JP2001215601A - カメラ - Google Patents
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- JP2001215601A JP2001215601A JP2000028315A JP2000028315A JP2001215601A JP 2001215601 A JP2001215601 A JP 2001215601A JP 2000028315 A JP2000028315 A JP 2000028315A JP 2000028315 A JP2000028315 A JP 2000028315A JP 2001215601 A JP2001215601 A JP 2001215601A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- vibration
- time
- user
- photographing
- Prior art date
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- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来、カメラを携帯していた場合に、撮影タイ
ミングを忘れて撮影に間に合わず見過ごしてしまう場合
があり、ユーザにその撮影タイミングを告知するための
具体的な解決手段が無かった。 【解決手段】本発明は、モード部により撮影タイミング
となる所望日時を設定し、その設定日時に達すると、振
動発生部によりカメラ本体を振動させることにより、カ
メラを鞄やケースに収納して携帯していてもユーザに分
かりやすく撮影を促すことができるカメラである。
ミングを忘れて撮影に間に合わず見過ごしてしまう場合
があり、ユーザにその撮影タイミングを告知するための
具体的な解決手段が無かった。 【解決手段】本発明は、モード部により撮影タイミング
となる所望日時を設定し、その設定日時に達すると、振
動発生部によりカメラ本体を振動させることにより、カ
メラを鞄やケースに収納して携帯していてもユーザに分
かりやすく撮影を促すことができるカメラである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ本体が設定
された時間に振動することにより、カメラが携帯されて
いる時にも撮影タイミングを分かりやすくユーザに告知
するカメラに関する。
された時間に振動することにより、カメラが携帯されて
いる時にも撮影タイミングを分かりやすくユーザに告知
するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所望する催し物等の写真を撮るた
めにカメラを携帯していたにもかかわらず、その催し物
の撮影タイミングを忘れて、撮影できないことがあっ
た。例えば、祭典で他のものを見ていて、撮影するつも
りであったパレード等の開始に間に合わず見過ごしてし
まう場合などである。
めにカメラを携帯していたにもかかわらず、その催し物
の撮影タイミングを忘れて、撮影できないことがあっ
た。例えば、祭典で他のものを見ていて、撮影するつも
りであったパレード等の開始に間に合わず見過ごしてし
まう場合などである。
【0003】このような事態を回避するために、別途、
アラーム付き腕時計などを腕に付けて、アラーム設定な
どで対処していた。このように、アラーム付き腕時計な
どで撮影タイミングの見逃しに対して警告させることも
できるが、必ずしもこのような時計を所有しているもの
ではなく、解決手段とは言い難い。
アラーム付き腕時計などを腕に付けて、アラーム設定な
どで対処していた。このように、アラーム付き腕時計な
どで撮影タイミングの見逃しに対して警告させることも
できるが、必ずしもこのような時計を所有しているもの
ではなく、解決手段とは言い難い。
【0004】そこで、カメラ自体に警告機構を備えさせ
ることが考えられ、例えば、特開平5−158120号
公報には、振動機構を取り付けたカメラが提案されてい
る。この公報には、自動調節機能の能力範囲を超えた撮
影条件であった場合、または手動による設定が撮影条件
に適合しない場合などに、レリーズボタンを振動させ
て、ユーザに警告を促すというカメラが提案されてい
る。このカメラは、撮影しようとした時、即ち、カメラ
ボディのグリップ部への握りやファインダへの眼の接近
を検出した際に、撮影条件の適合・不適合を判断して、
不適合時にはレリーズボタンに振動を与えて警告を行っ
ている。また、このような撮影条件の不適合時に振動に
よる警告だけでなく、光や音による警告も知られてい
る。
ることが考えられ、例えば、特開平5−158120号
公報には、振動機構を取り付けたカメラが提案されてい
る。この公報には、自動調節機能の能力範囲を超えた撮
影条件であった場合、または手動による設定が撮影条件
に適合しない場合などに、レリーズボタンを振動させ
て、ユーザに警告を促すというカメラが提案されてい
る。このカメラは、撮影しようとした時、即ち、カメラ
ボディのグリップ部への握りやファインダへの眼の接近
を検出した際に、撮影条件の適合・不適合を判断して、
不適合時にはレリーズボタンに振動を与えて警告を行っ
ている。また、このような撮影条件の不適合時に振動に
よる警告だけでなく、光や音による警告も知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】前述したような振動
機構は、撮影条件を判断するものであり、カメラを構え
た場合にしか警告することができない。また、この振動
機構を撮影タイミングの告知に用いようとしても、レリ
ーズボタンの振動では、カメラ自体からみとる振動が小
さく、携帯中であれば振動による警告に気が付かないこ
とが考えられる。
機構は、撮影条件を判断するものであり、カメラを構え
た場合にしか警告することができない。また、この振動
機構を撮影タイミングの告知に用いようとしても、レリ
ーズボタンの振動では、カメラ自体からみとる振動が小
さく、携帯中であれば振動による警告に気が付かないこ
とが考えられる。
【0006】また、光や音による告知では、カメラ持ち
運び時にケースや鞄の中に入れてしまっていれば、その
