JP2010199973A - eNB管理システム、eNB管理方法、及びプログラム - Google Patents

eNB管理システム、eNB管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来のシステムに新たな手段を追加し、LTE/EPCネットワークを最適化させてeNBの管理を実現するeNB管理システムを提供する。
【解決手段】無線ネットワークであるLTE1がコアネットワークであるEPC2に接続されたLTE/EPCネットワーク上で、LTE1に存在するeNB1−1の接続状態を管理する。このとき、第1の手段が、eNB1−1とEPC2に存在するMME2−1との間でIP接続の一時停止が発生したとき、eNB1−1の関連情報をMME2−1に保存するためのSUSPEND処理を実行する。さらに、第2の手段が、IP接続が復旧したとき、MME2−1に保存されたeNB1−1の関連情報に基づいて、eNB1−1の接続状態を通常の運用状態に復帰させるためのRESUME処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、eNB(Evolved Node B)がコアネットワークに接続されたLTE(Long Term Evolution)/EPC(Evolved Packet Core)ネットワークにおけるeNB管理システム、eNB管理方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
LTE/EPCネットワークのシステムは、3GPP(3rd Generation Partnership Project:第3世代移動体通信システム標準化プロジェクト)にて標準化が進んでおり、2008年9月に要求仕様にあたるStage−2が決定された。また、2008年12月にはインタフェース仕様にあたるStage−3が80%の進捗を持ってほぼ決定される見込みである。Stage−2の仕様内容としては、TS(Technical Specification)23.401、及びTS23.402が存在する。また、Stage−3の仕様内容としては、TS36.412(S1)、及びTS36.413(S1AP)などが存在する。
また、LTE/EPCネットワークでは、従来の無線基地局制御局〔BSC(Base Station Controller)、及びRNC(Radio Network Controller)〕にあたるネットワーク階梯がなくなり、無線基地局〔BTS(Base Transceiver Station)、及びNode−B〕に相当するeNBが、直接、コアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)〔MME(Mobility Management Entity)、及びSGW(Serving Gateway)〕に接続されている。
上記のようなコアネットワークでは、従来方式とは異なり、MMEが大量の無線基地局と直接接続されることになるため、隣接するノードのeNB1台ごとに登録及び管理することは非常に困難となる。従って、これを改善するために、3GPPの標準仕様として、LTE/EPCネットワークのシステムではS1−SETUPという方式が導入されている。(例えば、TS36.413、8.7.3などを参照)。この標準仕様によれば、コアネットワークには従来の位置登録エリアに相当するTracking Area(以降、TAという)だけを登録しておき、eNB自らが、自身のIDやIPアドレスなどのインタフェース情報、又は、何れのTAに属するかなどの局条件を、コアネットワークに申告することによって、コアネットワークの事前設定を省略する手法が決められている。
この方式では、eNBがサービスを開始する時点でS1−SETUP処理を実施することとなっており、eNBの電源ONやシステム再開後などの他に、eNBとコアネットワークとのIP接続が障害などから復旧して、IP信号のやり取りが可能になることも、S1−SETUP処理を実施するトリガーになると考えられる。
また、特許文献1には、移動体通信システムにおいて、移動体端末が異なる基地局間を移動するときに、移動状態を伝えるためのSUSPEND処理を行うことにより、通話セッションを維持したハンドオーバを実現する技術が開示されている。さらに、特許文献2には、3GPPの移動体端末が異なるセルを移動するときに、最適なハンドオーバを実現するためのeNB管理方式が開示されている。この技術によれば、ハンドオーバ時において、eNB間のデータ転送時に生じるデータ損失や遅延のリスクを回避することができる。
