JP2001208904A - 高効率反射鏡 - Google Patents
高効率反射鏡Info
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Abstract
高効率反射鏡を提供することにある。 【解決手段】 所要の反射鏡形状をなす基材(2)に金
属薄膜(3)を形成するとともに、この金属薄膜(3)
を保護するトップコート(1)を設けて反射面を形成し
た高効率反射鏡において、上記金属薄膜(3)が、銀に
マグネシウムを添加してなる膜(9)を有しているもの
である。
Description
し、具体的には、樹脂材料で射出成形された基材を有
し、同基材に蒸着などされるのに有用な高効率反射鏡に
関するものである。
イト、スポットライト及び投光器等においてガラス、プ
ラスチック、金属、セラミック等を任意の形状に成形し
た基材上に、下地層(アンダーコート:一般に塗装膜)
を形成した後に光輝性金属反射膜(Al、AgあるいはAg合
金など)を真空蒸着法、イオンプレーティング法あるい
はスパッタリング法等によりコーティングし、更にその
上に保護膜(トップコート:透明有機塗膜まるいはSi
O2、Al2O3、MgF2、TiO2などの透明誘電体薄膜)を施し
てなる反射鏡が開発されて来ている。ガラス、プラスチ
ック基材は、成形方法の工夫により平滑な基材面が得ら
れるため下地層なし(アンダーコートレス)の場合もあ
った。
び電気化学性質を有しており、古くから装飾品、貨幣、
食器、電子部品材料、歯科用材料として利用され、最近
では照明機器、写真工業材料、半導体材料、導電材料と
してその用途は増加しており、産業資材として広く利用
されていた。
料は、化学的に非常に不安定で、空気中の酸素、水分、
亜硫酸ガス、硫化水素、アンモニアガス等と容易に反応
して、酸化銀、硫化銀を生成し、それにより銀表面が褐
色あるいは黒色に変色(腐食)する欠点を有している。
銀の特性を維持するためには、腐食性ガスとの接触を無
くす必要があった。
ており、上記の反射鏡に用いることにより、アルマイト
処理及びAl蒸着品と比較して10〜50%程度の器具効率ア
ップを図ることができ、高効率な照明器具の創出に有効
な手段である。特に、繰り返し反射の多い器具(例:深
型ダウンライト反射鏡器具)での効果は顕著であった。
り腐食し急激な反射率低下を起こすため、現状、上記構
成の反射鏡の光輝性金属反射膜には、殆どAl(アルミニ
ウム)が用いられていた。
ためには、密着性と耐久性に優れるトップコートが要求
されていた。これまでに特開平6-57198、特開平8-24590
3、特開平9-241532等の銀被覆組成物等の発明がなされ
ているが、これらの発明は特に耐食性能の面で効果を与
えるものであり、本来、照明器具に要求される高温雰囲
気での紫外線光を含むランプ光による耐候性能について
は、不十分であった。
では、樹脂中から発生する残留モノマー、可塑剤、プロ
セスオイル、水分等がアンダーコート及びAg膜をすり抜
けて、Ag膜とトップコート界面でランプ光により励起さ
れ、Agと反応して変色するものであった。そして、アン
ダーコート自身から発生するガス(溶剤、水分、未反応
モノマー等)に対しても同様なことが言えるものであっ
た。
性能を良くするために、トップコートを重ね塗り(2coa
t2bake)したり、塗膜厚を厚くしても、耐候性能の解決
にはならず、紫外線吸収剤や金属不活性化剤等も紫外線
が照射される場合は、逆に、Agとの変色を増長させてし
まう方向に働いていたものであり、依然として上述した
問題は解決されないものであった。
を解決するためになされたものであって、その目的とす
るところは、耐食性および耐候性を良くすることができ
る高効率反射鏡を提供するものである。
高効率反射鏡は、所要の反射鏡形状をなす基材(2)に
金属薄膜(3)を形成するとともに、この金属薄膜
(3)を保護するトップコート(1)を設けて反射面を
形成した高効率反射鏡において、上記金属薄膜(3)
が、銀にマグネシウムを添加してなる膜(9)を有して
いるものであることを特徴とする。
