JP2001215618A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

光源装置およびプロジェクター

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JP2001215618A JP2000022894A JP2000022894A JP2001215618A JP 2001215618 A JP2001215618 A JP 2001215618A JP 2000022894 A JP2000022894 A JP 2000022894A JP 2000022894 A JP2000022894 A JP 2000022894A JP 2001215618 A JP2001215618 A JP 2001215618A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を促進できる光源装置およびプロジェ
クターを提供する。 【解決手段】 光源装置8は、光源の使用の有無を判別
する判別部260を備え、判別部260は、そこからの
情報を検出する検出基板の2端子間を短絡するスイッチ
ング部材261を備え、このスイッチング部材261が
感熱変形部材で形成されている。このため、スイッチン
グ部材261を光源に近い部位に設けることができ、光
源装置8を収容するランプハウジング184の高さの範
囲内に設けることができる。その結果、高さ方向に突出
させなくてすむので、光源装置ひいてはプロジェクター
の小型化を図ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源の使用の有無
を判別する判別部を備えた光源装置と、この判別部から
の情報を検出するランプ情報検出回路基板とを備えた光
源装置およびプロジェクターに関する。
【0002】
【背景技術】従来、光源から出射される光束を画像情報
に応じて光学像を形成する電気光学装置と、この電気光
学装置で形成された画像を拡大投写する投写レンズとを
備えたプロジェクターが知られている。このようなプロ
ジェクターは、会議、学会、展示会等でのマルチメディ
アプレゼンテーションに広く利用されている。
【0003】このようなプロジェクターでは、投写され
た映像に対して、安定した輝度や発色状態を確保するた
めに、従来は、メタルハライドランプ、キセノンランプ
などの光源ランプを、リフレクタに固定し、ランプハウ
ジング内に収納した光源装置が利用されている。このラ
ンプハウジングには、その外周部に、光源の使用の有無
を判別するランプ情報担持素子であるヒューズを備えた
ランプ情報担持回路基板が設けられている。
【0004】一方、プロジェクター本体は、ランプ情報
担持回路基板からの情報を検出するランプ情報検出回路
基板を備え、光源装置のランプ点灯時間を積算し、光源
ランプの使用限界がきた際に、強制的にシャットダウン
したり、投写画面上にその旨を表示するように構成され
ている。具体的には、(1)プロジェクター本体に新し
い光源装置を装着すると、ランプ情報検出回路基板とラ
ンプ情報担持回路基板とが接続され、(2)当該ランプ
情報検出回路基板がランプ情報担持回路基板に設けられ
ているヒューズの電気的導通の有無を確認し、(3)装
置本体に記録されたランプ使用積算時間がリセットさ
れ、(4)ランプ情報担持回路基板のヒューズを切って
当該光源装置の使用時間の積算を開始する。
【0005】このようなランプ情報担持回路基板および
ランプ情報検出回路基板は、ランプ情報検出回路基板が
ヒューズを覆うように、装置内部で積層配置されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プロジェク
ターは、プレゼンテーション用の会議室等に設置された
状態に維持されることもあるが、必要に応じて持ち込ま
れたり、終了後に他の場所に移して保管する場合もあ
る。従って、持ち運びを容易にするために携帯性を向上
させる必要があり、一層の小型化が求められている。
【0007】しかしながら、ランプ情報担持回路基板お
よびランプ情報検出回路基板が、当該ランプ情報検出回
路基板がヒューズを覆うように配置されていては、ラン
プ情報担持回路基板の厚さ寸法と、このランプ情報担持
回路基板に設けられるヒューズの突出寸法と、ランプ情
報検出回路基板の厚さ寸法との和で表される総厚さ寸法
よりも大きな高さ寸法を有するスペースが装置内部に必
要となるので、プロジェクターの小型化を図るのが困難
であるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、小型化を促進できる光源
装置およびプロジェクターを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光源装置は、光
源の使用の有無を判別する判別部を備えた光源装置であ
って、判別部からの情報を検出する検出基板の2端子間
を短絡するスイッチング部材を備え、このスイッチング
部材が感熱変形部材で形成されていることを特徴とする
ものである。
【0010】このような本発明によれば、スイッチング
部材が感熱変形部材で形成されているので、光源に近い
部位に設けることができる。従って、光源装置を収容す
るランプハウジングの高さの範囲内に設けることがで
き、高さ方向に突出させなくてすむので、プロジェクタ
ーの小型化を図ることが可能となる。
【0011】以上において、感熱変形部材を、加熱する
ことにより記憶した初期の形状に戻る形状記憶合金のう
ち、例えばTi−Ni系の形状記憶合金で形成し、この
ような形状記憶合金で形成されたスイッチング部材は、
検出基板の平面2箇所の端子に接触可能となっているこ
とが好ましい。
【0012】このような本発明によれば、形状記憶合金
を最初に所定形状に設定しておくだけでよいので、複雑
な構造としなくてもすみ、その上、平面部に接触させれ
ばよく、スイッチング部材の接触部の位置を揃えて製作
しやすいので、製作が容易であり、コストが安くてす
む。
【0013】また、本発明において、スイッチング部材
は、垂直面内で相対するように設けられた検出回路の2
箇所の端子に接触可能となっていてもよい。
【0014】このような本発明によれば、スイッチング
部材をクリップ状に形成することができ、クリップは1
枚の板部材で形成できるので、スイッチング部材の構造
が簡単となり、製作が容易となる。
【0015】さらに、本発明において、スイッチング部
材は、少なくとも2部材で形成されていることが好まし
いが、1部材で形成されていてもよい。
【0016】このような本発明によれば、2部材で形成
する場合、1部材を感熱部材で形成すれば、残りの1部
材は感熱部材を使用しなくてもすみ、その分コストが安
くてすむ。1部材で形成する場合、例えば2部材を接続
したりして製作する場合と比べて、手間が少なくてす
み、かつ、製作が容易となり、コストも安くてすむ。
【0017】また、本発明において、スイッチング部材
は、光源装置が収納されるランプハウジングの光源の出
射部寄りに設けられていることが好ましい。
【0018】このような本発明によれば、スイッチング
部材が光源の熱を受けやすく、従って、感熱感知動作時
間を短くすることができ、光源の使用の有無を短時間で
判別することができるようになる。
【0019】また、本発明において、スイッチング部材
は、その接点部および先端部が突出した状態で収納部内
に設けられるとともに、感熱による変形後は、接点部お
よび先端部が収納部内に収納されるものであってもよ
い。
【0020】このような本発明によれば、スイッチング
部材がむき出しにならないので、破損するおそれが少な
い。
【0021】また、本発明において、スイッチング部材
を変形させる感熱動作温度は、光源を保持する光源保持
構造部材の耐熱温度以下であることが好ましい。
【0022】ここで、光源保持構造部材の耐熱温度以下
