JP2001211789A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JP2001211789A
JP2001211789A JP2000026962A JP2000026962A JP2001211789A JP 2001211789 A JP2001211789 A JP 2001211789A JP 2000026962 A JP2000026962 A JP 2000026962A JP 2000026962 A JP2000026962 A JP 2000026962A JP 2001211789 A JP2001211789 A JP 2001211789A
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handle
shaft
spool
fishing
reel
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JP2000026962A
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English (en)
Inventor
Wataru Tsutsumi
わたる 堤
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】駆動歯車からピニオン歯車へのトルクの伝
達効率を向上させてハンドル回転操作性が良好で、しか
も、リール本体の縦方向寸法を小型化してサミングの向
上を図ることができる魚釣用スピニングリールを提供す
ること。 【解決手段】リール本体1の前方に、スプール軸11を
介して支持され、釣糸を巻回保持するための巻回胴部が
形成されたスプール3を備え、ハンドルHの回転操作で
リール本体内部の駆動歯車13を駆動し、該リール本体
に回転可能に支持されたロータ3に固定されたピニオン
歯車15を駆動させることでロータ3を回転運動させて
スプール3に釣糸を巻回するべく構成された魚釣用スピ
ニングリールにおいて、前記ハンドルのハンドル軸を駆
動軸に螺合可能とする共に、前記螺合部を駆動軸に雄ネ
ジを、ハンドル軸16側を雌ネジにするとともに、前記
左右の螺合部の螺進方向がハンドル回転方向と同方向で
ある正・逆のネジとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用スピニングリ
ールに関し、特にハンドルを左右のいずれにも取り付け
ることのできるスピニングリールの駆動機構であるハン
ドルと駆動歯車との取付け部の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】魚釣用スピニングリールは、リール本体
の前方側(竿先側)にスプール軸を介してスプールを支
持するとともに、該スプールに釣糸を巻回する為のロー
タを駆動する巻取り駆動機構を前記リール本体内に備え
ている。
【0003】前記巻取り駆動機構は、リール本体に回転
可能に支持されたハンドルの回転操作でリール本体内部
の駆動歯車を駆動し、ロータに固定されたピニオン歯車
を駆動させることでロータを回転運動させてスプールに
釣糸を巻回するように構成されている。
【0004】そして、前記駆動歯車とハンドルの連結部
の構成としては、例えば実開昭54−32288号公報
などに開示されており、広く知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の駆動機構は、駆動歯車の中空軸としておき、一
端側に正方向の雌ネジを他端側に逆方向の雌ネジを形成
しておかなければならず、軸径がどうしても大きくな
る。このように軸径が大きくなると、スプール軸と中空
軸部間を詰めることができず、スプール軸を中心として
回転するピニオン歯車と駆動歯車のオフセット量が多く
なってしまい、駆動歯車からピニオン歯車へのトルクの
伝達効率が悪化し、ハンドルの回転が重くなり、操作性
が悪くなる。
【0006】また、このようにオフセット量が多くなる
と、リール本体が縦方向に大型化せざるを得ず、スプー
ルとリールの竿取付部との間が広くなって、スプール上
の釣糸をサミングし難くなってしまうといった課題が残
されていた。
【0007】本発明は、上記従来技術の課題に着目して
なされたもので、前記オフセット量を少なくして駆動歯
車からピニオン歯車へのトルクの伝達効率を向上させて
ハンドル回転操作性が良好で、しかも、リール本体の縦
方向寸法を小型化してサミングの向上を図ることができ
る魚釣用スピニングリールを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、リール本体の
前方に、スプール軸を介して支持され、釣糸を巻回保持
