JP2001214978A - 膨張黒鉛製グランドパッキンおよびそれに用いる成形紐 - Google Patents
膨張黒鉛製グランドパッキンおよびそれに用いる成形紐Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定した摩擦低減効果を長期間にわたって得
ることにある。 【解決手段】 膨張黒鉛テープ１を複数枚積層してなる
芯材４の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維からなる
ヤーン５で被覆して棒状体６を形成し、その棒状体を所
定長さに切断してリング状にプレス成形して膨張黒鉛製
グランドパッキン８を形成するものである。
ることにある。 【解決手段】 膨張黒鉛テープ１を複数枚積層してなる
芯材４の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維からなる
ヤーン５で被覆して棒状体６を形成し、その棒状体を所
定長さに切断してリング状にプレス成形して膨張黒鉛製
グランドパッキン８を形成するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブ等に装着される
リング状の膨張黒鉛製グランドパッキンおよび、適当な
長さに切断され巻回されてグランドパッキンとしてバル
ブ等に装着される膨張黒鉛製成形紐に関するものであ
る。
リング状の膨張黒鉛製グランドパッキンおよび、適当な
長さに切断され巻回されてグランドパッキンとしてバル
ブ等に装着される膨張黒鉛製成形紐に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】バルブ等に使用される従来の膨張黒鉛製
グランドパッキンとしては、例えば、図５（ａ）に示す
ように膨張黒鉛シートを所定幅に裁断して膨張黒鉛テー
プ１を形成し、その膨張黒鉛テープ１を巻回して図５
（ｂ）に示すように予備成形体２を形成し、その予備成
形体２を金型内にセットしてプレス成形することによ
り、図５（ｃ）に示す如きリング状のグランドパッキン
３に成形したもの等が知られている。
グランドパッキンとしては、例えば、図５（ａ）に示す
ように膨張黒鉛シートを所定幅に裁断して膨張黒鉛テー
プ１を形成し、その膨張黒鉛テープ１を巻回して図５
（ｂ）に示すように予備成形体２を形成し、その予備成
形体２を金型内にセットしてプレス成形することによ
り、図５（ｃ）に示す如きリング状のグランドパッキン
３に成形したもの等が知られている。
【０００３】ところで、膨張黒鉛は高い耐熱性とシール
性の点ではグランドパッキンの素材として好適であるも
のの摩擦抵抗が大きいため、膨張黒鉛製グランドパッキ
ンをバルブに装着すると、バルブの弁棒とグランドパッ
キンとの間の摩擦でステムトルクが大きくなって、バル
ブのハンドルの操作性を損なうという不都合がある。そ
れゆえ従来の膨張黒鉛製グランドパッキンに対しては、
ハンドル操作性を改善するために、弗素樹脂やシリコー
ンオイル、ポリエチレングリコール、パラフィン、黒鉛
等の、潤滑性を向上させる処理剤をディッピング（どぶ
漬け）により表面に付着させる表面処理が施されてい
た。
性の点ではグランドパッキンの素材として好適であるも
のの摩擦抵抗が大きいため、膨張黒鉛製グランドパッキ
ンをバルブに装着すると、バルブの弁棒とグランドパッ
キンとの間の摩擦でステムトルクが大きくなって、バル
ブのハンドルの操作性を損なうという不都合がある。そ
れゆえ従来の膨張黒鉛製グランドパッキンに対しては、
ハンドル操作性を改善するために、弗素樹脂やシリコー
ンオイル、ポリエチレングリコール、パラフィン、黒鉛
等の、潤滑性を向上させる処理剤をディッピング（どぶ
漬け）により表面に付着させる表面処理が施されてい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のディッピング（どぶ漬け）による表面処理のみ
を施した膨張黒鉛製グランドパッキンでは、製品間で処
理剤の付着量にばらつきが生じて、ハンドルの操作性が
安定しないという傾向があった。また処理剤は平滑なパ
ッキン表面に付着しているだけゆえ、弁棒との摺接で比
較的容易に剥がれ落ちる傾向があるため、短期間でハン
ドルの操作性が低下する可能性があった。さらにディッ
ピングによる表面処理は、処理剤の配合、ディッピン
グ、乾燥という工程を経るが、その何れにおいてもパッ
キン表面に均等に付着させるのは困難であった。
た従来のディッピング（どぶ漬け）による表面処理のみ
を施した膨張黒鉛製グランドパッキンでは、製品間で処
理剤の付着量にばらつきが生じて、ハンドルの操作性が
安定しないという傾向があった。また処理剤は平滑なパ
ッキン表面に付着しているだけゆえ、弁棒との摺接で比
較的容易に剥がれ落ちる傾向があるため、短期間でハン
ドルの操作性が低下する可能性があった。さらにディッ
ピングによる表面処理は、処理剤の配合、ディッピン
グ、乾燥という工程を経るが、その何れにおいてもパッ
キン表面に均等に付着させるのは困難であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上記課題を有利に解決した膨張黒鉛製グラン
ドパッキンおよびグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐
を提供することを目的とするものであり、請求項１記載