特開2007−060181号公報 特開2008−103865号公報
しかしながら、前記従来技術におけるLTE/EPCネットワークのシステムにおいては、ネットワークに障害が発生してS1−SETUP処理を実施するたびに、コアネットワークが大量のeNBデータを記憶し直さなければならないので、コアネットワークに対して大きな負担となる。また、3GPPでは、eNB管理システムとして、現状ではS1−SETUP処理だけしか定義されていない。このS1−SETUP処理においては、MMEでは、関連するeNB情報の受信処理や、その情報を保存するためのハードディスクアクセスやデータベースを更新するなどの処理が必要となる。
すなわち、従来のLTE/EPCネットワークにおけるeNB管理システムにおいては、MMEがeNBとの間のIP接続が失われたことを検知した場合には、それが計画的なeNBのシステムダウンやIPネットワークの一時的な障害であっても、eNBの撤去と同じようにeNB関連の情報を削除し、その後、eNBやIPネットワークの復旧の際には、再び、S1−SETUP処理を起動する必要がある。また、通常のネットワークにおいては、MMEが対向するeNBの数は数千ポイントになることが想定されるため、MMEにとっては大きな処理負荷となることが予想される。
また、前記特許文献1の技術においては、移動体端末の移動状態を伝えるためのSUSPEND処理によってハンドオーバ時の通信を継続させることはできるが、通信の一時停止後の再復旧時にコアネットワークの負担を低減させる技術を示唆するものではない。また、前記特許文献2の技術においては、移動体端末のハンドオーバ時に、eNB間のデータ転送時に生じるデータ損失や遅延のリスクを回避することはできるが、eNBとコアネットワークとの間のIP接続の停止/復旧時において、S1−SETUP処理を再起動させることなくIP再接続を実現させる技術を示唆するものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、従来のeNB管理システムに新たな手段を加えることで、コアネットワーク(MME)の負荷を軽減させてネットワーク全体を最適化させて、LTE/EPCネットワークにおいて効率的なeNBの管理を実現するeNB管理システム、eNB管理方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のeNB管理システムは、無線ネットワークであるLTEがコアネットワークであるEPCに接続されたLTE/EPCネットワーク上で、LTEに存在するeNBの接続状態を管理するeNB管理システムであって、eNBとEPCとの間でIP接続の一時停止が発生したとき、EPCに保存されているeNBの関連情報に基づいて、eNBのIP再接続を実行することを特徴とする。
また、本発明に係るeNB管理システムは、無線ネットワークであるLTEがコアネットワークであるEPCに接続されたLTE/EPCネットワーク上で、LTEに存在するeNBの接続状態を管理するeNB管理システムであって、eNBとEPCに存在するMMEとの間でIP接続の一時停止が発生したとき、eNBの関連情報をMMEに保存するためのSUSPEND処理を実行する第1の手段と、IP接続が復旧したとき、eNBの関連情報に基づいてeNBの接続状態を通常の運用状態に復帰させるためのRESUME処理を実行する第2の手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のeNB管理方法は、無線ネットワークであるLTEがコアネットワークであるEPCに接続されたLTE/EPCネットワーク上で、LTEに存在するeNBの接続状態を管理するeNB管理方法であって、eNBとEPCに存在するMMEとの間でIP接続の一時停止が発生したとき、eNBの関連情報をMMEに保存するためのSUSPEND処理を実行する第1のステップと、IP接続が復旧したとき、eNBの関連情報に基づいてeNBの接続状態を通常の運用状態に復帰させるためのRESUME処理を実行する第2のステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、請求項7乃至9の何れか1項に記載のeNB管理方法をコンピュータに実行させる。
本発明のLTE/EPCネットワークにおけるeNB管理システムによれば、保守手順や一時的なS1ネットワーク障害が発生した後は、サービスを復旧させるときにS1−SETUP処理が不要であるので、MMEにおけるeNB関連データの管理が容易となる。その結果、MMEの処理負荷を軽減させて、LTE/EPCネットワークにおけるシステムの最適化を図ることができる。
