JP2001210703A - 基板保持機構、ガイドチップ、および基板回転乾燥装置 - Google Patents

基板保持機構、ガイドチップ、および基板回転乾燥装置

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JP2001210703A
JP2001210703A JP2000016499A JP2000016499A JP2001210703A JP 2001210703 A JP2001210703 A JP 2001210703A JP 2000016499 A JP2000016499 A JP 2000016499A JP 2000016499 A JP2000016499 A JP 2000016499A JP 2001210703 A JP2001210703 A JP 2001210703A
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guide
substrates
holding mechanism
chip
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English (en)
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Seiichi Matsuguchi
征一 松口
Soichiro Hirao
聡一郎 平尾
Koichi Enami
宏一 榎並
Shinichi Tsutsui
紳一 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
D S GIKEN KK
Original Assignee
D S GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保持対象基板との接触部分における消耗品の
交換に関する諸問題を解決することが可能な基板保持機
構等、ならびにそのような消耗部品の交換作業自体を減
らすことが可能な基板保持機構等を提供する。 【解決手段】 基板保持機構に用いられる櫛歯状ガイド
(櫛歯状構造CSを有するガイド)は、各基板を保持す
る複数のガイドチップGCを備える。複数のガイドチッ
プGCのそれぞれは、ガイドプレートGPの所定位置に
設けられた特定形状を有する取付部に対して係合可能な
着脱部を有し、これによりガイドプレートGPに対して
互いに独立に着脱可能である。ガイドチップGCの消耗
時においては、交換が必要なガイドチップGCのみを容
易に交換できる。また、ガイドチップGCの谷部Vの壁
面は、谷部の谷線方向に関して凸曲面となっているの
で、基板の損傷確率が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等の基板(以下「基板」という)を配列
して保持する機構に関するもので、特に、バッチ式の基
板回転乾燥装置での基板保持に適した技術改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体基板の処理プロセスのうち、基板
の洗浄後の乾燥工程の代表的な方式の1つとして、基板
をその中心まわりに回転させて乾燥させる基板回転乾燥
装置(スピンドライヤ)が使用されている。
【0003】このようなスピンドライヤとしては、枚葉
式のものもあるが、スループットを向上させるために
は、起立姿勢の基板をロット単位で水平方向に積層配列
し、それらを一括して回転乾燥させるバッチ式が有効で
ある。
【0004】図14に示すように、従来のバッチ式のス
ピンドライヤにおいて使用される基板保持機構105
は、基板搬送装置からの基板の受け取りおよび基板搬送
装置への基板の受け渡しの際に使用する3本のボートガ
イド110,110,110と、回転乾燥中に基板Wを
保持する6本の棒状ガイド120,120,130,1
30,140,140と、を有している。
【0005】これらの6本の棒状ガイド120,12
0,130,130,140,140のうち、サイドに
配置される2本のガイド(サイドガイド)120,12
0は、複数の谷部と山部とが交互に周期的に配列された
櫛歯状構造を有するガイド(櫛歯状ガイド)として形成
されている(図15参照)。これは、基板がスピンドラ
イヤに収納される際、および回転乾燥中の基板の倒れを
規制する機能を実現するために設けられているものであ
る。また、3本のボートガイド110,110,110
も、基板の保持機能および基板の授受の際の基板の倒れ
を規制する機能などを実現するため、同様の櫛歯状構造
を有する櫛歯状ガイド(図15参照)として形成されて
いる。
【0006】図15には、この櫛歯状ガイドの基板Wと
の接触部分に用いられる樹脂製部品GDの正面図を示
す。この部品GDは、略矩形状の樹脂製平板部品を切削
加工することにより谷部Vなどを形成することにより製
造される。この部品GDは、高精度の位置調整を伴って
櫛歯状ガイドまたは基板保持機構に対して固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
櫛歯状ガイドにおいては、接触による基板の損傷を防止
するため、基板との接触部分において比較的柔軟性の高
い樹脂材料などが用いられる。したがって、回転乾燥お
よび基板の授受を繰り返すことにより、櫛歯状ガイドの
損傷が生じやすいという事情がある。このような損傷