告知に気づかせることができない。
運び時にケースや鞄の中に入れてしまっていれば、その
告知に気づかせることができない。
【0007】このように、所望した撮影タイミングを設
定し、携帯中であってもその撮影タイミングを分かりや
すく告知するカメラはなかった。
定し、携帯中であってもその撮影タイミングを分かりや
すく告知するカメラはなかった。
【0008】そこで本発明は、携帯時にケース若しくは
鞄に収納した状態であっても、設定した撮影タイミング
をユーザに分かりやすく告知するカメラを提供すること
を目的とする。
鞄に収納した状態であっても、設定した撮影タイミング
をユーザに分かりやすく告知するカメラを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、所望する日時を設定可能な設定手段と、日
時を計時する時計機能と、カメラ本体を振動させる振動
手段と、上記時計機能で計時され、上記設定手段により
設定された日時に至った時に、上記振動手段を制御して
振動させる制御手段とを備えるカメラを提供する。
するために、所望する日時を設定可能な設定手段と、日
時を計時する時計機能と、カメラ本体を振動させる振動
手段と、上記時計機能で計時され、上記設定手段により
設定された日時に至った時に、上記振動手段を制御して
振動させる制御手段とを備えるカメラを提供する。
【0010】また、装填された電源の電圧をモニタする
モニタ手段と、カメラ本体を振動させる振動手段と、上
記モニタ手段が検出したモニタ結果が予め定めた基準電
圧を下回ったときに、上記振動手段を制御して振動させ
る制御手段とを備えるカメラを提供する。
モニタ手段と、カメラ本体を振動させる振動手段と、上
記モニタ手段が検出したモニタ結果が予め定めた基準電
圧を下回ったときに、上記振動手段を制御して振動させ
る制御手段とを備えるカメラを提供する。
【0011】以上のような構成のカメラは、設定手段に
よりユーザが希望する撮影タイミングとなる日時を設定
し、その設定した日時に達すると、振動手段よりカメラ
本体が振動されて、カメラを鞄やケースに収納して携帯
していてもユーザに分かりやすく撮影を促す。また、電
源となる電池の電圧が駆動に充分な基準電圧以下になっ
た場合には、振動によりユーザに告知する。
よりユーザが希望する撮影タイミングとなる日時を設定
し、その設定した日時に達すると、振動手段よりカメラ
本体が振動されて、カメラを鞄やケースに収納して携帯
していてもユーザに分かりやすく撮影を促す。また、電
源となる電池の電圧が駆動に充分な基準電圧以下になっ
た場合には、振動によりユーザに告知する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
る第1の実施形態に係るカメラの概略的な構成を示し、
説明する。
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
る第1の実施形態に係るカメラの概略的な構成を示し、
説明する。
【0013】このカメラは、カメラ全体の動作制御を司
る制御部(CPU)1と、カメラ本体が振動するように
振動を与える振動発生部2と、種々の表示を行うための
液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部3と、こ
の表示部3の表示制御を行う表示制御部5と、撮影日時
を記録させるための計時機能を持つデート部4と、振動
による告知をユーザが所望する時間に設定するための撮
影タイミング設定部6と、予め種々の振動パターンを記
憶するEEPROM等からなるメモリ7と、装填された
電源(電池)の残容量をチェックするためのバッテリー
チェック部8とを備えている。尚、図1に示した構成
は、本発明に係わる構成部位のみを記載しており、これ
ら以外の構成部位の記載は省略しているだけであり、通
常のカメラが有する機能や構成部位は搭載しているもの
とする。
る制御部(CPU)1と、カメラ本体が振動するように
振動を与える振動発生部2と、種々の表示を行うための
液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部3と、こ
の表示部3の表示制御を行う表示制御部5と、撮影日時
を記録させるための計時機能を持つデート部4と、振動
による告知をユーザが所望する時間に設定するための撮
影タイミング設定部6と、予め種々の振動パターンを記
憶するEEPROM等からなるメモリ7と、装填された
電源(電池)の残容量をチェックするためのバッテリー
チェック部8とを備えている。尚、図1に示した構成
は、本発明に係わる構成部位のみを記載しており、これ
ら以外の構成部位の記載は省略しているだけであり、通
常のカメラが有する機能や構成部位は搭載しているもの
とする。
【0014】このようなカメラは、デート部4の計時機
能を用いて、図3(a)に示すようにユーザ15がカメ
ラ本体(カメラ外装)14上面に設けたモード設定スイ
ッチ16を操作し、撮影タイミング設定部6を動作させ
て、撮影を行いたい時間に振動が発生するように、図3
(b)に示すように表示部3に表示させて設定時間3a
を設定し、その設定情報を制御部1へ送る。以下の説明
で、撮影タイミングの設定した状態を「携帯モード」と
称する。
能を用いて、図3(a)に示すようにユーザ15がカメ
ラ本体(カメラ外装)14上面に設けたモード設定スイ
ッチ16を操作し、撮影タイミング設定部6を動作させ
て、撮影を行いたい時間に振動が発生するように、図3
(b)に示すように表示部3に表示させて設定時間3a
を設定し、その設定情報を制御部1へ送る。以下の説明
で、撮影タイミングの設定した状態を「携帯モード」と
称する。
【0015】図3(b)では、現在の時間3bと設定時
間3aを表示しており、図3(c)には、設定が完了し
て設定状態にあることを示すマーク15が表示される。
また、この図3(b),(c)では記載していないが、
予め記憶されている全部の振動パターンを表示して、好
みの振動パターンで振動するように、選択及び設定され
た振動パターンを表示部3に併せて表示してもよい。
間3aを表示しており、図3(c)には、設定が完了し
て設定状態にあることを示すマーク15が表示される。