本発明の各実施形態に適用されるeNB管理システムを実現させるLTE/EPCネットワークの構成を示すブロック図である。 図1に示すLTE/EPCネットワークにおいて、eNB1−1とMME2−1との間で行われる第1実施形態の信号処理の流れを示すシーケンス図である。
本発明のeNB管理システムは、LTE/EPCネットワークにおいて、従来のeNB管理システムで定義されているS1−SETUP処理以外の手続き(つまり、IP接続の一時停止時にeNBの関連情報を保存する手続と、IP接続の復旧時にeNBの関連情報に基づいてeNBの接続状態を通常の運用状態に復帰させる手続き)を追加することで、eNBの管理を効率的に実施することを実現したものである。以下、図面を参照しながら、本発明に係るLTE/EPCネットワークにおけるeNB管理システムについて幾つかの実施形態の詳細を説明する。
《第1実施形態》
先ず、本発明の第1実施形態に係るLTE/EPCネットワークにおけるeNB管理システムについて説明する。図1は、本発明の各実施形態に適用されるeNB管理システムを実現させるLTE/EPCネットワークの構成を示すブロック図である。すなわち、図1には、本発明の背景となるLTE/EPCネットワークの構成要素が示されている。図1を参照すると、LTE/EPCネットワークのシステムは、無線ネットワークであるLTE1と、コアネットワークであるEPC2とによって構成されている。
無線ネットワークであるLTE1には、eNB1−1、eNB1−2、及びeNB1−3が存在する。また、コアネットワークであるEPC2には、MME2−1、MME2−2と、SGW3−1、SGW3−2と、PGW(PDN Gateway)4−1、PGW4−2とが存在する。
また、LTE1とEPC2との間のインタフェース参照点は、S1インタフェースと呼ばれる。さらに、S1インタフェースの中でも、eNB1−1〜eNB1−3とMME2−1、MME2−2とのインタフェース参照点は、S1−MMEインタフェースと呼ばれる。
図2は、図1に示すLTE/EPCネットワークのS1−MMEインタフェースにおいて、eNB1−1とMME2−1との間で行われる第1実施形態の信号処理の流れを示すシーケンス図である。図2において、右端の縦に流れる数字は大きな処理の流れの手順を示し、左端及び中間の縦に流れる数字は細かい処理の流れの手順を示している。
図2に示す大きな処理の流れとしては、処理21は、本発明には含まれない処理内容であるが、3GPPで規定されたS1−SETUP処理(eNBの固有情報の申告処理)の手順である。処理22は、本発明に係る処理の一部であるS1−SUSPNED処理(IP接続の一時停止処理)、及びS1−RESUME処理(復旧処理)の信号処理を示すフローである。処理23は、本発明に係る処理の一部であるImplcitなS1−SUSPNED処理(IP接続の突発的な停止処理)、及びS1−RESUME処理(復旧処理)の信号処理を示すフローである。処理24は、本発明に係る処理の一部であるS1−DISCONNECT処理(切断処理)の信号処理を示すフローである。
以下、図1を参照しながら、図2に示すノード間のシーケンスの流れ図を使用して、LTE/EPCネットワークにおけるeNB管理システムの動作を詳細に説明する。尚、処理21は、3GPPの標準の動作であって、TS36.413に詳細な処理内容が記載されているので、詳細な説明は省略して概略的な処理の手順について説明する。
処理21において、先ず、LTE1のeNB1−1とEPC2のMME2−1との間で、制御信号を転送するためのSCTP(Stream Control Transmission Protocol)リンクを確立する。次に、eNB1−1からMME2−1へS1−SETUPをリクエストし、MME2−1からeNB1−1へS1−SETUPのリクエストに対する応答を返す。これによって、eNB1−1とMME2−1との間でSTCPリンクのヘルスチェックが行われる。
次の処理22は、S1−SUSPEND処理(IP接続の一時停止処理)、及びS1−RESUME処理(復旧処理)であり、以下、細かい処理内容について説明する。処理22−1において、既に運用中のeNB1−1にメンテナンス作業などの保守イベントが発生した仮定とする。尚、保守イベントは、その他にもeNB1−1とMME2−1とを接続するネットワークのメンテナンス作業を含む。
