JP2001216846A - 端子付きテープ電線、その製造方法およびワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

端子付きテープ電線、その製造方法およびワイヤハーネスの製造方法

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JP2001216846A JP2000028332A JP2000028332A JP2001216846A JP 2001216846 A JP2001216846 A JP 2001216846A JP 2000028332 A JP2000028332 A JP 2000028332A JP 2000028332 A JP2000028332 A JP 2000028332A JP 2001216846 A JP2001216846 A JP 2001216846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反対側のコネクタ端子を間違って挿着するの
を防止する。 【解決手段】テープ電線2の長手方向一方端側に識別用
の切欠き部24を形成したため、この切欠き部24によ
ってテープ電線2の長手方向一方端側が容易に識別でき
て、従来のように反対側のコネクタ端子4aを間違って
ハウジング3b側に挿着するのを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両などの
配線に用いられ、テープ電線(例えばFFC;フレキシ
ブルフラットケーブルなど)の長手方向両側にコネクタ
端子が接続された端子付きテープ電線、その製造方法お
よび、端子付きテープ電線を用いたワイヤハーネスの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車のルーフなどの配線には、図1
0に示すようにワイヤハーネス100が用いられてい
る。ワイヤハーネス100は、テープ電線101の長手
方向両側にコネクタ102,103がそれぞれ接続され
て構成されている。テープ電線101は積層構造をして
いる。その積層構造は、図11に示すように、平行に配
設された複数本(図10および図11では2本)の平角
導体101a(例えばアルミニウム線や銅線など)に絶
縁テープ101bを上下から貼り合わせた構成となって
いる。テープ電線101のコネクタ102への接続は、
平角導体101aとコネクタ端子102aとのかしめ加
工時に、コネクタ端子102aの各接続片102cが絶
縁テープ101bを突き通して平角導体101aを両側
から抱くようにカールして更に平角導体101aに接続
するようになっている。
【0003】ワイヤハーネス100の製造は、まず、テ
ープ電線101の長手方向両側の平角導体101aとコ
ネクタ端子102aとをかしめ加工にて接続する。次
に、図12に示すように、コネクタ端子102aが接続
されたテープ電線101を、各ワイヤハーネス100の
布線(配線パターン)に応じた折り曲げ位置A,Bなど
にて折り曲げる。さらに、各折り曲げられたコネクタ端
子102a付きのテープ電線101の一方端側を一まと
めにして、それらのコネクタ端子102aをハウジング
102b内に挿着する。また、各テープ電線101の他
方端側のコネクタ端子103aを各ハウジング103b
内にそれぞれ挿着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、図12に示すように、テープ電線101が中
央部近傍の例えば折り曲げ位置Aで折り曲げられている
場合、このテープ電線101の両端が一見して識別でき
ないため、テープ電線101の一方端側のコネクタ端子
102aをハウジング102b内に挿着すべきところ、
反対側(他方端側)のコネクタ端子103aを間違えて
ハウジング102b内に挿着してしまう虞がある。反対
側のコネクタ端子103aをハウジング102b内に挿
着すると、配線パターンが合わなくなって、車のルーフ
などの所定箇所に組み込めなくなる。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、反対側のコネクタ端子を間違って挿着するのを防止
することができる端子付きテープ電線、その製造方法お
