JP2001209059A - 液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents

液晶表示パネルの製造方法

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JP2001209059A
JP2001209059A JP2000019951A JP2000019951A JP2001209059A JP 2001209059 A JP2001209059 A JP 2001209059A JP 2000019951 A JP2000019951 A JP 2000019951A JP 2000019951 A JP2000019951 A JP 2000019951A JP 2001209059 A JP2001209059 A JP 2001209059A
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liquid crystal
display panel
crystal display
plastic substrate
manufacturing
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Eisaku Wada
英作 和田
Masahide Shigemura
政秀 重村
Hikari Nakagawa
光 中川
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Kyocera Display Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストが安価で生産性に優れた液晶表示パネ
ルを製造することのできる液晶表示パネルの製造方法を
提供すること。 【解決手段】 熱により粘着力を失う粘着材3によって
プラスチック基板1を保持板2に粘着させて扱う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネルの製造
方法に係り、特にプラスチック基板を用いて液晶表示パ
ネルを製造する液晶表示パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2枚の基板を周辺シール材を介し
て互いに貼り合わせるとともに両基板の間に液晶を封入
する液晶表示パネルの製造においては、前記基板として
ガラス基板およびプラスチック基板を使用するのが一般
的であった。
【0003】しかし、前記ガラス基板は、外力によって
破損しやすい。特に、液晶表示パネルの軽量化のために
板厚を薄くしていくと、セル化の際の歩留まりが悪くな
る等の欠点を有している。一方、プラスチック基板は、
ガラス基板のように外力によって破損しやすいといった
欠点もない。
【0004】このため、基板の薄型化、軽量化等の点に
おいてはプラスチック基板の方がガラス基板よりも優れ
たものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プラスチック
基板は、ガラス基板に比べて剛性に劣るといった欠点を
有している。
【0006】一般に、前記液晶表示パネルの製造装置
は、複数の搬送ローラを所定間隔ごとに設けることによ
って基板の搬送手段を構成しているが、この搬送手段
は、ガラス基板を搬送することを前提として設計された
ものが多く、プラスチック基板のように剛性がなく、カ
ールし易く、軽量な基板を扱うようには設計されていな
かった。このため、プラスチック基板を用いて液晶表示
パネルを効率よく製造するためには、プラスチック基板
に適合した専用の製造設備が必要となるが、全ての設備
を新たに設けるには大きな設備投資を必要とするといっ
た問題点を有している。
【0007】このような問題を解決するためには、例え
ば、カールしたプラスチック基板が搬送ローラの間に入
り込まないように、搬送ローラの間隔を狭めたり、搬送
ローラの間をオーリング等の搬送ベルトで繋げることに
よって既存の製造装置を改造することや、また、プラス
チック基板を剛性を有するガラス基板にテープで貼り付
けて搬送すること等が考えられる。
【0008】しかし、これらの場合においても、装置を
改造する方法は、依然多くの設備投資を要する上にベル
トを多用することによる発塵等の新たな問題を引き起こ
し、また、プラスチック基板をガラス基板上にテープで
貼り付ける方法は、テープの貼り付け、剥離に手間がか
かってしまう。
【0009】このため、コストが安価で生産性に優れた
液晶表示パネルの製造を行うことができないといった問
題が生じていた。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
もので、コストが安価で生産性に優れた液晶表示パネル
を製造することのできる液晶表示パネルの製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る液晶表示パネルの製造方法の特
徴は、熱により粘着力を失う粘着材によってプラスチッ
ク基板を保持板に粘着させて扱う点にある。
【0012】そして、このような方法を採用したことに
より、ガラス基板に適合して設計された既存の液晶表示
パネルの製造装置をそのまま使用することができるた
め、液晶表示パネルの製造コストを安価にすることがで
き、また、加熱によってプラスチック基板を保持板から
容易かつ迅速に剥離することができるため、生産性を向
上させることができる。
【0013】請求項2に係る液晶表示パネルの製造方法
の特徴は、請求項1において前記保持板は、ガラス板で
ある点にある。
【0014】そして、このような方法を採用したことに
より、既存のガラス液晶表示パネルの製造装置に最も適
合した状態でプラスチック基板を用いた液晶表示パネル
の製造を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液晶表示パネ
ルの製造方法の実施形態を図1および図2を参照して説
明する。
【0016】図1に示すように本実施形態においては、
プラスチック基板1を、このプラスチック基板1とほぼ
同じ大きさの保持板2に粘着させた状態で扱うようにな
っている。なお、ガラス基板に適合して設計された既存
の製造装置をそのまま利用する観点から、前記保持板2
はガラス板であることが好ましい。
【0017】前記プラスチック基板1と前記保持板2と
の粘着には、熱により粘着力を失う粘着材3を使用する
ようになっている。従って、前記粘着材3を加熱するこ
とにより、保持板2とプラスチック基板1との剥離を容
易に行うことができるとともに、前記プラスチック基板
1から粘着材3を容易に剥離することができるようにな
っている。加熱によって粘着力を失う粘着剤3として
は、粘着性樹脂がある温度以上になると固化し粘着力を
失う粘着層を有するものや、粘着性樹脂中にある温度以
上になると発泡する発泡材を混入させ、ある温度以上に
なると発泡した発泡材により基板との粘着面積が低下
し、粘着力が低下する粘着層を有するものを挙げること
