JP2001214118A - 顔料分散ペースト及びこれを用いたカチオン電着塗料組成物 - Google Patents

顔料分散ペースト及びこれを用いたカチオン電着塗料組成物

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JP2001214118A
JP2001214118A JP2000021706A JP2000021706A JP2001214118A JP 2001214118 A JP2001214118 A JP 2001214118A JP 2000021706 A JP2000021706 A JP 2000021706A JP 2000021706 A JP2000021706 A JP 2000021706A JP 2001214118 A JP2001214118 A JP 2001214118A
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pigment
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epoxy resin
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Masahiro Takegawa
昌宏 竹川
Akira Ando
亮 安藤
Shinsuke Shirakawa
信介 白川
Mitsuo Yamada
光夫 山田
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗装電圧を上昇させることなく、カチオン電着
塗料組成物中の溶剤量を減少させることのできる、顔料
分散ペーストおよびこれを用いたカチオン電着塗料組成
物を提供する。 【解決手段】平均粒子径が15〜30nmであり、かつ
その粒子表面の水素イオン濃度を示すpHが2.5〜
4.5であるカーボンブラックを黒色顔料として含有す
る顔料分散ペースト、または、このカーボンブラック
を、4級アンモニウム基を有する樹脂または1級アミノ
基を有する樹脂又はこれらの樹脂の混合物に分散させて
得られた顔料分散ペースト、およびこれらの顔料分散ペ
ーストを含有するカチオン電着塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顔料分散ペーストおよ
びこれを用いたカチオン電着塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、環境に対する意識が高まるにつ
れ、先進国では大気中への汚染物質の量、特に有機炭素
物質の量を規制する方向に進んでいる。カチオン電着塗
料は、水を媒体とした水性塗料であるが、そのメインバ
インダーとなるアミン変性エポキシ樹脂や顔料分散樹脂
又は付加的に添加されるサブレジンなどを製造する段階
において、適当な溶剤が用いられる。反応後、この溶剤
の一部は蒸留により除去されるが、一部は最終生成物で
あるカチオン電着塗料中に残存させている。その結果、
電着塗装後の焼き付け時には、このような溶剤は大気中
に揮散することになる。
【0003】このように、カチオン電着塗料組成物中に
一定量の溶剤を残存させているのは、所定の塗装電圧に
おける電着塗装膜厚を一定に制御するためである。即
ち、この残存溶剤量を通常より低減させると、膜厚が低
下する。よって、一定の膜厚を得るためには、塗装電圧
を通常より高くしなければならない。しかし、この塗装
電圧を上昇させることは、塗膜外観の低下等につなが
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決するものであり、その目的とするところは、
従来より設定されている塗装電圧を上昇させることな
く、カチオン電着塗料組成物中の溶剤量を減少させるこ
とのできる、顔料分散ペーストおよびこれを用いたカチ
オン電着塗料組成物を提供することにある。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明は、平均粒子径が
15〜30nmであり、かつその粒子表面の水素イオン
濃度を示すpHが2.5〜4.5であるカーボンブラッ
クを黒色顔料として含有する顔料分散ペーストである。
そのカーボンブラックを4級アンモニウム基または1級
アミノ基を含有する樹脂又はこれらの樹脂の混合物に分
散させて得られた顔料分散ペーストであることが好まし
い。また、そのような樹脂又はその混合物は、さらに3
級スルホニウム基を有する樹脂を含有してもよい。
