JP2001215441A - 画像観察装置 - Google Patents
画像観察装置Info
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- JP2001215441A JP2001215441A JP2000028853A JP2000028853A JP2001215441A JP 2001215441 A JP2001215441 A JP 2001215441A JP 2000028853 A JP2000028853 A JP 2000028853A JP 2000028853 A JP2000028853 A JP 2000028853A JP 2001215441 A JP2001215441 A JP 2001215441A
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】超多眼領域の立体表示を利用し、立体画像を観
察者が疲れずに自然な状態で観察することができる画像
観察装置を得ること。 【解決手段】視差のある画像情報の表示が可能な画像表
示手段,該画像表示手段を照明する複数の単一光源を有
する照明光源,該画像表示手段からの光束を観察眼へ導
く表示光学系を有し,該照明光源は該表示光学系の入射
瞳と光学的に等価な位置に配置され,該表示光学系の射
出瞳位置と該観察眼の入射瞳位置を略一致させており、
該複数の単一光源の像は該表示光学系の射出瞳を複数の
照射領域に空間分割しており、該複数の単一光源からの
光束の照射を時分割制御し、該射出瞳を複数の照射領域
に時分割制御し、該画像表示手段で表示する画像情報を
切り換え制御して観察者の単眼に複数の視差画像が時系
列的に入射されるようにしたこと。
察者が疲れずに自然な状態で観察することができる画像
観察装置を得ること。 【解決手段】視差のある画像情報の表示が可能な画像表
示手段,該画像表示手段を照明する複数の単一光源を有
する照明光源,該画像表示手段からの光束を観察眼へ導
く表示光学系を有し,該照明光源は該表示光学系の入射
瞳と光学的に等価な位置に配置され,該表示光学系の射
出瞳位置と該観察眼の入射瞳位置を略一致させており、
該複数の単一光源の像は該表示光学系の射出瞳を複数の
照射領域に空間分割しており、該複数の単一光源からの
光束の照射を時分割制御し、該射出瞳を複数の照射領域
に時分割制御し、該画像表示手段で表示する画像情報を
切り換え制御して観察者の単眼に複数の視差画像が時系
列的に入射されるようにしたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3次元像(視差画
像)を観察することができる画像観察装置に関し、特に
画像表示手段に表示した画像を観察者が疲れず自然な状
態で良好に観察することができるようにしたものであ
る。
像)を観察することができる画像観察装置に関し、特に
画像表示手段に表示した画像を観察者が疲れず自然な状
態で良好に観察することができるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、立体物(3次元物体)の画像
情報を画像記録手段に記録し、該画像記録手段に記録し
た画像情報を立体的に再生するための方式が種々と試み
られている。
情報を画像記録手段に記録し、該画像記録手段に記録し
た画像情報を立体的に再生するための方式が種々と試み
られている。
【0003】これらのうち両眼視差を用いて観察者に立
体視を行わせる方法(偏光メガネ方式、レンチキュラ方
式など)は簡便さの点から広く利用されている。
体視を行わせる方法(偏光メガネ方式、レンチキュラ方
式など)は簡便さの点から広く利用されている。
【0004】又、より立体視のしやすさをめざして両眼
視差のみに頼らず、眼のその他の立体視機能を満足する
3次元像再生の方法がいくつか試みられている。
視差のみに頼らず、眼のその他の立体視機能を満足する
3次元像再生の方法がいくつか試みられている。
【0005】このうち、平成9年,通信・放送機構が発
行した「高度立体動画像通信プロジェクト最終成果報告
書」の第3章8節「超多眼領域の立体視覚に関する研
究」によれば、観察者の瞳孔の空間周波数よりも高い周
波数で視点が標本化され実在の物体と同様に連続的な視
差が再現される「超多眼領域」の立体表示下において
は、観察者の単眼に複数の視差画像が入射しており、こ
の効果として観察者の眼の焦点調節が、両眼視差によっ
て誘導される擬似的な立体像の近傍に導かれ、観察者の
疲労や違和感が軽減される、とされている。
行した「高度立体動画像通信プロジェクト最終成果報告
書」の第3章8節「超多眼領域の立体視覚に関する研
究」によれば、観察者の瞳孔の空間周波数よりも高い周
波数で視点が標本化され実在の物体と同様に連続的な視
差が再現される「超多眼領域」の立体表示下において
は、観察者の単眼に複数の視差画像が入射しており、こ
の効果として観察者の眼の焦点調節が、両眼視差によっ
て誘導される擬似的な立体像の近傍に導かれ、観察者の
疲労や違和感が軽減される、とされている。
【0006】つまり、従来から行われている2視点から
の視差画像を両眼に対して呈示する立体表示方法を、n
視点からの視差画像をn視点に対して呈示する方法に拡
張し、なおかつn個の視点の隣り合う2点間距離を観察
者の瞳孔よりも小さくした場合、「単眼視差効果」によ
り目が疲れにくい立体表示となる、という見解が示され
ている。
の視差画像を両眼に対して呈示する立体表示方法を、n
視点からの視差画像をn視点に対して呈示する方法に拡
張し、なおかつn個の視点の隣り合う2点間距離を観察
者の瞳孔よりも小さくした場合、「単眼視差効果」によ
り目が疲れにくい立体表示となる、という見解が示され
ている。
【0007】さらに同報告書第3章6節「集束化光源列
(FLA)による多眼立体ディスプレイの研究開発」で
は上記理論を実践する具体例が示されている。
(FLA)による多眼立体ディスプレイの研究開発」で
は上記理論を実践する具体例が示されている。
【0008】図17はこの具体例の構成図である。図1
7中のFLAは集束化光源列(Focused Light Array)の
略語であり、図18に示すような構成を有する。
7中のFLAは集束化光源列(Focused Light Array)の
略語であり、図18に示すような構成を有する。
【0009】FLAは図18(a)のように半導体レー
ザーなどの光源(Light Source)の光を光学系(Beam Shap
ing Optics)により細い光束に整形したものを、図18
(b)のように円弧状に並べてすべての光束を円の中心
に集光させたものである。
ザーなどの光源(Light Source)の光を光学系(Beam Shap
ing Optics)により細い光束に整形したものを、図18
(b)のように円弧状に並べてすべての光束を円の中心
に集光させたものである。
【0010】こうして形成された焦点(Focal Point)は
光学系(Objective lens,Imaging lens)により垂直拡散
板(Vertical Diffuser)に再結像し、走査系(Vertical S
canner,Horizontal Scanner)により2次元的に高速走査
され、2次元的な画像を形成する。走査の周期が観察者
の眼の残像許容時間内(約1/50秒以内)であればフ
リッカーのない画像観察が可能となる。
光学系(Objective lens,Imaging lens)により垂直拡散
板(Vertical Diffuser)に再結像し、走査系(Vertical S
canner,Horizontal Scanner)により2次元的に高速走査
され、2次元的な画像を形成する。走査の周期が観察者
の眼の残像許容時間内(約1/50秒以内)であればフ
リッカーのない画像観察が可能となる。
【0011】ある瞬間における焦点は2次元画像の個々
の画素を構成しており、各画素は元の光源の数だけ異な
る方向に光線を出射する輝点と考えられる。
の画素を構成しており、各画素は元の光源の数だけ異な
る方向に光線を出射する輝点と考えられる。
【0012】どの方向に光線を出射させるかは、発光さ
せる光源を選択することで決定することができる。この
光線の出射方向は非常に小さな角度だけ異なっているの
で、観察位置では観察者の瞳に2本以上の異なる光線が
入射するような条件になっている。
せる光源を選択することで決定することができる。この
光線の出射方向は非常に小さな角度だけ異なっているの
で、観察位置では観察者の瞳に2本以上の異なる光線が
入射するような条件になっている。
【0013】つまり、上記構成によれば観察者の単眼に
複数の視差画像が入射する「超多眼領域」の立体表示が
可能となり、観察者の眼の焦点調節が立体像近傍に導か
れ観察者の疲労や違和感が軽減される。
複数の視差画像が入射する「超多眼領域」の立体表示が
可能となり、観察者の眼の焦点調節が立体像近傍に導か
れ観察者の疲労や違和感が軽減される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には次のよ
うな問題点が存在する。「超多眼領域」の立体表示を行
う場合きわめて微少な視差画像を観察者に呈示する必要
があるため、非常に膨大な量の画像情報を取り扱う必要
が生じる。
うな問題点が存在する。「超多眼領域」の立体表示を行
う場合きわめて微少な視差画像を観察者に呈示する必要
があるため、非常に膨大な量の画像情報を取り扱う必要
が生じる。
【0015】しかも全視差画像を観察者の眼の残像許容
時間内にすべて表示しなければならないので、きわめて
高速な情報表示手段が必須となる。
時間内にすべて表示しなければならないので、きわめて
高速な情報表示手段が必須となる。
【0016】前述の文献によると視差画像の刻みは0.
