JP2014057259A - 移動通信システムおよび移動通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線基地局とモビリティ管理局との間のリソースを有効活用する。
【解決手段】 移動端末と第1のリンクで接続される無線基地局と、無線基地局と第2のリンクで接続され移動端末の呼接続制御および位置管理をするモビリティ管理局とを備える。無線基地局とモビリティ管理局は、移動端末による通信が無通信状態のときに、第2のリンクの第1のプロトコルのコネクションを切断し、所定イベントの発生時に再設定するプリザベーション処理を実行するプリザベーション実行手段と、プリザベーション処理の実行にかかわる情報を第2のリンクの第2のプロトコルのメッセージを用いて送受信するメッセージ送受信手段とを有する。プリザベーション実行手段は、コネクションを切断する際には移動端末にかかわるコンテキスト情報を保持し、コネクションを再設定する際にはそのコンテキスト情報を用いる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、移動通信システムおよび移動通信方法に関し、特に、無線基地局とモビリティ管理局との間のリソースを有効活用する移動通信システムおよび移動通信方法に関する。
携帯端末を高機能化したスマートフォンの急速な普及と相まってモバイル・ネットワークのALL-IP(Internet Protocol)化/ブロードバンド化を実現する技術であるLTE(Long Term Evolution)方式によるサービスが導入されている。LTE方式は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規格化された移動通信システムである。
LTE方式による無線アクセスネットワークは、コアネットワークの一部として位置するモビリティ管理局(MME:Mobility Management Entity)と無線基地局(eNB:evolved Node B/HeNB:Home evolved Node B)とで構成される。そして、移動端末(UE:User Equipment)は、無線リンクによりeNB/HeNBと接続する。なお、以降の説明において、モビリティ管理局は「MME」、無線基地局は「eNB」、移動端末は「UE」と称して説明する。
UEは、無線インターフェースを具備し、eNBのサービスエリア内において当該eNBと無線リンクにより接続する。eNBは、UEとの間の無線インターフェースを終端するエンティティ(ノード)である。つまり、eNBは、UEと無線リンクにより直接接続して、UEが発信するときの呼受付制御機能や、着信があったときにUEを呼び出すページング機能等を具備する。そして、MMEは、UEの呼接続制御や待ち受け時の位置(モビリティ)管理を実行し、ベアラ管理、NAS(Non-Access-Stratum:非アクセス層)シグナリングの処理等を行うエンティティ(論理ノード)である。
UEは、LTE−Uuインターフェースを介してeNBに接続し、UEとeNB間の無線制御では、RRC(Radio Resource Control)によりハンドオーバー処理、無線ベアラの設定、解除などを行う。
MMEは、S1−MMEインターフェースを介してeNBに接続し、S1−AP(S1 Application Protocol)を介してeNBと制御プレーン情報を交換し、eNBの関連パラメータの設定を行う。そして、パケット呼の接続、認証処理、セキュリティ処理、待ち受け位置登録処理などは、UEとMMEとの間の機能レイヤであるNASにより行う。
また、LTE方式の呼制御は、常時接続を基本コンセプトとし、UEの電源ONと同時にベアラが設定され、UEへのIPアドレスが割り振られて固定通信網と同様にIP通信が可能になる(後述参照)。
LTE方式のこのような無線アクセスネットワークにおける、通話やネットワークを制御するための信号を伝送する制御プレーンのプロトコルスタックを図1に示す。
UEとeNBとの間は、上位レイヤから順に、RRC、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)、RLC(Radio Link Control)、MAC(Media Access Control)、物理レイヤ(L1)で構成される。
また、eNBとMMEとの間は、上位レイヤから順に、S1−AP、SCTP(Stream Control Transport Protocol)、IP、データリンクレイヤ(L2)、物理レイヤ(L1)で構成される。なお、SCTPは、IPネットワーク上で電話網の制御信号を転送するためのトランスポート層のプロトコルである。
このようなプロトコルスタックに関する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1が開示する技術は、対象UEに所望無線品質を測定させて報告させることができるプロトコルスタックを提案するものである。無線品質の測定および調査を行うために「Drive Test」が行われる。そして、特許文献1が開示する技術は、対象UEに所望無線品質を測定させて報告させる「MDT(Minimisation of Drive Tests)」手法に関する技術である。対象UE及びeNBにおけるRRCプロトコルを処理する機能は、対象UEが、RRC_Idle状態に遷移した場合であっても、対象UEにおいて適用されている「MDT policy」を含む「UE Context」を削除しないように構成されている。
また、特許文献2には、LTE方式の後継となるLTE−Advanced方式において、UEとDeNB(Donor evolved Node B)との間にリレーノード(RN)を効率的に接続することを目的とした技術が記載されている。特許文献2に記載された技術は、DeNBがRNの代わりに、MMEとの間でS1プロトコルの設定処理を行うように構成されている。また、RNのアタッチ処理において、DeNBが、MMEに対して所定情報を通知する。これらにより、従来の処理ステップの一部を省略して効率的にRNをDeNBに接続することができる。
特開2011-223119号公報 特開2011-023873号公報
図2は、LTE方式におけるUEの電源ON時に実施するアタッチ処理手順を示すシーケンス図である。なお、同図に示すHSS(Home Subscriber Server)は、当該移動通信ネットワークにおける加入者情報データベースであり、認証情報および在圏情報の管理を行う。S−GW(Serving Gateway)は、アクセス網を収容してユーザプレーンのユーザデータパケットの転送制御を行うパケットゲートウェイである。P−GW(Packet data network Gateway)は、パケットデータネットワークとの接続点となるゲートウェイで、IPアドレスの割り当てやS−GWへのパケット転送などを行う。
まず、電源を投入したUEは、eNBとの間で制御信号を送受信する無線制御リンクを設定する(S101)。そして、MMEに対してアタッチ要求を送信する(S102)。
UEとMMEは認証・秘匿を実施し、さらにMMEは、HSSに対して位置登録を行い、UEがMMEの配下として接続されたことを記憶する(S103)。
続いてMMEは、UEに対する通信経路の設定を開始するためS−GWにベアラ設定要求を送信する。これによりS−GWとP−GWとの間で経路設定およびUEへのIPアドレスの割り当てが行われる。そして、S−GWは、S−GWからeNB方向の無線アクセスベアラを準備し、MMEに対してベアラ設定応答を返信する。(S104)。
