JP2001215753A - 画像形成用トナーと画像形成方法 - Google Patents

画像形成用トナーと画像形成方法

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JP2001215753A
JP2001215753A JP2000023617A JP2000023617A JP2001215753A JP 2001215753 A JP2001215753 A JP 2001215753A JP 2000023617 A JP2000023617 A JP 2000023617A JP 2000023617 A JP2000023617 A JP 2000023617A JP 2001215753 A JP2001215753 A JP 2001215753A
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electrostatic latent
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JP2000023617A
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English (en)
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Yasuo Asahina
安雄 朝比奈
Masami Tomita
正実 冨田
Yoichiro Watanabe
陽一郎 渡辺
Keiko Shiraishi
桂子 白石
Yasutaka Iwamoto
康敬 岩本
Kazuto Watanabe
和人 渡辺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のベルト定着方式より定着性を良好に維
持する。また、定着ローラへの微少なトナーオフセット
を防止する。定着画像後の画像品質はザラツキがなく、
適度な光沢を有した、滑らかで地汚れもなく、階調性が
良い、トナー飛散がなく、画像濃度が高く、各環境でも
帯電量の変化なく、良好な画像品質の複写画像を得る。 【解決手段】 定着ベルトとローラ対により記録媒体上
のトナー像を定着する方法に使用されるトナーであっ
て、少なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御剤からな
り、該結着樹脂の酸価が2〜45であることを特徴とす
る画像形成用トナーおよびこれを用いた画像形成方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真静電記録
分野において、トナー像をベルトを介して加熱定着させ
るためのトナー及び該トナーを用いた画像形成法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンター等の定着方法は、い
わゆる装置構成が簡易で取扱いが容易な熱ローラー定着
方式が採用されている例が多い。 しかしながら、上述
の従来多用されてきた熱ローラ定着では、(1)熱ロー
ラーが所定温度に達するまでのウエイト時間がある。
(2)記録材の通過あるいは他の外的要因で加熱ローラ
ーの温度が変動することによる定着不良やオフセツト現
象を防止するために加熱ローラーを最適な温度に維持す
る必要があり、このためには加熱ローラーあるいは加熱
体の熱容量を大きくしなければならないなどの問題があ
り、特開平2-160250や特開平2-161462に示されるベルト
定着とベルト定着に使用できるトナーの組み合わせによ
る商品化が進められている。特にカラー複写機等の定着
方法においては、熱ローラー定着用として使用されてき
ている上下ローラーに、トナーとの離型性を保持するた
め、1コピー当たり数ミリグラムものシリコンオイルを
塗布する必要がある。しかし、多量のシリコンオイルを
使用した場合、特にオーバーヘッドプロジェクター(O
HP)シート上にトナー像を有する記録材を熱ローラー
定着した場合にはシリコンオイルがOHPシートに付着
する現象が発生し、せっかくの透明性の良いOHPシー
トのカラー画像の透過性を低下させたり、手にオイルが
付着するなどの要因となっている。それを改善するた
め、特開平7-210019や特開平8-95287にはベルト定着方
式でオイルを塗布しない方式(オイルレス方式)や微量塗
布の方式が提案されている。 上述したようにベルト定
着方式は、・ウエイト時間がない。・定着装置の小型化が
はかれる。・カラー複写機等においてはオイルレスやオ
イル微量塗布が可能となる。等の長所がある反面、ベル
トの耐久性がないことやベルト傷による定着不良に伴う
画像劣化などの問題を有している。特にカラー画像の場
合傷がそのまま画像に現われるため大きな問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のベルト
定着方式より定着性を良好に維持する。また、定着ロー
ラへの微少なトナーオフセットを防止する。定着画像後
の画像品質はザラツキがなく、適度な光沢を有した、滑
らかで地汚れもなく、階調性が良い、トナー飛散がな
く、画像濃度が高く、各環境でも帯電量の変化なく、良
好な画像品質の複写画像を得る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は下記(1)〜
(8)よりなる。 (1) 定着ベルトとローラ対により記録媒体上のトナ
ー像を定着する方法に使用されるトナーであって、少な
くとも結着樹脂、着色剤、帯電制御剤からなり、該結着
樹脂の酸価が2〜45であることを特徴とする画像形成
用トナー。
【0005】(2) 少なくとも静電潜像担持体に静電潜像
を形成する工程と得られた静電潜像をトナーにより顕像
化する現像工程と該トナー像を記録媒体上に転写する工
程及びトナー像を転写後の静電潜像担持体をクリーニン
グする工程と記録媒体上のトナー像を定着する工程から
なる画像形成方法において、該、定着工程は定着ローラ
と支持ローラにより挟持された定着ベルトを有し、少な
くとも1つの発熱体により定着ベルトを加熱し、かつ、
定着ローラには加圧ローラを圧接したローラ対からなる
もので記録媒体上のトナー像を定着するもので該トナー
は少なくとも結着樹脂、着色剤、荷電制御剤からなり該
結着樹脂の酸価が2〜45からなる画像形成方法。
【0006】(3) 1対の定着ローラと加圧ローラに設け
てある耐熱離型層の変形量は定着ローラ>加圧ローラで
あることを特徴した請求項1記載の画像形成方法。
【0007】(4) 記録媒体の平滑度が25以上であるこ
とを特徴とした請求項1又は2記載の画像形成方法。
【0008】(5) トナーの着色剤は互いに異なるイエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックからなることを特徴
とした請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成方
法。
【0009】(6) 潜像担持体上に第1の静電潜像を形成
し、これをカラートナーAで現像した後そのカラートナ
ーを転写部材に転写し、次に、該静電潜像担持体の上に
第2の静電潜像を形成し、これをカラートナーBで現像
した後そのカラートナーを前記の転写部材に重ね転写
し、次に、該潜像担持体上に第3の静電潜像を形成し、
これをカラートナーCで現像した後そのカラートナーを
該転写部材に重ね転写し、更に、該潜像担持体上に第4
の静電潜像を形成し、これをカラートナーDで現像した
後そのカラートナーを該転写部材に重ね転写した後この
転写部材上のカラートナーを定着するカラー画像形成方
法であって、これらのカラートナーA,B,C及びDに
含有されている着色剤は互いに異なるイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック系からなることを特徴とする画像
形成方法。