【0006】また、本発明の第2の態様は、上記の顔料
分散ペーストを含有するカチオン電着塗料組成物であ
る。そして、そのカチオン電着塗料組成物は、溶剤量の
含有量が0.01〜10重量%であることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の顔料分散ペーストは、黒
色顔料として、カーボンブラックを含有している。ここ
で、このカーボンブラックは、平均粒子径が15〜30
nmであり、かつその粒子表面の水素イオン濃度を示す
pHが2.5〜4.5であるものである。このカーボン
ブラックの平均粒子径が15nm未満であると、カーボ
ンブラックの分散性が低下する恐れがあり、30nmを
超えると電着塗装時に形成される塗膜の導電性が低下
し、その結果、十分な膜厚を得ることが難しくなる恐れ
がある。好ましくは20〜25nmである。
【0008】一方、このpHの値が2.5未満である
と、塗料の安定性が低下する恐れがあり、4.5を超え
ると十分な溶剤量の低減効果が得られない恐れがある。
【0009】ここで、粒子表面におけるpHは、以下の
ようにして測定されるものである。カーボンブラックを
10g採取し、これに蒸留水100mlを加え、ホット
プレート上で10分間煮沸し室温まで冷却した後、遠心
分離機により泥状物を分離しその泥状物のpHを測定し
たものを、カーボンブラックの粒子表面のpHとする。
【0010】本発明の顔料分散ペーストは、上記カーボ
ンブラックを適当な樹脂に分散することにより得られ
る。ここで、その顔料分散に用いられる適当な樹脂とし
ては、4級アンモニウム基又は1級アミノ基を有する樹
脂又はこれらの樹脂の混合物が好ましい。これらの樹脂
は通常アルカリ性又は弱アルカリ性のため、上記カーボ
ンブラック粒子表面が酸性であることから、酸塩基理論
より、顔料分散が今まで以上に容易に行われるものと思
われる。
【0011】ここで、4級アンモニウム基を有する樹脂
は、エポキシ樹脂に3級アミンと中和酸との混合物を反
応させて得られる。
【0012】上記エポキシ樹脂としては、一般的にはポ
リエポキシドが用いられる。このエポキシドは、1分子
中に平均2個以上の1,2−エポキシ基を有する。これ
らのポリエポキシドは180〜1000のエポキシ当
量、特に375〜800のエポキシ当量を有することが
好ましい。エポキシ当量が180を下回ると、電着時に
造膜できず塗膜を得ることができない。1000を上回
ると、1分子当りの4級アンモニウム基量が不足し十分
な水溶性が得られない。
【0013】このようなポリエポキシドの有用な例とし
ては、ポリフェノール(例えばビスフェノールA)のポ
リグリシジジルエーテルが挙げられる。これらは、例え
ば、アルカリ存在下にて、ポリフェノールとエピクロル
ヒドリン又はジクロルヒドリンとをエーテル化すること
により調整される。このポリフェノールは、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−2,2−プロパン、4,4’―
ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,1−エタン又はその類似物であり得る。
【0014】また、上記のエポキシ樹脂としては、後述
するメインエマルションでのエポキシ樹脂として用いら
れる、オキサゾリドン環を樹脂骨格中に含んでいるエポ
キシ樹脂であっても良い。
【0015】特に水酸基を含有するエポキシ樹脂にあっ
ては、ハーフブロックイソシアネートを、その水酸基に
反応させて、ブロックイソシアネート基を導入したウレ
タン変性エポキシ樹脂であっても良い。
【0016】上述のエポキシ樹脂と反応させるために用
いられるハーフブロックイソシアネートは、有機ポリイ
ソシアネートを部分的にブロックすることにより調製さ
れる。有機ポリイソシアネートとブロック剤との反応
は、必要に応じてスズ系触媒の存在の下で、攪拌下、ブ
ロック剤を滴下しながら40〜50℃に冷却することに
より行うことが好ましい。
【0017】上記の有機ポリイソシアネートは、1分子
中に平均で2個以上のイソシアネート基を有するもので
あれば特に限定されない。具体的な例としては、例え
ば、2,4−トリレンジイソシアネート、4,4’―ジ
フェニルメタンジイソシアネート、1,4−ナフタレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの
芳香族ジイソシアネート化合物;トリメチレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネートのような脂