のこの発明の膨張黒鉛製グランドパッキンは、膨張黒鉛
テープを複数枚積層して形成した芯材の表面を、袋編み
した極細弗素樹脂繊維で被覆して棒状体を形成し、前記
棒状体を所定長さに切断してリング状にプレス成形して
なるものである。ここで、「表面」とは、芯材等の周囲
の表面を意味している。
の発明は、上記課題を有利に解決した膨張黒鉛製グラン
ドパッキンおよびグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐
を提供することを目的とするものであり、請求項１記載
のこの発明の膨張黒鉛製グランドパッキンは、膨張黒鉛
テープを複数枚積層して形成した芯材の表面を、袋編み
した極細弗素樹脂繊維で被覆して棒状体を形成し、前記
棒状体を所定長さに切断してリング状にプレス成形して
なるものである。ここで、「表面」とは、芯材等の周囲
の表面を意味している。
【０００６】かかる膨張黒鉛製グランドパッキンによれ
ば、膨張黒鉛テープを複数枚積層して形成した芯材の表
面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被覆して棒状体を
形成し、その棒状体を所定長さに切断しリング状にプレ
ス成形してグランドパッキンを形成しているため、グラ
ンドパッキンの表面全体に潤滑性に優れた弗素樹脂の極
細繊維が均等に配されて、より安定した摩擦低減効果を
得ることができるとともに、潤滑性繊維を編組して膨張
黒鉛を被覆しているため、膨張黒鉛表面にディッピング
で処理剤を付着させたものよりも潤滑性能の保持性が高
く、長期間の潤滑効果を得ることができる。
ば、膨張黒鉛テープを複数枚積層して形成した芯材の表
面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被覆して棒状体を
形成し、その棒状体を所定長さに切断しリング状にプレ
ス成形してグランドパッキンを形成しているため、グラ
ンドパッキンの表面全体に潤滑性に優れた弗素樹脂の極
細繊維が均等に配されて、より安定した摩擦低減効果を
得ることができるとともに、潤滑性繊維を編組して膨張
黒鉛を被覆しているため、膨張黒鉛表面にディッピング
で処理剤を付着させたものよりも潤滑性能の保持性が高
く、長期間の潤滑効果を得ることができる。
【０００７】また請求項３記載のこの発明のグランドパ
ッキン用膨張黒鉛製成形紐は、膨張黒鉛テープの表面
を、編組した極細弗素樹脂繊維で覆って補強して膨張黒
鉛ヤーンを形成し、前記膨張黒鉛ヤーンを編組し、もし
くは撚り合わせて紐状体を形成し、前記紐状体を矩形断
面形状を持つようにロール成形してなるものである。
ッキン用膨張黒鉛製成形紐は、膨張黒鉛テープの表面
を、編組した極細弗素樹脂繊維で覆って補強して膨張黒
鉛ヤーンを形成し、前記膨張黒鉛ヤーンを編組し、もし
くは撚り合わせて紐状体を形成し、前記紐状体を矩形断
面形状を持つようにロール成形してなるものである。
【０００８】かかるグランドパッキン用膨張黒鉛製成形
紐によれば、膨張黒鉛テープの表面を、編組した極細弗
素樹脂繊維で覆って補強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、
その膨張黒鉛ヤーンを編組し、もしくは撚り合わせて紐
状体を形成し、その紐状体を矩形断面形状を持つように
ロール成形して成形紐を形成しているため、その成形紐
を適当な長さに切断し巻回してグランドパッキンとして
バルブ等に装着することで、グランドパッキンの表面全
体に潤滑性に優れた弗素樹脂の極細繊維が均等に配され
て、より安定した摩擦低減効果を得ることができるとと
もに、潤滑性繊維を編組して膨張黒鉛を被覆しているた
め、膨張黒鉛表面にディッピングで処理剤を付着させた
ものよりも潤滑性能の保持性が高く、長期間の潤滑効果
を得ることができる。
紐によれば、膨張黒鉛テープの表面を、編組した極細弗
素樹脂繊維で覆って補強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、
その膨張黒鉛ヤーンを編組し、もしくは撚り合わせて紐
状体を形成し、その紐状体を矩形断面形状を持つように
ロール成形して成形紐を形成しているため、その成形紐
を適当な長さに切断し巻回してグランドパッキンとして
バルブ等に装着することで、グランドパッキンの表面全
体に潤滑性に優れた弗素樹脂の極細繊維が均等に配され
て、より安定した摩擦低減効果を得ることができるとと
もに、潤滑性繊維を編組して膨張黒鉛を被覆しているた
め、膨張黒鉛表面にディッピングで処理剤を付着させた
ものよりも潤滑性能の保持性が高く、長期間の潤滑効果
を得ることができる。
【０００９】さらに、請求項５記載のこの発明の膨張黒
鉛製グランドパッキンは、膨張黒鉛テープの表面を、少
なくとも極細弗素樹脂繊維を含む編組した繊維で覆って
補強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、前記膨張黒鉛ヤーン
を編組し、もしくは撚り合わせて紐状体を形成し、前記
紐状体を所定長さに切断してリング状にプレス成形して
なるものである。
鉛製グランドパッキンは、膨張黒鉛テープの表面を、少
なくとも極細弗素樹脂繊維を含む編組した繊維で覆って
補強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、前記膨張黒鉛ヤーン
を編組し、もしくは撚り合わせて紐状体を形成し、前記
