JP2001218078A - 彩度補正装置および方法 - Google Patents

彩度補正装置および方法

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JP2001218078A
JP2001218078A JP2000256577A JP2000256577A JP2001218078A JP 2001218078 A JP2001218078 A JP 2001218078A JP 2000256577 A JP2000256577 A JP 2000256577A JP 2000256577 A JP2000256577 A JP 2000256577A JP 2001218078 A JP2001218078 A JP 2001218078A
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correction
maximum
luminance
pixel
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JP2000256577A
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Koichi Watabe
康一 渡部
Yoshihiro Yamaguchi
義弘 山口
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • H04N9/68Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits
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    • H04N1/46Colour picture communication systems
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    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10024Color image

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色つぶれを起こすことなく,彩度を強調す
る。 【構成】 一画素の色差データが,この一画素の彩度デ
ータがとりうる最大彩度または最小彩度のときは補正せ
ずに,最大彩度と最初彩度との間の中間彩度のときは補
正するように彩度補正曲線を定める。色差データCbお
よびCrが彩度補正されても,彩度補正後の色差データ
CbおよびCrが飽和し,色つぶれが起きるのを未然に
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,彩度を表すデータを補正する
装置,最大彩度を算出する装置および画素データ補正装
置ならびにそれらの方法および彩度補正曲線決定方法に
関する。
【0002】
【発明の背景】カラー・スキャナなどを用いて読み取っ
たカラー画像は,彩度が不足していることがある。この
ようなカラー画像においては,彩度を強調する補正処理
が行われることがある。明度,彩度および色相がそれぞ
れ独立で扱うことができる均等知覚色空間における座標
系(たとえば,L***座標系,L***座標系な
ど)において,彩度に固定係数を乗じることにより,彩
度強調補正が行われる。
【0003】しかしながら,表現できる彩度には制限が
ある。このために,彩度に一律の固定係数を乗じること
により彩度強調補正が行われると,補正後の彩度が飽和
してしまうことがある。飽和により色つぶれが起こる。
【0004】
【発明の開示】この発明は,色つぶれを起こさずに彩度
を強調することを目的とする。またこの発明は一画素が
取り得る最大彩度を算出することを目的とする。さらに
この発明は,最大彩度を変更できるようにすることを目
的とする。
【0005】第1の発明による彩度補正装置は,補正す
べき一駒分の画像の彩度データを入力する彩度データ入
力手段,および上記一駒分の画像を構成する一画素の彩
度データが,この一画素の彩度データがとりうる,最大
彩度と最小彩度との間の中間彩度を表す彩度データのと
きには強調して出力し,上記最大彩度を表わすデータの
ときには強調処理を停止して出力する補正曲線にもとづ
いた彩度補正処理を,上記彩度データ入力手段から入力
した一駒分の画像の彩度データについて行なう補正手段
を備えていることを特徴とする。
【0006】第1の発明は,上記装置に適した方法も提
供している。すなわち,この方法は,補正すべき一駒分
の画像の彩度データを入力し,上記一駒分の画像を構成
する一画素の彩度データが,この一画素の彩度データが
とりうる最大彩度と最小彩度との間の中間彩度を表す彩
度データのときには強調して出力し,上記最大彩度を表
わすデータのときには強調処理を停止して出力する補正
曲線にもとづいた彩度補正処理を,入力した一駒分の画
像の彩度データについて行うものである。
【0007】第1の発明によると,補正すべき一駒分の
画像の彩度データが入力される。上記一駒分の画像を構
成する一画素の彩度データが,この一画素の彩度データ
がとりうる最大彩度と最小彩度との間の中間彩度の彩度
データのときには強調して出力し,上記最大彩度を表わ
すデータのときには強調処理を停止して出力する補正
が,一駒分の画像の彩度データについて行われる。
【0008】第1の発明によると,一画素の彩度データ
が,この一画素の彩度データがとりうる最大彩度の彩度
データのときには,彩度を強調する補正が行われないの
で,彩度を強調する補正により彩度データが飽和してし
まうことを未然に防止できる。したがって,彩度強調処
理による色つぶれを未然に防止することができる。一画
素の彩度データが上記中間彩度の彩度データのときには
彩度強調処理による補正が行なわれる。色鮮やかな画像
が得られる。
【0009】上記一駒分の画像を構成する一画素の彩度
データが上記最大彩度または上記最小彩度の彩度データ
のときには,そのまま出力するようにしてもよい。上記
最大彩度のデータのときには彩度を弱める処理をしても
よい。
【0010】上記補正曲線を生成する補正曲線生成装置
をさらに備えても良い。この補正曲線は,テーブルの形
態で生成し,あらかじめ記憶しておいてもよい。
【0011】彩度補正処理後の彩度データによって表さ
れる彩度が,上記最大彩度未満となるように,上記補正
曲線が定められているとよい。中間彩度において,彩度
強調補正をしても,補正後の彩度が飽和することを未然
に防止することができる。
【0012】上記補正曲線は,たとえば,円弧または折
れ線によって実現することができる。
【0013】上記補正曲線は,具体的には,上記彩度デ
ータに対応する輝度データおよび色相角データにもとづ
いて,最大彩度を算出し,算出された最大彩度にもとづ
いて定めることができる。
【0014】たとえば,一駒分の画像の彩度データの平
均値を算出し,算出した平均値が低いほど補正の程度が
強く,算出した平均値が高いほど補正の程度が弱くなる
ように,補正曲線を定める。
【0015】上記補正すべき一駒分の画像の色差データ
の特性から色差補正値を算出する補正値算出手段,およ
び上記補正すべき一駒分の画像の色差データから上記色
差補正値を減算する減算手段をさらに備えてもよい。こ
の場合,上記補正手段は,上記減算手段によって減算さ
れた色差データに対応する彩度データについて上記補正
曲線にもとづいて彩度補正処理を行うものとなろう。
【0016】撮影時における撮影光源にもとづく色が被
写体像にさらに重畳される(いわゆる色かぶり)ことが
ある。色かぶりが生じているときに彩度強調が行われる
と,色かぶりがさらに強調されることがある。
【0017】補正すべき一駒分の画像の色差データか
ら,所定の色差補正値が減算されるので,彩度補正して
も色かぶりを強調してしまうことを未然に防止できる。
【0018】最大輝度未満の第1の輝度値において三原
色の値が最大値以下の値である第1の範囲および最小輝
度より大きい第2の輝度値において三原色の値が最小値
以上の値である第2の範囲をそれぞれ求める範囲算定手
段,上記第1の三原色の値の範囲によって規定され,か
つ上記最大彩度を求めるべき一画素の色相における第1
の最大彩度と上記第2の三原色の値の範囲によって規定
され,かつ上記最大彩度を求めるべき一画素の色相にお
ける第2の最大彩度とを求める第1の彩度算出手段,上
記最大彩度を求めるべき一画素の輝度での彩度であっ
て,上記第1の最大彩度に対応する第1の対応彩度およ
び上記第2の最大彩度に対応する第2の対応彩度を算出
する第2の彩度算出手段,ならびに上記第2の彩度算出