肪族イソシアネート化合物、イソホロンジイソシアネー
ト、2,5−もしくは2,6−ビス(イソシアナートメ
チル)ビシクロ[2,2,1]ヘプタン(ノボルナンジ
イソシアネート、NBDI)、1,3−シクロペンタン
ジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシア
ネートなどの脂環族ジイソシアネート化合物;またはこ
れらジイソシアネート化合物の二量体、三量体およびト
リメチロールプロパン付加物などのポリイソシアネート
化合物をブロックしたものが挙げられる。
【0018】上記のハーフブロックイソシアネートを調
製するための適当なブロック化剤としては、4〜20個
の炭素原子を有する低級脂肪族アルキルモノアルコール
が挙げられる。具体的には、ブチルアルコール、アミル
アルコール、ヘキシルアルコール、2−エチルヘキシル
アルコール、ヘプチルアルコール等が挙げられる。
【0019】上記のエポキシ樹脂とハーフブロックイソ
シアネートとの反応は、好ましくは140℃で約1時間
保つことにより行われる。
【0020】上記3級アミンとしては、炭素数1〜6の
ものが好ましく、水酸基を有していてもよい。3級アミ
ンの具体例としては、ジメチルエタノールアミン、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルベンジルア
ミン、ジエチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシク
ロヘキシルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ジフェネ
チルメチルアミン、ジメチルアニリン、N−メチルモル
ホリン等が挙げられる。
【0021】さらに上記3級アミンと混合して用いられ
る中和酸としては、特に制限はなく、具体的には、塩
酸、硝酸、燐酸、蟻酸、酢酸、乳酸のような無機酸また
は有機酸などである。このようにして得られる3級アミ
ンの中和酸塩とエポキシ樹脂との反応は常法により行う
ことができる。でき、例えば、エチレングリコールモノ
ブチルエーテルなどの溶剤に上記エポキシ樹脂を溶解さ
せ、得られた溶液を60〜100℃まで加熱し、ここへ
3級アミンの中和酸塩を滴下して、酸価が1となるまで
反応混合物を60〜100℃に保持して行われる。
【0022】一方、1級のアミノ基を有するエポキシ樹
脂は、上記のエポキシ樹脂に1級のアミンを反応させて
得られるが、1級アミンをエポキシ樹脂溶液に直接添加
して反応させると、その1級アミノ基そのものがエポキ
シ基と反応してしまうので、1級アミノ基と2級アミノ
基とを有するポリアミンを用い、この1級アミノ基をケ
チミン化することにより得られる化合物を、上記溶媒中
に溶解されたエポキシ樹脂中のエポキシ基と反応させ、
反応後、ケチミンブロックをはずして、1級アミノ基を
再生し、これを中和することにより1級アミンのアンモ
ニウム塩が生成する。
【0023】その際のポリアミン化合物の例としては、
ジエチレントリアミン、アミノエチルエタノールアミ
ン、アミノエチルピペラジンなどが挙げられる。これら
のポリアミンをアセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトンのようなケトンと反応させ、ケチミン
誘導体とする。ケチミン生成反応は100℃以上で過熱
して、生成水を留出することにより容易に進行する。
【0024】この部分ケチミン化物とエポキシ樹脂との
反応は、120℃で1時間保持し、その後90℃に冷却
し、1級アミノ基を再生させるために適量の純水を入れ
ケチミン化されていた1級アミノ基を再生させる。
【0025】このように得られた4級アンモニウム基ま
たは1級アミノ基を有するエポキシ樹脂を、各々顔料分
散用樹脂として用いても良いし、またこれらの樹脂を適
当な割合で混合して用いても良い。
【0026】更に、上記の4級アンモニウム基または1
級アミノ基を有するエポキシ樹脂又はこれらの混合物
に、3級スルホニウム基を有するエポキシ樹脂を加えた
ものを顔料分散に用いても良い。顔料分散性の点から、
4級アンモニウム基を有する樹脂を顔料分散に用いるの
が好ましい。
【0027】ここで、上記の3級スルホニウム基を有す
る樹脂は、上記エポキシ樹脂にスルフィドを反応させて
得られる。具体的には反応温度70〜75℃の条件のも
とで、上記溶剤中に溶解されたエポキシ樹脂、スルフィ
ド、中和酸および水を混合攪拌することにより行われ
