JP2001210621A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極部間や、電極部と真空チャンバの間に放
電が発生するのを防止し、且つプラズマ密度を高くでき
るプラズマ処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 真空チャンバ1内に第1の電極部2と第
2の電極部3を設ける。第1の電極部2にテーパ状の後
退面14aを有する外縁体14を設け、また第2の電極
部3にテーパ状の後退面22aを有する外縁体22を設
ける。外縁体14、22はセラミックスなどの耐熱性の
大きい絶縁物から成る。後退面14a、22aを設けた
ことにより真空チャンバ1の内壁面との距離Lは大きく
なり、また後退面14aと後退面22aの距離L’も大
きくなるので、異常な放電は発生しにくく、且つプラズ
マ密度を高くでき、安定したプラズマ処理を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの表面のエ
ッチングやクリーニングなどを行うためのプラズマ処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウエハ表面のエッチングやプリント基板
表面のクリーニングなどのためにプラズマ処理を施すこ
とが知られている。プラズマ処理装置は、真空チャンバ
内にウエハやプリント基板などのワークを収納し、内部
の電極部に高周波電圧を印加することにより、真空チャ
ンバ内にプラズマを発生させ、イオンや電子等をワーク
の表面に作用させてプラズマ処理を行うものである。
【0003】このようなプラズマ処理装置はウエハ等の
半導体基板に集積回路を加工する微細加工用の装置とし
ても広く使用されている。微細加工用のプラズマ処理装
置は、プラズマ密度が低いので、エッチングレートは例
えば0.1μm/min程度となっている。
【0004】一方、プラズマ処理装置の新しい応用分野
として、ウエハの全面を3〜5μm程度深く均一に加工
する用途が注目されており、中でも機械研削によってウ
エハの表面に生じたストレス層(クラックが発生した
層)をプラズマ処理装置で除去する試みがなされてい
る。このストレス層の除去のためには、機械加工された
ウエハの表面を約4μm以上深く削る必要がある。この
ため本発明者らは、プラズマ密度を高めて、効率よくエ
ッチングを行うプラズマ処理装置について実験を行っ
た。
【0005】図6は従来のプラズマ処理装置の部分拡大
断面図であって、上記実験に使用したものを示すもので
ある。図中、100は真空チャンバ、101、102は
真空チャンバ100内に互いに間隔T’をおいて配設さ
れた2つの電極部、103は下方の電極部102上に載
置されたワークである。一方の電極部101は接地され
ており、他方の電極部102に高周波電圧が印加され
る。また真空チャンバ100は接地されている。
【0006】真空チャンバ100内にプラズマ発生用ガ
スを供給し、電極部102に高周波電圧を印加すると、
電極部101と電極部102の間にプラズマが発生し、
イオンや電子などがワーク103の表面に衝突してエッ
チングやクリーニングなどが行われる。図6において、
ハッチングで示す領域Aは、電極部101と電極部10
2の間に発生したプラズマの発生領域である。本プラズ
マ処理装置では、プラズマ密度を高くするために間隔
T’を20mm以下とし、真空チャンバの圧力を500
[Pa]以上の条件下でプラズマを発生させた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6において、エッチ
ングレートをあげるために間隔T’を小さくすると、電
極部101と電極部102の端面間に放電Bが発生し、
プラズマの外端部A’は、図示するように2つの電極部
101、102の間から真空チャンバ100の内壁面へ
向って膨出する。このようにプラズマが膨張して真空チ
ャンバ100の内壁面に接近すると、これが呼び水とな
って、高周波電圧が印加される電極部102と真空チャ
ンバ100の内壁面の間に放電Cが生じて、電極部10
2と真空チャンバ100は短絡する。
【0008】すなわち、従来のプラズマ処理装置では、
エッチングレートをあげるために間隔T’を小さくする
と放電Bが発生しやすく、この放電Bは放電Cへ移行し
やすいということが本発明者の実験により明らかになっ
た。そしてこのような異常な放電Cが発生すると、電極
部101、102間のプラズマ生成は不調となり、ワー
ク103のプラズマ処理は困難・不能になる。
【0009】そこで本発明は、上記のような従来のプラ
ズマ処理装置の問題点を解消し、電極部間の間隔を小さ
くしても異常な放電が発生しにくいプラズマ処理装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、プラズマ発生用ガスが供給される真空チャン
バと、この真空チャンバに間隔をおいて配設された2つ
の電極部とを備え、電極部に高周波電圧を印加すること
により真空チャンバの内部にプラズマを発生させて前記
2つの電極部の間に配設されたワークをプラズマ処理す
るプラズマ処理装置であって、前記2つの電極部の少な
くとも何れか一方の電極部の外縁部の外面を後退面とす