紐状体を所定長さに切断してリング状にプレス成形して
なるものである。
【００１０】かかる膨張黒鉛製グランドパッキンによれ
ば、膨張黒鉛テープの表面を、少なくとも極細弗素樹脂
繊維を含む編組した繊維で覆って補強して膨張黒鉛ヤー
ンを形成し、その膨張黒鉛ヤーンを編組し、もしくは撚
り合わせて紐状体を形成し、その紐状体を所定長さに切
断しリング状にプレス成形してグランドパッキンを形成
しているため、グランドパッキンの表面全体に潤滑性に
優れた弗素樹脂の極細繊維が均等に配されて、より安定
した摩擦低減効果を得ることができるとともに、潤滑性
繊維を編組して膨張黒鉛を被覆しているため、膨張黒鉛
表面にディッピングで処理剤を付着させたものよりも潤
滑性能の保持性が高く、長期間の潤滑効果を得ることが
できる。
ば、膨張黒鉛テープの表面を、少なくとも極細弗素樹脂
繊維を含む編組した繊維で覆って補強して膨張黒鉛ヤー
ンを形成し、その膨張黒鉛ヤーンを編組し、もしくは撚
り合わせて紐状体を形成し、その紐状体を所定長さに切
断しリング状にプレス成形してグランドパッキンを形成
しているため、グランドパッキンの表面全体に潤滑性に
優れた弗素樹脂の極細繊維が均等に配されて、より安定
した摩擦低減効果を得ることができるとともに、潤滑性
繊維を編組して膨張黒鉛を被覆しているため、膨張黒鉛
表面にディッピングで処理剤を付着させたものよりも潤
滑性能の保持性が高く、長期間の潤滑効果を得ることが
できる。
【００１１】さらに、請求項７記載のこの発明のグラン
ドパッキン用膨張黒鉛製成形紐は、膨張黒鉛テープの表
面を、金属線、炭素繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維お
よびガラス繊維のうち少なくとも一種類からなる編組で
覆って補強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、前記膨張黒鉛
ヤーンを編組し、もしくは撚り合わせて紐状体を形成
し、前記紐状体の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維
で被覆して被覆付き紐状体を形成し、前記被覆付き紐状
体を矩形断面形状を持つようにロール成形してなるもの
である。
ドパッキン用膨張黒鉛製成形紐は、膨張黒鉛テープの表
面を、金属線、炭素繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維お
よびガラス繊維のうち少なくとも一種類からなる編組で
覆って補強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、前記膨張黒鉛
ヤーンを編組し、もしくは撚り合わせて紐状体を形成
し、前記紐状体の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維
で被覆して被覆付き紐状体を形成し、前記被覆付き紐状
体を矩形断面形状を持つようにロール成形してなるもの
である。
【００１２】かかるグランドパッキン用膨張黒鉛製成形
紐によれば、膨張黒鉛テープの表面の全部または一部
を、金属線、炭素繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維およ
びガラス繊維のうち少なくとも一種類からなる編組で覆
って補強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、その膨張黒鉛ヤ
ーンを編組し、もしくはその膨張黒鉛ヤーンを撚り合わ
せて紐状体を形成し、その紐状体の表面を、袋編みした
極細弗素樹脂繊維で被覆して被覆付き紐状体を形成し、
その被覆付き紐状体を矩形断面形状を持つようにロール
成形して成形紐を形成しているため、金属線等の編組で
補強した膨張黒鉛ヤーンを編組し、あるいは撚り合わせ
て形成した従来の紐状体からも、先に述べたこの発明の
グランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐同様の作用効果を
もたらす成形紐を製造することができる。
紐によれば、膨張黒鉛テープの表面の全部または一部
を、金属線、炭素繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維およ
びガラス繊維のうち少なくとも一種類からなる編組で覆
って補強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、その膨張黒鉛ヤ
ーンを編組し、もしくはその膨張黒鉛ヤーンを撚り合わ
せて紐状体を形成し、その紐状体の表面を、袋編みした
極細弗素樹脂繊維で被覆して被覆付き紐状体を形成し、
その被覆付き紐状体を矩形断面形状を持つようにロール
成形して成形紐を形成しているため、金属線等の編組で
補強した膨張黒鉛ヤーンを編組し、あるいは撚り合わせ
て形成した従来の紐状体からも、先に述べたこの発明の
グランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐同様の作用効果を
もたらす成形紐を製造することができる。
【００１３】そして、請求項９記載のこの発明の膨張黒
鉛製グランドパッキンは、膨張黒鉛テープの表面を、金
属線、炭素繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維およびガラ
ス繊維のうち少なくとも一種類からなる編組で覆って補