は、パーティクルの発生や貯留の原因となるため、損傷
の程度が小さなうちに交換することが必要になる。すな
わち、この櫛歯状ガイドを高頻度に交換する作業が必要
になる。
【0008】しかしながら、適切な櫛歯状形状を適切な
位置に配置する必要性からこの櫛歯状ガイドは非常に高
い精度が要求されるものとなっているため、その交換作
業においても高精度の位置決め作業を行う必要がある。
そのため、この交換作業は、専門の作業員が比較的時間
をかけて調整作業を行うことが求められる。
【0009】また、この櫛歯状ガイドは、非常に高い精
度が要求される部品であるため、高価な部品となってお
り、頻繁な交換による交換コストは大きな負担となる。
【0010】このように、この櫛歯状ガイドの交換作業
は、時間およびコストの両面において困難なものとなっ
ている。
【0011】また、このような交換作業における問題
は、交換作業自体を減らすことによっても解決できる。
【0012】そして、このような問題は、半導体基板に
限らず、ガラス基板等のその他の基板にも同様に生じる
問題であり、また、基板回転乾燥装置に限らず、基板と
の接触が頻繁に生じる基板保持機構に生じる問題でもあ
る。
【0013】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、保持
対象基板との接触部分における消耗品の交換に関する諸
問題を解決することが可能な基板保持機構に関する技術
を提供することを第1の目的とし、さらに、そのような
基板保持機構を用いた基板回転乾燥装置を提供すること
を第2の目的とする。また、このような消耗部品の交換
作業自体を減らすことが可能な基板保持機構などを提供
することを第3の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の基板保持機構は、複数の基板の配
列を保持する基板保持機構であって、前記複数の基板の
配列方向に延び、互いに略平行に配置される複数本のガ
イド、を備え、前記複数本のガイドのうちの少なくとも
1本のガイドは、前記複数の基板の配列方向に延びるガ
イドプレートと、それぞれが前記複数の基板のうちの一
部の基板を保持するものとして、前記ガイドプレート上
において前記複数の基板の配列方向に配置される複数の
ガイドチップと、を有する櫛歯状ガイドであり、前記複
数のガイドチップのそれぞれは、前記ガイドプレートに
対して互いに独立に着脱可能であることを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の基板保持機構は、請求項
1に記載の基板保持機構において、前記複数のガイドチ
ップのそれぞれは、前記ガイドプレートの所定位置に設
けられた特定の取付形状を有する取付部に対して係合可
能な着脱部を有することを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の基板保持機構は、請求項
1または請求項2に記載の基板保持機構において、前記
ガイドチップ自身、または前記ガイドチップと前記ガイ
ドプレートとの間に設けた部材に、前記ガイドチップと
前記保持状態の基板の中心とを結ぶ方向に伸縮可能な弾
性が付与されていることを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の基板保持機構は、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載の基板保持機構にお
いて、前記各ガイドチップは、それぞれ、1枚の基板を
保持するガイドチップであることを特徴とする。
【0018】請求項5に記載のガイドチップは、複数の
基板の配列を保持する基板保持機構に用いられ、前記複
数の基板のうちの一部の基板を保持する基板保持用のガ
イドチップであって、前記基板を保持する保持部と、前
記複数の基板の配列方向に延びるガイドに対して着脱自
在に取り付け可能な着脱部と、を備えることを特徴とす
る。
【0019】請求項6に記載のガイドチップは、請求項
5に記載のガイドチップにおいて、前記ガイドチップ
は、前記複数の基板のうちの少なくとも1枚の基板を保
持するための谷部を有することを特徴とする。
【0020】請求項7に記載のガイドチップは、請求項
5または請求項6に記載のガイドチップにおいて、前記
保持部は、互いに対向する壁面の間に規定された谷部に
おいて基板のエッジ部を保持するものであり、前記壁面
が、前記谷部の谷線方向に関して凸曲面となっているこ
とを特徴とする。
【0021】請求項8に記載の基板回転乾燥装置は、基
板回転乾燥装置であって、請求項1ないし請求項4のい
ずれかに記載の基板保持機構によって複数の基板を配列
保持し、前記基板保持機構とともに前記複数の基板を回
転させて前記基板を脱水乾燥させることを特徴とする。
【0022】請求項9に記載の基板保持機構は、複数の
基板の配列を保持する基板保持機構であって、前記複数
の基板の配列方向に延び、互いに略平行に配置される複
数本のガイド、を備え、前記複数本のガイドのうちの少
なくとも1本のガイドは、複数の谷部が配列して各谷部
に各基板のエッジが収容される櫛歯状ガイドであり、前
記櫛歯状ガイドにおいて各谷部を規定する壁面が、前記
谷部の谷線方向に関して凸曲面となっていることを特徴
とする。
【0023】請求項10に記載の基板回転乾燥装置は、
基板回転乾燥装置であって、請求項9に記載の基板保持
機構によって複数の基板を配列保持し、前記基板保持機
