JP2001217898A - 接続制御装置、接続制御方法、接続制御プログラムを記録した記録媒体及びデータ通信システム - Google Patents

接続制御装置、接続制御方法、接続制御プログラムを記録した記録媒体及びデータ通信システム

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JP2001217898A
JP2001217898A JP2000024985A JP2000024985A JP2001217898A JP 2001217898 A JP2001217898 A JP 2001217898A JP 2000024985 A JP2000024985 A JP 2000024985A JP 2000024985 A JP2000024985 A JP 2000024985A JP 2001217898 A JP2001217898 A JP 2001217898A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線交換を利用したデータ通信において、通
信リソースを有効に利用すると共に、利用者に使い勝手
の良い環境と効率的なデータ通信を提供する。 【解決手段】 コネクションの確立を伴うデータ通信を
制御する接続制御装置10において、通信相手と連携し
て相互の接続状態を制御するために、通信元と通信先の
双方の側に設置して、それぞれが設置された側のデータ
端末装置30とデータ回線終端装置20との間の通信を
制御し、物理的回線の切断後も、確立したコネクション
の状態を保持する接続保持手段と、物理的回線の再接続
後に、保持されたコネクションによる通信を再開する通
信再開手段と、接続状態の遷移を処理する制御手段11
と、通信相手の情報及び接続状態の遷移の情報を制御メ
ッセージとして、通信相手との間で送受信する制御メッ
セージ通信手段13と、通信相手の情報と、通信相手と
の間のコネクションの情報を記録する情報記憶手段12
を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、データ通信の論理
的又物理的接続を制御する接続制御に関し、特に回線交
換方式での通信をより効率的に行う接続制御装置、接続
制御方法、接続制御プログラムを記録した記録媒体及び
データ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット等のデータ通信ネットワ
ークの通信方式は、パケット交換方式が主流であるが、
しかし又一方で利用者がデータ通信ネットワークを利用
するためにはプロバイダ等に対し電話回線による回線交
換方式により接続することが主流である。
【0003】回線交換方式は、データ通信で用いる交換
方式の一つであり、情報の発信を行う発信側のDTE
(Data Terminating Equipme
nt:データ端末装置)と着信側のDTEとの間に、通
信の度に物理的な通信路を設定してデータを送受信する
交換方式である。ここで設定中の通信路は他の利用者が
利用することはできず、またこのため通信料金は通常で
は回線使用時間に応じて定められている。
【0004】最近では、携帯通信装置を用いて屋外で、
データ端末装置からインターネット等のデータ通信ネッ
トワークを利用する利用形態が多く、この場合でも携帯
電話やPHS等による回線交換方式の無線電話回線を介
してデータ通信ネットワークに接続している。
【0005】移動通信網の回線交換サービスを利用して
データ通信ネットワークに接続するには、回線交換によ
る接続を終端する、パケット交換網への中継のためダイ
ヤルアップサーバが利用されている。また、このダイヤ
ルアップサーバは、移動通信網の内部に設置されること
もある。
【0006】移動通信端末からインターネットへ接続す
る場合には、ダイヤルアップサーバに対して電話サービ
スを利用して接続し、レイヤ2プロトコル(データリン
クプロトコル)であるPPP(Point to Po
int Protocol;RFC 1661)によっ
てリンクを確立させた後、より上位のプロトコルである
TCP/IP(Transmission Contr
ol Protocol/Internet Prot
ocol)を使用するのが一般的である。
【0007】移動通信端末とダイヤルアップサーバとの
接続/切断は、移動端末装置を使用しているユーザの要
求を契機として、電話接続、PPPリンクの確立が行わ
れる。PPPは、回線の状態を監視しており、リンクの
確立している状態で回線が切断された場合にはリンクを
終了させる。
【0008】しかし、こうした移動通信では、伝播環境
が不安定な場合が多く回線が切断されてしまうことも多
い。このため、移動通信端末を利用したデータ通信等に
おいては、一度確立した論理的回線のリンクも物理的回
線の切断に伴い解放(切断)されることが多かった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
接続制御装置では、以下に述べるような問題点があっ
た。
【0010】第1に、無線リソース等の電話回線リソー
スが無駄に消費されるという問題点がある。
【0011】その理由は、回線交換方式を利用したデー
タ通信では、上記のように利用者の接続要求から切断要
求まで、音声の通話と同様にして電話回線の接続を継続
し、データが回線上を伝送されない間も独占するためで
ある。
【0012】無線リソース等の電話回線リソースは、多
数の利用者が共有するものであり、システム全体のキャ
パシティにも影響し、回線のリソースが不足すれば他の
利用者の新たな接続ができない等の問題が現れる。
【0013】また、回線交換方式では、使用料金が回線
の使用時間により定められる方式が一般であり、実際に
データを送受信していない接続時間に対しても使用料金
が課金されるため、利用者にとって不経済である。
【0014】第2に、通信中何らかの原因で回線が切断
た場合には、データ通信も途中で終了しもう一度始めか
ら全ての接続の作業をやり直す必要があり、非効率で手
間が掛かるという問題点がある。
【0015】特に、移動通信では上記のように回線切断
が多く発生し、この回線切断の度にPPPリンクが終了
してしまう。そして、希望するデータ通信が完了してい
ない場合等再び同じ接続先と通信する場合には、利用者
は再度接続要求を行いPPPリンクを確立する必要があ
る。
【0016】また、インターネット等のTCPを用いた
通信でも、中断が発生するとTCPコネクションが解放
されるため、再度最初からデータ通信を接続とコネクシ
ョンの確立からやり直す必要がある。
【0017】本発明の目的は、回線交換を利用したデー
タ通信において、通信リソースを有効に利用すると共
に、利用者に使い勝手の良い環境と効率的なデータ通信
を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の接続制御装置は、コネクションの確立を伴うデ
ータ通信を制御する接続制御装置において、通信相手と
連携して相互の接続状態を制御するために、通信元と通
信先の双方の側に設置して、それぞれが設置された側の
データ端末装置とデータ回線終端装置との間の通信を制
御し、物理的回線の切断後も、確立したコネクションの
状態を保持する接続保持手段と、物理的回線の再接続後
に、保持された前記コネクションによる通信を再開する
通信再開手段を備えることを特徴とする。
【0019】請求項2の本発明の接続制御装置は、通信
相手との前記接続状態は、物理的回線が切断されかつコ
ネクションの解放されている状態を示す解放状態と、物
理的回線が接続されかつコネクションが確立されている
状態を示す通信状態と、コネクションを保持したまま物
理的回線を切断した状態を示す待機状態との3種類から
成り、前記接続状態の遷移を処理する制御手段を備える
ことを特徴とする。
【0020】請求項3の本発明の接続制御装置は、通信
相手の情報及び前記接続状態の遷移の情報を制御メッセ
ージとして、前記通信相手との間で送受信する制御メッ
セージ通信手段を備え、前記データ端末装置から通信の
接続を制御する指定された種類の命令を受けた場合に、
命令の実行に先駆けて、前記制御メッセージ通信手段に
より、当該命令の情報を示す前記制御メッセージを前記
通信相手に対し送信することを特徴とする。
【0021】請求項4の本発明の接続制御装置は、通信
相手の情報と、前記通信相手との間のコネクションの情
報を記録する情報記憶手段を備え、新たにコネクション
を確立する度に、前記情報記憶手段により当該コネクシ
ョンの通信相手の情報と当該コネクションの情報を記録
することを特徴とする。
【0022】請求項5の本発明の接続制御装置は、通信
状態において、通話相手から前記制御メッセージによる
通信の切断の通知を受けることなく物理的回線が切断さ
れた場合に、前記情報記憶手段に記憶された情報をその
まま保持し、前記データ端末装置に対して物理的回線の
切断による通信終了の処理を実行することなく、待機状
態に遷移することを特徴とする。
【0023】請求項6の本発明の接続制御装置は、定め
られた一定時間の経過を判定するタイマを備え、物理的
回線が接続中の通信相手との間で、定められた一定時間
以上連続して通信データの送受信がない場合に、前記通
信相手との物理的回線を切断し、前記情報記憶手段に記
憶された情報をそのまま保持し、前記データ端末装置に
対して物理的回線の切断による通信終了の処理を実行す
ることなく、待機状態に遷移することを特徴とする。
【0024】請求項7の本発明の接続制御装置は、待機
状態において、前記データ端末装置から待機中の通話相
手に送信する送信データを受けた場合に、前記通話相手
との物理的回線を再び接続し、前記情報記憶手段に記録
された待機中のコネクションにより前記送信データを送
信し、通信状態へ遷移することを特徴とする。
【0025】請求項8の本発明の接続制御装置は、待機
状態において、待機中の通話相手から物理的回線の接続
を受け、前記通話相手から送信されるデータを受信した
場合に、前記情報記憶手段に記録された待機中のコネク
ションによる通信を再開し、通信状態へ遷移することを
特徴とする。
【0026】請求項9の本発明の接続制御装置は、待機
状態において、前記制御メッセージ通信手段が前記通話
相手から通信終了を通知する制御メッセージを受けた場
合に、前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクシ
ョンの情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴と
する。
【0027】請求項10の本発明の接続制御装置は、定
められた一定時間の経過を判定するタイマを備え、待機
状態において、待機中の通信相手との通信が定められた
一定時間以上再開しない場合に、前記情報記憶手段に記
録された待機中のコネクションの情報を破棄し、解放状
態へ遷移することを特徴とする。
【0028】請求項11の本発明の接続制御装置は、複
数のデータ回線終端装置に接続し、複数の回線と複数の
コネクションの通信を処理するサーバ処理手段と、全て
のコネクションに関する、通信相手の情報と前記通信相
手との間のコネクションの情報を、集中して記録し管理
する管理テーブル記憶手段を備え、前記サーバ処理手段
は、待機状態への遷移により当該通信に係るデータ回線
終端装置のリソースを解放する手段と、前記管理テーブ
ル記憶手段を参照し、未使用の前記データ回線終端装置
テーブルを検索する手段を備え、複数の各コネクション
に対し接続制御を行うことを特徴とする。
【0029】請求項12の本発明の接続制御装置は、待
機状態のコネクションの通信相手から、復旧要求の制御
メッセージを受けた場合に、前記サーバ処理手段は、前
記管理テーブル記憶手段により前記通話相手のコネクシ
ョンの情報を検索し、検索されたコネクションにより通
信を再開することを特徴とする。
【0030】請求項13の本発明の接続制御装置は、前
記データ回線終端装置の機能を内蔵することを特徴とす
る。
【0031】請求項14の本発明の接続制御装置は、前
記データ端末装置と一体化した一台の装置とすることを
特徴とする。
【0032】請求項15の本発明の接続制御装置は、前
記データ端末装置及びデータ回線終端装置とは独立の装
置とすることを特徴とする。
【0033】請求項16の本発明の接続制御装置は、無
線データ通信を制御することを特徴とする。
【0034】請求項17の本発明の接続制御方法は、コ
ネクションの確立を伴うデータ通信を制御する接続制御
方法において、通信相手と連携して相互の接続状態を制
御するために、通信元と通信先の双方の側において、そ
れぞれの側のデータ端末装置とデータ回線終端装置との
間で通信を制御し、物理的回線の切断後も、確立したコ
ネクションの状態を保持する接続保持ステップと、物理
的回線の再接続後に、保持された前記コネクションによ
る通信を再開する通信再開ステップを備えることを特徴
とする。
【0035】請求項18の本発明の接続制御方法は、通
信相手との前記接続状態は、物理的回線が切断されかつ
コネクションの解放されている状態を示す解放状態と、
物理的回線が接続されかつコネクションが確立されてい
る状態を示す通信状態と、コネクションを保持したまま
物理的回線を切断した状態を示す待機状態との3種類か
ら成り、前記接続状態の遷移を処理する制御ステップを
備えることを特徴とする。
【0036】請求項19の本発明の接続制御方法は、通
信相手の情報及び前記接続状態の遷移の情報を制御メッ
セージとして、前記通信相手との間で送受信する制御メ
ッセージ通信ステップを備え、前記データ端末装置から
通信の接続を制御する指定された種類の命令を受けた場
合に、命令の実行に先駆けて、前記制御メッセージ通信
ステップにより、当該命令の情報を示す前記制御メッセ
ージを前記通信相手に対し送信することを特徴とする。
【0037】請求項20の本発明の接続制御方法は、通
信相手の情報と、前記通信相手との間のコネクションの
情報を記録する情報記憶ステップを備え、新たにコネク