また、この図3(b),(c)では記載していないが、
予め記憶されている全部の振動パターンを表示して、好
みの振動パターンで振動するように、選択及び設定され
た振動パターンを表示部3に併せて表示してもよい。
【0016】この制御部1は、その設定情報に基づき表
示制御部5を制御して、表示部3に設定状態を表示す
る。そして、制御部1はデート部4の計時機能を利用し
て、設定された告知時間に達すると、カメラ本体を振動
させる命令を振動発生部2へ送り、所定の振動パターン
の振動を発生して、撮影タイミングであることをユーザ
に告知する。
示制御部5を制御して、表示部3に設定状態を表示す
る。そして、制御部1はデート部4の計時機能を利用し
て、設定された告知時間に達すると、カメラ本体を振動
させる命令を振動発生部2へ送り、所定の振動パターン
の振動を発生して、撮影タイミングであることをユーザ
に告知する。
【0017】このような振動による告知により、図4に
示すように、携帯中にカメラケースや鞄に収納していた
としても、カメラ本体が振動するため、ユーザに撮影タ
イミングであることを分かりやすく伝えることができ
る。図4のように、ユーザが振動に気づき、撮影タイミ
ング(設定時間)に至ったことを知らせて、撮影するこ
とを思い出すことができる。
示すように、携帯中にカメラケースや鞄に収納していた
としても、カメラ本体が振動するため、ユーザに撮影タ
イミングであることを分かりやすく伝えることができ
る。図4のように、ユーザが振動に気づき、撮影タイミ
ング(設定時間)に至ったことを知らせて、撮影するこ
とを思い出すことができる。
【0018】例えば、祭典で他のものを見ていてパレー
ド等が始まるのを見過ごしてしまうことを防止する例に
本実施形態を用いる場合、パレード等が始まる少し前の
時間に設定しておけば、振動で気がついた時点には、そ
のパレードが行われる場所にいなくとも、そこまで移動
して、余裕を持って撮影準備に入ることができる。
ド等が始まるのを見過ごしてしまうことを防止する例に
本実施形態を用いる場合、パレード等が始まる少し前の
時間に設定しておけば、振動で気がついた時点には、そ
のパレードが行われる場所にいなくとも、そこまで移動
して、余裕を持って撮影準備に入ることができる。
【0019】図2には、前述した振動発生部2の具体的
な構成例を示す。
な構成例を示す。
【0020】この振動発生部2は、図2(a)に示すよ
うに、カメラ本体14内に設けられ、制御部1によって
制御されるモータドライバ9と、例えば3角柱状のカム
11がモータシャフトに取り付けられたモータ10と、
U字型の切り欠き部12aを有し、カメラ本体14に固
定された軸13により回動可能に設けられたおもり12
とで構成される。
うに、カメラ本体14内に設けられ、制御部1によって
制御されるモータドライバ9と、例えば3角柱状のカム
11がモータシャフトに取り付けられたモータ10と、
U字型の切り欠き部12aを有し、カメラ本体14に固
定された軸13により回動可能に設けられたおもり12
とで構成される。
【0021】この構成において、図2(a),(b)に
示すように、カム11は、角部がおもり12の切り欠き
部12aの内周壁に接触するように配置され、制御部1
の駆動制御によりモータ10を駆動しカム11を回転さ
せる。これによって、切り欠き部が軸13を中心に回動
して、おもり12がカメラ内部で振られるので振動が発
生する。この振動は、カメラの外装14まで伝わってカ
メラ本体を振動させ、ユーザに分かりやすく検知させる
ことができる。
示すように、カム11は、角部がおもり12の切り欠き
部12aの内周壁に接触するように配置され、制御部1
の駆動制御によりモータ10を駆動しカム11を回転さ
せる。これによって、切り欠き部が軸13を中心に回動
して、おもり12がカメラ内部で振られるので振動が発
生する。この振動は、カメラの外装14まで伝わってカ
メラ本体を振動させ、ユーザに分かりやすく検知させる
ことができる。
【0022】また第1の実施形態の応用例として、振動
発生部1をバッテリーチェックに使用することもでき
る。つまり、バッテリーチェック部8により電池電圧を
モニタした結果を制御部1で動作を保障する基準電圧以
上であるか比較処理を行い、電池交換の時期に来ていれ
ば、その旨を表示部3に表示して、且つ振動発生部2か
らある振動パターンで振動を発生させて、ユーザに告知
することものである。
発生部1をバッテリーチェックに使用することもでき
る。つまり、バッテリーチェック部8により電池電圧を
モニタした結果を制御部1で動作を保障する基準電圧以
上であるか比較処理を行い、電池交換の時期に来ていれ
ば、その旨を表示部3に表示して、且つ振動発生部2か
らある振動パターンで振動を発生させて、ユーザに告知
することものである。
【0023】この振動を伴うバッテリーチェックは、
「バッテリーチェックモード」として選択して設定でき
るように種々のモード機能の中に1つのモードとして設
けておき、この「バッテリーチェックモード」に設定さ
れている場合には、振動による告知を行うようにしても
よい。
「バッテリーチェックモード」として選択して設定でき
るように種々のモード機能の中に1つのモードとして設
けておき、この「バッテリーチェックモード」に設定さ
れている場合には、振動による告知を行うようにしても
よい。
【0024】また、後述する撮影時にわざと振動させた
シーンを撮影するための「ぶれぶれモード」を除く、振
動を伴うモードに設定されていた場合に、撮影時に振動
が発生すると撮影されたシーンに支障をきたすため、制
御部1は、振動発生部2の動作を一時的に禁止する。
シーンを撮影するための「ぶれぶれモード」を除く、振
動を伴うモードに設定されていた場合に、撮影時に振動
が発生すると撮影されたシーンに支障をきたすため、制
御部1は、振動発生部2の動作を一時的に禁止する。
【0025】図5に示すフローチャートを参照して、第
1の実施形態のメイン動作について説明する。まず、カ
メラに前述した第1の実施形態のように撮影タイミング
の時間設定を行い「携帯モード」に設定する(ステップ
S1)。次に、撮影状態であるか否かを判別し(ステッ
プS2)、撮影状態に至った場合には(YES)、振動