の温度は、例えば、使用上限温度+50〜200℃であ
る。
【0023】このような本発明によれば、光源保持構造
部材が熱によって損傷することがない。
【0024】本発明の他の光源装置は、光源の使用の有
無を判別する判別部を備えた光源装置であって、判別部
が感熱変形部材で構成されていることを特徴とするもの
である。
【0025】このような本発明によれば、ヒューズ代替
品として形状記憶合金等の感熱変形部材を採用すること
により、検出基板およびランプ基板間の距離を少なくす
ることができ、これにより、装置の薄型化、小型化を図
れる。
【0026】以上において、感熱変形部材は、加熱する
ことにより記憶した初期の形状に戻る形状記憶合金を使
用することが好ましく、形状記憶合金としては、例え
ば、Ti−Ni系の形状記憶合金を使用することが好ま
し。
【0027】このような本発明によれば、形状記憶合金
を最初に所定形状に設定しておくだけでよいので、複雑
な構造とせずにすみ。コストが安くてすむ。
【0028】また、本発明において、判別部は、一方の
端子部に固定される固定部と、他方の端子部に係合離脱
する接触部とを有することが好ましい。
【0029】このような本発明によれば、他方の端子部
をスライドさせたり、反らせたりする構成で目的を達成
できるので、構造が簡単となり、製作およびコストが安
くてすむ。
【0030】さらに、本発明において、判別部を変形さ
せる感熱動作温度は、光源を保持する光源保持構造部材
の耐熱温度以下であることが好ましい。
【0031】ここで、光源保持構造部材の耐熱温度以下
の温度は、例えば、使用上限温度+50〜200℃であ
る。
【0032】このような本発明によれば、光源保持構造
部材が熱によって損傷することがない。
【0033】本発明のプロジェクターは、光源装置の光
源から出射される光束を画像情報に応じて光学像を形成
する電気光学装置と、この電気光学装置で形成された画
像を拡大投写する投写レンズとを備えたプロジェクター
であって、光源装置は、請求項1〜15のいずれかに記
載の光源装置を備えて構成されていることを特徴とする
ものである。
【0034】このような本発明によれば、薄型化、小型
化を図れるプロジェクターとすることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0036】(1)装置の全体構成 図1、図2には、本実施形態に係るプロジェクター1の
概略斜視図が示され、図1は上面側から見た斜視図、図
2は下面側から見た斜視図である。
【0037】プロジェクター1は、光源としての光源装
置から出射された光束を赤(R)、緑(G)、青(B)
の三原色に分離し、これらの各色光束を、電気光学装置
を構成する液晶パネルを通して画像情報に対応させて変
調し、変調した後の各色の変調光束をクロスダイクロイ
ックプリズム(色合成光学系)により合成して、投写レ
ンズ6を介して投写面上に拡大表示する形式のものであ
る。各構成部品は外装ケース2の内部に収納されている
が、投写レンズ6はそのズーム機構により、必要に応じ
て外装ケース2から突出可能に設けられている。
【0038】(2)外装ケースの構造 外装ケース2は、基本的には、装置上面を覆うアッパー
ケース3と、装置底面を構成するロアーケース4と、正
面部分を覆うフロントケース5とから構成され、アッパ
ーケース3およびロアーケース4がマグネシウムダイキ
ャスト製で、フロントケース5が樹脂製である。
【0039】アッパーケース3の上面右側(正面から見
て右側)には、樹脂製のフィルタ交換蓋241で覆われ
た空気取入口240が設けられている。このフィルタ交
換蓋241には、外部から取り入れた空気を装置内部へ
冷却空気として導入するためのスリット状の開口241
Aが形成され、当該フィルタ交換蓋241の内側には、
エアフィルタ242(図8)が設けられている。このフ
ィルタ交換蓋241をアッパーケース3の上面側から着
脱することで、内部のエアフィルタ242を交換するこ
とが可能である。
【0040】また、アッパーケース3の上面において、
フィルタ交換蓋241の前方には、スピーカ250(図
7)用の多数の連通孔251が穿設されている。連通孔
251の側方には、プロジェクター1の画質等を調整す
るための操作パネル60が設けられている。これらのフ
ィルタ交換蓋241、連通孔251、および操作パネル
60が設けられている部分は、図7、図8に示されるよ
うに、アッパーケース3の一部が上方に膨出した膨出部
3Aになっており、この膨出部3Aによって形成される
内部空間に前述のエアフィルタ242や、スピーカ25
0、操作パネル60用の回路基板61等が収容されてい
る。
【0041】図2において、ロアーケース4の底面に
は、内部に収納される光源ランプユニット8(図3、図
4)を交換するためのランプ交換蓋27が設けられてい
る。ロアーケース4の底面前方側の角部にはフット31
R、31Lが設けられ、後方側の中央にはフット31C
が設けられている。なお、フット31R、31Lは、ダ
イヤル部分を回転させたり、レバー32R、32Lを操
作することで突出方向に進退する構成であり、その進退
量を調整することによって表示画面の高さや傾きを変更
することが可能である。
【0042】フロントケース5前面の向かって右側部分
には、図示略のリモートコントローラからの光信号を受
信するための受光部70が設けられている。フロントケ
ース5の略中央には、装置内部の空気を排出する排気口
160が設けられている。
【0043】このような外装ケース2の空気取入口24
0寄りの側面および背面には、外部電源との接続用のA
Cインレット50や各種の入出力端子群51が配置され
ている。
【0044】(3)装置の内部構造 図3〜図8には、プロジェクター1の内部構造が示され
ている。図3は装置内部の概略斜視図、図4は光学系を
示す斜視図、図5、図6は光学系の内部を示す斜視図、
図7、図8はプロジェクター1の垂直断面図である。
【0045】これらの図において、外装ケース2の内部
には、光源ランプユニット8、電源としての電源ユニッ
ト9、光学ユニット10、ドライバーボード11(図
8)、メインボード12、AVボード13などが配置さ
れている。そして、本実施形態では、光源ランプユニッ
ト8、光学ユニット10、および前述した投写レンズ6
により、図9にも示されるように、本発明に係る平面U
字形状の光学系が構成され、各ボード11、12、13
で本発明に係る制御系が構成されている。
【0046】電源ユニット9は、光学系の投写レンズ6
側の側部に配置された第1電源ブロック9A、平面U字
型の光学系における中央の開口部14内、すなわち投写
レンズ6と光源ランプユニット8との間に配置された第
2電源ブロック9B、光学系の光源ランプユニット8側
の側部に配置された第3電源ブロック9Cで構成されて
いる。
【0047】第1電源ブロック9Aは、ACインレット
50を備えており、このACインレット50を通して得
られる外部電源からの電力を第2電源ブロック9Bおよ
び第3電源ブロック9Cに分配供給している。
【0048】第2電源ブロック9Bは、第1電源ブロッ
ク9Aから得られる電力を変圧して主に制御系を構成す
るメインボード12に供給している。この第2電源ブロ
ック9Bの排気口160側には、当該第2電源ブロック
9Bからの電力で駆動される補助排気ファン15が取り
付けられている。
【0049】第3電源ブロック9Cは、第1電源ブロッ
ク9Bから得られる電力を変圧して光源183(図9)
に供給している。すなわち、第3電源ブロック9Cは、
最も消費電力の大きい光源183に電力を供給する必要
から、第1、第2電源ブロック9A、9Bよりも大き
く、装置1の前後にわたる大きさに設けられている。
【0050】このような第1〜第3電源ブロック9A〜
9Cは、投写レンズ6や光学ユニット10に先がけてロ
アーケース4にネジ等によって固定される。なお、第1
電源ブロック9Aは、第2電源ブロック9Bにのみ電力
