JP2001218337A - 電気接続箱の排水構造 - Google Patents

電気接続箱の排水構造

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JP2001218337A
JP2001218337A JP2000025065A JP2000025065A JP2001218337A JP 2001218337 A JP2001218337 A JP 2001218337A JP 2000025065 A JP2000025065 A JP 2000025065A JP 2000025065 A JP2000025065 A JP 2000025065A JP 2001218337 A JP2001218337 A JP 2001218337A
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drainage
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Haruyoshi Murofushi
治義 室伏
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ部での各端子部間のリーク電流の発
生を確実に抑制することができる電気接続箱の排水構造
を提供する。 【解決手段】 接続箱本体11内に導電部材13を配索
した配線板12が収容され、導電部材13の端部が配線
板12から外側へ起立して端子部13aとなり、この端
子部13aが接続箱本体11の壁部11aを貫通して該
接続箱本体11の外側へ突出し、この接続箱本体11か
ら突出した端子部13aと、この端子部13aを取り囲
むように接続箱本体11に一体形成されたコネクタハウ
ジング17とでコネクタ部14を構成すると共に、この
コネクタ部14に相手側コネクタ21を嵌合自在にした
電気接続箱10の排水構造において、コネクタハウジン
グ17内の底面からコネクタハウジング17の外側の接
続箱本体11の壁部11aに亙って排水用溝19,20
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱の排水
構造に関し、特に、自動車の電気配線等に使用する電気
接続箱に一体形成したコネクタ部の排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等で各種の電気機器への配
線を行うに当たって、電気接続箱が用いられている。こ
の電気接続箱では、接続箱本体の外側にフード状の周壁
部で囲まれて成るコネクタ部が設けられ、このコネクタ
部に相手側コネクタを嵌合して接続が行われるようにな
っている。
【0003】従来の電気接続箱においては、図7に示す
ように、ブスバー1が複数の配線板2,2…に沿って配
索され、所定のブスバー1の端部を折り曲げて起立させ
ることによりタブ端子1aが形成されている。このタブ
端子1aは、コネクタ部4となる位置に複数が集合する
ように配置されている。また、複数の配線板2は積層さ
れた状態で箱形で合成樹脂製の接続箱本体3内に収容さ
れている。さらに、起立された複数のタブ端子1a,1
a…は接続箱本体3に穿設された複数の端子挿通孔3
a,3a…から該接続箱本体3の外側に露出するよう突
出されている。
【0004】そして、各端子挿通孔3aから突出した各
タブ端子1aを取り囲むように筒形状のコネクタハウジ
ング5が接続箱本体3に一体突出形成されている。即
ち、コネクタ部4は、コネクタハウジング5と、このコ
ネクタハウジング5内の底面6と、この底面6から突出
する複数のタブ端子1aとを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電気接続箱
は、通常エンジンルーム内等に設置されるため、高温に
晒されるほかに、油や水等に接触する機会が多く、特に
エンジンルーム内を高圧水で噴射洗浄する際等では、防
水カバーがあっても、図8に示すように、相手側コネク
タ(図示省略)に沿ってコネクタ部4内に水Wが浸入す
ることが起こり得る。
【0006】しかしながら、前記従来構造の接続箱本体
3のコネクタ部4では、該コネクタ部4に嵌合される相
手側コネクタから水Wが浸入してしまうと、コネクタハ
ウジング5とその底面6とで形成された凹部内に水Wが
溜まって、ブスバー1の各タブ端子1a,1a間でリー
ク電流が発生するおそれがあった。
【0007】そこで、本発明は、コネクタ部での各端子
部間のリーク電流の発生を確実に抑制することができる
電気接続箱の排水構造を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、接続
箱本体内に導電部材を配索した配線板が収容され、前記
導電部材の端部が前記配線板から外側へ起立して端子部
となり、この端子部が前記接続箱本体の壁部を貫通して
該接続箱本体の外側へ突出し、この接続箱本体から突出
した前記端子部と、この端子部を取り囲むように前記接
続箱本体に一体形成されたコネクタハウジングとでコネ
クタ部を構成すると共に、このコネクタ部に相手側コネ
クタを嵌合自在にした電気接続箱の排水構造において、
前記コネクタハウジング内の底面から該コネクタハウジ
ングの外側の前記接続箱本体の壁部に亙って排水用溝を
設けたことを特徴とする。
【0009】この電気接続箱の排水構造では、コネクタ
部に嵌合される相手側コネクタから浸入した水等は、排
水用溝からコネクタハウジングの外側へ排出される。こ
れにより、コネクタハウジング内に配置された各端子部
同士の間にリーク電流が発生するのが抑制され、電気接