強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、前記膨張黒鉛ヤーンを
編組し、もしくは撚り合わせて紐状体を形成し、前記紐
状体の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被覆して
被覆付き紐状体を形成し、前記被覆付き紐状体を所定長
さに切断してリング状にプレス成形してなるものであ
る。
鉛製グランドパッキンは、膨張黒鉛テープの表面を、金
属線、炭素繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維およびガラ
ス繊維のうち少なくとも一種類からなる編組で覆って補
強して膨張黒鉛ヤーンを形成し、前記膨張黒鉛ヤーンを
編組し、もしくは撚り合わせて紐状体を形成し、前記紐
状体の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被覆して
被覆付き紐状体を形成し、前記被覆付き紐状体を所定長
さに切断してリング状にプレス成形してなるものであ
る。
【００１４】かかる膨張黒鉛製グランドパッキンによれ
ば、膨張黒鉛テープの表面の全部または一部を、金属
線、炭素繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維およびガラス
繊維のうち少なくとも一種類の編組した繊維で補強して
膨張黒鉛ヤーンを形成し、その膨張黒鉛ヤーンを編組
し、もしくはその膨張黒鉛ヤーンを撚り合わせて紐状体
を形成して、その紐状体の表面を、袋編みした極細弗素
樹脂繊維で被覆して被覆付き紐状体を形成し、その被覆
付き紐状体を所定長さに切断してリング状にプレス成形
してグランドパッキンを形成しているため、繊維補強し
た膨張黒鉛ヤーンを編組し、あるいは撚り合わせて形成
した従来の紐状体からも、先に述べたこの発明のグラン
ドパッキン同様の作用効果をもたらすグランドパッキン
を製造することができる。
ば、膨張黒鉛テープの表面の全部または一部を、金属
線、炭素繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維およびガラス
繊維のうち少なくとも一種類の編組した繊維で補強して
膨張黒鉛ヤーンを形成し、その膨張黒鉛ヤーンを編組
し、もしくはその膨張黒鉛ヤーンを撚り合わせて紐状体
を形成して、その紐状体の表面を、袋編みした極細弗素
樹脂繊維で被覆して被覆付き紐状体を形成し、その被覆
付き紐状体を所定長さに切断してリング状にプレス成形
してグランドパッキンを形成しているため、繊維補強し
た膨張黒鉛ヤーンを編組し、あるいは撚り合わせて形成
した従来の紐状体からも、先に述べたこの発明のグラン
ドパッキン同様の作用効果をもたらすグランドパッキン
を製造することができる。
【００１５】なお、この発明においては、請求項２，
４，６，８，１０に記載したように、この発明の膨張黒
鉛製グランドパッキンの棒状体やこの発明の膨張黒鉛製
グランドパッキンおよびグランドパッキン用膨張黒鉛製
成形紐の各種紐状体の表面に、潤滑性を向上させる処理
剤、例えば弗素樹脂やシリコーンオイル、ポリエチレン
グリコール、パラフィン、黒鉛等が付着していても良
く、かかる構成によれば、その棒状体や紐状体の表面の
極細繊維の編組が処理剤を保持するので、極細弗素樹脂
繊維自体の潤滑効果と相俟って、より安定した摩擦低減
効果を、より長期間にわたって得ることができる。
４，６，８，１０に記載したように、この発明の膨張黒
鉛製グランドパッキンの棒状体やこの発明の膨張黒鉛製
グランドパッキンおよびグランドパッキン用膨張黒鉛製
成形紐の各種紐状体の表面に、潤滑性を向上させる処理
剤、例えば弗素樹脂やシリコーンオイル、ポリエチレン
グリコール、パラフィン、黒鉛等が付着していても良
く、かかる構成によれば、その棒状体や紐状体の表面の
極細繊維の編組が処理剤を保持するので、極細弗素樹脂
繊維自体の潤滑効果と相俟って、より安定した摩擦低減
効果を、より長期間にわたって得ることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図１（ａ）〜（ｄ）は、この発明の膨張黒鉛製グラ
ンドパッキンの一実施例の製造工程を示す説明図であ
り、ここでは、既知の膨張黒鉛シートを例えば６ｍｍ以
上の所定幅に裁断して、図１（ａ）に示す如き膨張黒鉛
テープ１を形成し、その膨張黒鉛テープ１を複数枚積層
して、図１（ａ）に示す如き角棒状の芯材４を形成し、
その芯材４の表面全体を、袋編みした極細弗素樹脂繊維
のヤーン５で被覆して、図１（ｂ）に示す如き棒状体６
を形成し、その棒状体６を所望のグランドパッキンの周
長に概略対応する所定長さに切断して、図１（ｃ）に示
す如きＣ字状の予備成形体７に成形し、その予備成形体
７を既知の金型内にセットしてプレス成形することによ
り、その切れ目をなくすとともに所定寸法形状として、
図１（ｄ）に示す如き、この実施例のリング状の膨張黒
鉛製グランドパッキン８を形成する。
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図１（ａ）〜（ｄ）は、この発明の膨張黒鉛製グラ
ンドパッキンの一実施例の製造工程を示す説明図であ
り、ここでは、既知の膨張黒鉛シートを例えば６ｍｍ以
上の所定幅に裁断して、図１（ａ）に示す如き膨張黒鉛
テープ１を形成し、その膨張黒鉛テープ１を複数枚積層