手段により算出された上記第1の対応彩度と上記第2の
対応彩度とのうち値が小さい方の彩度を上記最大彩度と
決定する彩度決定手段をさらに備えてもよい。これによ
り,上記最大彩度を算出することができる。第1の輝度
と第2の輝度とは同じ値であっても異なるものであって
もよい。
【0019】最大彩度の算出装置を単独で構成すること
もできる。また,この発明は,最大彩度の算出方法も提
供している。すなわち,この方法は,画素を表す画素デ
ータが取り得る最大彩度を求める装置において,最大輝
度未満の第1の輝度値において三原色の値が最大値以下
の値である第1の範囲および最小輝度より大きい第2の
輝度値において三原色の値が最小値以上の値である第2
の範囲をそれぞれ求め,上記第1の三原色の値の範囲に
よって規定され,かつ最大彩度を求めるべき一画素の色
相における第1の最大彩度と上記第2の三原色の値の範
囲によって規定され,かつ上記最大彩度を求めるべき一
画素の色相における第2の最大彩度を求め,上記最大彩
度を求めるべき一画素の輝度での彩度であって,上記第
1の最大彩度に対応する第1の対応彩度および上記第2
の最大彩度に対応する第2の対応彩度を算出し,求めら
れた上記第1の対応彩度と上記第2の対応彩度とのうち
値が小さい方の彩度を上記画素データの最大彩度と決定
するものである。
【0020】上記第1の彩度および上記第2の彩度をあ
らかじめ記憶しておき(記憶手段),記憶されている上
記第1の彩度および上記第2の彩度を用いて上記最大彩
度を算出してもよい。
【0021】上記第1の輝度と上記第2の輝度との加算
平均により得られる輝度が最小輝度と最大輝度との中間
の輝度となるように上記第1の輝度と上記第2の輝度と
を定めるとよい。この場合,上記第1の三原色の値の範
囲および上記第2の三原色の値の範囲の一方の範囲が,
他方の範囲にもとづいて求められる。
【0022】第2の発明による画素データ補正装置は,
彩度を補正すべき補正対象画素の色相において最大彩度
を与える輝度を算出する輝度算出手段,および上記輝度
算出手段によって算出された輝度と,上記補正対象画素
の輝度との差がある場合に,その差が小さくなるように
上記補正対象画素の輝度値を補正する輝度補正手段を備
えていることを特徴とする。
【0023】第2の発明は,上記装置に適した方法も提
供している。すなわち,この方法は,彩度を補正すべき
補正対象画素の色相において最大彩度を与える輝度を算
出し,算出された輝度と,上記補正対象画素の輝度との
差がある場合に,その差が小さくなるように上記補正対
象画素の輝度値を補正するものである。
【0024】上述したようにある一の画素が取り得る最
大彩度には制限がある。しかしながら,その一の画素の
輝度を変えることによりその一の画素が取り得る最大彩
度をさらに大きくすることができる。
【0025】第2の発明によると,上記補正対象画素の
色相において最大彩度を与える輝度を算出している。算
出された輝度と上記補正対象画素の輝度との差がある場
合には,輝度を変えることにより最大彩度をさらに大き
くできることを示している。このために,算出された輝
度と上記補正対象画素の輝度との差がある場合には,そ
の差が小さくなるように補正対象画素の輝度値が補正さ
れる。輝度値が変化しても彩度をさらに大きくすること
ができるようになる。
【0026】このようにして輝度値が補正された補正対
象画素の彩度が補正される。より鮮やかな画素を得るこ
とができるようになる。
【0027】上記補正対象画素の色相,彩度,彩度と最
大彩度との比などにもとづいて,上記輝度補正手段によ
る輝度値の補正量を決定する決定手段をさらに備えても
良い。
【0028】また,輝度の補正量を一定量以下に制限し
てもよい。実際に得られる画像の明るさと余り隔たりの
ない画像が得られる。色相,彩度などに応じて,輝度の
補正量を制限してもよい。
【0029】第3の発明による画素データ補正装置は,
彩度を補正すべき補正対象画素の色相における最大彩度
が,色相を変更することによりさらに大きくできるかど
うかを判定する判定手段,および上記判定手段により上
記最大彩度が色相を変更することによりさらに大きくで
きると判定されたことに応じて上記補正画素の色相を,
最大彩度が大きくなるように変更する色相変更手段を備
えていることを特徴とする。
【0030】第3の発明は,上記装置に適した方法も提
供している。すなわち,この方法は,彩度を補正すべき
補正対象画素の色相における最大彩度が,色相を変更す
ることによりさらに大きくできるかどうかを判定し,上
記最大彩度が色相を変更することによりさらに大きくで
きると判定されたことに応じて上記補正対象画素の色相
を,最大彩度が大きくなるように変更するものである。
【0031】第3の発明によると,色相を変更すること
により最大彩度をさらに大きくできるかどうかを判定し
ている。最大彩度をさらに大きくできるときには,上記
補正対象画素の色相がさらに大きくなるように変更され
る。色相が変化しても彩度をさらに上げることができる
ようになる。色相よりも鮮やかさを強調したい場合に適
している。このようにして色相が補正された補正対象画
素の彩度が補正される。より鮮やかな画素を得ることが
できるようになる。
【0032】この場合も一定の範囲内において色相を変
更できるようにしてもよい。
【0033】第4の発明による画素データ補正装置は,
彩度を補正すべき補正対象画素の色相を表わすデータを
入力する入力手段,および上記入力手段から入力した色
相データによって表わされる色相を挟む原色の色相のう
ち近い方に近づける色相変更手段を備えていることを特
徴とする。
【0034】第4の発明は上記装置に適した方法も提供
している。すなわち,彩度を補正すべき補正対象画素の
色相を,その色相を挟む原色の色相のうち近い方に近づ
けるものである。
【0035】このような補正によっても鮮やかな画素を
得ることができる。
【0036】第5の発明は,入力する彩度を強調して出
力する補正特性を有する補正曲線にもとづいて画素の彩
度を補正する装置において,彩度を補正すべき画素の色
と三原色のそれぞれの原色との色空間上の距離のうち最
も近い距離を算出する算出手段,および入力可能な最大
彩度がさらに強調されて出力され,かつ上記算出手段に
よって算出された上記距離が大きいほどその強調の程度
が高く,上記距離が小さいほどその強調の程度が低くな
るように上記補正曲線を決定する手段を備えていること
を特徴とする。
【0037】第5の発明は,上記装置に適した補正曲線
決定方法も提供している。すなわち,この方法は,入力
する彩度を強調して出力する補正特性を有する補正曲線
にもとづいて画素の彩度を補正する装置において,彩度
を補正すべき画素の色と三原色のそれぞれの原色との色
空間上の距離のうち最も近い距離を算出し,入力可能な
最大彩度がさらに強調されて出力され,かつ算出された
上記距離が大きいほどその強調の程度が高く,上記距離
が小さいほどその強調の程度が低くなるように上記補正
曲線を決定するものである。
【0038】第5の発明によると,彩度を補正すべき画
素の色と三原色のそれぞれの色との色空間上における距
離が算出される。そして,彩度を補正すべき画素の色が
原色から遠いほど(距離が大きいほど)強調の程度が低
く,彩度を補正すべき画素の色が原色に近いほど(距離
が小さいほど)強調の程度が高くなるように補正曲線が
決定される。決定された補正曲線にもとづいて彩度が補
正される。
【0039】彩度を補正すべき画素の色が原色に近い場
合に,100%を越えて彩度を強調するといわゆる色つぶ
れが起きる可能性が高くなる。第5の発明によると彩度
を補正すべき画素の色が原色に近いと強調の程度を小さ
くしているので,色つぶれが起きる可能性が低くなる。
また,彩度を補正すべき画素の色が原色から遠いと強調
の程度を 100%を越えるように大きくしているので,彩
度がより強調された鮮やかな画素を得ることができる。
【0040】
【実施例の説明】図1から図4は,輝度Yならびに色差
Cb(B−Y)およびCr(R−Y)の色空間を示して
いる。この実施例では色差平面(CbCr面)における
原点(輝度Y軸)からの距離を彩度とみなしている。L
*** 座標系においてはa**平面における原点(L
*)からの距離が彩度である。
【0041】輝度Yならびに色差CbおよびCrとRG
B色空間におけるRGBとの間には,式1から式3に示
す関係がある。
【0042】 Y=0.2990R+0.5870G+0.1140B・・・式1 Cb=−0.1687R−0.3313G+0.5000B・・・式2 Cr=0.5000R−0.4187G+0.813B・・・式3
【0043】式1から式3は,式4から式6のように書
き換えることができる。