ションを確立する度に、前記情報記憶ステップにより当
該コネクションの通信相手の情報と当該コネクションの
情報を記録することを特徴とする。
【0038】請求項21の本発明の接続制御方法は、通
信状態において、通話相手から前記制御メッセージによ
る通信の切断の通知を受けることなく物理的回線が切断
された場合に、前記情報記憶ステップに記憶された情報
をそのまま保持し、前記データ端末装置に対して物理的
回線の切断による通信終了の処理を実行することなく、
待機状態に遷移することを特徴とする。
【0039】請求項22の本発明の接続制御方法は、定
められた一定時間の経過を判定するタイマを備え、物理
的回線が接続中の通信相手との間で、定められた一定時
間以上連続して通信データの送受信がない場合に、前記
通信相手との物理的回線を切断し、前記情報記憶ステッ
プに記憶された情報をそのまま保持し、前記データ端末
装置に対して物理的回線の切断による通信終了の処理を
実行することなく、待機状態に遷移することを特徴とす
る。
【0040】請求項23の本発明の接続制御方法は、待
機状態において、前記データ端末装置から待機中の通話
相手に送信する送信データを受けた場合に、前記通話相
手との物理的回線を再び接続し、前記情報記憶ステップ
に記録された待機中のコネクションにより前記送信デー
タを送信し、通信状態へ遷移することを特徴とする。
【0041】請求項24の本発明の接続制御方法は、待
機状態において、待機中の通話相手から物理的回線の接
続を受け、前記通話相手から送信されるデータを受信し
た場合に、前記情報記憶ステップに記録された待機中の
コネクションによる通信を再開し、通信状態へ遷移する
ことを特徴とする。
【0042】請求項25の本発明の接続制御方法は、待
機状態において、前記制御メッセージ通信ステップが前
記通話相手から通信終了を通知する制御メッセージを受
けた場合に、前記情報記憶ステップに記録された待機中
のコネクションの情報を破棄し、解放状態へ遷移するこ
とを特徴とする。
【0043】請求項26の本発明の接続制御方法は、定
められた一定時間の経過を判定するタイマを備え、待機
状態において、待機中の通信相手との通信が定められた
一定時間以上再開しない場合に、前記情報記憶ステップ
に記録された待機中のコネクションの情報を破棄し、解
放状態へ遷移することを特徴とする。
【0044】請求項27の本発明の接続制御方法は、複
数のデータ回線終端装置に接続し、複数の回線と複数の
コネクションの通信を処理するサーバ処理ステップと、
全てのコネクションに関する、通信相手の情報と前記通
信相手との間のコネクションの情報を、集中して記録し
管理する管理テーブル記憶ステップを備え、前記サーバ
処理ステップは、待機状態への遷移により当該通信に係
るデータ回線終端装置のリソースを解放するステップ
と、前記管理テーブル記憶ステップを参照し、未使用の
前記データ回線終端装置テーブルを検索するステップを
備え、複数の各コネクションに対し接続制御を行うこと
を特徴とする。
【0045】請求項28の本発明の接続制御方法は、待
機状態のコネクションの通信相手から、復旧要求の制御
メッセージを受けた場合に、前記サーバ処理ステップ
は、前記管理テーブル記憶ステップにより前記通話相手
のコネクションの情報を検索し、検索されたコネクショ
ンにより通信を再開することを特徴とする。
【0046】請求項29の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、コネクションの確立を伴うデー
タ通信を制御する接続制御プログラムを記録した記録媒
体において、通信相手と連携して相互の接続状態を制御
するために、通信元と通信先の双方の側において、それ
ぞれの側のデータ端末装置とデータ回線終端装置との間
で通信を制御し、物理的回線の切断後も、確立したコネ
クションの状態を保持する接続保持ステップと、物理的
回線の再接続後に、保持された前記コネクションによる
通信を再開する通信再開ステップを備えることを特徴と
する。
【0047】請求項30の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、通信相手との前記接続状態は、
物理的回線が切断されかつコネクションの解放されてい
る状態を示す解放状態と、物理的回線が接続されかつコ
ネクションが確立されている状態を示す通信状態と、コ
ネクションを保持したまま物理的回線を切断した状態を
示す待機状態との3種類から成り、前記接続状態の遷移
を処理する制御ステップを備えることを特徴とする。
【0048】請求項31の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、通信相手の情報及び前記接続状
態の遷移の情報を制御メッセージとして、前記通信相手
との間で送受信する制御メッセージ通信ステップを備
え、前記データ端末装置から通信の接続を制御する指定
された種類の命令を受けた場合に、命令の実行に先駆け
て、前記制御メッセージ通信ステップにより、当該命令
の情報を示す前記制御メッセージを前記通信相手に対し
送信することを特徴とする。
【0049】請求項32の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、通信相手の情報と、前記通信相
手との間のコネクションの情報を記録する情報記憶ステ
ップを備え、新たにコネクションを確立する度に、前記
情報記憶ステップにより当該コネクションの通信相手の
情報と当該コネクションの情報を記録することを特徴と
する。
【0050】請求項33の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、通信状態において、通話相手か
ら前記制御メッセージによる通信の切断の通知を受ける
ことなく物理的回線が切断された場合に、前記情報記憶
ステップに記憶された情報をそのまま保持し、前記デー
タ端末装置に対して物理的回線の切断による通信終了の
処理を実行することなく、待機状態に遷移することを特
徴とする。
【0051】請求項34の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、定められた一定時間の経過を判
定するタイマを備え、物理的回線が接続中の通信相手と
の間で、定められた一定時間以上連続して通信データの
送受信がない場合に、前記通信相手との物理的回線を切
断し、前記情報記憶ステップに記憶された情報をそのま
ま保持し、前記データ端末装置に対して物理的回線の切
断による通信終了の処理を実行することなく、待機状態
に遷移することを特徴とする。
【0052】請求項35の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、待機状態において、前記データ
端末装置から待機中の通話相手に送信する送信データを
受けた場合に、前記通話相手との物理的回線を再び接続
し、前記情報記憶ステップに記録された待機中のコネク
ションにより前記送信データを送信し、通信状態へ遷移
することを特徴とする。
【0053】請求項36の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、待機状態において、待機中の通
話相手から物理的回線の接続を受け、前記通話相手から
送信されるデータを受信した場合に、前記情報記憶ステ
ップに記録された待機中のコネクションによる通信を再
開し、通信状態へ遷移することを特徴とする。
【0054】請求項37の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、待機状態において、前記制御メ
ッセージ通信ステップが前記通話相手から通信終了を通
知する制御メッセージを受けた場合に、前記情報記憶ス
テップに記録された待機中のコネクションの情報を破棄
し、解放状態へ遷移することを特徴とする。
【0055】請求項38の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、定められた一定時間の経過を判
定するタイマを備え、待機状態において、待機中の通信
相手との通信が定められた一定時間以上再開しない場合
に、前記情報記憶ステップに記録された待機中のコネク
ションの情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴
とする。
【0056】請求項39の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、複数のデータ回線終端装置に接
続し、複数の回線と複数のコネクションの通信を処理す
るサーバ処理ステップと、全てのコネクションに関す
る、通信相手の情報と前記通信相手との間のコネクショ
ンの情報を、集中して記録し管理する管理テーブル記憶
ステップを備え、前記サーバ処理ステップは、待機状態
への遷移により当該通信に係るデータ回線終端装置のリ
ソースを解放するステップと、前記管理テーブル記憶ス
テップを参照し、未使用の前記データ回線終端装置テー
ブルを検索するステップを備え、複数の各コネクション
に対し接続制御を行うことを特徴とする。
【0057】請求項40の本発明の接続制御プログラム
を記録した記録媒体は、待機状態のコネクションの通信
相手から、復旧要求の制御メッセージを受けた場合に、
前記サーバ処理ステップは、前記管理テーブル記憶ステ
ップにより前記通話相手のコネクションの情報を検索
し、検索されたコネクションにより通信を再開すること
を特徴とする。
【0058】請求項41の本発明の通信システムは、コ
ネクションの確立を伴うデータ通信を行うデータ通信シ
ステムにおいて、通信を行う双方が連携して相互の接続
状態を制御するために、通信元と通信先の双方の側に接
続制御装置を設置して、それぞれが設置された側のデー
タ端末装置とデータ回線終端装置との間の通信を制御
し、前記接続制御装置は、物理的回線の切断後も、確立
したコネクションの状態を保持する接続保持手段と、物
理的回線の再接続後に、保持された前記コネクションに
よる通信を再開する通信再開手段を備えることを特徴と
する。
【0059】請求項42の本発明の通信システムは、通
信相手との前記接続状態は、物理的回線が切断されかつ
コネクションの解放されている状態を示す解放状態と、
物理的回線が接続されかつコネクションが確立されてい
る状態を示す通信状態と、コネクションを保持したまま
物理的回線を切断した状態を示す待機状態との3種類か
ら成り、前記接続制御装置は、前記接続状態の遷移を処
理する制御手段を備えることを特徴とする。
【0060】請求項43の本発明の通信システムは、前
記接続制御装置は、通信相手の情報及び前記接続状態の
遷移の情報を制御メッセージとして、前記通信相手との
間で送受信する制御メッセージ通信手段を備え、前記デ
ータ端末装置から通信の接続を制御する指定された種類
の命令を受けた場合に、命令の実行に先駆けて、前記制
御メッセージ通信手段により、当該命令の情報を示す前
記制御メッセージを前記通信相手に対し送信することを
特徴とする。
【0061】請求項44の本発明の通信システムは、前
記接続制御装置は、通信相手の情報と、前記通信相手と
の間のコネクションの情報を記録する情報記憶手段を備
え、新たにコネクションを確立する度に、前記情報記憶
手段により当該コネクションの通信相手の情報と当該コ
ネクションの情報を記録することを特徴とする。
【0062】請求項45の本発明の通信システムは、前
記接続制御装置は、通信状態において、通話相手から前
記制御メッセージによる通信の切断の通知を受けること
なく物理的回線が切断された場合に、前記情報記憶手段
に記憶された情報をそのまま保持し、前記データ端末装
置に対して物理的回線の切断による通信終了の処理を実
行することなく、待機状態に遷移することを特徴とす
る。
【0063】請求項46の本発明の通信システムは、前
記接続制御装置は、定められた一定時間の経過を判定す
るタイマを備え、物理的回線が接続中の通信相手との間
で、定められた一定時間以上連続して通信データの送受
信がない場合に、前記通信相手との物理的回線を切断
し、前記情報記憶手段に記憶された情報をそのまま保持
し、前記データ端末装置に対して物理的回線の切断によ
る通信終了の処理を実行することなく、待機状態に遷移
することを特徴とする。
【0064】請求項47の本発明の通信システムは、前
記接続制御装置は、待機状態において、前記データ端末
装置から待機中の通話相手に送信する送信データを受け
た場合に、前記通話相手との物理的回線を再び接続し、
前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクションに
より前記送信データを送信し、通信状態へ遷移すること
を特徴とする。
【0065】請求項48の本発明の通信システムは、前
記接続制御装置は、待機状態において、待機中の通話相
手から物理的回線の接続を受け、前記通話相手から送信
されるデータを受信した場合に、前記情報記憶手段に記
録された待機中のコネクションによる通信を再開し、通
信状態へ遷移することを特徴とする。
【0066】請求項49の本発明の通信システムは、前
記接続制御装置は、待機状態において、前記制御メッセ
ージ通信手段が前記通話相手から通信終了を通知する制
御メッセージを受けた場合に、前記情報記憶手段に記録
された待機中のコネクションの情報を破棄し、解放状態
へ遷移することを特徴とする。
【0067】請求項50の本発明の通信システムは、前
記接続制御装置は、定められた一定時間の経過を判定す
るタイマを備え、待機状態において、待機中の通信相手
との通信が定められた一定時間以上再開しない場合に、
前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクションの
情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とする。
【0068】請求項51の本発明の通信システムは、複
数のデータ回線終端装置に接続し、複数の回線と複数の