【0010】(7) 潜像担持体上に第1の静電潜像を形成
し、これをカラートナーAで現像した後そのカラートナ
ー像を一旦、中間転写部材に転写し、次に、該静電潜像
担持体の上に第2の静電潜像を形成し、これをカラート
ナーBで現像した後そのカラートナー像を前記の中間転
写部材に重ね転写し、次に、該潜像担持体上に第3の静
電潜像を形成し、これをカラートナーCで現像した後そ
のカラートナー像を該中間転写部材に重ね転写し、更
に、該潜像担持体上に第4の静電潜像を形成し、これを
カラートナーDで現像した後そのカラートナー像を該中
間転写部材に重ね転写した後この中間転写部材上に転写
されたカラートナー像を定着するための転写部材上に一
括転写した後カラートナーを定着するカラー画像形成方
法であって、これらのカラートナーA,B,C及びDに
含有されている着色剤は互いに異なるイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック系からなることを特徴とする画像
形成方法。
【0011】(8) 潜像担持体上に第1の静電潜像を形成
し、これをカラートナーAで現像した後、次に、該静電
潜像担持体の上に第2の静電潜像を形成し、これをカラ
ートナーBで重ね現像した後、次に、該潜像担持体上に
第3の静電潜像を形成し、これをカラートナーCで重ね
現像した後、更に、該潜像担持体上に第4の静電潜像を
形成し、これをカラートナーDで重ね現像した後、その
重ねられたカラートナー像を定着するための転写部材に
一括転写後トナーを定着する画像形成方法において、こ
れらのカラートナーA,B,C及びDに含有されている
着色剤は互いに異なるイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラック系からなることを特徴とする画像形成方法。
【0012】本発明のトナーは少なくとも結着樹脂、着色
剤、荷電制御剤からなり該結着樹脂の酸価が2〜45か
らなる。このように酸価を規定することで記録媒体
(紙)とトナーの接着が良好になり、トナーの定着性が
よくなる。この酸価が2以下であると記録媒体である紙
のセルロース繊維とトナー間の馴染みが良好でなくトナ
ーの定着性が良くない。また、良好な帯電性の立ち上が
りの良いトナーが得られないので画像上に地汚れが発生
したりする。反面、この酸価が45を超えると紙のセル
ロース繊維とトナー間の馴染みが極めて良好になるので
定着性はよい。しかし、帯電性が強くなるので特に低温
低湿の環境で帯電量が高くなり画像濃度が低くなってし
まう。また、画像濃度を高くするためにトナー濃度を高
くしたりするとかえって、地汚れのみを多く発生してし
まう不具合も生じる。また、定着ローラ側の金属性中空
ローラに設けてある耐熱離型層が加圧ローラ側に設けて
ある耐熱離型層より変形量が大きくなるような構成にす
る。このようにすることで定着ローラへのオフセットは
発生しにくい。特に、微少オフセットの発生が防止でき
るので定着ローラに設けてあるオイル塗布部材(オイル
含浸フェルト、オイル塗布フェルト、オイル塗布ローラ
とか)がある場合、その部材がトナーによるオフセット
で汚さないので定着ローラへのオイル供給が良好に行わ
れる。しかし、オフセットが発生するとフェルトを汚す
のでローラへのオイル供給が行われなくなりオフセット
の発生、また、オフセットしたトナーにより定着ローラ
が傷付き易くなったりする。本発明はベルトによりトナ
ーを予熱することにより定着温度を低く押さえて、オフ
セットの発生しにくいトナーの粘弾性領域で定着するの
でオイルの塗布量は従来の定着ローラだけの方式に比べ
て、適度な画像光沢を有して、かつ微量塗布でも対応す
ることが可能になった。また、記録媒体(紙)の平滑度
は25以上であることが望ましい。この平滑度が25未
満であると紙の表面が粗くなり、紙粉が定着ローラ、定
着ベルトに付着しやすくなってしまうこととか、トナー
が紙の内部に入り込んだりしてしまう。このような状態
の紙を定着工程に通しても紙の内部に入り込んだトナー
は定着されにくいので定着不良を発生してしまう。ま
た、定着後の画像は均一なトナー層となっていないので
画像品質が良くない。特にカラー画像であると滑らかな
画像品質のものが得られない。平滑度が25以上であれ
ば前記のような不具合が発生しなく、この値の上限制限
は特にない。また、各色の着色剤を使用してフルカラー
画像を良好にえる。更に、カラー複写機の転写方式を次
のように規定して良好なカラー画像を得る。静電潜像
担持体の静電潜像をそれぞれの色に対応したイエロー、
マゼンタ、シアン及びブラック・トナーで現像するもの
であって、各色で現像したトナー像はその都度、記録媒
体に転写することを繰り返して、記録媒体に多重転写し
た後、該記録媒体上のトナー像を定着する。静電潜像
担持体の静電潜像をそれぞれの色に対応したイエロー、
マゼンタ、シアン及びブラック・トナーで現像するもの
であって、各色で現像したトナー像はその都度、中間転
写部材に転写することを繰り返して、中間転写部材に多
重転写した後一括して、記録媒体に一括転写からトナー
像を定着する。静電潜像担持体の静電潜像をそれぞれ
の色に対応したイエロー、マゼンタ、シアン及びブラッ
ク・トナーで現像するものであって、各色のトナー像は
直接、潜像担持体に重ね現像した後記録媒体に一括して
転写して該記録媒体上のトナー像を定着する。
【0013】定着装置を図1に示す。ベルト6は定着ローラ
1と支持ローラ7により挟持されている。定着ローラ1
は加圧ローラ2とローラ対を構成している。ここでの圧
力は0.02〜6kg/cm2、より好ましくは0.1
〜4kg/cm2程度をかける。ランプ8により7の表
面を加熱して、6に熱を供給する。必要に応じて、1若
しくは2にもランプ8を設けても良い。1及び2はアル
ミニウム、ステンレス、鉄、銅等の金属性中空ローラ芯
の外周面に耐熱離型層11を設ける。11はシリコンゴ
ム(低温加硫シリコンゴム、室温加硫シリコンゴム、高
温加硫シリコンゴム等)、フッ素ゴム、4フッ化エチレ
ン樹脂、4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合
樹脂、4フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂、4フッ
化エチレン・パーフロロアルキルビニールエーテル共重
合樹脂などのものを任意に選んで単層又は複層の構造に
して設ける。ゴム層の硬度は20〜80度(JISK6
301)とし、より好ましくは25〜75度がよい。ゴ
ム弾性体層の層厚は0.25〜20mm、より好ましく
は0.70〜17mmが良い。クリーニング部材3は1
の表面の微少オフセット(トナー付着物)、紙の紙粉、
その他の異物をクリーニングするものである。その材質
は11より離型性がよくないものを選ぶ。8は図示しな
いサーミスターにより温度をコントロールするランプで
ある。分離爪4は紙10が定着ローラ1に巻き付くのを
防ぐものである。オイル塗布部材5はシリコンオイル含
浸フェルト、オイル供給ローラを設けてその物にオイル
の塗布、フェルトにオイルを供給して、それによりオイ
ルを塗布する等により離型性をもたせる、または補助す
るものである。ベルト6はフイルム材としての例では厚
みが10〜35μmの耐熱性フイルムであるのが望まし
い。、例えば、ポリエステル、ポリフルオロエチレンー
ポリフルオロプロピレン共重合体(PFA)、ポリイミ
ド、ポリエーテルイミド等に必要に応じて、導電材を添
加した離型層を5〜15μm程度被覆する。またはニッ
ケル製ベルトに前記記載の定着ローラ1に使用する耐熱
離層など、又はフイルム材に設ける離型層を0.05〜
1mm程度を設けたものからなる。紙10上のトナー9
は6で予備加熱されて、9は溶融された状態で定着ロー
ラ1と加圧ローラ2のローラ対で定着される。
【0014】本発明の結着樹脂はビスフェノール型ジオール
と多価カルボン酸から合成されるポリエステル樹脂を使
用するのが好ましい。このビスフェノール型ジオールと
してはポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニール)プロパン、ポリオキシエ
チレン(2)−2,2―ビス(4−ヒドロキシフェニー
ル)プロパン、ポリオキシスチレン(6)−2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニール)プロパン、ポリオキシ
ブチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ール)プロパン、ポリオキシプロピレン(3)−ビス
(4−ヒドロキシフェニール)チオエーテル、ポリオキ
シプロピレン(2)−2,2−(4−シクロヘキサノー
ル)プロパン、ポリオキシエチレン(2)−2,6−ジ
クロロー4―ヒドロキシフェニール、、ポリオキシエチ
レン(2,5)−P,P−ビスフェノール、ポリオキシ
ブチレン(4)−ビス(4−ヒドロキシフェニール)ケ
トン、オキシエチレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニール)プロパン、オキシプロピレンー2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニール)プロパンなど。その他
のアルコール成分としては必要に応じて、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4ブタンジオー
ル、1,5ペンタンジオール、1,6―ヘキサンジオー
ル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトールなどの脂肪族ポリオ
ールなどが使用できる。また、多価カルボン酸として例
えば、2価の芳香族カルボン酸としてはフタル酸、イソ
フタル酸、無水フタル酸、テレフタル酸及びそのエステ
ル類などの誘導体があり、例えば、3価の芳香族ポリカ
ルボン酸として、1,2,4−ベンゼントリカルボン
酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4
−ナフタレントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレン
トリカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカル
ボン酸及びこれらの無水物やエステル化物がある。ま
た、2価の脂肪族カルボン酸としては例えば、マレイン
酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マ
ロン酸及びこれらを炭素数8〜22の飽和若しくは不飽
和の炭化水素基で置換した2価の有機酸単量体、これら
の無水物、低級アルキルエステルとリノレン酸の2量
体、その他の2価の有機単量体等がある。該結着樹脂の
酸価が2〜45からなる。このように酸価を規定するこ
とで記録媒体(紙)とトナーの接着が良好になり、トナ
ーの定着性がよくなる。この酸価が2以下であると記録
媒体である紙のセルロース繊維とトナー間の馴染みが良
好でなくトナーの定着性が良くない。また、良好な帯電
性の立ち上がりの良いトナーが得られないので画像上に
地汚れが発生したりする。反面、この酸価が45以上に
なると紙のセルロース繊維とトナー間の馴染みが極め
て、良好になるので定着性はよい。しかし、帯電性が強
くなるので特に低温低湿の環境で帯電量が高くなり画像
濃度が低くなってしまう。また、画像濃度を高くするた
めにトナー濃度を高くしたりするとかえって、地汚れを
多く発生してしまう不具合も生じる。本発明のポリエス
テル樹脂の酸価はJIS K0070の方法に準じて測
定する。本発明のトナーにおいて、流動性、潜像担持体
へのフイルミング、粉砕性、保存安定性、帯電性、など
の改善のために他の樹脂を併用しても良い。例えば、ス
チレン樹脂系の単重合体若しくは共重合、ポリアミド樹
脂、エポキシ樹脂、ポリビニールブチラール樹脂など。
着色剤としてはトナー用として公知の物が使用できる。
また、各着色剤の中で2種類以上を併用しても良い。着
色剤の具体例は次のような物がある。
【0015】ブラック用着色剤の例 カーボンブラック、スピリットブラック、アニリンブラ
ック(C.I.PIGMENT BLACK 1
【0016】イエロー用着色剤の例 C.I.PIGMENT YELLOW 1 Symuler Fast Yellow GH−B (大
日本インキ) C.I.PIGMENT YELLOW 3 Symuler Fast Yellow 10GH (大
日本インキ) C.I.PIGMENT YELLOW 12 Linol Yellow GRO (東洋インキ) Symuler Fast Yellow GF (大日
本インキ) C.I.PIGMENT YELLOW 13 Symuler Fast Yellow GRF (大
日本インキ) C.I.PIGMENT YELLOW 14 Symuler Fast Yellow 5GF (大
日本インキ) C.I.PIGMENT YELLOW 17 Symuler Fast Yellow 8GF (大
日本インキ) Linol Yellow FGN (東洋インキ) C.I.PIGMENT YELLOW 154 Chromofine Yellow 2080(大日
精化) C.I.PIGMENT YELLOW 180 PV Fast Yellow HG(クラリアント)
【0017】マゼンタ用着色剤 C.I.PIGMENT RED 5 Symuler Fast Red 4188N (大日
本インキ) C.I.PIGMENT RED 22 Seikafast Scarlet G (大日精化) Symuler Fast Scarlet BG (大
日本インキ) C.I.PIGMENT RED 48:1 Linol Red 2B FG−3303−G (東洋
インキ) Symuler Red 3109 (大日本インキ) C.I.PIGMENT RED 57:1 Linol Red 6B FG−4215 (東洋イン
キ) Symuler Brilliant Carmine
6B273 (大日本インキ) PV Rubine L6B (クラリアント) C.I.PIGMENT RED 112 Oriental Fast Red GR (東洋イン
キ) C.I.PIGMENT RED 114 Pollux Pink PM−2B (スミカカラー) C.I.PIGMENT RED 122 Hostaperm Pink E 02 (クラリアン
ト) Fastogen Super Magenta R
(大日本インキ) C.I.PIGMENT RED 166 Fastogen Super Red R (大日本
インキ) C.I.PIGMENT RED 184 Permanent Rubin F6B (クラリア
ント)
【0018】シアン用着色剤の例 C.I.PIGMENT BLUE 15:3 Chromo fine Blue 4920 (大日精
化) Fastogen Blue FGF (大日本イン
キ) Linol Blue FG−7351 (東洋インキ) C.I.PIGMENT BLUE 16 Heliogen Blue 16 (BASF) C.I.PIGMENT GREEN 7 Phthalocyanine Green (東洋イン
キ) C.I.PIGMENT GREEN 36 Cyanine Green 2 YL (東洋インキ)
【0019】着色剤量は結着樹脂100重量部に対して、
0.1〜50重量部、より好ましくは0.5〜25重量
部が適当である。
【0020】本発明のトナーは、必要に応じて帯電制御剤を
含有してもよい。帯電制御剤としては公知のものが全て
使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタ
ン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレ
ート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4
級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含
む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タング
ステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル
酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。
【0021】本発明において荷電制御剤の使用量は、バイン
ダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有
無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定され
るもので、一義的に限定されるものではないが、好まし
くはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜1
0重量部の範囲で用いられる。好ましくは、1〜5重量
部の範囲がよい。0.1重量部未満では、トナーの帯電
が不足し実用的でない。10重量部を越える場合にはト
ナーの帯電性が大きすぎ、2成分用の場合のキャリアと
の静電的吸引力の増大のため、現像剤の流動性低下や、
画像濃度の低下を招く。また、荷電制御剤は、必要に応
じて、複数の荷電制御剤と併用してもよい。またその他
の添加物として例えばコロイド状シリカ、疎水性シリ
カ、脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸ア
ルミニウムなど)、金属酸化物(酸化チタン、酸化アル
ミニュウム、酸化錫、酸化アンチモンなど)、フルオロ
ポリマー等を含有してもよい。本発明においてはトナー
単独で現像剤となし静電潜像を顕像化する、いわゆる一
成分現像法で現像しても良いし、トナーとキャリアを混
合してなる二成分現像剤を用いて静電潜像を顕像化する
二成分現像法で現像しても良い。
【0022】更に、トナー定着時にオイル等の離型剤を用い
ない、いわゆるオイルレス定着方式を使用するには、ト
ナー粒子中に、ポリエチレンワックス、プロピレンワッ
クス、カルナウバワックス等のワックス類を含有させる
事により実現できる。これらの使用量としては、用いる
材料の種類や定着の方法にもよるが、およそ0.5〜1
0.0重量%程度の使用が好ましく、1.0〜8.0重
量%程度の使用が更に好ましい。本発明のトナー粒子の
製造方法としては、上述のような原材料を、二本ロー
ル、二軸押出し混練機、一軸押出し混練機等の、公知の
方法で混練し、これを機械式や気流式等の公知の粉砕、
分級を行いトナー母体粒子を作成する事ができる。また
混練時に、着色剤や磁性体の分散状態を制御するための
分散剤等を併用しても良い。更に、このトナー母体粒子
は、前述の添加剤を添加し、混合機等により混合・表面
改質を行っても良い。 また、本発明の電子写真用トナ
ーを二成分現像剤として用いる場合、キャリア粒子は、
適当な抵抗を持った無機/金属粒子、比較的抵抗の低い
粒子を分散させた樹脂粒子や、これらを核とした芯材に
対して被覆層を設けた粒子等を用いることができる。
これらに使用される材料の例としては、以下の様な物が
挙げられる。まず、キャリア粒子に使用できる無機/金
属粒子の例としては、従来より公知のものが使用でき、
例えば鉄、コバルト、ニッケル等の金属;マグネタイ
ト、ヘマタイト、フェライトなどの合金や化合物等が挙
げられる。
【0023】次に、キャリア粒子の樹脂粒子及び/又は被覆
層を形成する樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、塩素化ポリエチレン、クロロスルホン化ポ
リエチレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリスチレン、
アクリル(例えばポリメチルメタクリレート)、ポリア
クリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポ
リビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポリビリ
ケトン等のポリビニル及びポリビニリデン系樹脂;塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体;オルガノシロキサン結合
からなるシリコーン樹脂またはその変成品(例えばアル
キッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウ
レタン等による変成品);ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリクロロ
トリフルオロエチレン等の弗素樹脂;ポリアミド;ポリ
エステル;ポリウレタン;ポリカーボネート;尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂等のアミノ樹脂;エポキシ樹脂等が
挙げられる。中でもトナースペントを防止する点で被覆
層用の材料として好ましいのはシリコーン樹脂またはそ
の変成品、弗素樹脂、特にシリコーン樹脂またはその変
成品である。
【0024】シリコーン樹脂としては、従来から知られてい
るいずれのシリコーン樹脂であってもよく、下記式で示
されるオルガノシロキサン結合のみからなるストレート
シリコーンおよびアルキド、ポリエステル、エポキシ、
ウレタンなどで変性したシリコーン樹脂が挙げられる。
【0025】
【化1】 上記式中R1は水素原子、炭素原子1〜4のアルキル基
またはフェニル基、R2およびR3は水素基、炭素原子数
1〜4のアルコキシ基、フェニル基、フェノキシ基、炭
素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子数2〜4のア
ルケニルオキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、エ
チレンオキシド基、グリシジル基または下記式で示され
る基である。
【0026】
【化2】 上記式中R4,R5はヒドロキシ基、カルボキシル基、炭
素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアル
コキシ基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子
数2〜4のアルケニルオキシ基、フェニル基、フェノキ
シ基、k,l,m,n,o,pは1以上の整数を示す。
【0027】上記各置換基は未置換のもののほか、例えばア
ミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、メルカプト
基、アルキル基、フェニル基、エチレンオキサイド基、
グリシジル基、ハロゲン原子のような置換基を有しても
よい。また前述の様に樹脂粒子及び/又は被覆層に分散
されるキャリア粒子の体積固有抵抗を制御するために使
用される低抵抗材料は、従来より公知の物で良く、その
例としては、鉄、金、銅等の金属;フェライト、マグネ
タイト等の酸化鉄;カーボンブラック等の顔料が挙げら
れる。この中でも特にカーボンブラックの一つであるフ
ァーネスブラックとアセチレンブラックの混合物を用い
ることにより、少量の低抵抗微粉末の添加で効果的に導
電性の調整が可能で、更に樹脂粒子/被覆層の耐摩耗性
に優れたキャリア粒子を得る。これらの低抵抗微粉末
は、粒径0.01〜10μm程度のものが好ましく、樹
脂粒子または被覆樹脂100重量部に対して1〜30重
量部添加されることが好ましく、さらには2〜20重量
部が好ましい。また、電荷付与部材樹脂粒子及び/又は
被覆層中には核体粒子との接着性を向上させたり導電性
付与剤の分散性を向上させる目的でシランカップリング
剤、チタンカップリング剤等を添加しても良い。