上記膜(9)が、上記銀に上記マグネシウムを0.5〜3at
%添加(銀の1原子量に対して)してなるものであるこ
とを特徴とする。
上記膜(9)が、上記銀に上記マグネシウムを5〜10at
%添加(銀の1原子量に対して)してなるものであるこ
とを特徴とする。
上記金属薄膜(3)が、銀にマグネシウムを添加してな
る膜(9)のみからなることを特徴とする。
上記銀に上記マグネシウムを添加してなる膜(9)の厚
さが、300〜3000Åであることを特徴とする。
上記金属薄膜(3)が、銀膜(10)と、同銀膜(1
0)のトップコート(1)側または基材(2)側の少な
くとも一方に、銀にマグネシウムを添加してなる膜
(9)とを有しているものであることを特徴とする。
上記銀に上記マグネシウムを添加してなる膜(9)の厚
さが、10〜300Åであることを特徴とする。
上記金属薄膜(3)が、銀膜(10)と、同銀膜(1
0)の基材(2)側に、銀にマグネシウムを添加してな
る膜(9)とを有している場合、上記銀に上記マグネシ
ウムを添加してなる膜(9)の厚さが、50〜3000Åであ
ることを特徴とする。
上記金属薄膜(3)が、上記基材(2)にダイレクトで
成膜されたものであることを特徴とする。
は、上記トップコート(1)が、シリコン変性アクリル
塗料、シリコン変性アルキッド塗料、および、シリコン
塗料のうち、いずれか一つの有機塗膜を用いて形成され
たものであることを特徴とする。
面に基づいて詳しく説明する。
反射鏡の構成を示した断面図である。図2は、本発明の
他の一実施形態に係る高効率反射鏡の構成を示した断面
図である。図3は、本発明のさらに他の一実施形態に係
る高効率反射鏡の構成を示した断面図である。図4は、
本発明の一実施形態に係る高効率反射鏡を用いた照明器
具を示した、(a)断面図、(b)一部破断した斜視
図、(c)下面図、(d)斜視図である。図5は、本発
明の他の一実施形態に係る高効率反射鏡を用いた照明器
具を示した斜視図である。
に示すごとく、所要の反射鏡形状をなす基材(2)に金
属薄膜(3)を形成するとともに、この金属薄膜(3)
を保護するトップコート(1)を設けて反射面を形成し
た高効率反射鏡において、上記金属薄膜(3)が、銀に
マグネシウムを添加してなる膜(9)を有しているもの
である。
としては、Al、Al合金、Fe、Fe合金、SUS等からなる板
材をプレス成形、ヘラ絞り成形等の成形加工法により所
定の形状に仕上げたもの、ガラスのプレス成形、プラス
チックの射出成形により所定の反射鏡形状に仕上げたも
のが用いられる。また、本発明の高効率反射鏡のうち、
上記金属薄膜(3)が、上記基材(2)にダイレクトで
成膜されたものである場合、すなわち、図2に示すごと
きアンダーコート(5)のない高効率反射鏡に好ましい
耐熱プラスチック基材(1)としては、PPS、変性PPO、
PEI、PES、PC等が挙げられるものである。
(2)にダイレクトで成膜されたものであると、この基
材(2)にダイレクトで成膜された金属薄膜(3)にて
製造工程のクリーン化やコストダウンを狙いとした耐熱
プラスチックの超鏡面成形基材によるアンダーコートレ
ス処理仕様に対応させることができる点で好ましいもの
である。
にマグネシウムを添加してなる膜(9)のみからなるで
あってもかまわないし、銀膜(10)と、同銀膜(1
0)のトップコート(1)側または基材(2)側の少な
くとも一方に、銀にマグネシウムを添加してなる膜
(9)とを有しているものであってもかまわないもので
ある。いずれの場合にしても、耐食性及び耐候性の効果
がより一層確実に得られる点で好ましいものである。
の密着性を得るために、下地塗装を施して、アンダーコ
ート(5)を形成する。(ガラスは下地層なしの場合も
ある)この場合の塗料としては、基材(2)との密着性
及び濡れ性がよく、銀膜(10)、すなわち、Ag反射膜
を成膜後に良好な鏡面性と密着性が得られ、尚且つ反射
鏡として要求される耐熱性能を満足するものであれば特
に限定する必要はないが、耐熱性があって、Ag反射膜と
良好な密着性能を得れる塗料として、熱硬化タイプで一