MMEは、eNBに対してコンテキスト設定要求を送信して、S−GWから受信した情報要素やUEのIPアドレスを通知する(S105)。コンテキスト設定要求には、アタッチ要求に対する応答であるアタッチ完了通知も含まれる。
eNBは、無線データリンクの設定を実施すると共に、UEにアタッチ完了通知を送信する(S106)。また、eNBは、eNBからS−GW方向の無線アクセスベアラを設定し、コンテキスト設定応答をMMEに返信する(S107)。
なお、上記のS105からS107の過程で、対象UEに関する通信経路情報や通信制御情報がMMEおよびeNBに設定される。
S106でアタッチ完了通知を受信したUEは、アタッチ完了応答をMMEに対して返信する(S108)。
コンテキスト設定応答、アタッチ完了応答を受信したMMEは、S−GWに対してベアラ更新要求を送信し、コンテキスト設定応答に含まれるeNBから受信した情報要素を通知する。S−GWは、先に準備したS−GWからeNB方向の無線アクセスベアラを設定し、MMEに対してベアラ更新応答を返信する(S109)。
上記の処理により、UEからP−GWまでの通信経路が設定され、IPアドレスが割り振られたUEは、固定通信網と同様にIP通信が可能になる。なお、UEが通信を一定時間行わなかった場合には、無線制御リンク、無線データリンクおよび無線アクセスベアラは解放されるが、コアネットワークの通信経路は維持される。
上述したように、UEの無通信状態が一定時間継続すると無線系のリソースは解放される。しかし、eNBとMMEとの間の制御信号のインターフェース(S1−MMEインターフェース)は維持されたままとなっている。
LTE方式におけるeNBとMMEとの間の制御信号の伝達は、SCTPプロトコル上で動作する。そして、夜間などのユーザが睡眠中でUEが無通信状態になっているときでも、eNBとMMEとの間では、対向ノード生存確認や通信経路情報保持のためにSCTPコネクションは確立したままとなっている。
そこで、UEの無通信状態時にはSCTPコネクションを切断して、eNBとMMEとの間の不要なリソースを解放することが考えられる。しかし、SCTPコネクションを切断すると、その上位のインターフェースのS1−APも切断が必要となる。そして、S1−APを切断すると、上述したアタッチ処理時に設定した、eNB情報等のコンテキスト情報(通信経路情報、通信制御情報)がMMEから削除されてしまい、突然の発呼や着呼に対応することができない。
このように、eNBとMMEとの間では、UEが無通信状態になっているときでも制御信号のインターフェースに関わるリソースが捕捉されたままの状態になっており、解放することができない。そのため、eNBとMMEとの間の伝送区間の帯域が狭い環境下や、MMEの設置数に対してeNBの設置数が多い環境下においては、トラヒックが発生していない時間帯におけるeNBとMMEとの間のリソースの有効活用のための改善が望まれる。
また、上記の特許文献1、2のいずれにも、UEが無通信状態になっているときに、eNBとMMEとの間のリソースを解放することに関する記述はみあたらない。
上記の課題に鑑みて、本発明の目的は、UEの無通信状態時にeNBとMMEとの間の無駄なコネクションを削除してリソースを有効に活用することができる移動通信システムおよび移動通信方法を提供することにある。
上記の目的を実現するために、本発明の一形態である移動通信システムは、移動端末と第1のリンクで接続される無線基地局と、前記無線基地局と第2のリンクで接続され前記移動端末の呼接続制御および待ち受け時の位置(モビリティ)管理をするモビリティ管理局とを備え、前記無線基地局と前記モビリティ管理局のそれぞれは、前記移動端末による通信が所定の時間行われない無通信状態のときに、前記第2のリンクの第1のプロトコルのコネクションを切断し、所定イベントの発生時に再設定するプリザベーション処理を実行するプリザベーション実行手段と、前記プリザベーション処理の実行にかかわる情報を前記第2のリンクの第2のプロトコルのメッセージを用いて前記無線基地局と前記モビリティ管理局との間で相互に送受信するメッセージ送受信手段と、を含み、前記プリザベーション実行手段は、前記コネクションを切断する際には前記移動端末にかかわる接続情報および接続制御情報を含むコンテキスト情報を保持し、前記コネクションを再設定する際には当該保持している前記コンテキスト情報を用いることを特徴とする。
また、本発明の他の形態である移動通信方法は、移動端末と第1のリンクで接続される無線基地局と、前記無線基地局と第2のリンクで接続され前記移動端末の呼接続制御および待ち受け時の位置(モビリティ)管理をするモビリティ管理局との間で、前記移動端末による通信が所定の時間行われない無通信状態のときに、前記第2のリンクの第1のプロトコルのコネクションを切断し、所定イベントの発生時に再設定するプリザベーション処理の実行を規定し、前記プリザベーション処理の実行にかかわる情報を前記第2のリンクの第2のプロトコルのメッセージを用いて前記無線基地局と前記モビリティ管理局との間で相互に送受信し、前記プリザベーション処理の実行により、前記コネクションを切断する際には前記移動端末にかかわる接続情報および接続制御情報を含むコンテキスト情報を保持し、前記コネクションを再設定する際には当該保持している前記コンテキスト情報を用いることを特徴とする。
本発明は、移動端末の無通信状態時に無線基地局とモビリティ管理局との間の無駄なコネクションを削除してリソースを有効に活用することができる。
LTE方式の無線アクセスネットワークにおける制御プレーンのプロトコルスタックを示す図である。 LTE方式のアタッチ処理手順を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信方法の動作を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態の移動通信システムの構成を示すブロック図である。 プリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定に関する処理を示すシーケンス図である。 S1インターフェースの状態遷移とeNBの関連動作を示す状態遷移図である。 S1インターフェースの状態遷移とMMEの関連動作を示す状態遷移図である。 プリザベーション処理実行中にプリザベーション処理の終了時間を検出した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。 プリザベーション処理実行中にUEの発呼を検出した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。 プリザベーション処理実行中にUEへの着呼を検出した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。 MME側からプリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定を変更する処理の流れを示すシーケンス図である。 eNB側からプリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定を変更する処理の流れを示すシーケンス図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、実施の形態は例示であり、開示する発明は以下の実施の形態の構成には限定されない。