【0028】本発明用いるシランカップリング剤としては下
記一般式で示される化合物である。 YRSiX3
【0029】但し、Xはけい素原子に結合している加水分解
基でクロル基、アルコキシ基、アセトキシ基、アルキル
アミノ基、プロペノキシ基などがある。
【0030】Yは有機マトリックスと反応する有機官能基で
ビニル基、メタクリル基、エポキシ基、グリシドキシ
基、アミノ基、メルカプト基などがある。Rは炭素数1
〜20のアルキル基またはアルキレン基である。
【0031】このシランカップリング剤の中でも、特に負帯
電性を有する現像剤を得るにはYにアミノ基を有するア
ミノシランカップリング剤が好ましく、正帯電性を有す
る現像剤を得るにはYにエポキシ基を有するエポキシシ
ランカップリング剤が好ましい。被覆層の形成法として
は、従来と同様、キャリア核体粒子の表面に被覆層形成
液を噴霧法、浸漬法等の手段で塗布すればよい。また、
被覆層の厚さは0.1〜20μmが好ましい。定着ロー
ラと加圧ローラ対の表面に設けてある耐熱離型層の変形
量が定着ローラ>加圧ローラであるようにする。このよ
うな構成にすることで定着ローラ1へ10が巻き付きに
くくなる。そのために1に付帯してあるクリーニング部
材3、オイル塗布部材5を汚さないので1の表面に傷が
付きにくい。1の表面にオフセットが発生しない等によ
り定着品質が良好な画像がえられる。また、長期にわた
って、安定した画像定着が達成できる。なお、必要に応
じて、加圧ローラ2にもクリーニング部材3を設けても
良い。記録媒体(紙)の平滑度は平らさの程度を表わす
もので測定した値を秒で表示する。この値が小さいほど
面が粗く、高いほど平滑であることを意味する。この測
定には王研式平滑度試験器を使用した。この平滑度が2
5以下であると紙の表面が粗くなっているのでベルト上
でトナー加熱されている時、紙の中にトナーが入り込ん
でしまうので均一なトナー層が形成されない状態で定着
ローラに入るので滑らかな定着画像が得られない。ま
た、定着圧力は紙の中に入り込んだトナーまでかからな
いので定着不良が発生してしまう。そのため定着不良と
なったトナーがオイル塗布タイプであると、オイル塗布
部材まで進入してオイル塗布部材を汚染してしまうので
均一なオイル塗布ができない。クリーニング部材の容量
がいっぱいになって、クリーニング不良を発生したりす
る。そのために定着部の信頼性が大幅に低下するので定
着部のトラブルが多発する。この値が25以上であれば
前記のような不具合は生じない。通常は50〜100程
度が一般的に使用される。必要に応じて、それ以上の物
も使用しても良い。
【0032】
【発明の実施の形態】実施例1 トナーは下記処方により作成した。 ポリエステル樹脂1の製造例 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニール)プロパン、テレフタル酸、トリ
メリット酸を加えて、常法により縮合によって、酸価
3.5(KOHmg/g)の樹脂をえた。
【0033】 ポリエステル樹脂 1 100部 酸価 3.5 Tg 60℃ 着色剤 カーボンブラック 9.5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 3部
【0034】上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで
溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を
行い、体積平均粒径7μmのトナーを得た。さらに、ト
ナー100部に対して、疎水性シリカ(HDK2000
H,クラリアント)を0.6wt%の割合で添加し、ミ
キサーで混合してブラックトナーを得た。
【0035】一方、キャリアは2ヒドロキシエチルメタクリ
レート/メチルメタクリレート/スチレンの共重合体と
ビニリデンフルオロライド/テトラフルオロエチレンの
共重合体を70/30の重量比の樹脂を平均粒径50μ
mのフェライト芯材に0.75重量%(芯材基準)をコ
ーテングして被覆キャリアをえた。
【0036】複写機にセットしてテストするために前記トナ
ー2.5部に対して、キャリアとの総量が100部にな
るような割合で混合して現像剤を作成した。そして、F
T6090(リコー製複写機)の定着部は図1の中でベ
ルト6は厚さ40μmの金属ニッケルベルトにシリコン
ゴムによる離型層を設けたものであり、定着ローラ1の
耐熱離型層11はシリコンゴムを1mm被覆したもので
あり、加圧ローラ2の耐熱離型層11は50μmのPF
A製チューブを被覆したものにローラ対に3Kg/cm
2の圧力をかけた物に改造した定着装置のセットし
た。。そして、前記剤をセットして画像を出したところ
良好な定着品質のものがえられた。更に、100000
枚の連続通紙テストを行っても初期とかわらず良好な定
着品質の画像がえられた。更に低温低湿と高温高湿下で
各10000枚連続通紙テストを行っても初期とかわら
ず良好な定着品質の画像がえられた。
【0037】実施例2 トナーは実施例1の物を使用した。一方、キャリアは下
記処方によりコーテング液を調整した。 シリコン樹脂:SR2400(トーレダウコーニング社製) 300部 トルエン 1200部
【0038】上記を回転円盤型流動層コーテング装置に平均
粒径50μmのフェライトキャリア5Kgを入れ、キャ
リアに被覆した。その後この被覆物を装置より取り出し
て、250℃で2時間加熱して膜の熟成を実施した。複
写機にセットしてテストするために前記トナー2.5部
に対して、キャリアとの総量が100部になるような割
合で混合して現像剤を作成した。そして、FT6090
(リコー製複写機)の定着部を実施例1のように改造し
た。そして、前記剤をセットして画像を出したところ良
好な定着品質のものがえられた。また、トナーの定着性
テストするために人指し指の爪で画像部を擦ってみたが
全く、トナーの剥がれは発生しなかった。更に、100
000枚の連続通紙テストを行っても初期とかわらず良
好な定着品質の画像がえられた。更に低温低湿と高温高
湿下で各10000枚連続通紙テストを行っても初期と
かわらず良好な定着品質の画像がえられた。
【0039】実施例3 トナーは下記処方により作成した。 ポリエステル樹脂2の製造例 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニール)プロパン、ポリオキシエチレン
(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニー
ル)プロパン、テレフタル酸、1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸を加えて、常法により縮合によって、酸価
35(KOHmg/g)の樹脂をえた。
【0040】 ポリエステル樹脂 2 100部 酸価 35 Tg 65℃ 着色剤 カーボンブラック 9.5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 3部
【0041】上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで
溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を
行い、体積平均粒径7μmのトナーを得た。さらに、ト
ナー100部に対して、疎水性シリカ(HDK2000
H,クラリアント)を0.6wt%の割合で添加し、ミ
キサーで混合してブラックトナーを得た。
【0042】一方、キャリアは下記処方によりコーテング液
を調整した。 シリコン樹脂:SR2400(トーレダウコーニング社製) 300部 トルエン 1200部
【0043】上記を回転円盤型流動層コーテング装置に平均
粒径50μmのフェライトキャリア5Kgを入れ、キャ
リアに被覆した。その後この被覆物を装置より取り出し
て、250℃で2時間加熱して膜の熟成を実施した。複
写機にセットしてテストするために前記トナー2.5部
