JP2001214101A - シリコーンゴム用インキおよびシリコーンゴム成形体 - Google Patents

シリコーンゴム用インキおよびシリコーンゴム成形体

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JP2001214101A JP2000022623A JP2000022623A JP2001214101A JP 2001214101 A JP2001214101 A JP 2001214101A JP 2000022623 A JP2000022623 A JP 2000022623A JP 2000022623 A JP2000022623 A JP 2000022623A JP 2001214101 A JP2001214101 A JP 2001214101A
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Takayoshi Otomo
孝嘉 大伴
Akito Nakamura
明人 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコーンゴム成形体の表面に耐摩耗性が優
れた印字をすることができるシリコーンゴム用インキ、
および耐摩耗性が優れた印字を有するシリコーンゴム成
形体を提供する。 【解決手段】 (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素
原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキサン
100重量部、(B)空気酸化硬化性の不飽和基を有する
有機化合物0.01〜50重量部、(C)1分子中に少な
くとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノ
ポリシロキサン(本インキを硬化させる量)、(D)顔料
もしくは染料(本インキを着色する量)、および(E)白
金系触媒(本インキの硬化を促進する量)から少なくと
もなるシリコーンゴム用インキ、およびこのシリコーン
ゴム用インキにより印字されたことを特徴とするシリコ
ーンゴム成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーンゴム用
インキおよびシリコーンゴム成形体に関し、詳しくは、
シリコーンゴム成形体の表面に耐摩耗性が優れた印字を
することができるシリコーンゴム用インキ、および耐摩
耗性が優れた印字を有するシリコーンゴム成形体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、家庭用リモコン、電卓等には
シリコーンゴム製のキーパッドが使用されており、この
キーパッド表面には、シリコーンゴム用インキにより印
字がされている。このようなシリコーンゴム用インキと
しては、特開昭56−163170号公報には、1分子
中にシラノール基を少なくとも2個有するオルガノポリ
シロキサン、1分子中に酸素原子もしくは窒素原子によ
ってケイ素原子に結合した湿気加水分解性基を少なくと
も2個有するシランもしくは低重合度ポリシロキサン、
および顔料からなるものが提案されている。
【0003】しかし、このようなシリコーンゴム用イン
キによりシリコーンゴム成形体の表面に印字をしたもの
は、衣服との摩擦、操作時の指先との摩擦等により印字
が摩耗しやすいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
課題について鋭意検討した結果、本発明に到達した。す
なわち、本発明の目的は、シリコーンゴム成形体の表面
に耐摩耗性が優れた印字をすることができるシリコーン
ゴム用インキ、および耐摩耗性が優れた印字を有するシ
リコーンゴム成形体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシリコーンゴム
用インキは、 (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノ ポリシロキサン 100重量部、 (B)空気酸化硬化性の不飽和基を有する有機化合物 0.01〜50重量部、 (C)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリ シロキサン(本インキを硬化させる量)、 (D)顔料もしくは染料(本インキを着色する量) および (E)白金系触媒(本インキの硬化を促進する量) から少なくともなることを特徴とする。
【0006】また、本発明のシリコーンゴム成形体は、
上記のシリコーンゴム用インキにより印字されたことを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明のシリコーンゴ
ム用インキを詳細に説明する。(A)成分は本インキの主
剤であり、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合
アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンである。
(A)成分中のアルケニル基としては、ビニル基、アリル
基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基が例示さ