まず、図3および図4を参照して、本発明の基本実施形態である第1の実施形態を説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態の移動通信システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の移動通信システム1は、移動端末30と第1のリンクで接続される無線基地局10と、この無線基地局10と第2のリンクで接続されるモビリティ管理局20とを含む。モビリティ管理局20は、移動端末30の呼接続制御および待ち受け時の位置(モビリティ)管理をする。
無線基地局10とモビリティ管理局20は、メッセージ送受信手段11、21とプリザベーション(preservation:維持)実行手段12、22とをそれぞれ有する構成になっている。プリザベーション実行手段12、22は、移動端末30による通信が所定の時間行われない無通信状態のときに、第2のリンクの第1のプロトコルのコネクションを切断し、所定イベントの発生時に再設定するプリザベーション処理を実行する。メッセージ送受信手段11、21は、プリザベーション処理の実行にかかわる情報を第2のリンクの第2のプロトコルのメッセージを用いて無線基地局10とモビリティ管理局20との間で相互に送受信する。
そして、プリザベーション実行手段12、22は、前記のコネクションを切断する際には移動端末30のコンテキスト情報を保持し、そのコネクションを再設定する際にはその保持しているコンテキスト情報を用いる。なお、コンテキスト情報は、移動端末30にかかわる接続情報および接続制御情報を含む。
図4は、本発明の第1の実施形態の移動通信方法の動作を示すフロー図である。
本発明の第1の実施形態の移動通信方法は、まず、無線基地局とモビリティ管理局との間でプリザベーション処理の実行を規定する(S10)。
なお、無線基地局は第1のリンクで移動端末と接続される。モビリティ管理局は、第2のリンクで無線基地局と接続され、移動端末の呼接続制御および待ち受け時の位置(モビリティ)管理をする。また、プリザベーション処理とは、移動端末による通信が所定の時間行われない無通信状態のときに、前記の第2のリンクの第1のプロトコルのコネクションを切断し、所定イベントの発生時に再設定する処理である。そして、移動端末ごとにどの時間帯にプリザベーション処理を実行するのかを規定する。
プリザベーション処理の実行にかかわる情報は、第2のリンクの第2のプロトコルのメッセージを用いて無線基地局とモビリティ管理局との間で相互に送受信する(S20)。
そして、プリザベーション処理の実行により、コネクションを切断する際には移動端末にかかわる接続情報および接続制御情報を含むコンテキスト情報を保持する。また、そのコネクションを再設定する際には当該保持しているコンテキスト情報を用いる(S30)。
このように、本実施形態では、移動端末が無通信状態のときに、無線基地局とモビリティ管理局との間のリンク(第2のリンク)の第1のプロトコルのコネクションを切断し、所定イベントが発生すると再設定するプリザベーション処理を導入した。このプリザベーション処理の実行にかかわる情報は、第2のリンクの第2のプロトコルのメッセージを用いて無線基地局とモビリティ管理局との間で相互に送受信するように構成している。そのため、本実施形態の移動通信システムは、移動端末の無通信状態時に無線基地局とモビリティ管理局との間の無駄なコネクションを削除してリソースを有効に活用することができる。
さらに、プリザベーション処理の実行により、コネクションを切断する際には移動端末のコンテキスト情報を保持し、そのコネクションを再設定する際には当該保持しているコンテキスト情報を用いる。そのため、第2のリンクのコネクションが切断されても、その再設定が必要なイベントが発生したときには早期に復旧することができる。
次に、第2の実施形態を説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態の移動通信システムの構成を示すブロック図である。
第2の実施形態の移動通信システム2は無線基地局であるeNB100、モビリティ管理局であるMME200および移動端末であるUE300を含む構成である。
UE300は無線インターフェースでeNB100と接続している。
eNB100は、メッセージ入出力部111、メッセージ解析処理部112、状態遷移処理部121、MME情報管理部122およびタイマー管理部123を含む。また、MME200は、メッセージ入出力部211、メッセージ解析処理部212、状態遷移処理部221およびモビリティ管理部222を含む。
なお、点線で囲った、メッセージ入出力部111とメッセージ解析処理部112が第1の実施形態のメッセージ送受信手段11に対応する。そして、点線で囲った、状態遷移処理部121、MME情報管理部122およびタイマー管理部123が第1の実施形態のプリザベーション実行手段12に対応する。また同様に、メッセージ入出力部211とメッセージ解析処理部212が第1の実施形態のメッセージ送受信手段21に対応し、状態遷移処理部221およびモビリティ管理部222が第1の実施形態のプリザベーション実行手段22に対応する。
そして、eNB100とMME200との間はS1−MMEインターフェースで接続され、トランスポート層のプロトコルとしてSCTPとその上位層のプロトコルとしてS1−APが使われる。なお、以降の説明では、S1−MMEインターフェースを単にS1インターフェースと称する。
メッセージ入出力部111、211は、プリザベーション機能を実現するために、後述するメッセージをeNB100とMME200との間で送受信する。
メッセージ解析処理部112、212は、受信したメッセージに基づく情報を状態遷移処理部121、221に入力し、状態遷移処理部121、221で決定した処理を実行する。
状態遷移処理部121、221は、受信メッセージや検出イベントに基づいて実行すべき処理方法を決定し、後述するS1インターフェースの遷移状態を管理する。
MME情報管理部122は、プリザベーション処理に関する時間(開始時間/終了時間)をUE毎に管理する。このUE毎の時間情報はMME200に通知される。また、状態遷移処理部121と連動して、S1インターフェースの状態を管理する。
モビリティ管理部222は、後述するように、eNB100から通知されたUE毎のプリザベーション処理に関する時間(開始時間/終了時間)を管理する。また、状態遷移処理部221と連動して、S1インターフェースの状態を管理する。
タイマー管理部123は、プリザベーション処理の実行に関する時間管理を行う。
次に、プリザベーション処理を実現するために使用するメッセージを説明する。前述したように、UE300が無通信状態のときにS1インターフェースのSCTPコネクションを切断してリソースを解放し、所定のイベントを検出した際にSCTPコネクションを再設定する処理をプリザベーション処理と称する。
プリザベーション処理に使用するメッセージとして、S1−APの既存のメッセージおよび新規に定義するメッセージを用いる。
既存のメッセージとしては、S1セットアップ(S1 Setup)とコンフィグレーション・アップデート(Configuration Update)を用いる。
S1セットアップは、eNB100とMME200の間のS1セットアップ手順で、正しく通信を行うためにeNB100とMME200において必要となるアプリケーションレベルのデータを、相互にやりとりするために使用するメッセージである。