液もしくは二液性のエポキシ系、エポキシ・メラミン・
アクリル系、シリコン変性アクリル系、シリコンアルキ
ッド系の塗料が望ましいものである。
(5)の膜厚は、基材(2)表面の粗さを平滑にしAg反
射膜との良好な密着性が得られる厚さ5〜20μm範囲が
好ましいものである。
ナーで濃度調整した後、エアースプレーガンを用いて基
材(2)反射面に均一に塗装し焼付けて下地塗膜、すな
わち、アンダーコート(5)層を得る。均一な塗装膜が
得られるならば、上記塗装方法に限定するものではな
い。また、焼付条件としては、塗膜中にシンナーの残留
がなく、ゲル分率90%以上の硬化が得られる条件であれ
ばよいものである。
(5)の上にスパッタリング法等により、銀膜(1
0)、すなわち、Ag反射膜または銀にマグネシウムを添
加してなる膜(9)、すなわち、Ag-Mg反射膜を形成す
る。Ag膜反射膜の形成方法は、何ら限定されない。な
お、Ag-Mg膜の形成方法としては、真空蒸着法、イオン
プレーティング法等も考えられるが、成膜条件により、
Ag膜中のMgの添加量が比較的一定に制御出来るスパッタ
リング法が好ましいものである。具体的には、予めAgス
パッタリングターゲット中のMg添加量を制御すること
で、成膜中のMg含有量を決めることが可能である。
合、Ag-Mg反射膜の膜厚としては、特に反射率への影響
はないため、限定する必要はないが、密着性の問題か
ら、500〜5000Åの膜厚が適当である。500Å以下又は50
00Å以上では十分な密着性が得られない可能性がある。
なお、Mgの添加量は、特に限定する必要はないが、基材
(2)及びアンダーコート(5)との密着性の問題か
ら、Agの1原子量当たり0.5〜10at%程度が望ましい。
場合、Ag-Mg反射膜の膜厚としては、10〜300Åの膜厚が
適当である。10Å以下では、耐食性及び耐候性の効果が
得られず、300Å以上では短波長域(500nm以下)の吸収
が増加し、黄色味を帯びるためである。なお、Mgの添加
量は特に限定するものではないが、Agの1原子量当たり
0.5〜3at%が好ましい。0.5at%以下では、耐食性、耐候
性能の効果が得られない。一方3at%以上の添加量では、
500nm以下の短波長域で反射率が落ち込み反射効率が悪
くなるためである。ここでMg添加量と膜厚の関係は、50
0nm以下の短波長域での反射率の落ち込みを考慮して、
添加量が増すほど薄い膜にすることが好ましい。
ネシウムを添加してなる膜(9)のみからなる場合、Ag
-Mg反射膜の膜厚としては、300〜3000Åの膜厚が適当で
ある。その中でも反射効率を考慮した場合、1500〜3000
Åの膜厚範囲が好ましいものである。
0)と、同銀膜(10)の基材(2)側に、銀にマグネ
シウムを添加してなる膜(9)とを有している場合、上
記銀に上記マグネシウムを添加してなる膜(9)の厚さ
が、50〜3000Åであると、耐食性及び耐候性の効果がよ
り一層確実に得られる点で好ましいものである。
金属薄膜(3)が、上記基材(2)にダイレクトで成膜
されたものである場合、同基材(2)上に真空蒸着法、
イオンプレーティング法、スパッタリング法等によりAg
反射膜を形成する。Ag反射膜の材質としては、反射率に
影響のない純度(3N)以上を使用するものである。
膜を形成する。Ag-Mg膜の形成方法としては、真空蒸着
法、イオンプレーティング法等も考えられるが成膜条件
によりAg膜中のMgの添加量が比較的一定に制御出来るス
パッタリング法が好ましい。具体的には、予めAgスパッ
タリングターゲット中のMg添加量を制御することで成膜
中のMg含有量を決めることが可能である。
が、Agの1原子量当たり0.5〜3at%が好ましい。0.5at%
以下では、耐食性、耐候性能の効果が得られない。一方
3at%以上の添加量では、500nm以下の短波長域で反射率
が落ち込み反射効率が悪くなるためである。ここでMg添
加量と膜厚の関係は、500nm以下の短波長域での反射率
の落ち込みを考慮して、添加量が増すほど薄い膜にする
ことが好ましい。
Mgを添加した合金薄膜を使用し、合金膜そのものの特徴
