JP2001213228A - 車両用前照灯の制御装置 - Google Patents
車両用前照灯の制御装置Info
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Abstract
道路をノロノロ走行しているような状況で前照灯の点灯
/消灯が頻繁に繰り返されることがないようにした。 【解決手段】 前照灯の点灯スイッチ6が投入されてい
る状態において、車速が第1の車速しきい値よりも低い
第2の車速しきい値を超え、かつ車両の加速状態が所定
の加速しきい値を超えたときに基本前照灯21R,Lを
点灯させる。これにより、車両が停止状態から通常速度
に移行するために加速操作された場合には低速であって
も基本前照灯を自動的に点灯させるが、ノロノロ運転さ
れているような状態では基本前照灯を自動的に点灯させ
ない制御をして、渋滞道路をノロノロ走行しているよう
な状況で前照灯の点灯/消灯が頻繁に繰り返されるのを
防止する。
Description
御装置に関する。
定のしきい値を超える車速になれば基本前照灯であるデ
ィマーランプを点灯させ、逆に所定のしきい値よりも低
速になれば消灯させる点灯制御を行う車両用前照灯の制
御装置がある(特公昭44−14167号公報参照)。
速度感応式の車両用前照灯の制御装置では、車速が所定
のしきい値を超えたか/しきい値よりも低下したかによ
りディマーランプの自動点灯/消灯を制御するものであ
ったため、特にしきい値近辺でノロノロ運転が継続され
る走行状況(例えば、渋滞道路を走行中)では、ディマ
ーランプの点灯/消灯が頻繁に繰り返され、煩わしさを
与えると共にランプ寿命にも悪影響を与える問題点があ
った。
防止するため点灯用しきい値と消灯用しきい値との間に
ヒシテリシスを設けることも考えられるが、あくまでも
車速による点消灯制御であるため、例えば、ノロノロ運
転から急に渋滞が解消されたような場合であっても、所
定車速に達するまで基本前照灯が点灯しないため、運転
者が十分な視界を確保できないという問題点もあった。
なされたもので、渋滞道路をノロノロ走行しているよう
な状況で前照灯の点灯/消灯が頻繁に繰り返されること
がないようにし、かつ運転者が必要とする視界が確保で
きるようにした車両用前照灯の制御装置を提供すること
を目的とする。
方を照らす低速用補助灯を導入し、基本前照灯と共に走
行状況に応じたふさわしい組合わせでそれらを点灯/消
灯制御する車両用前照灯の制御装置を提供することを目
的とする。
前照灯の制御装置は、車速を検出する車速検出手段と、
車両の加速状態を検出する加速状態検出手段と、法規上
定められている距離までの前方を照らす基本前照灯と、
前記車速検出手段で検出する車速と前記加速状態検出手
段で検出する加速状態に基づいて前記基本前照灯の点消
灯を行う点消灯制御手段とを備えたものである。
は、車速を検出する車速検出手段と、車両の加速状態を
検出する加速状態検出手段と、法規上定められている距
離までの前方を照らす基本前照灯と、前記車速検出手段
で検出する車速が所定の車速しきい値を超え、かつ前記
加速状態検出手段で検出する加速状態が所定の加速しき
い値を超えたときに前記基本前照灯を点灯させる点消灯
制御手段とを備えたものである。
は、車速を検出する車速検出手段と、車両の加速状態を
検出する加速状態検出手段と、法規上定められている距
離までの前方を照らす基本前照灯と、前記車速検出手段
で検出する車速が第1の車速しきい値を超えたときに前
記基本前照灯を点灯させ、前記第1の車速しきい値より
も低い第2の車速しきい値を超え、かつ前記加速状態検
出手段で検出する加速状態が所定の加速しきい値を超え
たときに前記基本前照灯を点灯させる点消灯制御手段と
を備えたものである。
は、車速を検出する車速検出手段と、車両の加速状態を
検出する加速状態検出手段と、法規上定められている距
離までの前方を照らす基本前照灯と、車両の近前方を照
らす低速用補助灯と、前記車速検出手段で検出する車速
と前記加速状態検出手段で検出する加速状態とに基づい
て前記基本前照灯の点消灯を行うと共に、前記車速検出