ができる。特に、粘着力を失くさせるための熱として
は、プラスチック基板1を保持板2に粘着させて扱う最
終工程より前の製造工程における上限温度以上で、プラ
スチック基板1のガラス転移温度以下であることが好ま
しい。プラスチック基板1を保持板2に粘着させる最終
工程より前の製造工程の上限温度より低い温度で粘着力
を失うと、次工程での取り扱い時に再度、プラスチック
基板1を保持板2に粘着させなければならず、工程が増
加するためであり、プラスチック基板1のガラス転移温
度より高い温度で粘着性が失われる粘着材3を用いる
と、保持板2からプラスチック基板1を剥離するときに
基板にダメージを与えてしまうからである。
【0018】なお、前記粘着材3としては、プラスチッ
ク基板1と保持板2とを迅速かつ容易に粘着させる観点
から、粘着材3のベースフィルムの両側面に粘着層を有
する両面テープ(例えば、リバアルファー/日東電工
製)を用いるのが好ましい。
【0019】次に、本実施形態の作用について説明す
る。なお、本実施形態においては、粘着材3として、1
50℃で発泡する発泡材を用いて粘着性を失わせる粘着
層を有する両面テープ(リバアルファー3195HS/
日東電工製)を使用した。この両面テープは150℃で
粘着性を失うものである。また、保持板2として、ガラ
ス板を用いた。
【0020】また、液晶表示パネルの製造装置として
は、既存のガラス液晶表示パネルの製造装置をそのまま
使用した。なお、この製造装置は、図2に示すように複
数の搬送ローラ4を所定間隔ごとに設けることによって
搬送手段5を構成している。
【0021】まず、0.7mmのガラス板上に、両面テ
ープを全面的に貼り付ける。
【0022】次に、前記両面テープが貼り付けられたガ
ラス板上に、上面に透明導電膜が形成されたガラス転移
温度が205℃の厚み0.1mmのプラスチック基板1
を貼り付ける。
【0023】そして、前記プラスチック基板を貼り付け
た後、50℃のオートクレーブ処理を行って、プラスチ
ック基板1とガラス板との間の泡抜きを行う。
【0024】その後、プラスチック基板1を既存のガラ
ス液晶表示パネルの製造装置内に投入するとともに、図
2に示すように搬送手段5によって搬送する。そして、
前記製造装置によって、ガラス液晶表示パネルの製造と
同様に、透明電極のパターニング、配向膜塗布、ラビン
グ配向処理、シール材の印刷等の各工程を行う。これら
の工程においては、プラスチック基板1に加わる熱は最
高で120℃程度であるので、両面テープの粘着力に影
響を及ぼすことはなく、プラスチック基板1がガラス板
から剥離することはない。
【0025】また、このとき、ガラス板によって剛性が
保持されているため、既存の製造装置の搬送手段をその
まま用いてもプラスチック基板1の搬送を安定的行うこ
とができる。
【0026】次に、周辺シール材を介して2枚のプラス
チック基板1を圧着させる圧着工程においては、150
℃の加熱によって両プラスチック基板1を積層圧着させ
る。
【0027】このとき、両面テープは加熱(150℃)
によって粘着力を失うため、圧着後、ガラス板を両面テ
ープとともにプラスチック基板1から容易に剥離するこ
とができる。このため、従来よりも生産性を向上させる
ことができる。さらに、このとき、圧着と両面テープの
剥離とを同時に行うことができるため、さらに作業性が
向上されている。
【0028】そして、前記両プラスチック基板1の圧着
後、液晶の注入等を行うことによって、プラスチック基
板1からなる液晶表示パネルが完成する。
【0029】したがって、本実施形態によれば、熱によ
り粘着力を失う粘着材3によってプラスチック基板1を
剛性を有する保持板2に粘着させて扱うことにより、既
存のガラス液晶表示パネルの製造装置をそのまま用いる
ことができるとともに、加熱により保持板2をプラスチ
ック基板1から容易かつ迅速に剥離することができる。
【0030】このため、低廉なコストで生産性、歩留ま
りに優れた液晶表示パネルの製造を行うことができる。
【0031】さらに、前記保持板2をガラス板としたこ
とにより、既存のガラス液晶表示パネルの製造装置に最
も適合した状態で、プラスチック基板1を用いた液晶表
示パネルの製造を行うことができる。
【0032】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0033】例えば、前記粘着材3による粘着範囲は、
プラスチック基板1の保持板2に対峙する側の面を保持
板2に全面的に粘着させるものであってもよいし、4隅
や周縁部等の一部を粘着させるものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項1に係
る液晶表示パネルの製造方法によれば、低廉なコストで
生産性、歩留まりに優れた液晶表示パネルの製造を行う
ことができる。
【0035】請求項2に係る液晶表示パネルの製造方法
によれば、既存のガラス液晶表示パネルの製造装置に最
も適合した状態でプラスチック基板を用いた液晶表示パ
ネルの製造を行うことができるため、請求項1に係る液
晶表示パネルの製造方法の効果に加えて、さらに良好な
液晶表示パネルを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示パネルの製造方法の実施
形態において、熱により粘着力を失う粘着材によってプ
ラスチック基板を保持板に粘着させた状態を示す図
【図2】本発明に係る液晶表示パネルの製造方法の実施
形態において、プラスチック基板の搬送手段を示す概略
【符号の説明】
1 プラスチック基板 2 保持板 3 粘着材 4 搬送ローラ 5 搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 光 兵庫県尼崎市上坂部1丁目2番1号 オプ トレックス株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA01 FA10 FA29 HA01 MA20 2H089 NA24 NA40 NA45 NA48 NA58 QA12 QA16 TA01 TA06 2H090 JB02 JB03 JC11 LA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のプラスチック基板を周辺シール材
    を介して互いに貼り合わせるとともに、両プラスチック
    基板の間に液晶を封入する液晶表示パネルの製造方法に
    おいて、 熱により粘着力を失う粘着材によって前記プラスチック
    基板を保持板に粘着させて扱うことを特徴とする液晶表
    示パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記保持板は、ガラス板であることを特
    徴とする請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方法。
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