構とともに前記複数の基板を回転させて前記基板を脱水
乾燥させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】<基板回転乾燥装置の概要>図1
は、この発明の基板保持機構を組み込んだ基板回転乾燥
装置としてのスピンドライヤSDの要部外観斜視図であ
る。このスピンドライヤSDは図示しない基板洗浄装置
などとY方向にインライン化されており、その手前側
(X側)にはY方向に走行する搬送ロボット(基板搬送
装置)RBが配設されている。
【0025】スピンドライヤSDは、回転乾燥本体部1
と制御部4とに大別されており、本体部1においては、
槽2の中に外観ドラム状の基板保持機構5が収容され、
1ロット(たとえば50枚)の基板(この例ではシリコ
ンウエハ)Wが起立姿勢のまま所定間隔で積層配列され
て収容保持される。また、搬送ロボットRBなどを用い
て基板Wが基板保持機構5内に搬入された後、槽2の上
側開口が蓋(図示せず)によって自動閉鎖される。
【0026】基板保持機構5は基板Wを収容保持した状
態でモータMによって回転中心Rまわりに高速回転す
る。スピンドライヤSDの前工程に相当する洗浄装置に
おいて純水が付着した基板Wは、この高速回転によって
遠心脱水されて乾燥する。乾燥後の基板Wは搬送ロボッ
トRBによって槽2から搬出され、次工程またはアンロ
ーダへ搬送される。
【0027】<基板保持機構>図2は、この発明の実施
形態における基板保持機構(クランプ機構)5の内部の
要部模式図である。図2に示すように、基板保持機構5
においては、複数の基板Wの配列が、棒状の9本のガイ
ド10a,10a,10b,20,20,30,30,
40,40によって保持される。これらの各ガイド10
a,10a,10b,20,20,30,30,40,
40は、略ドラム状の中空ロータ7(図3参照)内にお
いて互いに略平行に支持(配置)されている。
【0028】このうち、6本のガイド20,20,3
0,30,40,40は、回転乾燥中に基板Wを保持す
るガイドである。そして、そのうち4本のガイド30,
30,40,40は、フラットな稜線を形成する上面を
有しており、この上面に各基板Wのエッジが接触して保
持される。以下、このようなガイドを(稜線部分が実質
的にフラットであることから)「フラットガイド」と呼
ぶ。また、他の2本のガイド20,20は、後述するよ
うに、複数の谷部Vが山部Pと交互に周期的に配列した
櫛歯状構造(図5参照)となっている。それぞれの谷部
Vは、基板Wのエッジ部分を収容可能である。以下、こ
のガイド20のように櫛歯状になっているガイドを「櫛
歯状ガイド」と呼ぶ。
【0029】さらに、3本のガイド10a,10a,1
0bは、ボート部11に設けられており、搬送ロボット
RBからの基板の受け取りおよび搬送ロボットRBへの
基板の受け渡しの際に使用されるとともに、回転乾燥中
の基板の保持にも用いられる。これらのガイド10a,
10a,10b(以下、「ボートガイド」とも称す
る。)は、いずれも櫛歯状構造を有するガイド、すなわ
ち、櫛歯状ガイドである。
【0030】図3は、正面側から見たスピンドライヤS
Dの内部模式図であり、上記の基板保持機構5によって
基板Wを保持した状態を示している。図3においては、
複数のガイドについて、櫛歯状ガイドを三角形で示しフ
ラットガイドを円形形状で示している。
【0031】図3に示すように、ボートガイド10a,
10a,10bを有するボート部11は、図に示す矢印
AR1の方向(Z方向)に昇降動作を行うことが可能で
ある。このボート部11は、突き上げ部12を用いて昇
降される。スピンドライヤSDに対する基板Wの授受
は、このボート部11を用いて行われる。
【0032】ボート部11は、位置P1(図中において
二重破線で示す位置)にまで上昇して、所定の位置に停
止していた搬送ロボットRBから基板を受け取る。具体
的には、基板Wの両側にあるハンドHDが矢印AR2の
向きに開くことにより、それまで保持および搬送してき
た基板Wが3本のボートガイド10a,10a,10b
に対して受け渡される。その後、ボート部11は、位置
P2(図中において実線で示す位置)にまで下降する。
【0033】また、上側の2本のガイド30,30は、
図3の矢印AR3の方向に開閉可能である。すなわち、
1ロット分の基板Wがボート部11によって図3のよう
に搬入方向(−Z方向)へと搬入されるとき、一対のガ
イド30は相対的に開いてその間から基板Wの配列を受
け入れる。そして、ボート部11の下降に伴い、基板W
がガイド40,40によって保持される位置にまで下降
すると、一対のガイド30は相対的に閉じて基板Wをチ
ャッキングないしはクランプし、その状態でロックされ
る。
【0034】その後、回転中心Rまわりに高速回転する
ことにより、基板Wの回転乾燥が行われる。また、この
際、突き上げ部12は、ボート部11から離脱して回転
部分と干渉しないような位置にまで退避している。
【0035】なお、回転乾燥後に基板Wを搬出する際に
は上記の逆の動作となる。
【0036】ここにおいて、一対のガイド30が閉じて
いる保持状態においては、基板Wは、4本のフラットガ
イド30,30,40,40によって支持され、かつ基
板Wの面倒れは5本の櫛歯状ガイド10a,10a,1
0b,20,20によって規制される。このように、5
本の櫛歯状ガイド10a,10a,10b,20,20
は、基板の授受および基板の回転乾燥時において、基板