れ、好ましくは、ビニル基である。また、(A)成分中の
アルケニル基以外のケイ素原子結合有機基としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル
基;シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;フェニル
基、トリル基等のアリール基;3−クロロプロピル基、
3,3,3−トリフルオロプロピル基、3,3,4,
4,4−ペンタフルオロブチル基等のハロゲン化アルキ
ル基等の置換もしくは非置換の一価炭化水素基が例示さ
れ、好ましくは、メチル基、フェニル基であり、特に好
ましくは、メチル基である。(A)成分の分子構造として
は、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、分岐鎖状、樹枝
状が例示される。このような(A)成分のオルガノポリシ
ロキサンとしては、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチ
ルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビ
ニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサ
ン共重合体、(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位とSi
4/2単位からなる重合体、(CH3)3SiO1/2単位と(C
3)2(CH2=CH)SiO1/2単位とSiO4/2単位からな
る重合体、(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位と(CH
3)2SiO2/2単位とCH3SiO3/2単位からなる重合体、
(CH3)(CH2=CH)SiO2/2単位とCH3SiO3/ 2
位からなる重合体、およびこれらのオルガノポリシロキ
サン中のメチル基の全部もしくは一部をエチル基、フェ
ニル基に置換したオルガノポリシロキサンが例示され
る。
【0008】(B)成分は本インキによる印字の耐摩耗性
を向上させるための特徴的な成分であり、空気酸化硬化
性の不飽和基を有する有機化合物である。(B)成分の有
機化合物は、空気中の酸素により分子内の不飽和基が反
応して硬化するものであれば特に限定されず、具体的に
は、リノレン酸、リノール酸等の不飽和高級脂肪酸;桐
油、亜麻仁油、大豆油等の不飽和高級脂肪酸とグリセリ
ンとのエステルからなる油脂;リノレン酸メチル、リノ
ール酸メチル等の不飽和高級脂肪酸とアルコールのエス
テル;ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン等の不
飽和炭化水素化合物あるいはその重合体が例示され、好
ましくは、リノレン酸、リノレン酸メチル、桐油、ブタ
ジエン、ヘキサジエン、またはポリブタジエンである。
【0009】(B)成分の含有量は、(A)成分100重量
部に対して0.01〜50重量部であり、好ましくは、
0.1〜20重量部であり、特に好ましくは、0.1〜1
0重量部である。これは、(B)成分の含有量が、上記範
囲の下限未満であると、得られる印字の耐摩耗性が向上
しなくなる恐れがあるからであり、一方、上記範囲の上
限をこえると、得られる印字がシリコーンゴム成形体か
ら剥がれたりする恐れがあるからである。
【0010】(C)成分は本インキを硬化させるための成
分であり、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合
水素原子を有するオルガノポリシロキサンである。(C)
成分中にケイ素原子結合有機基としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;シクロ
ヘキシル基等のシクロアルキル基;フェニル基、トリル
基等のアリール基;3−クロロプロピル基、3,3,3
−トリフルオロプロピル基、3,3,4,4,4−ペン
タフルオロブチル基等のハロゲン化アルキル基等の置換
もしくは非置換の一価炭化水素基が例示され、好ましく
は、メチル基、フェニル基であり、特に好ましくは、メ
チル基である。(C)成分の分子構造としては、直鎖状、
一部分枝を有する直鎖状、分岐鎖状、環状、樹枝状が例
示される。このような(C)成分としては、分子鎖両末端
ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシ
ロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキ
シ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシ
ロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基
封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末
端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルハイドロジェンシロキサン共重合体、環状メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン、(CH3)2HSiO1/2単位と