するための巻回胴部が形成されたスプールを備え、リー
ル本体の左右の何れにも回転可能に支持され得るハンド
ルの回転操作でリール本体内部の駆動歯車を駆動し、該
リール本体に回転可能に支持されたロータに固定された
ピニオン歯車を駆動させることでロータを回転運動させ
てスプールに釣糸を巻回するべく構成された魚釣用スピ
ニングリールにおいて、前記ハンドルのハンドル軸を駆
動歯車の駆動軸に螺合可能とする共に、前記螺合部を駆
動軸に雄ネジを、ハンドル軸側を雌ネジとするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の記載に
おいては、説明の便宜上、リール本体を竿に装着した状
態で竿先側を前方向、竿尻側を後方向として説明する。
【0010】図1及び図2に示すように、本発明の第1
の実施の形態におけるスピニングリールは、通常のスピ
ニングリールと同様に、リール本体1の前方には前後動
するように取付けられたスプール2と、該スプール2の
外周を離間状態で回転するロータ3と、スプール2を挟
んでロータ3の対称位置から前方に向けて延在する一対
のベール支持腕4(図1においては一方のベール支持腕
4のみが図示されており、対称位置に他方のベール支持
腕が隠れている。)と、前記ベール支持腕4の先端に取
付けられたベール支持部材5(図1においては一方のベ
ール支持腕4に揺動自在に支持されたベール支持部材5
が図示されており、他方のベール支持腕にもベール支持
部材が揺動自在に支持されている。)と、前記ベール支
持部材5間に架設されたベール6と、一方の支持部材5
側に設けられた釣糸案内部7と、前記ロータ3を回転さ
せると共にスプール2を前後動させるための操作を行う
ハンドルHとを有している。
【0011】本発明のスピニングリールは左右両用型で
あり、このため、ハンドルHはリール本体の左右の何れ
にも回転可能に支持され得るように構成されている。ハ
ンドルHを回転操作することにより、これと接続(螺
合)されている駆動軸14を介してリール本体1内部の
駆動歯車13を回転せせる。そして駆動歯車13はスプ
ール軸11に回転可能に支持されたロータ3に固定され
たピニオン歯車15を介してその回転をロータ3に伝達
し、スプール2に釣糸を巻回する。
【0012】ところで、図2及び図3から分かるよう
に、駆動歯車13の中心には厚さ方向に駆動軸14が一
体的に形成されているが、この駆動軸14の両端には夫
々雄ネジS1,S2が形成されている。これらの雄ネジ
S1,S2は、図2及び図3に示す視点において、右側
の端部には小径の雄ネジS1が、左端には大径の雄ネジ
S2とされている(大小径の雄ネジS1,S2の配置は
逆であってもよい)。そして、ハンドルHのハンドル軸
16には、前記雄ネジS1,S2に螺合する様に、先端
側に開口する前記雄ネジS1と螺合する小径の雌ネジN
2が、奥部には前記雄ネジS2と螺合する大径の雌ネジ
N1が同心的に形成されている。両雄ネジS1,S2お
よびこれらに螺合する雌ネジN1,N2は、正・逆ネジ
となっており、ハンドルをリール本体1の左右何れに装
着してもハンドルHの巻取り方向に螺進して締結する方
向であることはいうまでもない。
【0013】ところで、このように駆動軸14を雄ネジ
S1,S2とし、ハンドル軸16側を雌ネジN1,N2
とすることにより、駆動軸14に雌ネジを形成しなくて
済むので、図4(A)に示すように、従来技術のもの
(駆動軸側に雌ネジ)と比較して、寸法d分だけ駆動軸
14の軸径を小さく(細く)することができ、この寸法
d分だけリールをコンパクトにすることができる。
【0014】また、本発明のように駆動軸側を雄ネジと
することで、駆動歯車13とピニオン歯車15のオフセ
ット量が減るので駆動力の伝達効率が向上する。即ち、
図4(b)に示すように、オフセット量をゼロとする場
合のピニオン歯車の位置をP1とし、オフセット量が大
の場合のピニオン歯車の位置をP2とした場合、オフセ
ットがゼロ(P1)のときの駆動歯車13がピニオン歯
車15を回転させる力が100%伝達されると仮定した
場合、オフセットが大のとき(P2)のFは駆動歯車1
3の接線方向に加わるので、ピニオン歯車15を回転さ
せる力FはFsinθとなり、F≧Fとなるので、伝
達ロスとなる。よって、オフセット量は少なければ少な
い程、効率が良くなる。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第2の実施の形態は、図5に示すように、駆
動軸141を中空状に形成しておくものである。これに
より、中空分の軽量化を図れ、リールの全体的な重量を
小さくでき、操作性に優れたものとなる。
【0016】第3の実施の形態は、図6に示すように、
駆動歯車131と駆動軸142を別体で成形しておき、