の倒れを規制するものとして機能する。
【0037】そして、これらのガイド10a,10a,
10b,20,20は基板との接触状態と非接触状態と
を繰り返すため、ガイドの接触表面は損傷しやすい状態
となっている。
【0038】<櫛歯状構造の詳細>図4は、基板保持機
構5の詳細な構成を表す図である。図3においては、各
ガイドは、簡単化のため細い棒状のものであるとして図
示してきたが、ここでは、その一例として薄板状のもの
を示す。
【0039】図4に示すように、4本のフラットガイド
30,30,40,40は、それぞれ、複数の基板の配
列方向に延びるガイドプレートGTとそのガイドプレー
トGTの先端に設けられる接触部CPとを有している。
接触部CPは、基板の損傷を防止するため、金属などに
比べて比較的柔軟な樹脂材料で形成される。これらの接
触部CPとガイドプレートGTとは、図示しないボルト
およびナットを用いて互いに締結されており、その締結
状態を解除することなどにより接触部CPを交換するこ
とが可能である。この場合、接触部CPは、その表面に
凹凸を有しない単純な形状であるため加工コストは比較
的安く、また取付精度の要求水準も比較的低いため、そ
の交換は比較的容易である。
【0040】一方、図5に示すように、5本の櫛歯状ガ
イド10a,10a,10b,20,20は、それぞ
れ、複数の基板の配列方向に延びるガイドプレートGP
(図9,図10も参照)とそのガイドプレートGPの先
端に設けられる複数のガイドチップGC(図6〜図8も
参照)とを有している。
【0041】このうち、ガイドプレートGPは、たとえ
ば、ステンレスなどの金属材料を用いて形成され、貫通
孔THを貫通させたボルトをナットで締結することなど
により、基板保持機構5に対して固定される。ここにお
いて、このガイドプレートGPは、締結固定時にその位
置が調整されて一旦固定された後は、調整の必要がな
く、ガイドチップGCの着脱時においても基板保持機構
5およびスピンドライヤSDから取り外す必要がない。
【0042】また、複数のガイドチップGCは、ガイド
プレートGP上において複数の基板Wの配列方向に配置
されており、複数の谷部Vが山部Pと交互に周期的に配
列した櫛歯状構造CSを形成している。このような櫛歯
状構造CSを有するガイド(櫛歯状ガイド)の各谷部V
には、各基板Wのエッジが収容される。このように基板
W(のエッジ)を保持する各ガイドチップGCは、基板
の損傷を防止するため、金属などに比べて比較的柔軟な
樹脂材料(たとえば、PFA(ペルフルオロアルコキシ
フッ素樹脂)やPCTFE(ポリ塩化三フッカエチレ
ン))などで形成される。このガイドチップGCは、射
出成形などの方法で作成される。
【0043】図6ないし図8は、各ガイドチップGCの
概要を表す図である。図6および図7は、それぞれ、ガ
イドチップGCの斜視図および正面図であり、図8は図
7のVIII−VIIIを面を上面側からみた断面図である。
【0044】各ガイドチップGCは、基板Wを保持する
保持部を備えている。この保持部は、図7などに示すよ
うに、互いに対向する壁面CFの間に規定された谷部V
において基板のエッジ部を保持するものである。各ガイ
ドチップGCは、保持対象の基板のエッジに接触する2
つの壁面CFを有しており、所定の角度を有した状態で
互いに対向するこれらの2つの壁面CFによって、1枚
の基板Wを保持するための谷部V(保持溝GV)を形成
している。
【0045】また、壁面CFの上部は、隣接するガイド
チップGCの壁面CFの上部とともに、前述の山部Pを
形成する。これらの複数のガイドチップGCがガイドプ
レートGP上において複数の基板Wの配列方向(図6の
矢印A1の方向)に配置されることにより、複数の谷部
Vと複数の山部Pとが交互に周期的に配列した櫛歯状構
造CS(図5)が形成される。
【0046】図9および図10は、ガイドプレートGP
を示す図である。図9の正面図に示すように、ガイドプ
レートGPには、ガイドチップGCの取付間隔に応じた
間隔で周期的に配列された複数の切り欠き部Hが形成さ
れている。各切り欠き部Hは、図10の拡大斜視図に示
すように、矢印A1方向の長さについて、相対的に小さ
な長さを有する切り欠き部H1と比較的大きな長さを有
する切り欠き部H2とを有している(図10参照)。こ
の切り欠き部Hは、次述するように、各ガイドチップG
Cの弾性を有する着脱部PTと協働して、各ガイドチッ
プGCのそれぞれをガイドプレートGPに対して着脱自
在に取り付け可能とする「取付部」として機能する。
【0047】また、図6に示すように、ガイドチップG
Cは、当該各ガイドチップGC自身をガイドプレートG
Pに対して着脱自在に取り付け可能とする着脱部PTを
有している。この着脱部PTは、ガイドプレートGPの
所定位置に設けられた特定の取付形状を有する取付部
(ここでは切り欠き部H)に対して係合可能な構造を有
している。
【0048】具体的には、この着脱部PTは、ガイドプ
レートGPを跨ぐように二股に分岐した形状を有してお
り、各分岐部分P1,P2は、それぞれ、支持面SSと
その支持面SSに対して突出する第1の凸部S1と第2
の凸部S2とを有している。分岐部分P1の支持面SS
と分岐部分P2の支持面SSとの相互間の間隔は、ガイ
ドプレートGPの幅と同一であり、ガイドチップGCが
ガイドプレートGPに対して装着された状態において
は、分岐部分P1,P2の支持面SSによってガイドチ
