JP2001216979A - 固体高分子型燃料電池セパレータ用パッキング材 - Google Patents
固体高分子型燃料電池セパレータ用パッキング材Info
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
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- Fuel Cell (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
型燃料電池セパレータに係り、特に、長期の使用が可能
なセパレータ用パッキング材を提供する。 【解決手段】 固体高分子型燃料電池セパレータの少な
くとも片側周縁部に被覆するパッキング材であって、そ
のパッキング材が次のA液とB液とを架橋反応させてな
る付加型液状シリコーンからなり、補強剤としてビニル
基含有シリコーンレジンを5〜90質量%含有すること
を特徴とする固体高分子型燃料電池セパレータ用パッキ
ング材。 【化1】 【化2】
Description
して使用できる固体高分子型燃料電池セパレータに係
り、特に、長期の使用が可能で成形性にも優れたセパレ
ータ用パッキング材に関する。
料電池の開発が活発に行われており、特に、燃料電池と
しては小型、軽量化の要求から固体高分子型燃料電池が
検討されている。このような電池用のセパレータとして
は、より一層小型化が要求され、また多数のセパレータ
を重ね合わせて使用することから耐久性に優れ、長期間
使用できるセパレータ用パッキング材が要求されてい
る。
て、成形性、耐熱性、弾性に優れたシリコーンゴム製の
パッキング材が主に使用されている。更にシリコーンゴ
ムとしてはより一層成形性に優れた二液タイプの付加型
溶液状シリコーン樹脂が使用されている。
イプの付加型液状シリコーン樹脂では確かに成形性は優
れているが、長期の弾性を維持することが出来ず、耐久
性に劣るという問題があった。
解決したもので、その要旨は 固体高分子型燃料電池セ
パレータの少なくとも片側周縁部に被覆するパッキング
材であって、そのパッキング材が次のA液とB液とを架
橋反応させてなる付加型液状シリコーンからなり、補強
剤としてビニル基含有シリコーンレジンを5〜90質量
%含有することを特徴とする固体高分子型燃料電池セパ
レータ用パッキング材である。
本発明に使用される液状樹脂は、上記に示した化学構造
式のA液及びB液を用い、通常この二液は成形直前に混
合し、この混合時に触媒として通常白金系触媒が使用さ
れる。本発明においては、上記A液及びB液中に含まれ
る補強剤として通常用いられるシリカ(比表面積≧80
m2/g)や珪素土、石英粉の代わりにビニル基含有シ
リコーンレジン5〜90質量%含有することで、パッキ
ング材として優れた特性を有することを見出したもので
ある。
分子型燃料電池に使用される高分子電解質膜の末端スル
ホン基から解離する水素イオンによって、補強剤シリカ
とシリコーン樹脂との相互作用が消滅し、シリコーン樹
脂の強度が低下して劣化し易いという問題がある。しか
し、補強剤として本発明のビニル基含有シリコーンレジ
ンを使用すると、ビニル基の付加反応によりシリコーン
樹脂と強固に結合するため、解離した水素イオンに対し
て劣化され難いという特徴がある。
レジンは、オルガノシラン類を共加水分解し重合して得
られる三次元網状構造を持ったポリマーであり、少なく
とも1個のビニル基を有するものであり、具体的な構造
例は次の通りであるがこれに限定されるものではない。
有量はシリコーン樹脂全体の5〜90質量%の範囲が好
ましく、特に好ましいのは5〜30質量%の範囲であ
る。含有量が5質量%未満であると補強剤として少なす
ぎて強度が発現せず、また90質量%を越える含有量の
ものは硬く脆くなるという問題がある。
ッキング材の成型方法は射出成形方法やプレス成型方法
によればよく、セパレータ本体にステンレス鋼板、アル
ミ板等の金属薄板を使用するものは、金型内に金属薄板
を保持して樹脂を射出するインサート成型法が好適に採
用できる。
5〜1.0mmの範囲が好適であり、0.05mm未満
では正確な成形がしずらく又弾力効果が出にくいのでパ
ッキング材としての具備すべき性質として多少見劣りが
する。また1.0mmを越えるものでは特に固体高分子
型燃料電池のセパレータ用としての用途では小型化しず
らく、コスト高となる。
を30〜70、好ましくは50〜60の範囲がよい。硬
度の測定方法はJISK6301 スプリング式硬さ試
験A形に準拠して行う。この硬度が30未満では柔らか
すぎてパッキング性能が劣り、また70を越えると硬く
なりすぎて弾力性に欠ける。
す如く、A液及びB液(質量比でA液:B液=1:1)
中にそれぞれ、強化剤として煙霧質シリカ(乾式シリ
カ)13質量%を添加した試料No1、沈降シリカ(湿
式シリカ)13質量%を添加した試料No2、及びビニ
ル基含有シリコ−ンレジン15質量%を添加した試料N
o3、の原料を作成した。
原料を使用して下記方法にてパッキング材を得た。原料
をビーカー中で攪拌混合し、2時間真空乾燥機中で真空
脱泡した。その後、所定形状(100mm×100mm
×0.5mm)の金型に充填し、再度2時間真空乾燥機
中で真空脱泡した。次に上型で蓋をしプレス機を用いて
150℃の加熱温度で8.82×106Paの圧力で1
0分間加圧した。その後、200℃で4時間乾燥(二次
加硫)し得られたシートを1cm×2cmの試験片に打
ち抜いた。得られた試験片につき、マイクロウェーブ耐
久試験を行い、その結果を表1に示した。
3枚と1規定(N)硫酸10mlを四フッ化エチレン樹
脂(テフロン(登録商標))製容器に入れる。 さらに上記容器をポリエーテルイミド樹脂(ウルテ
ム)製耐熱容器に入れキャップを取り付け密閉した後、
これをマイクロウェーブオーブンに入れる。 マイクロウェーブの条件を出力40%(20W)、時
間60分に設定、圧力コントロール値を6.9×105