に対して、キャリアとの総量が100部になるような割
合で混合して現像剤を作成した。そして、FT6090
(リコー製複写機)の定着部を実施例1のように改造し
た。そして、前記剤をセットして画像を出したところ良
好な定着品質のものがえられた。また、トナーの定着性
テストするために人指し指の爪で画像部を擦ってみたが
全く、トナーの剥がれは発生しなかった。更に、100
000枚の連続通紙テストを行っても初期とかわらず良
好な定着品質の画像がえられた。更に低温低湿と高温高
湿下で各10000枚連続通紙テストを行っても初期と
かわらず良好な定着品質の画像がえられた。
【0044】比較例1 トナーは下記処方により作成した。 ポリエステル樹脂3の製造例 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニール)プロパン、テレフタル酸を加え
て、常法により縮合によって、酸価1.5(KOHmg
/g)の樹脂をえた。
【0045】 ポリエステル樹脂 3 100部 酸価 1.5 Tg 58℃ 着色剤 カーボンブラック 9.5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 3部
【0046】上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで
溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を
行い、体積平均粒径7μmのトナーを得た。さらに、ト
ナー100部に対して、疎水性シリカ(HDK2000
H,クラリアント)を0.6wt%の割合で添加し、ミ
キサーで混合してブラックトナーを得た。
【0047】一方、キャリアは2ヒドロキシエチルメタクリ
レート/メチルメタクリレート/スチレンの共重合体と
ビニリデンフルオロライド/テトラフルオロエチレンの
共重合体を70/30の重量比の樹脂を平均粒径50μ
mのフェライト芯材に0.75重量%(芯材基準)をコ
ーテングして被覆キャリアをえた。
【0048】複写機にセットしてテストするために前記トナ
ー2.5部に対して、キャリアとの総量が100部にな
るような割合で混合して現像剤を作成した。そして、F
T6090(リコー製複写機)の定着部を実施例1のよ
うに改造した。そして、前記剤をセットして画像を出し
てトナーの定着性テストするために人指し指の爪で画像
部を擦ってみた。その結果、爪を画像上で2往復したと
ころでトナーの剥がれは発生した。更に、1000枚の
連続通紙テストをしたあと定着部のクリーニング部材
3、オイル塗布部材5を調べてみると、トナーの汚れが
著しかった。
【0049】比較例2 トナーは下記処方により作成した。 ポリエステル樹脂4の製造例 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニール)プロパン、テレフタル酸、コハ
ク酸、トリメリット酸/を常法により縮合によって、酸
価55(KOHmg/g)の樹脂をえた。
【0050】 ポリエステル樹脂 4 100部 酸価 55 Tg 66℃ 着色剤 カーボンブラック 9.5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 3部
【0051】上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで
溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を
行い、体積平均粒径7μmのトナーを得た。さらに、ト
ナー100部に対して、疎水性シリカ(HDK2000
H,クラリアント)を0.6wt%の割合で添加し、ミ
キサーで混合してブラックトナーを得た。
【0052】一方、キャリアは2ヒドロキシエチルメタクリ
レート/メチルメタクリレート/スチレンの共重合体と
ビニリデンフルオロライド/テトラフルオロエチレンの
共重合体を70/30の重量比の樹脂を平均粒径50μ
mのフェライト芯材に0.75重量%(芯材基準)をコ
ーテングして被覆キャリアをえた。
【0053】複写機にセットしてテストするために前記トナ
ー2.5部に対して、キャリアとの総量が100部にな
るような割合で混合して現像剤を作成した。そして、F
T6090(リコー製複写機)の定着部を実施例1のよ
うに改造した。そして、前記剤をセットして画像を出し
たが画像濃度が極めて低かった。また、トナーの定着性
テストするために人指し指の爪で画像部を擦ってみたが
全く、トナーの剥がれは発生しなかった。また、画像濃
度を高くするためにトナー濃度を高くして画像出しをし
てみたが、画像濃度はそれほど高くならず、反面、地汚
れが著しく増加してしまった。さらに、ベタ均一性が良
くない画像であった。また、低温低湿下で連像通紙をし
たところ画像濃度は低く、定着後の画像を調べてみる
と、ベタ均一性が良くない画像で階調性もよくなかっ
た。
【0054】実施例4 トナーは下記処方により作成した。 ポリエステル樹脂2の製造例 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニール)プロパン、ポリオキシエチレン
(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニー
ル)プロパン、テレフタル酸、1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸を加えて、常法により縮合によって、酸価
35(KOHmg/g)の樹脂をえた。
【0055】 ポリエステル樹脂 2 100部 酸価 35 Tg 65℃ 着色剤 カーボンブラック 9.5部 カルナウバワックス 2.5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 3部 (トナーにはワックスをいれてオイルレスの機能をもたせた。)
【0056】上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで
溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を
行い、体積平均粒径7μmのトナーを得た。さらに、ト
ナー100部に対して、疎水性シリカ(HDK2000
H,クラリアント)を0.6wt%の割合で添加し、ミ
キサーで混合してブラックトナーを得た。
【0057】一方、キャリアは下記処方によりコーテング液
を調整した。 シリコン樹脂:SR2400(トーレダウコーニング社製) 300部 トルエン 1200部
【0058】上記を回転円盤型流動層コーテング装置に平均
粒径50μmのフェライトキャリア5Kgを入れ、キャ
リアに被覆した。その後この被覆物を装置より取り出し
て、250℃で2時間加熱して膜の熟成を実施した。複
写機にセットしてテストするために前記トナー2.5部
に対して、キャリアとの総量が100部になるような割
合で混合して現像剤を作成した。そして、実施例1のF
T6090(リコー製複写機)の定着部の中でオイル塗
布部材を取り除いた形に改造した。そして、前記剤をセ
ットして画像を出したところ良好な定着品質のものがえ
られた。また、トナーの定着性テストするために人指し
指の爪で画像部を擦ってみたが全く、トナーの剥がれは
発生しなかった。更に、100000枚の連続通紙テス
トを行っても初期とかわらず良好な定着品質の画像がえ
られた。更に低温低湿と高温高湿下で各10000枚連
続通紙テストを行っても初期とかわらず良好な定着品質
の画像がえられた。
【0059】実施例5 トナーは下記処方により作成した。 ポリエステル樹脂1の製造例 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニール)プロパン、テレフタル酸、トリ
メリット酸を加えて、常法により縮合によって、酸価
3.5(KOHmg/g)の樹脂をえた。