手段で検出する車速が所定の低速灯用しきい値よりも低
下したときに前記低速用補助灯を点灯させ、低速灯用し
きい値を超えたときに低速用補助灯を消灯させ、さらに
前記車速検出手段で検出する車速が前記低速灯用しきい
値よりも小さい基本灯用しきい値よりも低下したときに
前記基本前照灯を消灯させ、当該基本灯用しきい値を超
えたときに前記基本前照灯を点灯させる点消灯制御手段
とを備えたものである。
は、車速を検出する車速検出手段と、車両の加速状態を
検出する加速状態検出手段と、法規上定められている距
離までの前方を照らす放電灯で構成した基本前照灯と、
車両の近前方を照らす低速用補助灯と、前記低速用補助
灯の発光量を高低調整する調光手段と、前記車速検出手
段で検出する車速と前記加速状態検出手段で検出する加
速状態とに基づいて前記基本前照灯の点消灯を行うと共
に、前記車速検出手段で検出する車速が所定の低速灯用
しきい値よりも低下したときに前記低速用補助灯を点灯
させ、低速灯用しきい値を超えたときに前記調光手段に
より低速補助灯の発光量を漸減消灯させる点消灯制御手
段とを備えたものである。
は、車速を検出する車速検出手段と、車両の加速状態を
検出する加速状態検出手段と、法規上定められている距
離までの前方を照らす放電灯で構成した基本前照灯と、
車両の近前方を照らす低速用補助灯と、前記低速用補助
灯の発光量を高低調整する調光手段と、前記車速検出手
段で検出する車速が所定の低速灯用しきい値よりも低下
したときに前記低速用補助灯を最大発光量以下で点灯さ
せ、低速灯用しきい値を超えたときに低速用補助灯を消
灯させ、前記加速状態検出手段で検出する加速状態が所
定の加速しきい値を超えたときに前記調光手段により低
速補助灯をいったん急速に高発光させた後漸減消灯さ
せ、さらに前記車速検出手段で検出する車速が前記低速
灯用しきい値よりも小さい基本灯用しきい値よりも低下
したときに前記基本前照灯を消灯させ、当該基本灯用し
きい値を超えたときに前記基本前照灯を点灯させる点消
灯制御手段とを備えたものである。
は、車速を検出する車速検出手段と、車両の加速状態を
検出する加速状態検出手段と、法規上定められている距
離までの前方を照らす基本前照灯と、車両の近前方を照
らす低速用補助灯と、前記車速検出手段で検出する車速
と前記加速状態検出手段で検出する加速状態とに基づい
て前記基本前照灯の点消灯を行うと共に、前記車速検出
手段で検出する車速が基本灯用しきい値を超えたときに
前記基本前照灯を点灯させ、前記基本灯しきい値よりも
低下した状態が連続して所定時間を超えたときに前記基
本前照灯を消灯させ、低速用補助灯のみを点灯させる点
消灯制御手段とを備えたものである。
置によれば、車速検出手段で検出する車速と加速状態検
出手段で検出する加速状態とに基づいて基本前照灯の点
消灯を行うようにしたので、車速だけで行っていた従来
の点消灯制御に比べ、より運転者のニーズに基づいた点
消灯を行うことができ、運転者の視界を確保すると共
に、不必要な点消灯の繰返しによる煩雑さを防止するこ
とができる。
によれば、前照灯の点灯スイッチが投入されている状態
において、車速が所定のしきい値を超え、かつ車両の加
速状態が所定の加速しきい値を超えたときに基本前照灯
を点灯させる。
低速走行状態から通常速度に移行するために急速な加速
操作がなされた場合には低速であっても基本前照灯を自
動的に点灯させるが、低速でノロノロ運転されているよ
うな状態では基本前照灯を自動的に点灯させない制御が
でき、渋滞道路をノロノロ走行しているような状況で前
照灯の点灯/消灯が頻繁に繰り返されるのを防止すると
共に、通常走行への移行時には早めに基本前照灯を点灯
させ、前方の視認性を向上させることができる。
によれば、車速検出手段で検出する車速が第1のしきい
値を超えたときに基本前照灯を点灯させると共に、この
第1のしきい値よりも低い第2のしきい値を超え、かつ
加速状態検出手段で検出する加速状態が所定の加速しき
い値を超えたときにも基本前照灯を点灯させる。
いるような状況で前照灯の点灯/消灯が頻繁に繰り返さ
れるのを防止すると共に、通常走行への移行時には早め
