JP2001215786A - 現像装置およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JP2001215786A
JP2001215786A JP2000027308A JP2000027308A JP2001215786A JP 2001215786 A JP2001215786 A JP 2001215786A JP 2000027308 A JP2000027308 A JP 2000027308A JP 2000027308 A JP2000027308 A JP 2000027308A JP 2001215786 A JP2001215786 A JP 2001215786A
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Koji Miura
幸次 三浦
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
Jun Miyamoto
順 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、現像剤残量を早い時期から適
正に知り得ることのできる利便性に優れた現像装置およ
びプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 第一攪拌部材12を構成する攪拌翼部1
2bが、回転軸(攪拌軸12a)方向であって、下光透
過窓14aおよび上光透過窓が取付けられた側の現像剤
容器16の側壁16a面に摺接するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潜像を現像化する
ための現像装置、およびこれを備えたプロセスカートリ
ッジ、およびこれら現像装置あるいはプロセスカートリ
ッジを具備した、例えば、複写機やプリンタなどの画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像装置を備えた電子写真画像形
成装置、あるいは、現像装置を具備したプロセスカート
リッジを着脱自在に構成した電子写真画像形成装置が知
られている。
【0003】なお、電子写真画像形成装置とは、電子写
真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するもの
である。
【0004】ここで、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば
レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファク
シミリ装置およびワードプロセッサ等がある。
【0005】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
投,クリーニング手段,感光体ドラムおよび現像装置を
一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形
成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0006】このようなプロセスカートリッジを用いた
装置の場合には、使用者自身によって装置本体に対する
着脱を行うことができるので、装置本体のメンテナンス
を容易に行うことができるという利点がある。
【0007】このように、従来、電子写真画像形成プロ
セスを用いた画像形成装置においては、感光体ドラム及
びこの感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的に
カートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置
本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用
されている。
【0008】このプロセスカートリッジ方式によれば、
装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー
自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させ
ることができる。
【0009】そこで、このプロセスカートリッジ方式
は、画像形成装置において広く用いられている。プロセ
スカートリッジの交換時期としては、現像剤(トナー)
が減少してきたところで、ユーザーにトナー無しを知ら
せて、プロセスカートリッジの寿命を告げ、プロセスカ
ートリッジの交換を促すことを行っている。
【0010】次に、電子写真方式を採用した、従来技術
に係る画像形成装置について、その一例として、レーザ
ービームプリンタを例にして図4を参照して説明する。
【0011】図4は従来技術に係る画像形成装置(レー
ザービームプリンタ100)の模式的断面(縦断面)図
