JP2001212508A - 駆動回路、電気機械音響変換装置および携帯端末装置 - Google Patents

駆動回路、電気機械音響変換装置および携帯端末装置

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JP2001212508A
JP2001212508A JP2000114367A JP2000114367A JP2001212508A JP 2001212508 A JP2001212508 A JP 2001212508A JP 2000114367 A JP2000114367 A JP 2000114367A JP 2000114367 A JP2000114367 A JP 2000114367A JP 2001212508 A JP2001212508 A JP 2001212508A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定的で高効率な振動出力が得られる電気―
機械―音響変換装置を提供する。 【解決手段】 駆動回路は、共振周波数で共振する機械
振動系を有する振動器を駆動する駆動回路であって、前
記駆動回路は、前記共振周波数を含む特定の周波数領域
に含まれる周波数を有する少なくとも2つの信号を前記
振動器に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話、ポケット
ベル(登録商標)、PHS(Personal Han
dyPhone Set)などの携帯端末の呼び出し音
又は呼び出し用振動の発生に使用される電気−機械−音
響変換装置およびその駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話、ポケットベル、PHS
(Personal Handy Phone Se
t)等の携帯端末装置では、その本体内に複数個の電気
−機械−音響変換器が取り付けられ、電気信号発生装置
を接続してベル音や振動を選択的に発生させ着信を知ら
せる手段として用いられてきた。
【0003】携帯端末装置の小型化、軽量化を図るため
に、発音と振動を1つのユニットで実現する電気−機械
−音響変換装置を用いた携帯電話が考案され、モトロー
ラ対応日本出願特開平8−275293号公報に開示さ
れている。
【0004】従来の技術における図32の電気−機械−
音響変換装置3200は次のように構成される。可動質
量部1が平面非線形バネ部材2で支持されている。コイ
ル型3の内部には電磁コイル4が収納され、電磁コイル
4の対向部に永久磁石5が可動質量部1の外周部に固着
されて配置される。ここでは図示しないが、コイル型3
の外周部がサウンドボード(例えば携帯電話のケース)
に取り付けられた構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記電気−機械−音響
変換装置3200では、電磁コイル4に駆動信号が加え
られると交番磁界が発生し、永久磁石5との間で交番励
磁力が生じ可動質量部1が振動して、この振動がサウン
ドボードに伝達され、携帯電話の着信時の振動呼び出し
を可能とするものである。また、発音に関しても同様の
原理で動作するものである。ここで、大きな振動力を得
るために、可動質量部1の支持部材2として平面非線形
バネ部材が用いられる。図33に、平面非線形バネ部材
の変位周波数特性を示す。非線形バネ部材では跳躍現象
と呼ばれる振動特性を示すことが知られている(例え
ば、吉久著「スピーカ」理工研究社(昭和48年03
月))。これは周波数を上げていくと非線形バネ部材の
変位特性がA→B→C→Dのように変化し、周波数を下
げていくとD→C→E→F→Aと変化する現象である。
【0006】そこで、従来の電気−機械−音響変換装置
3200は、F〜Bの周波数範囲では加える周波数信号
の方向により特性が変化し安定な振動を得られないた
め、周波数信号の方向で特性が変化しないA〜Fの周波
数範囲を掃引する駆動信号が用いられていた。しかし、
A〜Fの周波数範囲では、周波数Fでは振動力が大きく
なるが周波数Aでは振動力が極端に低下して、周波数掃
引中における振動出力は必ずしも効率的なものではなか
った。特に、携帯電話等の移動体情報端末装置では、駆
動電源がバッテリーであるため変換器の効率を可能な限
り向上させて省電力化を図ることが、長時間の使用のた
めに強く求められるものである。
【0007】本発明は上記課題を解決して、安定的で高
効率な振動出力が得られる電気−機械−音響変換装置を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駆動回路
は、共振周波数で共振する機械振動系を有する振動器を
駆動する駆動回路であって、前記駆動回路は、前記共振
周波数を含む周波数領域に含まれる異なる周波数を有す
る少なくとも2つの信号を前記振動器に出力し、前記振
動器は、電気信号を音と振動との少なくとも一方に変換
する機能を有し、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0009】前記少なくとも2つの信号は、前記共振周
波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周波数
よりも高い周波数を持つ第2信号とを含んでもよい。
【0010】前記少なくとも2つの信号は、第1信号と
第2信号とを含み、前記駆動回路は、前記第1信号と前
記第2信号とを加算した合成信号を前記振動器に出力し
てもよい。
【0011】前記少なくとも2つの信号は、第1信号と
第2信号とを含み、前記駆動回路は、前記第1信号と前
記第2信号とを位相を変えて加算した合成信号を前記振
動器に出力してもよい。
【0012】前記少なくとも2つの信号は、第1信号と
第2信号とを含み、前記第1信号と前記第2信号との少
なくとも一方は、正弦波信号を含んでおよい。
【0013】前記少なくとも2つの信号は、第1信号と
第2信号とを含み、前記第1信号と前記第2信号との少
なくとも一方は、矩形波信号を含んでもよい。
【0014】前記駆動回路は、前記合成信号の出力電圧
のピークを制限するリミッターを含んでもよい。
【0015】前記合成信号は、正弦波信号であり、前記
合成信号は、隣合う2つの周波数信号を1組の信号とし
て、第1組は逆相として合成し、第2組は正相で合成
し、上記第1組、第2組の信号をさらに1組の組み合わ
せとして複数個、これを合成して構成される周波数信号
であってもよい。
【0016】前記振動器は、磁気回路部と少なくとも1
つのサスペンションとを含んでもよい。
【0017】前記サスペンションは、線型サスペンショ
ンを含んでもよい。
【0018】駆動回路は、振動の周波数信号、あるいは
音の電気音響信号を発生する電気信号発生装置であって
もよい。
【0019】本発明に係る他の駆動回路は、所定の振動
力周波数特性を有する機械振動系を有する振動器を駆動
する駆動回路であって、前記機械振動系は、所定の周波
数範囲で周波数の上昇と下降とで異なる振動力周波数特
性を有し、前記周波数範囲は、該周波数範囲で最も低い
周波数を表す低域限界周波数と該周波数範囲で最も高い
周波数を表す高域限界周波数とを含み、前記駆動回路
は、前記周波数範囲に含まれる周波数を有する第1信号
と、前記低域限界周波数より低い周波数を有する第2信
号とを前記振動器に出力し、前記第2信号は、前記第1
信号と同時か若しくはそれ以前に前記振動器に出力さ
れ、前記振動器は、電気信号を音と振動との少なくとも
一方に変換する機能を有し、そのことにより上記目的が
達成される。
【0020】前記振動器は、磁気回路部と少なくとも1
つのサスペンションとを含んでもよい。
【0021】前記サスペンションは、非線型サスペンシ
ョンを含んでもよい。
【0022】前記サスペンションは、スチフネスSを変
位Xの多次関数であらわした場合、X2項が値を有して
もよい。
【0023】駆動回路は、振動の周波数信号、あるいは
音の電気音響信号を発生する電気信号発生装置であって
もよい。
【0024】前記第2信号は、周波数が連続的に変化す
る掃引信号を含んでもよい。
【0025】前記第2信号は、複数個のポイント周波数
信号を含んでもよい。
【0026】前記第1信号と前記第2信号との少なくと
も一方は、周波数が低いほうから高い方へ変化する上昇
信号を含んでもよい。
【0027】前記第1信号は、周波数が連続的に変化す
る掃引信号を含み、前記第1信号は、上昇から下降への
第1折り返し周波数と下降から上昇への第2折り返し周
波数とを有し、前記第1折り返し周波数は、前記高域限
界周波数よりも低く、前記第2折り返し周波数は、前記
低域限界周波数よりも高くてもよい。
【0028】前記第1信号は、少なくとも1つのポイン
ト周波数信号を含んでもよい。
【0029】前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2
信号とを加算した合成信号を前記振動器に出力してもよ
い。
【0030】前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2
信号とを位相を変えて加算した合成信号を前記振動器に
出力してもよい。
【0031】前記第1信号と前記第2信号との少なくと