ップGCのA2方向(図6)の位置が規定される。
【0049】さらに、分岐部分P1の凸部S1と分岐部
分P2の凸部S1との相互間の間隔は、ガイドプレート
GPの幅(板厚)よりも小さくなっており、また、分岐
部分P1の凸部S2と分岐部分P2の凸部S2との相互
間の間隔も、ガイドプレートGPの幅(板厚)よりも小
さくなっている。したがって、これら2種類の凸部S
1,S2がガイドプレートGPの切り欠き部H1,H2
に両側から嵌合することにより、ガイドチップGCがガ
イドプレートGPに対して装着される。
【0050】ここにおいて、凸部S1の幅(A1方向の
長さ)は、ガイドプレートGPの切り欠き部H1の幅
(A1方向の長さ)と同一であるので、ガイドチップG
CがガイドプレートGPに対して装着された状態におい
て、凸部S1と切り欠き部H1とによって、ガイドチッ
プGCの矢印A1方向(図6参照)の位置が規定され
る。
【0051】また、凸部S2の(上側)支持面USと二
股分岐部位に存在する底面LSとの間の距離d(図6)
は、ガイドプレートGPの切り欠き部H2の上端面UE
とガイドプレートGPの上面UFとの間の距離D(図1
0)と同一であるので、ガイドチップGCがガイドプレ
ートGPに対して装着された状態において、凸部S2と
切り欠き部H2とによって、ガイドチップGCの矢印A
3方向(図6参照)の位置が規定される。
【0052】このガイドチップGCは、ガイドプレート
GPを跨ぐように、その分岐部分P1,P2の内側先端
部に設けられるテーバ部TSをガイドプレートGPの上
面UFのエッジに当接させた状態から、図6の矢印A3
の逆向き(下向き)に押し込むことによって、着脱部P
Tの弾性を利用して分岐部分P1,P2が互いに開く方
向にガイドチップGCを変形させたのち、凸部S1を切
り欠き部H1に対してスライドさせつつ凸部S2が切り
欠き部H2に係合(嵌合)する位置にまで到達すること
により、ガイドチップGCをガイドプレートGPに対し
て取り付けることができる。これにより、上述の装着状
態とすることができる。また、装着を解除するにあたっ
ては、分岐部分P1,P2を互いに開く方向に力を加え
て分岐部分P1,P2が互いに開くような形状にガイド
チップGCを変形させた後、矢印A3の向き(上向き)
に移動することによって抜き取ることができる。このよ
うに、ガイドチップGCが容易に着脱することが可能で
ある。なお、不要なガイドチップGCを抜き取る際に
は、分岐部分P1,P2を切除等することによって装着
状態を解除してもよい。
【0053】このように、ガイドチップGCの着脱部P
Tと、ガイドプレートGPの切り欠き部H(図9参照)
とを係合させることによりガイドチップGCをガイドプ
レートGPに対して取付けることができ、逆に、この係
合状態を解除することによりガイドチップGCをガイド
プレートGPから取り外すことができる。
【0054】以上のように、複数のガイドチップGCの
それぞれは、基板保持機構5全体で保持する複数の基板
のうちの一部(上記においては1枚)の基板を保持する
ものとして、ガイドプレートGP上において複数の基板
の配列方向に配置され、これらの複数のガイドチップG
Cのそれぞれは、ガイドプレートGPに対して互いに独
立に着脱自在である。したがって、損傷等により交換が
必要とされるガイドチップGCのみを消耗部品として交
換すればよいので、櫛歯構造全体を交換する場合に比べ
てコストを抑制することができる。また、上記実施形態
においては、各ガイドチップGCは、それぞれ、1枚の
基板Wを保持するガイドチップであるので、消耗した箇
所のガイドチップGCのみをさらに選択的に交換するこ
とが可能であるので特に好ましい。
【0055】また、ガイドチップGCの交換時において
は位置調整がなされたガイドプレートGPは固定したま
ま、ガイドチップGCのみを固定されたガイドプレート
GPに対して係合させて取り付けることにより、簡易に
位置決めすることが可能になるので、簡易な作業により
高精度の位置決めを行うことができるので、消耗品の交
換作業を容易化することができる。
【0056】さらに、櫛歯構造全体を一体ものの部品と
して切削加工する場合に比べて、各ガイドチップGCを
射出成形により形成することにより高精度のガイドチッ
プGCを形成することができるので、交換が不要なガイ
ドプレートGPを高精度に製作しておけば、ガイド全体
としてさらに高精度化を図ることが可能である。この場
合において、ガイドプレートGPは交換が不要であるの
で、交換が必要なガイドプレートを高精度に仕上げる場
合に比べて、コストを抑制することができる。
【0057】また、従来、櫛歯状構造を有する消耗品の
交換にあたっては、ジグ等を用いた位置調整を行うた
め、基板保持機構5全体をスピンドライヤSDから取り
外すなど重量物の上げ下ろしを余儀なくされていたが、
このような重量物の上げ下ろしも不要となるため、消耗
品の交換作業を一層容易化することができる。
【0058】ここで、図6などに示すように、このガイ
ドチップGCにおいては、各壁面CFは、(保持状態に
ある)基板Wのエッジ部と当該基板Wの中央部とを結ぶ
方向、言い換えれば、ガイドチップと保持状態の基板の
中心とを結ぶ方向(矢印A3の方向)に延設されるとと
もに、それに直交しかつ基板の主面に平行な方向(矢印
A2の方向)にも延びている。図8は、前者の延設方向
(矢印A3の方向)に対して垂直な断面(図7のVIII−