5度刻みとなっており、水平方向22.5度の観察域に
対して45枚の視差画像を再生する構成をとっている。
5度刻みとなっており、水平方向22.5度の観察域に
対して45枚の視差画像を再生する構成をとっている。
【0017】このため通常の2次元の画像表示装置の4
5倍の画像情報処理と高速画像表示が必要となる。
5倍の画像情報処理と高速画像表示が必要となる。
【0018】従来例においてはこうした高速描画性を満
足するために走査系と半導体レーザーを組み合わせてい
るが、いずれも画像情報表示手段としては一般的な手段
とはいえず、装置規模や製作コストの拡大、画像処理の
特殊性といった実施上好ましくない。
足するために走査系と半導体レーザーを組み合わせてい
るが、いずれも画像情報表示手段としては一般的な手段
とはいえず、装置規模や製作コストの拡大、画像処理の
特殊性といった実施上好ましくない。
【0019】本発明は、立体画像の表示を容易に行い、
しかも観察者が疲労せずに良好に立体画像を観察するこ
とができる画像観察装置の提供を目的とする。
しかも観察者が疲労せずに良好に立体画像を観察するこ
とができる画像観察装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像観
察装置は、視差のある画像情報の表示が可能な画像表示
手段,該画像表示手段を照明する照明光源を有する照明
手段,該画像表示手段からの光束を観察眼へ導く表示光
学系を有し,該照明光源は該表示光学系の入射瞳と光学
的に等価な位置又はその近傍に配置され,該表示光学系
の射出瞳位置と該観察眼の入射瞳位置を略一致させて該
画像情報を観察する画像観察装置において,該照明光源
は複数の単位光源を有しており、該複数の単位光源の像
は該表示光学系の射出瞳を複数の照射領域に空間分割し
ており、該複数の単位光源からの光束の照射を時分割制
御することにより、該表示光学系の射出瞳を複数の照射
領域に時分割制御し、かつ,該各照射領域への光束の入
射状況に対応して該画像表示手段で表示する画像情報を
切り換え制御する制御手段を利用して観察者の単眼に複
数の視差画像が時系列的に入射されるようにしたことを
特徴としている。
察装置は、視差のある画像情報の表示が可能な画像表示
手段,該画像表示手段を照明する照明光源を有する照明
手段,該画像表示手段からの光束を観察眼へ導く表示光
学系を有し,該照明光源は該表示光学系の入射瞳と光学
的に等価な位置又はその近傍に配置され,該表示光学系
の射出瞳位置と該観察眼の入射瞳位置を略一致させて該
画像情報を観察する画像観察装置において,該照明光源
は複数の単位光源を有しており、該複数の単位光源の像
は該表示光学系の射出瞳を複数の照射領域に空間分割し
ており、該複数の単位光源からの光束の照射を時分割制
御することにより、該表示光学系の射出瞳を複数の照射
領域に時分割制御し、かつ,該各照射領域への光束の入
射状況に対応して該画像表示手段で表示する画像情報を
切り換え制御する制御手段を利用して観察者の単眼に複
数の視差画像が時系列的に入射されるようにしたことを
特徴としている。
【0021】請求項2の発明の画像観察装置は、視差の
ある画像情報の表示が可能な複数個の画像表示手段,該
複数個の画像表示手段を照明する照明光源を有する照明
手段を少なくとも1つ、該複数の画像表示手段からの光
束を観察眼へ導く表示光学系を有し,該照明光源は該表
示光学系の入射瞳と光学的に等価な位置又はその近傍に
配置され,該表示光学系の射出瞳位置と該観察眼の入射
瞳位置を略一致させて該画像情報を観察する画像観察装
置において,該照明光源は複数の単位光源を有してお
り、該複数の単位光源の像は該表示光学系の射出瞳を複
数の照明領域に空間分割しており,該複数の単位光源か
らの光束の照射に対応して該複数個の画像表示手段に表
示する視差画像を制御する制御手段を利用して観察者の
単眼に複数の視差画像が同時又は時系列的に入射される
ようにしたことを特徴としている。
ある画像情報の表示が可能な複数個の画像表示手段,該
複数個の画像表示手段を照明する照明光源を有する照明
手段を少なくとも1つ、該複数の画像表示手段からの光
束を観察眼へ導く表示光学系を有し,該照明光源は該表
示光学系の入射瞳と光学的に等価な位置又はその近傍に
配置され,該表示光学系の射出瞳位置と該観察眼の入射
瞳位置を略一致させて該画像情報を観察する画像観察装
置において,該照明光源は複数の単位光源を有してお
り、該複数の単位光源の像は該表示光学系の射出瞳を複
数の照明領域に空間分割しており,該複数の単位光源か
らの光束の照射に対応して該複数個の画像表示手段に表
示する視差画像を制御する制御手段を利用して観察者の
単眼に複数の視差画像が同時又は時系列的に入射される
ようにしたことを特徴としている。
【0022】請求項3の発明は請求項2の発明におい
て、前記照明手段を複数個有し、前記制御手段は各照明
手段の照明光源が有する複数個の単位光源から光束の照
射を時分割制御することにより,該表示光学系の射出瞳
の複数の照射領域への光束の入射を時分割制御するとと
もに,該複数の照射領域への光束の入射に対応して該複
数個の画像表示手段に表示される視差画像を切り換え制
御することを特徴としている。
て、前記照明手段を複数個有し、前記制御手段は各照明
手段の照明光源が有する複数個の単位光源から光束の照
射を時分割制御することにより,該表示光学系の射出瞳
の複数の照射領域への光束の入射を時分割制御するとと
もに,該複数の照射領域への光束の入射に対応して該複
数個の画像表示手段に表示される視差画像を切り換え制
御することを特徴としている。
【0023】請求項4の発明は請求項1,2又は3の発
明において、前記表示光学系の射出瞳の水平方向の大き
さは,30mm以下であることを特徴としている。
明において、前記表示光学系の射出瞳の水平方向の大き
さは,30mm以下であることを特徴としている。
【0024】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1項の発明において、前記照明光源の複数個の単位光
源は,発光体アレイにより構成されていることを特徴と
している。
か1項の発明において、前記照明光源の複数個の単位光
源は,発光体アレイにより構成されていることを特徴と
している。
【0025】請求項6の発明は請求項1から4のいずれ
か1項の発明において、前記照明光源の複数個の単位光
源は,面光源と透過型の空間変調素子により構成されて
いることを特徴としている。
か1項の発明において、前記照明光源の複数個の単位光
源は,面光源と透過型の空間変調素子により構成されて
いることを特徴としている。
【0026】請求項7の発明は請求項1から4のいずれ
か1項の発明において、前記照明光源の複数個の単位光
源は,面光源と反射型の空間変調素子により構成されて
いることを特徴としている。
か1項の発明において、前記照明光源の複数個の単位光
源は,面光源と反射型の空間変調素子により構成されて
いることを特徴としている。
【0027】請求項8の発明は請求項1から7のいずれ
か1項の発明において、前記画像表示手段は,透過型の
空間変調素子を有していることを特徴としている。
か1項の発明において、前記画像表示手段は,透過型の
空間変調素子を有していることを特徴としている。
【0028】請求項9の発明は請求項1から7のいずれ
か1項の発明において、前記画像表示手段は,反射型の
空間変調素子を有していることを特徴としている。
か1項の発明において、前記画像表示手段は,反射型の
空間変調素子を有していることを特徴としている。
【0029】請求項10の発明は請求項1から9のいず
れか1項の発明において、前記表示光学系は,アジムス
角度により光学的パワーの異なる偏心した非回転対称反
射面を含むプリズム体を有していることを特徴としてい
る。
れか1項の発明において、前記表示光学系は,アジムス
角度により光学的パワーの異なる偏心した非回転対称反
射面を含むプリズム体を有していることを特徴としてい
る。
【0030】請求項11の発明の画像観察システムは、
請求項1から10のいずれか一項の画像観察装置を観察
者の左右眼用に一対設けたことを特徴としている。
請求項1から10のいずれか一項の画像観察装置を観察
者の左右眼用に一対設けたことを特徴としている。
【0031】
【発明の実施の形態】図1〜5は、本発明の画像観察装
置の光学系の基本概念の説明図である。本発明による画
像観察装置Sは、単位光源(単位光源)を複数(11
a,11b,11c)含む照明光源11と光学部材(不
図示)等を有する照明手段10,画像情報21を表示す
る画像表示手段20,画像情報21の拡大虚像21’を
形成する表示光学系30,そして照明手段10や画像表
示手段20の動作を制御する制御手段40を有してい
る。
置の光学系の基本概念の説明図である。本発明による画
像観察装置Sは、単位光源(単位光源)を複数(11
a,11b,11c)含む照明光源11と光学部材(不
図示)等を有する照明手段10,画像情報21を表示す
る画像表示手段20,画像情報21の拡大虚像21’を
形成する表示光学系30,そして照明手段10や画像表