も一方は、正弦波信号を含んでもよい。
【0032】前記第1信号と前記第2信号との少なくと
も一方は、矩形波信号を含んでもよい。
【0033】前記駆動回路は、前記合成信号の出力電圧
のピークを制限するリミッターを含んでもよい。
【0034】前記合成信号は、正弦波信号であり、前記
合成信号は、隣合う2つの周波数信号を1組の信号とし
て、第1組は逆相として合成し、第2組は正相で合成
し、上記第1組、第2組の信号をさらに1組の組み合わ
せとして複数個、これを合成して構成される周波数信号
であってもよい。
【0035】本発明に係る電気機械音響変換装置は、共
振周波数で共振する機械振動系を有する振動器と、前記
振動器を駆動する駆動回路とを備え、前記駆動回路は、
前記共振周波数を含む周波数領域に含まれる周波数を有
する少なくとも2つの信号を前記振動器に出力し、その
ことにより上記目的が達成される。
【0036】前記少なくとも2つの信号は、前記共振周
波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周波数
よりも高い周波数を持つ第2信号とを含んでもよい。
【0037】前記少なくとも2つの信号は、前記共振周
波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周波数
よりも高い周波数を持つ第2信号とを含み、前記駆動回
路は、前記第1信号と前記第2信号とを加算した合成信
号を前記振動器に出力し、前記駆動回路は、前記第1信
号と前記第2信号との周波数と周波数間隔と位相と電圧
レベルとの少なくとも1つを変化させることにより、該
合成信号を選択的に変化させてもよい。
【0038】本発明に係る他の電気機械音響変換装置
は、所定の振動力周波数特性を有する機械振動系を有す
る振動器と、前記振動器を駆動する駆動回路とを備え、
前記機械振動系は、所定の周波数範囲で周波数の上昇と
下降とで異なる振動力周波数特性を有し、前記周波数範
囲は、該周波数範囲で最も低い周波数を表す低域限界周
波数と該周波数範囲で最も高い周波数を表す高域限界周
波数とを含み、前記駆動回路は、前記周波数範囲に含ま
れる周波数を有する第1信号と、前記低域限界周波数よ
り低い周波数を有する第2信号とを前記振動器に出力
し、前記第2信号は、前記第1信号と同時か若しくはそ
れ以前に前記振動器に出力され、そのことにより上記目
的が達成される。
【0039】前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2
信号とを加算した合成信号を前記振動器に出力し、前記
駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号との周波数と
周波数間隔と位相と電圧レベルとの少なくとも1つを変
化させることにより、該合成信号を選択的に変化させて
もよい。
【0040】本発明に係る携帯端末装置は、共振周波数
で共振する機械振動系を有する振動器と、着信信号を受
信するアンテナと、前記着信信号を信号処理して電気信
号を前記振動器に出力する受信信号処理手段と、前記振
動器を駆動する駆動回路とを備え、前記駆動回路は、前
記共振周波数を含む周波数領域に含まれる周波数を有す
る少なくとも2つの信号を前記振動器に出力し、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0041】前記少なくとも2つの信号は、前記共振周
波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周波数
よりも高い周波数を持つ第2信号とを含んでもよい。
【0042】前記受信信号処理手段の出力に基づいて、
前記振動器を前記駆動回路と前記受信信号処理手段との
いずれかと接続する切替手段をさらに備えてもよい。
【0043】前記受信信号処理手段により出力される前
記電気信号と前記駆動回路の出力とを合成する信号合成
手段をさらに備えてもよい。
【0044】前記受信信号処理手段と前記信号合成手段
との間に設けられる第1スイッチと、前記駆動回路と前
記信号合成手段との間に設けられる第2スイッチと、前
記信号合成手段と前記振動器との間に設けられる第3ス
イッチとをさらに備えてもよい。
【0045】前記第1スイッチと前記第2スイッチと前
記第3スイッチとは、前記受信信号処理手段から出力さ
れる信号に基づいて動作してもよい。
【0046】前記少なくとも2つの信号は、前記共振周
波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周波数
よりも高い周波数を持つ第2信号とを含み、前記駆動回
路は、前記第1信号と前記第2信号とを加算した合成信
号を前記振動器に出力し、前記駆動回路は、前記第1信
号と前記第2信号との周波数と周波数間隔と位相と電圧
レベルとの少なくとも1つを変化させることにより、該
合成信号を選択的に変化させてもよい。
【0047】本発明に係る他の携帯端末装置は、所定の
振動力周波数特性を有する機械振動系を有する振動器
と、着信信号と受話信号とを受信するアンテナと、前記
着信信号を信号処理して電気信号を前記振動器に出力す
る受信信号処理手段と、前記振動器を駆動する駆動回路
とを備え、前記機械振動系は、所定の周波数範囲で周波
数の上昇と下降とで異なる振動力周波数特性を有し、前
記周波数範囲は、該周波数範囲で最も低い周波数を表す
低域限界周波数と該周波数範囲で最も高い周波数を表す
高域限界周波数とを含み、前記駆動回路は、前記周波数
範囲に含まれる周波数を有する第1信号と、前記低域限
界周波数より低い周波数を有する第2信号とを前記振動
器に出力し、前記第2信号は、前記第1信号と同時か若
しくはそれ以前に前記振動器に出力され、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0048】前記受信信号処理手段の出力に基づいて、
前記振動器を前記駆動回路と前記受信信号処理手段との
いずれかと接続する切替手段をさらに備えてもよい。
【0049】前記受信信号処理手段により出力される前
記電気信号と前記駆動回路の出力とを合成する信号合成
手段をさらに備えてもよい。
【0050】前記受信信号処理手段と前記信号合成手段
との間に設けられる第1スイッチと、前記駆動回路と前
記信号合成手段との間に設けられる第2スイッチと、前
記信号合成手段と前記振動器との間に設けられる第3ス
イッチとをさらに備えてもよい。
【0051】前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2
信号とを加算した合成信号を前記振動器に出力し、前記
駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号との周波数と
周波数間隔と位相と電圧レベルとの少なくとも1つを変
化させることにより、該合成信号を選択的に変化させて
もよい。
【0052】前記少なくとも2つの信号は、第1信号と
第2信号とを含み、前記駆動回路は、前記第1信号と前
記第2信号とを加算した合成信号を前記振動器に出力し
てもよい。
【0053】前記少なくとも2つの信号は、第1信号と
第2信号とを含み、前記駆動回路は、前記第1信号と前
記第2信号とを位相を変えて加算した合成信号を前記振
動器に出力してもよい。
【0054】前記少なくとも2つの信号は、第1信号と
第2信号とを含み、前記第1信号と前記第2信号との少
なくとも一方は、正弦波信号を含んでもよい。
【0055】前記少なくとも2つの信号は、第1信号と
第2信号とを含み、前記第1信号と前記第2信号との少
なくとも一方は、矩形波信号を含んでもよい。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0057】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の電気−機械−音響変換装置100のブロック回路
図である。同図によると、6は振動器、7は電気信号発
生装置、SW1は信号切替スイッチである。
【0058】図2、図3A、図3Bは本発明の電気−機
械−音響変換装置100に用いられる振動器6の構成例
を示す。図2は分解斜視図であり、図3Aはバッフルを
除いた状態の上面図、図3Bは側断面図である。
【0059】図2、図3A、図3Bによると、8は重り
部を一体に形成したヨークとマグネットとプレートから
なる磁気回路部であり、9、10はこの磁気回路部8の
上・下にそれぞれ結合された上・下サスペンションであ
り、この上・下サスペンション9,10のそれぞれの対
向辺には上・下サスペンション9,10間では互いに異
なる位置に上・下サスペンション9,10から延出され
たそれぞれ一対となる足部9a,9b,10a,10b
が設けられている。ここで、磁気回路部8の重量は3g
である。
【0060】11は上側開口部11eと下側開口部11
fを有すると共に上記足部9a,9b,10a,10b
がそれぞれ結合される受納部11a,11b,11c,
11dを設けたプラスチック性の支持部材であり、12
は外周縁を上記支持部材11の下側開口部11fに結合
された非磁性体であるチタン材やプラスチックからなる
振動板である。ボイスコイル13は振動板12の中央に
