JPH08194250A - カメラ - Google Patents
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- JPH08194250A JPH08194250A JP1996895A JP1996895A JPH08194250A JP H08194250 A JPH08194250 A JP H08194250A JP 1996895 A JP1996895 A JP 1996895A JP 1996895 A JP1996895 A JP 1996895A JP H08194250 A JPH08194250 A JP H08194250A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- cartridge
- camera
- state
- film cartridge
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- Pending
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 何らかの原因によりフィルムカートリッジの
フィルム状態表示が変化してしまった場合でも、正しい
フィルム状態をカメラに入力可能とする。 【構成】 装填されたフィルムカートリッジのフィルム
状態表示を変更する操作手段57と、該操作手段により
任意のフィルム状態表示が設定された場合、現在のフィ
ルム状態表示を、前記設定されたフィルム状態表示に設
定し直す表示可変手段51,54,55とを設け、既に
設定されているフィルムカートリッジのフィルム状態表
示を、必要に応じて操作手段により任意に設定し直せる
ようにしている。
フィルム状態表示が変化してしまった場合でも、正しい
フィルム状態をカメラに入力可能とする。 【構成】 装填されたフィルムカートリッジのフィルム
状態表示を変更する操作手段57と、該操作手段により
任意のフィルム状態表示が設定された場合、現在のフィ
ルム状態表示を、前記設定されたフィルム状態表示に設
定し直す表示可変手段51,54,55とを設け、既に
設定されているフィルムカートリッジのフィルム状態表
示を、必要に応じて操作手段により任意に設定し直せる
ようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納したフィルム状態
(未露光,部分露光,露光済等)を表示する機能を持つ
フィルムカートリッジを用いるカメラの改良に関するも
のである。
(未露光,部分露光,露光済等)を表示する機能を持つ
フィルムカートリッジを用いるカメラの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−317038号に示さ
れている様に、フィルムカートリッジ内のフィルム状態
を撮影後、未露光部分が残っている場合には部分露光済
状態にセットし、又全ての駒が露光された場合には露光
済状態にセットすることで、フィルムカートリッジが再
装填された際には該フィルム状態を検知し、二重露光等
を防止することが開示されている。
れている様に、フィルムカートリッジ内のフィルム状態
を撮影後、未露光部分が残っている場合には部分露光済
状態にセットし、又全ての駒が露光された場合には露光
済状態にセットすることで、フィルムカートリッジが再
装填された際には該フィルム状態を検知し、二重露光等
を防止することが開示されている。
【0003】また、米国特許第4998123号や特開
平6−35121号に示されている様に、未露光以外の
フィルムカートリッジの装填を禁止する手段の提案や、
その装填禁止部材の解除を行う手段を有するカメラの提
案などが示されている。
平6−35121号に示されている様に、未露光以外の
フィルムカートリッジの装填を禁止する手段の提案や、
その装填禁止部材の解除を行う手段を有するカメラの提
案などが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、フィルムカートリッジを落としたり、子供等
のいたずらにより、フィルム状態が変化してしまった場
合には、カメラは誤動作してしまい、正しい動きに戻る
ことはできなかった。
来例では、フィルムカートリッジを落としたり、子供等
のいたずらにより、フィルム状態が変化してしまった場
合には、カメラは誤動作してしまい、正しい動きに戻る
ことはできなかった。
【0005】また、未露光フィルムカートリッジ以外の
装填を禁止する手段に対して、部分露光済フィルムカー
トリッジをも装填できる様に、装填禁止手段を解除する
手段を設けたものは、再装填する時に使用者が未露光駒
の先頭位置を指定するものであった為、部分露光済フィ
ルムカートリッジが何駒まで露光済なのかを忘れてしま
い、不用意な二重露光をしてしまうという問題点を有し
ていた。
装填を禁止する手段に対して、部分露光済フィルムカー
トリッジをも装填できる様に、装填禁止手段を解除する
手段を設けたものは、再装填する時に使用者が未露光駒
の先頭位置を指定するものであった為、部分露光済フィ
ルムカートリッジが何駒まで露光済なのかを忘れてしま
い、不用意な二重露光をしてしまうという問題点を有し
ていた。
【0006】(発明の目的)本発明の第1の目的は、何
らかの原因によりフィルムカートリッジのフィルム状態
表示が変化してしまった場合でも、正しいフィルム状態
をカメラに入力することのできるカメラを提供すること
である。
らかの原因によりフィルムカートリッジのフィルム状態
表示が変化してしまった場合でも、正しいフィルム状態
をカメラに入力することのできるカメラを提供すること
である。
【0007】本発明の第2の目的は、フィルム状態表示
を汚れ等によりカメラが誤読したり、読み取れなかった
場合でも、正しいフィルム状態をカメラに入力すること
のできるカメラを提供することである。
を汚れ等によりカメラが誤読したり、読み取れなかった
場合でも、正しいフィルム状態をカメラに入力すること
のできるカメラを提供することである。
【0008】本発明の第3の目的は、未露光以外のフィ
ルムカートリッジの装填を阻止する阻止手段を有するも
のであっても、部分露光済フィルムカートリッジの装填
を可能にすることのできるカメラを提供することであ
る。
ルムカートリッジの装填を阻止する阻止手段を有するも
のであっても、部分露光済フィルムカートリッジの装填
を可能にすることのできるカメラを提供することであ
る。
【0009】本発明の第4の目的は、取り出されたフィ
ルムカートリッジ内のフィルムに何駒まで露光されたか
ということを撮影者に知らせ、再装填した際に何駒から
未露光なのかということを確実にセットさせることので
きるカメラを提供することである。
ルムカートリッジ内のフィルムに何駒まで露光されたか
ということを撮影者に知らせ、再装填した際に何駒から
未露光なのかということを確実にセットさせることので
きるカメラを提供することである。
【0010】本発明の第5の目的は、何の入力も行わな
いでフィルムカートリッジを取り出す場合でも、露光済
にセットしておくことで、不用意な二重露光を防ぐこと
を可能とするカメラを提供することである。
いでフィルムカートリッジを取り出す場合でも、露光済
にセットしておくことで、不用意な二重露光を防ぐこと
を可能とするカメラを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、装填されたフィル
ムカートリッジのフィルム状態表示を変更する操作手段
と、該操作手段により任意のフィルム状態表示が設定さ
れた場合、現在のフィルム状態表示を、前記設定された
フィルム状態表示に設定し直す表示可変手段とを設け、
既に設定されているフィルムカートリッジのフィルム状
態表示を、必要に応じて操作手段により任意に設定し直
せるようにしている。
るために、請求項1記載の本発明は、装填されたフィル
ムカートリッジのフィルム状態表示を変更する操作手段
と、該操作手段により任意のフィルム状態表示が設定さ
れた場合、現在のフィルム状態表示を、前記設定された
フィルム状態表示に設定し直す表示可変手段とを設け、
既に設定されているフィルムカートリッジのフィルム状
態表示を、必要に応じて操作手段により任意に設定し直
せるようにしている。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、装填されたフィルムカートリ
ッジのフィルム状態表示を検知する検知手段と、該検知
手段によってフィルム状態表示を検知できなかった場
合、操作手段にてフィルム状態を任意に設定変更可能に
するモードとするモード制御手段とを設け、設定されて
いるフィルムカートリッジのフィルム状態表示を検知で
きなかった場合には、操作手段により正規のフィルム状
態表示をカメラに入力できる構造にしている。