すると撮影できないので振動発生部2の動作を禁止して
(ステップS3)、撮影を実施し(ステップS4)、前
記ステップS2に戻る。
1の実施形態のメイン動作について説明する。まず、カ
メラに前述した第1の実施形態のように撮影タイミング
の時間設定を行い「携帯モード」に設定する(ステップ
S1)。次に、撮影状態であるか否かを判別し(ステッ
プS2)、撮影状態に至った場合には(YES)、振動
すると撮影できないので振動発生部2の動作を禁止して
(ステップS3)、撮影を実施し(ステップS4)、前
記ステップS2に戻る。
【0026】しかし、撮影状態でない場合には(N
O)、制御部1に制御されたバッテリーチェック部8に
より電池の残エネルギー容量を監視するバッテリーチェ
ックを行い(ステップS5)、電池の残エネルギー容量
が所定値以下であれば(NO)、電池交換を促すために
振動を開始する(ステップS6)。そして、その振動が
予め設定した所定時間経過したか否かを判別し(ステッ
プS7)、所定時間に達していないならば(NO)、振
動を継続し、所定時間を経過した場合には(YES)、
振動を終了させて(ステップS8)、撮影待ち状態に戻
り、次のステップS9に移行する。
O)、制御部1に制御されたバッテリーチェック部8に
より電池の残エネルギー容量を監視するバッテリーチェ
ックを行い(ステップS5)、電池の残エネルギー容量
が所定値以下であれば(NO)、電池交換を促すために
振動を開始する(ステップS6)。そして、その振動が
予め設定した所定時間経過したか否かを判別し(ステッ
プS7)、所定時間に達していないならば(NO)、振
動を継続し、所定時間を経過した場合には(YES)、
振動を終了させて(ステップS8)、撮影待ち状態に戻
り、次のステップS9に移行する。
【0027】また、前記ステップS5の判定において、
バッテリーチェックで電池の残エネルギー容量が所定値
(基準電圧)以上であれば(YES)、「携帯モード」
に設定してからの経過時間が設定時間に達したか否かを
判別する(ステップS9)。この判別で経過時間が設定
時間に達したならば(YES)、制御部1に制御された
振動発生部2が振動を発生させて、ユーザに告知する
(ステップS10)。そして、その振動が予め設定した
所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS1
1)、所定時間に達していないならば(NO)、振動を
継続し、所定時間を経過した場合には(YES)、振動
を終了させて(ステップS12)、前記ステップS2に
戻る。
バッテリーチェックで電池の残エネルギー容量が所定値
(基準電圧)以上であれば(YES)、「携帯モード」
に設定してからの経過時間が設定時間に達したか否かを
判別する(ステップS9)。この判別で経過時間が設定
時間に達したならば(YES)、制御部1に制御された
振動発生部2が振動を発生させて、ユーザに告知する
(ステップS10)。そして、その振動が予め設定した
所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS1
1)、所定時間に達していないならば(NO)、振動を
継続し、所定時間を経過した場合には(YES)、振動
を終了させて(ステップS12)、前記ステップS2に
戻る。
【0028】次に、第2の実施形態について説明する。
前述した第1の実施形態では、カメラ本体に振動を発生
によって、ユーザに撮影タイミング等を告知する実施形
態であったが、本実施形態では、この振動を利用して撮
影時にカメラ本体をわざと揺らして特殊撮影を行う。例
えば、撮影者が図3(a)に示すように、モード設定ス
イッチ16を操作して、表示部3の表示画面上にぶれ効
果を出す「ぶれぶれモード」のマーク等(図示せず)を
表示させる。
前述した第1の実施形態では、カメラ本体に振動を発生
によって、ユーザに撮影タイミング等を告知する実施形
態であったが、本実施形態では、この振動を利用して撮
影時にカメラ本体をわざと揺らして特殊撮影を行う。例
えば、撮影者が図3(a)に示すように、モード設定ス
イッチ16を操作して、表示部3の表示画面上にぶれ効
果を出す「ぶれぶれモード」のマーク等(図示せず)を
表示させる。
【0029】そして、制御部1は、図6に示すフローチ
ャートに従ったシーケンスを実行して振動発生部2を動
作させて、図7に示すような撮影時にわざとカメラをぶ
らし、予め画像を予測することができない特殊撮影が可
能となる。
ャートに従ったシーケンスを実行して振動発生部2を動
作させて、図7に示すような撮影時にわざとカメラをぶ
らし、予め画像を予測することができない特殊撮影が可
能となる。
【0030】従って、従来から撮影時のカメラの手ぶれ
を防ぐ技術が多数提案されているが、この実施形態で
は、その逆で、手ぶれを生じないようなシーンにおいて
も、わざと手ぶれの様な振動を発生させて、動きを強調
した、または、楽しい漫画調効果のアブノーマルな写真
を得ることができる。例えば、図8(a)には、通常撮
影によるシーンを示し、図8(b)は図8(a)と同じ
シーンで「ぶれぶれモード」による例を示す。ここで
は、普段見かけないような画像が得られ、ファンタステ
ィックな効果が楽しめる。
を防ぐ技術が多数提案されているが、この実施形態で
は、その逆で、手ぶれを生じないようなシーンにおいて
も、わざと手ぶれの様な振動を発生させて、動きを強調
した、または、楽しい漫画調効果のアブノーマルな写真
を得ることができる。例えば、図8(a)には、通常撮
影によるシーンを示し、図8(b)は図8(a)と同じ
シーンで「ぶれぶれモード」による例を示す。ここで
は、普段見かけないような画像が得られ、ファンタステ
ィックな効果が楽しめる。
【0031】図6に示すフローチャートを参照して、
「ぶれぶれモード」のシーケンスについて説明する。ま
ず、図7に示すようなカメラ14のレリーズボタン21
が押し込まれたか否かを検知し(ステップS21)、押
し込まれたならば(YES)、露出制御とピント合せの
ために測光、測距を行う(ステップS22)。
「ぶれぶれモード」のシーケンスについて説明する。ま
ず、図7に示すようなカメラ14のレリーズボタン21
が押し込まれたか否かを検知し(ステップS21)、押
