JP2001214544A - 接続部材 - Google Patents

接続部材

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JP2001214544A
JP2001214544A JP2000025538A JP2000025538A JP2001214544A JP 2001214544 A JP2001214544 A JP 2001214544A JP 2000025538 A JP2000025538 A JP 2000025538A JP 2000025538 A JP2000025538 A JP 2000025538A JP 2001214544 A JP2001214544 A JP 2001214544A
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JP2000025538A
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Jiro Kotaki
次郎 小瀧
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あらゆる水切りに容易に取付けることができ
る汎用性に富んだ接続部材を提供すること。 【解決手段】 幕板22と外壁パネル21との間に水切
り10の固定部11が取付けられている。この水切り1
0は、固定部11と、外斜壁部12と、垂下壁部13
と、内斜壁部14と、水平壁部15とによって構成され
ている。前記水平壁部15は、接続部材1に挟持されて
外壁板20に弾性的に密接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物の水
切りと該他の部材とを接続する接続部材に関するもので
ある。
【0002】
【背景の技術】住宅等の建物の水切りに備えられている
接続部材の設置の一例として、特開平10−18392
7号公報に記載の技術が知られている。この公報に記載
の技術は、図7に示すように、バルコニ106におい
て、立上がり壁部100の上部にはパラペット101が
設置されている。このパラペット101は、例えばアル
ミニュウム等の軽合金で形成されて、このパラペット1
01の端部には水切り102が設けられており、この水
切り102には接続部材103が取付けられている。こ
の接続部材103は、水切り102とバルコニ外壁材1
04とを接続して、これらの間からの雨水等の侵入を防
止するものであり、該接続部材103の先端部は、バル
コニ外壁材104の上端部に密接されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記接続部
材103の基端部は、断面視円形状をなしており、一
方、水切り102の先端部には、断面視C字状をなす取
付部105が形成されている。そして、接続部材103
の基端部を取付部105に嵌合することによって、接続
部材103を水切り102に取付けるようにしている。
しかしながら、上記接続部材103は、水切り102の
先端部に断面視C字状をなす取付部105を形成しなけ
れば、水切り102の先端部に取付けることができない
ので、上記水切り102以外の他の水切りに容易に取付
けることができず、汎用性に乏しかった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、あらゆる水切りに容易に取付けることができる汎用
性に富んだ接続部材を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の接続部材は、例えば図1〜
3に示すように、水切り10に取付けられて、この水切
り10の近傍に位置する他の部材に密接することで、該
他の部材と水切り10とを接続する接続部材1であっ
て、前記水切り10に、これを挟持するようにして取り
付けられる取付部6と、この取付部6から延出して、前
記他の部材に弾性的に密接する密接部5とを備えている
ことを特徴としている。
【0006】前記水切り10は、例えば、壁、下屋の接
合部、屋根の棟包み、バルコニの笠木、など雨にさらさ
れる部分の下面の先端近くに設けられたものである。ま
た、前記水切り10は上記のものに限らず、例えば、窓
台やコンクリートの庇など壁から突出している部分に設
けてもよい。
【0007】請求項1記載の接続部材においては、取付
部材1によって水切り10を挟持するようになっている
ので、水切り10の形状にかかわらず接続部材1を容易
に取付けることができる。また、密接部5が他の部材に
弾性的に密接するので、密接部5を他の部材に容易に沿
わせて密接させることができる。
【0008】請求項2記載の接続部材は、例えば図1〜
3に示すように、請求項1記載の接続部材1において、