を供給し、第3電源ブロック9Cはその第2電源ブロッ
ク9Bから電力が分配されるようにしてもよい。
【0051】光源ランプユニット8は、図9に示される
ように、光源ランプ181および凹面鏡182からなる
光源183と、この光源183を収納するランプハウジ
ング184とを有している。
【0052】なお、ランプハウジング184には、光源
ランプ181の使用の有無を判別する判別部260が設
けられている。
【0053】そして、ランプハウジング184におい
て、光源装置である光源ランプユニット8は、後述のラ
イトガイド900を構成する上ライトガイド901と一
体の収容部9021で覆われており、上述したランプ交
換蓋27を開けて取り外せるように構成されている。収
容部9021の前方には、排気口160に対応した位置
に補助排気ファン15よりも大きい主排気ファン16が
配置されている。そして、この主排気ファン16も第2
電源ブロック9Bからの電力で駆動される。
【0054】光学ユニット10は、光源ランプユニット
8から出射された光束を、光学的に処理して画像情報に
対応した光学像を形成するユニットであり、ライトガイ
ド900を備えている。このライトガイド900は、樹
脂製で箱状とされた上ライトガイド901と、マグネシ
ウム製で蓋状とされた下ライトガイド902とで構成さ
れ、その内部には照明光学系923、色光分離光学系9
24、変調系としての電気光学装置925、および色合
成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム910
が収容されている。また、下ライトガイド902には投
写レンズ6が固定される鉛直なヘッド板903が設けら
れている。電気光学装置925およびクロスダイクロイ
ックプリズム910以外の光学ユニット10の光学素子
は、上下のライトガイド901、902の間に挟まれて
保持された構成となっている。これらの上ライトガイド
901、下ライトガイド902は一体とされて、ロアー
ケース4の側に固定されている。
【0055】クロスダイクロイックプリズム910は、
ヘッド板903の裏面側であって、下ライトガイド90
2上に固定されている。電気光学装置925を構成する
各液晶パネル925R、925G、925Bは、クロス
ダイクロイックプリズム910の3側面と対向配置さ
れ、クロスダイクロイックプリズム910の対向する面
に固定部材を介して接着固定されている。なお、各液晶
パネル925R、925G、925Bの互いの位置関係
は、液晶パネル925Bと液晶パネル925Rとがクロ
スダイクロイックプリズム910を挟んで対向した位置
に設けられ、液晶パネル925Gがクロスダイクロイッ
クプリズム910を挟んで投写レンズ6と対向した位置
に設けられている。そして、これらの液晶パネル925
R、925G、925Bは、クロスダイクロイックプリ
ズム910の上方に位置しかつ前述の空気取入口240
に対応して設けられた吸気ファン17からの冷却用空気
によって冷却される。この際、吸気ファン17駆動用の
電力は、メインボード12からドライバーボード11を
介して供給される。
【0056】ドライバーボード11は、上述した電気光
学装置925の各液晶パネル925R、925G、92
5Bを制御するためのものであり、光学ユニット10の
上方に配置されている。
【0057】メインボード12は、プロジェクター1全
体を制御する制御回路が形成されたものであり、光学ユ
ニット10の後方に立設されている。従って、メインボ
ード12とドライバーボード11とは互いに直角に配置
されてコネクタを介して電気的に接続されている。な
お、このメインボード12には、判別部260からの情
報を検出するランプ情報検出基板230が、ケーブルを
介して接続されている。
【0058】AVボード13は、前述の入出力端子群5
1を備えた回路基板であって、光学ユニット10とメイ
ンボード12との間に立設され、メインボード12に電
気的に接続されている。
【0059】(4)光学系の構造 次に、図5、図9を参照して光学系の光学ユニット10
について詳細に説明する。
【0060】光学ユニット10は、それぞれ上ライトガ
イド901内に収容された照明光学系923と、色光分
離光学系924と、リレー光学系927と、それぞれ下
ライトガイド902に固定された電気光学装置925
と、色光合成光学系としてのクロスダイクロイックプリ
ズム910と、下ライトガイド902のヘッド板903
に固定された投写レンズ6とで構成されている。
【0061】照明光学系923は、電気光学装置925
の3枚の液晶パネル925R、925G、925Bの画
像形成領域をほぼ均一に照明するためのインテグレータ
照明光学系であり、光源183と、第1のレンズアレイ
921と、第2のレンズアレイ922と、反射ミラー9
31と、重畳レンズ932とを備えている。これらのレ
ンズアレイ921、922、重畳レンズ932、および
反射ミラー931は、上ライトガイド901の立上部分
に支持された状態で配置されているとともに、脱落防止
部材としてのクリップ7によって固定され、上ライトガ
イド901を図3に示す状態から反転させても脱落しな
いようになっている。
【0062】照明光学系923を構成する光源183
は、放射状の光線を出射する放射光源としての光源ラン
プ181と、光源ランプ181から出射された放射光を
ほぼ平行な光線束として出射する凹面鏡182とを有す
る。光源ランプ181としては、ハロゲンランプやメタ
ルハライドランプ、または高圧水銀ランプが用いられる
ことが多い。凹面鏡182としては、放物面鏡や楕円面
鏡を用いることが好ましい。
【0063】第1のレンズアレイ921は、略矩形状の
輪郭を有する小レンズ9211がM行N列のマトリクス
状に配列された構成を有している。各小レンズ9211
は、光源から入射された平行な光束を複数の(すなわち
M×N個の)部分光束に分割し、各部分光束を第2のレ
ンズアレイ922の近傍で結像させる。各小レンズ92
11の輪郭の形状は、液晶パネル925R、925G、
925Bの画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすよう
に設定されている。例えば、液晶パネルの画像形成領域
のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3である
ならば、各小レンズのアスペクト比も4:3に設定す
る。
【0064】第2のレンズアレイ922も、第1のレン
ズアレイ921の小レンズ9211に対応するように、
小レンズ9221がM行N列のマトリクス状に配列され
た構成を有している。第2のレンズアレイ922は、第
1のレンズアレイ921から出射された各部分光束の中
心軸(主光線)が重畳レンズ932の入射面に垂直に入
射するように揃える機能を有している。ここで、重畳レ
ンズ932は、複数の部分光束を3枚の液晶パネル92
5R、925G、925B上で重畳させる機能を有して
いる。また、第2のレンズアレイ922は、図5に示さ
れるように、反射ミラー931を挟んで第1のレンズア
レイ921に対して90度傾いて配置されている。
【0065】反射ミラー931は、第1のレンズアレイ
921から出射された光束を第2のレンズアレイ922
に導くためのミラーであり、照明光学系の構成によって
は、必ずしも必要としない。例えば、第1のレンズアレ
イ921および光源が第2のレンズアレイ922に平行
に設けられていれば不要である。
【0066】色光分離光学系924は、本発明に係る光
学部品としての2枚のダイクロイックミラー941、9
42と、反射ミラー943とを備え、照明光学系923
の重畳レンズ932から出射される光を、赤、緑、青の
3色の色光に分離する機能を有している。各ミラー94
1、942、943は、前述と同様に上ライトガイド9
01の立上部分に支持され、クリップ7によって上ライ
トガイド901に固定されている。