である。
【0012】まず、画像形成装置全体の概略について、
画像形成プロセスを中心にして説明する。
【0013】一定速度で回転する感光体ドラム101の
表面を帯電手段102で一様に帯電する。そして、その
表面が一様に帯電された感光体ドラム101上に露光手
段103から画像情報に応じたレーザー光を照射して潜
像を形成し、その潜像を現像装置104で現像する。
【0014】そして、感光体ドラム101に形成された
現像画像は、給紙部から搬送手段105によって搬送さ
れる記録媒体P上に、転写手投106によって転写され
る。その後、その記録媒体Pを定着手段107へ搬送し
て定着し、機外に排出する。
【0015】一方、転写後、感光体ドラム101表面上
に残った転写残トナーは、クリーニングブレード108
により掻き落とされ、クリーニング容器109の中に貯
蔵される。
【0016】ここで、現像装置104内にはトナーを担
持する現像ローラ110を配しており、また、この現像
ローラ110には供給ローラ111が摺擦しており、こ
の供給ローラ111によって、現像に寄与しなかったト
ナーを掻きとって、常に新鮮なトナーを供給するように
なっている。
【0017】次に、従来技術に係る光透過式のトナー残
量検知方法について説明する。
【0018】トナーTを収納する現像剤容器116内に
は、現像ローラ110に近い側に配置された第一攪拌部
材112と、遠い側に配置された第二攪拌部材113が
設けられており、それぞれの攪拌部材が回転すること
で、供給ローラ111にトナーTを搬送している。
【0019】そして、トナーTの消費が進むと、第二攪
拌部材113の回転領域にはトナーTが無くなり、供給
ローラ111の領域部と第一攪拌部材112の回転領域
にのみトナーTが残る状態になる。
【0020】ところで、トナーTを収納する現像剤容器
116には、一対の光透過用の窓が取付けられており、
すなわち、第一攪拌部材112の回転軸の中心の下方に
は下光透過窓114aが取付けられ、また、第一の攪拌
部材112の回転軸の中心の上方には上光透過窓114
bが取付けられている。そして、これら一対の下光透過
窓114aと上光透過窓114bによって、現像剤残量
検知の光が透過する光軸の経路を確保している。
【0021】また、第一攪拌部材112が回転する度
に、この第一攪拌部材112は下光透過窓114aと上
光透過窓114bにその度接触して、それぞれの窓の内
側に付着したトナーTを拭き取っている。
【0022】そして、トナーTが消費されて、前述した
ように第二攪拌部材113の回転領域にはトナーTが無
くなり、供給ローラ111の領域部と第一攪拌部材11
2の回転領域にのみトナーTが残る状態になると、下光
透過窓114aから上光透過窓114bへ光が透過し、
トナーTの残量が検知可能な状態になる。
【0023】光の透過方法は、画像形成装置本体100
に取り付けられた発光部115aから検知光Lを出射
し、出射された検知光Lは、下光透過窓114aを透過
し更に上光透過窓114bを透過し、画像形成装置本体
100に取り付けられた受光部115bで受光される。
【0024】そして、第一攪拌部材112の一回転中に
検知光Lをどれだけの時間受光したかをモニターする。
これにより、現像剤容器116内のトナーTの量が少な
くなってくると検知光Lを受光する時間が増加し、特定
の受光時間を検知した時に、現像剤容器116にトナー
が無くなりかけている事を、ユーザーに報知するように
なっている。
【0025】更に、光透過窓の長手方向の配置について
述べる。
【0026】図5に示すように、下光透過窓114aと
上光透過窓114bは現像剤容器116の長手方向の一
方端に配されていて、前述の断面方向の透過光の光軸を
確保している。
【0027】一方端に配する理由としては、画像形成装
置本体の一方側に配された電気基盤から光透過式現像剤
残量検知の発光素子や光受光素子等の回路までの距離を
できるだけ短くし、電気配線を短く形成することで、電
気ノイズの発生を防止する為等である。このような理由
により、通常、一方端に形成されることが多く見られ
る。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0029】上述したように、攪拌部材の回転中心の下
方に配する下光透過窓114aと、攪拌部材の回転中心
の上方に配する上光透過窓114bとで現像剤残量検知
の透過光の光軸を確保する構成において、第二の攪拌部
材113の回転領域にはトナーTが無くなり、供給ロー
ラ111の領域部と第一攪拌部材112の回転領域にの
みトナーTが残る状態になると、下光透過窓114aか
ら上光透過窓114bへ光が透過し、トナーTの残量が
検知可能な状態になる。
【0030】ここで、図6には、第一攪拌部材112の
一回転当たりに、受光部115bで検知光Lが受光され