前記取付部6は、互いに所定間隔だけ離間して対向する
一対の壁部2,3を備え、該一対の壁部2,3は、これ
らの間に水切り10が挿入された際に、弾性的に該水切
り10を挟持するものであることを特徴としている。
【0009】前記一対の壁部2,3は、前記水切り10
と同等の厚みの間隔だけ離間して対向するように設けら
れており所定間隔を保つように該一対の壁部2,3の基
端部側に立上部4が備えられている。また、該一対の壁
部2,3の間隔は、該水切り10の厚み幅よりやや狭い
ほうが好ましいが、該一対の壁部2,3は弾性的に該水
切り10を挟持するので該水切り10の厚みの幅とほぼ
同等でもよい。
【0010】請求項2記載の接続部材においては、所定
間隔だけ離隔している一対の壁部2,3間に水切り10
を挿入することにより容易にかつ確実に、接続部材1を
水切り10に取付ることができる。
【0011】請求項3記載の接続部材は、例えば図1に
示すように、請求項2記載の接続部材1において、前記
一対の壁部2,3のそれぞれの内面には、複数の突起が
形成されていることを特徴としている。
【0012】前記突起7は、例えば、対向する一対の壁
部2,3の内面に形成された鋸刃状のものであり、刃先
が基端部側に向いて形成されている。該突起7は、鋸刃
状に限るものではなく、断面視略半円状や矩形状の突条
や突起であってもよい。
【0013】請求項3記載の接続部材においては、対向
する一対の壁部2,3の内面に前記突起7が複数形成さ
れているので、壁部2,3間に水切り10を挿入する
と、突起7が水切り10にくいつくようになるので接続
部材1を水切り10に確実に取付けることができる。
【0014】請求項4記載の接続部材は例えば図1に示
すように、請求項1〜3のいずれかに記載の接続部材1
において、前記密接部5は、先端に向かうほど肉薄に形
成されていることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の接続部材においては、先端
ほど肉薄なので、密接部5がその基端部を支点として弾
性的にたわみやすく、先端部が他の部材に容易かつ確実
に密接することができる。
【0016】請求項5記載の接続部材は例えば図1〜3
に示すように、請求項1〜4のいずれかに記載の接続部
材1において、前記取付部6と密接部5とは、樹脂によ
って一体的に形成されていることを特徴としている。
【0017】前記接続部材1は、例えば塩化ビニル樹脂
にて形成されている。塩化ビニル樹脂は、可塑材を加え
ることにより軟質にすることができ、遮水性を備えてい
るため、水廻りで可動性が求められるところなどでよく
使用される。
【0018】請求項5記載の接続部材においては、樹脂
によって形成されているので、安価で容易に接続部材1
を大量生産することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける実施の形態に付いて説明する。図1,2,3は、本発
明に係わる接続部材1を設置した状態を示すもので、図
1は、本発明の接続部材の側面図、図2は、ユニット式
建物の外壁構造の一例を示す側断面図、図3は、図2に
おける水切り部の詳細側断面図である。図1,2,3に示
すように前記接続部材1は、ユニット式建物の外壁パネ
ル21の外側表面の下端部に取付けられた水切り10の
端部に挟持するように取付けられている。まず、該接続
部材1が取付けられているユニット式建物に付いて簡単
に説明する。
【0020】前記ユニット式建物41は、建物ユニット
40を水平および鉛直方向に連結し、その上部に、軒の
出のほとんどない勾配屋根ユニット30を載置して取付
けることにより構成されている。前記建物ユニット40
は、軽量形鋼等からなる梁を平面視矩形状に組み立てて
構成される矩形枠の4つの隅角部にそれぞれ柱材を立設
するとともに、これら柱材を天井梁で連結することで、
構成されている。
【0021】上述したような建物ユニット40の上部
と、勾配屋根ユニット30との間には、図2に示すよう
に梁23,24が設けられており、これら梁23,24
には外壁パネル21が取付けられている。前記外壁パネ
ル21の外側表面には幕板22が設けられ、外壁パネル
21と幕板22の下端部に水切り10の上部が設けられ
ている。
【0022】前記水切り10は、図3に示すように、外
壁パネル21の表面に平行に取付けられる固定部11
と、この固定部11の下端部から外側下方に延出してい
る外斜壁部12と、この外斜壁部12の外側の先端部か
ら外壁板20の表面と平行に下方に垂下している垂下壁
部13と、この垂下壁部13の下端部より内側上方に延
出している内斜壁部14と、この内斜壁部14の先端部
から外壁板20に向けて略垂直に延出している水平壁部
15とによって構成されている。なお、該水平壁部15