る。ここで、上記スルフィドとしては、例えば、脂肪族
スルフィド、脂肪族−芳香族混合スルフィド、アラルキ
ルスルフィド、又は環状スルフィドがある。具体的に
は、ジエチルスルフィド、ジプロピルスルフィド、ジブ
チルスルフィド、ジフェニルスルフィド、ジヘキシルス
ルフィド、エチルフェニルスルフィド、テトラメチレン
スルフィド、ペンタメチレンスルフィド、チオジエタノ
ール、チオジプロパノール及びチオジブタノールなどを
挙げることができる。
【0028】このようにして得られた顔料分散用樹脂と
上記カーボンブラックとを水性媒体中に分散させて顔料
分散ペーストを得る。そのときの配合量としては、顔料
分散樹脂固形分100重量部に対して、5〜50重量部
のカーボンブラックを用いることが好ましい。その際、
必要に応じ、カオリン、タルク、ケイ酸アルミニウム、
炭酸カルシウム、マイカ、クレーおよびシリカのような
体質顔料、リン酸亜鉛、リン酸鉄、リン酸アルミニウ
ム、リン酸カルシウム、亜リン酸亜鉛、シアン化亜鉛、
酸化亜鉛、トリポリリン酸アルミニウム、モリブデン酸
亜鉛、モリブデン酸アルミニウム、モリブデン酸カルシ
ウムおよびリンモリブデン酸アルミニウムのような防錆
顔料等をさらに加えて、顔料分散ペーストを得ても良
い。なお、このような体質顔料および防錆顔料等を用い
る場合には、カーボンブラックを加えた顔料としての合
計量で、樹脂固形分100重量部に対し50〜1000
重量部用いることが好ましい。
【0029】上記顔料分散用樹脂およびカーボンブラッ
クを含む顔料を上記所定量混合した後、その混合物中の
顔料の粒径が所定の均一な粒径となるまで、ボールミル
やサンドグラインドミル等の通常の分散装置を用いて分
散させることにより、顔料分散ペーストを得ることがで
きる。
【0030】このようにして製造された顔料分散ペース
トと別途調製されたアミン変性エポキシ樹脂、ブロック
ポリイソシアネート硬化剤を、中和剤を含む水性媒体中
に分散させることによって、カチオン電着塗料を得るこ
とができる。
【0031】上記アミン変性エポキシ樹脂は、一般的な
カチオン電着塗料に使用される公知の樹脂を用いること
ができる。そのようなものは特公昭55−34238号
公報、同56−34186号公報および同59−159
29号公報にその詳細内容が記載されている。上記アミ
ン変性エポキシ樹脂の分子量が600〜8000、アミ
ン価が16〜230、およびエポキシ当量が300〜4
000であるものが、一般的に用いられている。
【0032】これらは、ビスフェノール型エポキシ樹脂
のエポキシ環の全部を、カチオン性基を導入し得る活性
水素化合物で開環するか、または一部のエポキシ環を他
の活性水素で開環し、残りのエポキシ環を、カチオン性
基を導入し得る活性水素化合物で開環して製造される。
【0033】上記ビスフェノール型エポキシ樹脂の典型
例は、ビスフェノールA型またはビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂である。前者の市販品としては、エピコート
828(油化シェルエポキシ社製 エポキシ当量180
〜190)、エピコート1001(同、エポキシ当量4
50〜500)、エピコート1010(同、エポキシ当
量3000〜4000)などがあり、後者の市販品とし
ては、エピコート807、(同、エポキシ当量170)
などがある。
【0034】上記カチオン性基を導入し得る活性水素化
合物としては、1級アミン、2級アミンがある。その例
としては、ブチルアミン、オクチルアミン、ジエチルア
ミン、ジブチルアミン、メチルブチルアミン、モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルエタノ
ールアミンなどのほか、アミノエチルエタノールアミン
のケチミン、ジエチレントリアミンのジケチミン化物な
どの1級アミンをブロックした2級アミンがある。この
アミン類は複数のものを併用してもよい。
【0035】上記エポキシ環を開環するために使用し得
る他の活性水素化合物としては、フェノール、クレゾー
ル、ノニルフェノール、ニトロフェノールなどのモノフ
ェノール類;ヘキシルアルコール、2−エチルヘキサノ
ール、ステアリルアルコール、エチレングリコールまた
はプロピレングリコールのモノブチルーまたはモノヘキ
シルエーテルなどのモノアルコール類;ステアリン酸お
よびオクチル酸などの脂肪族モノカルボン酸;グリコー
ル酸、ジメチロールプロピオン酸、ヒドロキシピバリン
酸、乳酸、クエン酸などの脂肪族ヒドロキシカルボン