【0067】リレー光学系927は、入射側レンズ95
4、リレーレンズ973、および反射ミラー971、9
72を備えており、これらの反射ミラー971、972
もクリップ7によって上ライトガイド901に固定され
ている。
【0068】電気光学装置925の液晶パネル925
R、925G、925Bは、例えば、ポリシリコンTF
Tをスイッチング素子として用いたものである。各液晶
パネル925R、925G、925Bは、上ライトガイ
ド901の外側であって、上ライトガイド901の外周
に設けられた凹状部904(図5)に対応して配置さ
れ、かつクロスダイクロイックプリズム910の三方の
側面に対向した状態でクロスダイクロイックプリズム9
10の対向する面に固定部材を介して接着固定されてい
る。各液晶パネル925R、925G、925Bの光入
出射面側には、入射側偏光板960R、960G、96
0Bが、光出射面側には出射側偏光板961R、961
G、961Bがそれぞれ配置されている。
【0069】クロスダイクロイックプリズム910は、
3色の色光を合成してカラー画像を形成する機能を有
し、下ライトガイド902の上面に固定ネジにより固定
されている。クロスダイクロイックプリズム910に
は、赤光を反射する誘電体多層膜と、青光を反射する誘
電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略
X字状に形成され、これらの誘電体多層膜によって3つ
の色光が合成される。
【0070】投写レンズ6は、プロジェクター1の中で
も最も重量の大きい光学部品であり、その基端側に設け
られたフランジ62を介して下ライトガイド902のヘ
ッド板903にネジ等で固定されている。
【0071】以上のように構成された光学ユニット10
は、以下のようにして組み立てられる。
【0072】先ず、箱状の上ライトガイド901をその
開口側が上向きとなるようにして置き、この上ライトガ
イド901内に照明光学系923、色光分離光学系92
4、およびリレー光学系927などを構成する各光学部
品(反射ミラー、各種のレンズ等)を配置し、それらの
光学部品をクリップ7で上ライトガイド901に固定す
る。
【0073】一方、蓋状の下ライトガイド902におい
ては、その上面に液晶パネル925R、925G、92
5Bを固定したクロスダイクロイックプリズム910を
固定し、ヘッド板903に投写レンズ6を固定してお
く。次いで、各光学部品が搭載された上ライトガイド9
01を持って反転させ、下ライトガイド902に被せる
ようにして取り付け、固定する。
【0074】最後に、このようにして完成したライトガ
イド900を、ロアーケース4にネジ等で固定する。
【0075】なお、液晶パネル925R、925G、9
25B、クロスダイクロイックプリズム910、および
投写レンズ6を搭載しておいた下ライトガイド902を
先にロアーケース4に固定しておき、その後、各光学部
品が搭載された上ライトガイド901を持って反転さ
せ、下ライトガイド902に被せるようにして取り付
け、しかる後、ネジ等によって、上ライトガイド901
をロアーケース4に固定するようにしてもよい。
【0076】さらに、下ライトガイド902のみを先に
ロアーケース4にネジ止めしておき、そこに液晶パネル
925R、925G、925Bおよびクロスダイクロイ
ックプリズム910を搭載したり、投写レンズ6を固定
したりし、その後、各光学部品が搭載された上ライトガ
イド901を持って反転させ、下ライトガイド902に
被せるようにして取り付け、しかる後、ネジ等によっ
て、上ライトガイド901をロアーケース4に固定する
ようにしてもよい。
【0077】また、本実施形態において、下ライトガイ
ド902へのクロスダイクロイックプリズム910や投
写レンズ6の固定、ロアーケース4への上下ライトガイ
ド901、902の固定は、ネジによって行われている
が、そのような固定を接着や嵌合形式など、他の適宜な
固定方法で行ってもよい。
【0078】(5)光学系の機能 図9に示す光学ユニット10において、光源183から
出射された略平行な光束は、インテグレータ光学系(照
明光学系923)を構成する第1と第2のレンズアレイ
921、922によって、複数の部分光束に分割され
る。第1のレンズアレイ921の各小レンズ9211か
ら出射された部分光束は、重畳レンズ932によって、
液晶パネル925R、925G、925Bの画像形成領
域上で概ね重畳される。その結果、各液晶パネル925
R、925G、925Bは、面内分布がほぼ均一な照明
光によって照明される。
【0079】この際、色光分離光学系924の第1のダ
イクロイックミラー941では、照明光学系923から
出射された光束の赤色光成分が反射するとともに、青色
光成分と緑色光成分とが透過する。第1のダイクロイッ
クミラー941によって反射した赤色光は、反射ミラー
943で反射し、フィールドレンズ951を通って赤色
用の液晶パネル925Rに達する。このフィールドレン
ズ951は、第2のレンズアレイ922から出射された
各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束
に変換する。他の液晶パネル925G、925Bの前に
設けられたフィールドレンズ952、953も同様であ
る。
【0080】第1のダイクロイックミラー941を透過
した青色光と緑色光のうちで、緑色光は第2のダイクロ
イックミラー942によって反射し、フィールドレンズ
952を通って緑色用の液晶パネル925Gに達する。
一方、青色光は第2のダイクロイックミラー942を透
過してリレー光学系927を通り、さらにフィールドレ
ンズ953を通って青色光用の液晶パネル925Bに達
する。なお、青色光にリレー光学系927が用いられて
いるのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路長さよ
りも長いため、光の拡散等による光の利用効率の低下を
防止するためである。すなわち、入射側レンズ954に
入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ953
に伝えるためである。
【0081】赤、緑、青の各色光は、液晶パネル925
R、925G、925Bに入射するにあたり、入射側偏
光板960R、960G、960Bで特定の偏光光のみ
とされる。この後、各偏光光は、各液晶パネル925
R、925G、925Bにおいて与えられた画像情報に
従って変調され、変調光として出射側偏光板961R、
961G、961Bに出射される。そして、出射側偏光
板961R、961G、961Bにおいては、変調光の
うちの特定の偏光光のみが透過し、クロスダイクロイッ
クプリズム910に出射される。出射された各色光の偏
光光は、クロスダイクロイックプリズム910で合成さ
れて合成光となり、投写レンズ6の方向に出射される。
この合成光は、投写レンズ6により投写スクリーン等の
投写面上にカラー画像として投射される。
【0082】(6)光源ランプユニット 図10〜図12には、光源装置である光源ランプユニッ
ト8が示されている。
【0083】図10は、光源ランプユニット8を上方か
らみた斜視図であり、図11は、下方からみた斜視図で
あり、図12は、その側面図である。
【0084】光源ランプユニット8は、前述のように、
プロジェクター1の光源部分を構成するものであり、光
源ランプ181およびリフレクタである凹面鏡182か
らなる光源183と、この光源183を固定・収納する
ランプハウジング184とを有している。
【0085】ランプハウジング184は、凹面鏡182
の一部の側面を覆う側部ハウジング200と、凹面鏡1
82が載置される底部ハウジング210とを含んで構成
されている。
【0086】側部ハウジング200は、光出射面を規定
する開口枠201と、凹面鏡182の側面の一部を覆う
側板部202とを含んで構成され、断面コ字形状に一体
成形されている。