と外壁板20の表面との間には接続部材1を嵌入するた
めの隙間が設けられている。前記水切り10の固定部1
1、外斜壁部12、垂下壁部13、内斜壁部14、水平
壁部15は、防錆加工を施された薄鉄板を折曲すること
によって一体的に形成されている。
【0023】前記接続部材1は、塩化ビニル樹脂で形成
されたものであり、取付部6と密接部5とから構成され
ている。前記取付部6は、図1に示すように一対の対向
する壁部2,3と、これら壁部2,3の基端部間に設け
られて、壁部2,3の間隔を保持するための、立上部4
とによって構成されている。ここで、該壁部2は、該壁
部3より短く形成されている。該壁部2と該壁部3の内
側には突起7が設けられており、この突起7は、断面視
鋸刃状をなしており刃先を該壁部2,3の基端部に向け
て水切り10を嵌入しやすく、また、抜脱困難にしてい
る。
【0024】前記密接部5は、前記壁部3と反対側に延
出し、かつ先端に向かうほどに肉薄に形成されている。
該壁部3の基端部は、該密接部5がたわんだ際の支点と
なるので、該壁部3の基端部にせん断力が発生しても十
分に耐えうる強度を維持するための厚みを有している。
【0025】上記構成の接続部材1は以下のようにして
前記水切り10に取付けられている。すなわち、まず前
記取付部6の壁部2、3間には、水切り10の水平壁部
15が弾性的に挟持されており、これによって、取付部
6が水平壁部15に取付けられている。また、この状態
において、前記密接部5は外壁板20の上端部に形成さ
れている傾斜面20aに弾性的に密接している。
【0026】次に接続部材1の取付作業に付いて説明す
る。
【0027】まず、接続部材1を前記開口部16に挿入
する。この場合、前記取付部6の壁部2が上を向くよう
にして、前記密接部5の先端部から壁部2の先端部まで
挿入する。次に、前記取付部6の壁部3を外側に引っ張
ると、壁部3とともに壁部2も外側に引っ張られ、これ
によって、壁部2,3間に水切り10の水平壁部15が
挿入される。このとき、壁部2,3が弾性的に水平壁部
15を挟持し、これによって該水平壁部15に取付部6
が取付けられる。一方、接続部材1を前記開口部15に
上記のようにして挿入すると、前記密接部5が外壁板2
0の上端部に形成されている傾斜面20aによって、若
干上方に弾性的に湾曲され、その弾性復帰力によって、
前記傾斜面20aに弾性的に密接する。
【0028】このように前記接続部材1は、その取付部
6によって水切り10に容易に取付けることができ、ま
た、このように密接部5が外壁板20の傾斜面20aに
弾性的に密接するので、開口部16からの雨水の侵入を
防止したり、コウモリや虫の侵入を防止することができ
る。また、一対の壁部2,3は、所定間隔だけ離間して
いるので、該壁部2,3間に水切り10を容易に挿入す
ることができ、該壁部2,3の内側には、突起7が複数
形成されているので、壁部2,3間に水切り10を挿入
すると、突起7が水切り10にくいつくようになるので
接続部材1を水切り10に確実に取付けることができ
る。
【0029】図4は前記接続部材1を下屋の基端部に設
けられた雨押え材(水切り)52に取付けた状態を示す図
である。図4において、符号50は住宅の外壁部を構成
する壁パネルを示す。この壁パネル50は框材を矩形枠
状に組み立ててなる枠体の表裏両面に合板からなる面材
を取付けて構成されたものであり、該壁パネル50の外
面側には、図示しない胴縁を介してサイディング54が
取付けられている。前記壁パネル50の外面には下屋を
構成する屋根パネル30が取付けられている。この屋根
パネル30は框材を矩形枠状に組み立ててなる枠体の上
面に合板からなる面材を取付けて構成されたもので、該
屋根パネル30の上面には、屋根葺材51が設けられて
いる。また、前記屋根葺材51の基端部上面には、下地
材55が載置されており、該下地材55は釘によって前
記屋根パネル30の框材に固定されている。前記壁パネ
ル50と屋根パネル30との接続部には、雨押え材52
が設けられている。
【0030】前記雨押え材(水切り)52は、前記壁パ
ネル50の表面に取付けられた取付部52aと、この取
付部52aの下端部から下方外側に延出して前記下地材
55の上面を覆っている傾斜部52bと、この傾斜部5
2bの下端部から垂下している前壁部52cとから構成
されており、この前壁部52cと前記屋根葺材51との
間には、前記接続部材1をはめ込むための開口部53が
設けられている。該水切り52は、防錆加工が施された
薄鉄板を折曲して形成されており取付部52a、傾斜部
52b、前壁部52cが一体となっている。
【0031】水切り52の前記前壁部52cには、以下
のようにして接続部材1が取付けられている。すなわ
ち、前記取付部6の壁部2を下にして前記壁部2の先端
部から前記開口部53に壁部2を挿入する。次に、前記