請求項2記載の本発明は、装填されたフィルムカートリ
ッジのフィルム状態表示を検知する検知手段と、該検知
手段によってフィルム状態表示を検知できなかった場
合、操作手段にてフィルム状態を任意に設定変更可能に
するモードとするモード制御手段とを設け、設定されて
いるフィルムカートリッジのフィルム状態表示を検知で
きなかった場合には、操作手段により正規のフィルム状
態表示をカメラに入力できる構造にしている。
【0013】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、装填されたフィルムカートリ
ッジのフィルム状態表示を変更する操作手段と、フィル
ム巻戻し後に行われるフィルム状態設定完了後からカー
トリッジ室蓋の開き信号発生までの間は、前記操作手段
にてフィルム状態を任意に設定変更可能にするモードと
するモード制御手段とを設け、フィルム巻戻し後に行わ
れるフィルム状態設定完了後からカートリッジ室蓋の開
き信号発生までの間は、必要に応じて操作手段により任
意に設定し直せるようにしている。
請求項3記載の本発明は、装填されたフィルムカートリ
ッジのフィルム状態表示を変更する操作手段と、フィル
ム巻戻し後に行われるフィルム状態設定完了後からカー
トリッジ室蓋の開き信号発生までの間は、前記操作手段
にてフィルム状態を任意に設定変更可能にするモードと
するモード制御手段とを設け、フィルム巻戻し後に行わ
れるフィルム状態設定完了後からカートリッジ室蓋の開
き信号発生までの間は、必要に応じて操作手段により任
意に設定し直せるようにしている。
【0014】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、装填されたフィルムカートリ
ッジのフィルム状態表示を変更する操作手段と、フィル
ム巻戻し後に行われるフィルム状態設定完了後からカー
トリッジ室蓋の開き信号発生までの間は、前記操作手段
にてフィルム状態を任意に設定変更可能にするモードと
するモード制御手段と、未露光以外のフィルムカートリ
ッジの装填を阻止する阻止手段とを有し、部分露光フィ
ルムカートリッジが装填された際には阻止手段によって
カメラへの装填が阻止される為、これを許容する際に
は、操作部材によって未露光のフィルム状態を設定可能
にしている。
請求項4記載の本発明は、装填されたフィルムカートリ
ッジのフィルム状態表示を変更する操作手段と、フィル
ム巻戻し後に行われるフィルム状態設定完了後からカー
トリッジ室蓋の開き信号発生までの間は、前記操作手段
にてフィルム状態を任意に設定変更可能にするモードと
するモード制御手段と、未露光以外のフィルムカートリ
ッジの装填を阻止する阻止手段とを有し、部分露光フィ
ルムカートリッジが装填された際には阻止手段によって
カメラへの装填が阻止される為、これを許容する際に
は、操作部材によって未露光のフィルム状態を設定可能
にしている。
【0015】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項5記載の本発明は、フィルム巻戻し後にカメラが
自動的にフィルム状態表示を設定した後に、操作手段に
よって異なるフィルム状態が新たに設定された場合は、
フィルムカートリッジ内に巻戻されたフィルムの露光済
駒数を表示する表示手段を設け、カメラが自動的にフィ
ルム状態表示を設定した後に、新たなフィルム状態表示
が設定された場合は、未露光以外のフィルムカートリッ
ジの装填を阻止するものにおいて、部分露光のフィルム
カートリッジを装填しようとしている場合が想定される
為、フィルムの露光済駒数を表示するようにしている。
請求項5記載の本発明は、フィルム巻戻し後にカメラが
自動的にフィルム状態表示を設定した後に、操作手段に
よって異なるフィルム状態が新たに設定された場合は、
フィルムカートリッジ内に巻戻されたフィルムの露光済
駒数を表示する表示手段を設け、カメラが自動的にフィ
ルム状態表示を設定した後に、新たなフィルム状態表示
が設定された場合は、未露光以外のフィルムカートリッ
ジの装填を阻止するものにおいて、部分露光のフィルム
カートリッジを装填しようとしている場合が想定される
為、フィルムの露光済駒数を表示するようにしている。
【0016】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項6記載の本発明は、装填されたフィルムカートリ
ッジのフィルム状態表示を検知できなかった場合には、
露光済状態にセットし、待機するようにしている。
請求項6記載の本発明は、装填されたフィルムカートリ
ッジのフィルム状態表示を検知できなかった場合には、
露光済状態にセットし、待機するようにしている。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0018】図1〜図7は本発明の第1の実施例のカメ
ラに係る図であり、図1は該カメラのカートリッジ室及
びフィルムカートリッジの構造を示す斜視図、図2は該
カメラのカートリッジ室にフィルムカートリッジを装填
した状態を示す平面図、図3は該カメラのフォークギヤ
を示す斜視図、図4は該カメラの位相プリント板のパタ
ーンについて説明する為の図、図5は該カメラのカート
リッジ室にフィルムカートリッジを装填した状態を示す
断面図、図6は該カメラの電気的構成を示すブロック
図、図7は該カメラの主要部分の動作を示すフローチャ
ートである。
ラに係る図であり、図1は該カメラのカートリッジ室及
びフィルムカートリッジの構造を示す斜視図、図2は該
カメラのカートリッジ室にフィルムカートリッジを装填
した状態を示す平面図、図3は該カメラのフォークギヤ
を示す斜視図、図4は該カメラの位相プリント板のパタ
ーンについて説明する為の図、図5は該カメラのカート
リッジ室にフィルムカートリッジを装填した状態を示す
断面図、図6は該カメラの電気的構成を示すブロック
図、図7は該カメラの主要部分の動作を示すフローチャ
ートである。
【0019】まず、図1〜図5を用いて、該カメラの機
械的構成について説明する。
械的構成について説明する。
【0020】図1において、1はフィルムカートリッジ
5内にあるフィルム巻取りスプール16に係合してこれ
を回転させる為のフォークギヤであり、該フォークギヤ
1の下面には、図3の様に軸1a,1bに対して穴14
a,14bが嵌合圧入され、接片14が固定される。2
は位相プリント板であり、前記フォークギヤ1の下面に
固定された接片14の先端14c,14d(図3参照)
が該位相プリント板2の(導電)パターン2a〜2eと
2fとに接触することにより、前記フォークギヤ1の位
相が検知できるようになっている。また、接片14と位
相プリント板2との接触位相と前記フォークギヤ1に組
み込まれている係合部15は、同一位相としてあっても
良い。3及び4はフィルムカートリッジ5の窓部5a,
5bに対向する位置にそれぞれ配置されるフォトリフレ
クタで、図5の様にフィルムカートリッジ5内のフィル
ム巻取りスプール16と一体で回転するデータディスク
板17上のバーコードデータを読み取る為に設けられて
おり、該フォトリフレクタ3,4のそれぞれの出力によ
り、フィルムカートリッジ5内のフィルム状態(規定駒
数等)を検知できるものとなっている。
5内にあるフィルム巻取りスプール16に係合してこれ
を回転させる為のフォークギヤであり、該フォークギヤ
1の下面には、図3の様に軸1a,1bに対して穴14
a,14bが嵌合圧入され、接片14が固定される。2
は位相プリント板であり、前記フォークギヤ1の下面に
固定された接片14の先端14c,14d(図3参照)
が該位相プリント板2の(導電)パターン2a〜2eと
2fとに接触することにより、前記フォークギヤ1の位
相が検知できるようになっている。また、接片14と位
相プリント板2との接触位相と前記フォークギヤ1に組
み込まれている係合部15は、同一位相としてあっても
良い。3及び4はフィルムカートリッジ5の窓部5a,
5bに対向する位置にそれぞれ配置されるフォトリフレ
クタで、図5の様にフィルムカートリッジ5内のフィル
ム巻取りスプール16と一体で回転するデータディスク
板17上のバーコードデータを読み取る為に設けられて
おり、該フォトリフレクタ3,4のそれぞれの出力によ
り、フィルムカートリッジ5内のフィルム状態(規定駒
数等)を検知できるものとなっている。
【0021】また、フィルムカートリッジ5にはデータ
ディスク板17の読み取り面とは反対側の面に、図1の
様に、フィルム状態として「未露光」,「部分露光
済」,「露光済」,「現像済」のそれぞれに対応した表
示として、5c,5d,5e,5fの4つの形状の穴が
設けられている。そして、フィルムカートリッジ5内の
フィルム状態に応じてフィルム巻取りスプール16を決
められた位相で止めることにより、該スプール16の下
面の一部に設けられた白板18(図5参照)が、フィル