処理22−2において、eNB1−1が、MME2−1に対してS1−SUSPENDのリクエスト信号を送信すると、処理22−3において、MME2−1は、S1−SUSPENDのリクエスト信号を受信すると、そのS1−SUSPENDの応答信号をeNB1−1へ返送し、eNB関連情報を自己のメモリに保持する。以降、保守者からの情報削除の処理が起動されない限り、eNB関連情報は、MME2−1のメモリにそのまま保持される。
次に、処理22−4において、S1−SUSPEND処理後に、eNB1−1とMME2−1との間でSCTPリンクが切断されてIP接続が失われても、MME2−1は、アラームを上位保守装置に挙げることはしない。IP接続が失われた場合は、IP接続の復旧によりeNB1−1とMME2−1との間でSCTPリンクが確立したら、次の処理22−5が起動される。
処理22−5において、eNB1−1の保守作業終了時、あるいはIP接続の復旧をeNB1−1が検出すると、eNB1−1は、S1−RESUMEのリクエスト信号をMME2−1へ送信する。このS1−RESUMEのリクエスト信号には、少なくともeNB1−1の識別情報が含まれている。また、MME2−1は、IPレイヤーによってeNB1−1のIPアドレスを認識することが可能である。
次に、処理22−6において、MME2−1は、S1−RESUMEのリクエスト信号を受信すると、そのS1−RESUMEの応答信号をeNB1−1へ返送する。そして、MME2−1が記憶しているeNB関連情報を使って通常運用状態となり、eNB1−1とMME2−1との間でSCTPリンクのヘルスチェックが行われ、両者でSCTPリンクが確立したことを確認する。
次に、処理23においては、Implicit(突発的)なSUSPEND処理と、S1−RESUME処理とがあり、先ず、処理23−1において、通常運用中に、S1−SUSPEN処理が実施されずに突然IP接続が失われ、eNB1−1とMME2−1との間でSCTPリンクが切断された場合は、MME2−1は、Implicit(突発的)なSUSPEND処理が実施されたものと解釈し、eNB関連情報を自己のメモリに保持する。以降、保守者からの情報削除の処理が起動されない限り、eNB関連情報は、MME2−1のメモリにそのまま保持される。そして、eNB1−1とMME2−1との間でSCTPリンクが確立してIP接続が復旧すると、次の処理23−2が起動される。
処理23−2において、eNB1−1がIP接続の復旧を検出すると、eNB1−1は、S1−RESUMEのリクエスト信号をMME2−1へ送信する。この信号には少なくともeNB1−1の識別情報が含まれている。また、MME2−1は、IPレイヤーによってeNB1−1のIPアドレスを認識することが可能である。
次に、処理23−3において、MME2−1は、S1−RESUMEのリクエスト信号を受信すると、そのS1−RESUMEの応答信号をeNB1−1へ返送し、自己が記憶しておいたeNB関連情報を使って通常運用状態となる。そして、eNB1−1とMME2−1との間でSCTPリンクのヘルスチェックが行われて、次の処理24が起動される。
処理24はS1−DISCONNECT処理(切断処理)である。ここで、処理24−1において、既に運用中のeNB1−1において減設や移設などの保守イベントが発生したと仮定する。
処理24−2において、eNB1−1は、MME2−1に対してS1−DISCONNECTのリクエスト信号を送信する。すると、処理24−3において、MEM2−1は、S1−DISCONNECTのリクエスト信号を受信すると、そのS1−DISCONNECTの応答信号をeNB1−1へ返送し、自己のメモリに保持されているeNB関連情報を削除する。尚、MME2−1は、eNB関連情報を削除したことを上位保守システムに通知してもよい。
次に、処理24−4において、eNB1−1とMME2−1は、SCTPリンクを切断(解放)する。このとき、MME2−1はアラーム情報を上位保守システムに通知することは行わない。以上のような一連の処理が行われた以降は、同じeNBをネットワークに接続させようとする場合は、たとえeNB関連データに変更が無かったとしても、処理21のS1−SETUP処理が必要となる。
《第2実施形態》
次に、本発明の第2実施形態に係るLTE/EPCネットワークにおけるeNB管理システムについて説明する。尚、第2実施形態のLTE/EPCネットワークの構成は図1と同じである。