【0044】R=Y+1.40200Cr・・・式4 G=Y−0.34414Cb−0.71414・・・式5 B=Y+1.77200Cb・・・式6
【0045】R,GおよびBの各データを8ビットで表
現すると,R,G,Bの各データが取りうる値は,十進
数では,0から 255となる。R,G,Bの各データが,
十進数で取りうる値が0から 255とすると,R,G,B
の各データを輝度Yならびに色差CbおよびCrに変換
したときに,輝度rならびに色差CbおよびCrが取り
うる値も制限される。
【0046】図1から図4において,立体Sの範囲内が
RGBデータを0から 255で表したときに存在するY,
CbおよびCrの領域となる。RGBデータを0から 2
55で表したときに,立体Sの範囲外にはY,Cbおよび
Crは存在しない。
【0047】図5は,図1から図4に示す立体Sにおい
て輝度Y=56の色差CbおよびCr平面の色再現域を示
している。
【0048】輝度Y=56においては,実線Lで囲まれた
領域内(色再現域という)が,R,G,Bの各データが
存在する色差CbおよびCrの値である。
【0049】たとえば,輝度Y=56,色差Cb=60,色
差Cr=80の画素の点を考える。これらの値を式4から
式6に代入すると,R=168.16,G=− 21.78,B=16
2.32となる。Gの値は,負となってしまう(十進数で0
から 255の範囲内に存在しない)ため,色差Cb=60,
色差Cr=80の座標点は,輝度Y=56の色再現域内に
は,存在しないこととなる。
【0050】この実施例では,色再現域を考慮して,色
再現域内に存在する色差(彩度)を強調するものであ
る。実線Lで囲まれた色再現域の限界の色差Cbおよび
Crが最大彩度である。
【0051】図6は,彩度補正するための彩度補正曲線
を示している。
【0052】彩度補正曲線は,補正すべき一駒の画像ご
とに一つ定まる。
【0053】この彩度補正曲線は,入力が最小彩度0ま
たは最大彩度Cmax のときに彩度を強調せずに入力した
値でそのまま出力するものである。入力が最小彩度と最
大彩度との間の中間彩度のときには強調する。
【0054】図5および図6を参照して,補正すべき一
駒の画像を構成する一つの画素を表す画素データが図5
におけるC1 点の位置に存在するものとする。このC1
点の画素データを図6に示す補正曲線を用いて彩度補正
する手順について説明する。
【0055】図7は,補正曲線を用いて彩度補正する手
順を説明するためのグラフである。
【0056】まず,原点とC1とを結ぶ直線SLを考え
る。直線SLをさらに延ばし,色再現域の境界の実線L
と交わる点をCmax1とする(また直線SLとCb軸との
なす角θが後述する色相角である)。図5における原点
0とC1 との間と,原点0とCmax1との間と,の比率と
同じとなるように,図6における原点0とCin1 との間
と,原点0とCmax1との間と,の比率を定める(図7参
照)。入力Cin1 の位置に対応する出力Cout1を彩度補
正曲線から求める。求められた出力Cout1が彩度補正さ
れた色差である。
【0057】具体的には,彩度補正曲線は,式7によっ
て表される。
【0058】
【数1】
【0059】ここで,aは彩度補正曲線のパラメータで
あり,曲率を決定するものである。このパラメータa
は,式8によって表される。
【0060】a=2.5Cmean+180・・・数8
【0061】Cmeanは,彩度補正すべき画像データによ
って表される一駒分の画像の画像データの平均の彩度値
である。
【0062】平均彩度値Cmeanが大きくなるほど,パラ
メータaの値は,大きくなる。すると,彩度の補正量
は,小さくなる。逆に平均彩度値Cmeanが小さくなるほ
ど,パラメータaの値は小さくなる。すると,彩度の補
正量は大きくなる。
【0063】この実施例による彩度補正は,上述したよ
うにYCbCr色空間における色再現域を考慮して,図
6に示す補正曲線にしたがった彩度補正を行なうもので
ある。
【0064】図8は,彩度補正装置の電気的構成を示す
ブロック図である。図9は,彩度補正装置を構成する画
像データ解析回路における画像データ解析処理手順を示
すフローチャートである。図10は,彩度補正処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【0065】ディジタル・スチル・カメラ,スキャナな
どから出力された一駒分の画像を表わすRGB画像デー
タが,インターフェイス11に与えられ,彩度補正装置に
入力する。一駒分のRGB画像データは,画像データ展
開メモリ12に与えられ,一時的に記憶される。
【0066】画像データ展開メモリ12において,入力し
たRGB画像データが輝度データYならびに色差データ
CbおよびCrに変換されて出力される。画像データ展
開メモリ12から出力した輝度データYならびに色差デー
タCbおよびCrは,画像データ解析回路13に入力す
る。
【0067】画像データ解析回路13において,色差補正
値が算出される(図9,ステップ31)。具体的には,一
駒分の画像データのうち,輝度が最大値から1%以内の
高輝度データに対応する色差データCbおよびCrの平
均値が算出される。これらの色差データCbおよびCr
の平均値CbHLおよびCrHLが色差補正値とされる。全
画素の色差データCbおよびCrの平均値を算出し,算
出された平均値を用いて色差補正値を修正してもよい。
算出された色差補正値は,色差補正値記憶回路14に与え
られ,一時的に記憶される。
【0068】つぎに,上述したように一駒分の色差デー
タCb,Crの平均色度(彩度)データCmeanが算出さ
れる(図8,ステップ32)。平均彩度データCmeanが算
出されると,算出された平均彩度データCmeanから式8
にしたがって上述したパラメータaが算出される。この
パラメータaを用いて式7に示す補正曲線が算出される
(図8,ステップ33)。算出された補正曲線を示すデー
タは,画像データ解析回路13から彩度補正曲線記憶回路
15に与えられ,一時的に記憶される。
【0069】画像展開メモリ12に記憶されている一駒分
の画像を表す画像データのうち,彩度補正すべき一画素
分の輝度データYならびに色差データCbおよびCrが
画像データ変換回路16内の色差補正回路17に入力する。
【0070】色差補正回路17には,色差補正値記憶回路
14に一時的に記憶されている色差補正値CbHLおよびC
rHLも与えられる。色差補正回路17において,入力した
色差データCbから色差補正値CbHLが減算され,色差
補正後の色差データCb1が得られる。また入力した色
差データCrから色差補正量CrHLが減算され,色差補
正後の色差データCr1が得られる。これにより,色差
補正が行われる(ステップ41)。
【0071】色差補正により,彩度補正装置に入力した
画像データの撮影時におけるいわゆる色かぶり(蛍光灯
の緑色かぶり,タングステン光のオレンジ色かぶりな
ど)を低減させることができる。
【0072】色差補正回路17から出力した輝度データY
ならびに色差データCr1およびCb1は,彩度補正回
路18に入力する。彩度補正回路18において次に述べる彩
度補正が行われる(ステップ18)。
【0073】まず,彩度補正すべきデータについての最
大彩度データCmax1(図5に示すように,原点0と彩度
補正すべきデータとを結ぶ直線を延長した線が実線Lと
交わる点)が算出される(ステップ42)。最大彩度デー
タCmax1は,輝度データYと色相角θとを用いて算出す
ることができる。色相角θは,色差データCb1および
Cr1とを用いて,式9から得られる。
【0074】
【数2】
【0075】算出された最大彩度データCmax1(=Cma
x ),パラメータaおよび補正すべき色差データCin1
(Cin)が上述した式7の補正曲線に入力される。これ
により彩度補正処理が行われる(ステップ43)。Cin1
は,この場合式10から得られる。
【0076】 Cin1 =√(Cb12+Cr12)・・・式10
【0077】彩度補正により得られた補正後の色差Cou
t1(Cout )から式11にしたがって補正後の色差データ
Cb2およびCr2とが算出される(ステップ44)。
【0078】 Cb2=Cb1・(Cout/Cin) Cr2=Cr1・(Cout/Cin)・・・式11
【0079】このような色差補正および彩度補正が一駒
分の輝度データYならびに色差データCbおよびCrに
ついて繰り返される。一駒分の輝度データYならびに色
差データCbおよびCrについて色差補正および彩度補
正が行われると,その補正後の一駒分の画像データは,
インターフェイス19を介して表示装置20およびプリンタ
21に入力する。これにより,彩度が強調された画像が表
示装置20の表示画面上に表示される。また,プリンタ21
により,彩度が強調された画像がプリントされる。