して、図１（ａ）に示す如き角棒状の芯材４を形成し、
その芯材４の表面全体を、袋編みした極細弗素樹脂繊維
のヤーン５で被覆して、図１（ｂ）に示す如き棒状体６
を形成し、その棒状体６を所望のグランドパッキンの周
長に概略対応する所定長さに切断して、図１（ｃ）に示
す如きＣ字状の予備成形体７に成形し、その予備成形体
７を既知の金型内にセットしてプレス成形することによ
り、その切れ目をなくすとともに所定寸法形状として、
図１（ｄ）に示す如き、この実施例のリング状の膨張黒
鉛製グランドパッキン８を形成する。
【００１７】ここで、ヤーン５を構成する極細弗素樹脂
繊維の原料としては、テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体（ＰＦＡ）、テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体（ＦＥＰ）、エチレン、テトラフルオロエチレン共
重合体（ＥＴＦＥ）およびポリテトラフルオロエチレン
（ＰＴＦＥ）のうち少なくとも一種類を使用でき、特
に、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体（ＰＦＡ）は、ポリテトラフルオ
ロエチレン（ＰＴＦＥ）程ではないが充分高い耐熱性を
有し、蒸気、高温水、油類、熱媒、有機溶剤、炭化水
素、ガス、低温流体等に高い耐性を有するので、上記極
細弗素樹脂繊維の原料として好ましい。なお、かかるテ
トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体（ＰＦＡ）製の極細弗素樹脂繊維として
は、例えば東洋ポリマー株式会社が販売しているハステ
ックス（商品名）がある。
繊維の原料としては、テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体（ＰＦＡ）、テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体（ＦＥＰ）、エチレン、テトラフルオロエチレン共
重合体（ＥＴＦＥ）およびポリテトラフルオロエチレン
（ＰＴＦＥ）のうち少なくとも一種類を使用でき、特
に、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体（ＰＦＡ）は、ポリテトラフルオ
ロエチレン（ＰＴＦＥ）程ではないが充分高い耐熱性を
有し、蒸気、高温水、油類、熱媒、有機溶剤、炭化水
素、ガス、低温流体等に高い耐性を有するので、上記極
細弗素樹脂繊維の原料として好ましい。なお、かかるテ
トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体（ＰＦＡ）製の極細弗素樹脂繊維として
は、例えば東洋ポリマー株式会社が販売しているハステ
ックス（商品名）がある。
【００１８】そして上記実施例におけるヤーン５には、
例えば上記テトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体（ＰＦＡ）製の極細繊維
で、繊維径１０〜５０μｍ、より好ましくは２０μｍの
ものを、３０〜４００本、より好ましくは１００〜２０
０本束ねて一本のヤーンとしたものを使用する。
例えば上記テトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体（ＰＦＡ）製の極細繊維
で、繊維径１０〜５０μｍ、より好ましくは２０μｍの
ものを、３０〜４００本、より好ましくは１００〜２０
０本束ねて一本のヤーンとしたものを使用する。
【００１９】かかる実施例の膨張黒鉛製グランドパッキ
ン８によれば、グランドパッキン８の表面全体に潤滑性
に優れた弗素樹脂の極細繊維からなるヤーン５が均等に
配されているので、より安定した摩擦低減効果を得るこ
とができ、しかも、潤滑性の高い弗素樹脂の極細繊維か
らなるヤーン５を編組して膨張黒鉛製の芯材４を被覆し
ているため、膨張黒鉛表面にディッピングで処理剤を付
着させたものよりも潤滑性能の保持性が高く、長期間の
潤滑効果を得ることができる。
ン８によれば、グランドパッキン８の表面全体に潤滑性
に優れた弗素樹脂の極細繊維からなるヤーン５が均等に
配されているので、より安定した摩擦低減効果を得るこ
とができ、しかも、潤滑性の高い弗素樹脂の極細繊維か
らなるヤーン５を編組して膨張黒鉛製の芯材４を被覆し
ているため、膨張黒鉛表面にディッピングで処理剤を付
着させたものよりも潤滑性能の保持性が高く、長期間の
潤滑効果を得ることができる。
【００２０】図２は、後述するこの発明のグランドパッ
キン用膨張黒鉛製成形紐の実施例に用いる膨張黒鉛ヤー
ンを示す説明図であり、ここにおける膨張黒鉛ヤーン９
は、上記膨張黒鉛テープ１の表面の全部または一部（図
示例では一部）を編組した極細弗素樹脂繊維のヤーン５
で覆ってその膨張黒鉛テープ１を補強して形成したもの
である。なお、そのヤーン５としては、先の実施例で用
いたものを使用することができる。
キン用膨張黒鉛製成形紐の実施例に用いる膨張黒鉛ヤー
ンを示す説明図であり、ここにおける膨張黒鉛ヤーン９
は、上記膨張黒鉛テープ１の表面の全部または一部（図
示例では一部）を編組した極細弗素樹脂繊維のヤーン５
で覆ってその膨張黒鉛テープ１を補強して形成したもの
である。なお、そのヤーン５としては、先の実施例で用
いたものを使用することができる。