前述の第1実施形態のeNB管理システムでは、図2の処理22において、S1−SUSPEND処理についてはeNB1−1が起動したが、第2実施形態のeNB管理システムでは、図2の処理22において、S1−SUSPEND処理はMME2−1が起動する。
また、前述の第1実施形態のeNB管理システムでは、図2の処理24において、S1−DISCONNECT処理はeNB1−1が起動したが、第2実施形態のeNB管理システムでは、図2の処理24において、S1−DISCONNECT処理はMME2−1が起動する。
また、第2実施形態のeNB管理システムでは、第1実施形態のようなS1−SUSPEND/RESUME信号を用いるのではなく、既存のS1−SETUP信号に対して新たな情報要素を追加することで、S1−SUSPEND/RESUE信号の代わりとしてもよい。
さらに、第2実施形態のeNB管理システムでは、第1実施形態のようなS1−DISCONNECT信号を用いるのではなく、既存のS1−SETUP信号に対して新たな情報要素を追加することで、S1−DISCONNECT信号の代わりとしてもよい。
また、第2実施形態のeNB管理システムでは、第1実施形態のようなS1−SUSPEND/RESUME信号を用いるのではなく、既存のeNB Configuration Update/MME Configuration Update信号に対して新たな情報要素を追加することで、S1−SUSPEND/RESUE信号の代わりとしてもよい。
また、第2実施形態のeNB管理システムでは、第1実施形態のようなS1−DISCONNECT信号を用いるのではなく、既存のeNB Configuration Update/MME Configuration Update信号に対して新たな情報要素を追加することで、S1−DISCONNECT信号の代わりとしてもよい。
《まとめ》
以上説明したように、本発明の実施形態に係るeNB管理システムにおいては、コアネットワーク(つまり、EPC内のMME)は、LTEのeNBとSCTPレイヤーのヘルスチェック信号とによって、常にその接続状態を監視している。従って、ネットワーク障害やeNBの障害などによりIP接続が不可能になったことを容易に把握することができる。
また、MMEがeNBとIP接続不可能となる事象が、故障によるものなのか、ネットワークやeNBの計画的メンテナンスによるものなのかを明確に判断できるようにするため、eNBとMMEとの間に「S1−SUSPEND」処理を定義する。これは、eNB又はMMEから起動されて、対向するMME又はeNBに信号が送信され、その後、eNBとMMEとの間のIP接続が切断される可能性があることを対向するノードに意識させる。
ここで、S1−SUSPEND処理のあとに発生したIP接続の障害は一時的なものとみなされ、コアネットワークが記憶したeNB関連情報はそのまま保持される。また、MMEは、eNBとの接続が失われたことをアラーム情報として上位保守システムに通知することはしない。そして、eNBとMMEとの間のIP接続が復旧した後には、「S1−RESUME」信号を送信することで、接続前の状態に復旧させることを可能とする。
また、S1−RESUME信号には、詳細なeNB関連情報は不要であり、IP通信のための自ノードIPアドレスと、eNBの識別子だけが必須情報となる。
また、eNBを減設又は移設するなど、明確にコアネットワークからeNB関連情報を削除するために、「S1−DISCONNECT」処理を定義する。これは、eNB又はMMEから起動され、対向するMME又はeNBに信号が送信され、その後、eNBがネットワークから撤去されることを対向するノードに意識させる。
また、S1−DISCONNECT処理により、コアネットワークであるMMEは該当するeNB関連データを削除することができる。また、直ちにSCTPリンクの切断を実施するが、アラーム情報として上位保守システムに通知することはしない。以後、同じeNBをネットワークに接続させようとする場合は、たとえeNB関連データに変更がなかったとしても、S1−SETUP処理が必要となる。
上記二つの手順の存在を前提として、S1−SUSPEND処理もS1−DISCONNECT処理も起動されない状況で、eNBとMMEとのIP接続が失われた場合の動作を定義する。S1−DISCONNECT処理が起動されていないことから、コアネットワークであるMMEは該当するeNBデータを直ちに削除する処理は行わない。つまり、コアネットワークとしてはS1−SUSPEND処理が実施された後にIP接続が失われたときと同じ動作を行う。