コネクションの通信を処理するサーバ処理手段と、全て
のコネクションに関する、通信相手の情報と前記通信相
手との間のコネクションの情報を、集中して記録し管理
する管理テーブル記憶手段を備え、前記サーバ処理手段
は、待機状態への遷移により当該通信に係るデータ回線
終端装置のリソースを解放する手段と、前記管理テーブ
ル記憶手段を参照し、未使用の前記データ回線終端装置
テーブルを検索する手段を備え、複数の各コネクション
に対し接続制御を行うことを特徴とする。
【0069】請求項52の本発明の通信システムは、待
機状態のコネクションの通信相手から、復旧要求の制御
メッセージを受けた場合に、前記サーバ処理手段は、前
記管理テーブル記憶手段により前記通話相手のコネクシ
ョンの情報を検索し、検索されたコネクションにより通
信を再開することを特徴とする。
【0070】請求項53の本発明の通信システムは、無
線データ通信を制御することを特徴とする。
【0071】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0072】本発明の第1の実施の形態による接続制御
装置10を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態による接続制御装置10の構成を示すブロック図であ
り、図2と図3は、本発明の第1の実施の形態による接
続制御装置10を利用する通信システムの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【0073】本実施の形態の接続制御装置10は、図2
の例に示されるように、通信を行う双方のDTE30
(Data Terminating Equipme
nt:データ端末装置)と、DCE20(Data C
ircuit−terminating Equipm
ent;データ回線終端装置)の間に設置し、通信相手
の側の装置と連携して相互の接続状態を制御する。
【0074】DTE30は、通信回線を介して外部との
データの送受信を行う装置であり、通信相手とのコネク
ションの確立・解放等を制御する機能を備える。また、
データの処理や表示や記録等を実行する機能を備えるも
のも多く、DTE30の装置の例には、パソコンやノー
トパソコン等がある。
【0075】DCE20は、DTE30が処理する信号
と、通信回線の伝送路で通信する信号との変換を行う装
置であり、物理的回線の接続・解放等を制御する機能を
備える。DTE30の装置の例には、アナログ回線によ
る伝送に用いるモデム(MODEM:変復調装置)や、
デジタル回線による伝送に用いるDSU(Digita
l Service Unit:デジタル回線終端装
置)等がある。
【0076】接続制御装置10は、物理的接続等の通信
の下位の階層を制御するDCE20と、コネクション等
の通信の上位の階層を制御するDTE30の間におい
て、通信相手の側の接続制御装置10と連携して双方の
接続を制御するのである。
【0077】この接続制御装置10による接続の制御と
は、通信中に物理的回線の切断がDCE20により検出
された場合等においても、この物理的回線の切断をDT
E30が実行する通信アプリケーション(又はDTE3
0自体)に対し通知しないことにより、確立されたコネ
クションを解放することなく通信の再開を待機し、物理
的回線の再接続後に再び待機中のコネクションにより通
信を再開する処理を行うのである。
【0078】また、予めコネクションを新たに確立する
度に、通信を行う通信元と通信先の双方の側で、接続制
御装置10に通信相手やコネクションの情報を記録す
る。そして、この記録を物理的回線の切断後も保持する
ことで正しい通信相手であることを確認することができ
る。
【0079】従来の通常の通信システムにおける通信を
行う双方の接続の状態は、接続のされていないコネクシ
ョンが解放された状態である解放状態と、そうではない
双方が接続されコネクションの確立した通信可能な状態
である通信状態の2種類のみであったが、接続制御装置
10を用いることで通信システムは、コネクションを保
持したまま通信の再開を待機する状態である待機状態に
新たに対応するのである。
【0080】この待機状態では、通信を行う双方のDT
E30の通信アプリケーション(又はDTE30自体)
は、何ら制約されずに、物理的回線が接続されている場
合と同様の処理を行うことが許される。つまり、待機状
態において再び一方から他方にデータや命令等を送信す
る場合には、その時点で再び物理的回線の接続を行い保
持されたコネクションによる通信を行うのであり、通信
を行う双方の物理的回線があたかも接続されている場合
と同様の環境を擬似的に実現する。このように、確立さ
れたコネクションを、通信を行う双方の接続制御装置1
0による擬似的な回線上でそのまま維持するのである。
【0081】図5は、本実施の形態による接続制御装置
10を利用する通信システムの接続状態の状態遷移図で
ある。
【0082】接続制御装置10は、図5に示されるよう
に“解放状態”、“通信状態”、“待機状態”の3種類
の接続状態の間で、“新規接続”、“終了切断”、“一
時切断”、“復旧”、“解放切断”等の状態の遷移を処
理する。
【0083】“新規接続”は、新たに通信を開始するた
めに物理的回線を接続しコネクションを確立する処理で
あり、解放状態から通信状態に遷移する。新規接続を実
行するのは、DTE30により発信された上位のデータ
通信プロトコルによる接続要求を受けて、DCE20に
より通信相手に対し回線接続を行う場合や、通信相手か
らの接続要求をDCE20が着呼した場合等に実行す
る。
【0084】“終了切断”は、通信を終了するためにコ
ネクションを解放し物理的回線を切断する処理であり、
通信状態から解放状態に遷移する。終了切断を実行する
のは、DTE30により発信された上位のデータ通信プ
ロトコルによる切断要求を受けて、DCE20により回
線の切断を行う場合や、通信相手からの切断要求をDC
E20が着呼した場合等である。
【0085】“一時切断”は、コネクションを保持した
まま通信を休止する処理であり、通信状態から待機状態
に遷移する。一時切断を実行するのは、通信状態におい
て、通信の不良等の原因で物理的回線が突然切断された
場合や、接続制御装置10がデータの送受信のが行われ
ない状態が連続して長く続いたことを検知し、通信料金
の節約や通信リソースの解放等のために物理的回線を切
断する処理を実行した場合等である。
【0086】一時切断は、前に説明したように、物理的
回線を切断した場合や又突然切断された場合において、
物理的回線の切断をDTE30が実行する通信アプリケ
ーション(又はDTE30自体)に対し通知しないこと
により、確立されたコネクションを解放することなく通
信の再開を待機するのである。
【0087】“復旧”は、待機中の通信を再開する処理
であり、待機状態から通信状態に遷移する。復旧を実行
するのは、DTE30が通信相手に対しデータの送信を
開始した場合や、通信相手から物理的回線の再接続を受
け通信相手が発信するデータを受信した場合等である。
【0088】待機状態においては、コネクションは通信
を行う双方の接続制御装置10による擬似的な回線上で
維持するため、一時切断は実際の物理的回線から擬似的
な回線への切り替え処理で、復旧は擬似的な回線から実
際の物理的回線への切り替え処理と見ることもできる。
【0089】“解放切断”は、待機状態において通信の
再開の待機を取りやめ待機中のコネクションを破棄する
処理であり、待機状態から解放状態に遷移する。解放切
断を実行するのは、待機状態においてDTE30から回
線を切断し通信を終了する命令を受けた場合や、待機状
態が予め待機する時間として定めた時間以上長く続いた
ことにより待機を取りやめる場合等である。
【0090】又ここで、本実施の形態では本発明の接続
制御に対応する通信アプリケーションやDTE30に対
して、待機や復旧を行うことを通知したり、また待機や
復旧を実行する命令を受けて実行するために、接続制御
装置10とDTE30との間でこうした接続制御の命令
や情報の送受信機能を備え、かつ対応する通信アプリケ
ーション等に対してはこれらの処理を実行する。
【0091】また、本実施の形態の接続制御装置10
は、図2の例に示される様に通信を行う双方で同様のD
TE−DCEの構成を備える場合に限らず、図3の例に
示されるようにインターネットのプロバイダ31等の回
線交換方式ではない他の交換方式の通信回線網に接続す
るサービスを電話回線網41を介して行う場合にも有用
である。
【0092】図3の例においては、インターネット回線
網42はプロバイダ31により定額制や通信したデータ
量(パケット数)に応じた課金によりサービスを受けら
れる一方で、プロバイダ31に接続する電話回線網41
においては接続時間に応じて料金が課金される。このた
め、接続制御装置10を利用者とプロバイダ31の双方
で備え、データの通信の無い状態が続いた時等におい
て、コネクションを保持したまま電話回線を切断する処
理を実行することで電話料金を節約することができる。
また、このプロバイダ31との通信に無線電話回線を利
用する場合等において、無線電話回線の通信が途中で突
然切断された場合においても、接続されたコネクション
は切断前の状態で保持され、かつ接続制御装置10によ
り自動的に再接続されるため、利用者が切断により煩わ
されることも再接続の作業をする必要も無く快適にデー
タ通信を行うことができる。
【0093】図4は、本実施の形態の接続制御装置10
を用いる通信の階層構造を説明する図である。
【0094】この接続制御装置10による通信の階層構
造とは、OSIやTCP/IPの階層構造と同様に通信
における機能を下位から上位の各層に分けて説明するも
のであり、ここでは単純に下位のDCE20による物理
的回線の制御と、中位の層の接続制御装置10による接
続制御と、上位の層のDTE30によるコネクションの
制御等に分けて説明する。
【0095】送信するデータは上位の層を管理するDT
E30から順により下位の層に送られ、かつ各層は送信
データに対し各層毎の制御に必要な情報をヘッダとして
順次付加し、受信側においては、DCE20が送信デー
タを受信しより上位の層に順次送り、かつ各層は送信側
の対応する層が付加したヘッダを取り除きこのヘッダか
ら送信された各層の情報を取得し、データを受信するの
である。またこの各層の情報の送受信は、各層における
通信プロトコルに基づいて行われるものである。
【0096】ここで、双方の接続制御装置10が接続制
御の情報を送受信する方法は、上述の様にこのヘッダ内
に接続制御の情報を付加して送信する方式や、またDT
E20が発信するデータに付加するのではなく独立した
パケットを用いて接続制御装置10が独自に接続制御に
関する情報を発信し、接続制御のパケットである旨を示
す識別子等をこのヘッダに相当する位置に付加して送信
する方式等がある。つまり、この後者の方式では、接続
制御に関する情報をデータパケットのヘッダとしてでは
なく、独立した一つのパケットとするのであり、この場
合接続制御装置10はヘッダを付加せず、接続制御に関
する情報を送信する必要がある場合に別個にパケットを
生成しこれを送信するのである。
【0097】従来の通信システムでは、この接続制御装
置10による処理は無いが、従来の通信システムの階層
構造と矛盾するものではなく新たにこの接続制御装置1
0による処理を上位の層と下位の層の間に加えたのであ
る。
【0098】つまり、接続制御装置10よりも下位の階
層であるDCE20や、より上位の階層であるDTE3
0における通信プロトコルは、本発明の実施において、
新たな機能や制約を追加する必要はない。従って、本発
明の接続制御装置10は、他の通信装置に特別な機能を
必要とせず、従来の通信システムに対し容易に導入する
ことが可能である。
【0099】ここでは、単純な階層構造により説明した
が、従来の階層構造に直接当てはめる場合には、DTE
30やDCE20による層は、その内部で更にいくつか
の階層構造に別けられる場合もある。また、送信データ
に各層により付加される情報はヘッダとして前方に付加
するものに限らず、送信データの末尾にトレイラとして
誤り制御情報等を付加することもある。
【0100】図1は、本発明の第1の実施の形態による
接続制御装置10の構成を示すブロック図である。
【0101】図1を参照すると、本実施の形態の接続制
御装置10は、DTE30と接続し情報を通信するため
のインターフェースであるデータ出力端15と、データ
入力端16と、制御信号端17を備え、かつ回線交換を
通じてデータ通信を行うためのDCE20と接続してい
る。また、DCE20は電話回線等の通信回線と接続す
るためインターフェースである通信ポート21を備え、
場合によってはこの通信ポート21から、物理的に回線
を提供する無線装置(例えば、携帯電話等)と接続し通
信を行う。
【0102】データ出力端15とデータ入力端16は、
DTE30との間で通信データ等の送受信を行い、制御
信号端17は、DTE30との間で接続制御に関する情
報や命令を通信する。制御信号端17は、DTE30の
通信アプリケーション等が発信する接続要求や切断要求
等の信号の送受信を行うものであるが、また特にDTE
30の通信アプリケーションやDTE30の側が本発明
独自の接続制御の情報の送受信にも対応する場合におい
ては、更に制御信号端17をこれらの情報の送受信に使
用しても良い。
【0103】接続制御装置10は、制御部11と、制御
情報記憶部12と、フレーム判定部13と、タイマ14
を備える。
【0104】制御部11は、接続制御装置10の接続制
御を処理する。つまり、回線の状態を監視し、DCE2
0やDTE30から送信されるデータを仲介し監視し制
御し、通信相手の接続制御装置10と情報や命令を制御
メッセージとして交換し、またこの通信相手の接続制御
装置10との間で制御メッセージを通信するために、制
御メッセージのデータを生成する機能と制御メッセージ
を備えるフレームを構成する機能と、制御メッセージを