ム状態を示す穴のところに位置するようになっていて、
ユーザーが目で見て何れの状態にあるかを判別できるよ
うになっている。
ディスク板17の読み取り面とは反対側の面に、図1の
様に、フィルム状態として「未露光」,「部分露光
済」,「露光済」,「現像済」のそれぞれに対応した表
示として、5c,5d,5e,5fの4つの形状の穴が
設けられている。そして、フィルムカートリッジ5内の
フィルム状態に応じてフィルム巻取りスプール16を決
められた位相で止めることにより、該スプール16の下
面の一部に設けられた白板18(図5参照)が、フィル
ム状態を示す穴のところに位置するようになっていて、
ユーザーが目で見て何れの状態にあるかを判別できるよ
うになっている。
【0022】勿論、この状態判別表示は、上記のデータ
ディスク板17の位相とは相関関係があるように設定さ
れているので、状態判別表示で見たフィルムカートリッ
ジ状態と、カメラに装填された際に前記フォトリフレク
タ3,4によりデータディスク板17上のデータを読み
取って検知したフィルム状態とは同一であることは言う
までもない。
ディスク板17の位相とは相関関係があるように設定さ
れているので、状態判別表示で見たフィルムカートリッ
ジ状態と、カメラに装填された際に前記フォトリフレク
タ3,4によりデータディスク板17上のデータを読み
取って検知したフィルム状態とは同一であることは言う
までもない。
【0023】6は図5に示す様に軸19により回転開閉
可能に支持されたカートリッジ室蓋であり、フィルムカ
ートリッジ5のフィルム巻取りスプール16の、フォー
クギヤ1に対向した面にある凹部16cを支持する押え
部7を有しており、該押え部7はバネ20(図5参照)
の付勢によりフォークギヤ1へフィルム巻取りスプール
16を押し付け、これを支持することになっている。
可能に支持されたカートリッジ室蓋であり、フィルムカ
ートリッジ5のフィルム巻取りスプール16の、フォー
クギヤ1に対向した面にある凹部16cを支持する押え
部7を有しており、該押え部7はバネ20(図5参照)
の付勢によりフォークギヤ1へフィルム巻取りスプール
16を押し付け、これを支持することになっている。
【0024】8はカートリッジ室蓋6の開閉ツマミであ
り、バネ9により常に閉方向に付勢されていて、カート
リッジ室蓋6が図5の様に閉じている時には、該開閉ツ
マミ8の先端にある斜面8bにより開閉スイッチ10の
接片10aを押し上げている。よって、この状態時には
接片10aと10bとが接触してカートリッジ室蓋6の
閉じ完了信号が発生し、この信号は後述のマイコンへ出
力される。また、カートリッジ室蓋6を開けようとして
開閉ツマミ8がバネ9に抗してスライドさせられると、
その斜面8bと接片10aとの当接がなくなるので接片
10aは図5の破線にて示す様に下にさがり、一方接片
10bはストッパピン21(図5参照)により動きを規
制されるようになるので、接片10aと10bとの接触
がなくなり、後述のマイコンにはカートリッジ室蓋6の
開き信号が出力されるようになる。
り、バネ9により常に閉方向に付勢されていて、カート
リッジ室蓋6が図5の様に閉じている時には、該開閉ツ
マミ8の先端にある斜面8bにより開閉スイッチ10の
接片10aを押し上げている。よって、この状態時には
接片10aと10bとが接触してカートリッジ室蓋6の
閉じ完了信号が発生し、この信号は後述のマイコンへ出
力される。また、カートリッジ室蓋6を開けようとして
開閉ツマミ8がバネ9に抗してスライドさせられると、
その斜面8bと接片10aとの当接がなくなるので接片
10aは図5の破線にて示す様に下にさがり、一方接片
10bはストッパピン21(図5参照)により動きを規
制されるようになるので、接片10aと10bとの接触
がなくなり、後述のマイコンにはカートリッジ室蓋6の
開き信号が出力されるようになる。
【0025】図2,図3において、フィルムカートリッ
ジ5が装填されることにより、フォークギヤ1の嵌合部
1cはフィルム巻取りスプール16の嵌合部16aに入
り込み、その後係合部15がスプール16の切欠き部1
6bに入り込むと、フォークギヤ1の回転がフィルム巻
取りスプール16へ伝えられるようになっている。
ジ5が装填されることにより、フォークギヤ1の嵌合部
1cはフィルム巻取りスプール16の嵌合部16aに入
り込み、その後係合部15がスプール16の切欠き部1
6bに入り込むと、フォークギヤ1の回転がフィルム巻
取りスプール16へ伝えられるようになっている。
【0026】図4は位相プリント板2のパターン構成を
示したものであり、点線で示した部分2g,2hがそれ
ぞれフォークギヤ1に固定された接片14の接触部14
c,14dと接触するように構成されている。また、位
相パターン2a,2b,2c,2dと共通パターン2f
とが前記接片14により接触する位相が、それぞれフィ
ルムカートリッジ状態を未露光(Fポジション),部分
露光(Pポジション),露光済(Eポジション),現像
済(Dポジション)にセットできる位相になっている。
但し、2eは予備パターンとして、どの状態にも合致し
ない位相パターンである。
示したものであり、点線で示した部分2g,2hがそれ
ぞれフォークギヤ1に固定された接片14の接触部14
c,14dと接触するように構成されている。また、位
相パターン2a,2b,2c,2dと共通パターン2f
とが前記接片14により接触する位相が、それぞれフィ
ルムカートリッジ状態を未露光(Fポジション),部分
露光(Pポジション),露光済(Eポジション),現像
済(Dポジション)にセットできる位相になっている。
但し、2eは予備パターンとして、どの状態にも合致し
ない位相パターンである。
【0027】図5において、11はフィルムカートリッ
ジ5が装填された事を検知する為のフィルム在否スイッ
チであり、図5の様にフィルムカートリッジ5が装填さ
れていると、接片11aがフィルムカートリッジ5の外
装面によって押されるので接片11bと接触状態とな
り、フィルムカートリッジ在り信号が発生し、これが後
述のマイコンへ出力される。
ジ5が装填された事を検知する為のフィルム在否スイッ
チであり、図5の様にフィルムカートリッジ5が装填さ
れていると、接片11aがフィルムカートリッジ5の外
装面によって押されるので接片11bと接触状態とな
り、フィルムカートリッジ在り信号が発生し、これが後
述のマイコンへ出力される。
【0028】図6は上記の構成を持つカメラの電気的構
成の要部を示すものであり、上記の構成部品に相当する
箇所は同一符号を付してある。
成の要部を示すものであり、上記の構成部品に相当する
箇所は同一符号を付してある。
【0029】図6において、51はカメラの各種動作を
制御するマイコン、52はマニュアルリワインドスイッ
チ、53は電源であるところの電池、54はフィルム給
送用モータ55の駆動を制御するモータ制御回路、56
は撮影駒数等を表示する表示器である。また、57はフ
ィルムカートリッジ状態を任意に設定する際に用いられ
る任意設定モードスイッチである。
制御するマイコン、52はマニュアルリワインドスイッ
チ、53は電源であるところの電池、54はフィルム給
送用モータ55の駆動を制御するモータ制御回路、56
は撮影駒数等を表示する表示器である。また、57はフ
ィルムカートリッジ状態を任意に設定する際に用いられ
る任意設定モードスイッチである。
【0030】以上の構成において、図5の様にフィルム
カートリッジ5が装填されると、フィルムカートリッジ
在否スイッチ11がONし、次にカートリッジ室蓋6が
閉じられると開閉スイッチ10がONするが、上記のマ
イコン51は、これらのON信号が入力することによ
り、シーケンスをスタートさせる。図7はそのシーケン
スの一部を示すフローチャートであり、以下、これに従
って説明していく。
カートリッジ5が装填されると、フィルムカートリッジ
在否スイッチ11がONし、次にカートリッジ室蓋6が
閉じられると開閉スイッチ10がONするが、上記のマ
イコン51は、これらのON信号が入力することによ
り、シーケンスをスタートさせる。図7はそのシーケン
スの一部を示すフローチャートであり、以下、これに従
って説明していく。
【0031】ステップS1,S2においては、上記のフ
ィルムカートリッジ5が装填され、かつ、カートリッジ
室蓋6が閉じられたかどうかを判別する部分であり、こ
れらの条件を満たすと、ステップS3へ進む。そして、
このステップS3においては、フォトリフレクタ3及び
4を作動させ、次のステップS4において、フォークギ
ヤ1を駆動するフィルム給送用モータ55を巻戻し方向
に通電する。
ィルムカートリッジ5が装填され、かつ、カートリッジ
室蓋6が閉じられたかどうかを判別する部分であり、こ
れらの条件を満たすと、ステップS3へ進む。そして、
このステップS3においては、フォトリフレクタ3及び
