JP4917832B2 - 軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4917832B2
JP4917832B2 JP2006140214A JP2006140214A JP4917832B2 JP 4917832 B2 JP4917832 B2 JP 4917832B2 JP 2006140214 A JP2006140214 A JP 2006140214A JP 2006140214 A JP2006140214 A JP 2006140214A JP 4917832 B2 JP4917832 B2 JP 4917832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
plastic substrate
crystal display
display panel
sided tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006140214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007310215A (ja
Inventor
朝陽 蔡
仕文 余
選雅 江
Original Assignee
上緯企業股▲分▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 上緯企業股▲分▼有限公司 filed Critical 上緯企業股▲分▼有限公司
Priority to JP2006140214A priority Critical patent/JP4917832B2/ja
Publication of JP2007310215A publication Critical patent/JP2007310215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4917832B2 publication Critical patent/JP4917832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Description

本発明は、軟式液晶ディスプレイ(LCD)パネルの製造方法、詳しく言えば、プラスチック基板を採用して液晶ディスプレイ(LCD)パネルを製造する製造方法に関するものである。
ガラス材質は高透明度、高剛性、低材質収縮率及び抗化学薬剤性などの特性を有するため、平面ディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネル、有機発光ダイオードディスプレイパネル、電界放出ディスプレイパネル、電気泳動式平面ディスプレイパネルなどの基板材料によく適用されている。また、軽量、薄型及び可撓性などの特性がディスプレイパネル、特に、液晶平面ディスプレイパネルに求められる傾向が日増しに強くなっているが、ガラス材料は比重が高く、割れ易く、湾曲が不可能であるという欠点を有することは事実である。軽量化のために、大型液晶平面ディスプレイの液晶パネルのガラス基板の厚さを0.4mm以下にすると、ガラス基板が外力により破損し、歩留まりが低下するという問題が発生し、かつ新世代のディスプレイパネルが基板材料に薄型及び可撓性などの特性を求める現状を満足させることができない。これに鑑みて、世界各国は大型化、軽量化、薄型化及び高耐衝撃強度を実現させる基板材料を研究開発しつつある。現今、国際上、新たに開発された基板材料は、主に、高分子によるプラスチック材料であるとされる。
多くのメーカで積極的に研究開発されているプラスチック基板は、ガラス基板と比べて次の長所を有する。
1、プラスチック基板は、連続ローラー(Roll to Roll)により製造することが可能であるため、大規模生産に適し、コストを削減することが可能となる。
2、プラスチックは、柔軟性と可撓性を有するため、可撓式ディスプレイパネルに適用することが可能である。
3、プラスチック基板は、比重が小さく、重量が軽く(ガラス製品と比べて1/2から1/3の重量をカット可能である)、ガラスの厚さより薄いため、厚さが0.1mmから0.2mmまたはこれより薄い基板材料を製作することが可能である。
4、OLED、ELまたはFlexLCDなどの新しい影像技術に適用することが可能である。
5、ディスプレイパネルによりいっそう高解析度及び大画面を求める市場の動きに応ええることが可能である。
6、複雑な形状が複製し易い。
7、材料にかかるコストが低い。
8、耐衝撃性が良好で割れにくいため、裁断が容易である。
プラスチック基板の発展過程をたどってみると、初め1983年Casio社はTN型プラスチックLCDを採用したSL−800計算機を発売し、続いて、1993年Ricoh社はSTN型プラスチックLCDを発表した。さらに、近年、携帯電話とパーソナルデジタルアシスタント(PDA)の普及に伴い、可撓式LCDが採用されることが多くなったため、日本のシャープ(Sharp)社は1998年11月に0.2mmの標準型プラスチック基板STN型LCDの製造を開始した。さらに、Sharp社は2004年4月に他社より先にカラーSTN型プラスチックLCDを量産した。また、Kagoshima Matsushita社もRicohの生産ラインを買収した後、STN型LCDの開発製造に加入した。初期の製品は、1.7インチで基板の厚さが0.2mm以下で、モジュールの厚さが0.1mmで画素が120×120のカラーSTN−LCDパネルである。また、人々の豊かな視角を求める欲を満足させるために、現今の研究趨勢はTFT型LCD基板のプラスチック化であるとされる。