送受信し受信した制御メッセージを解析する機能を備え
る。
【0105】これにより、制御部11は、DTE30か
らの切断要求や接続要求や、又は制御信号端17を介し
ての接続要求等に従い、DCE20に対し制御を要求す
ると共に、必要な場合には制御メッセージを生成し、こ
れを通信相手の接続制御装置10に送信するためにDC
E20に供給する。
【0106】制御情報記憶部12は、通信相手の接続制
御装置10との通信や接続制御に必要な情報を記憶す
る。
【0107】図6は、本実施の形態による制御情報記憶
部12の一例を示す図である。本実施の形態において
は、図6の例のように通信相手のユーザ識別子CID
(Communication Identifie
r)と接続先電話番号の組で記憶する。この制御情報記
憶部12に記憶された情報は、各種接続状態の遷移等を
実行する(実行される)場合に通信相手と制御メッセー
ジを交換して通信相手の情報と照合することで、正しい
通信相手であることを判定するため等に用いる。例え
ば、待機状態から復旧する時に通信相手の情報と照合す
ることで、正しい待機中の通信相手であることを判定す
るために用いること等が考えられる。
【0108】フレーム判定部13は、DCE20から供
給される接続相手から送信データを受信し、図4に示す
ように受信したデータからフレーム区切り文字列等によ
ってフレーム構造を解釈し、必要な情報を識別する。以
後これをフレーム処理と呼ぶ。
【0109】フレームに含まれるプロトコル識別子は、
上位の通信プロトコルが用いるフレームであるのか、制
御部11が処理する制御メッセージであるのかを示すも
のであり、このプロトコル識別子から処理先を判定し
て、DCE20から接続制御装置10に送られたデータ
を、制御部11とデータ出力端15のそれぞれに正しく
供給する。
【0110】タイマ14は、定められた一定時間の経過
を判定するものであり、データの送信が一定時間以上連
続して無いか、また待機状態が連続して一定時間以上続
いているか等の判定を行う。このため、タイマ14は、
各データの送受信の終了時点やDCE20が物理的回線
の切断を検出した時点等を起点として時間経過を計測す
るのであり、制御部11等の制御を元に起動又リセット
される。タイマ14は、起動あるいはリセットされる
と、“0”から計時を行い、ある設定した時間が経過す
るとこれを制御部11へ通知する。
【0111】DCE20は、通信ポート21を通じて電
話回線等の通信回線に関する制御及び監視、接続相手の
接続制御装置10とのデータ通信を行う。DCE20
は、通信回線の接続等に関する情報は制御部11へ通知
し、通信データはフレーム判定部13へ送る。
【0112】次に、図面を参照して本実施の形態の動作
について詳細に説明する。
【0113】本発明による接続制御装置10は同様の機
能を持つ接続制御装置10と通信を行う。なお、以下の
説明では、一つの動作(例えば、接続)を開始する側の
接続制御装置10と、受ける側の接続制御装置10の動
作を続けて記述する。
【0114】本実施の形態の接続制御装置10の動作
は、図5に示されるように“新規接続”、“終了切
断”、“一時切断”、“復旧”、“解放切断”等の接続
状態の遷移の処理や、更に通信状態における“データ伝
送”の処理を制御する。
【0115】“データ伝送”とは、通信状態において通
信相手と情報を送受信する処理であり、接続状態は通信
状態のままで遷移は行わない。
【0116】また、制御部11は、現在の接続状態を示
す状態値のデータを備え、状態値のデータは接続状態の
遷移に伴い更新する。
【0117】新規接続の動作について述べる。
【0118】図8は、本実施の形態の新規接続の動作を
説明するシーケンス図である。初期状態は解放状態であ
り、この新規接続により通信状態へ遷移する。
【0119】新規接続を開始する側の接続制御装置10
の動作から述べる。
【0120】まず、データ通信を開始する際には、接続
制御装置10は、DTE30から制御信号端17より制
御部11に対して回線接続要求が供給される。解放状態
で回線の接続要求を受け取った制御部11は、この接続
要求に含まれる接続先電話番号を制御情報記憶部12に
記憶させ、DCE20に対して電話回線等の通信回線を
接続するよう要求する。
【0121】DCE20では、通信ポート21を介して
接続相手の接続制御装置10に対し接続を行うために、
接続相手の接続制御装置10のDCE20とネゴシエー
ションを行う。DCE20は、このネゴシエーションが
完了すると、制御部11へ物理的回線の接続が完了した
ことを通知する。
【0122】制御部11は、物理的回線の接続完了後、
接続要求メッセージを作成して、DCE20と通信ポー
ト21を通じて、接続相手の接続制御装置10に対して
送信する。また、これにより接続相手の接続制御装置1
0との間で、双方の接続状態の認識を一致させることが
できる。
【0123】図7は、本実施の形態の制御メッセージを
示す図である。
【0124】図7を参照すると、本実施の形態の接続要
求メッセージは、プロトコル識別子、メッセージの種類
(接続要求)、要求側の電話番号を含むメッセージであ
る。
【0125】次に、新規接続を受ける側の接続制御装置
10の動作を述べる。
【0126】接続を受ける側の接続制御装置10は、D
CE20のネゴシエーションが完了した時点で、自らの
側の制御部11へ物理的回線の接続が行われたことを通
知する。この通知を受けた制御部11は、接続要求の制
御メッセージの受信を待機する。
【0127】DCE20は、接続後に通信ポート21か
らデータを受信するとフレーム判定部13へ供給し、フ
レーム判定部13はこの受信データのフレーム処理を行
い、フレームに含まれるプロトコル識別子より、制御部
11が扱う制御メッセージであるか、ユーザデータとし
てデータ出力端15よりDTE30へ供給するのかを判
断する。従って、接続要求メッセージを受信した場合に
は、フレーム判定部13により制御部11へ送られる。
【0128】制御部11は、接続要求メッセージを受け
ると、その中から相手側電話番号を取得する。制御部1
1は、ユーザ識別子CIDを割り当て、取得した相手側
電話番号と共に制御情報記憶部12に記憶する。このC
IDは、復旧処理を行う時に、接続相手の制御メッセー
ジが正しい通信相手からのものであることを確認するた
めに用いる。
【0129】次に、制御部11は、接続応答メッセージ
を生成し、DCE20と通信ポート21を介して送信す
る。図7を参照すると、本実施の形態の接続応答メッセ
ージは、プロトコル識別子、メッセージの種類(接続応
答)、CIDを含むメッセージである。
【0130】接続応答メッセージをDCE20から発信
すると、制御部11が持つ状態値を解放状態から通信状
態に更新する。
【0131】次に、接続要求を発信した側の接続制御装
置10の説明に再び戻る。接続要求メッセージを送信し
た接続制御装置10は、接続相手の接続制御装置10か
らの接続応答メッセージの受信を待っている。
【0132】前記したように、DCE20は、通信ポー
ト21を通じてデータを受信するとフレーム判定部13
へ供給し、そしてフレーム判定部13は、受信データを
振り分けてデータ出力端15あるいは制御部11へ供給
するのであり、これにより接続応答メッセージは制御部
11へ送られる。
【0133】制御部11は、接続応答メッセージを受け
て、メッセージ内よりCIDを取り出して制御情報記憶
部12に記憶し、制御信号端17からDTE30に接続
完了を通知し、制御部11が持つ状態値を解放状態から
通信状態に更新する。
【0134】以上により、接続状態の解放状態から通信
状態への遷移が完了し通信が可能となる。
【0135】制御部11は、この通信状態への遷移と共
に、タイマ14を起動する。タイマ14は、途中で停止
あるいはリセットされずに、予め設定した時間が経過す
ると、制御部11へその旨を通知する。タイマ14は、
データの送受信の終了毎にリセットすることにより、デ
ータの送受信が無い状態が設定された一定時間以上続い
ているかどうかを判定することができる。
【0136】次に、データ伝送の動作について述べる。
【0137】図9は、本発明の第1の実施の形態のデー
タ伝送及び一時切断の動作を説明するシーケンス図であ
る。この図9の上部は、データ伝送のシーケンスであり
これを参照する。データ伝送は、接続状態の遷移は無
く、通信状態における動作である。
【0138】通信状態において、DTE30がデータ伝
送を開始し、接続制御装置10に対しデータ入力端16
からユーザデータが送られると、制御部11は、接続相
手の接続制御装置10に送信するためにこのデータをD
CE20に送り、又タイマ14をリセットする。
【0139】DCE20は、このユーザデータを通信ポ
ート21を通じて接続相手の接続制御装置10へ送信す
る。
【0140】また、受信する側の接続制御装置10にお
いては、DCE20が受信したユーザデータをフレーム
判定部13に送り、タイマ14をリセットする。
【0141】前記したように、受信する側のフレーム判
定部13は、フレーム処理を行い、フレーム中に含まれ
るプロトコル識別子の情報により、上位の通信プロトコ
ルで用いられるユーザデータであるのか、制御部11が
扱う制御メッセージであるのかを判断して、前者であれ
ばデータ出力端15へ、後者であれば制御部11へ送
る。この場合、ユーザデータであるためデータ出力端1
5からDTE30に送られる。ユーザデータは、データ
出力端15からPPPやTCP/IPなど上位の通信プ
ロトコルにより処理され使用される。
【0142】次に、一時切断の動作について述べる。
【0143】初期状態は通信状態であり、この一時切断
により待機状態に移行する。
【0144】一時切断は、無線伝播環境の悪化等により
回線ダウンが発生した場合と、データ通信が行われない
一定時間の経過を契機に一時切断を実行する場合とがあ
る。
【0145】前者の回線ダウンの発生した場合は、通信
を行う双方の接続制御装置10のいずれにも、突然回線
が切断されたことが検知されるものであり双方の処理は
共通する。
【0146】後者は、タイマ14のタイムアウトにより
能動的に回線を一時切断する側の接続制御装置10と、
一時切断を受ける側の接続制御装置10とのそれぞれに
処理が分かれる。
【0147】まず、回線ダウンの発生した場合等の、回
線の切断が突然検知された場合の動作を述べる。この動
作は、図9の下部のシーケンスにおいて説明している。
【0148】DCE20は、通信ポート21における回
線が突然切断されたことを認識すると、その旨を制御部
11に通知する。
【0149】回線の切断を通知された制御部11は、タ
イマ14をリセットし、又状態値を通信状態から待機状
態に更新する。
【0150】この時、制御信号端17からDTE30
に、回線切断を通知することは行わない。これにより待
機状態では、実際の通信回線は切断されているが、通信
の上位の階層におけるDTE30においては物理的回線
はまだ接続されているように認識する。ただし、DTE
30や使用する通信アプリケーションが本発明の接続制
御に対応する場合には、この一時切断の旨を通知しても
良い。
【0151】ここで、本実施の形態においては、接続制
御装置10同士で制御メッセージの交換を行うことなく
通信状態から回線が切断されるのは、無線伝送路の障害
等により回線が切断された場合や、接続相手の接続制御
装置10が制御メッセージを通知することなく一時切断
を実行した場合のいずれかであり、このため、この場合
においては一時切断を行い待機状態への遷移を実行する
のである。
【0152】次に、タイマ14のタイムアウトにより回
線の切断を行う動作を述べる。図10は、本実施の形態
のタイムアウトにより一時切断を実行する動作を説明す
るシーケンス図である。
【0153】タイマ14は、データの送受信毎にリセッ
トし、もし設定された一定時間以上データの送受信が行
われなかった場合には、これを検知し制御部11に通知
する。
【0154】制御部11は、タイマ14から一定時間経
過の通知を受けると、タイマ14をリセットし、DCE
20に対して回線切断を指示する。
【0155】回線切断を指示されたDCE20は、通信
ポート21を通じて回線を切断する。DCE20は、回
線の切断が確認されると回線切断の完了を制御部11へ
通知する。制御部11は、状態値を通信状態から待機状
態へ遷移させる。
【0156】以上により、タイムアウトによる一時切断
が実行され待機状態に移行する。
【0157】次に復旧の動作について述べる。
【0158】図11は、本実施の形態の復旧の動作を説
明するシーケンス図である。初期状態は待機状態であ
り、この復旧の処理により通信状態に遷移する。
【0159】待機状態においても、DTE30は、物理
的回線が接続されている場合と同様に通信の実行に何ら
特別の制約が無いため、自由にデータの送信を開始する
ことができる。
【0160】これは、接続制御装置10が、待機状態に
おいてデータ入力端16よりDTE30からのユーザデ
ータを受けた場合に復旧の処理を実行するためであり、
このユーザデータを保留し自動的に再接続した後にこの
ユーザデータを送信することで実現するのである。
【0161】まず制御部11は、DTE30からのユー
ザデータを保留し、DCE20に対し回線接続を指示す
る。
【0162】DCE20は、この待機中の通信相手に対
し通信ポート21を通じて回線の接続処理を行い、回線
接続を確認し、接続を制御部11へ通知する。
【0163】回線接続を通知された制御部11は、状態
値を待機状態から通信状態に更新し、保留していたユー
ザデータをDCE20から接続相手の接続制御装置10
に送信し、タイマ14をリセットする。
【0164】ユーザデータを受信する通信相手の側で
は、DCE20が通信ポート21を通じて着呼を受ける
と、接続制御装置10の制御部11に通知する。
【0165】制御部11は、待機状態で着呼の通知を受
けると、状態値を待機状態から通信状態に更新し、また
通信相手から送信されるユーザデータを待機中のコネク
ションの受信データとしてDTE30に送る。