に前照灯を点灯させ、かつ緩加速であっても、所定の車
速になれば自動的に前照灯が点灯されるので、より走行
状態に適合した点消灯制御が可能になる。
によれば、通常の基本前照灯と共に車両の近前方を照ら
す低速用補助灯を備え、車速が所定の低速灯用しきい値
よりも低下したときには低速用補助灯を点灯させ、当該
低速灯用しきい値を超えたときに低速用補助灯を消灯さ
せ、また車速が低速灯用しきい値よりも小さい所定の基
本灯用しきい値よりも低下したときには基本前照灯を消
灯させ、当該基本灯用しきい値を超えたときに基本前照
灯を点灯させる点灯制御を行う。
灯によって車両の近前方を照らすようにし、車速が上昇
すれば低速用補助灯を消灯させ、代わりに基本前照灯を
点灯させることができ、しかも低速用補助灯から基本前
照灯への切換え時には両灯が共に点灯する車速領域を設
けることにより、点灯切換え時に両灯が消灯して前方を
照らす照明灯がなくなるのを防止ことができる。
によれば、基本前照灯と共に車両の近前方を照らす調光
可能な低速用補助灯を備え、車速が所定の低速灯用しき
い値よりも低下したときに低速用補助灯を点灯させ、低
速灯用しきい値を超えたときに調光手段により低速補助
灯の発光量を漸減消灯させる。
ことなく、徐々にその発光量を減少させるので、運転者
には低速用補助灯による照射範囲が突然暗くなることが
なく、運転していて違和感がない。
によれば、放電灯で構成した基本前照灯と共に車両の近
前方を照らす、調光可能な低速用補助灯を備え、車速が
所定の低速灯用しきい値よりも低下したときには低速用
補助灯を最大発光量以下で点灯させ、当該低速灯用しき
い値を超えたときには低速用補助灯を消灯させ、また車
両の加速状態が所定の加速しきい値を超えたときには低
速用補助灯をいったん急速に高発光にした後に漸減させ
て消灯させる。また車速が低速灯用しきい値よりも小さ
い所定の基本灯用しきい値よりも低下したときには基本
前照灯を消灯させ、当該基本灯用しきい値を超えたとき
には基本前照灯を点灯させる。
消灯制御により、低速走行状況では低速用補助灯によっ
て車両の近前方を照らすようにし、車速が上昇すれば低
速用補助灯を消灯させ、代わりに基本前照灯を点灯させ
ることができ、しかも低速用補助灯から基本前照灯への
切換え時には両灯が共に点灯する車速領域を設けること
により、点灯切換え時に両灯が消灯して前方を照らす照
明灯がなくなるのを防止ことができる。加えて、低速走
行から急加速されたときには低速用補助灯を高発光させ
た後に漸減させて消灯させることにより、放電灯で構成
した基本前照灯の点灯遅れを補い、かつその後は徐々に
消灯するので、加速発進の直前に車両の近前方から遠方
までを確実に明るく照らし、ドライバにとって安全確認
しやすくすることができる。
によれば、車速が基本灯用しきい値よりも低下した状態
が連続して所定時間を超えたときに基本前照灯を消灯さ
せる制御を行うことにより、ノロノロ運転の状況ではな
く、別の理由で車両をいったん減速させる必要があった
が、その後、所定時間を超える前にすぐに通常速度まで
加速するような操作が必要な状況では、車両が低速にな
っても基本前照灯が消灯するのを避けることができる。
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
構成を示している。車速センサ1は、車輪の回転速に応
じたパルス信号をコントロールユニット2中の入出力装
置(I/O)3を経由してCPU4へ入力する。このパ
ルス信号はCPU4によりパルス幅を計測され、車速に
換算される。スロットルポジションセンサ5は、スロッ
トル開度を一定レベル間の電圧信号として出力する。こ
の電圧信号は、コントロールユニット2内のアナログ−
デジタル変換器(A/D)6を介してCPU4へ入力さ
れる。
灯の点灯/消灯をドライバが操作するスイッチであっ
て、従来から用いられているスモールランプ、ディマー
ランプ点灯の2段ポジションを示す信号を出力し、I/
O3を介してコントロールユニット2内のCPU4へ入
力する。
ピュータ8の構成について説明する。内蔵するROM