上述の通り、プラスチック基板はガラスより長所が多いため、プラスチック基板を採用して大型で薄型の可撓式液晶ディスプレイパネルを製造すれば、コストを削減することが可能である。したがって、プラスチック基板は、最も注目されている基板材料となる。しかし、次のような問題がプラスチック基板を可撓式液晶ディスプレイパネルに適用する実現に支障をきたす。その一つの問題は、プラスチック基板の柔軟性と薄型化などの特性のため、液晶ディスプレイ(LCD)パネルの製造過程では、プラスチック基板をしっかり安定させ、平坦にすることが難しく、歩留まりが低くなることである。また、一般的に、ガラス基板により液晶ディスプレイパネルを製造する場合、基板の輸送方法は、間隔を別々に指定したうえで複数の輸送用ローラーを設置することである。しかし、このような輸送方法は、ガラス基板を輸送するためであるため、硬度が高くなく、重さが軽く、かつ湾曲しやすいプラスチック基板の輸送に適合しない。したがって、もう一つの問題は、効率的にプラスチックにより液晶ディスプレイパネルを製造するために、プラスチック基板専用の製造設備を整えることが必要であり、設備を新しく設置するには膨大な資本金を投入することも必要だということである。その問題を解決するために、いくつかの方法が提出された。例えば、湾曲するプラスチック基板が輸送ローラーの間に挟まることを避けるために、輸送ローラーの間隔を縮小するか、或は、環状プラスチックリング(O-ring)などの輸送ベルトで連接することにより、本来の製造設備を改造する方法がある。しかし、このような状況下で装置を改造する方法でも設備にかなりの資金を投入する必要があり、かつ輸送ベルトを使用すると、埃が溜まるという問題が生じる。
特許文献1は、TFT−LCDの製造と輸送を進行させるように熱硬化性接着剤によりプラスチック基板を硬い支持基板上に貼り付ける方法を開示している。プラスチック基板を硬い支持基板上に貼り付けるステップは、図2Aから図2Cに示すように、まずローラーにより剥離可能な膜211を有する熱硬化性接着剤212を支持基板203上に貼り付け(図2A)、続いて、剥離可能な膜を外し(図2B)、ローラー215により熱硬化性接着剤212で透明導電電極213を有するプラスチック基板201を支持基板203上に接合する(図2C)。
しかし、上述の方法を実行する際に、下記の問題と欠点が生じる。
1、プラスチック基板201と熱硬化性接着剤212とを接合する際、空気が常にプラスチック基板201と熱硬化性接着剤212との間に入り込み、どのように空気を押し出しても空気の痕跡が生じるため、このような状態下でTFT−LCDに相関する製造工程を実行すれば、加熱に伴って気泡が生じ、図3に示すように、プラスチック基板が歪む現象が発生する。
2、空気がプラスチック基板201と熱硬化性接着剤212との間に入り込むという問題を克服できるとしても、TFT−LCDに相関する製造工程が完了した後、如何にプラスチック基板と支持基板を分離するかということが克服しにくい問題となる。
特許文献2は、支持基板に関わる技術を三つ提出した。
技術1は、図4に示すように、孔2を有し、真空状態になるまで抽気することが可能な平台1にプラスチック基板10を置き、真空状態になるまで抽気することにより、プラスチック基板10を平台上に付着させることである。実際にこのような方法を実施する場合、プラスチック基板が柔軟湾曲性(curling)を有するため、プラスチック基板全体は波紋状を呈し、その辺縁が跳ね上がってしまう。
技術2は、耐熱テープによりプラスチック基板の周りを支持板(平台)上に固定してLCD製造工程を実行することである。実際にこのような方法を実施する場合、耐熱テープの厚さが液晶セル(cell)の厚さより大きいため、図5に示すように、液晶セルの中間が狭く、横が広い不均等な現象が発生する。
技術3は、図6と図7に示すように、図4に示す技術の欠点を改善することである。
図6に示すように、上が凸状で下が凹状を呈する二つの型60と型62を予め用意し、続いて、鋳造方法により下が凹状を呈する型に液体または溶液状態のプラスチック基板樹脂63を注入し、上が凸状を呈する型を下が凹状を呈する型に押し込み、プラスチック基板樹脂を硬化させ、そののち、上が凸状を呈する型と下が凹状を呈する型とを分離すれば、凸型のプラスチック基板が完成する。このプラスチック基板の突出する中間部位の厚さとテープの厚さとが一致するため、テープによりプラスチック基板の辺縁を支持板上に固定し、配向膜64を塗布してLCD製造工程を実行することにより、均質な液晶セルを生成することが可能である。実際にこの方法を実施する場合、操作が非常に複雑で手間もコストも非常にかかるため、量産に適さない。
特許文献3は、特殊な粘着材によりプラスチック基板をガラス基板上に接合して液晶ディスプレイパネルを製造する方法を提出した。その粘着材の特性は、次の通りである。
1、特に、両面に粘着層を有する両面テープ(例えば、リバアルフアー/日本電工社製造)を採用する粘着材のほうが好ましい。