【0166】以上により、接続状態の待機状態から通信
状態への遷移が完了し通信が実行される。
【0167】次に終了切断の動作について述べる。
【0168】図12は、本発明の第1の実施の形態の終
了切断の動作を説明するシーケンス図である。初期状態
は通信状態であり、終了切断により解放状態に遷移す
る。
【0169】制御部11は、制御信号端17から回線の
切断要求が送られると切断処理を行う。制御部11は、
切断要求メッセージを作成し、これをDCE20から接
続相手の接続制御装置10に送信する。
【0170】図7を参照すると、本実施の形態の切断要
求メッセージは、プロトコル識別子、メッセージの種
類、CIDを含む制御メッセージである。このCID
は、制御情報記憶部12から取り出して用いる。
【0171】切断要求メッセージの送信後は、接続相手
の接続制御装置10から切断応答メッセージが送信され
てくるのを待機する。
【0172】接続相手の側の接続制御装置10では、切
断要求メッセージを受信すると、制御部11は切断応答
メッセージを生成し、これをDCE20、通信ポート2
1を通じて返信する。また、この切断要求メッセージの
受信後に、データ入力端16に入力されるユーザデータ
は廃棄する。そして制御部11は、切断応答メッセージ
の送信後、接続相手の接続制御装置10が回線を切断す
るのを待機する。切断されたことが通信ポート21を通
じてDCE20が認識し、制御部11に通知されると、
制御信号端17よりDTE30に回線が切断されたこと
を通知し、状態値を通信状態から解放状態に更新する。
【0173】以上により、接続状態の通信状態から解放
状態への遷移が完了し通信が終了する。
【0174】次に、解放切断の動作を説明する。
【0175】初期状態は待機状態であり、解放切断によ
り解放状態に遷移する。解放切断を実行する場合には次
の2つの場合がある。
【0176】一つは、待機状態の時に、利用者が通信を
終了する場合である。これは、DTE30から、制御信
号端17を通して回線の切断要求が送られた場合であ
る。
【0177】もう一つは、回線の切断を待機している状
態がある時間以上継続した場合に自動的に切断するもの
である。これは、タイマ14が待機状態が定められた一
定時間以上続いたことを検出した時に、制御部11がD
CE20に対し切断を指示し、自動的に自ら切断する処
理を行う。
【0178】このいずれの場合においても、解放切断に
は一度回線接続を行った後に、切断要求・応答メッセー
ジを交換した後に切断して解放状態に遷移する方法と、
接続を行わずに直ちに解放状態に遷移する方法がある。
【0179】前者の方法では、復旧動作と同様に回線接
続し、回線接続の通知を受けるとすぐに切断要求メッセ
ージの交換、切断処理を行う。この場合、接続制御装置
10同士の制御部11の状態は一致する。
【0180】後者の方法では、通信相手の接続制御装置
10に通知することなく、DTE30に対し制御信号端
17から回線の切断を通知し解放状態とするのであり、
通信相手の接続制御装置10は、待機状態のまま残って
しまう。また、このように双方の接続制御装置10の接
続状態の認識が異なる場合が発生することにより、待機
状態中の接続制御装置10から復旧動作を行う通信相手
の接続制御装置10が既に解放状態にあり通信できない
場合等が生じることもある。
【0181】このため、後者の方法を採用する実施の形
態においては、こうした問題に対応するため、待機状態
を継続する時間を予め設定し、待機状態になってその設
定時間を経過すると自動的に解放に遷移する処理を行う
ことが好ましい。
【0182】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0183】第1の実施の形態では、1対1の通信を行
う装置の間における接続制御の例により説明したが、イ
ンターネットに接続するためのダイヤルアップサーバ等
においては、一つのサーバ装置で複数のクライアントと
通信を行うことになる。この場合においても、一つのサ
ーバ装置内に、第1の実施の形態で説明した接続制御装
置10の機能を同時に複数備えることによって、複数の
クライアントの接続制御装置10に対しサーバ装置の側
で一つの接続制御装置により接続制御を行うことが可能
である。
【0184】しかし、この場合においては、よりインタ
ーネット等のサーバ装置の機能に対応するため、単に複
数の接続制御装置10を備えるのみではないより効率的
な構成も求められる。
【0185】例えば、通信相手に対し新規接続を行うの
はクライアントとして、サーバ側は着呼を受け付けるの
みとすること、また通信状態において通信相手に対しタ
イムアウト等により一時切断を実行するのはクライアン
トのみとすること、また待機状態において通信相手に対
し再接続し復旧を実行するのはクライアントのみとする
ことなどが挙げられる。
【0186】第2の実施の形態では、本発明を複数の利
用者との通信を行うサーバ装置の接続制御を行う接続制
御装置であるサーバ接続制御装置に適応した実施の形態
を説明する。
【0187】図13は、本実施の形態によるサーバ接続
制御装置100の構成を示すブロック図である。
【0188】サーバ接続制御装置100と通信を行う接
続制御装置10は第1の実施の形態で述べた図1の接続
制御装置10と構成は同一であるが、復旧の動作におい
て異なる機能を有する。
【0189】また、複数の接続制御装置10を収容する
ためにサーバ接続制御装置では複数の回線を収容するた
めの装置、すなわち複数の通信ポートとDCEが必要で
ある。
【0190】図13を参照すると、本実施の形態のサー
バ接続制御装置100は、コネクション選択部18とコ
ネクション管理テーブル12aと擬似回線生成部19を
備え、更に複数のDCE20と通信ポート21を対応す
る通信相手であるクライアントの数(や予想されるクラ
イアントの同時接続数)に応じて予め備える。更に接続
制御部10aの機能をプログラム的に実現する機能を備
え、クライアントの新規接続に応じて新たな接続制御部
10aを生成し、通信の終了に応じて当該接続制御部1
0aを解放する。この生成された各接続制御部10a
は、個々に独立して第1の実施の形態の接続制御装置と
同様の処理を実行する。図13においては接続制御部1
0aは第1から第mのm個が生成されており、またDC
E20と通信ポート21では同じ番号同士が接続してお
り第1から第nのn個を備えている。各接続制御部10
aは、サーバ装置と接続するためにデータ出力端15、
データ入力端16、制御信号端17をそれぞれ備えてい
る。
【0191】各DCE20と各接続制御部10aとの間
に挿入されるコネクション選択部18は、コネクション
管理テーブル12aを参照して、新規の受信データに関
しては適切な接続制御部10aを用いて受信し、新規の
送信データに関しても適切なDCE20を選択して送信
する。また、コネクション選択部18は、制御メッセー
ジを処理する。
【0192】擬似回線生成部19は、新規に回線接続が
行われた場合に、使用する接続制御部10aを新たに生
成してその接続制御部10aを適切に初期設定する。ま
た通信の終了時には接続制御部10aを終了しそのリソ
ースを解放する。
【0193】コネクション管理テーブル12aは、各接
続制御部10aと各DCE20を適切に関連付けるため
に用いる接続中のコネクションに関する管理テーブルで
ある。図14は、本実施の形態によるコネクション管理
テーブル12aの一例を示す図であり、本実施の形態で
はこの図14の例のように、ユーザ識別子CID、電話
番号、DCE番号、接続制御部10a番号を一組とした
テーブルを用いて各コネクションを管理している。
【0194】本実施の形態の各接続制御部10aは、第
1の実施の形態において内蔵する制御情報記憶部12の
代わりに、各接続制御部10aで共通のこのコネクショ
ン管理テーブル12aにより制御情報を記憶する。
【0195】図15は、本実施の形態の接続制御部10
aの構成を示すブロック図である。
【0196】本実施の形態の接続制御部10aの、第1
の実施の形態による接続制御部10との違いは、制御情
報を外部のコネクション管理テーブル12aにより集中
管理するために内部に制御情報記憶部12が無く、更に
タイムアウトにより起動する一時切断や解放切断の処理
をサーバ側からは実行しないことにしたために、タイマ
14を備えないことであり、このため制御部11とフレ
ーム判定部13を備える構成である。この制御部11と
フレーム判定部13の各機能は、第1の実施の形態の接
続制御装置10と同一である。
【0197】第2の実施の形態による動作について説明
する。
【0198】以下には、一つの通信相手とサーバ接続制
御装置100が通信を行う例により説明するが、これと
同様にして複数の通信相手との通信を行い接続を制御す
るのである。
【0199】本実施の形態のサーバ接続制御装置100
は、複数の通信先との接続制御以外の機能は、第1の実
施の形態の接続制御装置10の機能とほぼ同一である。
しかし、第1の実施の形態の接続制御装置10の機能の
うち、制御信号端17からの接続要求を受けて回線接続
を行う機能と、制御部11が通信状態から待機状態に遷
移するためにタイマ14の通知によって回線切断を行う
機能は、クライアントからの接続を受けるのみであるサ
ーバ側の接続制御としては不要であり、この機能を備え
ないものとする。
【0200】新規接続を受ける場合の動作を説明する。
【0201】通信ポート21の一つを通じてクライアン
トからの着呼を受けた場合、着呼を受けた通信ポートに
対応するDCE20は、コネクション選択部18に着呼
を通知する。ここでは第1通信ポート21に受信した例
を考える。
【0202】コネクション選択部18は、第1DCE2
0からの着呼を受け、この第1DCE20からメッセー
ジが送信されてくるのを待機する。ここで、受信された
メッセージのプロトコル識別子とメッセージの種類によ
り、接続要求メッセージが受信されたと判断されると、
擬似回線生成部19に対し、使用する接続制御部10a
を新たに生成し初期化し、その番号を通知するように指
示する。
【0203】擬似回線生成部19は、新たに接続制御部
10aを生成し、その接続制御部10aを起動させ接続
状態を解放状態に初期化し、その番号をコネクション選
択部に通知する。ここでは第2接続制御部10aを生成
した例を考える。
【0204】コネクション選択部18は、コネクション
管理テーブル12aに対し、接続要求メッセージを受信
したDCE番号(ここでは“1”である)と、擬似回線
生成部19より通知された接続制御部番号(ここでは
“2”である)と、接続要求メッセージ内に含まれる電
話番号とを書き込んだ後、擬似回線生成部19より通知
された接続制御部10aに対し回線接続が行われたこと
を通知する。
【0205】続けて、接続要求メッセージを供給する
が、この第2接続制御部10a内の処理では、第1の実
施の形態の接続制御装置10と同様の処理を行うのであ
り、受信データ(ユーザデータ、制御メッセージを含
む)はまずフレーム判定部13に送られる。
【0206】制御部11は、接続メッセージより電話番
号を取得し、CIDを割り当てる。更に制御部11は、
コネクション管理テーブル12aから、取得した電話番
号が記述された組を検索してCIDを書き込む。その
後、制御部11は、接続応答メッセージを生成して通信
相手のクライアントに送信するためコネクション選択部
18へ送る。これにより第2接続制御部10aの接続状
態は、解放状態から通信状態へと遷移する。
【0207】コネクション選択部18では、接続応答メ
ッセージを発信した接続制御部10aの番号“2”を用
いてコネクション管理テーブルを検索し、適切なDCE
番号(ここでは“1”)のDEC20から接続応答メッ
セージを通信相手に送信する。
【0208】次に、データ伝送の動作について説明す
る。
【0209】データ伝送は、使用する接続制御部10a
の接続状態が通信状態の時に実行する。ここでは、第1
接続制御部10aを用いてデータを送信する場合を説明
する。
【0210】まず、この第1接続制御部10aの側から
接続相手のクライアントにデータを送信する場合を説明
する。
【0211】第1接続制御部10aのデータ入力端16
から制御部11にユーザデータが送られると、制御部1
1はこのユーザデータをコネクション選択部18へ送
る。
【0212】コネクション選択部18は、コネクション
管理テーブル12aからユーザデータの発信元である接
続制御部10aの番号“1”からDCE番号を検索す
る。ここで、DCE番号は“1”である例を考える。
【0213】コネクション選択部18は、この第1DC
E20に対してデータを送ることで、第1DCE20、
第1通信ポート21を通じて接続相手のクライアントの
接続制御装置10へデータを送信する。
【0214】次に、データを受信する場合のデータ伝送
を説明する。
【0215】通信ポートからデータが供給された場合に
は、受信処理となる。
【0216】ここでは第1通信ポート21からデータが
供給された場合を述べる。
【0217】第1通信ポート21から供給されるデータ
は、第1DCE20に受信され、第1DCE20はコネ
クション選択部18へデータを供給する。
【0218】コネクション選択部18は、コネクション
管理テーブル12aを用いて、データの供給元である第
1DCE20に対応する接続制御部10aを選択し、デ
ータを供給する。
【0219】接続制御部10a内では、データを供給さ
れるのはフレーム判定部13であり、フレーム処理が行
われ、プロトコル識別子からデータ出力端15と制御部
11のどちらに供給するかを判定する。ここではユーザ
データであるのでデータ出力端15へ供給する。
【0220】次に、一時切断の動作について説明する。
【0221】特定の通信ポート21(ここでは第1通信
ポート21とする)の回線が切断された場合、対応する
DCEである第1DCE20はコネクション選択部18
に切断を通知し、コネクション選択部18は、通知元の
DCE番号“1”よりコネクション管理テーブル12a
から対応する接続制御部10aを検索する。ここでは第