接着され、端部が上記上・下サスペンション9,10に
支持された上記磁気回路部8の磁気ギャップ8aに挿入
される。
【0061】14は上記支持部材11の上側開口部11
eに装着されたバッフルであり、11gはボイスコイル
13のリード線に接続される外部入力端子である。
【0062】上・下サスペンション9、10の材質は例
えばステンレス、ベリリューム合金等のバネ材料で、そ
の寸法、形状により振幅変位量に対するスティフネス特
性が非線形となるように設計される。ここで例えば、足
部9a,9b,10a,10bは長さ8mm、幅1m
m、厚さ0.085mmである。
【0063】図4は上・下サスペンション9、10の変
位−力特性を示す。この特性は上・下サスペンション
9、10の足部9a,9b,10a,10bを固定し、
中央部が結合された磁気回路部8に力を加えた場合の特
性であり、横軸が変位、縦軸が力をあらわす。図5は図
4の結果より、サスペンション9、10のスティフネス
特性を求めたものであり、横軸が変位、縦軸がスティフ
ネスをあらわす。サスペンション9、10は変位の増加
とともにスティフネス値が増大する非線形性を示すもの
である。以上のような非線形サスペンション9、10で
構成された振動器6に周波数信号を入力した場合に、振
動器6に発生する振動力特性を図6に示す(ここで、磁
気回路部8の質量は約3gである)。図6では周波数を
低周波数から高周波数に上昇させた場合と高周波数から
低周波数に下降させた場合の力特性を示す。まず、周波
数を連続的に上昇させると力はa→b→c→dと変化す
る。一方、周波数を連続的に下降させるとd→c→e→
f→aと変化する。この結果は、図33で説明した従来
の非線形サスペンションとほぼ同じ現象であり、非線形
サスペンションの跳躍現象として知られている。
【0064】以上のような非線形サスペンションで構成
された振動器6を用いる電気−機械−音響変換装置の動
作を説明する。
【0065】電気信号発生装置7で発生した周波数信号
は、信号切替スィッチSW1がONとなると振動器6に
入力される。前記周波数信号は図6で示した非線形サス
ペンション9、10の力特性で周波数の上昇と下降で異
なる特性を示すポイントfを低域限界周波数fL、ポイ
ントbを高域限界周波数fHとして、fLとfHの周波
数範囲をWbとするとき、少なくとも周波数信号の1つ
がfLよりも高くfHよりも低い周波数を含むものであ
る。周波数範囲Wbでは振動器6が発生する力は最大と
なるが、例えば図6の周波数範囲Wbで大きな力が得ら
れる140Hzの信号のみを加えた場合、力の値は周波
数を下降して得られる特性上の140Hzとなるポイン
トgの値となり、目的とする周波数の上昇で得られる1
40Hzの力値であるポイントhとはならないものであ
った。また、Wb内でb→fというように周波数を下降
させても同様に、力値が上昇スィープの特性f→bを再
現するものではない。大きな力が得られるfからbの特
性を安定的に確保するために、周波数範囲Wbの低域限
界周波数であるfLよりも低い周波数を、少なくとも1
つは、振動器6への入力信号として加えるものである。
【0066】また、図7に示すように掃引信号は、まず
初期信号として、fLよりも低い周波数であるポイント
iからWbの周波数内に位置するhに向かって上昇し、
Wbの周波数内に位置するjで再びhに向かって折り返
し、hとjの間で掃引を繰り返す信号(初期はi→h、
その後はh→j→h→j→hと繰り返す)とするなら
ば、掃引が振動力の大きな周波数範囲Wb内で行なわれ
るため、より強い振動力を確保できるものである。
【0067】なお、前記の周波数信号ではiからhへの
周波数上昇の掃引後に下降、上昇の周波数掃引を繰り返
しているが、iからの周波数上昇掃引を周波数ポイント
hで止めて、周波数ポイントhで周波数を固定し連続的
に印加しても、その周波数を単独で入力した場合のよう
に、振動力が周波数の下降時の振動力(ポイントg)ま
で低下することはなく、大きな振動力を維持するもので
ある。従って、周波数上昇掃引を止める周波数をWbの
高域限界周波数fHにより近く設定すれば、連続的によ
り大きな振動力が得られるものである。
【0068】また、振動器6を構成するサスペンション
のスティフネス特性は特に重要である。図8は非線形性
を持たないサスペンションで支持された磁気回路部を有
する振動器6の振動力特性を示す。線形サスペンション
では周波数の上昇、下降で特性が変化することはない
が、振動力が大きくなる周波数がサスペンションのステ
ィフネスと磁気回路部の質量で構成される機械系の共振
周波数f0のみとなり、共振周波数f0を外すと振動力
は極端に低下するものであった。このため、駆動信号の
周波数を機械系の共振周波数f0に一致させる共振周波
数検出の手段を必要としていた。あるいは、振動器6の
共振周波数を定められた駆動周波数に一致させるよう
に、製造過程での厳密な共振周波数の管理を必要とする
ものであった。図6で示した非線形サスペンションの振
動力特性では、線形サスペンションのf0ような狭い帯
域ではなく、f→bという広い周波数帯域で大きな力を
有するものである。このような広い周波数帯域で大きな
力を得るためには、サスペンションの特別な非線形特性
が必要となる。例えば、図6の特性とするためには、図
4で示した変位(x)−力(F)特性を
【0069】
【数1】
【0070】と多次関数であらわして、さらに、図5で
示した変位(x)−スティフネス(S)特性を
【0071】
【数2】
【0072】とあらわすことができる。例えば、(数
2)においてS1、S2、S3の値として S1=503.6 S2=0 S3=5.5×108 と設定し、変位x=1mmとするならば(数2)におけ
る値は(表1)のようになる。
【0073】
【表1】
【0074】即ち、非線形項であるxの2乗項(S
32)が周波数の上昇、下降で異なる特性を生じさせる
要因であり、また広い周波数帯域での大きな力の発生を
可能にしているものである。
【0075】従って、本発明の電気−機械−音響変換装
置100に用いる振動器6ではそのサスペンション9、
10の少なくとも1つが、xの2乗項に値を有するもの
である必要がある。そこで、 S1=0 S2=0 S3=8.0×108 として、(数2)で示されるスティフネスのS1、S2
項がS3の項に比べて小さく、実質的にS3の項のみで
あるとした場合、その変位−スティフネス特性は図9の
ようになり、また振動器6で発生する振動力特性は図1
0で示すものとなって、周波数の上昇と下降で異なる振
動力特性となる周波数範囲f′〜b′は図6、図7に示
す周波数範囲f〜bよりも広く、周波数上昇時の振動力
特性の傾きは図6、図7に示す傾きよりも緩くなる。従
って、入力信号の周波数変化に対する力の大きさの変化
が少なくなり、より安定で大きな力が得られるものであ
る。
【0076】なお、前記2例では、S2の項が0と仮定
したが、この項が0でなくても、周波数の上昇と下降で
異なる特性となる跳躍現象はほぼ同様に生じるものであ
る。さらには、より高次の項がある場合でも同様であ
る。
【0077】また、xの2乗項に値を有する非線形サス
ペンションは、変位の増加とともに振幅が制限されるス
ティフネス特性により実現されるが、この非線形性は例
えばサスペンションの長さを短くして、サスペンション
の振幅を制限する、あるいは、伸びが少ない材料を用い
る等により比較的容易に実現できるものである。
【0078】さらに、本発明の電気−機械−音響変換装
置100では、振動器6に加える電気信号発生装置7で
発生させる周波数信号は、周波数が連続的に変化する掃
引周波数でなく、複数のポイント周波数でもよい。その
ポイント周波数は、初期入力の周波数として領域Wbの
低域限界周波数fLよりも低い信号を少なくとも1つ含
むことが望ましい。図11はポイント周波数の例を示
す。最初はP1、次にP2→P3→P4→P5とポイン
ト周波数を変化させて振動器6に印加する。最後のP5
の周波数で固定して、この周波数P5で連続的に信号を
加えるならば、振動器6から大きな振動力を連続的に出
力させることが可能となる。あるいはP1→P2→P3
→P4→P5と上昇させて、P5→P4→P3→P4→
P5と領域Wb内で周期的に上昇、下降を繰り返しても
よい。なお、ポイント周波数がWb内にあるとき、P1
からP5のように周波数幅が広すぎると安定な動作が得
られないので、P1→P3→P5のようにWbの帯域内
で初期周波数と最高周波数との間を複数個のポイント周
波数で補完して駆動することが望ましい。ただし、P2
→P3のように初期周波数P2が周波数fLよりも低
く、P3が領域Wbの内にある場合でも、そのポイント
周波数がfLに比較的近い場合は、その間を補間するポ
イント周波数の信号は必要としないものである。
【0079】以上のように、前記実施の形態の電気−機
械−音響変換装置100は、非線形サスペンションを用
いた振動器6により、広い周波数帯域にわたって、大き
な振動力が効率よく得られるものである。
【0080】なお、信号の波形は正弦波が望ましいが、
基本周波数が前記周波数の条件を満たす矩形波信号であ
っても同様な効果が期待できるものである。この場合
は、高調波成分がボイスコイル13に加えられ、振動時
に不要な音を再生する可能性が高いため、電気信号発生