よびワイヤハーネスの製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の端子付きテープ
電線は、テープ電線の長手方向両側にコネクタ端子が接
続された端子付きテープ電線において、テープ電線の長
手方向一方端の端縁に、長手方向一方端を他方端と識別
可能とする識別マークが形成されていることを特徴とす
るものである。この場合、テープ電線とは、複数本平行
に並んで配設された各導体線を可撓性絶縁材で被覆した
可撓性平型ケーブル(例えばFFC;フレキシブルフラ
ットケーブルを含む)である。また、この識別マークと
しては切欠きの他、識別孔や識別用の突き押しなどが考
えられる。
【0007】この構成により、端子付きテープ電線の長
手方向一方端側に識別マークが設けられているので、そ
の識別マークを基準にしてコネクタ端子のハウジング内
への挿着処理を行えば、反対側のコネクタ端子を間違っ
て挿着するのを防止することが可能となる。
【0008】また、好ましくは、本発明の端子付きテー
プ電線の製造方法において、請求項1記載の端子付きテ
ープ電線の製造方法であって、テープ電線とコネクタ端
子とをプレスにより加締め加工して接続するときに、テ
ープ電線の端部をプレス加工して識別マークとしての切
欠きを形成する。また、好ましくは、本発明の端子付き
テープ電線の製造方法は、テープ電線の長手方向端部を
コネクタ端子の挿着処理用の所定形状にレーザ加工する
レーザ加工工程と、テープ電線の長手方向両端末にコネ
クタ端子を接続する端子接続工程とを有した請求項1記
載の端子付きテープ電線の製造方法であって、レーザ加
工工程時に、識別マークとして切欠きをレーザ加工して
形成する。
【0009】この構成により、コネクタ端子の加締め工
程や、テープ電線端末のレーザ加工工程と同時に切欠き
を識別マークとして容易に形成することが可能となる。
この場合、テープ電線の一方端識別用の切欠きを形成す
るのに新たなる余分な加工工程を必要としない。
【0010】また、好ましくは、本発明のワイヤハーネ
スの製造方法において、請求項1記載の端子付きテープ
電線のコネクタ端子を、識別マークを基準としてコネク
タハウジング内に挿着作業してワイヤハーネスを製造す
る。
【0011】この構成により、端子付きテープ電線の識
別マークを基準にしてコネクタ端子のコネクタハウジン
グ内に挿着作業を行ってワイヤハーネスを製造するの
で、反対側のコネクタ端子を間違って挿着するのを防止
することが可能となり、正確かつ素早くワイヤハーネス
を製造することができる。
【0012】さらに、好ましくは、本発明のワイヤハー
ネスの製造方法において、識別マークを基準としてテー
プ電線を所定箇所で折り曲げる折り曲げ処理を布線前処
理として行う。
【0013】この構成により、ワイヤハーネスの配線パ
ターンに応じてテープ電線を所定箇所で折り曲げる際
に、識別マークを基準としてテープ電線を折り曲げるよ
うにすれば、テープ電線が中央部近傍位置で折り曲げら
れるような両端部の識別がし難い場合であっても、テー
プ電線の一方端側と他方端側との区別が明確な状態で折
り曲げられる。
【0014】さらに、好ましくは、本発明のワイヤハー
ネスの製造方法において、折り曲げ処理を複数のテープ
電線に対して行い、複数のテープ電線の識別マークをそ
れぞれ基準として、複数のテープ電線を配線パターンに
従ってまとめて、コネクタ端子のコネクタハウジング内
への挿着処理を行う。
【0015】この構成により、複数の端子付きテープ電
線の識別マークをそれぞれ基準として複数の端子付きテ
ープ電線をまとめるので、間違うことなく容易かつ素早
く端子付きテープ電線を配線パターンに従ってまとめる
ことが可能となって、ワイヤハーネスを間違うことなく
容易かつ素早く製造することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に適応されるワイヤ
ハーネスの実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態におけるワイヤハーネスの布
線前処理の途中状態を示す斜視図である。図1におい
て、ワイヤハーネス1は、配線パターンに応じてそれぞ
れ折り曲げられた複数のテープ電線2の長手方向両側に