示手段20の動作を制御する制御手段40を有してい
る。
【0032】図1において,照明手段10を構成する照
明光源11は表示光学系30の入射瞳位置Q又はその近
傍に配置され,表示光学系30により入射瞳Qと共役関
係にある表示光学系30の射出瞳Pの位置に照明光源1
1の像11’を形成する。
明光源11は表示光学系30の入射瞳位置Q又はその近
傍に配置され,表示光学系30により入射瞳Qと共役関
係にある表示光学系30の射出瞳Pの位置に照明光源1
1の像11’を形成する。
【0033】観察者は眼Eの入射瞳を表示光学系30の
射出瞳Pに略一致させ,照明手段10により照明された
画像表示手段20に表示された画像情報21の表示光学
系30による像(拡大虚像)21’を観察する。表示光
学系30は画像表示手段20の表示素子面の拡大虚像を
眼Eより例えば2m先に形成するように,その位置及び
焦点距離等が決めている。
射出瞳Pに略一致させ,照明手段10により照明された
画像表示手段20に表示された画像情報21の表示光学
系30による像(拡大虚像)21’を観察する。表示光
学系30は画像表示手段20の表示素子面の拡大虚像を
眼Eより例えば2m先に形成するように,その位置及び
焦点距離等が決めている。
【0034】照明光源11は複数個の単位光源11a,
11b,11cを光軸Laに対して垂直方向に1次元又
は2次元に配置しており、図3,図4,図5に示すよう
に,制御手段40により順次点灯させている。複数の単
位光源11a〜11cは表示光学系30の射出瞳Pを複
数の照射領域(11’a,11’b,11’c)に空間
分割している。複数の単位光源からの光束の照射を制御
することにより各照射領域への光束の入射を時分割制御
している。
11b,11cを光軸Laに対して垂直方向に1次元又
は2次元に配置しており、図3,図4,図5に示すよう
に,制御手段40により順次点灯させている。複数の単
位光源11a〜11cは表示光学系30の射出瞳Pを複
数の照射領域(11’a,11’b,11’c)に空間
分割している。複数の単位光源からの光束の照射を制御
することにより各照射領域への光束の入射を時分割制御
している。
【0035】ここで1つの領域は観察者の眼Eの瞳孔よ
り小さな幅となっている。
り小さな幅となっている。
【0036】尚、複数の照射領域(11’a,11’
b,11’c)の1つの大きさは観察者の眼の瞳面上に
複数個、形成される寸法(面積)であれば良い。
b,11’c)の1つの大きさは観察者の眼の瞳面上に
複数個、形成される寸法(面積)であれば良い。
【0037】このとき制御手段40は,上記単位光源の
点灯の切り換えに対応して,画像表示手段20に表示す
る画像情報をそれぞれ互いに視差の異なる画像情報(視
差画像)21a,21b,21cに切り換えている。画
像情報(視差画像)21a,21b,21cは,再現す
る物体をそれぞれの領域11’a,11’b,11’c
の中心位置を視点としたときに得られる視差画像であ
る。これにより立体画像の観察を行っている。
点灯の切り換えに対応して,画像表示手段20に表示す
る画像情報をそれぞれ互いに視差の異なる画像情報(視
差画像)21a,21b,21cに切り換えている。画
像情報(視差画像)21a,21b,21cは,再現す
る物体をそれぞれの領域11’a,11’b,11’c
の中心位置を視点としたときに得られる視差画像であ
る。これにより立体画像の観察を行っている。
【0038】制御手段40による照明光源11及びそれ
に同期した画像情報21の切り換えは,観察者の眼の残
像許容時間より短い周期で繰り返し行い、これによっ
て,切り換え動作が観察者に意識されることのないよう
にしている。
に同期した画像情報21の切り換えは,観察者の眼の残
像許容時間より短い周期で繰り返し行い、これによっ
て,切り換え動作が観察者に意識されることのないよう
にしている。
【0039】本実施形態では画像観察装置Sを図2に示
すように観察者の左右眼用に一対設けて、ヘッドアップ
ディスプレイ装置(画像観察システム)として用いてい
る。
すように観察者の左右眼用に一対設けて、ヘッドアップ
ディスプレイ装置(画像観察システム)として用いてい
る。
【0040】以上の構成及び制御により,前述した従来
例と同様に観察者の単眼に複数の視差画像を時系列的又
は後述するように同時に入射させることができ,これに
よって「超多眼領域」の立体表示を可能としている。
例と同様に観察者の単眼に複数の視差画像を時系列的又
は後述するように同時に入射させることができ,これに
よって「超多眼領域」の立体表示を可能としている。
【0041】本実施形態では生成する視差画像を有効に
観察眼に提供することができるため,生成する視差画像
の数を少なくすることが可能となり,これによって装置
の小型化,簡素化を図っている。
観察眼に提供することができるため,生成する視差画像
の数を少なくすることが可能となり,これによって装置
の小型化,簡素化を図っている。
【0042】次に本発明の具体的な実施形態を順次説明
する。
する。
【0043】(実施形態1)図6は本発明の画像観察装
置の実施形態1の要部概略図である。本画像観察装置は
照明光源11を有する照明手段10,視差画像を含む画
像情報を表示する表示素子25を有する画像表示手段2
0,照明手段10からの光束により照明された画像表示
手段20に表示された画像情報を観察眼Eに導く球面又
は非球面等の凹面鏡32を含む表示光学系30,そして
制御手段40を有している。照明光学系11は複数の単
位光源11a,11b,11cを有している。
置の実施形態1の要部概略図である。本画像観察装置は
照明光源11を有する照明手段10,視差画像を含む画
像情報を表示する表示素子25を有する画像表示手段2
0,照明手段10からの光束により照明された画像表示
手段20に表示された画像情報を観察眼Eに導く球面又
は非球面等の凹面鏡32を含む表示光学系30,そして
制御手段40を有している。照明光学系11は複数の単
位光源11a,11b,11cを有している。
【0044】照明光源11の複数の単位光源11a,1
1b,11cから時系列的に順次射出した光束は,偏光
板23を通過し、直線偏光となり,ハーフミラー31で
その一部が透過し,画像表示手段20の表示素子25に
導かれる。表示素子25は画素構造を有する反射型液晶
パネルなどの反射型表示素子であり,例えば“ON”表
示部分の画素に入射した直線偏光の偏光方向を90度回
転させて反射し,“OFF”表示部分の画素に入射した
直線偏光の偏光方向を保存して反射するという機能を有
する。
1b,11cから時系列的に順次射出した光束は,偏光
板23を通過し、直線偏光となり,ハーフミラー31で
その一部が透過し,画像表示手段20の表示素子25に
導かれる。表示素子25は画素構造を有する反射型液晶
パネルなどの反射型表示素子であり,例えば“ON”表
示部分の画素に入射した直線偏光の偏光方向を90度回
転させて反射し,“OFF”表示部分の画素に入射した
直線偏光の偏光方向を保存して反射するという機能を有
する。
【0045】表示素子25で反射された光束は,ハーフ
ミラー31でその一部が反射し,凹面鏡32で反射され
ハーフミラー31でその一部が透過し,偏光板24に導
かれる。偏光板24は偏光板23と透過偏光軸が直交す
るように配置されている。表示素子25の“ON”表示
部分の画素からの反射光は,偏光方向が90度回転して
いるため偏光板24を通過し,観察眼Eに導かれる。し
かし,表示素子25の“OFF”表示部分の画素からの
反射光は,偏光方向が保存されているため偏光板24で
遮断され,観察眼Eには入射しない。また,偏光板24
は,照明光源11から射出し偏光板23を通過してハー
フミラー31で観察眼E側に一部反射される光束を遮断
し,観察眼Eに入射することを防止する役割も有する。
ミラー31でその一部が反射し,凹面鏡32で反射され
ハーフミラー31でその一部が透過し,偏光板24に導
かれる。偏光板24は偏光板23と透過偏光軸が直交す
るように配置されている。表示素子25の“ON”表示
部分の画素からの反射光は,偏光方向が90度回転して
いるため偏光板24を通過し,観察眼Eに導かれる。し
かし,表示素子25の“OFF”表示部分の画素からの
反射光は,偏光方向が保存されているため偏光板24で
遮断され,観察眼Eには入射しない。また,偏光板24
は,照明光源11から射出し偏光板23を通過してハー
フミラー31で観察眼E側に一部反射される光束を遮断
し,観察眼Eに入射することを防止する役割も有する。
【0046】照明光源11は表示光学系30の入射瞳位
置Qに配置され,表示光学系30により入射瞳と共役関
係にある表示光学系30の射出瞳Pの位置に照明光源1
1の像を形成する。これによって複数の単位光源11a
〜11cで射出瞳Pを複数の照射領域(11’a〜1
1’c)に空間分割している。
置Qに配置され,表示光学系30により入射瞳と共役関
係にある表示光学系30の射出瞳Pの位置に照明光源1
1の像を形成する。これによって複数の単位光源11a
〜11cで射出瞳Pを複数の照射領域(11’a〜1
1’c)に空間分割している。
【0047】観察者は眼Eの入射瞳を表示光学系30の