続箱の信頼性が向上する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の電気接
続箱の排水構造であって、前記排水用溝に連通する切欠
きを前記コネクタハウジングの周壁部に形成したことを
特徴とする。
【0011】この電気接続箱の排水構造では、請求項1
記載の発明の作用に加えて、排水用溝に連通する切欠き
で水等がコネクタハウジングの外側へより効率的に排出
される。
【0012】請求項3の発明は、請求項2に記載の電気
接続箱の排水構造であって、前記排水用溝に連通する切
欠きを前記コネクタハウジングの周壁部の中途まで孔状
に形成したことを特徴とする。
【0013】この電気接続箱の排水構造では、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、コネクタハウジング内に
浸入した水等が該コネクタハウジングの剛性や強度を損
なうことなく該コネクタハウジングの外へ確実に排出さ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の実施形態の電気接続箱の斜
視図、図2は同電気接続箱のコネクタ部の平面図、図3
は図2のA−A線に沿う断面図、図4は図2のB−B線
に沿う断面図、図5は同コネクタ部の排水作用を示す断
面図である。
【0016】図1に示すように、電気接続箱10の合成
樹脂製の接続箱本体11は、底面側が開口した箱形の上
部ケース11Aと、この上部ケース11Aの底面側開口
部を覆う下部ケース11Bとで構成されている。この接
続箱本体11内には複数の配線板12,12…が積層さ
れた状態で収容されている。
【0017】図1,図3に示すように、配線板12には
所定の回路パターンに形成したブスバー(導電部材)1
3が配索されている。そして、ブスバー13の所定の端
部は折り曲げにより起立させてタブ端子(端子部)13
aになっている。このタブ端子13aは、回路構成に応
じて他の配線板12を貫通して最上層の配線板12から
外側に起立するように突出している。即ち、複数のタブ
端子13aが最上層の配線板12上の所定位置に集まる
ように配置されている。そして、これら各タブ端子13
aは、上部ケース11Aの上壁部(壁部)11aの外側
に一体突出形成された各コネクタ部14,15,16内
で起立するように露出している。
【0018】図1〜図5に示すように、コネクタ部14
は、上部ケース11Aの上壁部11aに一体突出形成さ
れたコネクタハウジング17を備えている。このコネク
タハウジング17内の底面18及び該コネクタハウジン
グ17の外側に位置する上部ケース11Aの上壁部11
aに亙って、排水用溝19,20を略十字状に交差する
ようにそれぞれ形成してある。また、コネクタハウジン
グ17の周壁部17aの隣接する各タブ端子13a,1
3a間に対向する位置には、排水用溝19,20に連通
する略矩形状の切欠き17A,17Bをそれぞれ形成し
てある。この各切欠き17A,17Aはコネクタハウジ
ング17の周壁部17aの上端縁まで達している。尚、
図5は、コネクタ部14のコネクタハウジング17内に
相手側コネクタ21が嵌合された状態を示している。こ
の相手側コネクタ21には、複数の電線22,22…の
端末が図示しない端子にそれぞれ接続されており、該各
端子がコネクタ部14のコネクタハウジング17内に起
立する複数のタブ端子13aと電気的にそれぞれ接続さ
れるようになっている。
【0019】以上、コネクタ部14の説明をしたが、他
のコネクタ部15,16の構造もコネクタ部14と略同
様であるが、排水用溝19,20及び該排水用溝19,
20に連通する切欠き17A,17Bは図示の都合上省
略してある。さらに、図1に示すように、上部ケース1
1Aの上壁部11aの上下側には、該上部ケース11A
内に浸入した水Wを排水するための開口部23,24を
それぞれ形成してある。
【0020】このような構造の本実施形態では、電気接
続箱10のコネクタ部14のコネクタハウジング17内
に嵌合された相手側コネクタ21の各電線22を伝わっ
て該コネクタハウジング17内に水Wが浸入しても、コ
ネクタハウジング17内の底面18から該コネクタハウ
ジング17の周壁部17aを貫通して上部ケース11A
の上壁部11aに断面凹状に形成された排水用溝19,
20と該各排水用溝19,20に連通する切欠き17
A,17Bとによって、排水作用を高めることができ
る。このため、コネクタ部14のコネクタハウジング1
7内の隣接する各タブ端子13a,13aの間にリーク
電流が発生することがない。
【0021】また、本実施形態の電気接続箱10は、例
えば図示しないエンジンルーム内で図1に示すように上
下方向に配置されて使用されるため、図5に示すよう
に、排水用溝20及び切欠き17Bで主に排水が行われ
る。このような接続構造では、相手側コネクタ21の複
数の電線22,22…を伝わってくる水滴Wがコネクタ
部14のコネクタハウジング17内に浸入するおそれが
あるが、各排水用溝19,20及び各切欠き17A,1
7Bがコネクタハウジング17の周壁部17aの上端縁
に達するまで形成されているため、これらを通して上記
水滴Wは自重で該コネクタハウジング17の外へ確実に
排水される。
【0022】以上、前記実施形態について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に
付随する各種の変更が可能である。例えば、前記実施形
態では、切欠き17A,17Bをコネクタ部14のコネ
クタハウジング17の周壁部17aの高さ方向全体に亙