SiO4/2単位からなる重合体、(CH3)3SiO1/2単位
と(CH3)2HSiO1/2単位とSiO4/2単位からなる重
合体、およびこれらのオルガノポリシロキサン中のメチ
ル基の全部もしくは一部をエチル基、フェニル基に置換
したオルガノポリシロキサンが例示される。
【0011】(C)成分の含有量は本インキを硬化させる
量であれば特に限定されず、例えば、本成分中のケイ素
原子結合水素原子のモル数と(A)成分中のケイ素原子結
合アルケニル基のモル数の比が(0.4:1)〜(50:
1)となる量であることが好ましく、特に、この比が
(0.5:1)〜(30:1)となる量であることが好まし
い。これは、(C)成分の含有量が上記範囲外であると、
得られる組成物が十分に硬化しなくなるからであるから
である。
【0012】(D)成分は本インキによる印字を着色する
ための顔料もしくは染料である。この顔料としては、例
えば、カーボンブラック、ベンガラ、鉄黒、紺青、チタ
ン白、チタンイエロー、アルミニウム粉、ブロンズ粉等
の無機顔料、ジスアゾエロー、レーキレッドC、ブリリ
アントカーミン6B、ファーナルローズ、フタロシアニ
ンブルー、キナクリドン、蛍光顔料等の有機顔料;マイ
カ粉、バライト粉、沈降性硫酸バリウム、沈降性炭酸カ
ルシウム、石膏、クレー、タルク、炭酸マグネシウム等
の体質顔料が挙げられ、また、染料としては、アゾ系、
トリフェニルメタン系、アントラキノン系、アジン系等
の染料が挙げられる。
【0013】(D)成分の含有量は、本インキを用いた表
示物を着色する量であり、例えば、(A)成分100重量
部に対して0.1〜200重量部の範囲内であることが
好ましい。これは、(D)成分の含有量が上記範囲の下限
未満であると、得られる印字が鮮明とならなくなる恐れ
があるからであり、一方、上記範囲の上限をこえると、
得られる印字がシリコーンゴムからはがれたりする恐れ
があるからである。
【0014】(E)成分は本インキの硬化を促進するため
の白金系触媒である。(E)成分の白金系触媒としては、
白金微粉末、白金黒、塩化白金酸、四塩化白金、塩化白
金酸のアルコール溶液、白金のオレフィン錯体、白金の
アルケニルシロキサン錯体、白金のカルボニル錯体が例
示される。
【0015】(E)成分の含有量は、本インキの硬化反応
を促進する量であり、例えば、本インキ中に白金金属が
重量単位で0.1〜500ppmとなる量であることが好ま
しい。
【0016】本発明のシリコーンゴム用インキは、上記
の(A)成分〜(E)成分を混合することにより調製される
が、その他必要に応じて任意の成分として、ヒュームド
シリカ、沈降シリカ、焼成シリカ、ヒュームド酸化チタ
ン等の補強性充填剤、粉砕石英、ケイ藻土、酸化鉄、酸
化アルミニウム、アルミノケイ酸、炭酸カルシウム等の
非補強性充填剤、これらの充填剤をオルガノクロロシラ
ン、オルガノアルコキシシラン、ヘキサオルガノジシラ
ザン、オルガノハイドロジェンポリシロキサン等の有機
ケイ素化合物で表面処理してなる充填剤;3−メチル−
1−ブチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキ
シン−3−オール、フェニルブチノール等のアルキンア
ルコール、3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,
5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等のエンイン化
合物、テトラメチルテトラヘキセニルシクロテトラシロ
キサン、ベンゾトリアゾール等の付加反応抑制剤を含有
してもよい。
【0017】本インキを調製する方法は限定されず、例
えば、(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分、(E)
成分、および必要に応じてその他任意の成分を2本ロー
ル、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、プラネタ
リミキサー等の周知の混練装置を用いて均一に混合する
方法が挙げられる。本インキに補強性シリカ充填剤を配
合するときは、(A)成分と補強性シリカ充填剤を加熱下
混合してシリコーンゴムベースを調製してから、その他
の成分を配合することが好ましい。
【0018】本インキによりシリコーンゴム形成体の表
面に印刷する方法としては、例えば、スクリーン印刷、
パッド印刷、ディッピング、吹き付け等既知の方法が挙
げられる。本インキは室温で放置するか、または加熱す
ることにより速やかに硬化させることができる。本イン
キを加熱する場合には、これを40〜150℃の温度条
件下で加熱することが好ましい。
【0019】次に、本発明のシリコーンゴム成形体を詳
細に説明する。本発明のシリコーンゴム成形体は、上記
のシリコーンゴム用インキにより印字されてなることを
特徴とする。本発明のシリコーンゴム成形体としては、
有機過酸化物により硬化するシリコーンゴム組成物、ヒ
ドロシリル化反応により硬化するシリコーンゴム組成
物、縮合反応により硬化するシリコーンゴム組成物、あ
るいは、紫外線により硬化するシリコーンゴム組成物等
を硬化させることにより得られるシリコーンゴムであ