Pa(100psi)に各々設定して、試験片を加熱す
る。 加熱終了後、容器を室温まで冷却し、試験片を1枚取
り出しサンプリングする(試験1回目)。 再び上記〜を繰り返し、試験片を1枚取り出しサ
ンプリングする(試験2回目)。 さらに再び、上記〜を繰り返し、試験片を1枚取
り出しサンプリングする(試験3回目)。 尚、上記マイクロウェーブ装置は、CEM社(米国)製
圧力コントロールマイクロウェーブオーブンDS−20
00を使用した。
一部白濁しているものを△、全面に白濁しているしてい
るものを×とした。
してビニル基含有シリコーンレジンを添加して作成した
試料No3はマイクロウェーブ試験を3回(180分)
繰り返しても、白濁等の外観的変化は見られず長期の耐
久性に優れ手いることが分かる。これに対して、補強剤
としてシリカを添加した試料No1およびNo2はマイ
クロウェーブ試験2回目で試験片に白濁が見られ耐久性
に劣っていることが分かる。
は、長期間弾性を維持できて耐久性に優れており、長期
の使用が可能な固体高分子型燃料電池のセパレータ用パ
ッキング材として好適に使用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 固体高分子型燃料電池セパレータの少な
くとも片側周縁部に被覆するパッキング材であって、そ
のパッキング材が次のA液とB液とを架橋反応させてな
る付加型液状シリコーンからなり、補強剤としてビニル
基含有シリコーンレジンを5〜90質量%含有すること
を特徴とする固体高分子型燃料電池セパレータ用パッキ
ング材。 【化1】 【化2】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226786A JP2001216979A (ja) | 1999-11-24 | 2000-07-27 | 固体高分子型燃料電池セパレータ用パッキング材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-332783 | 1999-11-24 | ||
JP33278399 | 1999-11-24 | ||
JP2000226786A JP2001216979A (ja) | 1999-11-24 | 2000-07-27 | 固体高分子型燃料電池セパレータ用パッキング材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001216979A true JP2001216979A (ja) | 2001-08-10 |
Family
ID=26574296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000226786A Pending JP2001216979A (ja) | 1999-11-24 | 2000-07-27 | 固体高分子型燃料電池セパレータ用パッキング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001216979A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6713205B2 (en) | 2001-04-17 | 2004-03-30 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Sealing material for solid polymer fuel cell separator |
US6780535B2 (en) | 2001-11-12 | 2004-08-24 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel-cell separator sealing rubber composition |
US6875534B2 (en) | 2001-06-22 | 2005-04-05 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel-cell separator sealing rubber composition |
US7087338B2 (en) | 2002-02-28 | 2006-08-08 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel-cell separator sealing rubber composition |
US7482403B2 (en) | 2001-04-13 | 2009-01-27 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Sealing material for polymer electrolyte fuel-cell separator |
WO2017060999A1 (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 三菱電機株式会社 | 電気機器のケース及びその製造方法 |
-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000226786A patent/JP2001216979A/ja active Pending
Cited By (8)
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US10873233B2 (en) | 2015-10-08 | 2020-12-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Case of electric apparatus and manufacturing method therefor |
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