1接続制御部10aが対応するものとする。
【0222】対応する第1接続制御部10aに回線切断
を通知するが、これは第1接続制御部10a内の制御部
11に送られる。
【0223】回線の切断を通知された制御部11は、コ
ネクション管理テーブル12a内の接続制御部番号から
自身の番号“1”を基に検索し、該当する組に書き込ん
であるDCE番号“1”を削除する。
【0224】こうすることによって、制御部11が待機
状態にある接続に関しては、DCE20と通信ポート2
1を占有しないので、他の接続のために使用することが
でき、サーバ接続制御装置100が備えるDCE20と
通信ポート21のリソースを効率的に使用することがで
きる。
【0225】これは、一つのサーバが収容できる接続制
御装置10aの数が、物理的な通信ポート21とDCE
20の数に依存しないことを意味している。
【0226】更に制御部11は、第1の実施の形態と同
様に、状態を通信から待機へ遷移させる。
【0227】次に、復旧の動作について説明する。
【0228】復旧の動作には、サーバ接続制御装置10
0からみて受ける場合と、開始する場合が存在する。
【0229】まず、サーバ接続制御装置100が復旧に
よる接続を受ける場合について述べる。
【0230】待機状態にある接続制御部10aが、回線
接続を行う場合には、通信装置が1対1である第1の実
施の形態と異なり、復旧時に制御メッセージを用いる必
要がある。
【0231】図1におけるデータ入力端16からユーザ
データを供給された制御部11は、供給されたユーザデ
ータを保留し、DCE20に対して回線接続を指示す
る。
【0232】DCE20は、通信ポート21を通じて回
線の接続処理を行い、回線接続が確認されると、制御部
11へ通知する。
【0233】回線接続を通知された制御部11は、復旧
要求メッセージを生成し、DCE20、通信ポート21
を通じてサーバ接続制御装置100に送信する。
【0234】図16は、本実施の形態の制御メッセージ
を示す図である。図16を参照すると、復旧要求メッセ
ージは、プロトコル識別子とメッセージの種類とCID
を含むメッセージである制御部11はメッセージ生成時
に制御情報記憶部からCIDを取り出して、メッセージ
に含ませる。
【0235】この後、サーバ接続制御装置100からの
復旧応答メッセージを待機し、受信すると、状態を待機
から通信に遷移し、保留していたユーザデータをDCE
に供給することによってサーバ接続制御装置100に送
信すると共に、タイマ14をリセットする。
【0236】通信ポートを通じて着呼を受けたサーバ接
続制御装置100では、着呼を受けた通信ポート(ここ
では第2通信ポート21とする)に対応するDCE(こ
こでは第2DCE20)は、コネクション選択部18に
通知する。
【0237】コネクション選択部18は、着呼を受ける
と、同じ第2DCE20からメッセージが送信されてく
るのを待機する。
【0238】メッセージが受信され、そのメッセージの
プロトコル識別子とメッセージの種類により、復旧要求
メッセージが受信されたと判断されると、コネクション
選択部18は、メッセージよりCIDを取得し、コネク
ション管理テーブル12aから該当するCIDを検索す
る。
【0239】取得したCIDと同じ組になっている接続
制御部番号(ここでは“1”)を検索し、その組のDC
E番号にメッセージの供給元となっていた“2”を書き
込む。
【0240】選択された第1接続制御部10aに対し
て、回線接続の通知を行い、続いて復旧要求メッセージ
の供給を行う。
【0241】第1接続制御部10a内では、フレーム判
定部13で制御メッセージと判断され、制御部11に供
給される。
【0242】制御部11では復旧応答メッセージを生成
し、コネクション選択部18に供給すると、状態は待機
から通信へ遷移する。
【0243】図16を参照すると、復旧応答メッセージ
は、プロトコル識別子、メッセージの種類、CIDを含
むメッセージである。
【0244】CIDに関しては、制御部11が自身の番
号“1”と組になっているCIDをコネクション管理テ
ーブル12aより検索して取り出す。
【0245】復旧応答メッセージを受けたコネクション
選択部18は、コネクション管理テーブル12aよりメ
ッセージ供給元の接続制御部番号“1”に対応するDC
E番号“2”を検索し、その第2DCE20にメッセー
ジを供給して、接続相手の接続制御装置10に送信す
る。
【0246】次に、サーバ接続制御装置が復旧のための
接続を開始する場合について述べる。
【0247】サーバ接続制御装置100において、待機
状態の制御部11に対応するデータ入力端21からデー
タが供給されると、復旧の動作を行う。
【0248】ユーザデータを供給された制御部11はコ
ネクション選択部18に対して回線接続を要求する。
【0249】コネクション選択部18は、コネクション
管理テーブル12aに記述されていないDCE番号(こ
こでは“3”とする)を選択して、回線接続を要求す
る。
【0250】サーバ接続制御装置で保持するDCEがす
べて使用中であった場合、ある一定時間後の再試行、あ
るいは中止もできる。
【0251】更にコネクション選択部18は、回線接続
の要求元となる接続制御部番号(ここでは“1”)にあ
たる組をコネクション管理テーブル12aから検索し、
その組のDCE番号の欄に、選択したDCEの番号(こ
こでは“3”)を書き込む。
【0252】そして、コネクション選択部18は、DC
E20に対して回線接続の要求を行う。
【0253】第3DCE20は、通信ポートを通じて回
線接続処理を行い、接続が検知されると、コネクション
選択部18に通知する。
【0254】コネクション選択部18はコネクション管
理テーブル12aを検索して、回線接続が通知されたD
CE20に対応する接続制御部(ここでは第1接続制御
部10a)を選択し、回線接続を通知する。
【0255】回線接続の通知は第1接続制御部10a内
の制御部11に供給される。
【0256】サーバから復旧する場合は、この後、復旧
要求・応答メッセージの交換を行っても、行わなくても
良い。
【0257】行う場合は、メッセージ交換の後に状態を
待機から通信とし、行わない場合は、回線接続時に待機
から通信とする。
【0258】これらの動作は、接続相手の接続制御装置
10と対応させる必要がある。
【0259】次に終了切断の動作について説明する。
【0260】接続制御部(ここでは第1接続制御部10
aとする)内の制御部11において切断要求メッセージ
が受信されると、制御部11は切断応答メッセージを生
成し、コネクション選択部18へ供給する。
【0261】切断応答メッセージのCIDはコネクショ
ン管理テーブル12aより取得する。
【0262】この後、切断応答メッセージを出した第1
接続制御部10aは回線切断の通知を待機する。
【0263】切断応答メッセージを供給されたコネクシ
ョン選択部18は、供給元の接続制御部の番号(ここで
は“1”)より、コネクション管理テーブルを検索し、
対応するDCE(ここでは第3DCE20とする)を選
択する。
【0264】選択した第3DCE20を用いて、切断応
答メッセージを接続相手の接続制御装置10へ送信す
る。
【0265】第3DCE20は第3通信ポート21より
切断を検知すると、コネクション選択部18へ通知す
る。
【0266】コネクション選択部18では、切断が検知
されたDCE番号“3”から、接続制御部の番号を選択
し(ここでは“1”)、回線切断を通知する。
【0267】回線切断を通知された制御部11は、制御
信号端17に回線の切断を通知し、コネクション管理テ
ーブル12aの自身に関する情報をすべて(CID、電
話番号、通信ポート番号、接続制御部番号)削除し、状
態を通信から解放へ遷移する。
【0268】通信状態で、制御信号端17から回線の切
断要求が供給された場合、制御部11は切断要求メッセ
ージを生成し、コネクション選択部18へ供給する。
【0269】CIDの設定、送信の方法に関しては、前
記切断応答メッセージと同様である。
【0270】制御部11は、接続相手の接続制御装置1
0より切断応答メッセージが返信されるのを待機する。
【0271】前記切断要求メッセージと同様の手順で、
第1接続制御部10aの制御部11に切断応答メッセー
ジが供給されると、制御部11はコネクション選択部1
8に対して回線切断を要求し、切断完了を待機する。
【0272】コネクション選択部18は、コネクション
管理テーブルを用いて第1接続制御部10aに対応する
第3DCE20を選択し、回線の切断を要求する。
【0273】第3DCE20は第3通信ポート21を通
じて回線切断の処理を行い、切断が検知されると、コネ
クション選択部18へ通知する。
【0274】コネクション選択部18は、コネクション
管理テーブル12aを用いて、切断が通知された第3D
CE20の対応する第1接続制御部10aを検索し回線
切断の通知を行う。
【0275】回線の切断通知を受けた制御部11は制御
信号端17に回線の切断を通知し、コネクション管理テ
ーブル12aの自身に関する情報をすべて(CID、電
話番号、通信ポート番号、接続制御部番号)削除し、状
態を通信から解放へ遷移する。
【0276】本発明において、異常系の動作は述べてい
ないが、制御部11にて確認される状態の不一致やCI
Dの違いにより、異常であることを検出でき、切断処理
等の動作を取ることができる。
【0277】また、制御部11が解放状態の場合、直接
データ入力端にユーザデータが入力されることを契機
に、接続動作を行うこともできる。
【0278】なお、上記本発明の各実施の形態の接続制
御装置10及びサーバ接続制御装置100の接続制御方
法は、接続制御装置10及びサーバ接続制御装置100
の、制御部11、制御情報記憶部12、コネクション管
理テーブル12a、フレーム判定部13、コネクション
選択部18、その他の機能をハードウェア的に実現する
ことは勿論として、各機能を備えるコンピュータプログ
ラムを、コンピュータ処理装置のメモリにロードされる
ことで実現することができる。このコンピュータプログ
ラムは、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体
90に格納される。そして、その記録媒体90からコン
ピュータ処理装置にロードされ、コンピュータ処理装置
の動作を制御することにより、上述した各機能を実現す
る。
【0279】また、本発明の各実施の形態の接続制御装
置10及びサーバ接続制御装置100は、データ回線終
端装置の機能装置本体内部に内蔵する物でも良く、また
データ端末装置と一体化し一台の装置とする形態も可能
である。またデータ回線終端装置やデータ端末装置とは
別個の独立した装置とすることもできる。
【0280】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0281】
【発明の効果】以上説明したように本発明の接続制御装
置10によれば、以下のような効果が達成される。
【0282】第1に、無線リソースを無駄に使用するこ
とが少ない。その理由は、無線伝送路環境の悪化による
回線切断、あるいはデータ通信が行われない時間が一定
以上続いた場合に制御部11が指示して行われる回線切
断から、データの送信要求、あるいは通信先の接続制御
装置10からの着呼があるまで、回線を使用しないため
である。
【0283】第2に、移動通信環境において、回線が不
意に切断された場合でも、データ通信プロトコルのリン
クやコネクションが切断されて最初からやり直す必要が
生じないため、ユーザの手間が掛からず、効率的なデー
タ転送が可能である。その理由は、接続制御部が、上位
のデータ通信プロトコルからの切断要求に伴って、制御
メッセージの交換を行った後に回線を切断する場合以外
には、回線切断を上位のデータ通信プロトコルに通知せ
ず、回線が切断されている時にデータ送信が要求された
場合には、制御部11が回線の接続を指示するためであ
る。
【0284】第3に、複数の接続制御装置10と通信可
能なサーバ接続制御装置において、所有している通信ポ
ートやDCEといった装置リソースを効率的に使用でき
る。その理由は、サーバ接続制御装置において、制御部
11が待機状態となった接続が、使用していた通信ポー
トやDCEといった装置リソースを他の接続制御装置1
0が使用できるように解放し、サーバ接続制御装置に対
して復旧を行う接続制御装置10にはコネクション管理
テーブルを用いて、適切な接続制御部と対応できるため
である。
【0285】また、これによって、一つのサーバ接続制
御装置において、そのサーバ接続制御装置が持つ装置リ
ソース以上のユーザを収容することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による接続制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態による接続制御装
置を利用する通信システムの一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態による接続制御装
置を利用する通信システムの一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態による接続制御装
置を用いる通信の階層構造を説明する図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態による接続制御装
置の状態遷移図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態による制御情報記
憶部の一例を示す図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の制御メッセージ
を示す図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態の新規接続の動作
を説明するシーケンス図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態のデータ伝送及び