コンフィグレーション・アップデートは、eNB100とMME200の間において、S1セットアップで設定済みのeNB情報またはMME情報を更新するために使用するメッセージである。eNB情報を更新するときはeNBコンフィグレーション・アップデートがeNB100からMME200に送信される。逆に、MME情報を更新するときはMMEコンフィグレーション・アップデートがMME200からeNB100に送信される。
本実施形態では、これらの既存メッセージに、UE毎のプリザベーション処理に関する時間情報を新たなパラメータとして追加して用いる。
つまり、詳細は後述するが、UE毎のプリザベーション処理の開始時間と終了時間を、S1セットアップを用いてeNB100からMME200に通知し、その時間情報をeNB100とMME200とでそれぞれ管理する。
また、それぞれで管理している時間情報を更新する必要がある場合には、コンフィグレーション・アップデートを用いてそれぞれ相手に更新することを通知する。例えば、eNB100で管理している時間情報を変更する場合は、その変更情報をeNBコンフィグレーション・アップデートでMME200に通知する。MME200は、管理している時間情報を通知された時間情報に変更する。同様に、MME200で管理している時間情報を変更する場合は、その変更情報をMMEコンフィグレーション・アップデートでeNB100に通知する。eNB100は、管理している時間情報を通知された時間情報に変更する。このコンフィグレーション・アップデートは、ユーザの通信傾向が大きく変わり、無通信となる時間帯を変更する場合に使われる。
新規に定義するメッセージとしては、次の4メッセージがある。
S1プリザベーション要求(S1 Preservation Request)、S1プリザベーション応答(S1 Preservation Response)、S1ウェークアップ要求(S1 Wake up Request)、S1ウェークアップ応答(S1 Wake up Response)。
プリザベーション処理のために、これらのメッセージをS1プリザベーション・メッセージ(S1 Preservation)として新規に追加する。
S1プリザベーション要求は、予め設定したプリザベーション処理を開始する時間になった場合に、eNB100がMME200にその旨を通知するために送信するメッセージである。
S1プリザベーション応答は、MME200がS1プリザベーション要求をeNB100から受信したときに、プリザベーション処理を承認した旨をMME200からeNB100に返答するために送信するメッセージである。eNB100は、MME200からS1プリザベーション応答を受信すると、SCTPコネクションを切断する。SCTPコネクションの切断によりS1インターフェースはスリープ(sleep)状態になる。
S1ウェークアップ要求は、S1インターフェースがスリープ状態のときにeNB100またはMME200が所定のイベントを検出した場合に、プリザベーション処理を終了させることを通知するメッセージである。つまり、S1ウェークアップ要求は、スリープ期間が終了したことを相手側の装置に通知するメッセージである。所定のイベントとしては、eNB100が管理しているプリザベーション処理の終了時刻を検出した場合、UE300からの発呼を検出した場合、そして、MME200がネットワークからUE300への着呼を検出した場合がある。eNB100がプリザベーション処理の終了時刻を検出した場合と、UE300からの発呼を検出した場合には、eNB100が当該メッセージをMME200に送信する。そして、MME200がネットワークからUE300への着呼を検出した場合には、MME200が当該メッセージをeNB100に送信する。
S1ウェークアップ応答は、S1ウェークアップ要求を受信したMME200またはeNB100が、ウェークアップを承認した旨をS1ウェークアップ要求を送信したeNB100またはMME200に返答するために送信するメッセージである。当該メッセージの送信/受信後、eNB100およびMME200においてS1インターフェースをサービス中(on-service)状態にする。
続いて、プリザベーション処理の流れを説明する。
まず、図6を参照して、プリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定について説明する。
図6は、本実施形態のプリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定に関する処理を示すシーケンス図である。
この処理は、図2を参照して説明した、UEの電源ON時に実施するアタッチ処理の際に実施される。つまり、eNB100とMME200との間のS1セットアップ手順の中で行われる。
対象となるUE300に対応するSCTPコネクションが確立されると(S201)、その上位レイヤのS1−APのメッセージによりeNB100とMME200との間で情報が交換される。
まず、eNB100からS1セットアップ要求がMME200に送信される(S202)。前述したように、S1セットアップ要求には、対象となるUE300に対するプリザベーション処理の開始時間/終了時間を規定する情報が追加パラメータとして含まれている。従って、このS1セットアップ要求を受信したMME200は、通知されたUE300に対するプリザベーション処理の開始時間/終了時間をモビリティ管理部222に登録する。そして、そのプリザベーション処理を承認した旨を返答するためにS1セットアップ応答をeNB100に送信する(S203)。
MME200からS1セットアップ応答を受信したeNB100は、当該UE300に対応するプリザベーション処理のタイマーをタイマー管理部123に設定し、起動する(S204)。
以上の処理により、各UE300のプリザベーション処理の開始時間/終了時間は、eNB100ではMME情報管理部122に、MME200ではモビリティ管理部222にそれぞれ登録されて管理される。
なお、プリザベーション処理の開始時間/終了時間は任意に決めてよい。
例えば、eNB100において、通信監視手段(不図示)により定常的に各UEの通信状態を監視し、通信の切断から次の発呼までの時間のログを蓄積しておいて、無通信状態となる確率が一番高い時間帯を統計的に決めるように構成してもよい。また、ユーザからの申告に基づいて決めるように構成してもよい。また、MME200が上記の統計的処理を行って決めるようにしてもよい。
このように、S1セットアップ要求とS1セットアップ応答の送受信によりeNB100とMME200の間のS1セットアップ手順が完了して、S1インターフェースはサービス中(on-service)状態になる。
次に、S1インターフェースの状態遷移とそれに関連するeNB100、MME200の動作について説明する。
図7はS1インターフェースの状態遷移とeNB100の関連動作を示す状態遷移図である。また、図8はS1インターフェースの状態遷移とMMEの関連動作を示す状態遷移図である。
プリザベーション処理を導入することにより、S1インターフェースは、サービス中(on-service)状態とスリープ(sleep)状態の2つの状態を持つことになる。サービス中状態はSCTPコネクションが接続されておりサービスがいつでも提供できる状態になっている状態で、スリープ状態はSCTPコネクションが切断されてリソースが解放されている状態である。
図7を参照して、S1インターフェースの状態遷移とそれに関連するeNB100の動作について説明する。