4を作動させ、次のステップS4において、フォークギ
ヤ1を駆動するフィルム給送用モータ55を巻戻し方向
に通電する。
【0032】フォークギヤ1が巻戻し方向に駆動される
と、フィルムカートリッジ5内のフィルム巻取りスプー
ル16が回転を始め、これと同時にデータディスク板1
7も回転し始める。
と、フィルムカートリッジ5内のフィルム巻取りスプー
ル16が回転を始め、これと同時にデータディスク板1
7も回転し始める。
【0033】次のステップ5においては、上記のデータ
ディスク板17上のデータをフォトリフレクタ3及び4
により読み出し、その位相によりフィルム状態を認識す
るとステップS6へと進み、ここで上記フィルム給送用
モータ55への通電を停止させる。そして、ステップS
7へ進み、上記ステップS5で認識したフィルム状態を
カメラの外部に具備された液晶等の表示器56に表示す
る。使用者はこの表示を見て、正しくフィルム状態がカ
メラに認識されているかどうかを知ることができる。
ディスク板17上のデータをフォトリフレクタ3及び4
により読み出し、その位相によりフィルム状態を認識す
るとステップS6へと進み、ここで上記フィルム給送用
モータ55への通電を停止させる。そして、ステップS
7へ進み、上記ステップS5で認識したフィルム状態を
カメラの外部に具備された液晶等の表示器56に表示す
る。使用者はこの表示を見て、正しくフィルム状態がカ
メラに認識されているかどうかを知ることができる。
【0034】次にステップS8へ進み、表示されたフィ
ルム状態とは異なる状態にセットする為に任意設定モー
ドスイッチ57により任意のポジションが入力された場
合には(フィルムカートリッジを落としたりして、本来
とは異なったフィルム状態時にこのような操作が行われ
る)、ステップS10へ進み、設定されたフィルム状態
が入力されるか、又は入力されていた時はステップS1
1へ進み、フォークギヤ1の駆動の為にフィルム巻戻し
モータ55への通電を開始してフィルムを巻戻し方向に
駆動する。そして、次のステップS12において、任意
設定されたフィルム状態にセットができたかどうかを、
フォトリフレクタ3及び4ではなく、フォークギヤ1の
接片14と位相プリント板2との接触状態で検知するこ
とにより判別し、任意設定されたフィルム状態の信号を
検知するまでこのステップに留まる。
ルム状態とは異なる状態にセットする為に任意設定モー
ドスイッチ57により任意のポジションが入力された場
合には(フィルムカートリッジを落としたりして、本来
とは異なったフィルム状態時にこのような操作が行われ
る)、ステップS10へ進み、設定されたフィルム状態
が入力されるか、又は入力されていた時はステップS1
1へ進み、フォークギヤ1の駆動の為にフィルム巻戻し
モータ55への通電を開始してフィルムを巻戻し方向に
駆動する。そして、次のステップS12において、任意
設定されたフィルム状態にセットができたかどうかを、
フォトリフレクタ3及び4ではなく、フォークギヤ1の
接片14と位相プリント板2との接触状態で検知するこ
とにより判別し、任意設定されたフィルム状態の信号を
検知するまでこのステップに留まる。
【0035】その後、任意設定されたフィルム状態の信
号を検知すると、ステップS12からステップS13へ
進み、直ちに上記フィルム給送用モータ55への通電を
停止させる。そして、ステップS14へ進み、変更され
たフィルムカートリッジ状態を表示器56に表示し、再
びステップS8,S9のシーケンスに戻り、次の任意設
定があるかどうかの待機状態となる。そして、ステップ
S8,S9において新たに任意設定されないで、カート
リッジ室蓋6の開き信号が入力されると、ステップS9
から“YES”方向へ進み、シーケンスを終わる。
号を検知すると、ステップS12からステップS13へ
進み、直ちに上記フィルム給送用モータ55への通電を
停止させる。そして、ステップS14へ進み、変更され
たフィルムカートリッジ状態を表示器56に表示し、再
びステップS8,S9のシーケンスに戻り、次の任意設
定があるかどうかの待機状態となる。そして、ステップ
S8,S9において新たに任意設定されないで、カート
リッジ室蓋6の開き信号が入力されると、ステップS9
から“YES”方向へ進み、シーケンスを終わる。
【0036】以上の様な制御を行う事により、フィルム
カートリッジ5を落としたり、子供等がいたずらをして
フィルム状態を変えてしまった場合でも、正しいフィル
ム状態にリセットすることが可能であり、誤った状態の
まま撮影が進行してしまい、二重露光してしまったり、
未露光フィルムカートリッジなのに露光済と判別され、
撮影できなくなったりするといったことを防ぐことがで
きる。
カートリッジ5を落としたり、子供等がいたずらをして
フィルム状態を変えてしまった場合でも、正しいフィル
ム状態にリセットすることが可能であり、誤った状態の
まま撮影が進行してしまい、二重露光してしまったり、
未露光フィルムカートリッジなのに露光済と判別され、
撮影できなくなったりするといったことを防ぐことがで
きる。
【0037】(第2の実施例)図8は本発明の第2の実
施例におけるカメラの主要部分の動作を示すフローチャ
ートである。なお、カメラの電気的及び機械的構成は第
1の実施例と同様であるので、ここでは省略する。
施例におけるカメラの主要部分の動作を示すフローチャ
ートである。なお、カメラの電気的及び機械的構成は第
1の実施例と同様であるので、ここでは省略する。
【0038】ステップS21,S22においては、第1
の実施例と同様、フィルムカートリッジ5が装填され、
かつ、カートリッジ室蓋6が閉じられたかどうかを判別
する部分であり、これらの条件を満たすと、ステップS
23へ進む。そして、このステップS23においては、
フォトリフレクタ3及び4を作動させ、次のステップS
24において、フォークギヤ1を駆動するフィルム給送
用モータ55を巻戻し方向に通電する。
の実施例と同様、フィルムカートリッジ5が装填され、
かつ、カートリッジ室蓋6が閉じられたかどうかを判別
する部分であり、これらの条件を満たすと、ステップS
23へ進む。そして、このステップS23においては、
フォトリフレクタ3及び4を作動させ、次のステップS
24において、フォークギヤ1を駆動するフィルム給送
用モータ55を巻戻し方向に通電する。
【0039】フォークギヤ1が巻戻し方向に駆動される
と、フィルムカートリッジ5内のフィルム巻取りスプー
ル16が回転を始め、これと同時にデータディスク板1
7も回転し始める。
と、フィルムカートリッジ5内のフィルム巻取りスプー
ル16が回転を始め、これと同時にデータディスク板1
7も回転し始める。
【0040】次のステップ25においては、カウンタn
に“1”を代入し、次のステップS26において、デー
タディスク板17上のデータをフォトリフレクタ3,4
で読み出し、フィルム状態の判別を行う。このステップ
S26にてフィルム状態の判別ができればステップS3
5へ進み、ここでフィルム給送用モータ55への通電を
停止させ、次のステップS36において、判別したフィ
ルム状態を表示器55に表示してシーケンスを終える。
に“1”を代入し、次のステップS26において、デー
タディスク板17上のデータをフォトリフレクタ3,4
で読み出し、フィルム状態の判別を行う。このステップ
S26にてフィルム状態の判別ができればステップS3
5へ進み、ここでフィルム給送用モータ55への通電を
停止させ、次のステップS36において、判別したフィ
ルム状態を表示器55に表示してシーケンスを終える。
【0041】一方、例えばデータディスク17が汚れて
いた場合に、上記ステップS26においてフィルム状態
の認識ができず、この場合はステップS27へ進み、上
記カウンタnを“n+1”とし、次のステップS28に
おいて、nが10よりも大きいかどうかを判別し、小さ
ければ再びステップS26へ戻ってフィルム状態認識を
継続する。しかし、汚れ等の為にデータディスク板17
が読み取れないため、何回くり返しても認識できない
と、ついにステップS28でカウンタnが10を越える
ことになる。これは、一定の時間内にフィルム状態が判
別できなかったということなので、この場合にはステッ
プS28からステップS29へ進み、フィルム給送用モ
ータ55への通電を停止させる。
いた場合に、上記ステップS26においてフィルム状態
の認識ができず、この場合はステップS27へ進み、上
記カウンタnを“n+1”とし、次のステップS28に
おいて、nが10よりも大きいかどうかを判別し、小さ
ければ再びステップS26へ戻ってフィルム状態認識を
継続する。しかし、汚れ等の為にデータディスク板17
が読み取れないため、何回くり返しても認識できない
と、ついにステップS28でカウンタnが10を越える
ことになる。これは、一定の時間内にフィルム状態が判
別できなかったということなので、この場合にはステッ