酸;およびメルカプトエタノールなどのメルカプトアル
カノールが挙げられる。
【0036】また、上記アミン変性エポキシ樹脂として
は、特開平5−306327号公報、特開平6−329
755号公報および特開平7−33848号公報に開示
されているような、オキサゾリドン環を樹脂骨格中に含
んでいるエポキシ樹脂であることが好ましい。ここで、
上記オキサゾリドン環を含有するアミン変性エポキシ樹
脂について、さらに詳しく説明する。
【0037】二官能エポキシ樹脂とモノアルコールでブ
ロックしたジイソシアネート化合物すなわちビスウレタ
ンを反応させるとオキサゾリドン環を含有する鎖延長さ
れたエポキシ樹脂が得られることは公知である。このエ
ポキシ樹脂のエポキシ環をアミンによって開環して得ら
れるアミン変性エポキシ樹脂は、上記オキサゾリドン環
を含有するアミン変性エポキシ樹脂の一例である。ま
た、上記特開平7−33848号公報に開示されている
方法により、ジイソシアネート化合物の一方のイソシア
ネート基をモノアルコールで可逆的にブロックし、他方
のイソシアネート基はヒドロキシル基含有化合物で非可
逆的にブロックした非対称ビスウレタン化合物を二官能
エポキシ樹脂に反応させると、オキサゾリドン環を含有
する変性エポキシ樹脂が得られる。このようにして得ら
れる変性エポキシ樹脂のエポキシ環を、アミン等のカチ
オン性基を導入し得る活性水素化合物で開環すると、カ
チオン性の変性エポキシ樹脂が得られる。
【0038】この方法においてジイソシアネート化合物
の他方のイソシアネート基を非可逆的にブロックするヒ
ドロキシル化合物は、ブタノール、2−エチルヘキサノ
ール等の炭素数4以上の脂肪族モノアルコール、ノニル
フェノール等の長鎖アルキルフェノール、エチレングリ
コールもしくはプロピレングリコールのモノ2−エチル
ヘキシルエーテル等のグリコールモノエーテルである。
【0039】一方、上記ブロックポリイソシアネート硬
化剤は、この分野で一般的に使用されているものであ
り、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、4,
4’―ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−ナ
フタレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
トなどの芳香族ジイソシアネート化合物;トリメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートの
ような脂肪族イソシアネート化合物、イソホロンジイソ
シアネート、2,5−もしくは2,6−ビス(イソシア
ナートメチル)ビシクロ[2,2,1]ヘプタン(ノボ
ルナンジイソシアネート、NBDI)、1,3−シクロ
ペンタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジ
イソシアネートなどの脂環族ジイソシアネート化合物;
またはこれらジイソシアネート化合物の二量体、三量体
およびトリメチロールプロパン付加物などのポリイソシ
アネート化合物をブロックしたものが挙げられる。
【0040】上記ブロックポリイソシアネート硬化剤に
用いられるブロック剤としては、イソシアネート基に付
加し、常温では安定であるが解離温度以上に加熱すると
脱離し、遊離のイソシアネート基を再生し得るものであ
る。
【0041】具体的には、フェノール、クレゾール、キ
シレノール、クロロフェノールおよびエチルフェノール
などのフェノール系ブロック剤;ε―カプロラクタム、
δ―バレロラクタム、γ―ブチロラクタムおよびβ―プ
ロピオラクタムなどのラクタム系ブロック剤;アセト酢
酸エチルおよびアセチルアセトンなどの活性メチレン系
ブロック剤;メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、アミルアルコール、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコー
ル、グリコール酸メチル、グリコール酸ブチル、ジアセ
トンアルコール、乳酸メチルおよび乳酸エチルなどのア
ルコール系ブロック剤;ホルムアルドキシム、アセトア
ルドキシム、アセトキシム、メチルエチルケトオキシ
ム、ジアセチルモノオキシム、シクロヘキサンオキシム
などのオキシム系ブロック剤;ブチルメルカプタン、ヘ
キシルメルカプタン、t−ブチルメルカプタン、チオフ
ェノール、メチルチオフェノール、エチルチオフェノー