2、両面テープの粘着層は150℃で発泡する発泡材を採用することにより粘着特性を失うことが可能であるため、両面テープは150℃下で粘着性を失う。したがって、両面テープとともに簡単にガラス板をプラスチック基板から分離させることが可能となる。
3、ガラス上にプラスチック基板を貼り付けた後、50℃の高温殺菌処理を実行してプラスチック基板とガラス板との間の発泡物を除去する。
4、プラスチック液晶ディスプレイパネル製造工程を設定し、プラスチック基板を加熱する際に、最高温度を120℃前後に設定するため、両面テープに影響を与えることも、プラスチック基板とガラス板とを分離させることも発生しない。
一般のTFT−LCD製造工程は、自動式薄膜トランジスタ製造工程、透明導電ITO層製造工程、配向膜塗布蒸焼工程、カラーフィルター製造工程、間隔粒子製造工程及びパッケジング製造工程などを含む。これらの製造工程におけるパネルは、高低温(室温から300℃)循環を受けなければならないだけでなく、ユニットと回路製造工程において酸性とアルカリ性溶液の腐食に耐えなければならない。また、近年もっとも注目されているのは有機薄膜トランジスタ(Organic TFT−LCD)とFlexICsから開発された超低温多結晶系TFTの製造工程の温度を120℃以下に下げることが可能となることであるが、これはまた実験段階または量産テスト段階にとどまり、その製品の質、歩留まり、高価な製造設備などの点では投資者が検討して直される。したがって、両面テープを(150℃に至るまで)加熱し、粘着性を除去することにより、両面テープとともにガラス基板をプラスチック基板から分離させる特許文献3の技術は、現今、温度が200℃以上のTFT製造工程に適さない。また、特許文献4及び特許文献5はUV硬化性接着層によりプラスチック基板をガラス基板に貼り付け、LCD製造工程を進め、そののち、UV光線を照射して接着層の粘着性を除去することにより、ガラス基板とプラスチック基板を分離させる方法を提出したが、市販のUV硬化性接着剤の中では耐熱温度が180℃以上のものが非常に少ない。したがって、この技術は、温度が200℃以上のTFT製造工程に適さない。
上述の特許出願案件の技術重点は、如何に柔軟性のあるプラスチック基板を平坦に置き、加工を進めるか、如何にプラスチック基板をガラス基板に貼り付けたり、両者を分離させたりするかという方面に据えられる。しかし、プラスチックを接着する接着剤とガラスを接着する接着剤の配合と性質は異なるため、共用が不可能である。したがって、この点は今でもなかなか突破しにくい。それに対し、本発明は媒介物と耐高温両面テープを配置する方法により、二種の異なる接着剤を共用できないという問題を解決し、一方、製造工程において気泡または水泡が生じるという問題を改善する。
特開2001−125082公報 アメリカ合衆国特許第US2003/0123019A号明細書 特開2001−209059公報 特開2001−021872公報 特開平7−32597号公報
本発明の主な目的は、プラスチック基板をガラス基板に貼り付ける新しい方法で上述の先行技術の欠点を解決することにより、製造コストを削減し、生産性が極めてよい軟式液晶ディスプレイパネルを製造することが可能である製造方法を提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明による方法は、支持基材の一面にガラスに貼り付けるための耐高温感圧接着剤を塗布し、支持基材の他面にプラスチック基板に貼り付けるための耐高温感圧接着剤を塗布することにより、耐高温両面テープを構成する。続いて、連続ローラー(Roll to Roll)によりプラスチック基板と耐高温両面テープとを接合し、耐高温両面テープのうちのプラスチック基板に貼り付けるための耐高温感圧接着剤をプラスチック基板上に貼り付け、続いて、それをガラス板上に貼り付け、そして、液晶ディスプレイパネルの処理工程が完了した後、二枚のプラスチック基板を組み合わせるように押し付け、その間に液晶を注入すれば、プラスチック基板から構成される液晶ディスプレイパネルが完成する。
上述の方法は、プラスチックとガラスとの間に気泡または水泡が生じることはない。このような気泡または水泡は、LCD製造工程を進める間に生じ、膨張し、プラスチック基材上の薄膜トランジスタ(TFT)の全体性を破壊する。
また、本発明は、耐高温両面接着テープを採用するために、現今の温度が200℃以上のTFT製造工程に適用することが可能である。このような方法は、現今、ガラス液晶ディスプレイパネルの製造に最適な既存装置の状態下で設備にかかるコストを増やすことなく、プラスチック基板を採用して液晶ディスプレイパネルを製造することが可能である。
そのほかには、LCD製造工程が全部完了した後、プラスチック基板を両面テープから容易に外し(即ち、ガラスと基板とを分離させ)、両面テープをガラス基材上に残留させることが可能である。また、両面テープのガラスに向かい合う接着層は繰り返して貼る再利用性を有するため、両面テープをガラスに残留させずにガラスから容易に外し、かつガラスを繰り返して使用することが可能なだけでなく、コストを削減することも可能である。
以下、本発明の構造と特徴を実施例と図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例による軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法による構造とプロセスを示す模式図である。