射出瞳Pに略一致させ,照明光源11により照明された
画像表示手段20に表示された画像情報の表示光学系3
0による拡大虚像を観察する。表示光学系30は画像表
示手段20の表示素子面25の画像情報の拡大虚像を例
えば眼球より2m先に形成するように,その位置及び焦
点距離等が決められている。
射出瞳Pに略一致させ,照明光源11により照明された
画像表示手段20に表示された画像情報の表示光学系3
0による拡大虚像を観察する。表示光学系30は画像表
示手段20の表示素子面25の画像情報の拡大虚像を例
えば眼球より2m先に形成するように,その位置及び焦
点距離等が決められている。
【0048】制御回路40は照明光源11及び表示素子
25に示す視差画像を適切に時分割切り換え制御するこ
とにより,図3〜図5に示した観察原理に基づき観察者
の単眼に複数の視差画像を時系列的に入射させ、これに
よって「超多眼領域」の立体表示を可能としている。
25に示す視差画像を適切に時分割切り換え制御するこ
とにより,図3〜図5に示した観察原理に基づき観察者
の単眼に複数の視差画像を時系列的に入射させ、これに
よって「超多眼領域」の立体表示を可能としている。
【0049】図6に示した実施形態においては,表示手
段20の表示素子として反射型液晶パネルを用いたが,
図7に示すように透過型の表示素子を用いても良い。
段20の表示素子として反射型液晶パネルを用いたが,
図7に示すように透過型の表示素子を用いても良い。
【0050】図7において,図6に示す実施形態と同じ
役割を果たすものは,同じ符号を付し説明を略す。照明
手段10の照明光源11を射出した照明光束はコンデン
サーレンズ12で屈折され表示手段20の表示素子26
に導かれる。表示素子26は偏光板及び透過型液晶パネ
ルなどで構成される透過型表示素子である。表示素子2
6を通過した光束は,ハーフミラー31と凹面鏡32等
を含む表示光学系30により観察眼Eに導かれる。コン
デンサーレンズ12は,照明光源11のコンデンサーレ
ンズ12による像位置Qが表示光学系30の入射瞳位置
に一致するように,その焦点距離及び位置等が決められ
ている。表示光学系30は,その射出瞳Pの位置に照明
光源11の像を形成する。観察者は眼Eの入射瞳を表示
光学系30の射出瞳Pに略一致させ,照明光源11によ
り照明された画像表示手段20に表示された画像情報の
表示光学系30による拡大虚像を観察する。
役割を果たすものは,同じ符号を付し説明を略す。照明
手段10の照明光源11を射出した照明光束はコンデン
サーレンズ12で屈折され表示手段20の表示素子26
に導かれる。表示素子26は偏光板及び透過型液晶パネ
ルなどで構成される透過型表示素子である。表示素子2
6を通過した光束は,ハーフミラー31と凹面鏡32等
を含む表示光学系30により観察眼Eに導かれる。コン
デンサーレンズ12は,照明光源11のコンデンサーレ
ンズ12による像位置Qが表示光学系30の入射瞳位置
に一致するように,その焦点距離及び位置等が決められ
ている。表示光学系30は,その射出瞳Pの位置に照明
光源11の像を形成する。観察者は眼Eの入射瞳を表示
光学系30の射出瞳Pに略一致させ,照明光源11によ
り照明された画像表示手段20に表示された画像情報の
表示光学系30による拡大虚像を観察する。
【0051】制御回路40は照明光源11及び表示素子
26を適切に時分割切り換え制御することにより,図3
〜図5に示した観察原理に基づき観察者の単眼に複数の
視差画像を入射させ、これによって「超多眼領域」の立
体表示を可能としている。
26を適切に時分割切り換え制御することにより,図3
〜図5に示した観察原理に基づき観察者の単眼に複数の
視差画像を入射させ、これによって「超多眼領域」の立
体表示を可能としている。
【0052】(実施形態2)図8は本発明の画像観察装
置の実施形態2の要部概略図である。本画像観察装置は
図7に示した実施形態1と同様に,照明光源11を有す
る照明手段10,視差画像を含む画像情報を表示する表
示素子26を有する画像表示手段20,照明手段10か
らの光束により照明された画像表示手段20に表示され
た画像情報を観察眼Eに導くプリズム体33を含む表示
光学系30,そして制御手段40を有している。
置の実施形態2の要部概略図である。本画像観察装置は
図7に示した実施形態1と同様に,照明光源11を有す
る照明手段10,視差画像を含む画像情報を表示する表
示素子26を有する画像表示手段20,照明手段10か
らの光束により照明された画像表示手段20に表示され
た画像情報を観察眼Eに導くプリズム体33を含む表示
光学系30,そして制御手段40を有している。
【0053】図7に示す実施形態と同じ役割を果たすも
のは,同じ符号を付し説明を略す。
のは,同じ符号を付し説明を略す。
【0054】照明光源11の複数の単位光源11(11
a,11b,11c)から時系列に順次射出した照明光
束は,コンデンサーレンズ12で屈折され画像表示手段
20の表示素子26に導かれ,表示素子26を通過した
光束は,面34で屈折されつつプリズム体33に入射す
る。プリズム体33に入射した光束は臨界角以上の入射
角度で面35に入射し全反射され,ミラー面36で反射
されて今度は臨界角以下の入射角度で再度面35に入射
し屈折されつつプリズム体33を射出し,観察眼Eの入
射瞳Pに導かれる。
a,11b,11c)から時系列に順次射出した照明光
束は,コンデンサーレンズ12で屈折され画像表示手段
20の表示素子26に導かれ,表示素子26を通過した
光束は,面34で屈折されつつプリズム体33に入射す
る。プリズム体33に入射した光束は臨界角以上の入射
角度で面35に入射し全反射され,ミラー面36で反射
されて今度は臨界角以下の入射角度で再度面35に入射
し屈折されつつプリズム体33を射出し,観察眼Eの入
射瞳Pに導かれる。
【0055】本実施形態のプリズム体33は光学的パワ
ーを有した面が傾いて配置されることに起因する収差を
良好に補正するために,アジムス角度により光学的パワ
ーの異なる偏心した非回転対称面を含むように構成され
ており,表示光学系30の小型化を図っている。プリズ
ム体33は表示手段20の表示素子面26の拡大虚像を
例えば眼球Eより2m先に形成するように位置及び焦点
距離等が決められている。
ーを有した面が傾いて配置されることに起因する収差を
良好に補正するために,アジムス角度により光学的パワ
ーの異なる偏心した非回転対称面を含むように構成され
ており,表示光学系30の小型化を図っている。プリズ
ム体33は表示手段20の表示素子面26の拡大虚像を
例えば眼球Eより2m先に形成するように位置及び焦点
距離等が決められている。
【0056】表示光学系30は,その射出瞳Pの位置に
照明光源11の像、即ち複数の単位光源11a〜11c
の像を形成する。観察者は眼Eの入射瞳を表示光学系3
0の射出瞳Pに略一致させ,照明光源11により照明さ
れた画像表示手段20に表示された画像情報の表示光学
系30による拡大虚像を観察する。
照明光源11の像、即ち複数の単位光源11a〜11c
の像を形成する。観察者は眼Eの入射瞳を表示光学系3
0の射出瞳Pに略一致させ,照明光源11により照明さ
れた画像表示手段20に表示された画像情報の表示光学
系30による拡大虚像を観察する。
【0057】制御回路40は照明光源11及び表示素子
26を適切に時分割切り換え制御することにより,図3
〜図5に示した観察原理に基づき観察者の単眼に複数の
視差画像を入射させ、これによって「超多眼領域」の立
体表示を可能としている。
26を適切に時分割切り換え制御することにより,図3
〜図5に示した観察原理に基づき観察者の単眼に複数の
視差画像を入射させ、これによって「超多眼領域」の立
体表示を可能としている。
【0058】図8に示した実施形態において,表示手段
20の表示素子として図9に示すように反射型の表示素
子を用いても良い。なお,図6及び図8に示す実施形態
と同じ役割を果たすものは,同じ符号を付し説明を略
す。
20の表示素子として図9に示すように反射型の表示素
子を用いても良い。なお,図6及び図8に示す実施形態
と同じ役割を果たすものは,同じ符号を付し説明を略
す。
【0059】図9において,照明手段10の照明光源1
1を射出した照明光束は,コンデンサーレンズ12で屈
折され偏光板23を通過し直線偏光となり,プリズム体
13の面14で屈折されつつプリズム13に入射する。
プリズム13は平面で構成された又は必要に応じて曲面
を含む三角プリズムである。プリズム13に入射した光
束は臨界角以上の角度で面15に入射し全反射され,面
16で屈折されつつプリズム13から射出し,反射型表
示素子25に入射する。反射型表示素子25で反射され
た光束は,面16で屈折されつつプリズム13に入射
し,臨界角以下の角度で面15に再び入射し屈折されつ
つプリズム13を射出し,偏光板24に入射する。
1を射出した照明光束は,コンデンサーレンズ12で屈
折され偏光板23を通過し直線偏光となり,プリズム体
13の面14で屈折されつつプリズム13に入射する。
プリズム13は平面で構成された又は必要に応じて曲面