図6を参照して説明したように、各UE300のプリザベーション処理の開始時間が管理されている。そして、eNB100のMME情報管理部122が、あるUE300に対するプリザベーション処理の開始時間をタイマー管理部123のタイマー情報で検出すると(1−1)、そのUE300に対するS1プリザベーション要求をMME200に送信する。つまり、MME情報管理部122は、タイマー情報のイベントを状態遷移処理部121に入力する。状態遷移処理部121は、管理している対象UE300のS1インターフェースの遷移状態がサービス中状態ということで、S1プリザベーション要求の送信をメッセージ解析処理部112に指示する。そして、S1プリザベーション要求はメッセージ入出力部111から送信される。
S1プリザベーション要求を受信したMME200が、このプリザベーション要求を承認した旨をeNB100に返答するためにS1プリザベーション応答を送信する。eNB100はこのS1プリザベーション応答を受信する(1−2)。eNB100は、MME200からS1プリザベーション応答を受信すると、SCTPコネクションを切断する。SCTPコネクションの切断によりS1インターフェースはスリープ状態になる。つまり、メッセージ解析処理部112は、メッセージ入出力部111から通知されたS1プリザベーション応答を状態遷移処理部121に入力する。状態遷移処理部121は、管理しているS1インターフェースの遷移状態がサービス中状態ということで、SCTPコネクションの切断をメッセージ解析処理部112に指示する。そして、S1インターフェースをスリープ状態に遷移させる。
なお、このとき、eNB100とMME200の双方は、IPアドレス、ポート番号、トラッキングエリア識別子、eNB識別子等を含むコンテキスト情報を削除することなく、そのまま保持しておく。
S1インターフェースがスリープ状態において、eNB100は所定のイベントを検出するとSCTPコネクションを再設定して、S1インターフェースをサービス中状態に戻す処理を行う。
まず、第1のイベントは、予め設定してあるプリザベーション処理の終了時間をタイマー管理部123のタイマー情報で検出した場合である(1−3a)。そして、第2のイベントは、UE300と接続されている無線リンクからUE300の発呼があったことを検出した場合である(1−3b)。
eNB100は、それぞれの場合において、SCTPコネクションを再設定して、S1ウェークアップ要求をMME200に送信する。つまり、第1のイベントまたは第2のイベントは状態遷移処理部121に入力される。状態遷移処理部121は、管理している対象UE300のS1インターフェースの遷移状態がスリープ状態ということで、SCTPコネクションの再設定とS1ウェークアップ要求の送信をメッセージ解析処理部112に指示する。そして、スリープ期間が終了したことを通知するS1ウェークアップ要求がメッセージ入出力部111から送信される。
S1ウェークアップ要求を受信したMME200が、このウェークアップ要求を承認した旨をeNB100に返答するためにS1ウェークアップ応答を送信する。eNB100はこのS1ウェークアップ応答を受信する(1−4)。eNB100は、MME200からS1ウェークアップ応答を受信すると、S1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移させる。つまり、メッセージ解析処理部112は、メッセージ入出力部111から通知されたS1ウェークアップ応答を状態遷移処理部121に入力する。状態遷移処理部121は、管理しているS1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移させる。
なお、SCTPコネクションを再設定してS1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移するとき、コンテキスト情報はスリープ状態に遷移する前に保持した情報を使用する。
一方、スリープ状態においてMME200があるUE300宛の着呼を検出したことにより、MME200からS1ウェークアップ要求を送信してくることがある(1−3c)。この場合、eNB100は、S1ウェークアップ応答をMME200に送信して、S1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移させる。つまり、メッセージ解析処理部112は、メッセージ入出力部111から通知されたS1ウェークアップ要求を状態遷移処理部121に入力する。状態遷移処理部121は、管理している対象UE300のS1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移させ、メッセージ解析処理部112にS1ウェークアップ応答の送信を指示する。そして、S1ウェークアップ応答がメッセージ入出力部111から送信される。
以上が、S1インターフェースの状態遷移とそれに関連するeNB100の動作である。
次に、図8を参照して、S1インターフェースの状態遷移とそれに関連するMME200の動作を説明する。
MME200においても、図6を参照して説明したように、各UE300のプリザベーション処理の開始時間/終了時間が登録されている。そして、あるUE300に対するプリザベーション処理の開始を通知するS1プリザベーション要求をeNB100から受信する(2−1)。
MME200では、メッセージ解析処理部212がメッセージ入出力部211から通知されたS1プリザベーション要求を状態遷移処理部221に入力する。状態遷移処理部221は、管理している対象UE300のS1インターフェースの状態がサービス中状態であることと、モビリティ管理部222で対象UE300のプリザベーション処理に関する時間が登録されていることを確認する。
そして、状態遷移処理部221は、このプリザベーション処理を承認した旨のS1プリザベーション応答の送信をメッセージ解析処理部212に指示する。S1プリザベーション応答はメッセージ入出力部211から送信される。また、状態遷移処理部221は、S1インターフェースの状態をスリープ状態に遷移させる。なお、このとき、コンテキスト情報を削除することなく、そのまま保持しておくことは前述したとおりである。
S1インターフェースがスリープ状態において、UE300への着呼がネットワーク側から通知されると(2−2b)、MME200はSCTPコネクションを再設定して、S1インターフェースをサービス中状態に戻す処理を行う。
この場合、MME200はSCTPコネクションを再設定して、S1ウェークアップ要求をeNB100に送信する。つまり、着呼検出のイベントが状態遷移処理部221に入力される。状態遷移処理部221は、管理している対象UE300のS1インターフェースの遷移状態がスリープ状態ということで、SCTPコネクションの再設定とS1ウェークアップ要求の送信をメッセージ解析処理部212に指示する。そして、S1ウェークアップ要求がメッセージ入出力部211から送信される。
S1ウェークアップ要求を受信したeNB100が、このウェークアップ要求を承認した旨をMME200に返答するためにS1ウェークアップ応答を送信する。MME200はこのS1ウェークアップ応答を受信する(2−3)。MME200は、eNB100からS1ウェークアップ応答を受信すると、S1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移させる。つまり、メッセージ解析処理部212は、メッセージ入出力部211から通知されたS1ウェークアップ応答を状態遷移処理部221に入力する。状態遷移処理部221は、管理している対象UE300のS1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移させる。