9、RAM10、タイマ11、A/D6、I/O3はC
PU4のメモリ上にマッピングされており、データバス
12、アドレスバス13で相互に接続されている。RO
M9は先頭アドレスによりマッピングされており、図4
のフローチャートに示すプログラムを記憶している。R
AM10はサンプリングした車速を逐次記憶する。タイ
マ11は車速が0km/hになった瞬間からの時間経過
を測定しており、A/D6はスロットルポジションセン
サ5が出力するアナログ電圧をデジタルデータに変換し
て記憶する。I/O3は各種負荷を駆動するトランジス
タ、各種信号を入力するトランジスタとCPU4をイン
タフェースする。
れる前照灯類は、主として視界を確保する基本前照灯と
しての左右のディマーランプ21R,L、0〜5km/
h(この数値は例示であり、これに限らない)といった
低速走行時にディマーランプ21R,Lが消灯する代わ
りに車両の近前方を照らして視界を確保する低速用補助
灯22R,L、そして80km/h(この数値は例示で
あり、これに限らない)以上の高速走行時にディマーラ
ンプ21R,Lに追加して遠方を照射する光を追加する
高速用補助灯23R,Lから構成される。図2に示すよ
うに、基本前照灯21R,Lは配光パターン21、低速
用補助灯22R,Lは配光パターン22、高速用補助灯
23R,Lは配光パターン23に設定されている。さら
に、低速用補助灯22R,LはPWMインバータによる
光量調整機能を備えている。
灯の点灯制御の動作を説明する。まずROM9のパラメ
ータの内容を説明する。図9にROM9のマッピング例
を示してあるが、先頭より、低速用補助灯の点灯/消灯
に関するパラメータ、つまり低速灯パラメータを記憶す
る。「消灯車速」は、ここで設定されている車速以上に
なると低速用補助灯22R,Lが消灯される車速を記憶
する。「加速消灯車速」は、この車速以上かつ車速の単
位時間変化量(加速状態)が後述する「加速しきい値」
を検出した場合に低速用補助灯22R,Lを消灯する車
速を記憶する。「点灯車速」は、この車速未満の車速が
検出された場合に低速用補助灯22R,Lを点灯させる
車速を記憶する。ここで、低速灯パラメータのみにおい
て、「点灯車速」<「加速消灯車速」<「消灯車速」に
設定することによって、低速用補助灯22R,Lの点灯
/消灯にヒシテリシスを持たせると共に、緩加速時の消
灯タイミングを遅らせることができる。
メータの内容を説明する。「点灯車速」は、この車速よ
り高い車速を検出した場合、ディマーランプ21R,L
を点灯させる車速を記憶する。「加速点灯車速」は、後
述する加速パラメータの「加速しきい値」よりも単位時
間当たりの速度変化が大きいとき、かつこの車速よりも
車速が高い場合にディマーランプ21R,Lを点灯させ
る車速を記憶する。「消灯経過時間」は、ある一定速度
以下(この実施の形態では0km/hに設定されてい
る)の走行がここで設定されている時間分連続して検出
された場合にディマーランプ21R,Lを消灯させる時
間を記憶する。
て、「点灯車速」は、高速用補助灯23R,Lを点灯さ
せる車速を記憶し、「消灯車速」は高速用補助灯23
R,Lを消灯させる車速を記憶する。ここでも、「点灯
車速」<「消灯車速」あるいはその逆に設定することに
よりヒシテリシスを持たせ、ある車速の近辺で前後する
走行状態で高速用補助灯23R,Lが頻繁に点灯/消灯
を繰り返す煩雑さを避けるようにしている。
づいてコントロールユニット2による前照灯制御動作を
説明する。図4のメインルーチンにおいて、1sec前の
車速と現在車速とを読み出し、車速の変化量(つまり、
加速状態)を算出する(ステップS05〜S15)。
きい値」以上の場合、RAM10内の「加速フラグ」を
ONにする。そうでない場合にはOFFにする。こうし
て加速状態を判定するのである(ステップS20〜S3
0)続いて、現在車速が0km/hであるかどうか、つ
まり、停止状態であるか否かを判定し(ステップS3
5)、停止中であればカウント中のタイマ11のカウン
ト値を読み出し、10sec(この数値は例示であり、こ
れに限らない)を超えていればRAM10の「時間経過