コネクタ3,4がそれぞれ接続されて構成されている。
【0017】テープ電線2は、例えばアルミニウム線や
銅線などの例えば2本の細い平角導体21,22(例え
ば導電断面積が0.3mm2)が平行に並んで配設され
ており、それら平角導体21,22の上下方向から絶縁
テープ23で貼り合わされて構成されている。テープ電
線2の長手方向一方端(コネクタ3側)の幅方向一方縁
側、即ち、貼り合わされた絶縁テープ23の幅方向片側
(平角導体21,22の配設位置よりも外側)の適所
に、テープ電線2の長手方向一方端を識別するための識
別マークとして、切欠き部24が形成されている。この
絶縁テープ23の幅方向片側の適所とはコネクタ3の接
続位置の近傍である。また、切欠き部24の形状は半矩
形状である。
【0018】このワイヤハーネス1を製造する際には、
まず、テープ電線端末のレーザ加工工程として、図2お
よび図3に示すようにテープ電線2の長手方向両端末部
2a,2bをそれぞれコネクタ端子3a,4aの挿着処
理用の所定形状にそれぞれレーザ加工する。テープ電線
2の両端末部2a,2bのレーザによる切断形状は、幅
方向中央部にハウジング3b,4bの中央壁が挿脱可能
なスリット25がテープ電線2の長手方向に平行に形成
されており、その幅方向両側部26がハウジング3b,
4bの両側壁内に収容できる幅となるように除去加工さ
れている。
【0019】次に、端子圧着工程として、テープ電線2
の長手方向両端末部2a,2bにそれぞれコネクタ端子
3a,4aをそれぞれ接続する。テープ電線2の長手方
向端末部2aとコネクタ端子3aとの接続は、テープ電
線2の長手方向一方端の平角導体21,22とコネクタ
端子3aとを図4および図5に示すようなプレス加工機
5を用いて加締め加工する。このとき同時に、識別用の
切欠き部24がテープ電線2の平角導体21,22にか
からない程度のテープ電線2の幅方向一方端縁部であっ
て、テープ電線2の長手方向端末部から所定距離の位置
にプレス加工などで容易に切欠き加工するようになって
いる。プレス加工機5は、リール状に巻回されて連なっ
たコネクタ端子3aの各接続片3c(図3)を、テープ
電線2の平角導体21,22の下方側に位置させ、各接
続片3cおよびテープ電線2を加締め下型51(アンビ
ル)と加締め上型52(クリンパ)とで挟み込んで各接
続片3cを平角導体21,22にそれぞれ加締め加工す
ると共に、テープ電線2の幅方向一方端部に切欠き部2
4をプレス下型53の凹部53aとプレス上型54の切
欠き用突出部54aとで挟み込んで形成するようになっ
ている。また同様に、テープ電線2の長手方向端末部2
bの平角導体21,22とコネクタ端子4aとを加締め
加工するが、テープ電線2の長手方向他方端では、上記
したような切欠き部24の形成は行わない。つまり、こ
の場合には、プレス加工機5において、加締め下型51
と加締め上型52の駆動にプレス下型53とプレス上型
54とを連動させないようにすればよい。
【0020】さらに、布線前処理工程として、図6に示
すように、識別用の切欠き部24を基準として、専用図
板(図示せず)上の配線パターンに対応させて、両側に
コネクタ端子3a,4aが付いたテープ電線2を所定箇
所Aなどで折り曲げて所定の回路体を形成する。
【0021】また、図1に示すように、各種折り曲げら
れた複数のテープ電線2に対して、複数のテープ電線2
の各切欠き部24をそれぞれ基準として複数のテープ電
線2を総合配線パターンに従って一まとめにし、コネク
タ端子3aのハウジング3b内への挿着処理を行う。ま
た、同様に、コネクタ端子4aのハウジング4b内への
挿着処理を行う。
【0022】以上のように、図6に示すようにテープ電
線2の略中央の折り曲げ位置Aで折り曲げられた場合に
はテープ電線2の長手方向一方端側が識別し難いが、テ
ープ電線2の長手方向一方端側に切欠き部24を形成し
たため、この切欠き部24によってテープ電線2の長手
方向一方端側が容易に識別できて、従来のように反対側
のコネクタ端子4aを間違ってハウジング3b側に挿着
するのを防止することができる。
【0023】また、コネクタ端子3aの平角導体21,
22へのプレス加工機5による加締め加工工程と同時に
切欠き部24を同じくプレス加工機5で形成するように
したため、テープ電線2の一方端を識別する切欠き部2