た時間tと、現像剤容器116内に残っているトナーT
との関係を示している。
【0031】図中、点Cは、前述の光が透過し始めた時
を示している。
【0032】Dの領域においては、トナーTの残量が徐
々に減っていくにもかかわらず、受光している時間Tは
一定である。これは、第一攪拌部材112の撹拝翼部1
12bが下光透過窓114aを拭いた(通過した)直後
の短時間は光は透過するが、すぐに下光透過窓114a
の表面にトナーTが回り込んでしまうので、すぐに遮光
してしまうためである。
【0033】すなわち、従来技術においては、図5に示
すように、攪拌翼部112bの長手寸法は、現像剤容器
116の両壁間の長さよりも短く、つまり、現像剤容器
116の両壁と攪拌翼部112bとの間には隙間Sが空
くように構成されている。
【0034】従って、上述のようにすぐに回り込んで来
るトナーTは、現像剤容器116の側壁と攪拌翼部11
2bの隙間Sを通って回り込んでくるものである。
【0035】更にトナーTの消費が進むと、下光透過窓
114aに回り込むトナーTが無くなってきて、徐々に
光の透過の時間が増加していく。
【0036】このように、現像剤容器116内のトナー
Tの残りが空に近くなってから、光の透過が安定するの
で、ユーザーにトナー無しの報知をしようとするとき
は、かなりトナーが無い状態となってしまっていた。
【0037】そのため、次の交換用のプロセスカートリ
ッジの用意ができていないと、交換用プロセスカートリ
ッジを購入するまでの期間にトナー無し状態となりプリ
ントできないことが発生してしまうことがあった。
【0038】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成で、現像剤残量を早い時期から適正に知り得るこ
とのできる利便性に優れた現像装置およびプロセスカー
トリッジおよび画像形成装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、現像剤容器内に回転自在に設けら
れ、該現像剤容器内の現像剤を攪拌する攪拌部材と、該
攪拌部材の回転軸方向一端側に、それぞれ対向するよう
に現像剤容器に取付けられる一対の光透過窓と、これら
一対の光透過窓を透過させた光を受光して、受光時間に
基づいて現像剤容器内の現像剤残量の検知を行う現像剤
残量検知手段と、を備えた現像装置において、前記攪拌
部材は、該攪拌部材の回転によって、前記一対の光透過
窓にそれぞれ摺接する攪拌翼部であって、かつ、これら
一対の光透過窓が取付けられた側の現像剤容器の側壁面
に対しても摺接する攪拌翼部を有することを特徴とす
る。
【0040】従って、攪拌翼部が現像剤容器の側壁面に
対して摺接するので、攪拌部材によって運ばれる現像剤
が、現像剤容器の側壁面側から回り込むことが防止さ
れ、現像剤残量に応じて適正な時間だけ光透過窓が透過
可能な状態となる。
【0041】また、本発明のプロセスカートリッジにあ
っては、像担持体と、該像担持体表面を一様に帯電する
帯電手段と、該帯電手段によって一様に帯電された後
に、像担持体表面上に形成された潜像を現像するために
設けられる上記の現像装置と、前記像担持体表面をクリ
ーニングするクリーニング手段と、を具備することを特
徴とする。
【0042】また、本発明の画像形成装置にあっては、
上記の現像装置によって現像化された像を、転写材上に
転写する転写手段を備えたことを特徴とする。
【0043】さらに、本発明の画像形成装置にあって
は、上記のプロセスカートリッジを着脱自在に構成した
ことを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0045】図1〜図3を参照して、本発明の実施の形
態に係る現像装置およびプロセスカートリッジおよび画
像形成装置について説明する。
【0046】以下の説明では、電子写真方式を採用した
画像形成装置の一例として、レーザービームプリンタを
例にして説明する。
【0047】図1は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置(レーザービームプリンタ)の模式的断面(縦断
面)図である。
【0048】まず、図1を参照して、画像形成装置Aの
全体の概略を説明する。
【0049】同図に示す画像形成装置Aには、像担持体
として、ドラム型の電子写真感光体(以下「感光体ドラ
ム」という)1を備えている。感光体ドラム1は、不図
示の駆動手段によって、同図中、時計回りに回転駆動さ
れる。
【0050】感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム
1表面を均一に一様に帯電する帯電手段としての帯電装
置2と、画像情報に基づいてレーザービームを照射して
感光体ドラム1上に静電潜像を形成する露光装置3と、
静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させてトナー像