【0087】底部ハウジング210は、凹面鏡182が
載置される載置板211と、この載置板211の側縁に
設けられる立上板212とを含んで構成されている。立
上板212の外側面には、電源ユニット9との電気的接
続を行うとともに、光源ランプ181に電力を供給する
ケーブル(図示省略)に接続するコネクタ213が設け
られている。
【0088】(7)判別部およびランプ情報検出回路基
板 図10に示すように、立上板212において凹面鏡18
2側先端(光源の出射側寄り)には、開口枠201と平
行な面を有するとともに、断面L字状の横立上部212
Aが設けられている。この横立上部212Aの上部に
は、判別部260が設けられている。
【0089】判別部260は、図13(A)、(B)に
示すように、オーバーハング部212Bと、スイッチン
グ部材261と、蓋部材265とを含んで構成されてい
る。オーバーハング部212Bには、その上面から所定
深さとされ、かつ、半円部からランプハウジング184
の内側に延びた開口部を有する2つの収納部215が形
成されている。各収納部215の下端同士は、ランプハ
ウジング184の載置板211と平行に開口部側から収
納部215の半円部先端同士を結ぶ位置まで形成された
挿入溝216によって連通されている。
【0090】このような収納部215内には、オーバー
ハング部212Bとともに判別部260を構成するスイ
ッチング部材261が収納されている。
【0091】このスイッチング部材261は、図14に
示すように、板状の固定部材262と、この固定部材1
62の一端側に立設される感熱変形部材としての形状記
憶合金製ばね263と、他端側に立設される通常のばね
264とで形成され、各ばね263,264の先端は平
面状に形成された接点部263A,264Aとなってい
る。接点部263A,264Aは、後述する検出基板2
30の2つの端子部232と接触するようになってい
る。形状記憶合金製ばね263には、Ti−Ni系の形
状記憶合金が使用され、熱変形後、形状が元に戻らない
ようになっている。なお、本実施形態では、ばね263
のみを形状記憶合金製としているが、ばね264も形状
記憶合金製のばねとすることができる。
【0092】このスイッチング部材261を収納部21
5内に収納する際は、固定部材262を挿入溝216に
差し込み、かつ、2つのばね263,264が収納部2
15内の半円部に納まるまでスライドさせる。所定位置
に納まったとき、スイッチング部材261の2つのばね
263,264における接点部263A,264Aを含
む先端は、所定寸法だけ収納部215の上端面から突出
した状態になっている。
【0093】オーバーハング部212Bの収納部215
の開口側側面には、図13(A)に示すように、収納部
215の開口側を塞ぐ蓋部材265が着脱可能に設けら
れている。この蓋部材265は、オーバーハング部21
2Bの側面の大きさに形成された板部材266と、この
板部材266に取り付けられ、収納部215の開口内に
はめ込み蓋をする挿入部材267とを含んで形成され、
挿入部材267を開口内にはめ込むとともに、板部材2
66をオーバーハング部212Bの側面に押し付け、例
えば止めねじ等で固定するようになっている。
【0094】このようなスイッチング部材261に接触
する検出基板230は、プロジェクター1のケース内の
スイッチング部材261と接触する位置に設けられてお
り、図15に示すように、基板本体231と、ばね26
3,264の接点263A,264Aが接触する端子部
232と、これら端子部232から延びる配線233
と、これら配線233の他端が接続されるコネクタ23
4とを含んで構成される。そして、コネクタ234から
は、図示しないケーブルが延びて、メインボード12
(図3参照)に接続されている。さらに、基板本体23
1には、ロアーケース4の吸入口4Aを通して装置外部
から導入された冷却空気を通過させる冷却空気導入口2
31Aが形成されている。
【0095】以上説明した判別部260と検出基板23
0とによって、以下のように光源ランプユニット8が新
しいものであるか否かの判断が行われる。
【0096】(1)新しい光源ランプユニット8を装着
し、プロジェクター1の電源スイッチをオンにすると、
メインボード12からの制御信号に基づいて、電源ブロ
ック9Cから検出基板230を介して、判別部260の
スイッチング部材261に電気信号が送られ、スイッチ
ング部材261の電気的導通が確認され、光源ランプが
新しいものであることが検知される。
【0097】(2)そして、メインボード12に配設され
たCPUが、この電気的導通を確認すると、メインボー
ド12のメモリに記録された光源ランプ181のそれま
での使用積算時間をリセットする。
【0098】(3)続けて、メインボード12は、制御信
号を出力し、電源ブロック9Cから大きな電流(過電
流)を検出基板230を介して判別部260のスイッチ
ング部材261に出力する。すると、スイッチング部材
261の形状記憶合金製のばね263が感熱動作により
変形して縮んだ状態となり、接点263Aおよび先端部
が収納部215内に収納される。これにより、電気的導
通が遮断される。なお、このときのばね263の感熱動
作温度は、ランプハウジング184の耐熱温度以下、例
えば、使用上限温度+50〜200℃であることが好ま
しい。また、感熱動作時間は60分以下であることが好
ましく、30分以下がより好ましく、15分以下である
ことが特に好ましい。
【0099】その後、再び電源を投入した場合は、スイ
ッチング部材261のばね263が縮んだ状態となって
おり、検出基板230の端子部232と接触していない
ので、判別部260における電気的導通が確認されず、
光源ランプ181の使用積算時間がそのまま積算され
る。
【0100】そして、使用積算時間が、光源ランプ18
1の性能に応じた寿命値を上回った場合には、メインボ
ード12によって、光源ランプ181を消灯させて、装
置1内のファン(図示省略)を回転させてクールダウン
するという消灯動作が強制的に行われる。この際、光源
ランプ181の点灯時間や交換回数および投写画像の周
波数や極性などを示した画像が投写される。
【0101】(8)実施形態の効果 以上のような本実施形態では、以下に述べるような効果
が得られる。
【0102】(A) スイッチング部材261とともに、判
別部260を構成するオーバーハング部212Bは、ラ
ンプハウジング184の立上板212に連続する横立部
212Aの上部に設けられ、ランプハウジング184の
高さ寸法内の範囲に設けられているので、薄型化を促進
でき、小型化を図ることができる。
【0103】(B) 判別部260のスイッチング部材26
1の収納位置は、オーバーハング部212Bの収納部2
15内となっており、スイッチング部材261を収納す
るために、立上板212に連続する横立部212Aの全
体の板厚を厚くせずにすみ、装置の軽量化を図ることが
できる。
【0104】(C) 判別部260のスイッチング部材26
1および検出基板230は、スイッチング部材261の
ばね263,264を介して電気的に接続されている。
このため、ばね263,264の付勢力によって、検出
基板230の端子部232に接触することが可能にな
る。従って、光源ランプユニット8をプロジェクター1
内に装着(収納)するだけで、自動的に電気的導通を取
ることができる。
【0105】(D) スイッチング部材261は、2本のば
ね263,264を含み構成されており、1本のばね2
63は形状記憶合金製とされ、大きな電流(過電流)が
出力されたとき、そのばね263が設定当時の形状に戻
り、接点263Aおよび先端部が収納部215内に収納
されるようになっている。1本のばねのみ電気的導通の
遮断を行えばすむので、両方とも形状記憶合金製としな
くてもよく、コストが安くなる。
【0106】(E) スイッチング部材261の2本のばね
263,264は、収納部215内に収納されているの