フラグ」をONにする(ステップS40,S45)。ス
テップS35で車速が0km/hでなければ車両は走行
中であり、タイマ11をリセットし、またRAM10の
「時間経過フラグ」をOFFにする(ステップS50,
S55)。
ーランプ21R,L及び高速用補助灯23R,Lそれぞ
れの点灯/消灯状態を判定する(ステップS60〜S7
0)。
OFFの場合は、昼間走行その他のためにライティング
の必要がないものとして点消灯を行わずに最初に戻る
(ステップS75)。
イッチ7がONであれば、まずRAM10中の「低速灯
フラグ」のON/OFFを判定し(ステップS80)、
低速灯フラグがOFFであれば低速用補助灯22R,L
の点灯処理を行わずに、ステップS110に進む。
RAM10中の「減光中フラグ」をテストし、減光中で
なければPWM設定光量を50%に設定し(ステップS
85,S105)、減光中であれば光量を−10%して
PWM設定光量を再設定する(ステップS85,S9
0)。なお、この減光制御によって光量が0%になった
場合、低速用補助灯22R,Lを消灯させ、「低速灯フ
ラグ」もOFFにする(ステップS95,S100)。
された光量を低速用補助灯22R,Lが発光するように
PWM制御ルーチンに入り、後述する制御によって低速
用補助灯22R,Lの減光処理を行う(ステップS11
0)。
フラグ」のON/OFFを調べ、ディマーランプフラグ
がONであればディマーランプ21R,Lを点灯させる
(ステップS115,S120)。
ラグ」のON/OFFを調べ、高速灯フラグがONであ
れば高速用補助灯130を点灯させる(ステップS12
5,S130)。もっとも、このメインルーチンで、低
速用補助灯22R,Lの点灯と高速用補助灯23R,L
の点灯が同時に起こることはない。
テップS60の低速灯判定ルーチンについて説明する。
この低速灯判定ルーチンでは、最初に低速灯が点灯中か
どうかを「低速灯フラグ」がONかOFFかによってテ
ストする(ステップS60−1)。
は、ROM9中の低速灯パラメータ「点灯車速」以下の
車速かどうかを判定し(ステップS60−2)、そうで
あれば「低速灯フラグ」をONにし、「減光中フラグ」
をOFFにする(ステップS60−3,S60−4)。
かつ現在車速がROM9中の「消灯車速」より高い車速
であれば、「低速灯フラグ」をOFFにして消灯処理す
る(ステップS60−1,S60−5,S60−6)。
あり、現在車速が「消灯車速」より低い車速であり、
「加速消灯車速」よりは高い車速であり、さらに「加速
フラグ」がONである場合には、「低速灯フラグ」をO
Nにし、まず低速用補助灯22R,Lを100%パワー
で点灯させ、その後、「減光中フラグ」をONにし漸次
減光させる減光処理に入る(ステップS60−1,S6
0−5,S60−7,S60−8〜S60−11)。
インルーチンにおけるステップS65のディマーランプ
判定ルーチンについて説明する。RAM10中の「ディ
マーランプフラグ」のON/OFFによりディマーラン
プ21R,Lが点灯中がどうかテストする(ステップS
65−1)。ディマーランプ21R,Lが点灯中であれ
ば、0km/hで10sec経過したかどうかを「時間経
過フラグ」のON/OFFによってテストする(ステッ
プS65−2)。そして0km/hで10sec経過して
いれば、ディマーランプ21R,Lを消灯させる(ステ
ップS65−3)。
R,Lが消灯中であれば、ROM9中のディマーランプ
パラメータの「点灯車速」以上の車速であるかどうか判
定し(ステップS65−4)、そうであればディマーラ
ンプ21R,Lを点灯させる(ステップS65−5)。
中であり、現在車速が「点灯車速」以下であり、しかも
ROM9中のディマーランプのパラメータ「加速点灯車
速」以下でもあれば、ディマーランプ21R,Lを点灯
させない(ステップS65−6でNOに分岐)。現在車
速が「点灯車速」以下であっても、「加速点灯車速」以
上であれば、RAM10中の「加速フラグ」がONであ
る場合にはディマーランプ21R,Lを点灯させる(ス
テップS65−6,S65−7,S65−8)。