し込まれたならば(YES)、露出制御とピント合せの
ために測光、測距を行う(ステップS22)。
【0032】そして、「ぶれぶれモード」に設定されて
いるか否かを判別し(ステップS23)、設定されてい
なければ(NO)、通常のピント合せを行った後(ステ
ップS24)、露出制御を行って撮影し(ステップS2
5)、リターンする。一方、前記ステップS23の判定
において、「ぶれぶれモード」に設定されていたならば
(YES)、露出制御時にシャッタが開いている時間
(SS)を予測し(ステップS26)、ピントを合せた
後(ステップS27)、振動発生部2により、ある振動
パターンの振動を発生させて、前記ステップS25の露
出制御に移行して、撮影を行う(ステップS28)。
いるか否かを判別し(ステップS23)、設定されてい
なければ(NO)、通常のピント合せを行った後(ステ
ップS24)、露出制御を行って撮影し(ステップS2
5)、リターンする。一方、前記ステップS23の判定
において、「ぶれぶれモード」に設定されていたならば
(YES)、露出制御時にシャッタが開いている時間
(SS)を予測し(ステップS26)、ピントを合せた
後(ステップS27)、振動発生部2により、ある振動
パターンの振動を発生させて、前記ステップS25の露
出制御に移行して、撮影を行う(ステップS28)。
【0033】このようにして、シャッタが開いている時
間SSに振動を継続させれば、露光時には常にぶれた画
像が撮影光学系に入射し、図8(b)に示すような写真
が得られる。
間SSに振動を継続させれば、露光時には常にぶれた画
像が撮影光学系に入射し、図8(b)に示すような写真
が得られる。
【0034】このような単なる記録として用いられる写
真に、偶然性を加味して臨場感を出すことは、多くのカ
メラマンによって行われているが、このカメラではその
効果を出した写真が、一般ユーザにも簡単に撮影でき
る。シュールレアリスムの芸術家たちは、自動筆記によ
る偶然性やノイズなどを、その作品に取り入れて新奇性
を模索したが、かつてはアバンギャルドだったそれらの
作品も、近年では、普通の愛好者が自然に楽しむように
なってきている。このような時代の流れを考慮すれば、
写真にも同様の効果が求められ、それと同様の方向の試
みが、この実施例では簡単に達成できる。
真に、偶然性を加味して臨場感を出すことは、多くのカ
メラマンによって行われているが、このカメラではその
効果を出した写真が、一般ユーザにも簡単に撮影でき
る。シュールレアリスムの芸術家たちは、自動筆記によ
る偶然性やノイズなどを、その作品に取り入れて新奇性
を模索したが、かつてはアバンギャルドだったそれらの
作品も、近年では、普通の愛好者が自然に楽しむように
なってきている。このような時代の流れを考慮すれば、
写真にも同様の効果が求められ、それと同様の方向の試
みが、この実施例では簡単に達成できる。
【0035】上述した「ぶれぶれモード」は、1つの振
動形態だけでなく、ユーザの好みに応じて選択できる複
数の振動パターンを有するようにしてもよい。
動形態だけでなく、ユーザの好みに応じて選択できる複
数の振動パターンを有するようにしてもよい。
【0036】次に第3の実施形態について説明する。こ
の実施形態は、フィルム巻き戻し中に、誤って裏蓋をあ
けてしまうことを防止するものである。通常、フルオー
トのカメラにおいて、フィルムエンドまで撮影が完了す
るとフィルム巻き戻しが開始される。その途中は、巻き
戻しモータ音がしており、裏蓋を開けてしまうことはな
いが、騒音環境下では、そのモータ音が聞こえず、誤っ
て裏蓋を開けてフィルムを露光させてしまう事故が発生
する恐れがあった。さらに本実施形態には、カメラには
選択できる種々の撮影に関するモードがあり、モードを
変更する際に、振動を発生させて、ユーザにモード変更
が成されたことを知らしめる技術も含まれている。
の実施形態は、フィルム巻き戻し中に、誤って裏蓋をあ
けてしまうことを防止するものである。通常、フルオー
トのカメラにおいて、フィルムエンドまで撮影が完了す
るとフィルム巻き戻しが開始される。その途中は、巻き
戻しモータ音がしており、裏蓋を開けてしまうことはな
いが、騒音環境下では、そのモータ音が聞こえず、誤っ
て裏蓋を開けてフィルムを露光させてしまう事故が発生
する恐れがあった。さらに本実施形態には、カメラには
選択できる種々の撮影に関するモードがあり、モードを
変更する際に、振動を発生させて、ユーザにモード変更
が成されたことを知らしめる技術も含まれている。
【0037】図9に示すフローチャートを参照して、第
3実施形態について説明する。まず、図7に示すような
カメラ14のレリーズボタン21が押し込まれたか、つ
まり撮影を行うか否かを判定し(ステップS31)、レ
リーズボタン22が押し込まれたならば(YES)、露
出制御を行って撮影し(ステップS32)、その撮影後
にフィルム巻き上げを行う(ステップS33)、その時
にフィルムエンドが検出されたか否かを判別し(ステッ
プS34)、フィルムエンドが検出されたならば(YE
S)、フルオートカメラでは、フィルム巻き戻しを開始
する(ステップS35)。そして、フィルム巻き戻しが
終了したか否かを判別し(ステップS36)、フィルム
巻き戻し途中であれば(NO)、制御部1は振動発生部
2を制御してカメラ本体14を図10に示す振動パター
ンAで振動させる(ステップS37)。そして、フィル
ム巻き戻しが終了したならば(YES)、振動発生部2
による振動を終了させる(ステップS38)。
3実施形態について説明する。まず、図7に示すような
カメラ14のレリーズボタン21が押し込まれたか、つ
まり撮影を行うか否かを判定し(ステップS31)、レ
リーズボタン22が押し込まれたならば(YES)、露
出制御を行って撮影し(ステップS32)、その撮影後
にフィルム巻き上げを行う(ステップS33)、その時
にフィルムエンドが検出されたか否かを判別し(ステッ
プS34)、フィルムエンドが検出されたならば(YE
S)、フルオートカメラでは、フィルム巻き戻しを開始
する(ステップS35)。そして、フィルム巻き戻しが
終了したか否かを判別し(ステップS36)、フィルム
巻き戻し途中であれば(NO)、制御部1は振動発生部
2を制御してカメラ本体14を図10に示す振動パター
