
に回動でき、回転操作軸がアームレスト本体の回動中心
軸を兼用するため構造が簡易となる。
【0018】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図面
を参照して説明する。図1ないし図5は、本発明の一実
施例を示し、同図に示すように、車両用シート装置1
は、背凭シートであるシートバック2と、座席シートで
あるシートクッション3と、前記シートバック2の側部
に設けるアームレスト本体4とを備える。前記シートバ
ック2は、前記シートクッション3の後部に前後方向回
動可能に取付けられ、図2に示すように、内部に骨格フ
レーム5を備え、この骨格フレーム5の周囲を、ウレタ
ンフォーム材などのクッション性を有するパッド6によ
り覆うと共に、このパッド6の外面を表皮7により覆っ
てなる。前記シートバック2の側部には、前記アームレ
スト本体4の取付け位置に対応して開口凹所8を形成
し、この開口凹所8の内壁は前記表皮7により覆われて
いる。
【0019】前記シートバック2に前記アームレスト本
体4を昇降可能に設ける昇降取付機構について説明する
と、前記開口凹所8において、前記骨格フレーム5にブ
ラケット11を設け、このブラケット11の一方の対向する
角部には、内面側に突出した取付け段部12,12を形成
し、この取付け段部12に透孔13を穿設し、この透光13に
挿通したボルト14を前記骨格フレーム5に螺着してブラ
ケット11を取付けている。また、前記ブラケット11の中
心に孔15を穿設し、外面側からその孔15に鍔部16A付き
のセンターピン16を挿通すると共に、該センターピン16
を溶着などによりブラケットに一体に設け、一方、前記
骨格フレーム5に基準となる孔17を穿設し、この孔17に
前記センターピン16を挿通することにより、前記骨格フ
レーム5に対するブラケット11の基準位置を設定してい
る。また、ブラケット11の他方の対向する角部側には、
ピン孔18を穿設し、内面側からそのピン孔18に連結ピン
19を挿通し、この連結ピン19の基端側の鍔部19Aを溶着
などにより前記ブラケット11の内面側に固着し、さら
に、前記連結ピン19の先端側には段部を介して径小部19
Bが形成され、この径小部19Bをラックプレート21の孔
22に挿通し、該径小部19Bをその外面側で加締めること
により、前記ブラケット11と所定の間隔をおいてラック
プレート21をシートバック2に設けている。そのラック
プレート21はほぼ上下方向に長い板材から形成され、そ
の中央にはほぼ上下方向の長孔23が形成されると共に、
この長孔23の上下方向の一側縁にラック24を形成してい
る。また、前記ラックプレート21の前後の縁は平行に形
成されている。
【0020】前記アームレスト本体4と同体的に昇降す
る連結部材たるスライドプレート31を設け、そのスライ
ドプレート31のほぼ中心に透孔32を穿設すると共に、こ
の透孔32を挟む両側に略L字状の狭持部33,33を平行に
設け、これら狭持部33,33はスライドプレート31を切り
起こすことにより形成することができ、それら狭持部3
3,33にそれぞれ略コ字形のスライド受部材34,34を固
定状態で狭持すると共に、これらスライド部材34,34の
溝部34A,34Aに、前記ラックプレート21の前後両縁を
スライド可能に挿入している。したがって、前記ブラケ
ット11に対して、スライドプレート31がほぼ上下方向に
移動可能となる。
【0021】前記アームレスト本体4には回転操作軸35
が回転可能に設けられ、この回転操作軸35の内端側を、
制動手段たるブレーキ36に回動可能に設け、このブレー
キ36は、ケース37内に制動部材38を設け、付勢手段であ
るコイルスプリング39により前記制動部材38を所定の力
で前記回転操作軸35側に押圧して制動力を得るようにし
ている。また、前記回転操作軸35の内端に、前記透孔32
を挿通して前記ラック24に噛合するピニオン40を固着し
ている。そして、前記ケース37には外方に向けて複数の
取付け腕部37A,37A,37Aが突設され、これら取付け
腕部37A,37A,37Aを前記スライドプレート31に溶着
などにより固定している。
【0022】また、前記回転操作軸35には、前記ブレー
キ36の外側に近接して筒体41を遊転可能に設け、この筒
体41の内端側に固定ギヤ42を固着し、この固定ギヤ42は