VIII断面)に関する断面図であるが、この図8に示すよ
うに、壁面CFは、前者の延設方向(矢印A3の方向)
に対して垂直な断面(図中の斜線部分)における輪郭形
状が基板W側に膨出する円弧部分CA(一般的には、
「弧」ないし「曲線」部分)を含むような曲面として形
成されている。
【0059】このように、櫛歯状ガイドにおいて各谷部
Vを規定する壁面CFが、谷部Vの谷線方向(図6の矢
印A2の方向)に関して凸曲面となっている。したがっ
て、基板WとガイドチップGCとは壁面において、線接
触ではなく点接触で接触することになる。すなわち、接
触面積の減少に伴って基板の損傷確率を低減することが
できる。
【0060】また、このような曲面により基板を保持す
る基板保持構造は、基板回転乾燥装置にのみ適用可能な
ものではなく、その他の基板処理装置および基板搬送装
置など基板を取り扱う種々の装置に対しても適用可能で
ある。
【0061】<その他>また、上記実施形態において
は、ガイドチップGCの凸部S2の支持面USと二股分
岐部位に存在する底面LSとの間の距離d(図6)は、
ガイドプレートGPの切り欠き部H2の上端面UEとガ
イドプレートGPの上面UFとの間の距離D(図10)
と同一であるとして例示したが、これに限定されない。
たとえば、d>Dとした上で、ガイドチップGCとガイ
ドプレートGPとが矢印AR3の方向(ガイドチップG
Cと保持状態の基板Wの中心とを結ぶ方向)において相
対的にわずかに移動可能となるような弾性構造を有して
いてもよい。これによれば、複数の基板Wに存在する所
定の範囲内の誤差(たとえば基板Wの公差範囲内の誤
差)を吸収して、各基板Wを確実に保持することが可能
になる。
【0062】具体的には、図11に示すように、d>D
としてガイドプレートGPの上面UFと二股分岐部位に
存在する底面LSとの間にギャップGが存在するように
した上で、ガイドチップGC(GC2)の分岐部分P
1,P2の底面LFと切り欠き部H2の下端面LEとの
間に板バネなどの弾性部材Eを配置すればよい。この弾
性部材Eは、一般的には、ガイドチップGC側に固着さ
せても切り欠き部H2側に固着させてもよいが、ここで
はガイドチップGC(GC2)の底面に固着させるもの
とする。
【0063】あるいは、図12に示すように、d>Dと
してガイドプレートGPの上面UFと二股分岐部位に存
在する底面LSとの間にギャップGが存在するようにし
た上で、ガイドチップGC(GC3)の分岐部分P1,
P2の底部において板バネ形状などの弾性部ELを設け
てバネ性(弾性)を持たせてもよい。
【0064】さらには、ガイドチップGC自体を弾性の
高い材質(弾性材料)を用いて形成することにより、そ
のガイドチップGC自体の弾性を利用して、ガイドチッ
プGCとガイドプレートGPとが矢印A3(図6参照)
の方向において相対的にわずかに移動可能となるような
弾性構造を構成してもよい。この場合には、距離dと距
離Dとをほぼ同一の長さとした上で、ガイドチップGC
自体の弾性により、ガイドチップGCが矢印A3の方向
に収縮することでガイドチップGCの上部側に存在する
壁面CFをガイドプレートGPに対して相対的に下方に
わずかに移動することなどが可能である。
【0065】このように、ガイドチップGC自身、また
はガイドチップGCとガイドプレートGPとの間に設け
た部材に、ガイドチップGCと保持状態の基板の中心と
を結ぶ方向に伸縮可能な弾性が付与されるようにするこ
とができる。
【0066】また、上記実施形態においては、各ガイド
チップGCが谷部Vを有する場合について例示したが、
それぞれが山部Pを有する各ガイドチップGCを配列
し、隣接する2つのガイドチップGCの山部Pの間に形
成される谷部Vによって基板Wを保持するように構成し
てもよい。
【0067】さらに、上記実施形態においては、各ガイ
ドチップGCは、それぞれ、1枚の基板Wを保持するガ
イドチップである場合について例示したが、本発明はこ
れに限定されず、基板保持機構全体において保持すべき
複数の基板のうちの一部の基板を保持するものであれば
よく、たとえば、図13に示すガイドチップGC(GC
4)のように、各ガイドチップGCのそれぞれが、2つ
以上(図では2つ)の谷部Vを有することにより、2枚
以上(図では2枚)の所定数の基板Wを保持するもので
あってもよい。このようなガイドチップGCを1単位と
して櫛歯状のガイドを備える基板保持機構を構成するこ
とにより、同様の効果を得ることが可能である。
【0068】また、上記実施形態においては、ガイドチ
ップGCの着脱部PTによってガイドチップGCをガイ
ドプレートGPを跨ぐように装着したが、これに限定さ
れず、各ガイドチップをガイドプレートGPに対して着
脱自在に取り付け可能であればよく、たとえば、ガイド
プレートGPの上面に設けた溝にガイドチップGCを着
脱可能に埋設するように設けてもよい。
【0069】さらに、上記実施形態においては、9本の
ガイドのうち5本のガイドが櫛歯状構造を有するガイド
(櫛歯状ガイド)であったが、ガイドの数量はこれに限
定されず、フラットガイドを含む複数のガイドのうち少
なくとも1本が上記のような櫛歯状ガイドで有ればよ
い。また、回転しない基板保持機構にこの発明を適用す
ることもできる。たとえば、上記の3本のボートガイド
10a,10a,10bが上述の櫛歯状ガイドとして構
成されていてもよく、これらのボートガイド10a,1
0a,10bを有するボート部11を基板保持機構とし