プS28からステップS29へ進み、フィルム給送用モ
ータ55への通電を停止させる。
【0042】次に、ステップS30へ進み、フィルムカ
ートリッジ5に何らかの異常があり、状態認識ができな
かったということをユーザーに知らせる為に表示器55
に警告表示を出し、続くステップS31においては、フ
ィルム状態の任意設定モードを自動的に設定し、次のス
テップS32において、フィルム状態を入力されるのを
待機するようにする。この時に、任意設定モードスイッ
チ57によってF,P,E,Dの何れかのポジションが
入力されるとステップS33へ進み、再びフォークギヤ
1の駆動の為にフィルム給送用モータ55を巻戻し方向
へ通電する。そして、ステップS34へ進み、上記ステ
ップS32にて任意設定されたフィルム状態にセットさ
れたかを判別し、セット完了を検知するとステップS3
5へ進み、ここで上記フィルム給送用モータ55への通
電を直ちに停止させ、次のステップS36において、セ
ットされたフィルム状態を表示器55に表示し、ユーザ
ーにセット完了と共にセットされた状態の確認をさせ、
シーケンスを終える。
ートリッジ5に何らかの異常があり、状態認識ができな
かったということをユーザーに知らせる為に表示器55
に警告表示を出し、続くステップS31においては、フ
ィルム状態の任意設定モードを自動的に設定し、次のス
テップS32において、フィルム状態を入力されるのを
待機するようにする。この時に、任意設定モードスイッ
チ57によってF,P,E,Dの何れかのポジションが
入力されるとステップS33へ進み、再びフォークギヤ
1の駆動の為にフィルム給送用モータ55を巻戻し方向
へ通電する。そして、ステップS34へ進み、上記ステ
ップS32にて任意設定されたフィルム状態にセットさ
れたかを判別し、セット完了を検知するとステップS3
5へ進み、ここで上記フィルム給送用モータ55への通
電を直ちに停止させ、次のステップS36において、セ
ットされたフィルム状態を表示器55に表示し、ユーザ
ーにセット完了と共にセットされた状態の確認をさせ、
シーケンスを終える。
【0043】その後は、セットされたフィルム状態に従
って、カメラのシーケンスを進めるようにすることは言
うまでもないことである。
って、カメラのシーケンスを進めるようにすることは言
うまでもないことである。
【0044】(第3の実施例)図9〜図11は本発明の
第3の実施例におけるカメラに係る図であり、図9は未
露光フィルムカートリッジを、図10は未露光以外のフ
ィルムカートリッジを、それぞれ装填しようとしている
状態を示す断面図であり、図11は本実施例におけるカ
メラの主要部分の動作を示すフローチャートである。な
お、該カメラの電気的構成は図6と同様であるので、こ
こでは省略する。
第3の実施例におけるカメラに係る図であり、図9は未
露光フィルムカートリッジを、図10は未露光以外のフ
ィルムカートリッジを、それぞれ装填しようとしている
状態を示す断面図であり、図11は本実施例におけるカ
メラの主要部分の動作を示すフローチャートである。な
お、該カメラの電気的構成は図6と同様であるので、こ
こでは省略する。
【0045】図9及び図10において、23は未露光フ
ィルムカートリッジ以外の装填禁止するための手段であ
るフック部材で、軸25により回転可能に支持され、バ
ネ24により常に反時計方向に付勢されている。そし
て、未露光フィルムカートリッジ以外のフィルムカート
リッジが装填された時に、このフィルムカートリッジ5
の引っ掛け部16aと係合する引っ掛け部23aと、ピ
ン22に当接して反時計方向の回転規制を行う腕部23
bとを有している。
ィルムカートリッジ以外の装填禁止するための手段であ
るフック部材で、軸25により回転可能に支持され、バ
ネ24により常に反時計方向に付勢されている。そし
て、未露光フィルムカートリッジ以外のフィルムカート
リッジが装填された時に、このフィルムカートリッジ5
の引っ掛け部16aと係合する引っ掛け部23aと、ピ
ン22に当接して反時計方向の回転規制を行う腕部23
bとを有している。
【0046】その他、第1の実施例と同じ部分は同一符
号にて示し、それらの説明は省略する。
号にて示し、それらの説明は省略する。
【0047】以上の構成において、図9は未露光フィル
ムカートリッジ5を装填しようとしているところである
のであり、データディスク板17によってフィルムカー
トリッジ5の引っ掛け部16aは覆われている状態であ
る為、フック部材23の引っ掛け部23aが入り込め
ず、軸25を中心としてバネ24に抗して時計回転させ
られている。よって、フィルムカートリッジ5はフォー
クギヤ1と係合する位置まで装填できるようになる。
ムカートリッジ5を装填しようとしているところである
のであり、データディスク板17によってフィルムカー
トリッジ5の引っ掛け部16aは覆われている状態であ
る為、フック部材23の引っ掛け部23aが入り込め
ず、軸25を中心としてバネ24に抗して時計回転させ
られている。よって、フィルムカートリッジ5はフォー
クギヤ1と係合する位置まで装填できるようになる。
【0048】一方、図10の様に未露光以外のフィルム
カートリッジ5を装填しようとすると、フィルムカート
リッジ5の引っ掛け部16aはデータディスク板17で
覆われていない為(未露光以外の時にはこの位置にセッ
トされている)、フック部材23の引っ掛け部23aが
引っ掛け部16aに入り込み、該フィルムカートリッジ
5の装填が図10の状態よりさらに押し込むことができ
なくなる。
カートリッジ5を装填しようとすると、フィルムカート
リッジ5の引っ掛け部16aはデータディスク板17で
覆われていない為(未露光以外の時にはこの位置にセッ
トされている)、フック部材23の引っ掛け部23aが
引っ掛け部16aに入り込み、該フィルムカートリッジ
5の装填が図10の状態よりさらに押し込むことができ
なくなる。
【0049】したがって、未露光フィルムカートリッジ
5を装填した後、まだ未露光駒が残っている状態で取り
出そうとすると、フィルム状態を部分露光済(Pポジシ
ョン)或は露光済(Eポジション)にセットするので、
まだ未露光駒が残っているのもかかわらず、フック部材
23により部分露光済フィルムカートリッジは装填でき
なくなってしまう。
5を装填した後、まだ未露光駒が残っている状態で取り
出そうとすると、フィルム状態を部分露光済(Pポジシ
ョン)或は露光済(Eポジション)にセットするので、
まだ未露光駒が残っているのもかかわらず、フック部材
23により部分露光済フィルムカートリッジは装填でき
なくなってしまう。
【0050】そこで、本実施例では、後述の図11のシ
ーケンスに示す様に、装填されたフィルムカートリッジ
を取り出そうとしてフィルムを巻戻すと、フィルム巻戻
し完了からカートリッジ室蓋6の開き信号の発生までの
間は、フィルム状態の任意設定可能であるモードとす
る。これにより、未露光部分が残っている部分露光済
(P)フィルムカートリッジという状態に対して、カー
トリッジ室蓋を開ける前にユーザーが未露光フィルムカ
ートリッジとしてFポジションを入力することで、未露
光フィルムカートリッジとしてセットされるので、該フ
ィルムカートリッジを取り出し後、ユーザーが該フィル
ムカートリッジの外シール等に部分露光であることをマ
ークするだけで、未露光部分が残っているフィルムカー
トリッジを再度カメラへ装填することが可能となる。
ーケンスに示す様に、装填されたフィルムカートリッジ
を取り出そうとしてフィルムを巻戻すと、フィルム巻戻
し完了からカートリッジ室蓋6の開き信号の発生までの
間は、フィルム状態の任意設定可能であるモードとす
る。これにより、未露光部分が残っている部分露光済
(P)フィルムカートリッジという状態に対して、カー
トリッジ室蓋を開ける前にユーザーが未露光フィルムカ
ートリッジとしてFポジションを入力することで、未露
光フィルムカートリッジとしてセットされるので、該フ
ィルムカートリッジを取り出し後、ユーザーが該フィル
ムカートリッジの外シール等に部分露光であることをマ
ークするだけで、未露光部分が残っているフィルムカー
トリッジを再度カメラへ装填することが可能となる。
【0051】以上のことを図11のフローチャートを用
いて説明する。
いて説明する。
【0052】まず、装填されているフィルムカートリッ
ジを最終駒まで撮らないで取り出そうとして、マニュア
ルリワインドスイッチ52(図6参照)をONさせる
と、マイコン51はステップS41において、上記マニ
ュアルリワインドスイッチ52のONを検知するのでス
テップS42へ進み、ここでフィルム巻戻しの為にフィ
ルム給送用モータ55へ巻戻し方向の通電を行う。そし
て、次のステップS43において、フィルム巻戻しが完
了されたかどうか公知の方法によって判別し、完了した
ことを検知すればステップS44へ進む。
ジを最終駒まで撮らないで取り出そうとして、マニュア