ることにより、この後退面と前記真空チャンバの内壁面
との距離およびこの後退面と相手方電極部の外縁部の外
面との距離を大きくしたことを特徴とするプラズマ処理
装置である。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、前記電
極部の先端部を先鋭なテーパ部とすることにより、前記
後退面を形成した。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、前記電
極部の先端部を階段状とすることにより、前記後退面を
形成した。
【0013】本発明の請求項1、2、3の発明によれ
ば、電極部の後退面と真空チャンバの内壁面との距離、
およびこの後退面と相手方電極部の外縁部の外面との距
離が大きくなるので、真空チャンバと電極部の間に異常
な放電が発生するのを防止し、安定したプラズマ処理を
行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1におけるプラズマ処理装置の全体構成を示
す断面図、図2は本発明の実施の形態1におけるプラズ
マ処理装置の部分拡大断面図、図3は本発明の実施の形
態1におけるプラズマ処理装置の第2の電極部の吸引孔
を示す平面図、図4は本発明の実施の形態1におけるプ
ラズマ処理装置の第2の電極部の冷媒路を示す底面図で
ある。
【0015】図1において、真空チャンバ1の内部には
2つの電極部(第1の電極部2と第2の電極部3)が間
隔Tをおいて上下に配設されている。第1の電極部(上
部電極部)2は上方にあり、アース部4に接地されてい
る。第2の電極部(下部電極部)3は下方にあり、高周
波電源5に接続されている。第1の電極部2と第2の電
極部3の間に高周波電圧を印加すると、この間にプラズ
マが発生する。第1の電極部2と第2の電極部3の平面
形状は円形である。
【0016】第1の電極部2は、アルミニウムなどの導
電体から成るベース部6と、ベース部6の下部に装着さ
れた板状の絶縁体7から成っている。絶縁体7はガス吹
出部となるものであり、ガス吹出孔となる貫通孔8がそ
の全面に多数開孔されている。絶縁体7は、石英などの
絶縁物から成っている。
【0017】ベース部6と絶縁体7の間にはガス導入部
としての狭い空隙部9が確保されている。図2におい
て、空隙部9の天井面(ベース部6の下面側の表面)は
絶縁部13で覆われている。絶縁部13は、セラミック
スを溶射したり、あるいは絶縁板を装着するなどして構
成される。この絶縁部13は、ベース部6の下面と、こ
の下面が対向する第2の電極部3の上面の間に、貫通孔
8を通じて高電流のアーク放電Dが発生してプラズマ生
成が不調になるのを防止する。
【0018】図1において、ベース部6の中央部には上
方へ突出する取付部10が突設されており、取付部10
は受部11を介して真空チャンバ1の上壁に上下動自在
に装着されている。取付部10には空隙部9に通じる孔
路12が形成されており、孔路12にはガス供給部30
が接続されている。
【0019】ガス供給部30は、例えばCF4(4フッ
化炭素)とO2(酸素)の混合ガスなどのプラズマ発生
用ガスを真空チャンバ1に供給する。ガス供給部30内
のプラズマ発生用ガスは、孔路12を通して空隙部9へ
送られ、複数(多数)の貫通孔8から第2の電極部3へ
向って均等に吹出される。したがって、このように電極
部がガス吹出し部を兼務する構造にしたことにより、プ
ラズマ処理に必要なプラズマ発生用ガスを、第1、第2
の電極部2、3の間に効率よく吹出すことができる。
【0020】図1および図2において、絶縁体7の外縁
部には外縁体14が装着されている。外縁体14は、セ
ラミックスなどの耐熱性が大きく、またプラズマイオン
によりエッチングされにくい硬質の絶縁物から成ってい
る。外縁体14はリング状であって、その先端部は真空
チャンバ1の内壁面へ向って突出する先鋭な鋭角のエッ
ジを有するテーパ部であり、その外面(側面)は第1の
電極部2の中央部側へテーパ状に後退する後退面14a
になっている。このように第1の電極部2の外縁部の外
面に後退面14aを形成することにより、第1の電極部
2と真空チャンバ1の内壁面との距離Lを実質的に大き
くし、その間に異常な放電が発生しないようにしてい
る。
【0021】次に、第2の電極部3を説明する。第2の
電極部3は、アルミニウムなどの導電体から成るベース
部20と、ベース部20の上面に装着された放熱性のよ
い物質(例えば鋼材などの単体の金属ブロック)から成
る載置部21と、載置部21の外縁部に装着されたリン
グ状の外縁体22から成っている。載置部21には、プ
ラズマ処理対象物であるウエハなどのワーク15が載置
される。ベース部20から下方へ突出する取付部23
は、真空チャンバ1の下壁に絶縁性の受部24を介して
装着されている。
【0022】図1および図2において、載置部21は円
板体であって、その厚さ方向の中央部には細い孔路25
が格子状に形成されており(図3)、孔路25の交差部
には孔路25に連通する吸着孔26が多数マトリクス状
に開孔されている。孔路25や吸着孔26は孔部27を
通して真空ポンプ31に連通している。したがって真空
ポンプ31が駆動することにより、ワーク15は載置部