て捉えることも可能である。
【0070】また、上記実施形態においては、櫛歯状ガ
イドを有する基板保持機構を基板回転乾燥装置に適用し
た場合について例示したが、これに限定されず、その他
の回転を伴う基板処理装置などの他、回転を伴わない基
板処理装置および基板搬送装置など基板を取り扱う種々
の装置に対しても適用可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項4
に記載の基板保持機構によれば、複数のガイドチップの
それぞれは、ガイドプレートに対して互いに独立に着脱
可能であるので、消耗したガイドチップのみを交換する
ことが可能となる。したがって、櫛歯構造全体を交換す
る場合に比べてコストを抑制することができる。
【0072】特に、請求項2に記載の基板保持機構によ
れば、複数のガイドチップは、ガイドプレートの所定位
置に設けられた特定の取付形状を有する取付部に対して
係合可能な着脱部を有する。したがって、各ガイドチッ
プの交換時においてはガイドプレートは固定したまま、
ガイドプレートの取付部に対してガイドチップの着脱部
を装着するだけで、所定の位置決め精度を容易に得るこ
とが可能である。すなわち、簡易な作業により高精度の
位置決めを行うことが可能であるので、消耗品の交換作
業を容易化することができる。
【0073】また、請求項3に記載の基板保持機構によ
れば、ガイドチップ自身、またはガイドチップとガイド
プレートとの間に設けた部材に、ガイドチップと保持状
態の基板の中心とを結ぶ方向に伸縮可能な弾性が付与さ
れているので、複数の基板に存在する所定の範囲内の誤
差を吸収して、各基板を確実に保持することが可能にな
る。
【0074】さらに、請求項4に記載の基板保持機構に
よれば、各ガイドチップは、それぞれ、1枚の基板を保
持するガイドチップであるので、消耗した箇所のガイド
チップのみをさらに選択的に交換することが可能であ
る。
【0075】また、請求項5ないし請求項7に記載のガ
イドチップによれば、複数の基板の配列方向に延びるガ
イドに対して着脱自在に取り付け可能な着脱部を備える
ので、消耗したガイドチップのみを交換することが可能
となる。したがって、櫛歯構造全体を交換する場合に比
べてコストを抑制することができる。また、各ガイドチ
ップの交換時においてはガイドは固定したまま、ガイド
チップの着脱部を用いてガイドに装着するだけで、所定
の位置決め精度を容易に得ることが可能である。すなわ
ち、簡易な作業により高精度の位置決めを行うことが可
能であるので、消耗品の交換作業を容易化することがで
きる。
【0076】特に、請求項7に記載のガイドチップによ
れば、保持部は、互いに対向する壁面の間に規定された
谷部において基板のエッジ部を保持するものであり、そ
の壁面が、谷部の谷線方向に関して凸曲面となってい
る。したがって、基板とガイドチップとは壁面におい
て、線接触ではなく点接触で接触することになるので、
接触面積の減少に伴って基板の損傷確率を低減すること
ができる。すなわち、消耗部品の交換作業自体を減らす
ことが可能である。
【0077】また、請求項8に記載の基板回転乾燥装置
によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
発明と同様の効果を得ることができる。
【0078】さらに、請求項9に記載の基板保持機構に
よれば、櫛歯状ガイドにおいて各谷部を規定する壁面
が、谷部の谷線方向に関して凸曲面となっている。した
がって、基板とガイドチップとは壁面において、線接触
ではなく点接触で接触することになるので、接触面積の
減少に伴って基板の損傷確率を低減することができる。
すなわち、消耗部品の交換作業自体を減らすことが可能
である。
【0079】また、請求項10に記載の基板回転乾燥装
置によれば、請求項9に記載の発明と同様の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基板保持機構を組み込んだ基板回転
乾燥装置としてのスピンドライヤSDの要部外観斜視図
である。
【図2】基板保持機構5の内部の要部模式図である。
【図3】正面側から見たスピンドライヤSDの内部模式
図である。
【図4】基板保持機構5の詳細な構成を表す図である。
【図5】櫛歯状ガイドの詳細構成を示す図である。
【図6】ガイドチップGCの斜視図である。
【図7】ガイドチップGCの正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面を上面側からみた断面図
である。
【図9】ガイドプレートGPの正面図である。
【図10】ガイドプレートGPの拡大斜視図である。
【図11】ガイドチップGCの変形例を示す斜視図であ
る。
【図12】ガイドチップGCの別の変形例を示す斜視図
である。
【図13】ガイドチップGCのさらに別の変形例を示す
正面図である。
【図14】従来のスピンドライヤSDを表す図である。
【図15】従来の櫛歯状構造を有するガイドを表す図で
ある。
【符号の説明】