【0080】この実施例においては,彩度補正後の色差
データが飽和しないように彩度補正することができる。
表示される画像またはプリンタされる画像に色つぶれが
生じるのを未然に防止することができる。
【0081】上述した補正曲線は円弧であったが,折れ
線としてもよい。折れ線とした場合であっても補正後の
彩度は最大彩度を超えないように定められているのはい
うまでもない。
【0082】また上記においては,最大彩度または最小
彩度の彩度データのときには補正せずにそのまま出力し
ているが,最大彩度を下げる補正または最小彩度を上げ
る補正を行ってもよい。さらに,上記補正は彩度を強調
する補正であったが彩度を下げる補正でもよい。その場
合,最大彩度および最小彩度の少なくとも一方は補正処
理をしないようにしてもよい。
【0083】上記実施例においてはすべて計算処理によ
り行っているが,あらかじめ計算処理をしておき,テー
ブル・データとしてメモリに格納し,必要に応じてメモ
リから読み出して上記補正処理を行うようにしてもよ
い。
【0084】次に上述した最大彩度Cmax の算出方法に
ついて述べる。
【0085】この実施例における最大彩度Cmax は,ま
ず,輝度Y=0(最小輝度)においてRGBの各画像デ
ータが最大値以下( 255以下であり,マイナスを含む)
の値である第1の範囲および輝度Y=255 (最大輝度)
においてRGBの各画像データが最小値以上(0以上で
あり, 255以上を含む)の値である第2の範囲が検出さ
れる。次に最大彩度を求めるべき一画素の色相におけ
る,輝度Y=0においてRGBの各画像データが最大値
以下の値である範囲の最大彩度(第1の最大彩度)と輝
度Y=255 においてRGBの各画像データが最小値以上
の値である範囲の最大彩度(第2の最大彩度)とが求め
られる。求められた第1の最大彩度と第2の最大彩度の
うち値が小さい方の彩度が求めるべき最大彩度Cmax と
される。
【0086】まず,第1の範囲を求める。
【0087】図11は,輝度Y=0においてRGBの各画
像データが最大値以下の値である第1の範囲(R=G=
B=255 のそれぞれの平面で囲まれる範囲)d1の三角
形(ハッチングで示す)を,輝度Yならびに色差Cbお
よびCrの色空間上において示している。この図におい
ては,上述した立体Sも示されている。図12および図13
は,輝度Y=0においてRGBの各画像データが最大値
以下の値である第1の範囲d1の三角形を,CbCr平
面上において表している。
【0088】式2および式3は,式12および式13(R,
G,Bが0〜255 の範囲であるため係数を乗じている)
のように書き換えることができる。
【0089】Cr=(R−Y)×0.7132・・・式12 Cb=(B−Y)×0.5643・・・式13
【0090】この第1の範囲d1は,式1ならびに式12
および式13を参照して次のようにして求めることができ
る。
【0091】まず,Y=0において,B=255 の境界を
求める。式13にY=0,B=255 を代入すると,
【0092】この式14が第1の範囲d1の三角形の一辺
を構成する式である。
【0093】次にY=0においてR=255 の境界を求め
る。式12にY=0,R=255 を代入すると,
【0094】この式15が第1の範囲d1の三角形の一辺
を構成する式である。
【0095】さらに,Y=0,G=255 の境界を求め
る。式1にY=0,G=255 を代入すると, 0=0.299×R+0.587×255+0.114×B・・・式16 が得られる。
【0096】また,式12および式13にY=0,G=255
を代入すると,式17および式18を得る。 Cr=(R−0)×0.7132 ・・・式17 Cb=(B−0)×0.5643 ・・・式18
【0097】式17および式18を変形すると,式19および
式20となる。
【0098】R=Cr/0.7132 ・・・式19 B=Cb/0.5643 ・・・式20
【0099】式19および式20を式16に代入すると,式21
が得られる。
【0100】 0=0.299×Cr/0.7132+0.587×255+0.114×Cb/0.5643 ・・・式21
【0101】この式21を変形して整理すると式22が得ら
れる。
【0102】 Cr=−357.0−0.4819×Cb ・・・式22
【0103】この式22が第1の範囲d1の三角形を構成
する最後の一辺を示している。
【0104】このようにして求められた第1の範囲d1
の三角形は,図11を参照して,立体Sの角頂点をs1〜
s8とすると,頂点s1と頂点s5との延長線上に第1
の範囲d1の三角形の頂点Aがあり,頂点s1と頂点と
s2との延長線上に第1の範囲d1の三角形の頂点Bが
あり,頂点s1と頂点s4との延長線上に第1の範囲d
1の三角形の頂点Cがあることとなる。
【0105】以上のようにして,式14,式15および式22
から第1の範囲d1が求められると,Y=0のCbCr
平面上における原点Cb=Cr=0の点から第1の範囲
d1の周囲までの距離(この距離が最大彩度を表してい
る)を算出するための式を求める。
【0106】上述のように,第1の範囲d1を構成する
三角形のうち,Cr=181.9 の辺とCb=143.9 の辺と
の交点を頂点A,Cr=181.9 の辺とCr=−357.0 −
0.4819×Cbの辺との交点を頂点B,Cr=−357.0 −
0.4819×Cbの辺とCb=143.9 の辺との交点を頂点C
とする。
【0107】また図13を参照して,原点Cb=Cr=0
と第1の範囲d1の三角形を構成する辺上の点とを結ぶ
線Lθと,Cb軸とのなす角をθ(このθは,上述した
ように色相を表している。)とすると,この角θごと
に,原点Cb=Cr=0の点から第1の範囲d1の辺ま
での距離が異なる。
【0108】角θが0度以上であり,かつ52度未満のと
きには(原点Cb=Cr=0と第1の範囲d1の三角形
を構成する周囲上の点とを結ぶ線が軸Cbと,原点Cb
=Cr=0と頂点Aとを結ぶ線との間にあるとき),式
23により原点Cb=Cr=0の点から第1の範囲d1の
周囲までの距離 maxθ0[θ]が求まる。
【0109】 maxθ0[θ]=√{143.9×143.9+(143.9×tan(θ))2} ・・・式23
【0110】角θが52度以上であり,かつ 170度未満の
ときには(原点Cb=Cr=0と第1の範囲d1の三角
形を構成する周囲上の点とを結ぶ線が,原点Cb=Cr
=0と頂点Aとを結ぶ線と,原点Cb=Cr=0と頂点
Bとを結ぶ線と,の間にあるとき),式24によりこの距
離が求まる。
【0111】 maxθ0[θ]=√{181.9×181.9+(181.9/tan(θ))2} ・・・式24
【0112】角θが 170度以上であり,かつ 289度未満
のときには(原点Cb=Cr=0と第1の範囲d1の三
角形を構成する周囲上の点とを結ぶ線が,原点Cb=C
r=0と頂点Bとを結ぶ線と,原点Cb=Cr=0と頂
点Cとを結ぶ線と,の間にあるとき),式25によりこの
距離が求まる。
【0113】 maxθ0[θ]=√(Cr×Cr+Cb×Cb) ・・・式25
【0114】但し,Cr=−357.0/(1+0.4819/tan
(θ)),(式22にCb=Cr/tan(θ)を代入すること
により得られる)であり,Cb=−357.0/tan(θ)/
(1+0.4819/tan(θ)),(Cb=Cr/tan(θ) に
式22を代入することにより得られる)である。
【0115】角θが 289度以上であり,かつ 360度未満
のときには(原点Cb=Cr=0と第1の範囲d1の三
角形を構成する周囲上の点とを結ぶ線が,原点Cb=C
r=0と頂点Cとを結ぶ線と,軸Cbと,の間にあると
き),式26によりこの距離が求まる。
【0116】 maxθ0[θ]=√{143.9×143.9+(143.9×tan(θ))2} ・・・式26
【0117】次にY=255 においてRGBの各画像デー
タが最小値以上の値である第2の範囲d2の三角形が求
められる。
【0118】図14および15は,輝度Y=255 においてR
GBの各画像データが取り得る第2の範囲(R=G=B
=0のそれぞれの平面で囲まれる範囲)d2の三角形
を,CbCr平面上において表すものである。
【0119】第2の範囲d2は,上述した式1ならびに
式12および式13を参照して次のようにして求めることが
できる。
【0120】まず,Y=255 において,B=0の境界を
求める。式13にY=255 およびB=0を代入すると,
【0121】この式27が第2の範囲d2の三角形の一辺
を構成する式である。
【0122】次にY=255 において,R=0の境界を求
める。式12にY=255 ,R=0を代入すると,
【0123】この式28が第2の範囲d2の三角形の一辺
を構成する式である。