取付部6の壁部3を上方に引っ張ると、壁部3とともに
壁部2も上方に引っ張られ、これによって、壁部2,3
間に水切り52の前壁部52cが挿入される。このと
き、壁部2,3が弾性的に前壁部52cを挟持し、これ
によって前壁部52cに取付部6が取付けられる。一
方、接続部材1を前記開口部53に上記のようにして挿
入すると、前記密接部5が屋根葺材51によって、弾性
的に湾曲され、その弾性復帰力によって、前記屋根葺材
51に弾性的に密接する。
【0032】図5は、前記接続部材1を屋根上に設けら
れた棟包み材(水切り)62の端部に取付けた状態を示
す図である。まず、屋根棟部64の構成に付いて説明す
る。
【0033】屋根棟部64においては、屋根パネル30
a、30bが設けられている。この屋根パネル30a,
30bは框材を矩形枠状に組み立ててなる枠体の上面に
合板からなる面材を取付けて構成されたものであり、該
屋根パネル30a,30bの基端部側には結合棟木61
a,61bが互いに当接するように設けられている。こ
の屋根パネル30a,30bの上面には、屋根葺材51
a,51bが設けられている。さらに、屋根葺材51
a,51bの基端部側上面には、笠木60a,60bを
介して水切り62が笠木60a,60bを覆うようにし
て屋根パネル30a,30bに取付けられている。
【0034】上記構成の接続部材1は、以下のようにし
て前記水切り62に取付けられている。まず、接続部材
1を前記開口部63a,63bに挿入する。この場合、
前記取付部6の壁部2を下にして前記壁部2の先端部か
ら前記開口部53に壁部2を挿入する。次に、前記取付
部6の壁部3を上方に引っ張ると、壁部3とともに壁部
2も上方に引っ張られ、これによって、壁部2,3間に
水切り62の端壁部65a,65bが挿入される。この
とき、壁部2,3が弾性的に端壁部65a,65bを挟
持し、これによって端壁部65a,65bに取付部6が
取付けられる。一方、接続部材1を前記開口部63a,
63bに上記のようにして挿入すると、前記密接部5が
屋根葺材51a,51bによって、若干上方に弾性的に
湾曲され、その弾性復帰力によって、前記屋根葺材51
a,51bに弾性的に密接する。
【0035】図6は前記接続部材1をバルコニ78の返
し部(水切り)77に取付けた状態を示す図である。
【0036】まず、バルコニ78の構造に付いて説明す
る。バルコニ78には、壁部70が設けられている。こ
の壁部70の表面全体を覆うようにして、壁面材71が
設けられている。この壁面材71の頂部には、笠木72
が壁面材71の頂部に載置するようにして設けられてい
る。該笠木72は、壁面材71の頂部と略平行になるよ
うな頂面部74と、この頂面部74の両端部より下方外
側に延出している傾斜部75a,75bと、この傾斜部
75a,75bの一端部から垂下している垂下部76
a,76bと、この垂下部76a,76bの一端部より
前記壁面材71の頂部と略平行になる水切り77a,7
7bとから構成されている。該水切り77a,77bと
壁面材71の間には、接続部材1を設けることのできる
開口部73a,73bが設けられている。
【0037】上記構成の接続部材1は、以下のようにし
て前記水切り77a,77bに取付けられている。ま
ず、接続部材1を前記開口部73a,73bに挿入す
る。この場合、前記取付部6の壁部2を壁面材71側
(内側)にして前記壁部2の先端部から前記開口部73
a,73bに壁部2を挿入する。次に、前記取付部6の
壁部3を外側に引っ張ると、壁部3とともに壁部2も外
側に引っ張られ、これによって、壁部2,3間に水切り
77a,77bが挿入される。このとき、壁部2,3が
弾性的に水切り77a,77bを挟持し、これによって
水切り77a,77bに取付部6が取付けられる。一
方、接続部材1を前記開口部73a,73bに上記のよ
うにして挿入すると、前記密接部5が壁面材71によっ
て、若干外側に弾性的に湾曲され、その弾性復帰力によ
って、前記壁面材71に弾性的に密接する。
【0038】以上述べてきたように、本実施形態の接続
部材1は、水切り10、雨押え材(水切り)52、棟包
み材(水切り)62、返し部(水切り)77等の水切り
に対して取付けることができ、汎用性に富んだものとな
る。取付部6が一対の壁部2,3を備えているので、こ
の壁部2,3間に水切りを挿入することにより接続部材
1を容易に水切りに取付けることができる。また、取付
部6の内側には、突起7が形成されているので抜脱困難
にして確実に水切りを挟持することができる。さらに密
接部6は、先端にいくに従って肉薄に形成されているの
で、容易にたわませることができ、他の部材(例えば、
傾斜壁20a,屋根葺材51,壁面材71等)に確実に
密接させることができる。また、接続部材1は、塩化ビ
ニル樹脂により形成されているために、大量生産するこ