1 回転乾燥本体部 5 基板保持機構 10a,10b,20 櫛歯状ガイド 30,40 フラットガイド CA 円弧部分 CF 壁面 CS 櫛歯状構造 GC ガイドチップ GT,GP ガイドプレート P 山部 V 谷部 GV 保持溝 H,H1,H2 切り欠き部(取付部) PT 着脱部 R 回転中心 SD スピンドライヤ W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎並 宏一 京都市南区久世大薮町425番地 株式会社 ディエス技研内 (72)発明者 筒井 紳一 京都市南区久世大薮町425番地 株式会社 ディエス技研内 Fターム(参考) 3L113 AC76 BA34 DA22 5F031 CA02 DA01 FA01 FA09 FA19 JA34 KA02 KA13 MA23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板の配列を保持する基板保持機
    構であって、 前記複数の基板の配列方向に延び、互いに略平行に配置
    される複数本のガイド、を備え、 前記複数本のガイドのうちの少なくとも1本のガイド
    は、 前記複数の基板の配列方向に延びるガイドプレートと、 それぞれが前記複数の基板のうちの一部の基板を保持す
    るものとして、前記ガイドプレート上において前記複数
    の基板の配列方向に配置される複数のガイドチップと、
    を有する櫛歯状ガイドであり、 前記複数のガイドチップのそれぞれは、前記ガイドプレ
    ートに対して互いに独立に着脱可能であることを特徴と
    する基板保持機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板保持機構におい
    て、 前記複数のガイドチップのそれぞれは、前記ガイドプレ
    ートの所定位置に設けられた特定の取付形状を有する取
    付部に対して係合可能な着脱部を有することを特徴とす
    る基板保持機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板保
    持機構において、 前記ガイドチップ自身、または前記ガイドチップと前記
    ガイドプレートとの間に設けた部材に、前記ガイドチッ
    プと前記保持状態の基板の中心とを結ぶ方向に伸縮可能
    な弾性が付与されていることを特徴とする基板保持機
    構。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の基板保持機構において、 前記各ガイドチップは、それぞれ、1枚の基板を保持す
    るガイドチップであることを特徴とする基板保持機構。
  5. 【請求項5】 複数の基板の配列を保持する基板保持機
    構に用いられ、前記複数の基板のうちの一部の基板を保
    持する基板保持用のガイドチップであって、 前記基板を保持する保持部と、 前記複数の基板の配列方向に延びるガイドに対して着脱
    自在に取り付け可能な着脱部と、を備えることを特徴と
    するガイドチップ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のガイドチップにおい
    て、 前記ガイドチップは、前記複数の基板のうちの少なくと
    も1枚の基板を保持するための谷部を有することを特徴
    とするガイドチップ。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載のガイド
    チップにおいて、 前記保持部は、互いに対向する壁面の間に規定された谷
    部において基板のエッジ部を保持するものであり、 前記壁面が、前記谷部の谷線方向に関して凸曲面となっ
    ていることを特徴とするガイドチップ。
  8. 【請求項8】 基板回転乾燥装置であって、 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板保持機
    構によって複数の基板を配列保持し、前記基板保持機構
    とともに前記複数の基板を回転させて前記基板を脱水乾
    燥させることを特徴とする基板回転乾燥装置。
  9. 【請求項9】 複数の基板の配列を保持する基板保持機
    構であって、 前記複数の基板の配列方向に延び、互いに略平行に配置
    される複数本のガイド、を備え、 前記複数本のガイドのうちの少なくとも1本のガイド
    は、複数の谷部が配列して各谷部に各基板のエッジが収
    容される櫛歯状ガイドであり、 前記櫛歯状ガイドにおいて各谷部を規定する壁面が、前
    記谷部の谷線方向に関して凸曲面となっていることを特
    徴とする基板保持機構。
  10. 【請求項10】 基板回転乾燥装置であって、 請求項9に記載の基板保持機構によって複数の基板を配
    列保持し、前記基板保持機構とともに前記複数の基板を
    回転させて前記基板を脱水乾燥させることを特徴とする
    基板回転乾燥装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418341B1 (ko) * 2001-12-24 2004-02-14 동부전자 주식회사 반도체 웨이퍼 스핀 드라이어
JP2011003248A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Hitachi High-Technologies Corp ディスク乾燥装置およびディスク乾燥方法
CN117824316A (zh) * 2024-03-01 2024-04-05 山东华美新材料科技股份有限公司 一种碳化硅陶瓷晶舟制备用烘干装置

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