で、むき出し状態にならず、それらのばね263,26
4の損傷を防止することができる。
【0107】(F) 判別部260は、蓋部材265を備え
ており、この蓋部材265で、収納部215に収納され
たスイッチング部材261のばね263,264を押さ
えることができるので、ばね263,264が収納部2
15から抜け落ちることがなく、従って、確実な光源ラ
ンプユニット8の使用の有無を判別することができる。
【0108】(G) 検出基板230には冷却空気導入口2
31Aが設けられているので、通電による配線233や
コネクタ234の発熱を速やかに冷却することができ
る。
【0109】(9)第2実施形態 次に、図16に基づいて本発明の第2実施形態を説明す
る。
【0110】本実施形態では、第1実施形態のスイッチ
ング部材261がコイル状のばね264A,264Bで
あり、ランプ情報検出基板230の端子部232が平坦
であったのに対し、スイッチング部材を板ばね状のクリ
ップとし、端子部を基板上から突出した形状としたもの
である。その他の構成については、第1の実施形態と同
様であるため、その説明を省略する。
【0111】スイッチング部材361は、板ばね状のク
リップ335を備えて形成されている。このクリップ3
35は、形状記憶合金製とされるとともに、1枚の板状
部材を折り曲げ形成したもので、正面形状が、水平な底
部335Aと、その両端から互いに離れる方向に広がる
とともに、途中から上方に向かって狭まった挟持部33
5Bと、挟持部335Bから再度互いに離れる方向に広
がる挿入部335Cとを有する形状となっている。
【0112】このようなクリップ335は、第1実施形
態で説明したランプハウジング184のオーバーハング
部212Bの位置に設けられ、かつ、横立上部212A
の2面にわたって設けられた水平な底板335Aの上に
固定されている。また、クリップ335は、板の幅方向
一端が横立上部212Aの側面に接触して設けられてい
る。
【0113】検出基板330は、接触面が基板面から突
出した垂下部332とされている他は、第1実施形態の
検出基板230と同様の構成となっている。垂下部33
2の厚さ方向両面の所定範囲は端子部332Aとなって
おり、この端子部332Aが、クリップ335の挟持部
335Bに挿入され、かつ、挟持されるようになってい
る。
【0114】本実施形態では、検出基板330がクリッ
プ335の挿入部335Cから挟持部335Bに挿入さ
れ、かつ、挟持されたとき、電気的導通が確認され、さ
らに、電源ブロックから過電流が流されたとき、クリッ
プ335が感熱変形して挟持部335Bが開かれ、電気
が遮断される。
【0115】なお、光源ランプユニット8が新しいもの
であるか否かの判断や使用時間の積算等については、第
1の実施の形態と同様の手順で行われる。
【0116】本実施形態では、第1の実施形態における
(A) ,(B) ,(G) と同様の効果の他、以下に述べるような
効果が得られる。
【0117】(H) スイッチング部材361および検出基
板330は、スイッチング部材361のクリップ335
における挟持部335Bを介して電気的に接続されてい
る。このため、挟持部335Bの付勢力によって、検出
基板230の端子部232に接触することが可能にな
る。従って、光源ランプユニット8をプロジェクター1
内に装着(収納)するだけで、自動的に電気的導通を取
ることができる。
【0118】(I) スイッチング部材361は、形状記憶
合金製のクリップ335を含み構成されており、大きな
電流(過電流)が出力されたとき、そのクリップ335
が設定当時の形状に戻って開くようになっている。従っ
て、折り曲げ形成するだけでよいので、構造が簡単であ
り、製作も容易となって、コストも安くなる。
【0119】(10)第3実施形態 次に、図17〜22に基づいて本発明の第3実施形態を
説明する。
【0120】第1,2実施形態では、スイッチング部材
261,361をランプ情報検出基板の端子部と接触す
るように設けたが、スイッチング部材を端子と接触しな
い状態で設けても良い。本実施形態では、スイッチング
部材をランプ情報検出基板の端子部と接触しない状態で
設けているが、その他の構成については、先に説明した
第1、第2の実施形態と同様である。よって、第1、第
2の実施形態と同様の部分については、その説明を省略
する。また、図17〜22において、第1、第2の実施
形態と同様の部分については、図1〜16で用いたのと
同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0121】本実施形態の光源ランプユニット8aで
は、図17〜22に示すように、ランプハウジング18
4aの底部ハウジング210aの構成が、第1、第2の
実施形態と相違している。底部ハウジング210aは、
載置板211aと立上板212aとを含んで構成されて
おり、判別部を備えたランプ情報担持回路基板220
は、載置板211aの裏面に光出射方向Hに延びた状態
で設けられている。
【0122】担持基板220は、図19に示すように、
基板本体221と、この基板本体221の光出射側H両
端に設けられた板ばね222と、この板ばね222から
延びる配線223と、これら配線223間に設けられる
判別部224とを含んで構成されている。
【0123】板ばね222は、図20にも示すように、
矩形枠状に形成されて基板本体221に固設される固設
部222Aと、この固設部222Aから折り曲げて形成
された接触部222Cとを備えている。接触部222B
の先端には検出基板230と電気的導通をとるための接
触面222Bが設けられている。なお、接触部222C
には、金メッキが施されている。
【0124】判別部224は、光源ランプ181の使用
の有無を判別するために設けられたものであり、図19
および図20に示すように、形状記憶合金製の1枚の板
状部材で形成されている。すなわち、判別部224は、
互いに水平な一方側の固定部224Aおよび他方側のス
ライド部224Bと、これら固定部224Aおよびスラ
イド部224Bとを繋ぐ断面逆V字状の連結部224C
とを有している。
【0125】検出基板230は、プロジェクター1のケ
ース内のスイッチング部材261と接触する位置に設け
られており、図20、図21に示すように、先に説明し
た第1の実施形態における検出基板230(図15)と
同様の構成である。検出基板230は、基板本体231
と、板ばね222の接触面222Bが接触する端子部2
32と、これら端子部232から延びる配線233と、
これら配線233の他端が接続されるコネクタ234と
を含んで構成される。そして、コネクタ234からは、
図示しないケーブルが延びて、メインボード12(図3
参照)に接続されている。さらに、基板本体231に
は、ロアーケース4の吸入口4Aを通して装置外部から
導入された冷却空気を通過させる冷却空気導入口231
Aが形成されている。
【0126】本実施形態では、新しい光源ランプユニッ
ト8aを外装ケース内に挿入をすると、まず、図22
(A)に示すように、接触面222Bと、端子部232
とが互いに接触する。その後、さらに、光源ランプユニ
ット8aを挿入していくとすると、図21(B)に示す
ように、接触面222Bが、端子部232に押圧され
て、判別部側方向Yに変位する。この際、接触面222
Bの一部である曲折部222Dは、端子部232に押圧
されている間、端子部232の所定位置Pから所定位置
Qまで、端子部232に接触しながら移動する。すなわ
ち、光源ランプユニット8aがケース内に装着されてい
る間、曲折部222Dが、常に端子部232に接触した
状態が維持されている。なお、光源ランプユニット8a
が完全に装着された状態では、図18に示すように、検
出基板230が判別部224と重ならないように、担持
基板220および検出基板230が上下に積層された状
態となる。
【0127】そして、この状態で電気的導通が確認さ