り、その形状は特に限定されず、例えば、シート状、ブ
ロック状、ロッド状、チューブ状、コーティング膜状等
が挙げられる。このような本発明のシリコーンゴム成形
体としては、携帯電話、家庭用リモコン、電卓等のシリ
コーンゴム製キーパッド、シリコーンゴム製水泳帽、シ
リコーンゴム製へら、シリコーンゴム製パッド、シリコ
ーンゴム製ガスケット、シリコーンゴム被覆電線、シリ
コーンゴムホースが例示される。
【0020】
【実施例】本発明のシリコーンゴム用インキおよびシリ
コーンゴム成形体を実施例により詳細に説明する。な
お、実施例中の物理的特性は25℃における値である。
【0021】[実施例1]粘度が10Pa・sである分子鎖
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロ
キサン(ビニル基の含有量=0.135重量%)70重量
部、BET比表面積が200m2/gであるヒュームド
シリカ15重量部、ヘキサメチルジシラザン5重量部、
水1.5重量部をプラネタリミキサーに投入し、真空下
170℃の温度条件下で加熱混練してシリコーンゴムベ
ースコンパウンドを調製した。
【0022】次に、このシリコーンゴムベースコンパウ
ンド100重量部、カーボンブラック[電気化学工業株
式会社製のデンカアセチレンブラック]15重量部を添
加し、3本ロールにて均一に混合した。さらに、桐油3
重量部、塩化白金酸の2−エチルヘキサノール溶液(塩
化白金酸含有=0.03重量%)0.22重量部、粘度が
5mPa・sである分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン
共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.80重
量%)2重量部(上記ジメチルポリシロキサン中のビニル
基に対する、本共重合体中のケイ素原子結合水素原子の
モル比=3.9)、および硬化抑制剤としての3,5−ジ
メチル−1−ヘキシン−3−オール0.01重量部を混
合してシリコーンゴム用インキを調製した。
【0023】このシリコーンゴム用インキを厚さ2mmの
シリコーンゴムシート[東レ・ダウコー二ング・シリコ
ーン株式会社製の有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組
成物:SH851Uを硬化させて作成したもの]の上
に、硬化後の膜厚(インク厚)が40μmとなるようにス
クリーン印刷により印字した。その後、60℃のオーブ
ン中で1時間加熱することによりインキを硬化させて、
耐摩耗試験用試験体を作成した。この試験体を、研磨材
として表面が8mmφの砂消しゴムが、65mmのストロー
クを1分間に50回往復運動するラビングテスター[大
平理化工業株式会社製]に設置し、印字の耐摩耗性を評
価した。なお、印字の耐摩耗性の評価は、印字のかすれ
が確認できた時の往復回数をインクの耐久回数とした。
この結果を表1に示した。
【0024】[比較例1]実施例1において、桐油を配
合しない以外は実施例1と同様にしてシリコーンゴム用
インキを調製した。このシリコーンゴム用インキを用い
て実施例1と同様にして印字したシリコーンゴムを作成
した。このシリコーンゴム成形体の印字の耐摩耗性を評
価した。この結果を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明のシリコーンゴム用インキは、シ
リコーンゴム成形体の表面に耐摩耗性が優れた印字をす
ることができるという特徴がある。また、本発明のシリ
コーンゴム成形体は、耐摩耗性が優れた印字を有すると
いう特徴がある。
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Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル 基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)空気酸化硬化性の不飽和基を有する有機化合物 0.01〜50重量部、 (C)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリ シロキサン(本インキを硬化させる量)、 (D)顔料もしくは染料(本インキを着色する量) および (E)白金系触媒(本インキの硬化を促進する量) から少なくともなるシリコーンゴム用インキ。
  2. 【請求項2】 (B)成分が、不飽和高級脂肪酸、不飽和
    高級脂肪酸のエステル、または不飽和炭化水素化合物も
    しくはその重合体であることを特徴とする、請求項1記
    載のシリコーンゴム用インキ。
  3. 【請求項3】 (B)成分が、リノレン酸、リノレン酸メ
    チル、桐油、ブタジエン、ヘキサジエン、またはポリブ
    タジエンであることを特徴とする、請求項1記載のシリ
    コーンゴム用インキ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    シリコーンゴム用インキにより印字されたことを特徴と
    するシリコーンゴム成形体。
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