ルリワインドスイッチ52(図6参照)をONさせる
と、マイコン51はステップS41において、上記マニ
ュアルリワインドスイッチ52のONを検知するのでス
テップS42へ進み、ここでフィルム巻戻しの為にフィ
ルム給送用モータ55へ巻戻し方向の通電を行う。そし
て、次のステップS43において、フィルム巻戻しが完
了されたかどうか公知の方法によって判別し、完了した
ことを検知すればステップS44へ進む。
【0053】ステップS44においては、フィルム状態
のセットの為にフォークギヤ1を巻戻し方向に回転させ
ながら、フォーク位相を接片14と位相プリント板2の
パターンとの接触状態で検出することを開始し、次のス
テップS45においてPポジション、つまり部分露光済
フィルムカートリッジの位相(パターン2bと2fがO
Nの状態)になるかどうか判別する。Pポジション(本
実施例の場合はPポジションであるが、Eポジションで
も良い)が検出されるとステップS46へ進み、直ちに
上記フィルム給送用モータ55への通電を停止させる。
次いでステップS47において、フィルム巻戻し完了表
示を表示器56に行い、ユーザーにフィルムカートリッ
ジ5の取り出しが可能であることを知らせ、又続くステ
ップS48においては、セットされたフィルムカートリ
ッジ5内のフィルム状態を表示する。
のセットの為にフォークギヤ1を巻戻し方向に回転させ
ながら、フォーク位相を接片14と位相プリント板2の
パターンとの接触状態で検出することを開始し、次のス
テップS45においてPポジション、つまり部分露光済
フィルムカートリッジの位相(パターン2bと2fがO
Nの状態)になるかどうか判別する。Pポジション(本
実施例の場合はPポジションであるが、Eポジションで
も良い)が検出されるとステップS46へ進み、直ちに
上記フィルム給送用モータ55への通電を停止させる。
次いでステップS47において、フィルム巻戻し完了表
示を表示器56に行い、ユーザーにフィルムカートリッ
ジ5の取り出しが可能であることを知らせ、又続くステ
ップS48においては、セットされたフィルムカートリ
ッジ5内のフィルム状態を表示する。
【0054】次のステップS49においては、任意設定
モードを設定し、続くステップS50において、フィル
ム状態の変更の為の入力があるかどうかを待機するよう
にして、ユーザーにフィルム状態を変更できる状態を自
動セットする。次のステップS50において、その入力
がない場合はステップS51へ進み、カートリッジ室蓋
6の開き信号が発生するかどうかを判別する。
モードを設定し、続くステップS50において、フィル
ム状態の変更の為の入力があるかどうかを待機するよう
にして、ユーザーにフィルム状態を変更できる状態を自
動セットする。次のステップS50において、その入力
がない場合はステップS51へ進み、カートリッジ室蓋
6の開き信号が発生するかどうかを判別する。
【0055】もし任意設定モードで、フィルム状態の変
更が必要ない場合は、ユーザはカートリッジ室蓋6を開
けるだけであるので、ステップS51から“YES”の
方向へ進み、任意設定モードを解除してシーケンスを終
わる。
更が必要ない場合は、ユーザはカートリッジ室蓋6を開
けるだけであるので、ステップS51から“YES”の
方向へ進み、任意設定モードを解除してシーケンスを終
わる。
【0056】一方、上記ステップS51においてカート
リッジ室蓋6が開けられなければ再びステップS50へ
戻り、フィルム状態の変更入力待ちとなる。
リッジ室蓋6が開けられなければ再びステップS50へ
戻り、フィルム状態の変更入力待ちとなる。
【0057】ここで、ユーザーがフィルム巻戻しの完了
したフィルムカートリッジ5を再装填したいと思って、
ステップS50において例えばFポジションが入力され
ると、マイコン51はステップS50からステップS5
2へ進み、フィルム給送用モータ55を巻戻し方向に通
電し、マニュアルリワインドスイッチ52のON時と同
様に、フォーク位相検知により未露光(F)位相になっ
たかどうかを次のステップS53で判別し、フォーク位
相が未露光(F)位相になるとステップS54へ進み、
直ちに上記フィルム給送用モータ55への通電を停止さ
せ、続くステップS55において、変更されたフィルム
状態を表示器56に表示し、ステップS51へ進み、以
後、カートリッジ室蓋6が開けられるまで、ステップS
51→ステップS52→ステップS51のシーケンスを
繰り返す。
したフィルムカートリッジ5を再装填したいと思って、
ステップS50において例えばFポジションが入力され
ると、マイコン51はステップS50からステップS5
2へ進み、フィルム給送用モータ55を巻戻し方向に通
電し、マニュアルリワインドスイッチ52のON時と同
様に、フォーク位相検知により未露光(F)位相になっ
たかどうかを次のステップS53で判別し、フォーク位
相が未露光(F)位相になるとステップS54へ進み、
直ちに上記フィルム給送用モータ55への通電を停止さ
せ、続くステップS55において、変更されたフィルム
状態を表示器56に表示し、ステップS51へ進み、以
後、カートリッジ室蓋6が開けられるまで、ステップS
51→ステップS52→ステップS51のシーケンスを
繰り返す。
【0058】ユーザーは部分露光済フィルムカートリッ
ジを未露光フィルムカートリッジとして変更したので、
カメラへの再装填が可能となったことを上記ステップS
55において確認し、カートリッジ室蓋6を開ける為、
ステップS51から“YES”の方向へ進み、任意設定
モードを解除してシーケンスを終える。
ジを未露光フィルムカートリッジとして変更したので、
カメラへの再装填が可能となったことを上記ステップS
55において確認し、カートリッジ室蓋6を開ける為、
ステップS51から“YES”の方向へ進み、任意設定
モードを解除してシーケンスを終える。
【0059】(第4の実施例)図12は本発明の第4の
実施例におけるカメラの主要部分の動作を示すフローチ
ャートであり、上記図11の第3の実施例を改良したも
のである。
実施例におけるカメラの主要部分の動作を示すフローチ
ャートであり、上記図11の第3の実施例を改良したも
のである。
【0060】ここでは、上記第3の実施例の改良点につ
いてのみ説明することにする。
いてのみ説明することにする。
【0061】図12において、フィルム巻戻しの完了
後、任意設定モードとなり、ステップS70において、
フィルム状態の変更の為の入力がなされるとステップS
72へ進み、ここで入力された信号が巻戻し完了時にセ
ットされたものと同じかどうかを判別する。つまり、図
12の場合、マニュアルリワインドスイッチ52をON
させて、部分露光済(Pポジション)の状態にセットさ
れているので、ステップS72においては、入力された
信号がPポジションかどうかを判別している。もし、P
ポジションを入力されていると何の変更も必要ないた
め、再びステップS70へ戻り、次の状態入力待ちとな
る。
後、任意設定モードとなり、ステップS70において、
フィルム状態の変更の為の入力がなされるとステップS
72へ進み、ここで入力された信号が巻戻し完了時にセ
ットされたものと同じかどうかを判別する。つまり、図
12の場合、マニュアルリワインドスイッチ52をON
させて、部分露光済(Pポジション)の状態にセットさ
れているので、ステップS72においては、入力された
信号がPポジションかどうかを判別している。もし、P
ポジションを入力されていると何の変更も必要ないた
め、再びステップS70へ戻り、次の状態入力待ちとな
る。
【0062】しかし、ユーザーが部分露光済フィルムカ
ートリッジを再装填可能としたい為に、未露光状態とし
てFスイッチをONすると、ステップS70からステッ
プS72へ進み、入力された信号はPではないので今度
はステップS73へ進み、ここで撮影された駒数の表示
を行い、次のステップS74において、フィルム給送用
モータ55への通電を行う。そして、次のステップS7
5において、フォーク位相検知によりFポジションのリ
セットが完了するかどうか判別し、完了するとステップ
S76へ進んで直ちに上記フィルム巻戻し用モータ55
への通電を停止させ、続くステップS77において、新
たに設定されたフィルム状態であるFポジションの表示
を表示器56で行い、ステップS71のカートリッジ室
蓋6が開けられたかどうか判別するところへ進む。
ートリッジを再装填可能としたい為に、未露光状態とし
てFスイッチをONすると、ステップS70からステッ
プS72へ進み、入力された信号はPではないので今度
はステップS73へ進み、ここで撮影された駒数の表示
を行い、次のステップS74において、フィルム給送用
モータ55への通電を行う。そして、次のステップS7
5において、フォーク位相検知によりFポジションのリ
セットが完了するかどうか判別し、完了するとステップ
S76へ進んで直ちに上記フィルム巻戻し用モータ55