複数の連結ピン43,43により前記スライドプレート31に
連結され、それら連結ピン43,43は前記回転操作軸35位
置より下方でスライドプレート31に連結されている。ま
た、前記筒体41の外端側には、受筒部41Aが一体に設け
られている。
【0023】前記アームレスト本体4は、図2に示すよ
うに、有底な下ケース101と、この下ケース101の上部開
口102を塞いで開閉可能に設けられた蓋体103とを備え、
この蓋体103の上面はクッション性を有するものであ
り、例えば剛性を有する蓋体103の上面をクッション材
により覆うことによりクッション性を備える。尚、前記
蓋体103はその後部で枢着部103Aにより前記下ケース10
1に開閉可能に設けられている。また、前記下ケース101
内は前記筒体41箇所において中仕切り板104により仕切
られ、この中仕切り板104は前記下ケース101の底板に一
体に立設されおり、前記中仕切り板104の孔104Aに前記
受筒部41Aが回転可能に挿入されている。また、前記下
ケース101の外側板部105に、鍔44A付き受筒44を嵌入し
て下ケース101に一体に設け、前記受筒44内に前記回転
操作軸35を回転可能に挿通している。また、前記回転操
作軸35の外端に操作摘み45を設けている。さらに、カバ
ー筒体106を形成し、このカバー筒体106の内端を前記受
筒部41Aに外嵌すると共に、その外端を前記受筒44に外
嵌している。したがって、アームレスト本体4は、筒体
41と受筒44とを介して前記回転操作軸35に回動可能に支
持されている。また、前記中仕切り板104と外側板部105
の間において前記下ケース101に収納空間が形成され
る。そして、アームレスト本体4内にロックギヤ111を
回動可能に設け、このロックギヤ111が前記固定ギヤ42
に噛合することにより、アームレスト本体4が角度固定
され、該アームレスト本体4の先端内側に設けた操作ノ
ブ112を押すと、図示しない伝達部材がロッド113を進退
し、該ロッド113により前記ロックギヤ111が回動して前
記固定ギヤ42から離脱し、これによりアームレスト本体
4が回動可能となり、操作ノブ112を離すと、図示しな
いバネなどの復帰手段によりロックギヤ111が固定ギヤ4
2に噛合してこの位置で固定されるようになっており、
それら固定ギヤ42,ロックギヤ112,操作ノブ112,ロッ
ド113,前記伝達部材及び復帰手段などによりアームレ
スト本体4の角度調節装置114を構成している。尚、図
中115は蓋体103のロックと開閉を行う開閉ノブである。
【0024】次に前記構成につきその作用を説明する
と、アームレスト本体4の高さを調整するには、操作摘
み45を操作して回転操作軸35を回転する。図5におい
て、回転操作軸35を時計回り方向に回転すると、回転操
作軸35に対してスライドプレート31及びブラケット11が
相対的に上昇する。ここで、スライドプレート31及びブ
ラケット11はシートバック2に固定されているから、実
際には回転操作軸35が降下し、アームレスト本体4が降
下する。これとは逆に回転操作軸35を反時計回り方向に
回転操作すると、アームレスト本体4が上がる。また、
図5に示すように、ラック24の途中にピニオン40が噛合
している場合でも、回転操作軸35はブレーキ36によりそ
の回転に所定の制動力が加えられているから、アームレ
スト本体4の自重や使用者が肘を置くことにより荷重が
加わっても、回転操作軸35が遊転してアームレスト本体
4がむやみに下がることがない。
【0025】このように本実施例では、請求項1に対応
して、シートバック2の側部にアームレスト本体4を昇
降可能に設けたアームレスト装置において、シートバッ
ク2にほぼ上下方向のラック24を設け、アームレスト本
体4に回転操作軸35を回動可能に設けると共に、この回
転操作軸35により回転しラック24に歯合するピニオン40
を設けたものであるから、アームレスト本体4側の回転
操作軸35を回転操作すると、シートバック2側のラック
24に噛合しながらピニオン40が上下に回転移動し、シー
トバック2に対してアームレスト本体4が上下方向に昇
降し、該アームレスト本体4の高さを使用者に合わせて
調整することができる。
【0026】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、ピニオン40の回転を制動する制動手段たる