【0124】さらに,Y=255 ,G=0の境界を求め
る。式1にY=255 ,G=0を代入すると, 0=0.299×R+0.587×G+0.114×B・・・式29 が得られる。
【0125】また,式12および式13にY=255 ,G=0
を代入すると,式30および式31を得る。 Cr=(R−255)×0.7132 ・・・式31 Cb=(B−255)×0.5643 ・・・式32
【0126】式31および式32を変形すると,式33および
式34となる。
【0127】R=Cr/0.7123+255 ・・・式33 B=Cb/0.5643+255 ・・・式34
【0128】式32および式33を式29に代入すると,式34
が得られる。
【0129】 255=0.299×Cr/0.7132+0.114×Cb/0.5643+0.587×255 ・・・式34
【0130】この式34を変形して整理すると,式35が得
られる。
【0131】Cr=357.0−0.4819×Cb ・・・式35
【0132】この式35が第2の範囲d2の三角形を構成
する最後の一辺を示している。
【0133】以上のようにして,式27,式28および式35
から第2の範囲d2が求められると,Y=255 のCbC
r平面上における原点Cr=Cb=0の点から第2の範
囲d2までの距離を算出するための式を求める。
【0134】第2の範囲d2を構成する三角形のうち,
Cr=357.0 −0.4819×Cbの辺とCb=143.9 の辺と
の交点を頂点D,Cr=181.9の辺とCb=143.9の辺と
の交点を頂点E,Cr=−357.0−0.4819×Cbの辺と
Cb=143.9の辺との交点を頂点Fとする。
【0135】上述した第1の範囲d1における場合と同
様に,原点Cb=Cr=0と第2の範囲d2の三角形を
構成する周囲上の点とを結ぶ線Lθと,Cb軸とのなす
角をθ(このθは,上述したように色相を表してい
る。)とすると,この角θごとに,原点Cb=Cr=0
の点から第2の範囲d2の辺までの距離maxθ255[θ]は
異なる。
【0136】角θが0度以上であり,かつ 110度未満の
ときには(原点Cb=Cr=0と第2の範囲d2の三角
形を構成する周囲上の点とを結ぶ線が軸Cbと,原点C
b=Cr=0と頂点Dとを結ぶ線との間にあるとき),
式36により原点Cb=Cr=0の点から第2の範囲d2
の辺までの距離が求まる。
【0137】 maxθ255[θ]=√(Cr×Cr+Cb×Cb) ・・・式36
【0138】但し,Cr=357.0/(1+0.4819/tan
(θ)),(式35にCb=Cr/tan(θ)を代入すること
により得られる)であり,Cb=357.0/tan(θ)/(1
+0.4819/tan(θ)),(Cb=Cr/tan(θ) に式35
を代入することにより得られる)である。
【0139】角θが 110度以上であり,かつ 232度未満
のときには(原点Cb=Cr=0と第2の範囲d2の三
角形を構成する周囲上の点とを結ぶ線が,原点Cb=C
r=0と頂点Dとを結ぶ線と,原点Cb=Cr=0と頂
点Eとを結ぶ線と,の間にあるとき),式37によりこの
距離が求まる。
【0140】 maxθ255[θ]=√{143.9×143.9+(143.9×tan(θ))2} ・・・式37
【0141】角θが 232度以上であり,かつ 351度未満
のときには(原点Cb=Cr=0と第2の範囲d2の三
角形を構成する周囲上の点とを結ぶ線が,原点Cb=C
r=0と頂点Eとを結ぶ線と,原点Cb=Cr=0と頂
点Fとを結ぶ線と,の間にあるとき),式38によりこの
距離が求まる。
【0142】 maxθ255[θ]=√{181.9×181.9+(181.9×tan(θ))2} ・・・式38
【0143】角θが 351度以上であり,かつ 360度未満
のときには(原点Cb=Cr=0と第2の範囲d2の三
角形を構成する周囲上の点とを結ぶ線が,原点Cb=C
r=0と頂点Fとを結ぶ線と,軸Cbと,の間にあると
き),式39(式36と同じ)によりこの距離が求まる。
【0144】 maxθ255[θ]=√(Cr×Cr+Cb×Cb) ・・・式39
【0145】図16は,最大彩度を算出する処理手順を示
すフローチャートである。
【0146】上述のように,最小輝度(Y=0)におい
てRGBの各画像データが最大値以下の値である第1の
範囲の彩度および最大輝度(Y=255 )においてRGB
の各画像データが最小値以上の値である第2の範囲の彩
度がそれぞれ算出される(ステップ51,52)。算出され
た彩度は角度ごとに(色相ごとに)対応して記憶され
る。
【0147】次に,最大彩度を求めるべき与えられる画
素の最小輝度における第1の範囲の最大彩度(これを第
1の最大彩度ということにする)が算出される(ステッ
プ53)。与えられる画素の色相からこの第1の最大彩度
が算出される。
【0148】たとえば,与えられる画素がY=150 ,C
r=10,Cb=10であるとすると,色相θは,45度とな
る。第1の最大彩度を求めるために式23にこれらの値が
代入される。すると,式40から第1の最大彩度が得られ
る。
【0149】 maxθ0[45]=√{143.9×143.9+(143.9×0.5)2}=161 ・・・式40
【0150】つづいて,最大彩度を求めるべき与えられ
る画素の最大輝度において取り得る最大彩度(これを第
2の最大彩度ということにする)が算出される(ステッ
プ54)。式36にCr=10,Cb=10,色相θ=45度が代
入されると,式41から第2の最大彩度が得られる。
【0151】 maxθ255[45]=√(181.8×181.8+363.6×363.6)=407 ・・・式41
【0152】このように式40および式41から第1の最大
彩度および第2の最大彩度を算出してもよいが,ステッ
プ51および52において算出された彩度が記憶されている
ので,その記憶されている彩度から対応する第1の最大
彩度および第2の最大彩度を抽出してもよいのはいうま
でもない。
【0153】最大彩度を求めるべき画素の輝度はY=15
0 であるから,算出された第1の最大彩度を,輝度に応
じて比例配分する。すると,輝度に応じた第1の最大彩
度が得られる(ステップ55)。具体的には,式42により
第1の最大彩度(r1)が得られる。
【0154】 r1=maxθ0[45]×150/255=95 ・・・式42
【0155】同様にして,算出された第2の最大彩度
を,輝度に応じて比例配分する。すると,輝度に応じた
第2の最大彩度が得られる(ステップ56)。具体的に
は,式43により第2の最大彩度r2が得られる。
【0156】 r2=maxθ255[45]×(255−150)/255=168 ・・・式43
【0157】輝度を考慮して得られた第1の最大彩度と
第2の最大彩度とのうち,値の小さい方の彩度が,求め
るべき画素の最大彩度Cmax と決定される(ステップ5
7)。
【0158】このようにして,上述した最大彩度Cmax
が算出されたこととなる。
【0159】図17は,最小輝度における第1の範囲の最
大彩度の算出処理(図16,ステップ51の処理)の手順を
示すフローチャートである。
【0160】上述したように色相ごとに最大彩度が算出
されるから角度θが0にリセットされる(ステップ6
1)。
【0161】角度θが0度以上52度未満かどうか(ステ
ップ62),52度以上 170度未満かどうか(ステップ6
4),170度以上289度未満かどうか(ステップ66), 28
9度以上360度未満かどうか(ステップ68)がチェックさ
れる。
【0162】角度θが0度以上52度未満であれば(ステ
ップ62でYES),上述したように式23にしたがって最
大彩度が算出される(ステップ63)。算出された最大彩
度は,角度θに対応して記憶される。つづいてθが1度
インクレメントされる(ステップ71)。角度θが 360度
となるまで,ステップ62から70までの処理が繰り返され
る(ステップ72)。
【0163】角度θが52度以上 170度未満であれば(ス
テップ64でYES),式24にしたがって最大彩度が算出
される(ステップ65)。同様にして,角度θが 170度以
上 289度未満であれば(ステップ66でYES),式25に
したがって最大彩度が算出され(ステップ67),角度θ
が 289度以上 360度未満であれば(ステップ68でYE
S),式26にしたがって最大彩度が算出される(ステッ
プ69)。
【0164】ステップ62,64,66,68のすべてにおいて
NOとなるとエラー処理が行われる(ステップ70)。
【0165】図18は,最大輝度において取り得る最大彩
度の算出処理(図16,ステップ52の処理)の手順を示す
フローチャートである。
【0166】上述したように色相ごとに最大彩度が算出
されるから角度θが0にリセットされる(ステップ8