装置7と振動器6との間に、高域をカットする高域カッ
トフィルター151を挿入することが望ましい。
【0081】また、ボイスコイル13に加える電気信号
発生装置7からの入力信号が、高域成分を含む音声や音
楽信号であるならば、振動板12は振動してスピーカと
して動作して、音響再生を可能とするものである。この
場合、音響信号の低域限界を領域Wbの下限周波数fL
よりも高くするならば、磁気回路部8はほとんど振動す
ることなく、振動板12のみが振動して音を発生するの
で、振動と音の再生を個別に機能させたいときは有効で
ある。電気信号発生装置7で発生させる周波数信号は、
前記周波数範囲Wb内に含まれる周波数と、周波数範囲
Wbよりも低い周波数を少なくとも1つ含む複数個の信
号を加算した合成信号である。
【0082】以上のような周波数信号を発生する電気信
号発生装置7と、非線形サスペンションを有する振動器
6で構成された電気−機械−音響変換装置100の動作
を説明する。
【0083】電気信号発生装置7からの周波数信号は、
振動器6に入力される。前記周波数信号は、例えば図1
2で示した非線形サスペンション9、10の力特性で周
波数の上昇と下降で異なる特性を示す周波数範囲Wb内
の周波数ポイントtとWbよりも低い周波数ポイントs
とを加算した合成信号である。
【0084】まず、ポイントsの周波数をf1、ポイン
トtの周波数をf2としてそれぞれの周波数を単独で振
動器6に入力した場合の振動力特性を図13A〜図13
Dに示す。図13Aはf2で電圧のピーク値がf1の約
2倍の入力波形、図13Bはf2入力時の振動力波形、
図13Cはf1の入力波形、図13Dはf1入力時の振
動力波形である。ポイントtのf2は周波数範囲Wb内
の周波数信号であり、図12で示したように周波数の上
昇掃引により振動器6の振動出力は大きな値となるが、
この周波数信号を単独で加えた場合、振動力は周波数を
下降掃引して得られる特性上のポイントuの値まで低下
するものである。ポイントsの周波数f1は周波数範囲
Wbよりも低い周波数であり、周波数の上昇、下降掃引
で振動力が変化しないため、電圧のピーク値がf2の半
分でも、f1の信号を入力した場合よりも大きな出力波
形(振動力波形)となっている。
【0085】次に、上記2周波数の合成信号を振動器6
に入力した場合の振動力特性を図14A、図14Bに示
す。図14Aは入力信号波形、図14Bは振動力波形で
ある。入力波形は振幅変調され周期的な増減を繰り返す
ものである。出力波形となる振動力波形も時間と共にそ
の値が増減しているが、波形の最大値は図13A〜13
Dで示した周波数の単独入力では得られなかった大きな
値であり、周波数の上昇掃引で得られるf2のポイント
tでの振動力が2周波数の合成信号により得られること
がわかる。
【0086】また、電気信号発生装置7で発生させる信
号がメロディー音、音楽信号、会話音等の音響信号であ
れば、振動器6のボイスコイル13が接合された振動板
12が振動して音響再生の動作をするものである。この
場合、音響信号の低域周波数成分が周波数範囲Wbを含
むものであっても、振動力は小さいので、実質的に振動
と音の機能は分離されたものとなる。一方、振動の信号
と音響の信号を同時に入力するならば、振動と音の同時
再生が可能であり、このように信号の周波数帯域、複数
信号の合成により振動器6を振動及び音響再生用の多機
能変換器として動作させることが可能となる。
【0087】なお、周波数範囲Wbよりも低い周波数信
号で得られる振動力よりも、周波数範囲Wb内の周波数
信号の方が大きな振動力を出力するため、低い周波数信
号の入力電圧レベルは、周波数範囲Wb内の周波数信号
による振動力が安定に得られる必要最低限の電圧レベル
とすることが、省電力のためには望ましい。また、本実
施の形態では周波数信号は2つの正弦波としたが、2つ
以上の複数としても同様の効果が得られるものであり、
それぞれの電圧レベルは本実施例と同様な考え方により
設定されるものである。さらに、信号波形は基本周期が
前記周波数の条件を満たす異なる2つの矩形波の合成信
号であってもよいが、信号に含まれる高調波成分により
振動板12から歪音が再生されるため、高音域をカット
するハイカットフィルターを振動器6の前段に挿入する
ことが望ましい。
【0088】また、図15に非線形サスペンションを有
する振動器6の量産時における製造バラツキにより生じ
る振動力周波数特性の変動をL,M,Hに示す。この場
合、周波数を連続的に上昇させて測定した結果のみを示
すが、周波数を連続的に下降させるならば、図6、図1
2で示したようにそれぞれの特性は周波数の上昇とは異
なる振動力特性、すなわち跳躍現象を示すものである。
【0089】ここで、電気信号発生装置7で発生させる
周波数信号は、例えば振動器6の振動力特性変動が周波
数の低い方へ移動したLの特性における周波数範囲Wb
よりも低い周波数を少なくとも1つ含み、また変動が高
いほうへ移動したHの特性における周波数範囲Wbより
も高い周波数を少なくとも1つ含むもので、これらの複
数個の周波数信号P1〜P8の位相を変えて加算した合
成信号である。
【0090】以上のような周波数信号を発生する電気信
号発生装置7と、非線形サスペンションを有する振動器
6で構成された電気−機械−音響変換装置100の動作
を説明する。
【0091】電気信号発生装置7からの周波数信号は、
振動器6に入力される。前記周波数信号は、本例では振
動器6の振動力特性変動が周波数の低い方へ移動したL
の特性における周波数範囲Wbよりも低い周波数を最低
周波数として、変動が高いほうへ移動したHの特性にお
ける周波数範囲Wbよりも高い周波数を最高周波数とし
て、その間を等間隔に分割して、P1〜P8の8ポイン
トの周波数が設定される。
【0092】まず、本実施の形態の効果をよりわかり易
くするため、8ポイントの周波数を同相で加算した信号
を図7で示したMの振動周波数特性を有する振動器6に
入力された場合の電気信号と振動出力特性の時間波形を
図16A、16Bに示す。図16Aは電気信号の時間波
形、図16Bは振動出力の時間波形である。電気信号は
各周波数の等周波数間隔の波長を周期(すなわち、5H
z間隔であれば200mS)として強弱を繰り返し、振
動出力波形も電気入力に従って、周期の初めには大きな
振動力を出力するが、次の始り周期までは振動力が減衰
するという振動波形となる。この振動波形によっても周
期的に大きな振動力は得られるものであるが、より望ま
しくは大きな振動力が時間軸上で継続することである。
【0093】次に、最低周波数P1と隣の周波数P2の
信号を逆相、P3とP4を同相、P5とP6を逆相、P
7とP8を同相として加算合成した電気信号と振動出力
特性の時間波形を図17A、17Bに示す。図17Aは
電気信号の時間波形、図17Bは振動出力の時間波形で
ある。図16A、16Bの電気信号波形と比較して、電
圧レベルの強弱周期が短縮される。これに伴い振動出力
波形は大きな振動出力の後にその振動力が減衰するとい
うものではなく、大きな振動が得られる時間が継続する
ものである。
【0094】また、合成信号を図15で示した振動特性
の低周波数側及び高周波数側に変動した特性L,Hに印
加した場合の振動出力時間波形を図18A、18Bに示
す。図18Aは特性Lに、図18Bは特性Hに印加した
場合の振動出力波形である。図17Bで示した特性Mと
同様に、連続した振動出力波形となり、振動器6の振動
力特性が変動した場合でも、安定な振動出力が得られる
ものである。
【0095】また、電気信号発生装置7で発生させる信
号がメロディー音、音楽信号、会話音等の音響信号であ
れば、振動器6のボイスコイル13が接合された振動板
12が振動して音響再生の動作をするものである。この
場合、音響信号の低域周波数成分が周波数範囲Wbを含
むものであっても、振動力は小さいので、実質的に振動
と音の機能は分離されたものとなる。一方、振動の信号
と音響の信号を同時に入力するならば、振動と音の同時
再生が可能であり、このように信号の周波数帯域、複数
信号の合成により振動器6を振動及び音響再生用の多機
能変換器として動作させることが可能となる。
【0096】さらに、信号波形は基本周期が前記周波数
の条件を満たす複数個の矩形波の合成信号であってもよ
いが、信号に含まれる高調波成分により振動板12から
歪音が再生されるため、高音域をカットするハイカット
フィルター151を振動器6の前段に挿入することが望
ましい。
【0097】以上のように、本実施の形態の電気−機械
−音響変換装置は、非線形サスペンションを用いた振動
器6と、隣合う2つの周波数信号を1組の信号として、
第1組は逆相として合成、第2組は正相で合成、上記第
1、第2組の信号をさらに1組の組み合わせとして複数
個、これを合成加算して構成される周波数信号により、
複数個のポイント周波数の周波数間隔が広い場合でもい
ずれかの周波数が、跳躍現象による振動力の大きな周波
数範囲Wbに含まれ、また、電気信号波形の電圧強弱周
期の短縮により継続的に大きな振動力が得られる。さら
に、振動器6の振動周波数特性が変動した場合でも、大
きな振動力が得られる周波数帯域を含むようにポイント
周波数の周波数範囲を設定するならば、常に安定した振
動出力が得られるものである。さらに、印加する信号の