【0060】 ポリエステル樹脂 1 80部 酸価 3.5 Tg 60℃ スチレンーメタアクリレート共重合体 20部 着色剤 カーボンブラック 9.5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 3部
【0061】上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで
溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を
行い、体積平均粒径7μmのトナーを得た。さらに、ト
ナー100部に対して、疎水性シリカ(HDK2000
H,クラリアント)を0.6wt%の割合で添加し、ミ
キサーで混合してブラックトナーを得た。
【0062】キャリアは実施例1の物を使用して実施例1と
同じようにしてテストをしたところ実施例1と同じ結果
をえた。
【0063】実施例6 実施例1において、定着装置の定着ローラ1の耐熱離型
層11をシリコンゴムを2mmとした以外は実施例1と
同じ物で実施例1と同じようにしてテストをしたところ
実施例1と同じ結果をえた。
【0064】実施例7 実施例1にて画像を出す記録媒体である紙の平滑度が2
5及び90の物を使用して画像出しをしたところ良好な
定着画像がえられた。とくに、平滑度90で画像出しし
た画像品質は階調性、ベタ均一性、滑らかさが良好であ
った。
【0065】実施例8 トナーは下記処方により作成した。 ポリエステル樹脂5の製造例 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニール)プロパン、ポリオキシエチレン
(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニー
ル)プロパン、テレフタル酸、1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸を加えて、常法により縮合によって、酸価
45(KOHmg/g)の樹脂をえた。
【0066】 ポリエステル樹脂 2 100部 酸価 45 Tg 65℃ 着色剤 カーボンブラック 9.5部 カルナウバワックス 2.5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 3部 (トナーにはワックスをいれてオイルレスの機能をもたせた。)
【0067】上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで
溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を
行い、体積平均粒径7μmのトナーを得た。さらに、ト
ナー100部に対して、疎水性シリカ(HDK2000
H,クラリアント)を0.6wt%の割合で添加し、ミ
キサーで混合してブラックトナーを得た。
【0068】一方、キャリアは下記処方によりコーテング液
を調整した。 シリコン樹脂:SR2400(トーレダウコーニング社製) 300部 トルエン 1200部
【0069】上記を回転円盤型流動層コーテング装置に平均
粒径50μmのフェライトキャリア5Kgを入れ、キャ
リアに被覆した。その後この被覆物を装置より取り出し
て、250℃で2時間加熱して膜の熟成を実施した。複
写機にセットしてテストするために前記トナー2.5部
に対して、キャリアとの総量が100部になるような割
合で混合して現像剤を作成した。そして、実施例1のF
T6090(リコー製複写機)の定着部の中でオイル塗
布部材を取り除いた形に改造した。そして、前記剤をセ
ットして画像を出したところ良好な定着品質のものがえ
られた。また、トナーの定着性テストするために人指し
指の爪で画像部を擦ってみたが全く、トナーの剥がれは
発生しなかった。更に、100000枚の連続通紙テス
トを行っても初期とかわらず良好な定着品質の画像がえ
られた。更に低温低湿と高温高湿下で各10000枚連
続通紙テストを行っても初期とかわらず良好な定着品質
の画像がえられた。
【0070】実施例9 トナーは下記処方により作成した。 ポリエステル樹脂1の製造例 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニール)プロパン、テレフタル酸、トリ
メリット酸を加えて、常法により縮合によって、酸価
3.5(KOHmg/g)の樹脂をえた。
【0071】 ポリエステル樹脂 1 100部 酸価 3.5 Tg 60℃ 着色剤 (下記参照) サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 3部
【0072】上記処方に対してそれぞれの下記の着色剤を混
合して、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックトナ
ーをえた。 着色剤の種類と量 イエロー着色剤 :C.I.ピグメントイエロー17 5部 マゼンタ着色剤 :C.I.ピグメントレッド122 4部 シアン着色剤 :C.I.ピグメントブルー15:3 2部 ブラック着色剤 :カーボンブラック 7部
【0073】各色のトナー製法は各処方量にて、まず、原材
料をミキサーで混合後、3本ロールミルで溶融混練し、
混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7μmのトナーを得た。さらに、トナー100部
に対して、疎水性シリカ(HDK2000H,クラリア
ント)を0.6wt%の割合で添加し、ミキサーで混合
して各色のカラートナーを得た。一方、キャリアは実施
例2のものを使用する。そして、複写機にセットしてテ
ストするために前記各色トナー5部に対して、キャリア
との総量が100部になるような割合で混合して現像剤
を作成した。そして、プリテール650(リコー製カラ
ー複写機)の定着部を実施例1と同じようにして改造し
た定着装置をセットした。そして、前記剤をセットして
画像を出したところベタ均一性、階調性、滑らかさ、地
汚れ等が良好な定着品質のものがえられた。また、トナ
ーの定着性テストするために人指し指の爪で画像部を擦
ってみたが全く、トナーの剥がれは発生しなかった。更
に、100000枚の連続通紙テストを行っても初期と
かわらず良好な定着品質の画像がえられた。更に低温低
湿と高温高湿下で各10000枚連続通紙テストを行っ
ても初期とかわらず良好な定着品質の画像がえられた。
【0074】実施例10 実施例9にて画像を出す記録媒体である紙の平滑度が5
0及び200の物を使用して画像出しをしたところ良好
な定着画像がえられた。とくに、平滑度200で画像出
しした画像品質は階調性、ベタ均一性、滑らかさが良好
であった。
【0075】実施例11 実施例9において、トナー用樹脂のみ実施例5の樹脂に
かえた以外は実施例9の物を使用してテストしたころ実
施例9と同じ結果をえた。
【0076】実施例12 実施例9において各色のトナー処方の中にカルナバワッ
クスを2.5部添加した以外は実施例9と同じようにし
てトナーを作成して、実施例9のプリテール650(リ
コー製カラー複写機)の定着部の中でオイル塗布部材を
取り除いた形に改造した。そして、実施例9と同じよう
にしてテストをしたところ実施例9と同じ結果をえた。
【0077】実施例13 実施例9のトナーとキャリアは同じ物を使用してた。プ
リテール550(リコー製カラー複写機)を改造して、
記録媒体にトナー像を重ね転写した後、トナー像を定着
するタイプにした。また、定着部は実施例1と同じよう
にして改造した定着装置をセットした。このようにし
て、実施例9と同じようにしてテストをしたところ実施
例9と同じ結果をえた。
【0078】実施例14 実施例9のトナーとキャリアは同じ物を使用した。プリ
テール550(リコー製カラー複写機)を改造して、一
旦、中間転写部材にトナー像を重ね転写した後、記録媒
体にトナー像を再び、重ね転写した後トナー像を定着す
るタイプにした。また、定着部は実施例1と同じように
して改造した定着装置をセットした。このようにして、