駆動歯車131の中心に駆動軸142をインサート成形
したものである。これにより、駆動軸142のみ高強度
材料で成形し、駆動歯車を加工性の良い別素材とするこ
とができ、生産性の向上を図ることができる。
【0017】第4の実施の形態は、図7に示すように、
駆動歯車133と駆動軸142を別に形成すると共に、
駆動軸142にフランジ142aを一体的に形成してお
き、該フランジ142aに駆動歯車をネジ143で固定
しておくものである。
【0018】第5の実施の形態は、図8に示すように、
駆動軸144とフランジ144bを別体に形成してお
き、この駆動軸144とフランジ144bをインサート
成形しておく。そして、このフランジ144bに駆動歯
車136をネジ143で締結しておくものである。
【0019】第6の実施の形態は、駆動軸147に雄ネ
ジS1,S2を直接形成するものではなく、ネジ部14
8(S1),149(S2)を別体で形成しておき、こ
れを駆動軸に取り付けておくものである。
【0020】上記各実施の形態においては、ハンドルを
リール本体の左右何れ側にも装着できる左右両用型のも
のを前提にして説明したが、本発明は、これに限定され
るものではなく、ハンドルを片側のみにしか装着できな
い形式のものにも応用できることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、駆動
歯車の軸部(駆動軸)に雄ネジを形成し、ハンドル軸側
にこれと螺合する雌ネジを形成することとしたので、駆
動歯車の軸部(駆動軸)の径を細くすることができ、細
くできる分だけスプール軸と駆動歯車の軸部間の寸法を
詰めることができ、スプール軸を中心として回転するピ
ニオン歯車と駆動歯車のオフセット量を少なくできる。
この結果、駆動歯車からピニオン歯車へのトルクの伝達
効率が良好となるので、ハンドル回転が軽くなり操作性
に優れたものとなる。
【0022】また、このようにオフセット量が少なくな
ると、リール本体の縦方向寸法が小さくでき、この結
果、スプールとリールの竿取付部との間を適正な寸法に
設定でき、スプール上の釣糸をサミングし易くなって、
この面からも操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるスピニングリールの
全体側面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】第1の実施の形態における要部周りを示した側
面断面図である。
【図4】本発明の作用を示す説明図である。
【図5】第2の実施の形態における要部周りを示した側
面断面図である。
【図6】第3の実施の形態における要部周りを示した側
面断面図である。
【図7】第4の実施の形態における要部周りを示した側
面断面図である。
【図8】第5の実施の形態における要部周りを示した側
面断面図である。
【図9】第6の実施の形態における要部周りを示した側
面断面図である。
【符号の説明】
1 リール本体 13 駆動歯車 14 駆動軸 15 ピニオン歯車 16 ハンドル軸 H ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体の前方に、スプール軸を介して
    支持され、釣糸を巻回保持するための巻回胴部が形成さ
    れたスプールを備え、リール本体に回転可能に支持され
    たハンドルの回転操作でリール本体内部の駆動歯車を駆
    動し、該リール本体に回転可能に支持されたロータに固
    定されたピニオン歯車を駆動させることでロータを回転
    運動させてスプールに釣糸を巻回するべく構成された魚
    釣用スピニングリールにおいて、 前記ハンドルのハンドル軸を駆動歯車の駆動軸に螺合可
    能とする共に、前記螺合部を駆動軸に雄ネジを、ハンド
    ル軸側を雌ネジとしたことを特徴とする魚釣用スピニン
    グリール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348636A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Shimano Inc スピニングリールのマスターギア
JP2011193855A (ja) * 2010-03-24 2011-10-06 Shimano Components Malaysia Sdn Bhd マスターギア組立体
JP2012170330A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Globeride Inc 魚釣用スピニングリール

Cited By (4)

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