ンAで振動させる(ステップS37)。そして、フィル
ム巻き戻しが終了したならば(YES)、振動発生部2
による振動を終了させる(ステップS38)。
【0038】一方、前記ステップS31判別において、
レリーズボタン21が押し込まれていなければ(N
O)、フィルム巻き戻し用のスイッチが操作されたか否
かを判別する(ステップS39)。そのスイッチが操作
されたならば(YES)、前記ステップS35に移行し
て、フィルム巻き戻しを開始させて、巻き戻しが完了す
るまで振動発生部2によりカメラ本体を振動させる。し
かし、フィルム巻き戻し用のスイッチが操作されていな
ければ(NO)、モード設定スイッチ16を操作してモ
ード切換が行われたか否かを判別する(ステップS4
0)。ここで、モード切換スイッチ16が操作されて
(YES)、別のモードの変更が行われると(ステップ
S41)、制御部1は振動発生部2を制御して図10に
示す振動パターンBで所定時間だけカメラ本体を振動さ
せる(ステップS42)。
レリーズボタン21が押し込まれていなければ(N
O)、フィルム巻き戻し用のスイッチが操作されたか否
かを判別する(ステップS39)。そのスイッチが操作
されたならば(YES)、前記ステップS35に移行し
て、フィルム巻き戻しを開始させて、巻き戻しが完了す
るまで振動発生部2によりカメラ本体を振動させる。し
かし、フィルム巻き戻し用のスイッチが操作されていな
ければ(NO)、モード設定スイッチ16を操作してモ
ード切換が行われたか否かを判別する(ステップS4
0)。ここで、モード切換スイッチ16が操作されて
(YES)、別のモードの変更が行われると(ステップ
S41)、制御部1は振動発生部2を制御して図10に
示す振動パターンBで所定時間だけカメラ本体を振動さ
せる(ステップS42)。
【0039】このモード変更の際の振動によって、ユー
ザがモード変更が確実に行われていることを体感しなが
ら、モード設定等を行うことができ、安心感を得ること
ができる。
ザがモード変更が確実に行われていることを体感しなが
ら、モード設定等を行うことができ、安心感を得ること
ができる。
【0040】以上の本実施形態では、フルオートカメラ
であって巻き上げ時にフィルムエンドを検出した場合若
しくは、巻き戻しスイッチを操作した場合には、フィル
ムの巻き戻しが開始される。このタイミングで制御部1
は、巻き戻しが行われていることをユーザに知らせるた
めに振動を発生制御を行なう。この振動は、巻き戻しが
完了してパトローネ内にフィルムの撮影済みのコマが巻
き取られるまで振動している。従って、ユーザは、巻き
戻し中であることが認識でき裏蓋を開けることなく、途
中で裏蓋を開けてしまうことによる露光事故を防止する
ことができる。
であって巻き上げ時にフィルムエンドを検出した場合若
しくは、巻き戻しスイッチを操作した場合には、フィル
ムの巻き戻しが開始される。このタイミングで制御部1
は、巻き戻しが行われていることをユーザに知らせるた
めに振動を発生制御を行なう。この振動は、巻き戻しが
完了してパトローネ内にフィルムの撮影済みのコマが巻
き取られるまで振動している。従って、ユーザは、巻き
戻し中であることが認識でき裏蓋を開けることなく、途
中で裏蓋を開けてしまうことによる露光事故を防止する
ことができる。
【0041】また本実施形態においては、図10に示す
ように、例えば2つの振動パターンA,Bを用意してお
き、それぞれの操作やモードに対応した振動パターンに
切り換え可能にしておくことにより、ユーザは振動パタ
ーンに応じて現在のカメラの状態を体感的に知ることが
できる。
ように、例えば2つの振動パターンA,Bを用意してお
き、それぞれの操作やモードに対応した振動パターンに
切り換え可能にしておくことにより、ユーザは振動パタ
ーンに応じて現在のカメラの状態を体感的に知ることが
できる。
【0042】前記振動パターンAは、小刻みに長く、前
記振動パターンBは、短いがアクセントのある振動であ
り、これらの振動パターンは、図1に示したメモリ7等
に予め記憶される。勿論、振動パターンは、2つに限ら
れたものではなく、種々の複数の振動パターンが想定で
きる。
記振動パターンBは、短いがアクセントのある振動であ
り、これらの振動パターンは、図1に示したメモリ7等
に予め記憶される。勿論、振動パターンは、2つに限ら
れたものではなく、種々の複数の振動パターンが想定で
きる。
【0043】次に第4の実施形態について説明する。前
述した実施形態は、陸上(大気中)で使用される通常の
カメラに適用した例であったが、本実施形態では、水中
で使用される、所謂水中カメラに適用したものである。
述した実施形態は、陸上(大気中)で使用される通常の
カメラに適用した例であったが、本実施形態では、水中
で使用される、所謂水中カメラに適用したものである。
【0044】このような水中カメラの場合、図11
(a)に示すように、水中から陸上に出した際にブルブ
ルと振るえることにより、カメラに付いている水滴を飛
ばすようにすることもできる。特に、水中から出してす
ぐに陸上で撮影を行う場合に、水滴がレンズ部について
いると正しく撮影ができないので、これをユーザに警告
する効果もある。
(a)に示すように、水中から陸上に出した際にブルブ
ルと振るえることにより、カメラに付いている水滴を飛
ばすようにすることもできる。特に、水中から出してす
ぐに陸上で撮影を行う場合に、水滴がレンズ部について
いると正しく撮影ができないので、これをユーザに警告
する効果もある。
【0045】図11(b)は、水中からカメラを出した
ときに、陸上であることを検出する検出機構例である。
カメラの外壁9aのくぼみに対峙する2つの窓9bを設
け、赤外光を発光するIRED等の発光素子23を有す
る発光部24と、赤外光を受光するSPD25等の受光
素子26を有する受光部27とを窓9bを挟んで配置す
る。
ときに、陸上であることを検出する検出機構例である。
カメラの外壁9aのくぼみに対峙する2つの窓9bを設
け、赤外光を発光するIRED等の発光素子23を有す
る発光部24と、赤外光を受光するSPD25等の受光
素子26を有する受光部27とを窓9bを挟んで配置す
る。
【0046】このような構成により、水中と陸上での赤