って切り欠き形成したが、図6に示すように、排水用溝
19,20の近傍のみを矩形の孔状に切り欠いてコネク
タ部14′のネクタハウジング17の周壁部17aの上
端縁まで達しない構造としてもよい。即ち、コネクタハ
ウジング17の周壁部17aの中途まで各排水溝19,
20に連通する矩形孔状の切欠き17A′,17B′を
それぞれ形成する。これにより、水滴Wを自重により排
水用溝19,20及び切欠き17A′,17B′から排
水することができる。この際、コネクタ部14′のコネ
クタハウジング17の剛性や強度を損なうことがないと
いう利点がある。
【0023】尚、前記各実施形態のように、接続箱本体
11の上部ケース11Aの上壁部11aに排水用溝1
9,20を少なくとも形成しておけば、コネクタハウジ
ング17の周壁部17aに切欠き17A,17B及び1
7A′17B′を一切形成しない構造としてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、コネクタ部のコネクタハウジング内
の底面から該コネクタハウジングの外側の接続箱本体の
壁部に亙って排水用溝を設けたので、コネクタ部に嵌合
される相手側コネクタから浸入した水等を排水用溝から
該コネクタハウジングの外側へ排出することができる。
これにより、コネクタハウジング内に配置された各端子
部同士の間にリーク電流が発生するのを確実に抑制する
ことができ、電気接続箱の信頼性を向上させることがで
きる。
【0025】請求項2の発明によれば、排水用溝に連通
する切欠きをコネクタハウジングの周壁部に形成したの
で、該排水用溝に連通する切欠きで該コネクタハウジン
グ内に浸入した水等をより効率的にかつ確実に排出させ
ることができる。
【0026】請求項3の発明では、排水用溝に連通する
切欠きをコネクタハウジングの周壁部の中途まで孔状に
形成したので、コネクタハウジング内に浸入した水等を
コネクタ部の剛性や強度を損なうことなく該コネクタハ
ウジングの外へ確実に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電気接続箱の排水構造を示
す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の電気接続箱の排水構造のコ
ネクタ部の平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】本発明の実施形態の電気接続箱の排水構造の排
水作用を説明する要部の断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の電気接続箱の排水構造
を示す斜視図である。
【図7】従来の電気接続箱のコネクタ部を示す分解斜視
図である。
【図8】従来の電気接続箱のコネクタ部の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 電気接続箱 11 接続箱本体 11a 上壁部(壁部) 12 配線板 13 ブスバー(導電部材) 13a タブ端子(端子) 14 コネクタ部 17 コネクタハウジング 17A,17B 切欠き 18 底面 19,20 排水用溝 21 相手側コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続箱本体内に導電部材を配索した配線
    板が収容され、前記導電部材の端部が前記配線板から外
    側へ起立して端子部となり、この端子部が前記接続箱本
    体の壁部を貫通して該接続箱本体の外側へ突出し、この
    接続箱本体から突出した前記端子部と、この端子部を取
    り囲むように前記接続箱本体に一体形成されたコネクタ
    ハウジングとでコネクタ部を構成すると共に、このコネ
    クタ部に相手側コネクタを嵌合自在にした電気接続箱の
    排水構造において、 前記コネクタハウジング内の底面から該コネクタハウジ
    ングの外側の前記接続箱本体の壁部に亙って排水用溝を
    設けたことを特徴とする電気接続箱の排水構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱の排水構造で
    あって、 前記排水用溝に連通する切欠きを前記コネクタハウジン
    グの周壁部に形成したことを特徴とする電気接続箱の排
    水構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気接続箱の排水構造
    であって、 前記排水用溝に連通する切欠きを前記コネクタハウジン
    グの周壁部の中途まで孔状に形成したことを特徴とする
    電気接続箱の排水構造。
JP2000025065A 2000-02-02 2000-02-02 電気接続箱の排水構造 Abandoned JP2001218337A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006012843A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Tyco Electronics Amp Korea Ltd リレー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006012843A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Tyco Electronics Amp Korea Ltd リレー

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