ルなどのメルカプタン系ブロック剤;酢酸アミド、ベン
ズアミドなどの酸アミド系ブロック剤;コハク酸イミド
およびマレイン酸イミドなどのイミド系ブロック剤;イ
ミダゾール、2−エチルイミダゾールなどのイミダゾー
ル系ブロック剤;などを挙げることができる。このう
ち、160℃以下の低温硬化を望む場合には、ラクタム
系およびオキシム系ブロック剤を使用するのが好まし
い。
【0042】上記中和剤としては、特に制限はなく、前
述した中和酸と同じものであってよい。
【0043】本発明のカチオン電着塗料組成物は、次の
ようにして製造される。即ち、あらかじめ上記アミン変
性エポキシ樹脂とブロックポリイソシアネート硬化剤と
を、所定量配合して均一に混合した後、その混合物を、
中和剤を含む水性媒体中に分散させて、アミン変性エポ
キシ樹脂とブロックポリイソシアネート硬化剤との混合
物のエマルション(以下メインエマルションという)を
得る。次に、上記メインエマルション、上記顔料分散ペ
ーストおよびイオン交換水を所定量配合して混合し、本
発明のカチオン電着塗料を得ることができる。
【0044】上記ブロックポリイソシアネート硬化剤の
量は、加熱硬化時において、上記アミン変性エポキシ樹
脂中のアミノ基や水酸基等の活性水素含有官能基と反応
して良好な硬化塗膜を与えるのに十分な量であればよ
く、一般的には上記アミン変性エポキシ樹脂の上記ブロ
ックポリイソシアネート硬化剤に対する固形分重量比で
表して90/10〜50/50、好ましくは80/20
〜65/35の範囲である。
【0045】本発明のカチオン電着塗料は、ジラウリン
酸ジブチルスズ、ジブチルスズオキサイドのようなスズ
化合物や、通常のウレタン開裂触媒をさらに含むことが
できる。その添加量は、上記ブロックポリイソシアネー
ト硬化剤の0.1〜5.0重量%とすることが好まし
い。
【0046】また、本発明のカチオン電着塗料は、水混
和性有機溶剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
等の常用の塗料用添加剤をさらに含むことができる。
【0047】このようにして製造されたカチオン電着塗
料には、溶剤を0.01〜10重量%含有する。
【0048】
【実施例】以下の実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されない。実施例中、
「部」および「%」は、ことわりのない限り、重量基準
による。「エポキシ当量」「アミン当量」は固形分当り
の数値を示す。
【0049】製造例1(アミン変性エポキシ樹脂の製
造) 攪拌機、冷却管、窒素導入管、温度計および滴下漏斗を
装備したフラスコに、2,4−/2,6−トリレンジイ
ソシアネート(重量比=8/2)92部、メチルイソブ
チルケトン(以下、MIBKという)95部およびジブ
チルスズジラウレート0.5部を仕込んだ。その混合物
を攪拌しながら、メタノール21部を添加した。その反
応は、室温から始め、発熱により60℃まで昇温し、そ
の後30分間反応を継続した後、エチレングリコールモ
ノ−2−エチルヘキシルエーテル57部を滴下漏斗によ
り滴下した。更にビスフェノールA−プロピレンオキシ
ド5モル付加体(商品名ニューポールBP−5P、三洋
化成社製)42部を添加した。反応は主に60〜65℃
の範囲で行い、IRスペクトルの測定において、イソシ
アネート基に基づく吸収が消失するまで継続した。
【0050】次に、エポキシ当量188のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(商品名DER−331J、ダウケ
ミカル社製)365部を、上記の反応混合物に加えて1
25℃まで昇温した。その後、ベンジルジメチルアミン
1.0部を添加し、エポキシ当量410になるまで13
0℃で反応させた。
【0051】続いて、ビスフェノールA87部を加えて
120℃で反応させ、エポキシ当量1190とした。そ
の後、上記反応混合物を冷却し、ジエタノールアミン1
1部、N−エチルエタノールアミン24部およびアミノ
エチルエタノールアミンのケチミン化物の79%MIB
K溶液25部を加え、110℃で2時間反応させた。そ
の後、MIBKで不揮発分80%となるまで希釈し、ア
ミン変性エポキシ樹脂(樹脂固形分80%)を得た。
【0052】製造例2(ブロックポリイソシアネート硬
化剤の合成) 製造例1と同様のフラスコに、ジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート133.3部、MIBK32.