周波数帯域により、振動と音響再生が任意に選択できる
ものである。
【0098】(実施の形態2)前述した実施の形態1で
は、振動器6のサスペンションは跳躍現象が生じる非線
形であるとしたが、跳躍現象が生じない線形なもので
も、非線形サスペンションの場合と同様な共振周波数の
上下周波数を含む帯域の中に含まれる信号から合成され
る合成信号を入力すれば、連続的な振動出力が得られる
ものである。さらに、線形のサスペンションであっても
共振周波数特性が変動するが、変動する周波数帯域を含
む複数個の周波数信号によって、非線形の場合と同様
に、常に安定した振動出力が得られるものである。
【0099】図19に線形サスペンション130の平面
図を示す。中央部132には磁気回路部8が固着され、
足部133a、133bは支持部剤11に固着される。
サスペンション130の力−変位特性は、サスペンショ
ンの腕131の長さLを長くすることにより線形なもの
となる。
【0100】図20には線形サスペンション130を用
いた振動器6の力周波数特性を示す。同図には、共振周
波数がf01、f02、f03と変化した場合の特性
I、II、IIIを示す。ここでは図示しないが、サス
ペンション130が線形であるため周波数の掃引方向で
特性が異なるという跳躍現象が生じることはない。
【0101】図20の共振周波数の変化は、振動器6の
特性のバラツキを示すものである。また、下矢印P1〜
P8は印加するポイント周波数信号を示す。これらのポ
イント周波数は特性I、II、IIIの共振周波数f0
1、f02、f03を含む周波数範囲で設定されるもの
である。
【0102】図21A、21B及び22A、22Bは線
形サスペンション130に位相を制御した8ポイントの
信号を印加した場合の振動力特性の時間波形である。本
例では、磁気回路部の重量が1.4g、線形サスペンシ
ョンと磁気回路部で構成される機械共振系の共振周波数
f01=125Hz、f02=135Hz、f03=1
45Hz、またポイント周波数P1〜P8は120Hz
〜155Hzまで5Hz間隔で設定したものであり、P
2とP6を逆相にしている。
【0103】図23は電気信号発生装置7の一例を示
す。同図において、101から108は周波数信号発生
器、110〜117は位相制御器、120は信号加算器
を示す。
【0104】振動器6に印加するP1〜P8までの加算
信号は、まず、周波数発生器101〜108でf1=1
20Hz、f2=125Hz、f3=130Hz、f4
=135Hz、f5=140Hz、f6=145Hz、
f7=150Hz、f8=155Hzを発生させる。こ
れらの信号は位相制御器110〜117に入力される
が、f2とf6は位相を180度遅らせて逆相とし、他
の信号は同相として、全ての信号は信号加算器120で
合成されその出力が、振動器6に加えられるものであ
る。
【0105】図21Aは、加算されたP1〜P8の時間
波形を示す。図21Bは上記加算信号が加えられた共振
周波数f01=135Hzの振動器6の振動力時間波形
を示す。また、図22Aはf2=125Hz、図22B
は145Hzのそれぞれの振動力時間波形を示す。振動
器6の共振周波数が製造や、被振動装置への取付条件、
使用条件で変動しても、帯域幅の広いポイント周波数に
より駆動されるため、安定的な振動力が実現される。
【0106】なお、振動器6の振動力特性はサスペンシ
ョンと磁気回路部で構成される機械共振のQ値により異
なる。図24はQ値の異なる線形サスペンションの力周
波数特性を示す。IVはQ=5、VはQ=10、VIは
Q=20である。なお、前記図20の特性はQ=20で
ある。図25A〜25CはQ値の異なる振動器6に8ポ
イント信号を印加した場合の振動力の時間波形を示す。
同図において、図25AはQ=5、図25BはQ=1
0、図25CはQ=20であり、Qが小さい場合は力特
性の周波数特性がより平坦となってくるため、ポイント
周波数は少なくして、例えばQ=5以下では4ポイント
あるいは2ポイントとするほうが、加算信号の波形の電
圧レベル変動が少なくて、大きな振動が得られるもので
ある。またQが10以上の場合、共振周波数でのレベル
は高くかつ鋭くなるが、8個以上のポイント周波数で共
振周波数の上下帯域を含む周波数低域にポイント周波数
を配分すれば、例えばQ=20とQ=30では、共振周
波数の極狭い帯域では振動力に差があるが、数Hz、上
下周波数離れれば、それ以上、あるいはそれ以下の周波
数帯域で同じ振動レベルとなるため、複数のポイント周
波数の合成で作られる信号で駆動した場合、その振動力
には大きな差異が生じない。すなわち、線形サスペンシ
ョンでは、共振のQの値により合成するポイント周波数
の個数を最適に選ぶことが望ましい。なお、Q値は振動
器6の設計に依存されるが、Qを小さくする手段とし
て、磁気回路を強力にして、ボイスコイルの電磁制動抵
抗を大きくすること、あるいはサスペンションの材料と
して内部損失の大きな制振材料を用いて機械抵抗を増大
することが有効であるが、電磁制動抵抗を大きくするに
は、磁気回路が大きくなり、小型の振動器6を実現する
ことは困難となってくる。また、機械抵抗を大きくする
と共振のレベルが抑えられて、大きな振動力を得るには
大きな電気入力が必要となり、効率の低下した振動器6
となる。非線形サスペンションでは、電磁制動抵抗が大
きくなくてもサスペンションの跳躍現象により振動力の
大きな周波数範囲が広くなるため、線形サスペンション
よりも小型で大きな振動力が得られる振動器6が実現で
きるが、本発明の信号は、サスペンションの線形性にか
かわらず有効である。
【0107】信号波形を変化させることにより振動特性
を容易に変更できる。これにより、現在呼出音がいろい
ろなメロディーを用いるのと同様に、いろいろな振動で
呼出が可能となる。例えば、電話の相手により振動モー
ドを変えることが可能である。
【0108】図26A、26Bは非線形サスペンション
を用いた振動器6に5Hz間隔の8ポイント信号を加算
して印加した場合で、図26Aが信号の電圧時間波形、
図26Bが振動力の時間波形である。図27A、27B
は同じ振動器6に4Hz間隔の8ポイント信号を印加し
た場合で、図27Aが信号の電圧時間波形、図27Bが
振動力の時間波形である。本例ではポイント周波数の間
隔を変えることにより振動力の特性を変えることができ
る。このように、本発明により振動モード切替が容易に
実現できるものである。なお、振動モード切替は、ポイ
ント周波数の個数、各信号の位相等により変更できるも
のである。
【0109】また、入力信号の時間波形は連続的なもの
で示しているが、定められた時間間隔で間欠的に繰り返
す信号でもよい。この場合、静止と振動が繰り返され人
の体感には振動による呼出がより明確になるものであ
る。
【0110】(実施の形態3)本発明の電気−機械−音
響変換装置200の第2の実施の形態について、図28
を用いて説明する。なお、説明にあたっては実施の形態
1と同一部分は同一番号を付し説明を省略する。即ち、
本実施の形態においての実施の形態1との相違点は、電
気信号発生装置7と並んで音響信号発生装置12を設
け、スイッチSW2によりそれぞれからの電気信号を切
り替えて振動器6に加えるものである。
【0111】電気信号発生振動器7は振動を安定に発生
させる掃引周波数や複数個のポイント周波数の信号で構
成され、その他に音声や音楽信号を発生させることも可
能であるが、回路構成が複雑になる。そこで、振動の動
作をさせる場合は、スイッチSW2で電気信号発生装置
7からの信号をONとし、音楽や音声の音響信号の再生
時には音響信号発生装置12からの信号を、スィッチS
W2でONとするものである。これにより、振動と音響
の動作が分離され、回路構成が簡略化されるものであ
る。
【0112】なお、電気信号発生装置7は任意の信号波
形が記録再生できる半導体メモリー等の記録媒体であっ
ても良く、DSP(Digital signal p
rocessor)であっても良い。
【0113】(実施の形態4)本発明の携帯端末装置の
第3の実施の形態について、図29から図30を用いて
説明する。なお、説明にあたっては実施の形態1と同一
部分は同一番号を付し説明を省略する。図29は実施の
形態1で説明した振動器6を搭載した携帯端末装置の1
つである携帯電話300の斜視図である。図30は実施
の形態1の振動器6を用いた携帯電話300の要部のブ
ロック回路図である。
【0114】図29によると、携帯電話300本体の外
ケース13に振動器6が取り付けられている。図30に
よると、14はアンテナ、15は受信信号処理部、16
は電気信号発生装置、SW3は受信信号処理部15、電
気信号発生装置16の電気信号を振動器6に切り替える
スイッチである。
【0115】次に、動作について説明する。アンテナ1
4は携帯電話の図示しない送信機から送られてきた着信
信号を受ける。この着信信号は、着信を知らせる受信信
号と送信者の話し声である受話音信号を含むものであ
る。この着信信号は受信信号処理部15で信号処理さ
れ、まず受信者に着信を知らせるための受信信号に応答
して信号Kを発生する。信号Kが発生されると通常はO
FF状態のスイッチSW3が受信信号処理部15あるい
は電気信号発生装置16にONされる。スイッチSW3