なお、SCTPコネクションを再設定してS1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移するとき、コンテキスト情報はスリープ状態に遷移する前に保持した情報を使用する。
また、前述したように、S1インターフェースがスリープ状態において、eNB100からS1ウェークアップ要求を受信する場合もある(2−2a)。この場合は、S1ウェークアップ応答をeNB100に送信して、S1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移させる。つまり、メッセージ解析処理部212は、メッセージ入出力部211から通知されたS1ウェークアップ要求を状態遷移処理部221に入力する。状態遷移処理部221は、管理している対象UE300のS1インターフェースの状態をサービス中状態に遷移させ、メッセージ解析処理部212にS1ウェークアップ応答の送信を指示する。そして、S1ウェークアップ応答がメッセージ入出力部211から送信される。
以上が、S1インターフェースの状態遷移とそれに関連するMME200の動作である。
続いて、上述したプリザベーション処理の流れを図9〜11のシーケンス図を用いて説明する。
図9は、プリザベーション処理実行中にプリザベーション処理の終了時間を検出した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、S1インターフェースがサービス中状態のときに、eNB100のタイマー管理部123が、あるUE300のプリザベーション処理の開始時間を検出することで処理が始まる(S301)。
eNB100は、プリザベーション処理の開始を通知するS1プリザベーション要求をMME200に送信する(S302)。
MME200は、管理している対象UE300のS1インターフェースの遷移状態がサービス中状態ということ、およびそのUE300に関するプリザベーション処理の開始時間/終了時間が登録されていることを確認する。そして、MME200は、このプリザベーション要求を承認した旨をeNB100に返答するためのS1プリザベーション応答を送信する(S303)。
eNB100は、MME200からS1プリザベーション応答を受信すると、SCTPコネクションを切断する(S304)。なお、このとき、eNB100とMME200の双方は、対象となるUE300に関するコンテキスト情報を削除することなく、そのまま保持しておく。
SCTPコネクションの切断によりS1インターフェースはスリープ状態になる。
S1インターフェースがスリープ状態において、eNB100は予め設定してあるプリザベーション処理の終了時間をタイマー管理部123のタイマー情報で検出する(S305)。
eNB100は、SCTPコネクションを再設定する(S306)。そして、スリープ期間が終了したことを通知するS1ウェークアップ要求をMME200に送信する(S307)。
S1ウェークアップ要求を受信したMME200は、このウェークアップ要求を承認した旨をeNB100に返答するためにS1ウェークアップ応答を送信する(S308)。
これにより、S1インターフェースはサービス中状態に復帰する。
なお、SCTPコネクションを再設定してS1インターフェースをサービス中状態に復帰させるとき、コンテキスト情報はスリープ状態に遷移する前に保持した情報を使用することは前述したとおりである。
また、eNB100は、このS1ウェークアップ要求に、イニシャル・コンテキスト設定手順におけるイニシャル・コンテキスト設定要求(Initial Context Setup Request)に対応する情報を追加してMME200に送信するように構成してもよい。そのような構成にすれば、S1ウェークアップ要求とイニシャル・コンテキスト要求を同時に送信することが可能となる。
図10は、プリザベーション処理実行中にUE300の発呼を検出した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
つまり、S1インターフェースがスリープ期間に入った状態で、プリザベーション処理の終了時間に達する前にUE300からの発呼を検出した場合の処理の流れである。
S401〜S404の処理は、図9におけるS301〜S304の処理と同じなので説明を省略する。
eNB100は、UE300と接続されている無線リンクからUE300の発呼があったことを検出する(S405)。この場合、eNB100のタイマー管理部123は規定された終了時間を計時中である。そこで、それ以上の計時は必要ないので、タイマー管理部123のタイマーの計時を停止させる(S406)。
以降の処理は、図9のS306〜S308の処理と同じである。
つまり、eNB100は、SCTPコネクションを再設定する(S407)。そして、スリープ期間が終了したことを通知するS1ウェークアップ要求をMME200に送信する(S408)。
S1ウェークアップ要求を受信したMME200は、このウェークアップ要求を承認した旨をeNB100に返答するためにS1ウェークアップ応答を送信する(S409)。
これにより、S1インターフェースはサービス中状態に復帰する。
図11は、プリザベーション処理実行中にUE300への着呼を検出した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
つまり、S1インターフェースがスリープ期間に入った状態で、プリザベーション処理の終了時間に達する前に、MME200がUE300への着呼を検出した場合の処理の流れである。
S501〜S504の処理は、図9におけるS301〜S304の処理と同じなので説明を省略する。
S1インターフェースがスリープ状態において、MME200はUE300への着呼をネットワーク側からの通知で検出する(S505)。
MME200は、SCTPコネクションを再設定する(S506)。そして、スリープ期間が終了したことを通知するS1ウェークアップ要求をeNB100に送信する(S507)。
なお、MME200は、このS1ウェークアップ要求に、着呼先のUE300を呼び出すためのページング情報を相乗りさせてeNB100に送信するように構成してもよい。そのような構成にすれば、別途ページングメッセージを送信する必要がなくなり、効率的である。
S1ウェークアップ要求を受信したeNB100は、タイマー管理部123の対応するUE300のタイマーの計時を停止させる(S508)。そして、このウェークアップ要求を承認した旨をMME200に返答するためにS1ウェークアップ応答を送信する(S509)。
これにより、S1インターフェースはサービス中状態に復帰する。
以上が、シーケンス図を用いたプリザベーション処理の流れの説明である。
さらに、上述したプリザベーション処理において、プリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定を変更する処理の流れを、図12と図13のシーケンス図を参照して説明する。