1)。
【0167】角度θが0度以上 110度未満かどうか(ス
テップ82), 110度以上 232度未満かどうか(ステップ
84), 232度以上 351度未満かどうか(ステップ86),
351度以上 360度未満かどうか(ステップ88)がチェッ
クされる。
【0168】角度θが0度以上 110度未満であれば(ス
テップ82でYES),上述したように式36にしたがって
最大彩度が算出される(ステップ83)。算出された最大
彩度は,角度θに対応して記憶される。つづいてθが1
度インクレメントされる(ステップ91)。角度θが 360
度となるまで,ステップ82から90までの処理が繰り返さ
れる(ステップ92)。
【0169】角度θが 110度以上 232度未満であれば
(ステップ84でYES),式37にしたがって最大彩度が
算出される(ステップ85)。同様にして,角度θが 232
度以上351度未満であれば(ステップ86でYES),式3
8にしたがって最大彩度が算出され(ステップ87),角
度θが 351度以上 360度未満であれば(ステップ88でY
ES),式39にしたがって最大彩度が算出される(ステ
ップ89)。
【0170】ステップ82,84,86,88のすべてにおいて
NOとなるとエラー処理が行われる(ステップ90)。
【0171】上述したように図17および図18において
は,Y=0の最小輝度およびY=255の最大輝度ごとに
Y=0における最大彩度およびY=255 における最大彩
度を算出して2種類の異なる輝度において取り得る最大
彩度を算出しているが,Y=0とY=255 のように2つ
の輝度の相加平均がY=128 の中間輝度となる場合に
は,一方の輝度において取り得る最大彩度を算出する式
を利用して他方の輝度において取り得る最大彩度を算出
することもできる。
【0172】図19は,他方の輝度において取り得る最大
彩度を算出する処理手順を示すフローチャートである。
【0173】上述したのと同様に角度θが0にリセット
される(ステップ101 )。
【0174】角度θが 180度未満の場合には(ステップ
102 でYES),式44にしたがって最大彩度が算出され
る(ステップ103 )。角度θが 180度以上となると(ス
テップ102 でNO),式45にしたがって最大彩度が算出
される(ステップ104 )。
【0175】 maxθ0[θ]=maxθ255(θ+180) ・・・式44 maxθ0[θ]=maxθ255(θ+180−360) ・・・式45
【0176】角度θが1度ずつインクレメントされて
(ステップ105 ),角度θが 360度なるまでステップ10
2 から104 の処理が繰り返される(ステップ106 )。
【0177】一方の輝度において取り得る最大彩度を算
出する式を利用して他方の輝度において取り得る最大彩
度を算出することができるようになる。
【0178】図20は,彩度補正曲線の一例である。
【0179】上述したように図6に示す彩度補正曲線は
円弧のものであるが,図20に示す彩度補正曲線は,2つ
の直線からなる折れ線の例である。このような補正曲線
にもとづく彩度補正が一駒の画像を構成するすべての画
素について行われる。
【0180】彩度補正曲線は,入力をCin,出力をCou
t とし,入力Cinの最大値を1とすると,入力が0.5 ま
では式46にしたがう補正が行われ,入力が0.5 から1.0
までは式47にしたがう補正が行われるものである。
【0181】Cout=Cin×1.6 ・・・式46 Cout=(Cin−0.5)×0.4+0.8 ・・・式47
【0182】図21は,ある色相での輝度と彩度との関係
を示すグラフである。
【0183】このグラフにおいて横軸が彩度を表し,縦
軸が輝度を表している。また,領域A内がその輝度にお
いて存在可能な彩度の範囲を示している。領域Aの枠線
L1がその輝度において取り得る最大彩度を示してい
る。
【0184】輝度が最小輝度(黒)から高くなるにつ
れ,最大彩度は序々に大きくなり,ある輝度Ys(最適
彩度ということにする)において最大彩度が最高とな
る。
【0185】与えられた画素がP1で表されるものとす
る。この画素P1の彩度はCp1であり,輝度はY1で
ある。この画素P1の最大彩度は,Cp1max であり,
この最大彩度Cp1max 以上に彩度を向上させることは
できない。
【0186】ところが,画素P1と同じ彩度Cp1であ
り,輝度が最適輝度Ysに近い輝度Y2をもつ画素P2
を考える。この画素P2の最大彩度は,画素P1の最大
彩度Cp1max よりも大きな最大彩度Cp2max であ
る。したがって,色相および彩度が同じであれば,輝度
を最適輝度に近づけることにより,最大彩度を上げるこ
とができることが分かる。
【0187】図22は,色相と彩度しきい値との関係を示
すグラフであり,図23は,最大彩度を上げるために用い
られる補正係数k1と色相との関係を示している。図24
は,最大彩度変更処理を示すフローチャートである。
【0188】対象とすべき画素の彩度がしきい値以下か
どうかがチェックされる(ステップ111 )。図22に示す
ように補正すべき画素の色相に応じたしきい値が定めら
れている。たとえば,画素の色相が 100度以下および 1
50度以上のときは,彩度しきい値は30である。画素の色
相が 130度であれば,彩度しきい値は,60である。画素
の色相が 100度から 130度の間であれば,色相に応じ
て,彩度しきい値は,30から60を結ぶ線によって決定す
る。画素の色相が 130度から 150度の間であれば,色相
に応じて,彩度しきい値は,60から30を結ぶ線によって
決定する。
【0189】画素の彩度がしきい値以下であれば(ステ
ップ111 でYES),次のようにして第1の補正量が算
出される(ステップ112 )。
【0190】図23を参照して補正係数k1が決定され
る。
【0191】この補正係数は,図23から分かるように色
相に応じて値が変わるものである。対象とすべき画素の
色相が 100度以下および 150度以上であれば,補正係数
k1は200 とされる。色相が 130度であれば,補正係数
k1は100 とされる。色相が100度から 130度までの間
のときには, 200度から 100度の間で色相が大きくなる
につれ補正係数k1が線形的に小さくなる。色相が 130
度から 150度までの間のときには, 100度から 200度の
間で色相が大きくなるにつれ,補正係数k1が線形的に
大きくなる。
【0192】変更されるべき画素の輝度と最適輝度との
差ΔYが求められる。求められたΔYに補正係数k1が
掛けられ,256 で除される。得られた値が第1の補正量
である。
【0193】このようにして得られた第1の補正量が,
補正すべき画素の輝度に加算される(ステップ114 )。
最大彩度が大きくなる。
【0194】画素の彩度がしきい値よりも大きければ
(ステップ111 でNO),式48にしたがって補正係数k
2が算出される。
【0195】 k2=(補正すべき画素の彩度)×k1/(彩度しきい値) ・・・式48
【0196】上述したΔYに,算出された補正係数k2
が掛けられ, 256で除されることにより,第2の補正量
が得られる(ステップ113 )。第2の補正量が,補正す
べき画素の輝度に加算される(ステップ114 )。
【0197】グレーの画素が与えられた場合,彩度は0
であり補正係数は0となるので輝度は変化しない。画素
の色(色差でもよい)がグレーに近いほど輝度の変化量
は小さくなる。
【0198】上述の実施例においては,補正の程度にか
かわらず画素の輝度を変更しているが,補正の程度を制
限するようにしてもよい。たとえば,補正すべき画素の
輝度と最適輝度との差ΔYを−16から16の範囲に制限す
る。画素の輝度が余り変わらないで済む。
【0199】図25から図27は他の実施例を示すものであ
る。
【0200】図25は,上述した図5に対応するもので,
輝度Y=56におけるCb−Cr色差平面を示している。
【0201】ある画素C1に着目した場合,その画素C
1の最大彩度は,上述したようにCmax1 である。とこ
ろが,その画素C1の色相θをθからθ1に変更する
と,輝度が同一であるにもかかわらず,最大彩度をさら
に向上させることができる。
【0202】図26は,具体的な色相変換を示すグラフL
2である。
【0203】横軸が入力色相であり,縦軸が出力色相で
ある。色相をグラフL2にしたがって変換することによ
り,上述したように最大彩度をさらに向上させることが
できるようになる。
【0204】図27は,最大彩度変換処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【0205】まず,図26に示すような特性を与える色相
変換テーブルが作成される(ステップ121 )。