まず、薄膜などの厚さが一定である支持基材104(例えば、PI薄膜)を採用し、支持基材の一面にガラスに貼り付けるための耐高温感圧接着剤105を塗布し、かつ耐高温感圧接着剤105上に剥離可能な膜106を貼り付け、そののち、支持基材の他面にプラスチック基板に貼り付けるための耐高温感圧接着剤103を塗布することにより、耐高温両面テープを構成する。
続いて、その一面に保護膜101を有するプラスチック基板102を取り、プラスチック基板と耐高温両面テープとを接合するように押し付けることにより、耐高温両面テープのうちのプラスチック基板に貼り付けるための耐高温感圧接着剤103をプラスチック基板上に貼り付け、プラスチック基板と耐高温両面テープとを接合した品物を形成する。続いて、接合後の品物をガラス板上に貼り付ける。
以上の製造プロセスの中では、接合後の品物をガラス板上に貼り付ける製造工程以外の製造工程は連続ローラー(Roll to Roll)により実行することが可能であるため、高速かつ大量の生産および大幅なコスト削減が可能となる。かつ接合されたプラスチック基板と耐高温両面テープとの間に気泡または水泡が生じることはない。
続いて、需要に応じて上述の接合後の品物を適当な大きさに裁断し、隔離可能な膜を剥がし、ガラス基板上に貼り付け、そして、プラスチック基板上の保護膜101を剥がし、そののち、それを既存のガラス液晶ディスプレイパネルの製造プロセスに加え、ガラス液晶ディスプレイパネルと同じ製造方法により薄膜トランジスタ製作、配向膜塗布及び摩擦による配向処理などのLCD製造工程を進める。
続いて、周辺粘着材により二枚のプラスチック基板を組み合わせるように押し付け、その後、その間に液晶を注入すれば、プラスチック基板から構成される液晶ディスプレイパネルが完成する。
本実施例に使用されるプラスチック基板102の材料については、軟式LCDプラスチック基板によく使われているPC(polycarbonate)、PI(polyimide)、PES(polyether sulfone)、PAR(polyarylate)、PEN(Polyethylene naphthalate)、PET(Polyethylene terephthalate)、APO(非結晶Polyolefine)、mCOCまたは有機無機混合基板などが本実施例に適用可能である。プラスチック基板の厚さの範囲は10μmから800μmであり、特に、50μmから500μmが好ましく、100μmから250μmが最適範囲である。続いて、その一つの表面に水分を遮断する気膜(barrier layer)と硬質層(hard coating)、もう一つの表面に透明導電電極(ITO)をコーティングし、保護膜101により保護する。
また、本実施例に使用される耐高温両面テープ上の接着層103は、次の特徴を有する。
1、感圧接着剤の特性を有し、プラスチック基板102を接合し、かつ現今、温度が200℃以上のTFT製造過程に適する。したがって、ガラス液晶ディスプレイパネルの製造に適用する既存設備の状態下で、設備またはコストを増やすことなく、プラスチック基板を採用して液晶ディスプレイパネルを製造することが可能である。
2、耐高温両面テープ中の基材104に対する接着力は、プラスチック基板102に対する接着力より強い。したがって、LCD製造工程が完了した後、プラスチック基板から構成される液晶ディスプレイパネルから容易に分離することが可能である。また、分離後、この接着層はプラスチック基板上に残留せず、耐熱両面テープ上の基材上に残留し、かつプラスチック基板の表面の水分を遮断する気膜(barrier layer)と硬質層(hard coating)を破壊することはない。
3、LCD製造工程が全部完了した後、接着層103をプラスチック基板から構成される液晶ディスプレイパネルから容易に分離するために、必要に応じて温度を下げることにより、接着層103の接着性を除去することが可能である。温度は10℃以下に下げることが可能であり、温度が5℃以下であれば好ましく、特に、0℃以下であれば最も好ましい。
4、接着層103の材質と接着力は、LCD製造工程の高温に耐えることが可能であるため、破壊されたり、低下したりすることはない。
5、接着層103の厚さは、50μm以下であり、30μm以下であれば好ましく、特に、20μm以下であれば最も好ましい。
また、耐高温両面テープ中の支持基材(背面膜)104を温度が300℃以上のLCD製造工程に適用する場合、Dupont社のKapton膜などのポリイミド(polyimide;PI)薄膜を使用しなければならない。温度が200℃前後のLCD製造工程に適用する場合、PES、PCまたはSilicon薄膜を使用することが可能である。将来的にLCD製造工程の温度を100℃前後に下げるように進めれば、PET、PVC、PUまたはエポキシ樹脂などの薄膜を使用することが可能である。
支持基材104の厚さは、5μmから250μmの間であり、5μmから125μmであれば好ましく、特に、5μmから75μmであれば最も好ましい。
耐高温感圧接着剤105は耐高温両面テープのうちのガラス基板に貼り付けるための接着層であり、その特徴は次の通りである。
1、接着層103と同じように感圧接着剤の特性を有し、現今、温度が200℃以上のTFT製造過程に適する。