4を形成するのに、新たなる余分な加工工程を必要とし
ない。
【0024】さらに、布線前処理工程として、各配線パ
ターンに応じてテープ電線2を所定箇所A,Bなどで折
り曲げる際に、切欠き部24を基準としてテープ電線2
を折り曲げるようにしたため、テープ電線2の一方端側
と他方端側とを明確にした状態で正確に折り曲げること
ができる。また、複数のテープ電線2を配線パターンに
従ってまとめてワイヤハーネス1を製造する場合にも、
間違うことなく容易かつ素早くワイヤハーネス1を製造
することができる。よって、ワイヤハーネス1としての
仕上がりも良好なものとなる。
【0025】なお、本実施形態では、切欠き部24の形
状は半矩形状としたが、これに限らず、三角形状、半円
形状、半長丸形状および半楕円形状などであってもよ
い。
【0026】また、本実施形態では、端子接続工程とし
て、テープ電線2の長手方向一方端にコネクタ端子3a
を接続すると同時に、プレス加工などで切欠き部24を
形成するようにしたが、この代わりに、テープ電線2の
長手方向両端末2a,2bをそれぞれコネクタ端子3
a,4aの挿着処理用の所定形状にレーザ加工機にて切
り取るレーザ加工工程時に、切欠き部24を同じレーザ
加工機でレーザ加工して形成するようにしてもよい。こ
の場合も、工数を特に増やすことなく低コストで端部識
別用のマーキングができる一例として、図7には、テー
プ電線2の長手方向端末部2aにおいて、テープ電線2
の絶縁被覆部29を除去するレーザ加工処理を行う時に
位置決め用の印としての鋸歯状(三角形状)の切欠き部
27を形成した場合を示している。
【0027】上記したコネクタ端子3a,4aの挿着処
理用の所定端末形状にレーザ加工機にて切り取るレーザ
加工に代えて、この所定端末形状(端末スリットおよび
両側部の加工)をプレス加工してもよく、このプレス加
工と同時に切欠き部24をプレス加工するようにしても
よい。この場合には、テープ電線2の端末形状のプレス
加工とコネクタ端子接続用の加締め加工とを同時に行う
と金型が複雑になるため、テープ電線2の端末形状と切
欠き部24の同時のプレス加工とは別工程でコネクタ端
子接続用の加締め加工を行う必要がある。
【0028】さらに、本実施形態では、テープ電線2の
長手方向一方端(コネクタ3側)のみ、その幅方向一方
縁側に識別マークとしての切欠き部24を形成したが、
これに限らず、図8に示すように、テープ電線2の長手
方向両端(コネクタ3,4側)の幅方向一方縁側(同一
側)に識別マークとしての切欠き部28を形成してもよ
い。この場合、切欠き部28によってテープ電線2の長
手方向一方端側を識別する方法は、例えば所定箇所Aで
折り曲げられたテープ電線2に対して図8の2点鎖線に
示す三角形Tを仮想した場合に、切欠き部28の位置が
三角形Tの内側を向いているか外側を向いているかによ
って判別するようにすればよい。
【0029】さらに、本実施形態では、テープ電線2の
長手方向一方端(コネクタ3側)の幅方向一方端縁側に
識別マークとしての切欠き部24を形成したが、これに
限らず、テープ電線2の長手方向一方端(コネクタ3
側)のみ、その幅方向両側縁部に識別マークとしての切
欠き部24を形成するようにしてもよい。
【0030】さらに、本実施形態では、例えば図6に示
すようにテープ電線2の長手方向両端部にそれぞれコネ
クタ端子3a,4aをそれぞれ接続し、コネクタ端子3
a,4aの上下方向が所定箇所Aで折り曲げたときに同
一の上下方向を向くように、折り曲げない真っ直ぐなテ
ープ電線2ではコネクタ端子3a,4aはその何れかが
上下逆方向に取り付けられている場合について説明した
が、図9に示すように、コネクタ端子3a,4aは上下
同一方向に取り付けられ、コネクタ端子3a,4aの上
下接続方向が所定箇所Aで折り曲げたときに上下逆方向
を向くようにコネクタ端子3a,4aをテープ電線2の
長手方向両端部にそれぞれ接続する場合にも上記本発明
を適用することができる。つまり、この場合には、図9
に示すテープ電線2においてその上下裏表が区別し難い
が、テープ電線2の長手方向一方端側に識別マークとし
ての切欠き部24を設ければ、上下裏表の区別も容易に
なり、反対側のコネクタ端子を間違ってハウジングに挿
着するのを防止することができる。