とができるので安価にすることができる。なお、接続部
材1は、それぞれの実施例に記載の形状、材質に限るも
のではない。壁部2,3の長さを揃えたり、壁部3より
壁部2を長くしてみたり、壁部2,3の厚みや間隔を変
えることにより、あらゆる物を挟持することができる。
また、材質も塩化ビニル樹脂に限らず、他のゴムや他の
樹脂でもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の接
続部材によれば、取付部材によって水切りを挟持するよ
うになっているので、水切りの形状にかかわらず接続部
材を容易に取付けることができる。また、密接部が他の
部材に弾性的に密接するので、密接部を他の部材に容易
に沿わせて密接させることができる。
【0040】請求項2記載の接続部材によれば、請求項
1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、所
定間隔だけ離隔している一対の壁部間に水切りを挿入す
ることにより容易に接続部材を水切りに取付ることがで
きる。
【0041】請求項3記載の接続部材によれば、請求項
2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、対
向する一対の壁部の内面に前記突起が複数形成されてい
るので、壁部間に水切りを挿入すると、突起が水切りに
くいつくようになるので接続部材を水切りに確実に取付
けることができる。
【0042】請求項4記載の接続部材によれば、請求項
1〜3と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、先端ほど肉薄なので、密接部がその基端部を支点と
して弾性的にたわみやすく、先端部が他の部材に容易か
つ確実に密接することができる。
【0043】請求項5記載の接続部材によれば、請求項
1〜4と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、樹脂によって形成されているので、安価で容易に接
続部材を大量生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続部材の側面図。
【図2】ユニット式建物の外壁構造の一例を示す側断面
図。
【図3】図2における水切り部の詳細側断面図。
【図4】本発明の接続部材を、壁材と下屋との接続部に
用いた際の側断面図。
【図5】同、棟包みに用いた場合の側断面図。
【図6】同、バルコニの笠木に用いた場合の側断面図。
【図7】従来のバルコニを示す側断面図。
【符号の説明】
1 接続部材 2 壁部 3 壁部 5 密接部 6 取付部 7 突起 10 水切り 52 水切り(雨押え材) 62 水切り(棟包み) 77 水切り(返し部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水切りに取り付けられて、この水切りの
    近傍に位置する他の部材に密接することで、該他の部材
    と水切りとを接続する接続部材であって、 前記水切りに、これを挟持するようにして取り付けられ
    る取付部と、 この取付部から延出して、前記他の部材に弾性的に密接
    する密接部とを備えていることを特徴とする接続部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の接続部材において、 前記取付部は、互いに所定間隔だけ離間して対向する一
    対の壁部を備え、 該一対の壁部は、これらの間に水切りが挿入された際
    に、弾性的に該水切りを挟持するものであることを特徴
    とする接続部材。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の接続部材において、 前記一対の壁部のそれぞれの内面には、複数の突起が形
    成されていることを特徴とする接続部材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の接続部
    材において、 前記密接部は、先端に向かうほど肉薄に形成されている
    ことを特徴とする接続部材。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の接続部
    材において、 前記取付部と密接部とは、樹脂によって一体的に形成さ
    れていることを特徴とする接続部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101529257B1 (ko) * 2014-12-29 2015-06-17 스카이패널 주식회사 지붕판넬용 마감부재

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