として現像する現像装置4と、感光体ドラム1上のトナ
ー像を転写材に転写する転写手段としての転写装置6
と、転写後に感光体ドラム1表面に残った転写残トナー
を除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレ
ード8等が配設されている。
【0051】ここで、上記感光体ドラム1,帯電装置
2,クリーニングブレード8、および現像装置4を、一
体的にカートリッジ化したプロセスカートリッジとし
て、画像形成装置Aに着脱可能とする構成が広く知られ
ているが、そのような技術は公知であるので、ここで
は、その詳細な説明は省略する。
【0052】なお、本発明は、プロセスカートリッジと
した構成の場合でも、カートリッジ化しない構成の場合
でも適用することができるものである。
【0053】また、画像形成装置Aには、上記構成の他
に、転写材としての記録媒体Pを転写装置6に向けて給
送するとともに、記録媒体Pを搬送する給搬送装置5や
転写後の記録媒体Pにトナー像を定着させる定着装置7
が配設されている。
【0054】以下、これらについて、感光体ドラム1か
ら順にさらに詳述する。
【0055】感光体ドラム1は、アルミニウムシリンダ
ーの外周面に、有機光導電体層を塗布して構成したもの
(OPC感光体)である。感光体ドラム1は、その両端
部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方
の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達され
ることにより、矢印方向に回転駆動される。
【0056】帯電装置2としては、例えば、特開昭63
−149669号公報に示すようないわゆる接触帯電方
式のものを使用することができる。ここで用いる帯電手
段としての帯電部材は、ローラ状に形成された導電性ロ
ーラであり、このローラを感光体ドラム1表面に当接さ
せるとともに、このローラに電源(不図示)によって帯
電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1
表面を一様に帯電させるものである。
【0057】露光装置3は、ポリゴンミラー(不図示)
を有し、このポリゴンミラーには、レーザーダイオード
(不図示)によって画像信号に対応する画像光が照射さ
れる。
【0058】このポリゴンミラーはスキャナーモータ
(不図示)によって高速で回転され、反射した画像光を
結像レンズ(不図示)、反射ミラー3a等を介して、帯
電済の感光体ドラム1表面を選択的に露光して、静電潜
像を形成するように構成している。
【0059】現像装置4は、その現像器の現像ローラ1
0が感光体ドラム1に対して微小間隙(300μm程
度)をもって対向するように位置決めされていて、感光
体ドラム1上の静電潜像を現像する。この現像は、次の
ようにして行う。
【0060】現像剤容器16内の現像剤としてのトナー
Tを、第1攪拌部材12と第2攪拌部材13によって供
給ローラ11へ送り込み、回転する供給ローラ11及び
トナー規制ブレード10aによって、回転する現像ロー
ラ10の外周にトナーを薄層塗布し、かつトナーへ電荷
を付与(摩擦帯電)する。
【0061】この現像ローラ10と、静電潜像が形成さ
れた感光体ドラム1との間に現像バイアスを印加するこ
とにより、静電潜像にトナー像を付着させて、トナー像
として現像する。
【0062】転写装置6は、感光体ドラム1からのトナ
ー像を、転写材としての記録媒体Pに転写するものであ
る。
【0063】クリーニングブレード8は、現像装置4に
よって感光体ドラム1上に現像されたトナーが転写装置
6で転写された後、転写されないで感光ドラム1表面に
残ったいわゆる転写残トナーを除去するものである。な
お、クリーニングブレード8で掻き落とされた転写残ト
ナーはクリーニング容器9の中に蓄積されていく。
【0064】給搬送装置5は、画像形成部へ記録媒体P
を給送するものであり、画像形成動作に応じて駆動し、
記録媒体Pを1枚ずつ分離給送する。
【0065】定着装置7は、記録媒体Pに転写されたト
ナー画像を定着させるものである。これによりトナー像
が記録媒体P表面に定着される。さらに、この記録媒体
Pは排紙装置により外部に排出される。
【0066】次に、光透過トナー残量検知方法について
述べる。
【0067】トナーTを収納する現像剤容器16内に
は、現像ローラ10に近い側に配置された第一攪拌部材
12と、遠い側に配置された第二攪拌部材13が設けら
れており、それぞれの攪拌部材が回転することで、供給
ローラ11にトナーTを搬送している。
【0068】そして、トナーTの消費が進むと、図1に
示すように、供給ローラ11の領域部と第一攪拌部材1
2の回転領域の半分の下方領域に、トナーTが残る状態
になる。
【0069】ここで、第一攪拌部材12は、概略、回転