ブレーキ36を設けたから、ブレーキ36の制動力により、
アームレスト本体4側の荷重によるピニオン40の遊転が
防止され、アームレスト本体4の高さ位置を保持するこ
とができる。
【0027】また、このように本実施例では、請求項3
に対応して、回転操作軸35に操作摘み45を設け、この操
作摘み45をアームレスト本体4の外側部に配置したか
ら、側部の操作摘み35を操作することにより、手動でア
ームレスト本体4の高さ位置を簡便に調整することがで
きる。
【0028】さらに、このように本実施例では、請求項
4に対応して、アームレスト本体4と共に昇降する連結
部材たるスライドプレート31を設け、このスライドプレ
ート31にラックプレート21をほぼ上下方向移動可能に連
結し、このラックプレート21をシートバック2に固定
し、ラックプレート21にラック24を設けたから、シート
バック2側のラックプレート21にスライドプレート31を
ほぼ上下方向移動可能に連結されることにより、シート
バック2にアームレスト本体4が昇降可能に設けられ、
かつ連結に用いたラックプレート21に、ピニオン40に噛
合するラック24が設けられているから、連結のためのス
ペースを取らないと共に昇降のための機構を簡易なとす
ることができる。
【0029】さらに、このように本実施例では、請求項
5に対応して、回転操作軸35は制動手段たるブレーキ36
に軸支され、回転操作軸35にピニオン40を設けると共
に、ブレーキ36を連結部材たるスライドプレート31に固
定したから、回転操作軸35を軸心としてブレーキ36とピ
ニオン40とが配置されているから、それらのスペースを
取らずコンパクトな構造となり、かつブレーキ36をスラ
イドプレート31に固定することにより、回転操作軸35と
ピニオン40とを配置することができ、組立性にも優れた
ものとなる。
【0030】また、このように本実施例では、請求項6
に対応して、回転操作軸35を中心に前記アームレスト本
体35を回転可能に設けたから、アームレスト本体4を、
回転操作軸35を中心として、角度調整や使用位置と他の
位置に回動でき、回転操作軸35がアームレスト本体4の
回動中心軸を兼用するため構造が簡易となる。
【0031】また、実施例上の効果として、スライドプ
レート31には、ブレーキ36により回転操作軸35を連結す
ると共に、その回転操作軸35を連結ピン43,固定ギヤ42
及び筒体41により支持する構造であるから、アームレス
ト本体4に加わる荷重に対して強度的に優れた構造とな
る。また、スライド部材34,34の縦長の溝部34A,34A
に、ラックプレート21の両縁をスライド可能に挿入した
から、溝部34Aとラックプレート21の縁との係合長さを
比較的長く設定することができ、これにより回転操作軸
35側から下向きの荷重が加わっても、ラックプレート21
をスムーズにスライドさせることができる。また、アー
ムレスト本体4は開閉可能な蓋体103を備えると共に、
内部に収納空間107を有するから、小物の収納整理に利
便性を備えたものとなる。
【0032】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
実施が可能である。例えば、制動手段はピニオンが遊転
しない制動力が得られるものであれば、各種のものを用
いることができる。また、回転操作軸を電動で回転する
ように構成してもよく、この場合操作摘みを設けても設
けなくてもよい。また、請求項1〜4の場合では、回転
操作軸とピニオンとの間にギヤなどの回転伝達機構を設
けることにより、両者を同軸に設けない構成を採用する
こともできる。また、本発明は、回転操作軸に対して回
動しないアームレスト本体にも適用可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、シートバックの側部
にアームレスト本体を昇降可能に設けたアームレスト装
置において、前記シートバックにほぼ上下方向のラック
を設け、前記アームレスト本体に回転操作軸を回動可能
に設けると共に、この回転操作軸により回転し前記ラッ
クに歯合するピニオンを設けたものであり、構造簡易に
して高さ調整が可能なアームレスト装置を提供すること
ができる。
【0034】また、請求項2の発明は、前記ピニオンの
回転を制動する制動手段を設けたものであり、構造簡易
にして高さ調整が可能なアームレスト装置を提供するこ