プリザベーション処理の開始時間/終了時間は、図6を参照して説明したS1セットアップ手順の中で、S1セットアップ要求とS1セットアップ応答の送受信によりeNB100とMME200に設定される。この設定済みの情報を変更するために、コンフィグレーション・アップデート(Configuration Update)とコンフィグレーション・アップデート承認(Configuration Update Acknowledge)のメッセージが使われる。
図12は、MME200側からプリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定を変更する処理の流れを示すシーケンス図である。
この処理は、MME200が各UE300の通信傾向を統計的に処理してプリザベーション処理の実行開始/終了時間を決定する機能を備えているような場合に適用される。そして、ユーザの通信傾向が大きく変わり、無通信となる時間帯を変更する場合に使われる。
MME200は、変更するプリザベーション処理の開始時間/終了時間をMMEコンフィグレーション・アップデートに設定してeNB100に送信する(S601)。
MMEコンフィグレーション・アップデートを受信したeNB100は、対応するUE300のプリザベーション処理の開始時間/終了時間を通知された時間に更新する(S602)。さらに、タイマー管理部123の対応するタイマーの設定値を変更する(S603)。
上記処理を行ったeNB100は、MMEコンフィグレーション・アップデート承認をMME200に対して送信する(S604)。
MMEコンフィグレーション・アップデート承認を受信したMME200は、MME200で管理しているプリザベーション処理の開始時間/終了時間を更新する(S605)。
次に、eNB100から更新情報を通知する処理の流れを説明する。
図13は、eNB100側からプリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定を変更する処理の流れを示すシーケンス図である。
この処理は、eNB100が各UE300の通信傾向を統計的に処理してプリザベーション処理の実行開始/終了時間を決定する機能を備えているような場合に適用される。そして、ユーザの通信傾向が大きく変わり、無通信となる時間帯を変更する場合に使われる。
eNB100は、変更するプリザベーション処理の開始時間/終了時間をeNBコンフィグレーション・アップデートに設定してMME200に送信する(S701)。
eNBコンフィグレーション・アップデートを受信したMME200は、対応するUE300のプリザベーション処理の開始時間/終了時間を通知された時間に更新する(S702)。そして、eNBコンフィグレーション・アップデート承認をeNB100に対して送信する(S703)。
MME200からeNBコンフィグレーション・アップデート承認を受信したeNB100は、eNB100で管理しているプリザベーション処理の開始時間/終了時間を更新する(S704)。さらに、eNB100は、タイマー管理部123の対応するタイマーの設定値を変更する(S705)。
以上がプリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定を変更する処理の流れの説明である
また、上述した第2の実施形態の移動通信システムの変形例を説明する。
この変形例は、S1インターフェースがスリープ状態のとき、たとえUE300にネットワーク側から着呼があったとしても、所定の優先度の着呼だけを受け付けるように構成する。このように構成することにより、スリープ中は緊急の着呼のみに対応するだけでよいサービスを提供することができる。
これは、図6を参照して説明したS1セットアップ手順で使われるS1セットアップ要求に、プリザベーション処理の開始時間/終了時間の設定情報に加えて許容ページング優先度(Allowable Paging Priority)を含めるように構成すればよい。これにより、MME200は、対象となるUE300に対してプリザベーション処理の開始時間/終了時間に加えて許容ページング優先度情報を登録する。
そして、図11を参照して説明したスリープ中にMME200が着呼を検出する処理において、ネットワーク側から通知される着呼情報に含まれるページング優先度を識別するように構成する。そして、許容ページング優先度よりも高い優先度の着呼に対してのみスリープ状態を終了させる処理を行うように構成すればよい。
以上に説明したように、本実施形態の移動通信システムは、プリザベーション処理を新たに導入して、UE300が無通信状態のときにS1インターフェースのSCTPコネクションを切断してリソースを解放するようにした。そのため、本実施形態の移動通信システムは、eNB100とMME200の間のS1インターフェースのリソースを有効に活用することができる。
そして、コネクション切断の際に、コンテキスト情報を保持しておき、所定のイベントを検出してコネクションを再設定する際にそのコンテキスト情報を使用するようにした。そのため、本実施形態の移動通信システムは、たとえコネクションを切断していても、再設定が必要なときには遅延無くコネクションの再設定ができる。
このような本実施形態の移動通信システムは、特に、eNB100とMME200との間の伝送区間の帯域が狭い環境下や、MME200の設置数に対してeNB100の設置数が多い環境下において使用することにより、大きな効果を奏する。
また、このプリザベーション処理を実行するに当たって、S1−APの既存のメッセージに追加パラメータとして必要情報を付加するとともに、S1プリザベーション・メッセージとして4つのメッセージを新規に定義した。そのため、それほど大きな回路変更をすることなく、上述したプリザベーション処理を実現することができる。
1、2 移動通信システム
10 無線基地局
11、21 メッセージ送受信手段
12、22 プリザベーション実行手段
20 モビリティ管理局
30 移動端末
100 eNB
111、211 メッセージ入出力部
112、212 メッセージ解析処理部
121、221 状態遷移処理部
122 MME情報管理部
123 タイマー管理部
222 モビリティ管理部

Claims (10)

  1. 移動端末と第1のリンクで接続される無線基地局と、前記無線基地局と第2のリンクで接続され前記移動端末の呼接続制御および待ち受け時の位置(モビリティ)管理をするモビリティ管理局とを備え、
    前記無線基地局と前記モビリティ管理局のそれぞれは、
    前記移動端末による通信が所定の時間行われない無通信状態のときに、前記第2のリンクの第1のプロトコルのコネクションを切断し、所定イベントの発生時に再設定するプリザベーション処理を実行するプリザベーション実行手段と、
    前記プリザベーション処理の実行にかかわる情報を前記第2のリンクの第2のプロトコルのメッセージを用いて前記無線基地局と前記モビリティ管理局との間で相互に送受信するメッセージ送受信手段と、を有し、
    前記プリザベーション実行手段は、前記コネクションを切断する際には前記移動端末にかかわる接続情報および接続制御情報を含むコンテキスト情報を保持し、前記コネクションを再設定する際には当該保持している前記コンテキスト情報を用いる
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記第2のリンクは、LTE(Long Term Evolution)方式のS1インターフェースであって、前記第1のプロトコルはSCTP(Stream Control Transport Protocol)で、前記第2のプロトコルはS1−AP(S1 Application Protocol)であって、