これをImplicit(突発的)なS1−SUSPEND処理と定義する。IP接続が失われたことはeNBもMMEも検知可能であるので、その後、IP接続が復旧した場合は、S1−RESUME処理を実施してサービスを復旧する。また、コアネットワークであるMMEは、S1−SUSPEND状態のeNB(明確なS1−SUSPEND手順を実施したeNBだけでなく、ImplicitなS1−SUSPEND処理を実施したeNBを含む)のリストを管理し、保守・運用手順によりその関連eNB情報を削除することを可能とする。
なお、上述のeNB管理システムは、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 LTE(Long Term Evolution)
1−1、1−2、1−3 eNB(Evolved Node B)
2 EPC(Evolved Packet Core)
2−1、2−2 MME(Mobility Management Entity)
3−1、3−2 SGW(Serving Gateway)
4−1、4−2 PGW(PDNGateway)

Claims (10)

  1. 無線ネットワークであるLTEがコアネットワークであるEPCに接続されたLTE/EPCネットワーク上で、前記LTEに存在するeNBの接続状態を管理するeNB管理システムであって、
    前記eNBと前記EPCとの間でIP接続の一時停止が発生したとき、前記EPCに保存されている前記eNBの関連情報に基づいて、前記eNBのIP再接続を実行することを特徴とするeNB管理システム。
  2. 前記IP接続の一時停止が発生したときは、IP再接続時において、前記eNBの固有情報を前記EPCへ申告するためのSETUP処理を省略することを特徴とする請求項1に記載のeNB管理システム。
  3. 無線ネットワークであるLTEがコアネットワークであるEPCに接続されたLTE/EPCネットワーク上で、前記LTEに存在するeNBの接続状態を管理するeNB管理システムであって、
    前記eNBと前記EPCに存在するMMEとの間でIP接続の一時停止が発生したとき、前記eNBの関連情報を前記MMEに保存するためのSUSPEND処理を実行する第1の手段と、
    前記IP接続が復旧したとき、前記eNBの関連情報に基づいて前記eNBの接続状態を通常の運用状態に復帰させるためのRESUME処理を実行する第2の手段と
    を備えることを特徴とするeNB管理システム。
  4. 前記IP接続が復旧したときは、前記eNBの固有情報を前記EPCへ申告するためのSETUP処理を省略することを特徴とする請求項3に記載のeNB管理システム。
  5. 前記IP接続の一時停止は、保守イベントの発生又は突発的なIP接続の停止であることを特徴とする請求項3又は4に記載のeNB管理システム。
  6. 前記eNBと前記MMEとの間のIP接続が切断されたとき、前記eNBの関連情報を前記MMEから削除するためのDISCONNECT処理を実行する第3の手段を備えることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載のeNB管理システム。
  7. 無線ネットワークであるLTEがコアネットワークであるEPCに接続されたLTE/EPCネットワーク上で、前記LTEに存在するeNBの接続状態を管理するeNB管理方法であって、
    前記eNBと前記EPCに存在するMMEとの間でIP接続の一時停止が発生したとき、前記eNBの関連情報を前記MMEに保存するためのSUSPEND処理を実行する第1のステップと、
    前記IP接続が復旧したとき、前記eNBの関連情報に基づいて前記eNBの接続状態を通常の運用状態に復帰させるためのRESUME処理を実行する第2のステップと
    を含むことを特徴とするeNB管理方法。
  8. 前記IP接続が復旧したときは、前記eNBの固有情報を前記EPCへ申告するためのSETUP処理を省略することを特徴とする請求項7に記載のeNB管理方法。
  9. 前記eNBと前記MMEとの間のIP接続が切断されたとき、前記eNBの関連情報を前記MMEから削除するためのDISCONNECT処理を実行する第3のステップを含むことを特徴とする請求項7又は8に記載のeNB管理方法。
  10. 請求項7乃至9の何れか1項に記載のeNB管理方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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