一時切断の動作を説明するシーケンス図である。
【図10】 本発明の第1の実施の形態の一時切断の動
作を説明するシーケンス図である。
【図11】 本発明の第1の実施の形態の復旧の動作を
説明するシーケンス図である。
【図12】 本発明の第1の実施の形態の終了切断の動
作を説明するシーケンス図である。
【図13】 本発明の第2の実施の形態によるサーバ接
続制御装置の構成を示すブロック図である。
【図14】 本発明の第2の実施の形態によるコネクシ
ョン管理テーブルの一例を示す図である。
【図15】 本発明の第2の実施の形態の接続制御部の
構成を示すブロック図である。
【図16】 本発明の第2の実施の形態の制御メッセー
ジを示す図である。
【符号の説明】
10 接続制御装置 10a 接続制御部 100 サーバ接続制御装置 11 制御部 12 制御情報記憶部 12a コネクション管理テーブル 13 フレーム判定部 14 タイマ 15 データ出力端 16 データ入力端 17 制御信号端 18 コネクション選択部 19 擬似回線生成部 20 DCE(データ回線終端装置) 21 通信ポート 30 DTE(データ端末装置) 31 インターネットプロバイダ 40 通信網 41 電話回線網 42 インターネット回線網 50 サイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA07 GA08 GA35 GB01 HB19 KB03 KG01 KG07 5K030 HA02 JT02 KA04 LB02 LB17 LB19 5K034 AA14 HH65 LL01 LL06 SS02 9A001 CC07 DD10 LL09

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクションの確立を伴うデータ通信を
    制御する接続制御装置において、 通信相手と連携して相互の接続状態を制御するために、
    通信元と通信先の双方の側に設置して、それぞれが設置
    された側のデータ端末装置とデータ回線終端装置との間
    の通信を制御し、 物理的回線の切断後も、確立したコネクションの状態を
    保持する接続保持手段と、 物理的回線の再接続後に、保持された前記コネクション
    による通信を再開する通信再開手段を備えることを特徴
    とする接続制御装置。
  2. 【請求項2】 通信相手との前記接続状態は、 物理的回線が切断されかつコネクションの解放されてい
    る状態を示す解放状態と、 物理的回線が接続されかつコネクションが確立されてい
    る状態を示す通信状態と、 コネクションを保持したまま物理的回線を切断した状態
    を示す待機状態との3種類から成り、 前記接続状態の遷移を処理する制御手段を備えることを
    特徴とする請求項1に記載の接続制御装置。
  3. 【請求項3】 通信相手の情報及び前記接続状態の遷移
    の情報を制御メッセージとして、前記通信相手との間で
    送受信する制御メッセージ通信手段を備え、 前記データ端末装置から通信の接続を制御する指定され
    た種類の命令を受けた場合に、命令の実行に先駆けて、
    前記制御メッセージ通信手段により、当該命令の情報を
    示す前記制御メッセージを前記通信相手に対し送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の接続制御装置。
  4. 【請求項4】 通信相手の情報と、前記通信相手との間
    のコネクションの情報を記録する情報記憶手段を備え、 新たにコネクションを確立する度に、前記情報記憶手段
    により当該コネクションの通信相手の情報と当該コネク
    ションの情報を記録することを特徴とする請求項3に記
    載の接続制御装置。
  5. 【請求項5】 通信状態において、通話相手から前記制
    御メッセージによる通信の切断の通知を受けることなく
    物理的回線が切断された場合に、 前記情報記憶手段に記憶された情報をそのまま保持し、
    前記データ端末装置に対して物理的回線の切断による通
    信終了の処理を実行することなく、待機状態に遷移する
    ことを特徴とする請求項4に記載の接続制御装置。
  6. 【請求項6】 定められた一定時間の経過を判定するタ
    イマを備え、 物理的回線が接続中の通信相手との間で、定められた一
    定時間以上連続して通信データの送受信がない場合に、
    前記通信相手との物理的回線を切断し、前記情報記憶手
    段に記憶された情報をそのまま保持し、前記データ端末
    装置に対して物理的回線の切断による通信終了の処理を
    実行することなく、待機状態に遷移することを特徴とす
    る請求項4又は請求項5に記載の接続制御装置。
  7. 【請求項7】 待機状態において、前記データ端末装置
    から待機中の通話相手に送信する送信データを受けた場
    合に、 前記通話相手との物理的回線を再び接続し、前記情報記
    憶手段に記録された待機中のコネクションにより前記送
    信データを送信し、通信状態へ遷移することを特徴とす
    る請求項4から請求項6のいずれか一つに記載の接続制
    御装置。
  8. 【請求項8】 待機状態において、待機中の通話相手か
    ら物理的回線の接続を受け、前記通話相手から送信され
    るデータを受信した場合に、 前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクションに
    よる通信を再開し、通信状態へ遷移することを特徴とす
    る請求項7に記載の接続制御装置。
  9. 【請求項9】 待機状態において、前記制御メッセージ
    通信手段が前記通話相手から通信終了を通知する制御メ
    ッセージを受けた場合に、 前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクションの
    情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とする請
    求項4から請求項8のいずれか一つに記載の接続制御装
    置。
  10. 【請求項10】 定められた一定時間の経過を判定する
    タイマを備え、 待機状態において、待機中の通信相手との通信が定めら
    れた一定時間以上再開しない場合に、 前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクションの
    情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とする請
    求項4から請求項9のいずれか一つに記載の接続制御装
    置。
  11. 【請求項11】 複数のデータ回線終端装置に接続し、 複数の回線と複数のコネクションの通信を処理するサー
    バ処理手段と、 全てのコネクションに関する、通信相手の情報と前記通
    信相手との間のコネクションの情報を、集中して記録し
    管理する管理テーブル記憶手段を備え、 前記サーバ処理手段は、 待機状態への遷移により当該通信に係るデータ回線終端
    装置のリソースを解放する手段と、 前記管理テーブル記憶手段を参照し、未使用の前記デー
    タ回線終端装置テーブルを検索する手段を備え、 複数の各コネクションに対し接続制御を行うことを特徴
    とする請求項2から請求項10のいずれか一つに記載の
    接続制御装置。
  12. 【請求項12】 待機状態のコネクションの通信相手か
    ら、復旧要求の制御メッセージを受けた場合に、 前記サーバ処理手段は、 前記管理テーブル記憶手段により前記通話相手のコネク
    ションの情報を検索し、検索されたコネクションにより
    通信を再開することを特徴とする請求項11に記載の接
    続制御装置。
  13. 【請求項13】 前記データ回線終端装置の機能を内蔵
    することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれ
    か一つに記載の接続制御装置。
  14. 【請求項14】 前記データ端末装置と一体化した一台
    の装置とすることを特徴とする請求項1から請求項13
    のいずれか一つに記載の接続制御装置。
  15. 【請求項15】 前記データ端末装置及びデータ回線終
    端装置とは独立の装置とすることを特徴とする請求項1
    から請求項12のいずれか一つに記載の接続制御装置。
  16. 【請求項16】 無線データ通信を制御することを特徴
    とする請求項1から請求項15のいずれか一つに記載の
    接続制御装置。
  17. 【請求項17】 コネクションの確立を伴うデータ通信
    を制御する接続制御方法において、 通信相手と連携して相互の接続状態を制御するために、
    通信元と通信先の双方の側において、それぞれの側のデ
    ータ端末装置とデータ回線終端装置との間で通信を制御
    し、 物理的回線の切断後も、確立したコネクションの状態を
    保持する接続保持ステップと、 物理的回線の再接続後に、保持された前記コネクション
    による通信を再開する通信再開ステップを備えることを
    特徴とする接続制御方法。
  18. 【請求項18】 通信相手との前記接続状態は、 物理的回線が切断されかつコネクションの解放されてい
    る状態を示す解放状態と、 物理的回線が接続されかつコネクションが確立されてい
    る状態を示す通信状態と、 コネクションを保持したまま物理的回線を切断した状態
    を示す待機状態との3種類から成り、 前記接続状態の遷移を処理する制御ステップを備えるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の接続制御方法。
  19. 【請求項19】 通信相手の情報及び前記接続状態の遷
    移の情報を制御メッセージとして、前記通信相手との間
    で送受信する制御メッセージ通信ステップを備え、 前記データ端末装置から通信の接続を制御する指定され
    た種類の命令を受けた場合に、命令の実行に先駆けて、
    前記制御メッセージ通信ステップにより、当該命令の情
    報を示す前記制御メッセージを前記通信相手に対し送信
    することを特徴とする請求項18に記載の接続制御方
    法。
  20. 【請求項20】 通信相手の情報と、前記通信相手との
    間のコネクションの情報を記録する情報記憶ステップを
    備え、 新たにコネクションを確立する度に、前記情報記憶ステ
    ップにより当該コネクションの通信相手の情報と当該コ
    ネクションの情報を記録することを特徴とする請求項1
    9に記載の接続制御方法。
  21. 【請求項21】 通信状態において、通話相手から前記
    制御メッセージによる通信の切断の通知を受けることな
    く物理的回線が切断された場合に、 前記情報記憶ステップに記憶された情報をそのまま保持
    し、前記データ端末装置に対して物理的回線の切断によ
    る通信終了の処理を実行することなく、待機状態に遷移
    することを特徴とする請求項20に記載の接続制御方
    法。
  22. 【請求項22】 定められた一定時間の経過を判定する
    タイマを備え、 物理的回線が接続中の通信相手との間で、定められた一
    定時間以上連続して通信データの送受信がない場合に、
    前記通信相手との物理的回線を切断し、前記情報記憶ス
    テップに記憶された情報をそのまま保持し、前記データ
    端末装置に対して物理的回線の切断による通信終了の処
    理を実行することなく、待機状態に遷移することを特徴
    とする請求項20又は請求項21に記載の接続制御方
    法。
  23. 【請求項23】 待機状態において、前記データ端末装
    置から待機中の通話相手に送信する送信データを受けた
    場合に、 前記通話相手との物理的回線を再び接続し、前記情報記
    憶ステップに記録された待機中のコネクションにより前
    記送信データを送信し、通信状態へ遷移することを特徴
    とする請求項20から請求項22のいずれか一つに記載
    の接続制御方法。
  24. 【請求項24】 待機状態において、待機中の通話相手
    から物理的回線の接続を受け、前記通話相手から送信さ
    れるデータを受信した場合に、 前記情報記憶ステップに記録された待機中のコネクショ
    ンによる通信を再開し、通信状態へ遷移することを特徴
    とする請求項23に記載の接続制御方法。
  25. 【請求項25】 待機状態において、前記制御メッセー
    ジ通信ステップが前記通話相手から通信終了を通知する
    制御メッセージを受けた場合に、 前記情報記憶ステップに記録された待機中のコネクショ
    ンの情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とす
    る請求項20から請求項24のいずれか一つに記載の接
    続制御方法。
  26. 【請求項26】 定められた一定時間の経過を判定する
    タイマを備え、 待機状態において、待機中の通信相手との通信が定めら
    れた一定時間以上再開しない場合に、 前記情報記憶ステップに記録された待機中のコネクショ
    ンの情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とす
    る請求項20から請求項25のいずれか一つに記載の接
    続制御方法。
  27. 【請求項27】 複数のデータ回線終端装置に接続し、 複数の回線と複数のコネクションの通信を処理するサー
    バ処理ステップと、 全てのコネクションに関する、通信相手の情報と前記通
    信相手との間のコネクションの情報を、集中して記録し