6部およびジブチルスズジラウレート0.2部を仕込ん
だ。得られた反応混合物を70℃まで昇温し、その反応
混合物が均一に溶解した後、ブチルジグリコール16
2.2部を2時間かけて滴下した。滴下終了後、反応温
度を70℃に保持したまま、IRスペクトルの測定にお
いて、イソシアネート基に基づく吸収が消失するまで反
応を継続させて、ブチルジグリコールブロックポリイソ
シアネート硬化剤を得た。(樹脂固形分90%)
【0053】製造例3(4級アンモニウム基を有する顔
料分散樹脂の製造) 適当な反応容器に、ジメチルエタノールアミン87.2
部、75%乳酸水溶液117.6部及びエチレングリコ
ールモノブチルエーテル39.2部を順次加え、65℃
で約半時間攪拌して、4級化剤を調製した。
【0054】一方、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(エポン829シェル・ケミカル・カンパニー社製、エ
ポキシ当量193〜203)710.0部とビスフェノ
ールA289.6部を適当な反応容器に仕込み、窒素雰
囲気下、150〜160℃に加熱した。その反応混合物
を150〜160℃で約1時間反応させ、次いで120
℃に冷却した後、製造例3の中で調整された2−エチル
ヘキサノールハーフブロック化IPDI(MIBK溶
液)498.8部を加えた。
【0055】反応混合物を110〜120℃に約1時間
保ち、次いでエチレングリコールモノブチルエーテル1
390部を加え、混合物を85〜95℃に冷却し、均一
化した後、上記で調整した4級化剤196.7部を添加
した。酸価が1となるまで反応混合物を85〜95℃に
保持した後、脱イオン水37.0部を加えて、4級アン
モニウム基を有する顔料分散樹脂を得た。(樹脂固形分
50%)
【0056】製造例4(1級アミノ基を有する顔料分散
用樹脂の製造) 攪拌装置、冷却管、窒素導入管および温度計を装備した
反応容器に、イソホロンジイソシアネート(以下、IP
DIという)222.0部を入れ、MIBK39.1部
で希釈した後、ジブチルスズラウレート0.2部を加え
た。その後、50℃に昇温した後、2−エチルヘキサノ
ール131.5部を攪拌しながら、乾燥窒素雰囲気中で
2時間かけて滴下した。適宜、冷却することにより、反
応温度を50℃に維持した。その結果、2−エチルヘキ
サノールハーフブロック化IPDIが得られた。
【0057】次いで、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(エピコート828、油化シェルエポキシ社製、エポキ
シ当量182〜194)376.0部、ビスフェノール
A114.0部およびオクチル酸29.2を、攪拌装
置、冷却管、窒素導入管および温度計を装備した反応容
器に仕込んだ。反応混合物を窒素雰囲気中で130℃に
加熱し、ジメチルベンジルアミン0.15部を添加し
て、発熱反応のもと170℃で1時間反応させることに
より、エポキシ当量649のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂を得た。次いで、140℃に冷却した後、上記で
調製した2−エチルヘキサノールハーフブロック化IP
DI396.8部を加え、140℃に1時間保持して反
応させた。次に、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル323.2部を加えて希釈した後、その反応混合物を
100℃に冷却した。次いで、アミノエチルエタノール
アミンのメチルイソブチルモノケチミン化物の78.3
%MIBK溶液188.8部を加えた。この混合物を1
10℃で1時間保温した後、90℃まで冷却し、イオン
交換水360.0部を加えて、更に30分間攪拌を継続
することにより、エポキシ樹脂中のケチミン化部分を1
級アミノ基に転化した。この混合物から過剰の水とMI
BKを減圧下で除去して、1級アミノ基を有する顔料分
散用樹脂を得た。(樹脂固形分50%)
【0058】実施例1(顔料分散ペーストAの製造) サンドグラインドミルに、製造例3で得られた顔料分散
樹脂117部、カーボンブラック(商品名MA−10
0、三菱化学社製、平均粒子径22nm、粒子表面のp
H3.5)10部、カオリン(商品名サテントン#5、
エンゲルハード社製)90部、イオン交換水87部を入
れ、粒度10μm以下になるまで分散し、顔料分散ペー
ストAを得た。
【0059】実施例2(顔料分散ペーストBの製造) 製造例4で得られた顔料分散樹脂を用いた以外は、実施
例1と同様の方法により、顔料分散ペーストBを得た。
【0060】比較例1(顔料分散ペーストCの製造) 実施例1において、カーボンブラックとして、平均粒子
径41nm、粒子表面のpHが8であるカーボン種(商