を含む三角プリズムである。プリズム13に入射した光
束は臨界角以上の角度で面15に入射し全反射され,面
16で屈折されつつプリズム13から射出し,反射型表
示素子25に入射する。反射型表示素子25で反射され
た光束は,面16で屈折されつつプリズム13に入射
し,臨界角以下の角度で面15に再び入射し屈折されつ
つプリズム13を射出し,偏光板24に入射する。
【0060】図4に示した実施形態と同様に,表示素子
25の“ON”表示部分の画素からの反射光は偏光板2
4を通過し,表示素子25の“OFF”表示部分の画素
からの反射光は,偏光板24で遮断される。偏光板24
を通過した光束は図8で示したプリズム体33と同様の
光学作用を有するプリズム体33により反射屈折されつ
つ,観察眼Eに導かれる。
25の“ON”表示部分の画素からの反射光は偏光板2
4を通過し,表示素子25の“OFF”表示部分の画素
からの反射光は,偏光板24で遮断される。偏光板24
を通過した光束は図8で示したプリズム体33と同様の
光学作用を有するプリズム体33により反射屈折されつ
つ,観察眼Eに導かれる。
【0061】プリズム13で全反射を用いて照明手段1
0を構成することにより,装置の小型化を図っている。
0を構成することにより,装置の小型化を図っている。
【0062】表示光学系30は,その射出瞳Pの位置に
照明光源11の像を形成する。観察者は眼の入射瞳を表
示光学系30の射出瞳Pに略一致させ,照明光源11に
より照明された画像表示手段20に表示された画像情報
の表示光学系30による像を観察する。
照明光源11の像を形成する。観察者は眼の入射瞳を表
示光学系30の射出瞳Pに略一致させ,照明光源11に
より照明された画像表示手段20に表示された画像情報
の表示光学系30による像を観察する。
【0063】制御回路40は照明光源11及び表示素子
25を適切に時分割切り換え制御することにより,図3
〜図5に示した観察原理に基づき観察者の単眼に複数の
視差画像を入射させ、これによって「超多眼領域」の立
体表示を可能としている。
25を適切に時分割切り換え制御することにより,図3
〜図5に示した観察原理に基づき観察者の単眼に複数の
視差画像を入射させ、これによって「超多眼領域」の立
体表示を可能としている。
【0064】以上の図6から図9に示した各実施形態に
おいて,照明手段10は図10に示すように複数個の単
位光源11a〜11fから構成される照明光源11を有
する。図10に示すように,照明光源11は面積的に分
割された複数(図10では6個)の単位光源(11a〜
11f)から構成されている。
おいて,照明手段10は図10に示すように複数個の単
位光源11a〜11fから構成される照明光源11を有
する。図10に示すように,照明光源11は面積的に分
割された複数(図10では6個)の単位光源(11a〜
11f)から構成されている。
【0065】図10は,水平方向に3視差,垂直方向に
2視差,合計6視差の視差画像を観察眼に提供する場合
の照明光源11を示している。観察眼に提供する視差画
像の数は照明光源,表示素子の切り換えが可能な範囲で
多いほうが良く,本発明はこれに限定されるものではな
い。また,立体視においては水平方向の視差の影響力が
垂直方向の視差の影響よりも大きいため,水平方向の視
差数を垂直方向の視差数よりも多く設定することが望ま
しい。
2視差,合計6視差の視差画像を観察眼に提供する場合
の照明光源11を示している。観察眼に提供する視差画
像の数は照明光源,表示素子の切り換えが可能な範囲で
多いほうが良く,本発明はこれに限定されるものではな
い。また,立体視においては水平方向の視差の影響力が
垂直方向の視差の影響よりも大きいため,水平方向の視
差数を垂直方向の視差数よりも多く設定することが望ま
しい。
【0066】この為、垂直方向に比べて水平方向に多く
の単位光源を配置している。観察眼に複数の視差画像を
入射させるために,照明光源11を構成する複数の単位
光源11a〜11fの表示光学系の射出瞳P上での像の
中心間隔は3mm以下とするのが良い。照明光源11の
表示光学系の射出瞳P上での像の大きさを大きくし過ぎ
ると,それだけ単位光源の数及び視差画像の数を非常に
多く設定しなければならなくなり,装置の複雑化,大型
化を招く。このため表示光学系の射出瞳P上に形成する
照明光源11の像の大きさは、視差画像を有効に観察眼
に入射させるため,観察眼の眼球運動などを考慮し,水
平方向で20mm以下であることが望ましい。よって,
表示光学系の射出瞳の大きさは,調整範囲等も考慮にい
れ,照明光源の像の大きさよりも若干大きく,水平方向
で30mm以下であることが望ましい。この条件を基
に,表示光学系の瞳径,瞳結像倍率及び照明光源,単位
光源の大きさ等を決定している。
の単位光源を配置している。観察眼に複数の視差画像を
入射させるために,照明光源11を構成する複数の単位
光源11a〜11fの表示光学系の射出瞳P上での像の
中心間隔は3mm以下とするのが良い。照明光源11の
表示光学系の射出瞳P上での像の大きさを大きくし過ぎ
ると,それだけ単位光源の数及び視差画像の数を非常に
多く設定しなければならなくなり,装置の複雑化,大型
化を招く。このため表示光学系の射出瞳P上に形成する
照明光源11の像の大きさは、視差画像を有効に観察眼
に入射させるため,観察眼の眼球運動などを考慮し,水
平方向で20mm以下であることが望ましい。よって,
表示光学系の射出瞳の大きさは,調整範囲等も考慮にい
れ,照明光源の像の大きさよりも若干大きく,水平方向
で30mm以下であることが望ましい。この条件を基
に,表示光学系の瞳径,瞳結像倍率及び照明光源,単位
光源の大きさ等を決定している。
【0067】照明光源11はELパネルやLEDアレイ
のような発光体アレイ,または図11(a),(b),
(c),(d)等に示したような構造となっている。
のような発光体アレイ,または図11(a),(b),
(c),(d)等に示したような構造となっている。
【0068】図11(a)において,単位光源51は発
光体52と、それからの光束で照明されたピンホール5
3により構成される。遮光板54は隣接する単位光源の
発光体52aからの光束が漏れこむことを防止するため
のものである。
光体52と、それからの光束で照明されたピンホール5
3により構成される。遮光板54は隣接する単位光源の
発光体52aからの光束が漏れこむことを防止するため
のものである。
【0069】図11(b)において,単位光源51は発
光体52で照明された拡散板55により構成される。遮
光板54は隣接する発光体52aからの光束が漏れこむ
ことを防止するためのものである。
光体52で照明された拡散板55により構成される。遮
光板54は隣接する発光体52aからの光束が漏れこむ
ことを防止するためのものである。
【0070】図11(c)において,照明光源11は冷
陰極管及び導光板などの面発光光源56及び透過型液晶
パネルなどの透過型空間変調素子57で構成される。単
位光源51は透過型空間変調素子57の一画素あるいは
数画素で構成される。
陰極管及び導光板などの面発光光源56及び透過型液晶
パネルなどの透過型空間変調素子57で構成される。単
位光源51は透過型空間変調素子57の一画素あるいは
数画素で構成される。
【0071】図11(d)において,照明手段10は面
発光光源58,レンズ59,ハーフミラー61及び反射
型液晶パネルなどの反射型空間変調素子60で構成され
る。照明光源11は各要素58,60等を含む。照明光
源11を構成する複数の単位光源のうち、1つの単位光
源51は反射型空間変調素子60の一画素あるいは数画
素で構成される。
発光光源58,レンズ59,ハーフミラー61及び反射
型液晶パネルなどの反射型空間変調素子60で構成され
る。照明光源11は各要素58,60等を含む。照明光
源11を構成する複数の単位光源のうち、1つの単位光
源51は反射型空間変調素子60の一画素あるいは数画
素で構成される。
【0072】図11(d)では面発光光源58からの光
束はレンズ59で集光され、ハーフミラー61で反射
し、空間変調素子60上に光源像を形成する。空間変調
素子60の所定数の画素(51)部分において変調され
反射した光束をハーフミラー61を介して取り出して、
1つの照明光源51として用いている。
束はレンズ59で集光され、ハーフミラー61で反射
し、空間変調素子60上に光源像を形成する。空間変調
素子60の所定数の画素(51)部分において変調され
反射した光束をハーフミラー61を介して取り出して、
1つの照明光源51として用いている。
【0073】以上のように照明手段を構成することによ
り,面積的に分割した複数個の単位光源を実現してい
る。なお,単位光源の形状は必ずしも図示したような矩
形である必要は無く,円形,楕円形,多角形などでも良
い。
り,面積的に分割した複数個の単位光源を実現してい
る。なお,単位光源の形状は必ずしも図示したような矩
形である必要は無く,円形,楕円形,多角形などでも良
い。
【0074】図6から図9に示す実施形態においては,
複数の視差画像を観察眼に入射させるために,照明光源
10及び表示素子21を高速に時分割切り換え制御して