外光の受光量の変化により判断する。つまり、このカメ
ラが水中にある場合、くぼみに水が入り込み、この水に
より赤外光が吸収され、受光素子26が受ける受光量が
減少する。しかし陸上でくぼみの水がぬければ、受光素
子26が受ける受光量は増加する。
外光の受光量の変化により判断する。つまり、このカメ
ラが水中にある場合、くぼみに水が入り込み、この水に
より赤外光が吸収され、受光素子26が受ける受光量が
減少する。しかし陸上でくぼみの水がぬければ、受光素
子26が受ける受光量は増加する。
【0047】次に図12に示すフローチャートを参照し
て、第4の実施形態について説明する。まず、図11
(b)に示した検出機構によりカメラが水中にあるか否
かを検出する(ステップS51)。水中にあった場合に
は(YES)、水中フラグ←1を立てる(ステップS5
2)。この水中にあるか否かの検出は、常時行われてお
り、水中ではないと検出された時(NO)、水中フラグ
に1が立っていたか否かを判別し(ステップS53)、
水中フラグに1が立っていれば(YES)、水中から陸
上に出たものと判断でき、制御部1は振動発生部2を制
御して所定時間だけカメラ本体を振動させる(ステップ
S54)。
て、第4の実施形態について説明する。まず、図11
(b)に示した検出機構によりカメラが水中にあるか否
かを検出する(ステップS51)。水中にあった場合に
は(YES)、水中フラグ←1を立てる(ステップS5
2)。この水中にあるか否かの検出は、常時行われてお
り、水中ではないと検出された時(NO)、水中フラグ
に1が立っていたか否かを判別し(ステップS53)、
水中フラグに1が立っていれば(YES)、水中から陸
上に出たものと判断でき、制御部1は振動発生部2を制
御して所定時間だけカメラ本体を振動させる(ステップ
S54)。
【0048】そして、振動発生部2による振動が終了し
た後、若しくは前記ステップS53の判別で水中フラグ
が1でなかった時(NO)には、水中フラグを0に変更
して終了する(ステップS55)。
た後、若しくは前記ステップS53の判別で水中フラグ
が1でなかった時(NO)には、水中フラグを0に変更
して終了する(ステップS55)。
【0049】このような構成により、水中から陸上にカ
メラを出した際に、カメラ本体をブルブル振動させて、
不要な水滴を振り飛ばすカメラが提供でき、水中から陸
上に出た時についている水滴による失敗写真を防止する
ことができる。
メラを出した際に、カメラ本体をブルブル振動させて、
不要な水滴を振り飛ばすカメラが提供でき、水中から陸
上に出た時についている水滴による失敗写真を防止する
ことができる。
【0050】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
細書には以下のような発明も含まれている。
【0051】(1)任意の日時を設定可能な設定手段
と、日時を計時する時計機能とカメラを振動させる振動
手段を有するカメラにおいて、上記振動手段を、上記設
定手段と上記時計手段の結果を比較して制御する制御手
段を具備するカメラ。
と、日時を計時する時計機能とカメラを振動させる振動
手段を有するカメラにおいて、上記振動手段を、上記設
定手段と上記時計手段の結果を比較して制御する制御手
段を具備するカメラ。
【0052】(2)カメラ電源の電池電圧をモニタする
モニタ手段と、カメラを振動させる振動手段を有するカ
メラにおいて、上記振動手段を上記電池電圧のモニタ結
果と比較して制御する制御手段を具備するカメラ。
モニタ手段と、カメラを振動させる振動手段を有するカ
メラにおいて、上記振動手段を上記電池電圧のモニタ結
果と比較して制御する制御手段を具備するカメラ。
【0053】(3)所定の条件でカメラを振動させる振
動手段を有するカメラにおいて、上記カメラの撮影時に
は、上記振動手段の動作を禁止する禁止手段を有するカ
メラ。
動手段を有するカメラにおいて、上記カメラの撮影時に
は、上記振動手段の動作を禁止する禁止手段を有するカ
メラ。
【0054】(4)巻戻し時振動、撮影時に振動が発生
して、わざとブレた写真をとるモードを持つカメラ。
して、わざとブレた写真をとるモードを持つカメラ。
【0055】(5)モードSW操作で振動するカメラ。
【0056】(6)状態によって発生振動パターンを変
えるカメラ。
えるカメラ。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、携
帯時やケース若しくは鞄に収納した状態であっても、設
定した撮影タイミングをユーザに分かりやすく告知する
カメラを提供することができる。また、このようなカメ
ラによれば、振動手段による振動を用いた特殊な撮影を
楽しむことやモード変更時の確認やバッテリーチェック
の結果が体感的に認識できる。
帯時やケース若しくは鞄に収納した状態であっても、設
定した撮影タイミングをユーザに分かりやすく告知する
カメラを提供することができる。また、このようなカメ
ラによれば、振動手段による振動を用いた特殊な撮影を
楽しむことやモード変更時の確認やバッテリーチェック
の結果が体感的に認識できる。
【図1】本発明による第1の実施形態に係るカメラの概
略的な構成を示す図である。
略的な構成を示す図である。
【図2】図2(a)は、図1に示した振動発生部の具体
的な構成例を示し、図2(b)及び(c)は、振動発生
の原理の一例を示す図である。
的な構成例を示し、図2(b)及び(c)は、振動発生
の原理の一例を示す図である。
【図3】図3(a)はユーザによる撮影タイミング設定
の操作の様子を示す図、図3(b)は現在の時間と設定
時間を表示する表示部を示し、図3(c)は設定完了示
すマークの一例を示す図である。
の操作の様子を示す図、図3(b)は現在の時間と設定
時間を表示する表示部を示し、図3(c)は設定完了示
すマークの一例を示す図である。
【図4】ユーザによる本実施形態の振動するカメラを鞄
に入れて携帯する様子を示す図である。
に入れて携帯する様子を示す図である。
【図5】第1の実施形態の撮影タイミングに振動する
「携帯モード」における動作について説明するためのフ
ローチャートである。
「携帯モード」における動作について説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】第2の実施形態に係る「ぶれぶれモード」にお