とができる。
【0035】また、請求項3の発明は、前記回転操作軸
に操作摘みを設け、この操作摘みを前記アームレスト本
体の外側部に配置したものであり、構造簡易にして高さ
調整が可能なアームレスト装置を提供することができ
る。
【0036】さらに、請求項4の発明は、前記アームレ
スト本体と共に昇降する連結部材を設け、この連結部材
にラックプレートをほぼ上下方向移動可能に連結し、こ
のラックプレートを前記シートバックに固定し、前記ラ
ックプレートに前記ラックを設けたものであり、構造簡
易にして高さ調整が可能なアームレスト装置を提供する
ことができる。
【0037】さらに、請求項5の発明は、前記回転操作
軸は前記制動手段に軸支され、前記回転操作軸に前記ピ
ニオンを設けると共に、前記制動手段を前記連結部材に
固定したものであり、構造簡易にして高さ調整が可能な
アームレスト装置を提供することができる。
【0038】また、請求項6の発明は、前記回転操作軸
を中心に前記アームレスト本体を回転可能に設けたもの
であり、構造簡易にして高さ調整が可能なアームレスト
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシート装置の斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す昇降機構の断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す昇降機構の分解斜視図
である。
【図4】本発明の一実施例を示す着脱構造の要部の平断
面図である。
【図5】本発明の一実施例を示すラックとピニオンの噛
合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 シートバック 4 アームレスト本体 21 ラックプレート 24 ラック 31 スライドプレート(連結部材) 35 回転操作軸 36 ブレーキ(制動手段) 40 ピニオン 45 操作摘み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和田 俊郎 埼玉県朝霞市栄町3−7−27 テイ・エス テック株式会社内 (72)発明者 後藤 政由 埼玉県新座市野火止8丁目18番4号 株式 会社ホンダアクセス内 Fターム(参考) 3B087 DC02 DC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの側部にアームレスト本体
    を昇降可能に設けたアームレスト装置において、前記シ
    ートバックにほぼ上下方向のラックを設け、前記アーム
    レスト本体に回転操作軸を回動可能に設けると共に、こ
    の回転操作軸により回転し前記ラックに歯合するピニオ
    ンを設けたことを特徴とするアームレスト装置。
  2. 【請求項2】 前記ピニオンの回転を制動する制動手段
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のアームレスト
    装置。
  3. 【請求項3】 前記回転操作軸に操作摘みを設け、この
    操作摘みを前記アームレスト本体の外側部に配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載のアームレスト装置。
  4. 【請求項4】 前記アームレスト本体と共に昇降する連
    結部材を設け、この連結部材にラックプレートをほぼ上
    下方向移動可能に連結し、このラックプレートを前記シ
    ートバックに固定し、前記ラックプレートに前記ラック
    を設けたことを特徴とする請求項2記載のアームレスト
    装置。
  5. 【請求項5】 前記回転操作軸は前記制動手段に軸支さ
    れ、前記回転操作軸に前記ピニオンを設けると共に、前
    記制動手段を前記連結部材に固定したことを特徴とする
    請求項4記載のアームレスト装置。
  6. 【請求項6】 前記回転操作軸を中心に前記アームレス
    ト本体を回動可能に設けたことを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載のアームレスト装置。
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