いたが,表示手段20を複数設けることによって時分割
切換え制御なしで単眼に同時に複数の視差画像を入射さ
せることでも同様の効果を得ることができる。
複数の視差画像を観察眼に入射させるために,照明光源
10及び表示素子21を高速に時分割切り換え制御して
いたが,表示手段20を複数設けることによって時分割
切換え制御なしで単眼に同時に複数の視差画像を入射さ
せることでも同様の効果を得ることができる。
【0075】(実施形態3)図12は本発明の画像観察
装置の実施形態3の要部概略図である。本画像観察装置
は複数個の単位光源71a,71b,71cおよび各々
の単位光源に対応する複数個の表示手段81a,81
b,81c,表示光学系90を有している。
装置の実施形態3の要部概略図である。本画像観察装置
は複数個の単位光源71a,71b,71cおよび各々
の単位光源に対応する複数個の表示手段81a,81
b,81c,表示光学系90を有している。
【0076】表示光学系90はクロスプリズム91と光
学要素94を有している。複数の単位光源71a〜71
cは光路を展開したとき、光軸と垂直方向に重ならない
状態で配置している。単位光源71aから射出した光束
は,透過型液晶パネルなどの透過型表示素子81aを通
過しクロスプリズム91に入射する。クロスプリズム9
1の各接合面92,93にはハーフミラーコートが形成
されている。
学要素94を有している。複数の単位光源71a〜71
cは光路を展開したとき、光軸と垂直方向に重ならない
状態で配置している。単位光源71aから射出した光束
は,透過型液晶パネルなどの透過型表示素子81aを通
過しクロスプリズム91に入射する。クロスプリズム9
1の各接合面92,93にはハーフミラーコートが形成
されている。
【0077】クロスプリズム91に入射した光束は面9
2でその一部が反射し,クロスプリズム91から射出し
正の光学的パワーを有する光学要素94で集束されつつ
観察眼Eに導かれる。照明光源71aは表示光学系90
の入射瞳位置に配置され,表示光学系90はその射出瞳
P上に照明光源71aの像71a’を形成する。
2でその一部が反射し,クロスプリズム91から射出し
正の光学的パワーを有する光学要素94で集束されつつ
観察眼Eに導かれる。照明光源71aは表示光学系90
の入射瞳位置に配置され,表示光学系90はその射出瞳
P上に照明光源71aの像71a’を形成する。
【0078】同様に単位光源71b,71cから射出し
た光束は,それぞれ透過型表示素子81b,81cを照
明し,表示光学系90を介し、観察眼Eに導かれてい
る。表示光学系90はその射出瞳P上に単位光源71
b,71cの像71b’,71c’を形成する。
た光束は,それぞれ透過型表示素子81b,81cを照
明し,表示光学系90を介し、観察眼Eに導かれてい
る。表示光学系90はその射出瞳P上に単位光源71
b,71cの像71b’,71c’を形成する。
【0079】観察者は眼Eの入射瞳を表示光学系90の
射出瞳Pに略一致させ,単位光源71a,71b,71
cにより照明された透過型表示素子81a,81b,8
1cに表示された画像情報の表示光学系90による拡大
虚像を観察する。表示光学系90は透過型表示素子81
a,81b,81cの表示素子面の拡大虚像を眼Eの前
方、例えば2m先に形成するように、その位置及び焦点
距離等が決められている。
射出瞳Pに略一致させ,単位光源71a,71b,71
cにより照明された透過型表示素子81a,81b,8
1cに表示された画像情報の表示光学系90による拡大
虚像を観察する。表示光学系90は透過型表示素子81
a,81b,81cの表示素子面の拡大虚像を眼Eの前
方、例えば2m先に形成するように、その位置及び焦点
距離等が決められている。
【0080】図示しない制御手段は、単位光源71a,
71b,71cを同時に点灯し、透過型表示素子81
a,81b,81cに、それぞれ単位光源の像71
a’,71b’,71c’に対応した視差画像を表示す
ることにより、観察者の単眼に複数の視差画像を同時に
入射させることができ、「超多眼領域」の立体表示を可
能としている。
71b,71cを同時に点灯し、透過型表示素子81
a,81b,81cに、それぞれ単位光源の像71
a’,71b’,71c’に対応した視差画像を表示す
ることにより、観察者の単眼に複数の視差画像を同時に
入射させることができ、「超多眼領域」の立体表示を可
能としている。
【0081】以上のように表示手段及び各表示手段を照
明する照明手段を複数個設けることによって、高速な画
像表示手段を用いることなく、「超多眼領域」の立体表
示を可能としている。
明する照明手段を複数個設けることによって、高速な画
像表示手段を用いることなく、「超多眼領域」の立体表
示を可能としている。
【0082】尚、本実施形態において、複数の単位光源
を時系列的に点灯するようよにしても良い。
を時系列的に点灯するようよにしても良い。
【0083】図13は本実施形態における表示光学系9
0の他の実施例の説明図である。図13において図12
に示す実施形態と同じ役割を果たすものは,同じ符号を
付し説明を略す。
0の他の実施例の説明図である。図13において図12
に示す実施形態と同じ役割を果たすものは,同じ符号を
付し説明を略す。
【0084】単位光源71aから射出した光束は,透過
型表示素子81aを通過しハーフミラー95でその一部
が反射され、光学要素96,97で集束されつつ,ハー
フミラー99でその一部が透過し,観察眼Eの瞳に導か
れる。なお光学要素97を構成する面98にはハーフミ
ラーコートが形成されている。単位光源71bから射出
した光束は,透過型表示素子81bを通過しハーフミラ
ー95でその一部が透過し、光学要素96,97そして
ハーフミラー99を介して単位光源71aを用いた場合
と同様に観察眼Eの瞳に導かれる。
型表示素子81aを通過しハーフミラー95でその一部
が反射され、光学要素96,97で集束されつつ,ハー
フミラー99でその一部が透過し,観察眼Eの瞳に導か
れる。なお光学要素97を構成する面98にはハーフミ
ラーコートが形成されている。単位光源71bから射出
した光束は,透過型表示素子81bを通過しハーフミラ
ー95でその一部が透過し、光学要素96,97そして
ハーフミラー99を介して単位光源71aを用いた場合
と同様に観察眼Eの瞳に導かれる。
【0085】単位光源71cから射出した光束は,透過
型表示素子81cを通過しハーフミラー99でその一部
が反射され,光学要素97に設けた正の光学的パワーを
有するハーフミラー面98で反射及び集束されつつ再び
ハーフミラー99を透過して,観察眼Eの瞳に導かれ
る。照明光源,表示素子,表示光学系及び観察眼の相対
的な位置関係は図12に示す実施形態と同じである。こ
のように本発明は表示光学系90の形態に制限されるも
のではない。
型表示素子81cを通過しハーフミラー99でその一部
が反射され,光学要素97に設けた正の光学的パワーを
有するハーフミラー面98で反射及び集束されつつ再び
ハーフミラー99を透過して,観察眼Eの瞳に導かれ
る。照明光源,表示素子,表示光学系及び観察眼の相対
的な位置関係は図12に示す実施形態と同じである。こ
のように本発明は表示光学系90の形態に制限されるも
のではない。
【0086】また,図12および図13において,単位
光源71a,71b,71cを図10に示すような複数
個の単位光源で構成し,さらに表示素子81a,81
b,81cを時分割駆動して,単位光源の点灯と表示素
子の表示画像を適切に制御することにより,観察眼に提
供する視差画像の数を増やすことも可能である。
光源71a,71b,71cを図10に示すような複数
個の単位光源で構成し,さらに表示素子81a,81
b,81cを時分割駆動して,単位光源の点灯と表示素
子の表示画像を適切に制御することにより,観察眼に提
供する視差画像の数を増やすことも可能である。
【0087】(実施形態4)次に本発明の画像観察装置
の実施形態4について説明する。
の実施形態4について説明する。
【0088】従来より,反射型の高速駆動が可能なモノ
クロパネル(単色の空間変調素子)を用いて,照明光源
の色(R,G,B)を切り換えるとともに,それに同期
させ対応する表示画像を表示してカラーディスプレイを
実現するものが知られている。
クロパネル(単色の空間変調素子)を用いて,照明光源
の色(R,G,B)を切り換えるとともに,それに同期
させ対応する表示画像を表示してカラーディスプレイを
実現するものが知られている。
【0089】本実施形態ではこのような表示素子を用い
て,図14,図15,図16に示すように画像観察装置
を構成している。
て,図14,図15,図16に示すように画像観察装置
を構成している。
【0090】図14,図15,図16は各々本発明の画
像観察装置の実施形態4の要部概略図である。本画像観
察装置は図8に示すような複数個の単位光源から構成さ
れる照明光源72,73,上述したような高速駆動が可
能な反射型モノクロパネル(画像表示手段)82R,8
2G,82B,表示光学系100を有している。
像観察装置の実施形態4の要部概略図である。本画像観