インルーチンにおけるステップS70の高速灯判定ルー
チンについて説明する。まず現在、高速用補助灯23
R,Lが点灯中であるかどうかを「高速灯フラグ」のO
N/OFFによってテストする(ステップS70−
1)。
ば、現在車速がROM9中の高速灯パラメータの「消灯
車速」以下になっていないかどうかにより点灯継続/消
灯を判断する(ステップS70−2,S70−3)。
あれば、現在車速がROM9中の高速灯パラメータの
「点灯車速」以上になっていないかどうかにより点灯/
消灯継続を判断する(ステップS70−4,S70−
5)。
メインルーチンにおけるステップS110のPWM制御
ルーチンについて説明する。RAM10中の「低速灯フ
ラグ」のON/OFFに基づいて低速用補助灯22R,
Lが点灯中か消灯中か判断する(ステップS1110−
1)。
ば、PWM制御のデューティ比を与えられた設定光量に
なるように制御する(ステップS110−2)。他方、
低速灯フラグがOFFであれば、低速用補助灯22R,
Lを消灯するためにPWM制御のデューティ比を0に設
定する(ステップS110−3)。
灯、中速灯としてのディマーランプ、そして高速灯の制
御を図3のタイミングチャートに基づき、具体的に説明
する。
ングaにライティングスイッチ7が点灯操作されたとす
ると、これにより低速用補助灯22R,Lは点灯する。
にアクセルペダルを踏み込んだため、スロットルポジシ
ョンセンサ5から加速信号が入力され、車速も上昇す
る。そして、タイミングbにおいて車両速度がROMパ
ラメータのディマーランプパラメータの「点灯車速」に
到達したため、ディマーランプ21R,Lが点灯する。
て、ROMパラメータの低速灯パラメータの「消灯車
速」を超えたタイミングcにおいて、低速用補助灯22
R,Lは消灯する。
タイミングdにおいてROMパラメータの高速灯パラメ
ータの「点灯車速」に到達したので、高速用補助灯23
R,Lが点灯する。
に減速され、タイミングeにおいてROMパラメータの
高速灯パラメータの「消灯車速」よりも低下したので、
高速用補助灯23R,Lは消灯する。
タイミングで再びROMパラメータの低速灯パラメータ
の「点灯車速」以下になり、低速用補助灯22R,Lが
点灯する。なお、タイミングb〜fの間、ディマーラン
プ21R,Lは他の補助灯と共に連続的に点灯してい
る。そしてさらに、次のタイミングgまで連続して点灯
する。
継続して10sec以上0km/hであればディマーラン
プ21R,Lは消灯する。
走行を再開し、ROMパラメータのディマーランプパラ
メータの「加速点灯車速」以上となり、かつ一定時間加
速が「加速検出しきい値」以上になったタイミングhに
ディマーランプ21R,Lが点灯する。
パラメータの低速灯パラメータの「加速消灯しきい値」
以下、かつ一定時間加速が「加速しきい値」以上であれ
ば、低速用補助灯22R,Lが全パワーで点灯した後、
徐々に減光する制御によって点消灯する。したがって、
この急加速時には、低速用補助灯22R,Lとディマー
ランプ21R,Lが共に点灯して車両の近前方からかな
り遠方まで明るく照明することができる。
域まで加速が進むと、タイミングd〜eの期間と同様の
制御により高速用補助灯23R,Lが点消灯する。
補助灯22R,Lとディマーランプ21R,Lと高速用
補助灯23R,Lがすべて点灯しているように見える
が、これは模式的な図のためであり、実際にはこのよう
な状態が続く場合はほとんどなく、低速用補助灯だけの
点灯−低速用補助灯とディマーランプの点灯−ディマー
ランプだけの点灯−ディマーランプと高速用補助灯の点
灯という状態推移となる。
22R,LをPWMインバータ制御により発光量を調光
できるようにしたが、コスト低減のためには低速用補助
灯を一定光量での点灯と消灯しかできないものを採用し
てもよい。そしてその場合には、低速から急加速があっ
ても、図3のタイミングh〜jの動作は起こらず、緩加
速の場合と同様にタイミングb〜cの動作になる。
灯をも備えた高機能なものについて例示したが、本発明
は基本的には、低速用補助灯と基本前照灯としてのディ
マーランプとの間での速度、加速状態による点灯/消灯