が電気信号発生装置16に接続されると、実施の形態1
で述べた周波数信号が発生して、この信号により振動器
6の非線形サスペンションで支持された磁気回路部が振
動して、この振動が携帯電話300を振動させ、振動に
よる呼び出しとなるバイブレータとして動作するもので
ある。あるいは、電気信号発生装置16から発生する信
号が、呼び出し音の場合は振動器6は音響再生用のスピ
ーカとして動作するものである。受信者が振動あるいは
呼び出し音により受信を知り、携帯電話を受信可能な状
態にすると、受信信号処理部15は信号Kにより、スイ
ッチSW3を切り替えて受信信号処理部15にONされ
る。受信信号処理部15からの信号は受話音であり、振
動器6はレシーバ、或いは携帯端末を離れた距離に設置
して、例えば受話音を聴く拡声用スピーカとして動作す
るものである。
【0116】以上のように、上記実施の形態の携帯電話
300は振動器6に掃引周波数、あるいはポイント周波
数を電気信号発生装置16により発生して、振動器6か
ら取り出せる大きな振動量を効率よく取り出せるため、
携帯電話で大きな問題となるバッテリーの消費電力を低
減できるものである。
【0117】なお、前記例では電気信号発生装置16が
呼び出し音を発生するとしたが、受信信号処理部15か
らの信号が呼び出し音を発生させるものでも良い。この
場合、受信信号処理部15は呼び出し音、受話音さらに
は拡声用スピーカ音を発生するものでる。
【0118】(実施の形態5)本発明の携帯端末装置の
第4の実施の形態について、図31を用いて説明する。
【0119】図31は実施の形態1で説明した振動器6
を用いた携帯電話400の要部のブロック回路図であ
る。また、ここでは図示しないが、実施の形態3と同様
に、振動器6は、携帯電話本体に取り付けられているも
のである。図31によると、14はアンテナ、17は受
信信号処理部、16は電気信号発生装置、18は信号合
成手段、スイッチSW4、SW5は受信信号処理部17
と信号合成手段18及び、電気信号発生装置16と信号
合成手段18との間に設けた電気信号のスイッチ、また
SW6は信号合成手段18と振動器6との間に設けた電
気信号のスイッチである。
【0120】次に、動作について説明する。アンテナ1
4は携帯電話の図示しない送信機から送られてきた着信
信号を受ける。この着信信号は、着信を知らせる受信信
号と送信者の話し声である受話音信号を含むものであ
る。この着信信号は受信信号処理部17で信号処理さ
れ、まず受信者に着信を知らせるための受信信号に応答
して信号K1とK2、K3を発生する。信号K1、K
2、K3が発生されるとスイッチSW4、SW5、SW
6が制御されて、ON,OFFの動作が選択される。
【0121】信号K1がOFF、信号K2がON、信号
K3がONの信号を発生すると、スイッチSW4がOF
F、スイッチSW5がON、スイッチSW6がONとな
って、電気信号発生装置16からの振動信号が信号合成
手段18に入力される。受信信号処理部17からの信号
はOFF状態であるため、信号合成手段18は電気信号
発生装置16からの振動信号を振動器6に印加する。
【0122】この信号により振動器6の非線形サスペン
ションで支持された磁気回路部が振動して、この振動が
携帯電話を振動させ、振動による呼び出しとなるバイブ
レータとして動作するものである。同様に、信号K1が
ON、信号K2がOFF、信号K3がONの信号を発生
すると、スイッチSW4がON、スイッチSW5がOF
F、スイッチSW6がONとなって、受信信号処理部1
7からの音響信号が信号合成手段18に入力される。電
気信号発生装置16からの信号はOFF状態であるた
め、信号合成手段18は受信信号処理部17からの音響
信号を振動器6に印加する。この場合は、振動器6は音
響再生用のスピーカとして動作するものであり、呼び出
し音、レシーバ或いは拡声用スピーカとして機能する。
さらに、信号K1がON、信号K2がON、信号K3が
ONの信号を発生すると、スイッチSW4がON、スイ
ッチSW5がON、スイッチSW6がONとなって、受
信信号処理部17からの音響信号及び電気信号発生装置
16からの振動信号が信号合成手段18に同時に入力さ
れる。従って、受信信号処理部17からの音響信号及び
電気信号発生装置16からの振動信号が信号合成手段1
8で合成され振動器6に印加される。これにより、振動
器6は例えば着信の呼び出しを、振動と音の両方で知ら
せることが可能となるものである。或いは、受話中に他
の人からの電話を受信した場合でも、振動によって、第
3者からの着信を知ることが可能となる。この場合、振
動は受話音を妨げることがないので、電話の音質を劣化
させることなく、着信と受話という複合動作を有する携
帯端末装置が実現できるものである。
【0123】なお、本実施の形態1〜5では振動器6は
磁場内に挿入されたボイスコイルに発生する磁気力を用
いる動電型方式であったが、圧電型、電磁型等の変換器
方式でも、その振動力特性が同様な非線形特性を有する
なら同様の構成が可能である。
【0124】
【発明の効果】以上のように、本発明の電気−機械−音
響変換装置の構成は、振動器に非線形サスペンションを
用いることにより、幅広い周波数帯域で大きな振動力を
実現するものである。また、線形サスペンションを用い
た場合でも、複数のポイント周波数を加算合成した信号
を入力することにより、振動器の振動特性のばらつきに
よる振動力の大きな変動をなくして、また駆動回路の簡
略化を可能として、常に安定した振動力が効率よく得ら
れるものである。これにより、携帯電話等への応用を可
能として、携帯端末装置の消電力化、さらには、回路の
簡略化による省スペース化、軽量化が実現できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電気−機械−音響変換
装置要部のブロック回路図
【図2】同要部である振動器の一具体例の分解斜視図
【図3A】同要部である振動器のバッフルを除いた状態
の上面図
【図3B】振動器のバッフルを除いた状態の側断面図
【図4】実施の形態1の振動器サスペンションの変位−
力特性を示す図
【図5】同サスペンションの変位−スティフネス特性を
示す図
【図6】実施の形態1の振動器の力周波数特性を示す図
【図7】同力周波数特性を示す図
【図8】線形サスペンションを用いた従来の振動器の力
周波数特性を示す図
【図9】実施の形態1の第2の非線形サスペンションの
変位−スティフネス特性を示す図
【図10】実施の形態1の振動器の第2の力周波数特性
を示す図
【図11】実施の形態1の振動器の力周波数特性と入力
周波数ポイントを示す図
【図12】実施の形態1の振動器の力周波数特性を示す
【図13A】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で単独周波数入力時の入−出力特性を示す図
【図13B】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で単独周波数入力時の入−出力特性を示す図
【図13C】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で単独周波数入力時の入−出力特性を示す図
【図13D】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で単独周波数入力時の入−出力特性を示す図
【図14A】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で合成周波数信号入力時の入−出力特性を示す図
【図14B】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で合成周波数信号入力時の入−出力特性を示す図
【図15】実施の形態1の振動器の力周波数特性の変動
を示す図
【図16A】複数の周波数信号を同相で加算した合成信
号の時間波形の図
【図16B】同信号により得られる振動力特性の時間波
形の図
【図17A】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で複数の周波数信号の位相を調整して加算した合成信号
の時間波形の図
【図17B】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で同信号により得られる振動力特性の時間波形の図
【図18A】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で振動器の力周波数特性が低域側に変動した場合の振動
力特性の時間波形の図
【図18B】実施の形態1の電気−機械−音響変換装置
で振動器の力周波数特性が高域側に変動した場合の振動
力特性の時間波形の図
【図19】実施の形態2の線形サスペンションの平面図
【図20】実施の形態2の線形サスペンションを用いた
振動器の力周波数特性を示すグラフ
【図21A】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図21B】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図22A】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図22B】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図23】実施の形態2の電気信号発生装置のブロック