察装置は図8に示すような複数個の単位光源から構成さ
れる照明光源72,73,上述したような高速駆動が可
能な反射型モノクロパネル(画像表示手段)82R,8
2G,82B,表示光学系100を有している。
【0091】照明光源72は青色光,緑色光を含んだ照
明光,照明光源73は赤色光を発光する照明光源であ
る。光学要素103を構成する面104には赤色光を反
射し,青色光,緑色光を透過させるダイクロイックフィ
ルターが形成されている。
明光,照明光源73は赤色光を発光する照明光源であ
る。光学要素103を構成する面104には赤色光を反
射し,青色光,緑色光を透過させるダイクロイックフィ
ルターが形成されている。
【0092】照明光源72を射出した光束は,偏光板8
4を通過して直線偏光となり,ハーフミラー101でそ
の一部が透過し,青色光以外の光を吸収する青色フィル
ター85を透過して青色光となり,反射型モノクロパネ
ル82Bに導かれる。反射型モノクロパネル82Bは画
素構造を有する反射型液晶パネルなどの反射型表示素子
であり,例えば“ON”表示部分の画素に入射した直線
偏光の偏光方向を90度回転させて反射し,“OFF”
表示部分の画素に入射した直線偏光の偏光方向を保存し
て反射するという機能を有する。
4を通過して直線偏光となり,ハーフミラー101でそ
の一部が透過し,青色光以外の光を吸収する青色フィル
ター85を透過して青色光となり,反射型モノクロパネ
ル82Bに導かれる。反射型モノクロパネル82Bは画
素構造を有する反射型液晶パネルなどの反射型表示素子
であり,例えば“ON”表示部分の画素に入射した直線
偏光の偏光方向を90度回転させて反射し,“OFF”
表示部分の画素に入射した直線偏光の偏光方向を保存し
て反射するという機能を有する。
【0093】反射型モノクロパネル82Bで反射された
青色光は青色カラーフィルター85を透過し,ハーフミ
ラー101でその一部が反射され正の光学的パワーを有
する光学要素102,103で集束されつつダイクロイ
ックフィルター面104を透過し,ハーフミラー105
を透過して,偏光板89に導かれる。偏光板89は偏光
板84と透過偏光軸が直交するように配置されている。
青色光は青色カラーフィルター85を透過し,ハーフミ
ラー101でその一部が反射され正の光学的パワーを有
する光学要素102,103で集束されつつダイクロイ
ックフィルター面104を透過し,ハーフミラー105
を透過して,偏光板89に導かれる。偏光板89は偏光
板84と透過偏光軸が直交するように配置されている。
【0094】反射型モノクロパネル82Bの“ON”表
示部分の画素からの反射光は,偏光方向が90度回転し
ているため偏光板89を通過し,観察眼Eに導かれる。
しかし,反射型モノクロパネル82Bの“OFF”表示
部分の画素からの反射光は,偏光方向が保存されている
ため偏光板89で遮断され,観察眼Eには入射しない。
示部分の画素からの反射光は,偏光方向が90度回転し
ているため偏光板89を通過し,観察眼Eに導かれる。
しかし,反射型モノクロパネル82Bの“OFF”表示
部分の画素からの反射光は,偏光方向が保存されている
ため偏光板89で遮断され,観察眼Eには入射しない。
【0095】一方,照明光源72を射出し,偏光板84
を通過し,ハーフミラー101で反射された光束は,緑
色光以外の光を吸収する緑色フィルター86を透過して
緑色光となり、反射型モノクロパネル82Gに導かれ
る。反射型モノクロパネル82Gで反射された緑色光は
緑色カラーフィルター86を透過し,ハーフミラー10
1でその一部が透過し正の光学的パワーを有する光学要
素102,103で集束されつつダイクロイックフィル
ター面104を透過し,ハーフミラー105を透過し
て,偏光板89に導かれる。
を通過し,ハーフミラー101で反射された光束は,緑
色光以外の光を吸収する緑色フィルター86を透過して
緑色光となり、反射型モノクロパネル82Gに導かれ
る。反射型モノクロパネル82Gで反射された緑色光は
緑色カラーフィルター86を透過し,ハーフミラー10
1でその一部が透過し正の光学的パワーを有する光学要
素102,103で集束されつつダイクロイックフィル
ター面104を透過し,ハーフミラー105を透過し
て,偏光板89に導かれる。
【0096】上述した青色光と同様な原理で反射型モノ
クロパネル82Gの“ON”表示部分の画素からの反射
光のみが偏光板89を通過し,観察眼Eに入射する。
クロパネル82Gの“ON”表示部分の画素からの反射
光のみが偏光板89を通過し,観察眼Eに入射する。
【0097】一方照明光源73を射出した赤色光束は,
偏光板84と透過偏光軸を一致させた偏光板88を通過
して直線偏光となり,ハーフミラー105でその一部が
透過し,反射型モノクロパネル82Rに導かれる。反射
型モノクロパネル82Rで反射された赤色光はハーフミ
ラー105でその一部が反射され,正の光学的パワーを
有するダイクロイックフィルター面104で反射及び集
束されつつ再びハーフミラー105を透過して,偏光板
89に導かれる。
偏光板84と透過偏光軸を一致させた偏光板88を通過
して直線偏光となり,ハーフミラー105でその一部が
透過し,反射型モノクロパネル82Rに導かれる。反射
型モノクロパネル82Rで反射された赤色光はハーフミ
ラー105でその一部が反射され,正の光学的パワーを
有するダイクロイックフィルター面104で反射及び集
束されつつ再びハーフミラー105を透過して,偏光板
89に導かれる。
【0098】上述した青色光と同様な原理で反射型モノ
クロパネル82Rの“ON”表示部分の画素からの反射
光のみが偏光板89を通過し,観察眼Eに入射する。
クロパネル82Rの“ON”表示部分の画素からの反射
光のみが偏光板89を通過し,観察眼Eに入射する。
【0099】照明光源72,73は表示光学系100の
入射瞳位置に配置され,表示光学系100はその射出瞳
P上に照明光源72,73の像を形成する。
入射瞳位置に配置され,表示光学系100はその射出瞳
P上に照明光源72,73の像を形成する。
【0100】観察者は眼Eの入射瞳を表示光学系100
の射出瞳Pに略一致させ,照明光源72,73により照
明された反射型モノクロパネル82R,82G,82B
に表示された画像情報の表示光学系100による拡大虚
像を観察する。表示光学系100は反射型モノクロパネ
ル82R,82G,82Bの表示素子面の拡大虚像を眼
Eの前方、例えば2m先に形成するように,その位置及
び焦点距離等が決められている。
の射出瞳Pに略一致させ,照明光源72,73により照
明された反射型モノクロパネル82R,82G,82B
に表示された画像情報の表示光学系100による拡大虚
像を観察する。表示光学系100は反射型モノクロパネ
ル82R,82G,82Bの表示素子面の拡大虚像を眼
Eの前方、例えば2m先に形成するように,その位置及
び焦点距離等が決められている。
【0101】照明光源72は図10に示すような複数個
の単位光源72a,72b,72cにより構成され、図
14,図15,図16に示すように、図示しない制御手
段により順次点灯される。同様に照明光源73も複数個
の単位光源73a,73b,73cにより構成され、図
14,図15,図16に示すように、順次点灯される。
これにより表示光学系100の射出瞳Pは複数の照射領
域(74a,74b,74c)に空間分割され、各照射
領域への光束を時分割制御することができる。このとき
制御手段は、上記光源の切り換えに対応して、各照射領
域の位置及び照明光の色情報に基づき、画像表示素子8
2R,82G,82Bに表示する画像情報を対応する視
差画像に切り換える。
の単位光源72a,72b,72cにより構成され、図
14,図15,図16に示すように、図示しない制御手
段により順次点灯される。同様に照明光源73も複数個
の単位光源73a,73b,73cにより構成され、図
14,図15,図16に示すように、順次点灯される。
これにより表示光学系100の射出瞳Pは複数の照射領
域(74a,74b,74c)に空間分割され、各照射
領域への光束を時分割制御することができる。このとき
制御手段は、上記光源の切り換えに対応して、各照射領
域の位置及び照明光の色情報に基づき、画像表示素子8
2R,82G,82Bに表示する画像情報を対応する視
差画像に切り換える。
【0102】以上のように、モノクロパネルを用いた場
合においても、上記のような構成とし、照明光源72,
73及び表示素子82R,82G,82Bを適切に時分
割切換え制御することにより、図3〜図5に示した原理
に基づき観察者の単眼に複数のカラー視差画像を入射さ
せることができ、これにより「超多眼領域」の立体表示
を可能としている。
合においても、上記のような構成とし、照明光源72,
73及び表示素子82R,82G,82Bを適切に時分
割切換え制御することにより、図3〜図5に示した原理
に基づき観察者の単眼に複数のカラー視差画像を入射さ
せることができ、これにより「超多眼領域」の立体表示
を可能としている。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、立体画像の表示を容易