の切換え機能を備えていればよいものである。
装置として、低速補助灯を設けることなく前照灯には基
本前照灯であるディマーランプだけを備え、前照灯の点
灯スイッチが投入されている状態において、車速が第1
のしきい値よりも低い第2のしきい値を超え、かつ車両
の加速状態が所定の加速しきい値を超えたときに基本前
照灯であるディマーランプを点灯させる構成にしてもよ
い。
低速走行状態から通常速度に移行するために加速操作さ
れた場合には低速であっても基本前照灯を自動的に点灯
させるが、低速でノロノロ運転されているような状態で
は基本前照灯を自動的に点灯させない制御ができ、渋滞
道路をノロノロ走行しているような状況で前照灯の点灯
/消灯が頻繁に繰り返されるのを防止することができる
ことになる。
の車速と現在車速から加速状態を算出しているが、これ
に限らず、スロットルバルブの開度変化、アクセルペダ
ルの踏込み量変化などから加速状態を検出するようにし
てもよい。
マーランプ、高速用補助灯の配光パターンを示す説明
図。
グチャート。
ーチンのフローチャート。
速灯判定ルーチンのフローチャート。
ィマーランプ判定ルーチンのフローチャート。
速灯判定ルーチンのフローチャート。
WM制御ルーチンのフローチャート。
ピングの説明図。
ッピングの説明図。
Claims (7)
- 【請求項1】 車速を検出する車速検出手段と、 車両の加速状態を検出する加速状態検出手段と、 法規上定められている距離までの前方を照らす基本前照
灯と、 前記車速検出手段で検出する車速と前記加速状態検出手
段で検出する加速状態に基づいて前記基本前照灯の点消
灯を行う点消灯制御手段とを備えて成る車両用前照灯の
制御装置。 - 【請求項2】 車速を検出する車速検出手段と、 車両の加速状態を検出する加速状態検出手段と、 法規上定められている距離までの前方を照らす基本前照
灯と、 前記車速検出手段で検出する車速が所定の車速しきい値
を超え、かつ前記加速状態検出手段で検出する加速状態
が所定の加速しきい値を超えたときに前記基本前照灯を
点灯させる点消灯制御手段とを備えて成る車両用前照灯
の制御装置。 - 【請求項3】 車速を検出する車速検出手段と、 車両の加速状態を検出する加速状態検出手段と、 法規上定められている距離までの前方を照らす基本前照
灯と、 前記車速検出手段で検出する車速が第1の車速しきい値
を超えたときに前記基本前照灯を点灯させ、前記第1の
車速しきい値よりも低い第2の車速しきい値を超え、か
つ前記加速状態検出手段で検出する加速状態が所定の加
速しきい値を超えたときに前記基本前照灯を点灯させる
点消灯制御手段とを備えて成る車両用前照灯の制御装
置。 - 【請求項4】 車速を検出する車速検出手段と、 車両の加速状態を検出する加速状態検出手段と、 法規上定められている距離までの前方を照らす基本前照
灯と、 車両の近前方を照らす低速用補助灯と、 前記車速検出手段で検出する車速と前記加速状態検出手
段で検出する加速状態とに基づいて前記基本前照灯の点
消灯を行うと共に、前記車速検出手段で検出する車速が
所定の低速灯用しきい値よりも低下したときに前記低速
用補助灯を点灯させ、低速灯用しきい値を超えたときに
低速用補助灯を消灯させ、さらに前記車速検出手段で検
出する車速が前記低速灯用しきい値よりも小さい基本灯
用しきい値よりも低下したときに前記基本前照灯を消灯
させ、当該基本灯用しきい値を超えたときに前記基本前
照灯を点灯させる点消灯制御手段とを備えて成る車両用
前照灯の制御装置。 - 【請求項5】 車速を検出する車速検出手段と、 車両の加速状態を検出する加速状態検出手段と、 法規上定められている距離までの前方を照らす放電灯で
構成した基本前照灯と、 車両の近前方を照らす低速用補助灯と、 前記低速用補助灯の発光量を高低調整する調光手段と、 前記車速検出手段で検出する車速と前記加速状態検出手
段で検出する加速状態とに基づいて前記基本前照灯の点
消灯を行うと共に、前記車速検出手段で検出する車速が
所定の低速灯用しきい値よりも低下したときに前記低速
用補助灯を点灯させ、低速灯用しきい値を超えたときに