【0031】さらに、本実施形態では、コネクタ端子3
a,4aと平角導体21,22との接続を圧着によって
行ったが、これに限らず、コネクタ端子3a,4aと平
角導体21,22の接続をはんだ溶接、抵抗溶接および
超音波溶接などで行ってもよい。この場合には、平角導
体21,22とコネクタ端子3aとの加締め加工工程と
同時に、プレス加工などで切欠き部24を形成すること
ができないため、端末レーザ加工工程と同時に切欠き部
24をレーザ加工して形成すればよい。
【0032】さらに、本実施形態では、テープ電線2
は、平行に配設された2本の平角導体21,22の上下
方向から絶縁テープ23で貼り合わせて構成したが、こ
れに限らず、この平角導体21,22上に絶縁樹脂材料
(例えばPVC;ポリ塩化ビニール、PE;ポリエチレ
ンなど)を押出被覆した積層構造のテープ電線であって
もよい。また、平角導体は一本でも複数本でもよい。
【0033】さらに、本実施形態では、テープ電線2の
平行配線として断面矩形状の平角導体21,22を用い
たが、これに限らず、断面円形状や断面楕円形状の導線
を用いてもよい。
【0034】さらに、本実施形態では、テープ電線2と
してFFC(フレキシブルフラットケーブル)を折り曲
げて所定パターンに形成する場合について本発明の構成
を適応させたが、テープ電線2として、予めハーネスの
配索形状に形を作った導体を使用するFPC状のものに
も、本発明の構成を適応させることができるものであ
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、端子付
きテープ電線の長手方向一方端側に識別マークが設けら
れているため、その識別マークを基準にしてコネクタ端
子のハウジング内への挿着処理を行うことができて、反
対側のコネクタ端子を間違って挿着するのを防止するこ
とができる。
【0036】また、請求項2,3によれば、コネクタ端
子の加締め工程や、テープ電線端部のレーザ加工工程と
同時に切欠きを識別マークとして形成するため、テープ
電線の一方端識別用の切欠きを形成するのに新たなる余
分な加工工程を必要としない。
【0037】さらに、請求項4によれば、端子付きテー
プ電線の識別マークを基準にしてコネクタ端子をコネク
タハウジング内に挿着してワイヤハーネスを製造するた
め、反対側のコネクタ端子を間違ってコネクタハウジン
グ内に挿着するのを防止することができて、正確かつ素
早くワイヤハーネスを製造することができる。
【0038】さらに、請求項5によれば、ワイヤハーネ
スの配線パターンに応じてテープ電線を所定箇所で折り
曲げる際に、識別マークを基準としてテープ電線を折り
曲げるようにすれば、テープ電線が中央部近傍位置で折
り曲げられるような両端部の識別がし難い場合であって
も、テープ電線の一方端側と他方端側との区別が明確な
状態で折り曲げることができる。
【0039】さらに、請求項6によれば、複数の端子付
きテープ電線の識別マークをそれぞれ基準として複数の
端子付きテープ電線をまとめるため、間違うことなく容
易かつ素早く端子付きテープ電線を配線パターンに従っ
てまとめることができて、ワイヤハーネスを間違うこと
なく容易かつ素早く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるワイヤハーネスの
布線前処理の途中状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるレーザ加工処理さ
れたテープ電線の端末形状を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態における端子圧着処理後の
テープ電線の端末部分の要部拡大平面図である。
【図4】本発明の一実施形態で用いるプレス加工機を模
式的に示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態で用いるプレス加工機を模
式的に示す側面図である。
【図6】本発明の一実施形態における布線前処理時のコ
ネクタ端子付きテープ電線の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態におけるレーザ加工工程
を説明するためのテープ電線の要部概略斜視図である。