    管理する管理テーブル記憶ステップを備え、 前記サーバ処理ステップは、 待機状態への遷移により当該通信に係るデータ回線終端
    装置のリソースを解放するステップと、 前記管理テーブル記憶ステップを参照し、未使用の前記
    データ回線終端装置テーブルを検索するステップを備
    え、 複数の各コネクションに対し接続制御を行うことを特徴
    とする請求項18から請求項26のいずれか一つに記載
    の接続制御方法。
  28. 【請求項28】 待機状態のコネクションの通信相手か
    ら、復旧要求の制御メッセージを受けた場合に、 前記サーバ処理ステップは、 前記管理テーブル記憶ステップにより前記通話相手のコ
    ネクションの情報を検索し、検索されたコネクションに
    より通信を再開することを特徴とする請求項27に記載
    の接続制御方法。
  29. 【請求項29】 コネクションの確立を伴うデータ通信
    を制御する接続制御プログラムを記録した記録媒体にお
    いて、 通信相手と連携して相互の接続状態を制御するために、
    通信元と通信先の双方の側において、それぞれの側のデ
    ータ端末装置とデータ回線終端装置との間で通信を制御
    し、 物理的回線の切断後も、確立したコネクションの状態を
    保持する接続保持ステップと、 物理的回線の再接続後に、保持された前記コネクション
    による通信を再開する通信再開ステップを備えることを
    特徴とする接続制御プログラムを記録した記録媒体。
  30. 【請求項30】 通信相手との前記接続状態は、 物理的回線が切断されかつコネクションの解放されてい
    る状態を示す解放状態と、 物理的回線が接続されかつコネクションが確立されてい
    る状態を示す通信状態と、 コネクションを保持したまま物理的回線を切断した状態
    を示す待機状態との3種類から成り、 前記接続状態の遷移を処理する制御ステップを備えるこ
    とを特徴とする請求項29に記載の接続制御プログラム
    を記録した記録媒体。
  31. 【請求項31】 通信相手の情報及び前記接続状態の遷
    移の情報を制御メッセージとして、前記通信相手との間
    で送受信する制御メッセージ通信ステップを備え、 前記データ端末装置から通信の接続を制御する指定され
    た種類の命令を受けた場合に、命令の実行に先駆けて、
    前記制御メッセージ通信ステップにより、当該命令の情
    報を示す前記制御メッセージを前記通信相手に対し送信
    することを特徴とする請求項30に記載の接続制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  32. 【請求項32】 通信相手の情報と、前記通信相手との
    間のコネクションの情報を記録する情報記憶ステップを
    備え、 新たにコネクションを確立する度に、前記情報記憶ステ
    ップにより当該コネクションの通信相手の情報と当該コ
    ネクションの情報を記録することを特徴とする請求項3
    1に記載の接続制御プログラムを記録した記録媒体。
  33. 【請求項33】 通信状態において、通話相手から前記
    制御メッセージによる通信の切断の通知を受けることな
    く物理的回線が切断された場合に、 前記情報記憶ステップに記憶された情報をそのまま保持
    し、前記データ端末装置に対して物理的回線の切断によ
    る通信終了の処理を実行することなく、待機状態に遷移
    することを特徴とする請求項32に記載の接続制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  34. 【請求項34】 定められた一定時間の経過を判定する
    タイマを備え、 物理的回線が接続中の通信相手との間で、定められた一
    定時間以上連続して通信データの送受信がない場合に、
    前記通信相手との物理的回線を切断し、前記情報記憶ス
    テップに記憶された情報をそのまま保持し、前記データ
    端末装置に対して物理的回線の切断による通信終了の処
    理を実行することなく、待機状態に遷移することを特徴
    とする請求項32又は請求項33に記載の接続制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  35. 【請求項35】 待機状態において、前記データ端末装
    置から待機中の通話相手に送信する送信データを受けた
    場合に、 前記通話相手との物理的回線を再び接続し、前記情報記
    憶ステップに記録された待機中のコネクションにより前
    記送信データを送信し、通信状態へ遷移することを特徴
    とする請求項32から請求項34のいずれか一つに記載
    の接続制御プログラムを記録した記録媒体。
  36. 【請求項36】 待機状態において、待機中の通話相手
    から物理的回線の接続を受け、前記通話相手から送信さ
    れるデータを受信した場合に、 前記情報記憶ステップに記録された待機中のコネクショ
    ンによる通信を再開し、通信状態へ遷移することを特徴
    とする請求項35に記載の接続制御プログラムを記録し
    た記録媒体。
  37. 【請求項37】 待機状態において、前記制御メッセー
    ジ通信ステップが前記通話相手から通信終了を通知する
    制御メッセージを受けた場合に、 前記情報記憶ステップに記録された待機中のコネクショ
    ンの情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とす
    る請求項32から請求項36のいずれか一つに記載の接
    続制御プログラムを記録した記録媒体。
  38. 【請求項38】 定められた一定時間の経過を判定する
    タイマを備え、 待機状態において、待機中の通信相手との通信が定めら
    れた一定時間以上再開しない場合に、 前記情報記憶ステップに記録された待機中のコネクショ
    ンの情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とす
    る請求項32から請求項37のいずれか一つに記載の接
    続制御プログラムを記録した記録媒体。
  39. 【請求項39】 複数のデータ回線終端装置に接続し、 複数の回線と複数のコネクションの通信を処理するサー
    バ処理ステップと、 全てのコネクションに関する、通信相手の情報と前記通
    信相手との間のコネクションの情報を、集中して記録し
    管理する管理テーブル記憶ステップを備え、 前記サーバ処理ステップは、 待機状態への遷移により当該通信に係るデータ回線終端
    装置のリソースを解放するステップと、 前記管理テーブル記憶ステップを参照し、未使用の前記
    データ回線終端装置テーブルを検索するステップを備
    え、 複数の各コネクションに対し接続制御を行うことを特徴
    とする請求項30から請求項38のいずれか一つに記載
    の接続制御プログラムを記録した記録媒体。
  40. 【請求項40】 待機状態のコネクションの通信相手か
    ら、復旧要求の制御メッセージを受けた場合に、 前記サーバ処理ステップは、 前記管理テーブル記憶ステップにより前記通話相手のコ
    ネクションの情報を検索し、検索されたコネクションに
    より通信を再開することを特徴とする請求項39に記載
    の接続制御プログラムを記録した記録媒体。
  41. 【請求項41】 コネクションの確立を伴うデータ通信
    を行うデータ通信システムにおいて、 通信を行う双方が連携して相互の接続状態を制御するた
    めに、通信元と通信先の双方の側に接続制御装置を設置
    して、それぞれが設置された側のデータ端末装置とデー
    タ回線終端装置との間の通信を制御し、 前記接続制御装置は、 物理的回線の切断後も、確立したコネクションの状態を
    保持する接続保持手段と、 物理的回線の再接続後に、保持された前記コネクション
    による通信を再開する通信再開手段を備えることを特徴
    とする通信システム。
  42. 【請求項42】 通信相手との前記接続状態は、 物理的回線が切断されかつコネクションの解放されてい
    る状態を示す解放状態と、 物理的回線が接続されかつコネクションが確立されてい
    る状態を示す通信状態と、 コネクションを保持したまま物理的回線を切断した状態
    を示す待機状態との3種類から成り、 前記接続制御装置は、 前記接続状態の遷移を処理する制御手段を備えることを
    特徴とする請求項41に記載の通信システム。
  43. 【請求項43】 前記接続制御装置は、 通信相手の情報及び前記接続状態の遷移の情報を制御メ
    ッセージとして、前記通信相手との間で送受信する制御
    メッセージ通信手段を備え、 前記データ端末装置から通信の接続を制御する指定され
    た種類の命令を受けた場合に、命令の実行に先駆けて、
    前記制御メッセージ通信手段により、当該命令の情報を
    示す前記制御メッセージを前記通信相手に対し送信する
    ことを特徴とする請求項42に記載の通信システム。
  44. 【請求項44】 前記接続制御装置は、 通信相手の情報と、前記通信相手との間のコネクション
    の情報を記録する情報記憶手段を備え、 新たにコネクションを確立する度に、前記情報記憶手段
    により当該コネクションの通信相手の情報と当該コネク
    ションの情報を記録することを特徴とする請求項43に
    記載の通信システム。
  45. 【請求項45】 前記接続制御装置は、 通信状態において、通話相手から前記制御メッセージに
    よる通信の切断の通知を受けることなく物理的回線が切
    断された場合に、 前記情報記憶手段に記憶された情報をそのまま保持し、
    前記データ端末装置に対して物理的回線の切断による通
    信終了の処理を実行することなく、待機状態に遷移する
    ことを特徴とする請求項44に記載の通信システム。
  46. 【請求項46】 前記接続制御装置は、 定められた一定時間の経過を判定するタイマを備え、 物理的回線が接続中の通信相手との間で、定められた一
    定時間以上連続して通信データの送受信がない場合に、
    前記通信相手との物理的回線を切断し、前記情報記憶手
    段に記憶された情報をそのまま保持し、前記データ端末
    装置に対して物理的回線の切断による通信終了の処理を
    実行することなく、待機状態に遷移することを特徴とす
    る請求項44又は請求項45に記載の通信システム。
  47. 【請求項47】 前記接続制御装置は、 待機状態において、前記データ端末装置から待機中の通
    話相手に送信する送信データを受けた場合に、 前記通話相手との物理的回線を再び接続し、前記情報記
    憶手段に記録された待機中のコネクションにより前記送
    信データを送信し、通信状態へ遷移することを特徴とす
    る請求項44から請求項46のいずれか一つに記載の通
    信システム。
  48. 【請求項48】 前記接続制御装置は、 待機状態において、待機中の通話相手から物理的回線の
    接続を受け、前記通話相手から送信されるデータを受信
    した場合に、 前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクションに
    よる通信を再開し、通信状態へ遷移することを特徴とす
    る請求項47に記載の通信システム。
  49. 【請求項49】 前記接続制御装置は、 待機状態において、前記制御メッセージ通信手段が前記
    通話相手から通信終了を通知する制御メッセージを受け
    た場合に、 前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクションの
    情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とする請
    求項44から請求項48のいずれか一つに記載の通信シ
    ステム。
  50. 【請求項50】 前記接続制御装置は、 定められた一定時間の経過を判定するタイマを備え、 待機状態において、待機中の通信相手との通信が定めら
    れた一定時間以上再開しない場合に、 前記情報記憶手段に記録された待機中のコネクションの
    情報を破棄し、解放状態へ遷移することを特徴とする請
    求項44から請求項49のいずれか一つに記載の通信シ
    ステム。
  51. 【請求項51】 前記接続制御装置は、 複数のデータ回線終端装置に接続し、 複数の回線と複数のコネクションの通信を処理するサー
    バ処理手段と、 全てのコネクションに関する、通信相手の情報と前記通
    信相手との間のコネクションの情報を、集中して記録し
    管理する管理テーブル記憶手段を備え、 前記サーバ処理手段は、 待機状態への遷移により当該通信に係るデータ回線終端
    装置のリソースを解放する手段と、 前記管理テーブル記憶手段を参照し、未使用の前記デー
    タ回線終端装置テーブルを検索する手段を備え、 複数の各コネクションに対し接続制御を行うことを特徴
    とする請求項42から請求項50のいずれか一つに記載
    の通信システム。
  52. 【請求項52】 待機状態のコネクションの通信相手か
    ら、復旧要求の制御メッセージを受けた場合に、 前記サーバ処理手段は、 前記管理テーブル記憶手段により前記通話相手のコネク
    ションの情報を検索し、検索されたコネクションにより
    通信を再開することを特徴とする請求項51に記載の通
    信システム。
  53. 【請求項53】 無線データ通信を制御することを特徴
    とする請求項41から請求項52のいずれか一つに記載
    の通信システム。
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