    前記プリザベーション実行手段は、前記SCTPのコネクションが切断された状態を前記S1インターフェースのスリープ状態および前記SCTPのコネクションが設定された状態を前記S1インターフェースのサービス中状態として管理する状態遷移処理部を含み、
    前記メッセージ送受信手段は、前記プリザベーション処理の実行にあたって、前記プリザベーション処理の開始を通知するメッセージと前記プリザベーション処理の終了を通知するメッセージを前記S1−APのメッセージに追加して管理するメッセージ解析処理部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記無線基地局の前記メッセージ送受信手段は、前記移動端末に対する前記プリザベーション処理の開始時間および終了時間を、前記S1−APの既存のメッセージのS1セットアップ要求に追加パラメータとして含めて送信して、前記モビリティ管理局に伝達し、
    前記無線基地局の前記状態遷移処理部は、前記S1インターフェースが前記サービス中状態で前記プリザベーション処理の開始時間検出の入力があると、前記無線基地局の前記メッセージ送受信手段に、前記S1−APに追加したメッセージのS1プリザベーション要求の送信により前記プリザベーション処理の開始を前記モビリティ管理局に伝達することを指示し、前記モビリティ管理局から前記S1プリザベーション要求に対するS1プリザベーション応答の受信があると、前記無線基地局の前記メッセージ送受信手段に前記SCTPのコネクションの切断を指示し、前記S1インターフェースを前記スリープ状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記無線基地局の前記状態遷移処理部は、前記S1インターフェースが前記スリープ中状態で、前記所定イベントとして前記プリザベーション処理の終了時間検出の入力または前記移動端末からの発呼検出の入力があると、前記無線基地局の前記メッセージ送受信手段に、前記SCTPのコネクションの再設定を指示し、前記S1−APに追加したメッセージのS1ウェークアップ要求の送信により前記プリザベーション処理の終了を前記モビリティ管理局に伝達することを指示し、前記モビリティ管理局から前記S1ウェークアップ要求に対するS1ウェークアップ応答の受信があると、前記S1インターフェースを前記サービス中状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  5. 前記モビリティ管理局の前記状態遷移処理部は、前記S1インターフェースが前記スリープ中状態で、前記所定イベントとして前記移動端末への着呼検出の入力があると、前記モビリティ管理局の前記メッセージ送受信手段に、前記SCTPのコネクションの再設定を指示し、前記S1−APに追加したメッセージのS1ウェークアップ要求の送信により前記プリザベーション処理の終了を前記無線基地局に伝達することを指示し、前記無線基地局から前記S1ウェークアップ要求に対するS1ウェークアップ応答の受信があると、前記S1インターフェースを前記サービス中状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  6. 移動端末と第1のリンクで接続される無線基地局と、前記無線基地局と第2のリンクで接続され前記移動端末の呼接続制御および待ち受け時の位置(モビリティ)管理をするモビリティ管理局との間で、前記移動端末による通信が所定の時間行われない無通信状態のときに、前記第2のリンクの第1のプロトコルのコネクションを切断し、所定イベントの発生時に再設定するプリザベーション処理の実行を規定し、
    前記プリザベーション処理の実行にかかわる情報を前記第2のリンクの第2のプロトコルのメッセージを用いて前記無線基地局と前記モビリティ管理局との間で相互に送受信し、
    前記プリザベーション処理の実行により、前記コネクションを切断する際には前記移動端末にかかわる接続情報および接続制御情報を含むコンテキスト情報を保持し、前記コネクションを再設定する際には当該保持している前記コンテキスト情報を用いる
    ことを特徴とする移動通信方法。
  7. 前記第2のリンクは、LTE(Long Term Evolution)方式のS1インターフェースであって、前記第1のプロトコルはSCTP(Stream Control Transport Protocol)で、前記第2のプロトコルはS1−AP(S1 Application Protocol)であって、
    前記SCTPのコネクションが切断された状態を前記S1インターフェースのスリープ状態および前記SCTPのコネクションが設定された状態を前記S1インターフェースのサービス中状態として管理し、
    前記プリザベーション処理の実行にあたって、前記プリザベーション処理の開始を通知するメッセージと前記プリザベーション処理の終了を通知するメッセージを前記S1−APのメッセージに追加して管理する
    ことを特徴とする請求項6に記載の移動通信方法。
  8. 前記移動端末に対する前記プリザベーション処理の開始時間および終了時間を、前記S1−APの既存のメッセージのS1セットアップ要求に追加パラメータとして含めて前記無線基地局から前記モビリティ管理局に送信し、
    前記S1インターフェースが前記サービス中状態で、前記無線基地局において、前記プリザベーション処理の開始時間を検出すると、前記S1−APに追加したメッセージのS1プリザベーション要求を送信して前記プリザベーション処理の開始を前記モビリティ管理局に伝達し、
    前記モビリティ管理局から前記S1プリザベーション要求に対するS1プリザベーション応答を前記無線基地局が受信すると、前記SCTPのコネクションを切断して、前記S1インターフェースを前記スリープ状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の移動通信方法。
  9. 前記S1インターフェースが前記スリープ中状態で、前記無線基地局で前記所定イベントとして前記プリザベーション処理の終了時間の検出または前記移動端末からの発呼の検出があると、前記SCTPのコネクションを再設定して、前記S1−APに追加したメッセージのS1ウェークアップ要求を送信して前記プリザベーション処理の終了を前記モビリティ管理局に伝達し、
    前記モビリティ管理局から前記S1ウェークアップ要求に対するS1ウェークアップ応答を前記無線基地局が受信すると、前記S1インターフェースを前記サービス中状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の移動通信方法。
  10. 前記S1インターフェースが前記スリープ中状態で、前記モビリティ管理局で前記所定イベントとして前記移動端末への着呼を検出すると、前記SCTPのコネクションを再設定して、前記S1−APに追加したメッセージのS1ウェークアップ要求を送信して前記プリザベーション処理の終了を前記無線基地局に伝達し、
    前記無線基地局から前記S1ウェークアップ要求に対するS1ウェークアップ応答を前記モビリティ管理局が受信すると、前記S1インターフェースを前記サービス中状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の移動通信方法。
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