2、耐高温両面テープ中の支持基材104に対する接着力は、ガラス基板107に対する接着力より強い。したがって、製造工程の最後に耐高温両面テープとガラス基板とを分離する時、耐高温感圧接着剤105はガラス基板上に残留せず、耐高温両面テープ上の基材上に残留する。
3、耐高温感圧接着剤105の材質と接着力は、LCD製造工程の高温に耐えることが可能であるため、破壊されたり、低下したりすることはない。
4、耐高温感圧接着剤105の厚さは、100μm以下であり、70μm以下であれば好ましく、特に、40μm以下であれば最も好ましい。
5、耐高温感圧接着剤105は繰り返して貼る再利用性を有するため、ガラスと耐高温両面テープを繰り返して使用することが可能なだけでなく、コストを削減することも可能である。
上述したことをまとめてみると、本実施例による方法は、貼り付ける際においてはテープによる貼り付け方法と同じであるため、プラスチックとガラスとの間に気泡または水泡が生じることも、プラスチックと感圧接着テープとの間に気泡または水泡が生じることもない。このような気泡または水泡は、LCD製造工程を進める間に生じ、膨張し、プラスチック基板上の薄膜トランジスタ(TFT)の全体性を破壊する。また、プラスチック基板にガラスを貼り付けた後、発泡物が発生しないため、プラスチック基板とガラス板との間の発泡物を除去する必要がなくなる。また、LCD製造工程が全部完了した後、プラスチック基板とガラス基板とを容易に分離し、両面テープをガラス基材上に残留させることが可能である。また、両面テープのガラスに向かい合う接着層は繰り返して貼る再利用性を有するため、両面テープをガラスに残留させずにガラスから容易に剥がし、かつガラスと耐高温両面テープを繰り返して使用することが可能なだけでなく、コストを大幅に削減することも可能である。
本実施例は、前述の実施形態に制限されず、必要に応じて変更を加えることも可能である。
例えば、前記耐高温両面テープ中の支持基材104の表面にcoronaなどの静電気処理、Primer底層処理又はプラズマ放電処理を施し、接着力を生成すれば、接着層103を使用する必要がなくなる。
例えば、3Mのポストイットなどの中の接着層の設計理念に基づいて本実施例の接着層103を配置すれば、LCD製造工程が完了した後、プラスチック基板から構成される液晶ディスプレイパネルから分離することが可能であるため、温度を下げる、温度を上げる、架橋剤を加える、または、UV光を照射することにより、接着層103の粘着性を除去する必要がなくなる。したがって、一つの手続きをカットし、製造にかかるコストをよりいっそう削減することが可能となる。
また、接着層103の感圧接着材料を今後のLCD製造工程の温度に応じて調整することも可能である。例えば、温度が300℃以上のLCD製造工程に適用する場合、ポリイミド類(polyimide;PI)感圧接着剤を使用しなければならない。温度が200℃前後のLCD製造工程に適用する場合、Silicon-base類感圧接着剤を使用することが可能である。また、LCD製造工程の温度が100℃前後に下がれば、アクリル類感圧接着剤を使用することが可能である。
本発明の一実施例による軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法の構造とプロセスを示す模式図である。 特許文献1に開示されている製造過程を示す模式図である。 特許文献1に開示されている製造過程を示す模式図である。 特許文献1に開示されている製造過程を示す模式図である。 特許文献1に開示されている製品を示す断面図である。 特許文献2に開示されている製造過程を示す模式図である。 従来の技術の製造過程を示す模式図である。 他の従来の技術の製造過程を示す模式図である。 他の従来の技術の製造過程を示す模式図である。
符号の説明
1 平台、2 孔、10 プラスチック基板、20 支持基板、60 型、62 型、63 プラスチック基板樹脂、101 保護膜、102 プラスチック基板、103 耐高温感圧接着剤、104 支持基材、105 耐高温感圧接着剤、106 剥離可能な膜、201 プラスチック基板、211 隔離可能な膜、212 熱硬化性接着剤、213 透明導電電極、215 ローラー

Claims (8)

  1. 耐高温両面テープの支持基材を採用し、支持基材の一面にガラスに貼り付けるための耐高温感圧接着剤を塗布し、支持基材の他面にプラスチック基板に貼り付けるための耐高温感圧接着剤を塗布し、剥離可能な膜で耐高温感圧接着剤を保護することにより、耐高温両面テープを構成するステップと、
    保護膜を有するプラスチック基板を取り、プラスチック基板と耐高温両面テープとを接合するように押し付けることにより、耐高温両面テープのうちのプラスチック基板に貼り付けるための耐高温感圧接着剤をプラスチック基板上に貼り付け、プラスチック基板と耐高温両面テープとを接合した品物を形成し、隔離可能な膜を剥がし、接合後の品物をガラス板上に貼り付け、液晶ディスプレイパネルの処理工程が完了した後、二枚のプラスチック基板を組み合わせるように押し付け、その間に液晶を注入して、プラスチック基板から構成される液晶ディスプレイパネルを形成するステップと、を含み、