ける動作について説明するためのフローチャートであ
る。
ける動作について説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】「ぶれぶれモード」による撮影の様子を示す図
である。
である。
【図8】図8(a)は、通常撮影によるシーン例を示す
図、図8(b)は図8(a)と同じシーンで「ぶれぶれ
モード」によるシーン例を示す図である。
図、図8(b)は図8(a)と同じシーンで「ぶれぶれ
モード」によるシーン例を示す図である。
【図9】第3の実施形態に係るフィルム巻き戻し中のフ
イルム取り出しミスを防止するシーケンスについて説明
するためのフローチャートである。
イルム取り出しミスを防止するシーケンスについて説明
するためのフローチャートである。
【図10】振動発生部により発生される振動パターン例
を示す図である。
を示す図である。
【図11】図11(a)は、第4の実施形態に係る水中
カメラを水中から陸上に出した際に振動により水滴を飛
ばす様子を示し、図11(b)は、水中からカメラを出
したときに陸上であることを検出するための検出機構例
を示す図である。
カメラを水中から陸上に出した際に振動により水滴を飛
ばす様子を示し、図11(b)は、水中からカメラを出
したときに陸上であることを検出するための検出機構例
を示す図である。
【図12】第4の実施形態に係るカメラのメイン動作に
ついて説明するためのフローチャートである。
ついて説明するためのフローチャートである。
1…制御部(CPU) 2…振動発生部 3…表示部 4…デート部 5…表示制御部 6…撮影タイミング設定部 7…メモリ(EEPROM) 8…バッテリーチェック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 光將 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 野中 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H102 AA71 AB02 BB44
Claims (3)
- 【請求項1】 所望する日時を設定可能な設定手段と、 日時を計時する時計機能と、 カメラ本体を振動させる振動手段と、 上記時計機能で計時され、上記設定手段により設定され
た日時に至った時に、上記振動手段を制御して振動させ
る制御手段と、を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 装填された電源の電圧をモニタするモニ
タ手段と、 カメラ本体を振動させる振動手段と、 上記モニタ手段が検出したモニタ結果が予め定めた基準
電圧を下回ったときに、上記振動手段を制御して振動さ
せる制御手段と、を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項3】 上記カメラにおいて、 撮影時には上記振動手段による振動発生を禁止する禁止
手段をさらに有することを特徴とする請求項1及び請求
項2の何れかに記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000028315A JP2001215601A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000028315A JP2001215601A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001215601A true JP2001215601A (ja) | 2001-08-10 |
Family
ID=18553745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000028315A Withdrawn JP2001215601A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001215601A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020162194A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-13 | ソニー株式会社 | 撮像装置、撮像操作装置、および制御方法 |
-
2000
- 2000-02-04 JP JP2000028315A patent/JP2001215601A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020162194A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-13 | ソニー株式会社 | 撮像装置、撮像操作装置、および制御方法 |
JPWO2020162194A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2021-12-02 | ソニーグループ株式会社 | 撮像装置、撮像操作装置、および制御方法 |
EP3916479A4 (en) * | 2019-02-06 | 2022-03-30 | Sony Group Corporation | IMAGING DEVICE, IMAGING OPERATING DEVICE AND CONTROL METHOD |
US11882360B2 (en) | 2019-02-06 | 2024-01-23 | Sony Group Corporation | Imaging device, imaging operation device, and control method |
JP7533225B2 (ja) | 2019-02-06 | 2024-08-14 | ソニーグループ株式会社 | 撮像装置、撮像操作装置、および制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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