軸となる攪拌軸12aと攪拌翼部12bとで、構成され
ており、攪拌翼部12bは薄い樹脂板でできている。
【0070】ところで、トナーTを収納する現像剤容器
16には、一対の光透過用の窓が取付けられており、す
なわち、第一攪拌部材12の攪拌軸12aの中心の下方
には下光透過窓14aが取付けられ、また、第一の攪拌
部材12の攪拌軸12aの中心の上方には、上光透過窓
14bが取付けられている。
【0071】そして、これら一対の下光透過窓14aと
上光透過窓14bによって、現像剤残量検知の光が透過
する光軸の経路を確保している。なお、この光軸は、回
転軸となる攪拌軸12aに略垂直となるため、上述の下
光透過窓14aと上光透過窓14bも、攪拌軸12aに
略垂直な方向にそれぞれ対向して、現像剤容器16の周
壁に設けられる。
【0072】また、これら一対の下光透過窓14aと上
光透過窓14bは、上記従来技術の説明中に述べたよう
に、電気ノイズ発生防止等の目的により、回転軸方向の
一端側に設けられている。
【0073】ここで、第一攪拌部材12が回転すること
によって、この第一攪拌部材12を構成する攪拌翼部1
2bが、下光透過窓14aおよび上光透過窓14bに摺
接し、それぞれの窓の内側に付着したトナーTを拭き取
っている。
【0074】また、本発明の実施の形態においては、図
2に示すように、第一攪拌部材12を構成する攪拌翼部
12bが、回転軸(攪拌軸12a)方向であって、下光
透過窓14aおよび上光透過窓14bが取付けられた側
の現像剤容器16の側壁16a面に摺接するように設け
られている。
【0075】すなわち、この攪拌翼部12bは、現像剤
容器16の側壁16a面および底面(下光透過窓14a
が取付けられた面)のいずれにも摺接するように設けら
れており、少なくともこの側壁16a面付近において
は、攪拌翼部12bを介して、その表側と裏側を完全に
隔てており、この付近においては、トナーTが表側と裏
側とを行き来することはない。
【0076】そして、トナーTが消費されて、前述した
ように供給ローラ11の領域部と第一攪拌部材12の回
転領域の下方領域に、トナーTが残る状態になると、下
光透過窓14aから上光透過窓14bへ光が透過し、ト
ナーTの残量が検知可能な状態になる。
【0077】光の透過方法は、画像形成装置本体Aに取
り付けられた発光部15aから検知光Lを出射し、出射
された検知光Lは、下光透過窓14aを透過し更に上光
透過窓14bを透過し、画像形成装置本体Aに取り付け
られた受光部15bで受光される。なお、これら発光部
15aおよび受光部15b等によって、現像剤残量検知
手段を構成している。
【0078】この時のトナーTと検知光Lの光透過時間
tの関係を示したのが図3である。
【0079】すなわち、本実施の形態においては、第一
攪拌部材12の攪拌翼部12bは下光透過窓14aの内
側を拭いた後、供給ローラ11側にトナーTを排出する
際には、上述のように側壁16aとも接触しながら回転
する。
【0080】ここで、上述のように側壁16aと撹拝翼
部12bとの間には、従来技術のように隙間が無いた
め、側壁16a側からトナーTがこぼれて、下光透過窓
14aを覆ってしまうようなことはない。
【0081】すなわち、本実施の形態の構成によって、
撹拝翼部12bが下光透過窓14aの表面を拭き取るこ
とによって、検知用の透過光の受光が始まり、次に、ト
ナーTによって遮光されるまでの時間は、以下のように
なる。
【0082】トナーTの残量が所定量よりも少なくなる
と、撹拝翼部12bが下光透過窓14aの表面を拭き取
る際に、この撹拝翼部12bの回転方向下流側のみにト
ナーTが存在し、上流側にはトナーTが存在しない状態
(図1に示すような状態)になる。
【0083】従って、下光透過窓14a上には何も存在
しないため、光路が開かれて受光が開始される。
【0084】そして、撹拝翼部12bによって、その回
転方向下流側に運ばれるトナーTは、その一部が供給ロ
ーラ11側に供給されるが、残りは撹拝翼部12bから
こぼれ落ちて、再び下光透過窓14a上に溜まる。
【0085】従って、下光透過窓14a上に溜められた
トナーTによって、遮光されて受光部15bによって受
光されなくなる。
【0086】このように、撹拝翼部12bが下光透過窓
14aの表面を拭き取ってから、供給ローラ11側に供
給されなかったトナーTが再び下光透過窓14aの表面
を覆うまでの時間が受光時間に相当することになる。
【0087】そして、本実施の形態の場合には、撹拝翼
部12bから上述した供給されなかったトナーTが、こ
ぼれ落ちて下光透過窓14aの表面を覆うまでの時間
は、ほぼ純粋に、トナーTの残量と撹拝翼部12bの回
転角度の位置によって決められる。
【0088】従って、撹拝翼部12bが定速で回転する
ことによって、受光時間とトナーTの残量とはリニアな
関係になる。