【００２１】図３は、この発明のグランドパッキン用膨
張黒鉛製成形紐の一実施例を示す説明図であり、この実
施例のグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐１０は、上
記膨張黒鉛ヤーン９をその長手方向に沿う中心線付近で
折り曲げて略円形断面状にしたものを編組した後、四方
から押圧ローラーで囲んだ成形空間内に通して矩形断面
形状を持つようにロール形成したものである。なお、図
３に示す例は、膨張黒鉛ヤーン９を八つ編み（八つ打
ち）したものであり、これ以外にも、例えば格子編み
（三十二打ち）や、袋編み等で膨張黒鉛テープ１の表面
を覆って成形紐１０を形成しても良い。
張黒鉛製成形紐の一実施例を示す説明図であり、この実
施例のグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐１０は、上
記膨張黒鉛ヤーン９をその長手方向に沿う中心線付近で
折り曲げて略円形断面状にしたものを編組した後、四方
から押圧ローラーで囲んだ成形空間内に通して矩形断面
形状を持つようにロール形成したものである。なお、図
３に示す例は、膨張黒鉛ヤーン９を八つ編み（八つ打
ち）したものであり、これ以外にも、例えば格子編み
（三十二打ち）や、袋編み等で膨張黒鉛テープ１の表面
を覆って成形紐１０を形成しても良い。
【００２２】図４は、この発明のグランドパッキン用膨
張黒鉛製成形紐の他の一実施例を示す説明図であり、こ
の実施例のグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐１１
は、上記膨張黒鉛ヤーン９をその長手方向に沿う中心線
付近で折り曲げて略円形断面状にしたものを複数本撚り
合わせた後、四方から押圧ローラーで囲んだ成形空間内
に通して矩形断面形状を持つようにロール形成して形成
したものである。なお、図４に示す例は、膨張黒鉛ヤー
ン９を六本撚り合わせてロープ状にしたものであり、撚
り合わせる膨張黒鉛ヤーン９の本数や撚り合わせ方は、
所要に応じて適宜変更しても良い。
張黒鉛製成形紐の他の一実施例を示す説明図であり、こ
の実施例のグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐１１
は、上記膨張黒鉛ヤーン９をその長手方向に沿う中心線
付近で折り曲げて略円形断面状にしたものを複数本撚り
合わせた後、四方から押圧ローラーで囲んだ成形空間内
に通して矩形断面形状を持つようにロール形成して形成
したものである。なお、図４に示す例は、膨張黒鉛ヤー
ン９を六本撚り合わせてロープ状にしたものであり、撚
り合わせる膨張黒鉛ヤーン９の本数や撚り合わせ方は、
所要に応じて適宜変更しても良い。
【００２３】かかる実施例のグランドパッキン用膨張黒
鉛製成形紐１０，１１によれば、何れも、その成形紐１
０を適当な長さに切断し巻回してグランドパッキンとし
てバルブ等に装着することで、グランドパッキンの表面
全体に潤滑性に優れた弗素樹脂の極細繊維からなるヤー
ン５が均等に配されるので、より安定した摩擦低減効果
を得ることができ、しかも、潤滑性の高い弗素樹脂の極
細繊維からなるヤーン５を編組して膨張黒鉛テープ１を
被覆しているので、膨張黒鉛表面にディッピングで処理
剤を付着させたものよりも潤滑性能の保持性が高く、長
期間の潤滑効果を得ることができる。
鉛製成形紐１０，１１によれば、何れも、その成形紐１
０を適当な長さに切断し巻回してグランドパッキンとし
てバルブ等に装着することで、グランドパッキンの表面
全体に潤滑性に優れた弗素樹脂の極細繊維からなるヤー
ン５が均等に配されるので、より安定した摩擦低減効果
を得ることができ、しかも、潤滑性の高い弗素樹脂の極
細繊維からなるヤーン５を編組して膨張黒鉛テープ１を
被覆しているので、膨張黒鉛表面にディッピングで処理
剤を付着させたものよりも潤滑性能の保持性が高く、長
期間の潤滑効果を得ることができる。
【００２４】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、この発
明においては、膨張黒鉛テープ１の表面全体を、上述の
如き極細弗素樹脂繊維からなるヤーン５を少なくとも含
む編組した繊維で覆って補強して、図２に示すと同様の
膨張黒鉛ヤーンを形成し、その膨張黒鉛ヤーンを編組
し、もしくは撚り合わせて紐状体を形成し、その紐状体
を図５に示す如く巻回し得る所定長さに切断して金型で
リング状にプレス成形して、膨張黒鉛製グランドパッキ
ンを形成しても良い。
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、この発
明においては、膨張黒鉛テープ１の表面全体を、上述の
如き極細弗素樹脂繊維からなるヤーン５を少なくとも含
む編組した繊維で覆って補強して、図２に示すと同様の
膨張黒鉛ヤーンを形成し、その膨張黒鉛ヤーンを編組
し、もしくは撚り合わせて紐状体を形成し、その紐状体
を図５に示す如く巻回し得る所定長さに切断して金型で
リング状にプレス成形して、膨張黒鉛製グランドパッキ
ンを形成しても良い。
【００２５】またこの発明においては、膨張黒鉛テープ
の表面全体を、ステンレスワイヤ等の金属線、炭素繊
維、炭化繊維、ポリアミド繊維およびガラス繊維のうち
少なくとも一種類からなる編組で覆って補強して膨張黒
鉛ヤーンを形成し、その膨張黒鉛ヤーンを編組し、もし
くは撚り合わせて紐状体を形成し、その紐状体の表面全