【0206】作成された色相変換テーブルにもとづい
て,彩度を向上させるべき画素の色相が同一輝度を保ち
つつ変換される(ステップ122 )。最大彩度が向上する
こととなる。もっとも,上述したように輝度も変化させ
て最大彩度をさらに向上させてもよい。
【0207】図28から図30は,さらに他の実施例を示す
ものである。
【0208】上述した実施例においては,彩度を補正す
べき画素が最大彩度のときには,色つぶれを防止するた
めに補正しないでそのまま出力するような補正曲線にも
とづいて補正しているが,この実施例は,最大彩度であ
ってもさらに彩度を向上させるものである。
【0209】図28は,彩度変換のための補正曲線であ
る。
【0210】この彩度補正曲線は,入力の最大を1.0 と
した場合,入力が0から0.5 までは,上述した式46にし
たがって彩度強調補正が行われる。入力が最大の1.0 の
ときには,1+ΔEの値となるように彩度強調補正が行
われる。入力が0.5 から1の間は入力が大きい程,0.8
から1+ΔEの間のいずれかの値となる。
【0211】図29は,彩度補正曲線を決定するためのΔ
Eを求めるためのグラフである。
【0212】まず,RGB色空間上において,彩度を補
正すべき画素の位置と,R=255 ,G=B=0の頂点,
G=255 ,R=B=0の頂点,B=255 ,R=G=0の
頂点,R=G=255 ,B=0の頂点,R=B=255 ,G
=0の頂点およびG=B=255 ,R=0の頂点との距離
が算出される(上述したように簡単な三平方の定理によ
り算出できる)。算出された各頂点までの距離のうちも
っとも小さな距離が距離rmin とされる。
【0213】このようにして求められた距離rmin が図
29の横軸であり,ΔEが縦軸である。距離rmin が30以
下であれば,ΔEは,20までの間で線形的に増加する。
距離rmin が30以上となるとΔEは,20となる。距離r
min が小さいほどΔEは,小さいので,彩度補正を強調
しすぎて色つぶれを起こすということを未然に防止でき
る。また,距離rmin が30以上であれば,ΔEは,20に
制限されるので,彩度補正を強調しすぎることもない。
原色近くで 100%以上の彩度強調を行うと色つぶれが発
生するが,原色近くでなければ輝度および色相が変化す
るが色つぶれはない。
【0214】図30は,彩度補正の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0215】上述したように,まず,彩度を補正すべき
画素のRGB空間上の位置とそのRGB色空間上におけ
る各頂点との距離が算出され,上述した最小距離rmin
が決定される(ステップ131 )。
【0216】決定した最小距離rmin から図28にしたが
ってΔEが決定し,彩度補正曲線が決定する(ステップ
132 )。
【0217】決定した彩度補正曲線を利用して画素の彩
度が補正される(ステップ133 )。
【0218】より色鮮やかな画素を得ることができるよ
うになる。
【0219】上述した各処理は,彩度補正回路18におい
て行なわれるであろう。また図20または図28に示す補正
曲線は必要に応じて彩度補正曲線記憶回路15に記憶され
る。さらに彩度補正曲線を生成する等のために必要に応
じてコンピュータ装置が用いられよう。
【0220】以上実際に画素ごとに処理を行う例を示し
たが,もちろん,三次元LUT(look-up table )の格
子点に以上の処理を行った後,三次元LUT変換を行っ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】YCbCr色空間を示している。
【図2】YCbCr色空間を示している。
【図3】YCbCr色空間を示している。
【図4】YCbCr色空間を示している。
【図5】所定の輝度での色再現領域を示すグラフであ
る。
【図6】彩度補正曲線を示すグラフである。
【図7】所定の輝度での色再現領域および彩度補正曲線
を示すグラフである。
【図8】彩度補正装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図9】画像データ解析処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図10】彩度補正処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図11】YCbCr色空間を示している。
【図12】最小輝度のときにCbCr平面において取り
得る彩度の第1の範囲を示している。
【図13】最小輝度のときにCbCr平面において取り
得る彩度の第1の範囲を示している。
【図14】最大輝度のときにCbCr平面において取り
得る彩度の第2の範囲を示している。
【図15】最大輝度のときにCbCr平面において取り
得る彩度の第2の範囲を示している。
【図16】最大彩度算出処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】最小輝度において取り得る最大彩度の算出処
理を示すフローチャートである。
【図18】最大輝度において取り得る最大彩度の算出処
理を示すフローチャートである。
【図19】最大彩度の算出処理を示すフローチャートで
ある。
【図20】彩度補正曲線を示している。
【図21】ある色相での彩度と輝度との関係を示すグラ
フである。
【図22】色相と彩度との関係を示すグラフである。
【図23】色相と補正係数との関係を示すグラフであ
る。
【図24】最大彩度変更処理を示すフローチャートであ
る。
【図25】所定の輝度での色再現域を示すグラフであ
る。
【図26】色相変換を示すグラフである。
【図27】最大彩度変更処理を示すフローチャートであ
る。
【図28】彩度補正曲線を示すグラフである。
【図29】彩度補正曲線を作成するためのバラメータを
決定するグラフである。
【図30】彩度補正処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 画像データ展開メモリ 13 画像データ解析回路 14 色差補正値記憶回路 15 彩度補正曲線記憶回路 16 画像データ変換回路 17 色差補正回路 18 彩度補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 CH08 DA16 DA17 5C066 AA05 AA11 CA08 EA05 GA02 GA05 JA01 5C077 LL19 MP08 PP32 PP34 PP35 PP37 PP43 PP46 PQ08 PQ12 PQ20 PQ23 SS01 5C079 HB01 HB04 HB06 HB11 LA31 LB00 MA04 MA11 NA02

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補正すべき一駒分の画像の彩度データを
    入力する彩度データ入力手段,および上記一駒分の画像
    を構成する一画素の彩度データが,この一画素の彩度デ
    ータがとりうる,最大彩度と最小彩度との間の中間彩度
    を表す彩度データのときには強調して出力し,上記最大
    彩度を表わすデータのときには強調処理を停止して出力
    する補正曲線にもとづいた彩度補正処理を,上記彩度デ
    ータ入力手段から入力した一駒分の画像の彩度データに
    ついて行なう補正手段,を備えた彩度補正装置。
  2. 【請求項2】 上記補正手段が,上記一駒分の画像を構
    成する一画素の彩度データが上記最大彩度または上記最
    小彩度の彩度データのときにはそのまま出力するもので
    ある,請求項1に記載の彩度補正装置。
  3. 【請求項3】 上記補正曲線を生成する補正曲線生成手
    段をさらに備えた請求項1に記載の彩度補正装置。
  4. 【請求項4】 彩度補正処理後の彩度データによって表
    される彩度が,上記最大彩度未満となるように,上記補
    正曲線が定められている,請求項1に記載の彩度補正装
    置。
  5. 【請求項5】 上記補正曲線が円弧または複数の直線か
    らなる折れ線である,請求項1に記載の彩度補正装置。
  6. 【請求項6】 上記彩度データに対応する輝度データお
    よび色相角データにもとづいて,上記補正曲線が定めら
    れている,請求項1に記載の彩度補正装置。
  7. 【請求項7】 上記彩度データ入力手段から入力した一
    駒分の画像の彩度データの平均値を算出する算出手段を
    さらに備え,上記算出手段により算出された平均値が低
    いほど補正の程度が強く,算出した平均値が高いほど補
    正の程度が弱くなるように,上記補正曲線が定められて