実施例9と同じようにしてテストをしたところ実施例9
と同じ結果をえた。
【0079】実施例15 実施例9のトナーとキャリアは同じ物を使用した。プリ
テール550(リコー製カラー複写機)を改造して、潜
像担持体にトナー像を重ね転写した後、記録媒体にトナ
ー像を再び、重ね転写した後トナー像を定着するタイプ
にした。また、定着部は実施例1と同じようにして改造
した定着装置をセットした。このようにして、実施例9
と同じようにしてテストをしたところ実施例9と同じ結
果をえた。
【0080】
【発明の効果】本発明の構成でのベルト定着と定着ロー
ラを併用した装置で樹脂の酸価とローラ対の変形量を特
定して、記録媒体の平滑度を規定することで良好な定着
が行われると共に、オフセットの発生がなく、ベタ均一
性、滑らかな階調性、適度な光沢、地汚れがない良好な
定着画像をえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する定着装置の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/20 103 G03G 9/08 361 (72)発明者 渡辺 陽一郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 白石 桂子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩本 康敬 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡辺 和人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 AA21 CA21 DA01 DA04 DA06 EA10 FB01 2H030 AD01 AD04 AD17 BB21 BB42 BB43 BB71 2H033 AA02 AA10 AA39 BA11 BA25 BA41 BB01 BB28

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ベルトとローラ対により記録媒体上
    のトナー像を定着する方法に使用されるトナーであっ
    て、少なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御剤からな
    り、該結着樹脂の酸価が2〜45であることを特徴とす
    る画像形成用トナー。
  2. 【請求項2】 少なくとも静電潜像担持体に静電潜像を
    形成する工程と得られた静電潜像をトナーにより顕像化
    する現像工程と該トナー像を記録媒体上に転写する工程
    及びトナー像を転写後の静電潜像担持体をクリーニング
    する工程と記録媒体上のトナー像を定着する工程からな
    る画像形成方法において、該、定着工程は定着ローラと
    支持ローラにより挟持された定着ベルトを有し、少なく
    とも1つの発熱体により定着ベルトを加熱し、かつ、定
    着ローラには加圧ローラを圧接したローラ対からなるも
    ので記録媒体上のトナー像を定着するもので該トナーは
    少なくとも結着樹脂、着色剤、荷電制御剤からなり該結
    着樹脂の酸価が2〜45からなる画像形成方法。
  3. 【請求項3】 1対の定着ローラと加圧ローラに設けて
    ある耐熱離型層の変形量は定着ローラ>加圧ローラであ
    ることを特徴した請求項1記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 記録媒体の平滑度が25以上であること
    を特徴とした請求項1又は2記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 トナーの着色剤は互いに異なるイエロ
    ー、マゼンタ、シアン及びブラックからなることを特徴
    とした請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  6. 【請求項6】 潜像担持体上に第1の静電潜像を形成
    し、これをカラートナーAで現像した後そのカラートナ
    ーを転写部材に転写し、次に、該静電潜像担持体の上に
    第2の静電潜像を形成し、これをカラートナーBで現像
    した後そのカラートナーを前記の転写部材に重ね転写
    し、次に、該潜像担持体上に第3の静電潜像を形成し、
    これをカラートナーCで現像した後そのカラートナーを
    該転写部材に重ね転写し、更に、該潜像担持体上に第4
    の静電潜像を形成し、これをカラートナーDで現像した
    後そのカラートナーを該転写部材に重ね転写した後この
    転写部材上のカラートナーを定着するカラー画像形成方
    法であって、これらのカラートナーA,B,C及びDに
    含有されている着色剤は互いに異なるイエロー、マゼン
    タ、シアン、ブラック系からなることを特徴とする画像
    形成方法。
  7. 【請求項7】 潜像担持体上に第1の静電潜像を形成
    し、これをカラートナーAで現像した後そのカラートナ
    ー像を一旦、中間転写部材に転写し、次に、該静電潜像
    担持体の上に第2の静電潜像を形成し、これをカラート
    ナーBで現像した後そのカラートナー像を前記の中間転
    写部材に重ね転写し、次に、該潜像担持体上に第3の静
    電潜像を形成し、これをカラートナーCで現像した後そ
    のカラートナー像を該中間転写部材に重ね転写し、更
    に、該潜像担持体上に第4の静電潜像を形成し、これを
    カラートナーDで現像した後そのカラートナー像を該中
    間転写部材に重ね転写した後この中間転写部材上に転写
    されたカラートナー像を定着するための転写部材上に一
    括転写した後カラートナーを定着するカラー画像形成方
    法であって、これらのカラートナーA,B,C及びDに
    含有されている着色剤は互いに異なるイエロー、マゼン
    タ、シアン、ブラック系からなることを特徴とする画像
    形成方法。
  8. 【請求項8】 潜像担持体上に第1の静電潜像を形成
    し、これをカラートナーAで現像した後、次に、該静電
    潜像担持体の上に第2の静電潜像を形成し、これをカラ
    ートナーBで重ね現像した後、次に、該潜像担持体上に
    第3の静電潜像を形成し、これをカラートナーCで重ね
    現像した後、更に、該潜像担持体上に第4の静電潜像を
    形成し、これをカラートナーDで重ね現像した後、その
    重ねられたカラートナー像を定着するための転写部材に
    一括転写後トナーを定着する画像形成方法において、こ
    れらのカラートナーA,B,C及びDに含有されている
    着色剤は互いに異なるイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
    ラック系からなることを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276044A (ja) * 2004-03-18 2006-10-12 Ricoh Co Ltd トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、定着方法、画像形成装置及び画像形成方法
JP2008216624A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Konica Minolta Business Technologies Inc トナーキット
JP2015152771A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 株式会社リコー 画像形成装置

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