れ、さらに電源ブロックから過電流が流されたとき、判
別部224が感熱変形して縮むことにより、電気的導通
が遮断される。
【0128】なお、光源ランプユニット8aが新しいも
のであるか否かの判断や使用時間の積算等については、
第1の実施形態と同様の手順で行なわれる。
【0129】第3の実施形態では、以下に述べるような
効果が得られる。
【0130】(J) 担持基板220および検出基板230
は、担持基板220に設けられた判別部224が、検出
基板230に重ならないように積層配置されている。こ
のため、担持基板220および検出基板230が近接し
て積層配置されるので、ヒューズを介して積層配置され
た従来のプロジェクターに比べて、担持基板220およ
び検出基板230の総厚さ寸法を小さくすることができ
る。従って、プロジェクター1の小型化を図ることがで
きる。
【0131】(K) 担持基板220および検出基板230
は、担持基板220に設けられた板ばね222を介して
電気的に接続されている。このため、板ばね222の付
勢力によって、検出基板230の端子部232に接触す
ることが可能になる。従って、光源ランプユニット8a
をプロジェクター1内に装着(収納)するだけで、自動
的に電気的導通を取ることができる。
【0132】(L) 板ばね222は、光源ランプユニット
8a側に設けられているので、光源ランプユニット8a
を交換する毎に板ばね222も交換される。従って、付
勢力の低下による接触不良を回避することができ、基板
220、230同士の電気的接続を良好に維持すること
ができる。
【0133】(M) 板ばね222は、検出基板230側に
付勢する接触部222Cを備えている。このため、コイ
ルバネ等で構成する場合に比べて、構造を簡易なものに
することができるので、板ばね222の製造を容易にす
ることができる。
【0134】(N) 光源ランプユニット8aをプロジェク
ター1内に装着(収納)する際に、板ばね222の曲折
部222Dは、付勢力によって端子部232に接触しな
がら所定位置Pから所定位置Qまで移動する。従って、
端子部232に付着している塵埃などを除去することが
可能となり、板ばね222と検出基板230との接触不
良を未然に防止することができる。
【0135】(O) 接触部222Cには、金メッキが施さ
れている。従って、接触部222Cが酸化して錆びるこ
とがなく、長期間使用しても、確実に電気的導通を確保
することができる。
【0136】(P) 検出基板230には、冷却空気導入口
231Aが設けられているので、通電による配線233
やコネクタ234の発熱を速やかに冷却することができ
る。
【0137】(11)本発明における実施形態の変形形
態 なお、本発明は、以上に説明した各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる限りにおい
て、他の構成等をも含むものである。例えば、以下に示
すような変形等も本発明に含まれる。
【0138】第1実施形態では、スイッチング部材26
1を、固定部材262とその両端に設けられた形状記憶
合金製のばね263および通常のばね264との別部材
で構成したが、これに限らない。図24に示すように、
形状記憶合金製の一部材からなるばね364を、コ字状
に折り曲げ形成したスイッチング部材261aとしても
よい。
【0139】また、第1実施形態では、スイッチング部
材261を、ランプハウジング184の内側にオーバー
ハング部212Bを設けてその部位を判別部260とし
たが、これに限らず、ランプハウジング184の外側に
オーバーハング部を設けてその部位を判別部としてもよ
い。
【0140】さらに、第2実施形態では、クリップ33
5を含むスイッチング部材361が、ランプハウジング
184の横立上部212Aに底板333を介して設けら
れていたが、ライトガイド900とランプハウジング1
84との境界近傍に、図25に示すようなスイッチング
部材361aを設けてもよい。このスイッチング部材3
61aは、例えばランプハウジング184に取り付けた
固定部材343と、この固定部材343に設けられた感
熱変形部材としてのバイメタル製のクリップ345と、
このクリップ345の尖端部内部にはめ込まれたくさび
部材346とを含んで構成されている。
【0141】固定部材343は断面コ字状に形成され、
底面はクリップ345の尖端部下面を固定するととも
に、コ字状の両側面は、クリップ345の開き方向と直
交する側面を軽く押さえて支持している。過電流が流さ
れることにより、端子332Aを挟持していたクリップ
345の挟持部345Bが、図中二点差線で示すように
開いたとき、くさび部材346が初期位置から開いた分
だけ落ち込み、たとえクリップ345が元の形状に戻ろ
うとしても、くさび部材346のために開いた状態を保
つようになっている。
【0142】また、第3実施形態では、板ばね222の
接触部222Cは、金メッキが施されていたが、白金や
銀などの金属や、ステンレスなどの合金を使用してもよ
い。
【0143】また、第3実施形態では、付勢手段とし
て、固設部222Aと接触部222Cとからなる板ばね
222が用いられていたが、これに限られない。
【0144】例えば、図23(A)に示すような、金属
製板材を、湾曲させて折り曲げた板ばねを用いてもよ
く、この場合、板ばねの加工が容易になる。さらには図
23(B)に示すようなコイルスプリングなどを用いて
もよく、この場合、市販されているものが適用でき、板
ばねを安価に構成することができる。
【0145】さらに、第3実施形態では、板ばね222
は、担持基板220側に設けられていたが、検出基板2
30側に設けられていてもよく、このようにすれば担持
基板220の構造も簡素になり、光源ランプユニット8
aの製造コストを低減することができる。
【0146】また、第3実施形態では、判別部として
は、形状記憶合金製の板状部材224を用い、感熱によ
り縮むことにより、一端通じていた電気的導通を遮断さ
せるようにしていたが、これに限らない。電気的導通が
存続している間は、水平な状態であるが、過電流が流さ
れ所定の温度以上になった場合、固定部以外の部位が反
り返り、電気的導通を遮断させるようにしてもよい。こ
の場合、使用判別部の構成を簡素にすることができるの
で、担持基板の製造を容易にすることができる。要する
に、光源ランプユニット交換時において、メインボード
による使用積算時間のリセットの後、一旦通じていた電
気的導通を遮断するものであればよい。
【0147】また、各実施形態において、スイッチング
部材261,361および判別部224は、それ自身
が、過電流が流されることにより加熱するヒーターを兼
ねていたが、スイッチング部材261等の近傍に、それ
らとは別個にヒーターを設けてもよい。このようにすれ
ば、スイッチング部材261等の感熱感知作動時間の短
縮を図ることができる。
【0148】さらに、各実施形態では、電気光学装置9
25は、3枚の液晶パネル925R、925G、925
Bから構成されていたが、これに限らず、1枚、2枚の
液晶パネルから構成されるものであってもよい。
【0149】そして、各実施形態では、電気光学装置9
25は液晶パネルによって構成されていたが、液晶以外
のプラズマ素子、マイクロミラーを用いたデバイスパネ
ルから構成される光変調装置を備えたプロジェクターに
本発明を採用してもよい。
【0150】また、各実施形態における電気光学装置9
25は、光束R、G、Bを透過して変調する形式のもの
であったが、これに限らず、入射した光を反射しつつ変
調して出射する反射型の光変調装置を備えたプロジェク
ターに本発明を採用してもよい。
【0151】
【発明の効果】本発明の光源装置によれば、スイッチン
グ部材が感熱変形部材で形成されているので、光源に近
い部位に設けることができる。従って、光源装置の薄型
化、小型化を図ることが可能となる。
【0152】また、このような光源装置をプロジェクタ