21上に真空吸着して固定される。
【0023】このように孔路25や吸着孔26を載置部
21の全面に均等に形成することにより、ワーク15を
吸着孔26にしっかり真空吸着できる。この場合、吸着
孔26によるワーク15の吸着力が真空チャンバ1の真
空圧よりも相対的に小さいと、ワーク15を吸着孔26
にしっかり吸着できず、ワーク15はがたついてしま
う。したがって、吸着孔26の真空圧が真空チャンバ1
の真空圧よりも小さくなるように(すなわち吸着孔26
の吸着力を真空チャンバ1の吸引力よりも大きくし、こ
れにより真空チャンバ1の真空圧のためにワーク15が
浮き上るなどしてがたつかないように)、後述する制御
部34で各真空ポンプ31、33を制御する。なお、従
来のプラズマ処理装置では、ワークは一般に、きわめて
高価な静電気手段により電極部に吸着して保持されてい
たものであり、そのため製造コストがきわめて高かった
ものである。
【0024】載置部21の下部には細い冷媒路28が形
成されている。図4に示すように、冷媒路28は載置部
21の全面に極力均等に分布するように形成されてお
り、取付部23に形成された孔部29を通して冷却装置
32に接続されている。冷却装置32から送られた冷水
などの冷媒は冷媒路28を流れ、ベース部20、載置部
21を冷却する。このように冷媒路28を載置部21の
全面に極力均等に分布するように形成することにより、
載置部21全体や載置部21の上面に吸着孔26に吸着
されて密着したワーク15全体を均一に冷却できる。ま
た、載置部21は、放熱性のよい金属などの比熱の小さ
い物質にて単体のブロックとして形成されているので、
冷媒により効果的に冷却することができる。
【0025】外縁体22は第1の電極部2の外縁体14
と同材質、同形状のものであって、その外面に中央部側
へテーパ状に後退する後退面22aを形成することによ
り、第2の電極部3と真空チャンバ1の内壁面との距離
Lを実質的に大きくしている。また外縁体14、22の
外面を後退面14a、22aにすることにより、外面同
士の距離L’を実質的に大きくし、その間に放電が発生
しないようにしている。図1において、33は真空ポン
プであり、真空チャンバ1の内部を真空吸引する。34
は制御部であり、真空吸引手段を構成する真空ポンプ3
1、33などの破線で接続した各要素を制御する。な
お、真空ポンプ31、33には、必要に応じて、その吸
引路を開閉するバルブが付設される。また図示しない
が、真空チャンバ1や吸着孔26の真空圧を測定するた
めの圧力センサが適所に設けられており、制御部34は
圧力センサの測定信号に基づいて真空ポンプ31、33
などの制御を行う。
【0026】図1において、取付部10はシリンダ17
のロッド18にアーム19を介して連結されている。ロ
ッド18を突没させると、第1の電極部2は上下動し、
第2の電極部3との間隔Tの大きさが変更される。この
ように間隔Tの大きさを変更自在にすることにより、ワ
ーク15を出し入れ手段(図外)により真空チャンバ1
に出し入れするときは、間隔Tを大きくすることによ
り、ワーク15を第2の電極部3上に難なく移載するこ
とができ、またこれからピックアップして取り出すこと
ができる。なお本実施の形態1では、第1の電極部2を
上下動させることにより、間隔Tの大きさを変更してい
るが、第2の電極部3を上下動させて間隔Tの大きさを
変更するようにしてもよい。またシリンダ17はワーク
15の出し入れの便のための間隔変更手段となるもので
あるが、間隔変更手段としてはシリンダ17に限らず、
送りねじ機構などでもよい。またシリンダ17などの間
隔変更手段は、望ましくは制御部34で制御する。
【0027】このプラズマ処理装置は上記のような構成
より成り、次にプラズマ処理動作について説明する。図
1において、載置部21上にワーク15を載置し、真空
ポンプ31によりワーク15を吸着してワーク15がが
たつかないように固定した後、真空ポンプ33を駆動し
て真空チャンバ1の内部を真空吸引する。この場合、上
述したように、真空ポンプ31によるワーク15の吸着
力を真空ポンプ33による吸引力よりも大きくし、プラ
ズマ処理中にワーク15が浮き上るなどしてがたつかな
いようにする。またガス供給部30からプラズマ発生用
ガスを孔路12を通して空隙部9へ供給して貫通孔8か
ら下方へ吹出させ、第2の電極部3のベース部20に高
周波電圧を印加する。すると第1の電極部2と第2の電
極部3の間にプラズマが発生し、ワーク15の表面にプ
ラズマ中のイオンや電子などが作用してプラズマ処理
(エッチングやクリーニングなど)が行われる。
【0028】さて、図2において、第1の電極部2と第
2の電極部3の間にはプラズマが発生するが、後退面1
4a、22aと真空チャンバ1の内壁面との距離Lは大
きく、また後退面14aと後退面22aの距離L’も大
きい。したがって第1の電極部2と第2の電極部3の間
には異常な放電は発生せず、また高周波電源5に接続さ
れた第2の電極部3と真空チャンバ1の間にも異常な放
電は発生せず、第2の電極部3と真空チャンバ1の内壁
面は短絡しない。したがってプラズマは第1の電極部2
と第2の電極部3の間に閉じ込められ、ワーク15のプ
ラズマ処理は安定的に行われる。
【0029】以上のように、第1の電極部2と第2の電