品名BP280、キャボット社製)を用いたこと以外
は、実施例1と同様の方法により、顔料分散ペーストC
を得た。
【0061】実施例3(カチオン電着塗料Aの製造) 製造例1のアミン変性エポキシ樹脂と製造例2のブロッ
クポリイソシアネート硬化剤とを固形分配合比75:2
5で均一に混合した後、エチレングリコールモノ−2−
エチルヘキシルエーテルを固形分に対して3%になるよ
うに添加した。これに氷酢酸を加えて中和率43.0%
となるように中和し、更にイオン交換水を加えてゆっく
り希釈した。固形分が36.0%となるように減圧下で
MIBKを除去することにより、メインエマルションを
得た.このメインエマルション1696.7部および顔
料分散ペーストA420.2部をイオン交換水187
6.6部及びジブチルスズオキサイド6.6部と混合し
て、固形分20.0%のカチオン電着塗料Aを調製し
た。全溶剤の含有量は0.5%であった。
【0062】実施例4(カチオン電着塗料Bの製造) 顔料分散ペーストBを用いたこと以外は、実施例3と同
様の方法によりカチオン電着塗料Bを調製した。全溶剤
の含有量は0.6%であった。
【0063】比較例2(カチオン電着塗料Cの製造) 顔料分散ペーストCを用いたこと以外は、実施例3と同
様の方法によりカチオン電着塗料Cを調製した。全溶剤
の含有量は1.3%であった。電着塗装および電着塗膜
の評価
【0064】上記実施例及び比較例で得られたカチオン
電着塗料を、カチオン電着塗料浴の液温を30℃に保持
して、30秒間で電圧200Vまで上昇させ、その後2
00Vで150秒間保持して電流を流し、リン酸亜鉛処
理鋼板に電着塗装を行った。電着塗装後、160℃で1
5分間焼付を行って電着塗膜を得た。
【0065】このようにして得られた電着塗膜の膜厚、
光沢及び粗度を測定し、表1に示す結果を得た。
【0066】ここで、粗度は、表面粗さ測定機(ミツト
ヨ社製)を用いて焼付後の塗膜のRa(μm)を測定し
た結果を示す。
【0067】
【表1】
【0068】この結果からわかるように、本発明の顔料
分散ペーストを用いることにより、溶剤量を大幅に減少
させても、従来と同様の20μm前後の膜厚が得られる
とともに、その電着塗膜の光沢および粗度がともに従来
と同一の水準にあった。すなわち、溶剤量を減少させて
も、膜厚の減少や塗膜外観の低下は認められなかった。
【0069】
【発明の効果】顔料分散ペーストにおいて、特定の特性
値を有するカーボンブラックを黒色顔料として用いる
と、顔料分散が良好に行われるため、この顔料ペースト
をカチオン電着塗料に用いることにより、カチオン電着
塗料中の溶剤量を減少させても、従来と同様に電着塗装
を行った場合において、電着塗膜の外観を損ねることな
く、従来と同様の膜厚を得ることができた。また、大気
中へ揮散する物質の量を大幅に減少させることができ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 光夫 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 Fターム(参考) 4J037 AA02 CC23 DD05 DD27 EE28 EE43 FF05 FF15 4J038 EA011 GA08 GA09 GA13 HA026 KA06 KA08 PA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒子径が15〜30nmであり、かつ
    その粒子表面の水素イオン濃度を示すpHが2.5〜
    4.5であるカーボンブラックを黒色顔料として含有す
    る顔料分散ペースト。
  2. 【請求項2】前記カーボンブラックを、4級アンモニウ
    ム基を有する樹脂または1級アミノ基を有する樹脂又は
    これらの樹脂の混合物に分散させて得られた請求項1記
    載の顔料分散ペースト。
  3. 【請求項3】前記樹脂または前記混合物が、さらに3級
    スルホニウム基を有する樹脂を含有する、請求項1又は
    2記載の顔料分散ペースト。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の顔料分散
    ペーストを含有するカチオン電着塗料組成物。
  5. 【請求項5】溶剤量の含有量が0.01〜10重量%で
    ある、請求項4記載のカチオン電着塗料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114867796A (zh) * 2019-12-19 2022-08-05 巴斯夫涂料有限公司 含灯黑颜料的电沉积涂料组合物

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