に行い、しかも観察者が疲労せずに良好に立体画像を観
察することができる画像観察装置を達成することができ
る。
に行い、しかも観察者が疲労せずに良好に立体画像を観
察することができる画像観察装置を達成することができ
る。
【0104】この他本発明によれば,以上のように構成
すると,非常に高速な画像表示手段,画像生成手段や多
数の画像表示手段を用いることなく「超多眼領域」の立
体表示が可能となり,装置の簡素化,小型化を図った画
像観察装置を達成することができる。
すると,非常に高速な画像表示手段,画像生成手段や多
数の画像表示手段を用いることなく「超多眼領域」の立
体表示が可能となり,装置の簡素化,小型化を図った画
像観察装置を達成することができる。
【図1】 本発明の画像観察装置の光学系の基本概念の
説明図
説明図
【図2】 本発明の画像観察装置を用いた画像観察シス
テムの説明図
テムの説明図
【図3】 本発明の画像観察装置の光学系の基本概念の
説明図
説明図
【図4】 本発明の画像観察装置の光学系の基本概念の
説明図
説明図
【図5】 本発明の画像観察装置の光学系の基本概念の
説明図
説明図
【図6】 本発明の実施形態1の要部概略図
【図7】 本発明の実施形態1の一部分を変更したとき
の要部概略図
の要部概略図
【図8】 本発明の実施形態2の要部概略図
【図9】 本発明の実施形態2の一部分を変更したとき
の要部概略図
の要部概略図
【図10】 本発明に係る照明手段の要部概略図
【図11】 本発明に係る照明手段の要部概略図
【図12】 本発明の実施形態3の要部概略図
【図13】 本発明の実施形態3の一部分を変更したと
きの要部概略図
きの要部概略図
【図14】 本発明の実施形態4の要部概略図
【図15】 本発明の実施形態4の要部概略図
【図16】 本発明の実施形態4の要部概略図
【図17】 従来の画像観察装置の概略図
【図18】 従来の画像観察装置の概略図
S:画像観察装置 10,72,73,74,83B,83G,83R:照
明手段 11:照明光源 11a〜11f,71a〜71c,72a〜72c:単
位光源 12:コンデンサーレンズ 20:画像表示手段 21:画像情報 21a〜21c:視差画像 21a’〜21c’:虚像 25,26:表示素子 30,100:表示光学系 P:射出瞳 E:観察眼 40:制御手段 31:ハーフミラー 32:凹面鏡 23,24,84,89:偏光板 13,33:プリズム体 81a〜81c:表示手段 91:クロスプリズム
明手段 11:照明光源 11a〜11f,71a〜71c,72a〜72c:単
位光源 12:コンデンサーレンズ 20:画像表示手段 21:画像情報 21a〜21c:視差画像 21a’〜21c’:虚像 25,26:表示素子 30,100:表示光学系 P:射出瞳 E:観察眼 40:制御手段 31:ハーフミラー 32:凹面鏡 23,24,84,89:偏光板 13,33:プリズム体 81a〜81c:表示手段 91:クロスプリズム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月13日(2000.10.
13)
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 660 G09G 3/20 660X 3/36 3/36 H04N 5/64 511 H04N 5/64 511A 13/04 13/04 (72)発明者 尾坂 勉 神奈川県横浜市西区花咲町6丁目145番地 株式会社エム・アール・システム研究所 内 Fターム(参考) 2H059 AA26 AA33 5C006 BB11 BB28 EA01 EC12 FA41 5C061 AA01 AA11 AA25 AB16 AB18 5C080 AA09 AA10 BB05 DD01 DD22 EE32 JJ02 JJ05 JJ06 5G435 AA01 CC11 DD05 FF03 GG03
Claims (11)
- 【請求項1】 視差のある画像情報の表示が可能な画像
表示手段,該画像表示手段を照明する照明光源を有する
照明手段,該画像表示手段からの光束を観察眼へ導く表
示光学系を有し,該照明光源は該表示光学系の入射瞳と
光学的に等価な位置又はその近傍に配置され,該表示光
学系の射出瞳位置と該観察眼の入射瞳位置を略一致させ
て該画像情報を観察する画像観察装置において,該照明
光源は複数の単位光源を有しており、該複数の単位光源
の像は該表示光学系の射出瞳を複数の照射領域に空間分
割しており、該複数の単位光源からの光束の照射を時分
割制御することにより、該表示光学系の射出瞳を複数の
照射領域に時分割制御し、かつ,該各照射領域への光束
の入射状況に対応して該画像表示手段で表示する画像情
報を切り換え制御する制御手段を利用して観察者の単眼
に複数の視差画像が時系列的に入射されるようにしたこ
とを特徴とする画像観察装置。 - 【請求項2】 視差のある画像情報の表示が可能な複数
個の画像表示手段,該複数個の画像表示手段を照明する
照明光源を有する照明手段を少なくとも1つ、該複数の
画像表示手段からの光束を観察眼へ導く表示光学系を有
し,該照明光源は該表示光学系の入射瞳と光学的に等価
な位置又はその近傍に配置され,該表示光学系の射出瞳
位置と該観察眼の入射瞳位置を略一致させて該画像情報
を観察する画像観察装置において,該照明光源は複数の
単位光源を有しており、該複数の単位光源の像は該表示
光学系の射出瞳を複数の照明領域に空間分割しており,
該複数の単位光源からの光束の照射に対応して該複数個
の画像表示手段に表示する視差画像を制御する制御手段
を利用して観察者の単眼に複数の視差画像が同時又は時
系列的に入射されるようにしたことを特徴とする画像観
察装置。 - 【請求項3】 前記照明手段を複数個有し、前記制御手
段は各照明手段の照明光源が有する複数個の単位光源か
ら光束の照射を時分割制御することにより,該表示光学
系の射出瞳の複数の照射領域への光束の入射を時分割制
御するとともに,該複数の照射領域への光束の入射に対
応して該複数個の画像表示手段に表示される視差画像を
切り換え制御することを特徴とする請求項2の画像観察
装置。 - 【請求項4】 前記表示光学系の射出瞳の水平方向の大
きさは,30mm以下であることを特徴とする請求項
1,2又は3の画像観察装置。 - 【請求項5】 前記照明光源の複数個の単位光源は,発
光体アレイにより構成されていることを特徴とする請求
項1から4のいずれか1項の画像観察装置。 - 【請求項6】 前記照明光源の複数個の単位光源は,面
光源と透過型の空間変調素子により構成されていること
を特徴とする請求項1から4のいずれか1項の画像観察
装置。 - 【請求項7】 前記照明光源の複数個の単位光源は,面
光源と反射型の空間変調素子により構成されていること
を特徴とする請求項1から4のいずれか1項の画像観察
装置。 - 【請求項8】 前記画像表示手段は,透過型の空間変調
素子を有していることを特徴とする請求項1〜7のいず
れか1項の画像観察装置。 - 【請求項9】 前記画像表示手段は,反射型の空間変調
素子を有していることを特徴とする請求項1〜7のいず
れか1項の画像観察装置。 - 【請求項10】 前記表示光学系は,アジムス角度によ
り光学的パワーの異なる偏心した非回転対称反射面を含
むプリズム体を有していることを特徴とする請求項1〜
9のいずれか1項の画像観察装置。 - 【請求項11】 請求項1から10のいずれか一項の画
像観察装置を観察者の左右眼用に一対設けたことを特徴
とする画像観察システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000028853A JP2001215441A (ja) | 2000-02-07 | 2000-02-07 | 画像観察装置 |
EP00118633A EP1083755A3 (en) | 1999-09-07 | 2000-08-28 | Image input apparatus and image display apparatus |
US10/430,332 US20030197933A1 (en) | 1999-09-07 | 2003-05-07 | Image input apparatus and image display apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004157173A (ja) * | 2002-11-01 | 2004-06-03 | Japan Science & Technology Agency | 広視域網膜投影型表示システム |
JP2011053564A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Nikon Corp | 表示装置および撮像装置 |
JP2013205749A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Fujitsu Ltd | 立体画像表示装置及び方法 |
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