極部3の外縁部である外縁体14、22の外面を後退面
14a、22aとしたことにより異常な放電(短絡)は
発生しにくい。したがって、第1の電極部2と第2の電
極部3の間に発生するプラズマ密度を高くしてエッチン
グレート(エッチング力)を大きくし、速やか且つ強力
にプラズマ処理することができる。特に、ウエハの薄形
化や、ウエハの表面機械研削したことによって生じたス
トレス層(クラックが発生した層)を除去するなどの用
途のために、ウエハの全面を深くまた均一にエッチング
するためのプラズマ処理装置として特に有利である。因
みに、本発明者の実験結果によれば、上記間隔Tを5m
mまで狭くしても異常な放電は見られなかった。また外
縁体14、22を耐熱性が大きく、またイオンなどによ
りエッチングされにくいセラミックスなどの素材により
形成したことにより、外縁体14、22の劣化損耗を防
止できる。
【0030】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2におけるプラズマ処理装置の部分拡大断面図であ
る。外縁体14’、22’の外面(側面)は電極部
2’、3’の中央部側へ段階的に後退する階段状の後退
面14’a、22’aになっている。これ以外の構成
は、実施の形態1と同じである。したがってこの実施の
形態2も、実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
【0031】なお、上記した各実施の形態では、第1の
電極部と第2の電極部のいずれの外縁部の外面にも後退
面を形成しているが、何れか一方の電極部にのみ後退面
を形成してもよいものであり、要は、望ましくは、少な
くとも高周波電源に接続される第2の電極部の外縁部の
外面を後退面とすることにより、この第2の電極部が相
対する相手方電極部である第1の電極部との外面との距
離を大きくすればよい。また、上部電極部である第1の
電極部は真空チャンバが兼務してもよく、この場合、後
退面は下部電極部である第2の電極部にのみ設けること
が望ましい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
極部間の間隔を小さくしても、真空チャンバと電極部の
間に異常な放電が発生するのを防止し、安定したプラズ
マ処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるプラズマ処理装
置の全体構成を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるプラズマ処理装
置の部分拡大断面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるプラズマ処理装
置の第2の電極部の吸引孔を示す平面図
【図4】本発明の実施の形態1におけるプラズマ処理装
置の第2の電極部の冷媒路を示す底面図
【図5】本発明の実施の形態2におけるプラズマ処理装
置の部分拡大断面図
【図6】従来のプラズマ処理装置の部分拡大断面図
【符号の説明】
1 真空チャンバ 2 第1の電極部 3 第2の電極部 14、14’、22、22’ 外縁体(外縁部) 14a、14’a、22a、22’a 後退面 15 ワーク 17 シリンダ(間隔変更手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 哲博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4G075 AA30 BC06 BC10 BD14 CA15 CA25 CA61 CA62 EB42 EC21 ED20 FA01 FB04 FB06 FC11 FC15 4K057 DA16 DM03 DN01 5F004 BA06 BA07 BB21 BB25 DB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマ発生用ガスが供給される真空チャ
    ンバと、この真空チャンバに間隔をおいて配設された2
    つの電極部とを備え、電極部に高周波電圧を印加するこ
    とにより真空チャンバの内部にプラズマを発生させて前
    記2つの電極部の間に配設されたワークをプラズマ処理
    するプラズマ処理装置であって、 前記2つの電極部の少なくとも何れか一方の電極部の外
    縁部の外面を後退面とすることにより、この後退面と前
    記真空チャンバの内壁面との距離およびこの後退面と相
    手方電極部の外縁部の外面との距離を大きくしたことを
    特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】前記電極部の先端部を先鋭なテーパ部とす
    ることにより、前記後退面を形成したことを特徴とする
    請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】前記電極部の先端部を階段状とすることに
    より、前記後退面を形成したことを特徴とする請求項1
    記載のプラズマ処理装置。
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