【図8】本発明の更に他の実施形態におけるワイヤハー
ネスの布線前処理の途中状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の更に別の実施形態における布線前処理
時のコネクタ端子付きテープ電線の斜視図である。
【図10】従来のワイヤハーネスの構成図である。
【図11】図10のテープ電線のXX線断面図である。
【図12】従来のワイヤハーネスにおける布線前処理の
途中状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,10 ワイヤハーネス 2 テープ電線 21,22 平角導体 23 絶縁テープ 24,27,28 切欠き部 25 スリット 26 テープ電線端末の側部 3,4 コネクタ 3a,4a コネクタ端子 5 プレス加工機 A,B 所定箇所(折り曲げ位置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 13/00 525 H01B 13/00 525G H01R 12/08 H01R 43/00 Z 43/00 J H02G 1/14 A H02G 1/14 H01R 9/07 Z (72)発明者 猪上 琢也 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E051 GA06 GA09 GB09 5E077 BB05 BB23 DD08 HH03 HH04 JJ11 JJ28 5G309 FA05 LA24 LA26 LA27 5G315 JA01 JB06 JC04 5G355 AA08 BA02 BA08 CA06 CA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ電線の長手方向両側にコネクタ端
    子が接続された端子付きテープ電線において、前記テー
    プ電線の長手方向一方端の端縁に、前記長手方向一方端
    を他方端と識別可能とする識別マークが形成されている
    ことを特徴とする端子付きテープ電線。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端子付きテープ電線の製
    造方法であって、前記テープ電線とコネクタ端子とをプ
    レスにより加締め加工して接続するときに、前記テープ
    電線の端部をプレス加工して前記識別マークとしての切
    欠きを形成することを特徴とする端子付きテープ電線の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記テープ電線の長手方向端部を前記コ
    ネクタ端子の挿着処理用の所定形状にレーザ加工するレ
    ーザ加工工程と、前記テープ電線の長手方向両端末にコ
    ネクタ端子を接続する端子接続工程とを有した請求項1
    記載の端子付きテープ電線の製造方法であって、前記レ
    ーザ加工工程時に、前記識別マークとして切欠きをレー
    ザ加工して形成することを特徴とする端子付きテープ電
    線の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の端子付きテープ電線のコ
    ネクタ端子を、前記識別マークを基準としてコネクタハ
    ウジング内に挿着作業してワイヤハーネスを製造するこ
    とを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記識別マークを基準として前記テープ
    電線を所定箇所で折り曲げる折り曲げ処理を布線前処理
    として行うことを特徴とする請求項4記載のワイヤハー
    ネスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記折り曲げ処理を複数のテープ電線に
    対して行い、前記複数のテープ電線の識別マークをそれ
    ぞれ基準として、前記複数のテープ電線を配線パターン
    に従ってまとめて、前記コネクタ端子のコネクタハウジ
    ング内への挿着処理を行うことを特徴とする請求項5記
    載のワイヤハーネスの製造方法。
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