体を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被覆して被覆付き
紐状体を形成し、その紐状体の表面全体を、袋編みした
極細弗素樹脂繊維で被覆して被覆付き紐状体を形成し、
その被覆付き紐状体を矩形断面形状を持つようにロール
成形してグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐を形成し
たり、その被覆付き紐状体を所定長さに切断して金型で
リング状にプレス成形して膨張黒鉛製グランドパッキン
を形成したりしても良い。
の表面全体を、ステンレスワイヤ等の金属線、炭素繊
維、炭化繊維、ポリアミド繊維およびガラス繊維のうち
少なくとも一種類からなる編組で覆って補強して膨張黒
鉛ヤーンを形成し、その膨張黒鉛ヤーンを編組し、もし
くは撚り合わせて紐状体を形成し、その紐状体の表面全
体を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被覆して被覆付き
紐状体を形成し、その紐状体の表面全体を、袋編みした
極細弗素樹脂繊維で被覆して被覆付き紐状体を形成し、
その被覆付き紐状体を矩形断面形状を持つようにロール
成形してグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐を形成し
たり、その被覆付き紐状体を所定長さに切断して金型で
リング状にプレス成形して膨張黒鉛製グランドパッキン
を形成したりしても良い。
【００２６】そしてこの発明においては、上記の膨張黒
鉛製グランドパッキンの棒状体６や上記の膨張黒鉛製グ
ランドパッキンおよびグランドパッキン用膨張黒鉛製成
形紐の紐状体１０，１１、そして上記の被覆付き紐状体
の表面に、潤滑性を向上させる処理剤、例えば弗素樹脂
やシリコーンオイル、ポリエチレングリコール、パラフ
ィン、黒鉛等を付着させても良い、その場合には、極細
繊維の表面に処理剤を付着させることになるので、極細
弗素樹脂繊維自体の潤滑効果と相俟って、より安定した
摩擦低減効果を、より長期間にわたって得ることがで
き、しかもディッピングによる付着でも、容易にその潤
滑性能を安定させることができる。
鉛製グランドパッキンの棒状体６や上記の膨張黒鉛製グ
ランドパッキンおよびグランドパッキン用膨張黒鉛製成
形紐の紐状体１０，１１、そして上記の被覆付き紐状体
の表面に、潤滑性を向上させる処理剤、例えば弗素樹脂
やシリコーンオイル、ポリエチレングリコール、パラフ
ィン、黒鉛等を付着させても良い、その場合には、極細
繊維の表面に処理剤を付着させることになるので、極細
弗素樹脂繊維自体の潤滑効果と相俟って、より安定した
摩擦低減効果を、より長期間にわたって得ることがで
き、しかもディッピングによる付着でも、容易にその潤
滑性能を安定させることができる。
【図１】 （ａ）〜（ｄ）は、この発明の膨張黒鉛製グ
ランドパッキンの一実施例の製造工程を示す説明図であ
る。
ランドパッキンの一実施例の製造工程を示す説明図であ
る。
【図２】 この発明のグランドパッキン用膨張黒鉛製成
形紐の実施例に用いる膨張黒鉛ヤーンを示す説明図であ
る。
形紐の実施例に用いる膨張黒鉛ヤーンを示す説明図であ
る。
【図３】 この発明のグランドパッキン用膨張黒鉛製成
形紐の一実施例を示す説明図である。
形紐の一実施例を示す説明図である。
【図４】 この発明のグランドパッキン用膨張黒鉛製成
形紐の他の一実施例を示す説明図である。
形紐の他の一実施例を示す説明図である。
【図５】 （ａ）〜（ｃ）は、従来の膨張黒鉛製グラン
ドパッキンの製造工程を示す説明図である。
ドパッキンの製造工程を示す説明図である。
１ 膨張黒鉛テープ ２，７ 予備成形体 ３，８ グランドパッキン ４ 芯材 ５ ヤーン ６ 棒状体 ９ 膨張黒鉛ヤーン １０，１１ 成形紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣部 貴一 埼玉県浦和市原山２−28−18 日本リーク レス工業株式会社内 Ｆターム(参考） 3J043 AA04 CA14 CB04 CB07 CB18 DA11 4L002 AA00 AA05 AA06 AC07 BB01 FA06 4L036 MA04 MA39 PA21 RA24 UA25
Claims (10)
- 【請求項１】 膨張黒鉛テープを複数枚積層して形成し
た芯材の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被覆し
て棒状体を形成し、 前記棒状体を所定長さに切断してリング状にプレス成形
してなる、膨張黒鉛製グランドパッキン。 - 【請求項２】 前記棒状体の表面には潤滑性を向上させ
る処理剤が付着していることを特徴とする、請求項１記
載の膨張黒鉛製グランドパッキン。 - 【請求項３】 膨張黒鉛テープの表面を、編組した極細
弗素樹脂繊維で覆って補強して膨張黒鉛ヤーンを形成
し、 前記膨張黒鉛ヤーンを編組し、もしくは撚り合わせて紐
状体を形成し、 前記紐状体を矩形断面形状を持つようにロール成形して
なる、グランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐。 - 【請求項４】 前記紐状体の表面には潤滑性を向上させ
る処理剤が付着していることを特徴とする、請求項３記
載のグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐。 - 【請求項５】 膨張黒鉛テープの表面を、少なくとも極
細弗素樹脂繊維を含む編組した繊維で覆って補強して膨
張黒鉛ヤーンを形成し、 前記膨張黒鉛ヤーンを編組し、もしくは撚り合わせて紐
状体を形成し、 前記紐状体を所定長さに切断してリング状にプレス成形
してなる、膨張黒鉛製グランドパッキン。 - 【請求項６】 前記紐状体の表面には潤滑性を向上させ
る処理剤が付着していることを特徴とする、請求項５記
載の膨張黒鉛製グランドパッキン。 - 【請求項７】 膨張黒鉛テープの表面を、金属線、炭素
繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維およびガラス繊維のう
ち少なくとも一種類からなる編組で覆って補強して膨張
黒鉛ヤーンを形成し、 前記膨張黒鉛ヤーンを編組し、もしくは撚り合わせて紐
状体を形成し、 前記紐状体の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被
覆して被覆付き紐状体を形成し、 前記被覆付き紐状体を矩形断面形状を持つようにロール
成形してなる、グランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐。 - 【請求項８】 前記被覆付き紐状体の表面には潤滑性を
向上させる処理剤が付着していることを特徴とする、請
求項７記載のグランドパッキン用膨張黒鉛製成形紐。 - 【請求項９】 膨張黒鉛テープの表面を、金属線、炭素
繊維、炭化繊維、ポリアミド繊維およびガラス繊維のう
ち少なくとも一種類からなる編組で覆って補強して膨張
黒鉛ヤーンを形成し、 前記膨張黒鉛ヤーンを編組し、もしくは撚り合わせて紐
状体を形成し、 前記紐状体の表面を、袋編みした極細弗素樹脂繊維で被
覆して被覆付き紐状体を形成し、 前記被覆付き紐状体を所定長さに切断してリング状にプ
レス成形してなる、膨張黒鉛製グランドパッキン。 - 【請求項１０】 前記被覆付き紐状体の表面には潤滑性
を向上させる処理剤が付着していることを特徴とする、
請求項９記載の膨張黒鉛製グランドパッキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000025901A JP2001214978A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | 膨張黒鉛製グランドパッキンおよびそれに用いる成形紐 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000025901A JP2001214978A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | 膨張黒鉛製グランドパッキンおよびそれに用いる成形紐 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001214978A true JP2001214978A (ja) | 2001-08-10 |
Family
ID=18551692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000025901A Pending JP2001214978A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | 膨張黒鉛製グランドパッキンおよびそれに用いる成形紐 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001214978A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103615536A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-03-05 | 青岛亿和海丽安防科技有限公司 | 一种编织绳密封圈及其制备方法 |
| CN109149158A (zh) * | 2018-08-24 | 2019-01-04 | 武汉中洋博宇科技发展有限公司 | 一种防止流体冲刷的柔性石墨接地体 |
-
2000
- 2000-02-03 JP JP2000025901A patent/JP2001214978A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103615536A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-03-05 | 青岛亿和海丽安防科技有限公司 | 一种编织绳密封圈及其制备方法 |
| CN109149158A (zh) * | 2018-08-24 | 2019-01-04 | 武汉中洋博宇科技发展有限公司 | 一种防止流体冲刷的柔性石墨接地体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040213 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040422 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050201 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061219 |