【図24】実施の形態2のQ値の異なる線形サスペンシ
ョンの力周波数特性を示すグラフ
【図25A】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図25B】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図25C】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図26A】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図26B】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図27A】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図27B】実施の形態2の振動力特性の時間波形を示
すグラフ
【図28】本発明の実施の形態3の電気−機械−音響変
換装置要部のブロック回路図
【図29】本発明の電気−機械−音響変換装置を搭載し
た実施の形態4の携帯電話の斜視図
【図30】同実施の形態4の電気−機械−音響変換装置
要部のブロック回路図
【図31】同実施の形態5の電気−機械−音響変換装置
要部のブロック回路図
【図32】従来の振動器の構造断面図
【図33】同振動器の力周波数特性を示す図
【符号の説明】
6 振動器 7 電気信号発生装置 8 磁気回路部 9,10 サスペンション 12 電気音響信号発生装置 13 携帯電話 14 アンテナ 15 受信信号処理部 18 信号合成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 33/18 H02K 33/18 B 5K067 H04Q 7/38 H04R 1/00 310G H04R 1/00 310 1/22 310 1/22 310 9/10 9/10 H04B 7/26 109L Fターム(参考) 5D012 DA04 GA04 5D017 AA11 5D018 AA10 5D107 AA03 AA14 BB08 CC08 CC09 CD05 DD12 FF10 5H633 BB07 BB08 BB09 BB10 GG02 GG03 GG04 GG06 GG09 GG17 HH02 HH03 HH05 JA03 JA07 5K067 AA42 BB04 DD13 EE02 FF13 FF28

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振周波数で共振する機械振動系を有す
    る振動器を駆動する駆動回路であって、 前記駆動回路は、前記共振周波数を含む周波数領域に含
    まれる異なる周波数を有する少なくとも2つの信号を前
    記振動器に出力し、 前記振動器は、電気信号を音と振動との少なくとも一方
    に変換する機能を有する駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも2つの信号は、前記共振
    周波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周波
    数よりも高い周波数を持つ第2信号とを含む、請求項1
    記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つの信号は、第1信号
    と第2信号とを含み、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号とを加算
    した合成信号を前記振動器に出力する、請求項1記載の
    駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも2つの信号は、第1信号
    と第2信号とを含み、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号とを位相
    を変えて加算した合成信号を前記振動器に出力する、請
    求項1記載の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも2つの信号は、第1信号
    と第2信号とを含み、 前記第1信号と前記第2信号との少なくとも一方は、正
    弦波信号を含む、請求項1記載の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも2つの信号は、第1信号
    と第2信号とを含み、 前記第1信号と前記第2信号との少なくとも一方は、矩
    形波信号を含む、請求項1記載の駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記駆動回路は、前記合成信号の出力電
    圧のピークを制限するリミッターを含む、請求項3記載
    の駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記合成信号は、正弦波信号であり、 前記合成信号は、隣合う2つの周波数信号を1組の信号
    として、第1組は逆相として合成し、第2組は正相で合
    成し、上記第1組、第2組の信号をさらに1組の組み合
    わせとして複数個、これを合成して構成される周波数信
    号である、請求項3記載の駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記振動器は、磁気回路部と少なくとも
    1つのサスペンションとを含む、請求項1記載の駆動回
    路。
  10. 【請求項10】 前記サスペンションは、線型サスペン
    ションを含む、請求項9記載の駆動回路。
  11. 【請求項11】 駆動回路は、振動の周波数信号、ある
    いは音の電気音響信号を発生する電気信号発生装置であ
    る、請求項1記載の駆動回路。
  12. 【請求項12】 所定の振動力周波数特性を有する機械
    振動系を有する振動器を駆動する駆動回路であって、 前記機械振動系は、所定の周波数範囲で周波数の上昇と
    下降とで異なる振動力周波数特性を有し、 前記周波数範囲は、該周波数範囲で最も低い周波数を表
    す低域限界周波数と該周波数範囲で最も高い周波数を表
    す高域限界周波数とを含み、 前記駆動回路は、前記周波数範囲に含まれる周波数を有
    する第1信号と、前記低域限界周波数より低い周波数を
    有する第2信号とを前記振動器に出力し、 前記第2信号は、前記第1信号と同時か若しくはそれ以
    前に前記振動器に出力され、 前記振動器は、電気信号を音と振動との少なくとも一方
    に変換する機能を有する駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記振動器は、磁気回路部と少なくと
    も1つのサスペンションとを含む、請求項12記載の駆
    動回路。
  14. 【請求項14】 前記サスペンションは、非線型サスペ
    ンションを含む、請求項13記載の駆動回路。
  15. 【請求項15】 前記サスペンションは、スチフネスS
    を変位Xの多次関数であらわした場合、X2項が値を有
    する、請求項13記載の駆動回路。
  16. 【請求項16】 駆動回路は、振動の周波数信号、ある
    いは音の電気音響信号を発生する電気信号発生装置であ
    る、請求項12記載の駆動回路。
  17. 【請求項17】 前記第2信号は、周波数が連続的に変
    化する掃引信号を含む、請求項12記載の駆動回路。
  18. 【請求項18】 前記第2信号は、複数個のポイント周
    波数信号を含む、請求項12記載の駆動回路。
  19. 【請求項19】 前記第1信号と前記第2信号との少な
    くとも一方は、周波数が低いほうから高い方へ変化する
    上昇信号を含む、請求項12記載の駆動回路。
  20. 【請求項20】 前記第1信号は、周波数が連続的に変
    化する掃引信号を含み、 前記第1信号は、上昇から下降への第1折り返し周波数
    と下降から上昇への第2折り返し周波数とを有し、 前記第1折り返し周波数は、前記高域限界周波数よりも
    低く、 前記第2折り返し周波数は、前記低域限界周波数よりも
    高い、請求項12記載の駆動回路。
  21. 【請求項21】 前記第1信号は、少なくとも1つのポ
    イント周波数信号を含む、請求項12記載の駆動回路。
  22. 【請求項22】 前記駆動回路は、前記第1信号と前記
    第2信号とを加算した合成信号を前記振動器に出力す
    る、請求項12記載の駆動回路。
  23. 【請求項23】 前記駆動回路は、前記第1信号と前記
    第2信号とを位相を変えて加算した合成信号を前記振動
    器に出力する、請求項12記載の駆動回路。
  24. 【請求項24】 前記第1信号と前記第2信号との少な
    くとも一方は、正弦波信号を含む、請求項12記載の駆
    動回路。