への通電を停止させ、続くステップS77において、新
たに設定されたフィルム状態であるFポジションの表示
を表示器56で行い、ステップS71のカートリッジ室
蓋6が開けられたかどうか判別するところへ進む。
【0063】ステップS71において、ユーザーがカー
トリッジ室蓋6が開けて開き信号が発生すると、マイコ
ン51はここから“YES”の方向へ進み、シーケンス
を終わる。
トリッジ室蓋6が開けて開き信号が発生すると、マイコ
ン51はここから“YES”の方向へ進み、シーケンス
を終わる。
【0064】この際、取り出したフィルムカートリッジ
の外ラベル等へ、撮影済駒数を記入する事になるが、カ
メラの表示器56に撮影済駒数が表示されたままである
ので、正確な駒数(未露光駒の先頭駒数、或は、最終撮
影駒数を或は撮影済駒数)を書くことができ、再装填に
おける二重露光といった事故も防ぐことが可能となる。
の外ラベル等へ、撮影済駒数を記入する事になるが、カ
メラの表示器56に撮影済駒数が表示されたままである
ので、正確な駒数(未露光駒の先頭駒数、或は、最終撮
影駒数を或は撮影済駒数)を書くことができ、再装填に
おける二重露光といった事故も防ぐことが可能となる。
【0065】なお、シーケンスには示していないが、撮
影済駒数の表示は、フィルムカートリッジの取り出し後
も継続されていて、次のフィルムカートリッジが装填さ
れると、表示を消すようになっていることは言うまでも
ないことである。
影済駒数の表示は、フィルムカートリッジの取り出し後
も継続されていて、次のフィルムカートリッジが装填さ
れると、表示を消すようになっていることは言うまでも
ないことである。
【0066】以上の各実施例によれば、装填されたフィ
ルムカートリッジの状態にかかわらず、任意に状態がリ
セットできる任意設定モードを設けている為、フィルム
カートリッジを落としてフィルム状態の表示が変化した
り、子供等のいたずらによりフィルム状態表示が変化し
たりしてしまった場合、或は、データディスク板の汚れ
等によりフィルム状態の検知ができない場合でも、正し
いフィルム状態のセットをすることができ、或は何の入
力手段を行わないとしても露光済状態をセットすること
により、間違ったフィルム状態のフィルムカートリッジ
をカメラに装填してカメラが誤動作してしまうといった
ことを防ぐことができる。
ルムカートリッジの状態にかかわらず、任意に状態がリ
セットできる任意設定モードを設けている為、フィルム
カートリッジを落としてフィルム状態の表示が変化した
り、子供等のいたずらによりフィルム状態表示が変化し
たりしてしまった場合、或は、データディスク板の汚れ
等によりフィルム状態の検知ができない場合でも、正し
いフィルム状態のセットをすることができ、或は何の入
力手段を行わないとしても露光済状態をセットすること
により、間違ったフィルム状態のフィルムカートリッジ
をカメラに装填してカメラが誤動作してしまうといった
ことを防ぐことができる。
【0067】さらに、フィルム巻戻し後のフィルム状態
のセット完了後からカートリッジ室蓋の閉じ信号の発生
までの間は、フィルムカートリッジ内のフィルム状態を
任意に設定できる任意設定モードにしている為、カメラ
が自動セットしたフィルム状態が正しいかどうかをユー
ザーに知らせ、もし間違って設定された状態を修正する
時も、別スイッチ等の操作がなくても既に修正できる任
意設定モードとなっているので、煩わしい操作を無くす
ことができる。
のセット完了後からカートリッジ室蓋の閉じ信号の発生
までの間は、フィルムカートリッジ内のフィルム状態を
任意に設定できる任意設定モードにしている為、カメラ
が自動セットしたフィルム状態が正しいかどうかをユー
ザーに知らせ、もし間違って設定された状態を修正する
時も、別スイッチ等の操作がなくても既に修正できる任
意設定モードとなっているので、煩わしい操作を無くす
ことができる。
【0068】また、カメラはフィルム状態が変更された
際には、表示器に撮影済駒数を表示する為、ユーザーは
任意設定して未露光フィルムカートリッジとして取り出
した、部分露光済フィルムカートリッジの外ラベル等
へ、前記駒数をメモし、再装填時の不用意な二重露光が
防止できるシステムが提供できる。
際には、表示器に撮影済駒数を表示する為、ユーザーは
任意設定して未露光フィルムカートリッジとして取り出
した、部分露光済フィルムカートリッジの外ラベル等
へ、前記駒数をメモし、再装填時の不用意な二重露光が
防止できるシステムが提供できる。
【0069】又、未露光以外のフィルムカートリッジの
装填禁止部材を有するカメラにおいては、装填禁止部材
の解除手段を設けなくても、部分露光済フィルムカート
リッジを前記の様に任意に未露光フィルムカートリッジ
にセットして取り出すことができる為、再装填を可能に
できるという効果がある。
装填禁止部材を有するカメラにおいては、装填禁止部材
の解除手段を設けなくても、部分露光済フィルムカート
リッジを前記の様に任意に未露光フィルムカートリッジ
にセットして取り出すことができる為、再装填を可能に
できるという効果がある。
【0070】さらに、あえて二重露出を行いたい場合に
は、部分露光あるいは露光済のフィルムカートリッジを
未露光状態としてセットすることに可能となり、より多
彩な写真を撮影することも可能となる。
は、部分露光あるいは露光済のフィルムカートリッジを
未露光状態としてセットすることに可能となり、より多
彩な写真を撮影することも可能となる。
【0071】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、任意設定モードスイッチ57が本発明の操作手段に
相当し、マイコン51、モータ制御回路、フィルム給送
用モータ55、フォークギヤ1が本発明の表示可変手段
に相当し、フォトリフレクタ3,4が本発明の検知手段
に相当し、表示器56が本発明の表示手段に相当する。
て、任意設定モードスイッチ57が本発明の操作手段に
相当し、マイコン51、モータ制御回路、フィルム給送
用モータ55、フォークギヤ1が本発明の表示可変手段
に相当し、フォトリフレクタ3,4が本発明の検知手段
に相当し、表示器56が本発明の表示手段に相当する。
【0072】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0073】(変形例)本発明は、実施例に記載のフィ
ルムフィルムカートリッジ以外の形式のフィルムカート
リッジや、フィルム以外の画像記録媒体を有するフィル
ムカートリッジ、更にはその他の種類のフィルムカート
リッジやフィルムカートリッジ以外の装填物であっても
よい。
ルムフィルムカートリッジ以外の形式のフィルムカート
リッジや、フィルム以外の画像記録媒体を有するフィル
ムカートリッジ、更にはその他の種類のフィルムカート
リッジやフィルムカートリッジ以外の装填物であっても
よい。
【0074】また、本発明は、フィルムフィルムカート
リッジの装填方向はカメラの底面側からでなく、例えば
上方向や側方から装填するものであっても、同様に適用
することができる。
リッジの装填方向はカメラの底面側からでなく、例えば
上方向や側方から装填するものであっても、同様に適用
することができる。
【0075】また、本発明は、一眼レフカメラ,レンズ
シャッタカメラ,ビデオカメラ等、何れのカメラにも適
用可能である。
シャッタカメラ,ビデオカメラ等、何れのカメラにも適
用可能である。
【0076】更に、本発明は、以上の各実施例、又はそ
れらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
れらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既に設定されているフィルムカートリッジのフィルム状
態表示を、必要に応じて操作手段により任意に設定し直
せるようにしている。
既に設定されているフィルムカートリッジのフィルム状
態表示を、必要に応じて操作手段により任意に設定し直
せるようにしている。
【0078】よって、何らかの原因によりフィルムカー
トリッジのフィルム状態表示が変化してしまった場合で
も、正しいフィルム状態をカメラに入力することが可能
となる。
トリッジのフィルム状態表示が変化してしまった場合で
も、正しいフィルム状態をカメラに入力することが可能
となる。
【0079】また、本発明によれば、設定されているフ
ィルムカートリッジのフィルム状態表示を検知できなか
った場合には、操作手段により正規のフィルム状態表示
をカメラに入力できる構造にしている。
ィルムカートリッジのフィルム状態表示を検知できなか
った場合には、操作手段により正規のフィルム状態表示
をカメラに入力できる構造にしている。
【0080】よって、フィルム状態表示を汚れ等により
カメラが誤読したり、読み取れなかった場合でも、正し