前記調光手段により低速補助灯の発光量を漸減消灯させ
る点消灯制御手段とを備えて成る車両用前照灯の制御装
置。 - 【請求項6】 車速を検出する車速検出手段と、 車両の加速状態を検出する加速状態検出手段と、 法規上定められている距離までの前方を照らす放電灯で
構成した基本前照灯と、 車両の近前方を照らす低速用補助灯と、 前記低速用補助灯の発光量を高低調整する調光手段と、 前記車速検出手段で検出する車速が所定の低速灯用しき
い値よりも低下したときに前記低速用補助灯を最大発光
量以下で点灯させ、低速灯用しきい値を超えたときに低
速用補助灯を消灯させ、前記加速状態検出手段で検出す
る加速状態が所定の加速しきい値を超えたときに前記調
光手段により低速補助灯をいったん急速に高発光させた
後漸減消灯させ、さらに前記車速検出手段で検出する車
速が前記低速灯用しきい値よりも小さい基本灯用しきい
値よりも低下したときに前記基本前照灯を消灯させ、当
該基本灯用しきい値を超えたときに前記基本前照灯を点
灯させる点消灯制御手段とを備えて成る車両用前照灯の
制御装置。 - 【請求項7】 車速を検出する車速検出手段と、 車両の加速状態を検出する加速状態検出手段と、 法規上定められている距離までの前方を照らす基本前照
灯と、 車両の近前方を照らす低速用補助灯と、 前記車速検出手段で検出する車速と前記加速状態検出手
段で検出する加速状態とに基づいて前記基本前照灯の点
消灯を行うと共に、前記車速検出手段で検出する車速が
基本灯用しきい値を超えたときに前記基本前照灯を点灯
させ、前記基本灯しきい値よりも低下した状態が連続し
て所定時間を超えたときに前記基本前照灯を消灯させ、
低速用補助灯のみを点灯させる点消灯制御手段とを備え
て成る車両用前照灯の制御装置。
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---|---|---|---|
JP2000025561A JP3857485B2 (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | 車両用前照灯の制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001213228A true JP2001213228A (ja) | 2001-08-07 |
JP3857485B2 JP3857485B2 (ja) | 2006-12-13 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003159993A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-06-03 | Denso Corp | 車両用後退灯制御装置 |
US6816763B2 (en) | 2002-09-17 | 2004-11-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Control device of auxiliary apparatus for vehicle |
JP2008120182A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Omron Corp | 点灯制御装置及び点灯制御方法 |
US7415338B2 (en) | 2003-12-05 | 2008-08-19 | Hitachi, Ltd. | Apparatus for controlling auxiliary equipment of vehicle |
JP2009184642A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用前照灯装置 |
-
2000
- 2000-02-02 JP JP2000025561A patent/JP3857485B2/ja not_active Expired - Fee Related
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