  25. 【請求項25】 前記第1信号と前記第2信号との少な
    くとも一方は、矩形波信号を含む、請求項12記載の駆
    動回路。
  26. 【請求項26】 前記駆動回路は、前記合成信号の出力
    電圧のピークを制限するリミッターを含む、請求項22
    記載の駆動回路。
  27. 【請求項27】 前記合成信号は、正弦波信号であり、 前記合成信号は、隣合う2つの周波数信号を1組の信号
    として、第1組は逆相として合成し、第2組は正相で合
    成し、上記第1組、第2組の信号をさらに1組の組み合
    わせとして複数個、これを合成して構成される周波数信
    号である、請求項23記載の駆動回路。
  28. 【請求項28】 共振周波数で共振する機械振動系を有
    する振動器と、 前記振動器を駆動する駆動回路とを備え、 前記駆動回路は、前記共振周波数を含む周波数領域に含
    まれる周波数を有する少なくとも2つの信号を前記振動
    器に出力する電気機械音響変換装置。
  29. 【請求項29】 前記少なくとも2つの信号は、前記共
    振周波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周
    波数よりも高い周波数を持つ第2信号とを含む、請求項
    28記載の電気機械音響変換装置。
  30. 【請求項30】 前記少なくとも2つの信号は、前記共
    振周波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周
    波数よりも高い周波数を持つ第2信号とを含み、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号とを加算
    した合成信号を前記振動器に出力し、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号との周波
    数と周波数間隔と位相と電圧レベルとの少なくとも1つ
    を変化させることにより、該合成信号を選択的に変化さ
    せる、請求項28記載の電気機械音響変換装置。
  31. 【請求項31】 所定の振動力周波数特性を有する機械
    振動系を有する振動器と、 前記振動器を駆動する駆動回路とを備え、 前記機械振動系は、所定の周波数範囲で周波数の上昇と
    下降とで異なる振動力周波数特性を有し、 前記周波数範囲は、該周波数範囲で最も低い周波数を表
    す低域限界周波数と該周波数範囲で最も高い周波数を表
    す高域限界周波数とを含み、 前記駆動回路は、前記周波数範囲に含まれる周波数を有
    する第1信号と、前記低域限界周波数より低い周波数を
    有する第2信号とを前記振動器に出力し、 前記第2信号は、前記第1信号と同時か若しくはそれ以
    前に前記振動器に出力される電気機械音響変換装置。
  32. 【請求項32】 前記駆動回路は、前記第1信号と前記
    第2信号とを加算した合成信号を前記振動器に出力し、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号との周波
    数と周波数間隔と位相と電圧レベルとの少なくとも1つ
    を変化させることにより、該合成信号を選択的に変化さ
    せる、請求項31記載の電気機械音響変換装置。
  33. 【請求項33】 共振周波数で共振する機械振動系を有
    する振動器と、 着信信号を受信するアンテナと、 前記着信信号を信号処理して電気信号を前記振動器に出
    力する受信信号処理手段と、 前記振動器を駆動する駆動回路とを備え、 前記駆動回路は、前記共振周波数を含む周波数領域に含
    まれる周波数を有する少なくとも2つの信号を前記振動
    器に出力する携帯端末装置。
  34. 【請求項34】 前記少なくとも2つの信号は、前記共
    振周波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周
    波数よりも高い周波数を持つ第2信号とを含む、請求項
    33記載の携帯端末装置。
  35. 【請求項35】 前記受信信号処理手段の出力に基づい
    て、前記振動器を前記駆動回路と前記受信信号処理手段
    とのいずれかと接続する切替手段をさらに備える、請求
    項33に記載の携帯端末装置。
  36. 【請求項36】 前記受信信号処理手段により出力され
    る前記電気信号と前記駆動回路の出力とを合成する信号
    合成手段をさらに備える、請求項33に記載の携帯端末
    装置。
  37. 【請求項37】 前記受信信号処理手段と前記信号合成
    手段との間に設けられる第1スイッチと、 前記駆動回路と前記信号合成手段との間に設けられる第
    2スイッチと、 前記信号合成手段と前記振動器との間に設けられる第3
    スイッチとをさらに備える、請求項36に記載の携帯端
    末装置。
  38. 【請求項38】 前記第1スイッチと前記第2スイッチ
    と前記第3スイッチとは、前記受信信号処理手段から出
    力される信号に基づいて動作する、請求項37に記載の
    携帯端末装置。
  39. 【請求項39】 前記少なくとも2つの信号は、前記共
    振周波数よりも低い周波数を持つ第1信号と前記共振周
    波数よりも高い周波数を持つ第2信号とを含み、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号とを加算
    した合成信号を前記振動器に出力し、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号との周波
    数と周波数間隔と位相と電圧レベルとの少なくとも1つ
    を変化させることにより、該合成信号を選択的に変化さ
    せる、請求項33記載の携帯端末装置。
  40. 【請求項40】 所定の振動力周波数特性を有する機械
    振動系を有する振動器と、 着信信号と受話信号とを受信するアンテナと、 前記着信信号を信号処理して電気信号を前記振動器に出
    力する受信信号処理手段と、 前記振動器を駆動する駆動回路とを備え、 前記機械振動系は、所定の周波数範囲で周波数の上昇と
    下降とで異なる振動力周波数特性を有し、 前記周波数範囲は、該周波数範囲で最も低い周波数を表
    す低域限界周波数と該周波数範囲で最も高い周波数を表
    す高域限界周波数とを含み、 前記駆動回路は、前記周波数範囲に含まれる周波数を有
    する第1信号と、前記低域限界周波数より低い周波数を
    有する第2信号とを前記振動器に出力し、 前記第2信号は、前記第1信号と同時か若しくはそれ以
    前に前記振動器に出力される携帯端末装置。
  41. 【請求項41】 前記受信信号処理手段の出力に基づい
    て、前記振動器を前記駆動回路と前記受信信号処理手段
    とのいずれかと接続する切替手段をさらに備える、請求
    項40に記載の携帯端末装置。
  42. 【請求項42】 前記受信信号処理手段により出力され
    る前記電気信号と前記駆動回路の出力とを合成する信号
    合成手段をさらに備える、請求項40に記載の携帯端末
    装置。
  43. 【請求項43】 前記受信信号処理手段と前記信号合成
    手段との間に設けられる第1スイッチと、 前記駆動回路と前記信号合成手段との間に設けられる第
    2スイッチと、 前記信号合成手段と前記振動器との間に設けられる第3
    スイッチとをさらに備える、請求項42に記載の携帯端
    末装置。
  44. 【請求項44】 前記駆動回路は、前記第1信号と前記
    第2信号とを加算した合成信号を前記振動器に出力し、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号との周波
    数と周波数間隔と位相と電圧レベルとの少なくとも1つ
    を変化させることにより、該合成信号を選択的に変化さ
    せる、請求項40記載の携帯端末装置。
  45. 【請求項45】 前記少なくとも2つの信号は、第1信
    号と第2信号とを含み、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号とを加算
    した合成信号を前記振動器に出力する、請求項2記載の
    駆動回路。
  46. 【請求項46】 前記少なくとも2つの信号は、第1信
    号と第2信号とを含み、 前記駆動回路は、前記第1信号と前記第2信号とを位相
    を変えて加算した合成信号を前記振動器に出力する、請
    求項2記載の駆動回路。
  47. 【請求項47】 前記少なくとも2つの信号は、第1信
    号と第2信号とを含み、 前記第1信号と前記第2信号との少なくとも一方は、正
    弦波信号を含む、請求項2記載の駆動回路。
  48. 【請求項48】 前記少なくとも2つの信号は、第1信
    号と第2信号とを含み、 前記第1信号と前記第2信号との少なくとも一方は、矩
    形波信号を含む、請求項2記載の駆動回路。
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