    接着層は、耐高温両面テープ上の支持基材に対する接着力がプラスチック基板に対する接着力より強く、繰り返して貼る再利用性を有することを特徴とする軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法。
  2. 耐高温両面テープの支持基材を採用し、支持基材の一面にガラスに貼り付けるための耐高温感圧接着剤を塗布し、支持基材の他面にプラスチック基板に貼り付けるための耐高温感圧接着剤を塗布し、剥離可能な膜で耐高温感圧接着剤を保護することにより、耐高温両面テープを構成するステップと、
    保護膜を有するプラスチック基板を取り、プラスチック基板と耐高温両面テープとを接合するように押し付けることにより、耐高温両面テープのうちのプラスチック基板に貼り付けるための耐高温感圧接着剤をプラスチック基板上に貼り付け、プラスチック基板と耐高温両面テープとを接合した品物を形成し、隔離可能な膜を剥がし、接合後の品物をガラス板上に貼り付け、液晶ディスプレイパネルの処理工程が完了した後、二枚のプラスチック基板を組み合わせるように押し付け、その間に液晶を注入して、プラスチック基板から構成される液晶ディスプレイパネルを形成するステップと、を含み、
    接着層は、耐高温両面テープ上の支持基材に対する接着力がガラス基板に対する接着力より強く、繰り返して貼る再利用性を有することを特徴とする軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法。
  3. プラスチック基板の材料は、PC(polycarbonate)、PI(polyimide)、PES(polyether sulfone)、PAR(polyarylate)、PEN(Polyethylene naphthalate)、PET(Polyethylene terephthalate)、APO(非結晶polyolefine)またはmCOCなどのいずれか一つであることを特徴とする請求項1または2に記載の軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法。
  4. プラスチック基板の一つの表面に透明導電電極(ITO)がコーティングされることを特徴とする請求項1または2に記載の軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法。
  5. 接着層の厚さは、50μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法。
  6. 温度を下げることにより、接着層の粘着性を除去することが可能であり、温度を10℃以下に下げることを特徴とする請求項1または2に記載の軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法。
  7. 耐高温両面テープ中の支持基材の厚さは、5μmから250μmの間であることを特徴とする請求項1または2に記載の軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法。
  8. 接着層の厚さは、100μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法。
JP2006140214A 2006-05-19 2006-05-19 軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法 Active JP4917832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006140214A JP4917832B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006140214A JP4917832B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007310215A JP2007310215A (ja) 2007-11-29
JP4917832B2 true JP4917832B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=38843113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006140214A Active JP4917832B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4917832B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI400509B (zh) * 2008-06-13 2013-07-01 Prime View Int Co Ltd 可撓性顯示模組及其製作方法
JP2010039472A (ja) * 2008-07-08 2010-02-18 Nitto Denko Corp 電子ペーパーの製造方法、及び電子ペーパー形成工程用両面粘着テープ
WO2015129095A1 (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 Jx日鉱日石金属株式会社 パワーデバイスの製造方法