いフィルム状態をカメラに入力することができる。
カメラが誤読したり、読み取れなかった場合でも、正し
いフィルム状態をカメラに入力することができる。
【0081】また、本発明によれば、フィルム巻戻し後
に行われるフィルム状態設定完了後からカートリッジ室
蓋の開き信号発生までの間は、必要に応じて操作手段に
より任意に設定し直せるようにしている。
に行われるフィルム状態設定完了後からカートリッジ室
蓋の開き信号発生までの間は、必要に応じて操作手段に
より任意に設定し直せるようにしている。
【0082】よって、何らかの原因によりフィルムカー
トリッジのフィルム状態表示が変化してしまった場合で
も、正しいフィルム状態をカメラに入力することが可能
となる。
トリッジのフィルム状態表示が変化してしまった場合で
も、正しいフィルム状態をカメラに入力することが可能
となる。
【0083】また、本発明によれば、部分露光フィルム
カートリッジが装填された際には阻止手段によってカメ
ラへの装填が阻止される為、これを許容する際には、操
作部材によって未露光のフィルム状態を設定可能にして
いる。
カートリッジが装填された際には阻止手段によってカメ
ラへの装填が阻止される為、これを許容する際には、操
作部材によって未露光のフィルム状態を設定可能にして
いる。
【0084】よって、未露光以外のフィルムカートリッ
ジの装填を阻止する阻止手段を有するものであっても、
部分露光済フィルムカートリッジの装填を可能にするこ
とができる。
ジの装填を阻止する阻止手段を有するものであっても、
部分露光済フィルムカートリッジの装填を可能にするこ
とができる。
【0085】また、本発明によれば、カメラが自動的に
フィルム状態表示を設定した後に、新たなフィルム状態
表示が設定された場合は、未露光以外のフィルムカート
リッジの装填を阻止するものにおいて、部分露光のフィ
ルムカートリッジを装填しようとしている場合が想定さ
れる為、フィルムの露光済駒数を表示するようにしてい
る。
フィルム状態表示を設定した後に、新たなフィルム状態
表示が設定された場合は、未露光以外のフィルムカート
リッジの装填を阻止するものにおいて、部分露光のフィ
ルムカートリッジを装填しようとしている場合が想定さ
れる為、フィルムの露光済駒数を表示するようにしてい
る。
【0086】よって、取り出されたフィルムカートリッ
ジ内のフィルムに何駒まで露光されたかということを撮
影者に知らせ、再装填した際に何駒から未露光なのかと
いうことを確実にセットさせることができる。
ジ内のフィルムに何駒まで露光されたかということを撮
影者に知らせ、再装填した際に何駒から未露光なのかと
いうことを確実にセットさせることができる。
【0087】また、本発明によれば、装填されたフィル
ムカートリッジのフィルム状態表示を検知できなかった
場合には、露光済状態にセットし、待機するようにして
いる。
ムカートリッジのフィルム状態表示を検知できなかった
場合には、露光済状態にセットし、待機するようにして
いる。
【0088】よって、何の入力も行わないでフィルムカ
ートリッジを取り出す場合でも、不用意な二重露光を防
ぐことが可能となる。
ートリッジを取り出す場合でも、不用意な二重露光を防
ぐことが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラのカート
リッジ室及びフィルムカートリッジの構造を示す斜視図
である。
リッジ室及びフィルムカートリッジの構造を示す斜視図
である。
【図2】図1のカメラのカートシッジ室にフィルムカー
トリッジを装填した状態を示す平面図である。
トリッジを装填した状態を示す平面図である。
【図3】図1のカメラのフォークギヤを示す斜視図であ
る。
る。
【図4】図1のカメラの位相プリント板のパターンにつ
いて説明する為の図である。
いて説明する為の図である。
【図5】図1のカメラのカートリッジ室にフィルムカー
トリッジを装填した状態を示す断面図である。
トリッジを装填した状態を示す断面図である。
【図6】図1のカメラの電気的構成の要部を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】図1のカメラの主要部分の動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】本発明の第2の実施例におけるカメラの主要部
分の動作を示すフローチャートである。
分の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施例のカメラにおいて未露光
フィルムカートリッジを装填しようとしている状態を示
す断面図である。
フィルムカートリッジを装填しようとしている状態を示
す断面図である。
【図10】本発明の第3の実施例のカメラにおいて未露
光以外のフィルムカートリッジを装填しようとしている
状態を示す断面図である。
光以外のフィルムカートリッジを装填しようとしている
状態を示す断面図である。
【図11】本発明の第3の実施例におけるカメラの主要
部分の動作を示すフローチャートである。
部分の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施例におけるカメラの主要
部分の動作を示すフローチャートである。
部分の動作を示すフローチャートである。
1 フォークギヤ 2 位相プリント板 3,4 フォトリフレクタ 5 フィルムカートリッジ 8 開閉ツマミ 11 フィルムカートリッジ在否スイッチ 14 接片 23 フック部材 51 マイコン 54 モータ制御回路 55 フィルム給送用モータ 56 表示器
Claims (6)
- 【請求項1】 収納したフィルム状態を表示する機能を
持つフィルムカートリッジを用いるカメラにおいて、装
填されたフィルムカートリッジのフィルム状態表示を変
更する操作手段と、該操作手段により任意のフィルム状
態表示が設定された場合、現在のフィルム状態表示を、
前記設定されたフィルム状態表示に設定し直す表示可変
手段とを設けたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 装填されたフィルムカートリッジのフィ
ルム状態表示を検知する検知手段と、該検知手段によっ
てフィルム状態表示を検知できなかった場合、前記操作
手段にてフィルム状態を任意に設定変更可能にするモー
ドとするモード制御手段とを具備したことを特徴とする
カメラ。 - 【請求項3】 収納したフィルム状態を表示する機能を
持つフィルムカートリッジを用いるカメラにおいて、装
填されたフィルムカートリッジのフィルム状態表示を変
更する操作手段と、フィルム巻戻し後に行われるフィル
ム状態設定完了後からカートリッジ室蓋の開き信号発生
までの間は、前記操作手段にてフィルム状態を任意に設
定変更可能にするモードとするモード制御手段とを設け
たことを特徴とするカメラ。 - 【請求項4】 未露光以外のフィルムカートリッジの装
填を阻止する阻止手段を具備していることを特徴とする
請求項3記載のカメラ。 - 【請求項5】 フィルム巻戻し後にカメラが自動的にフ
ィルム状態表示を設定した後に、前記操作手段によって
異なるフィルム状態表示が新たに設定された場合は、フ
ィルムカートリッジ内に巻戻されたフィルムの露光済駒
数を表示する表示手段を具備したことを特徴とする請求
項3又は4記載のカメラ。 - 【請求項6】 装填されたフィルムカートリッジのフィ
ルム状態表示を検知できなかった場合には、露光済状態
にセットし、待機することを特徴とする請求項2記載の
カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996895A JPH08194250A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996895A JPH08194250A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08194250A true JPH08194250A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12013998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996895A Pending JPH08194250A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08194250A (ja) |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP1996895A patent/JPH08194250A/ja active Pending
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