ーに採用することにより、プロジェクター本体の薄型
化、小型化をも図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの
上面側からの外観斜視図である。
【図2】第1の実施形態に係るプロジェクターの下面側
からの外観斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係るプロジェクターの内部構
造を示す斜視図である。
【図4】第1の実施形態に係るプロジェクターの光学系
を示す斜視図である。
【図5】第1の実施形態に係る光学系の構造を示す斜視
図である。
【図6】第1の実施形態に係る光学系の構造を示す他の
斜視図である。
【図7】図1のVII−VII線断面図であり、第1の実施形
態に係るプロジェクターの垂直断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図であり、第1の実施
形態に係るプロジェクターの別の垂直断面図である。
【図9】第1の実施形態に係る光学系の機能を説明する
ための模式図である。
【図10】第1の実施形態に係るプロジェクターのラン
プハウジングおよび光源装置を示す斜視図である。
【図11】第1の実施形態に係るプロジェクターのラン
プハウジングおよび光源装置を下方からみた斜視図であ
る。
【図12】第1の実施形態に係るプロジェクターのラン
プハウジングおよび光源装置の側方からみた側面図であ
る。
【図13】第1の実施形態に係るプロジェクターの光源
ランプ使用有無判別部を示し、(A)は平面図、(B)
は(A)におけるV−V線に沿った縦断面図である。
【図14】第1の実施形態に係るプロジェクターの光源
ランプ使用有無判別部のスイッチング部材を示す斜視図
である。
【図15】第1の実施形態に係るプロジェクターの光源
ランプ使用有無判別部用回路基板を示す平面模式図であ
る。
【図16】本発明の第2実施形態に係るプロジェクター
の光源ランプ使用有無判別部を示す斜視図である。
【図17】本発明の第3実施形態に係るプロジェクター
のランプハウジングおよび光源装置を下方からみた斜視
図である。
【図18】第3の実施形態に係るプロジェクターのラン
プハウジングおよび光源装置の側方からみた側面図であ
る。
【図19】第3の実施形態に係るプロジェクターの光源
ランプ使用有無判別部用回路基板を示す平面模式図であ
る。
【図20】第3の実施形態に係るプロジェクターの情報
担持回路基板および情報検出回路基板の接触状態を示す
断面図である。
【図21】第3の実施形態に係るプロジェクターの情報
担持回路基板を示す平面模式図である。
【図22】第3の実施形態に係るプロジェクターの情報
担持回路基板および情報検出回路基板の接触状態を示す
断面図である。
【図23】(A)および(B)はともに、第1乃至第3
の実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図24】第1実施形態の変形形態を示す斜視図であ
る。
【図25】第2実施形態の変形形態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 プロジェクター 8,8a 光源ランプユニット 181 光源ランプ 212B オーバーハング部 220 ランプ情報担持回路基板 222 板ばね 222A 固設部 222B 接触面 222C 接触部 224 判別部 230 ランプ情報検出基板 260 判別部 261 スイッチング部材 263 形状記憶合金製のばね 263A 接点 335 形状記憶合金製のクリップ 361 スイッチング部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源の使用の有無を判別する判別部を備
    えた光源装置であって、 前記判別部からの情報を検出する検出回路基板上に設け
    られた2つの端子間を短絡するスイッチング部材を備
    え、 このスイッチング部材が感熱変形部材で形成されている
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光源装置において、 前記スイッチング部材は、前記検出回路の端子に接触可
    能となっていることを特徴とする光源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光源装置において、 前記スイッチング部材は板ばね状のクリップであり、前
    記検出回路基板から突出して設けられた前記2つの端子
    を挟持することにより接触可能となっていることを特徴
    とする光源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の光源装
    置において、 前記スイッチング部材は、少なくとも2部材で形成され
    ていることを特徴とする光源装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の光源装
    置において、 スイッチング部材は、1部材で形成されていることを特
    徴とする光源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の光源装
    置において、 前記スイッチング部材は、前記光源装置が収納されるラ
    ンプハウジングの光源の出射部寄りに設けられているこ
    とを特徴とする光源装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の光源装
    置において、 前記スイッチング部材を収納する収納部を有し、前記ス
    イッチング部材は、前記検出回路基板と接触する接点部
    が突出した状態で前記収納部内に収納され、前記スイッ
    チング部材が感熱により変形した後は、前記接点部が前
    記収納部内に収納されることを特徴とする光源装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の光源装置において、 前記判別部は、前記検出回路基板上に設けられた2つの
    端子と接触可能な2つの接触部を備え、使用前の状態に
    おいて前記スイッチング部材は前記2つの接触部と電気
    的に導通されていることを特徴とする光源装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の光源装
    置において、 前記スイッチング部材を変形させる感熱動作温度は、前
    記光源を保持する光源保持構造部材の耐熱温度以下であ
    ることを特徴とする光源装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の光源装置において、 前記感熱変形部材は、形状記憶合金で形成されているこ
    とを特徴とする光源装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光源装置におい
    て、 前記形状記憶合金は、Ti−Ni系の形状記憶合金であ
    ることを特徴とする光源装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の光
    源装置と、 前記光源装置から出射される光束を画像情報に応じて光
    学像を形成する電気光学装置と、 この電気光学装置で形成された画像を拡大投写する投写
    レンズとを備えたことを特徴とするプロジェクター。
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WO2014156056A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 セイコーエプソン株式会社 光源装置及びプロジェクター

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