CN107364065B (zh) * 2017-08-14 2023-11-28 深圳市康利邦科技有限公司 曲面玻璃屏保护膜的一体成型加工工艺及其保护膜

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3738312B2 (ja) * 1999-05-31 2006-01-25 カシオ計算機株式会社 液晶表示素子の製造方法
JP2001021871A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Bando Chem Ind Ltd 透光性プラスチックフィルム及び液晶表示パネルの製造方法
JP2001125082A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Citizen Watch Co Ltd プラスチックパネルの製造方法
JP2002055330A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Seiko Epson Corp 液晶表示パネル用積層シートの作製方法
KR101033551B1 (ko) * 2004-09-11 2011-05-11 삼성전자주식회사 액정 표시 기판 반송용 지그 및 이를 이용한 액정 표시장치의 제조 방법
KR101100880B1 (ko) * 2004-09-24 2012-01-02 삼성전자주식회사 가요성 표시 장치의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007310215A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7018469B2 (ja) フィルム型ディスプレイ基板の製造方法およびフィルム型ディスプレイ基板製造用工程フィルム
RU2671935C1 (ru) Матричная подложка и способ ее производства, гибкая панель отображения и устройство отображения
US20200058899A1 (en) Sealant Tape and Method for Manufacturing the Same, Display Panel and Method for Manufacturing the Same
KR100707411B1 (ko) 보호막 및 그의 제조 방법
US11011734B2 (en) Manufacturing method for flexible display panel and flexible display device
EP2495779A2 (en) Method for manufacturing thin-film substrate
TW200303911A (en) Double-sided pressure-sensitive adhesive sheet and method for sticking and fixing touch panel to display device
JP6035599B2 (ja) 両面粘着フィルム
US7453533B2 (en) Jig for delivering liquid crystal display plate and method of fabricating liquid crystal display
US20110255034A1 (en) Display device
JP2010122563A (ja) 表示装置及びその製造方法
US8331013B2 (en) Electro-phoretic display device and fabricating method thereof
TWI616706B (zh) 顯示面板製造方法與系統
TWI623793B (zh) 製造保護窗之方法及以彼製造之顯示裝置
TW201425049A (zh) 影像顯示裝置用雙面黏著片材、附有離型薄膜之影像顯示裝置用雙面黏著片材及使用該等而成之影像顯示裝置
WO2016011712A1 (zh) 柔性显示面板的制造方法和柔性显示装置
JPWO2010090085A1 (ja) 偏光子付き積層体、支持体付き表示装置用パネル、表示装置用パネル、表示装置およびこれらの製造方法
WO2012001864A1 (ja) 表示装置の製造方法
TWI533034B (zh) 軟性彩色濾光片及軟性彩色顯示元件之製造方法
JP4917832B2 (ja) 軟式液晶ディスプレイパネルの製造方法
CN108511504A (zh) 显示模组及显示模组的制造方法
US8246411B2 (en) Manufacturing method for flexible display apparatus
KR20090103537A (ko) 양면 점착 시트 및 이를 갖는 터치 패널 일체형 표시 장치
KR101309397B1 (ko) 가요성 표시장치용 기판
KR20050121935A (ko) 반송용 플렉시블 기판 구조 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4917832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250