    いる,請求項1に記載の彩度補正装置。
  8. 【請求項8】 上記補正すべき一駒分の画像の色差デー
    タの特性から色差補正値を算出する補正値算出手段,お
    よび上記補正すべき一駒分の画像の色差データから上記
    色差補正値を減算する減算手段をさらに備え,上記補正
    手段は,上記減算手段によって減算された色差データに
    対応する彩度データについて上記補正曲線にもとづいて
    彩度補正処理を行うものである,請求項1に記載の彩度
    補正装置。
  9. 【請求項9】 最大輝度未満の第1の輝度値において三
    原色の値が最大値以下の値である第1の範囲および最小
    輝度より大きい第2の輝度値において三原色の値が最小
    値以上の値である第2の範囲をそれぞれ求める範囲算定
    手段,上記第1の三原色の値の範囲によって規定され,
    かつ上記最大彩度を求めるべき一画素の色相における第
    1の最大彩度と上記第2の三原色の値の範囲によって規
    定され,かつ上記最大彩度を求めるべき一画素の色相に
    おける第2の最大彩度とを求める第1の彩度算出手段,
    上記最大彩度を求めるべき一画素の輝度での彩度であっ
    て,上記第1の最大彩度に対応する第1の対応彩度およ
    び上記第2の最大彩度に対応する第2の対応彩度を算出
    する第2の彩度算出手段,ならびに上記第2の彩度算出
    手段により算出された上記第1の対応彩度と上記第2の
    対応彩度とのうち値が小さい方の彩度を上記最大彩度と
    決定する彩度決定手段,をさらに備えた請求項1に記載
    の彩度補正装置。
  10. 【請求項10】 画素を表す画素データが取り得る最大
    彩度を求める装置において,最大輝度未満の第1の輝度
    値において三原色の値が最大値以下の値である第1の範
    囲および最小輝度より大きい第2の輝度値において三原
    色の値が最小値以上の値である第2の範囲をそれぞれ求
    める範囲算定手段,上記第1の三原色の値の範囲によっ
    て規定され,かつ最大彩度を求めるべき一画素の色相に
    おける第1の最大彩度と上記第2の三原色の値の範囲に
    よって規定され,かつ上記最大彩度を求めるべき一画素
    の色相における第2の最大彩度とを求める第1の彩度算
    出手段,上記最大彩度を求めるべき一画素の輝度での彩
    度であって,上記第1の最大彩度に対応する第1の対応
    彩度および上記第2の最大彩度に対応する第2の対応彩
    度を算出する第2の彩度算出手段,ならびに上記第2の
    彩度算出手段により求められた上記第1の対応彩度と上
    記第2の対応彩度とのうち値が小さい方の彩度を上記画
    素データの最大彩度と決定する決定手段,を備えた最大
    彩度算出装置。
  11. 【請求項11】 上記第1の輝度と上記第2の輝度との
    加算平均により得られる輝度が最小輝度と最大輝度との
    中間の輝度となるように上記第1の輝度と上記第2の輝
    度とが定められており,上記範囲算定手段が,上記第1
    の三原色の値の範囲および上記第2の三原色の値の範囲
    の一方の範囲を,他方の範囲にもとづいて求めるもので
    ある,請求項10に記載の最大彩度算出装置。
  12. 【請求項12】 彩度を補正すべき補正対象画素の色相
    において最大彩度を与える輝度を算出する輝度算出手
    段,および上記輝度算出手段によって算出された輝度
    と,上記補正対象画素の輝度との差がある場合に,その
    差が小さくなるように上記補正対象画素の輝度値を補正
    する輝度補正手段,を備えた画素データ補正装置。
  13. 【請求項13】 彩度が高くなるように上記輝度値が補
    正された補正対象画素の彩度を補正する彩度補正手段を
    さらに備えた請求項12に記載の画素データ補正装置。
  14. 【請求項14】 上記補正対象画素の色相および彩度の
    うち少なくとも一方にもとづいて,上記輝度補正手段に
    よる輝度値の補正量を決定する決定手段をさらに備えた
    請求項12に記載の画素データ補正装置。
  15. 【請求項15】 彩度を補正すべき補正対象画素の色相
    における最大彩度が,色相を変更することによりさらに
    大きくできるかどうかを判定する判定手段,および上記
    判定手段により上記最大彩度が色相を変更することによ
    りさらに大きくできると判定されたことに応じて上記補
    正画素の色相を,最大彩度が大きくなるように変更する
    色相変更手段,を備えた画素データ補正装置。
  16. 【請求項16】 彩度を補正すべき補正対象画素の色相
    を表わすデータを入力する入力手段,および上記入力手
    段から入力した色相データによって表わされる色相を挟
    む原色の色相のうち近い方に近づける色相変更手段を備
    えた画素データ補正装置。
  17. 【請求項17】 入力する彩度を強調して出力する補正
    特性を有する補正曲線にもとづいて画素の彩度を補正す
    る装置において,彩度を補正すべき画素の色と三原色の
    それぞれの原色との色空間上の距離のうち最も近い距離
    を算出する算出手段,および入力可能な最大彩度がさら
    に強調されて出力され,かつ上記算出手段によって算出
    された上記距離が大きいほどその強調の程度が高く,上
    記距離が小さいほどその強調の程度が低くなるように上
    記補正曲線を決定する手段,を備えた彩度補正装置。
  18. 【請求項18】 補正すべき一駒分の画像の彩度データ
    を入力し,上記一駒分の画像を構成する一画素の彩度デ
    ータが,この一画素の彩度データがとりうる最大彩度と
    最小彩度との間の中間彩度を表す彩度データのときには
    強調して出力し,上記最大彩度を表わすデータのときに
    は強調処理を停止して出力する補正曲線にもとづいた彩
    度補正処理を,入力した一駒分の画像の彩度データにつ
    いて行う,彩度補正方法。
  19. 【請求項19】 画素を表す画素データが取り得る最大
    彩度を求める装置において,最大輝度未満の第1の輝度
    値において三原色の値が最大値以下の値である第1の範
    囲および最小輝度より大きい第2の輝度値において三原
    色の値が最小値以上の値である第2の範囲をそれぞれ求
    め,上記第1の三原色の値の範囲によって規定され,か
    つ最大彩度を求めるべき一画素の色相における第1の最
    大彩度と上記第2の三原色の値の範囲によって規定さ
    れ,かつ上記最大彩度を求めるべき一画素の色相におけ
    る第2の最大彩度を求め,上記最大彩度を求めるべき一
    画素の輝度での彩度であって,上記第1の最大彩度に対
    応する第1の対応彩度および上記第2の最大彩度に対応
    する第2の対応彩度を算出し,求められた上記第1の対
    応彩度と上記第2の対応彩度とのうち値が小さい方の彩
    度を上記画素データの最大彩度と決定する,最大彩度算
    出方法。
  20. 【請求項20】 彩度を補正すべき補正対象画素の色相
    において最大彩度を与える輝度を算出し,算出された輝
    度と,上記補正対象画素の輝度との差がある場合に,そ
    の差が小さくなるように上記補正対象画素の輝度値を補
    正する,画素データ補正方法。
  21. 【請求項21】 彩度を補正すべき補正対象画素の色相
    における最大彩度が,色相を変更することによりさらに
    大きくできるかどうかを判定し,上記最大彩度が色相を
    変更することによりさらに大きくできると判定されたこ
    とに応じて上記補正対象画素の色相を,最大彩度が大き
    くなるように変更する,画素データ変更方法。
  22. 【請求項22】 彩度を補正すべき補正対象画素の色相
    を,その色相を挟む原色の色相のうち近い方に近づける
    画素データ補正方法。
  23. 【請求項23】 入力する彩度を強調して出力する補正
    特性を有する補正曲線にもとづいて画素の彩度を補正す
    る装置において,彩度を補正すべき画素の色と三原色の
    それぞれの原色との色空間上の距離のうち最も近い距離
    を算出し,入力可能な最大彩度がさらに強調されて出力
    され,かつ算出された上記距離が大きいほどその強調の
    程度が高く,上記距離が小さいほどその強調の程度が低
    くなるように上記補正曲線を決定する,彩度補正曲線決
    定方法。
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