【0089】このように、トナーの残量に応じた光透過
時間tを得られ、下光透過窓14aに残トナーが遮光の
影響を与えられるこの間はリニアな信号が得られる。
【0090】以上のように、この光の透過時間(受光時
間)が、リニアに変化するので、この光透過時間の信号
を用いることでトナー残量の信号をユーザーにD−1,
D−2,D−3等のいくつかを知らせることが可能とな
る。
【0091】このように、本実施の形態によって、撹拝
翼部12bを側壁16aの壁面に摺接させるという非常
に簡易な構成で、現像剤残量を早い時期から的確に知り
得ることを可能とした。
【0092】従って、ユーザーは、早い時期からトナー
残量をリニアに知る(あるいは、複数種類の残量をリニ
ア的に知る)ことができるため、これにより、所望のプ
リントボリュームに応じて、トナーがおよそ何時頃なく
なりそうかを判断できるため、不意にトナーがなくなっ
てしまい、装置が使用できなくなるというようなケース
を減少でき、利便性に優れる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、現像剤
が現像剤容器の側壁面側から回り込むことを防止して、
現像剤残量に応じた時間分だけ透過光を透過させること
ができるので、簡易な構成で、現像剤残量を早い時期か
ら適正に知り得ることを可能とし、利便性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の模式
的断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る現像装置内の配置構
成を説明する模式的一部断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る現像装置における現
像剤容器内のトナー残量と光透過時間を示すグラフ図で
ある。
【図4】従来技術に係る画像形成装置の模式的断面図で
ある。
【図5】従来技術に係る現像装置内の配置構成を説明す
る模式的一部断面図である。
【図6】従来技術に係る現像装置における現像剤容器内
のトナー残量と光透過時間を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電装置 3 露光装置 4 現像装置 6 転写装置 8 クリーニングブレード 10 現像ローラ 10a トナー規制ブレード 11 供給ローラ 12 第1攪拌部材 12a 攪拌軸 12b 攪拌翼部 13 第2攪拌部材 14a 下光透過窓 14b 上光透過窓 15a 発光部 15b 受光部 16 現像剤容器 16a 側壁 A 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 順 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AB03 AB14 AB18 BA09 DA15 DA34 DA62 DB12 DB14 DB15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤容器内に回転自在に設けられ、該現
    像剤容器内の現像剤を攪拌する攪拌部材と、 該攪拌部材の回転軸方向一端側に、それぞれ対向するよ
    うに現像剤容器に取付けられる一対の光透過窓と、 これら一対の光透過窓を透過させた光を受光して、受光
    時間に基づいて現像剤容器内の現像剤残量の検知を行う
    現像剤残量検知手段と、を備えた現像装置において、 前記攪拌部材は、該攪拌部材の回転によって、前記一対
    の光透過窓にそれぞれ摺接する攪拌翼部であって、か
    つ、これら一対の光透過窓が取付けられた側の現像剤容
    器の側壁面に対しても摺接する攪拌翼部を有することを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】像担持体と、 該像担持体表面を一様に帯電する帯電手段と、 該帯電手段によって一様に帯電された後に、像担持体表
    面上に形成された潜像を現像するために設けられる請求
    項1に記載の現像装置と、 前記像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段
    と、を具備することを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の現像装置によって現像化
    された像を、転写材上に転写する転写手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のプロセスカートリッジを
    着脱自在に構成したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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