である短波調域(400〜500nm)の吸収を利用して耐候性
(ランプ紫外線光による色抜け)に優れたゴールド調の
高効率反射鏡を提供しようとする場合、Mgの添加量は、
Agの1原子量当たり5.0〜10.0at%に限定する必要があ
る。5.0at%以下では、良好な金色が得られない。一方、
10at%以上の添加量では、金色調の濃淡に変化がなく、
むしろ反射率が低下するものである。ここで、Mg添加量
と膜厚の関係は、金色の濃淡に影響し、Mg添加量が少な
い場合は膜厚を厚くし、添加量が多い場合は膜厚が薄く
てもよい。
ついては、従来からダウンライト、スポットライトにお
いて、意匠性的にゴールド(金色)調仕上げの鏡面反射
鏡が使用されているものであり、ガラス、プラスチッ
ク、金属、セラミック等を任意の形状に成形した基材上
に、下地層(アンダーコート:一般に塗装膜)を形成し
た後に、光輝性金属反射膜(Cr、Ni、Al、AgあるいはAg
合金など)を真空蒸着法、イオンプレーティング法ある
いはスパッタリング法等によりコーティングし、更にそ
の上に含金属染料(金属錯塩アゾ染料)により黄色に着
色した有機塗料を保護膜(トップコート)として塗装す
る方法で作成されていたものであり、また、ガラス、プ
ラスチック基材は、成形方法の工夫により平滑な基材面
が得られるため下地層なし(アンダーコートレス)の場
合もあったものであるが、このような従来のゴールド調
の鏡面反射鏡は、染料によりその色調を出しているた
め、実際のダウンライト、スポットライトに使用した場
合、ランプ光中の紫外線により染料自身が劣化し色抜け
が発生していたが、本発明にてそのようなことは、解消
されるものとなる。特に、本発明により、従来問題とな
っていた黄色系の染料が紫外線による劣化が著しくて、
コンパクト蛍光灯やメタルハライドランプなどの紫外線
量の多いランプを使用する器具では、長期の使用で色が
抜けてしまうということも解消するものである。
の構成であるが、当然Ag反射膜を基材(2)上に形成す
る前にAg-Mg膜を形成した後、Ag反射膜を形成し、更に
その上にAg-Mg膜を形成する(Ag-Mg/Ag/Ag-Mg構成)
もより良い効果が得られる。Ag反射膜下のAg-Mg膜の膜
厚については、特に反射率への影響はないため限定する
必要はないが、1500Å相当が好ましい。
明塗料を塗装/焼付して保護膜、すなわち、トップコー
ト(1)を設けるものである。
アンダーコート(5)と同様にスプレー塗装が一般的で
あるが、均一な塗膜が得られるのであれば、特に限定す
る必要はないものである。また、焼付条件としては、塗
膜中にシンナーの残留がなくゲル分率90%以上の硬化が
得られる条件であればよい。塗膜厚としては、ガスバリ
アー性能が得られる8μm以上が好ましいものである。
は、当然ながらランプからの熱+光に耐えられるものが
好ましく、一般的には、熱硬化アクリル塗料、熱硬化シ
リコン変性アクリル塗料及びシリコン塗料等が挙げられ
るものである。
ン変性アクリル塗料、シリコン変性アルキッド塗料、お
よび、シリコン塗料のうち、いずれか一つの有機塗膜を
用いて形成されたものであると、ランプからの熱+光に
確実に耐えられるものであり、好ましいものである。
特性に優れコンパクト蛍光灯、白熱灯、メタルハライド
ランプを用いたダウンライト、スポットライト等の高効
率反射鏡として使用することが可能である。特にコンパ
クト蛍光灯、メタルハライドランプ等の紫外線域の光を
含むようなランプを使用した高温度の器具に対して高効
率の耐熱プラスチック反射鏡を提供できるものである。
泉、トイレ、台所等の微量腐食性ガス発生環境及び風呂
場等の多湿環境下での使用も可能である。
と、図1ないし図3に示すごとく、所要の反射鏡形状を
なす基材(2)に金属薄膜(3)を形成するとともに、
この金属薄膜(3)を保護するトップコート(1)を設
けて反射面を形成した高効率反射鏡において、上記金属
薄膜(3)が、銀にマグネシウムを添加してなる膜
(9)を有しているものであるので、耐食性および耐候
性を良くすることができるものである。
に示すごとく、上述のようにして得られた高効率反射鏡
による光反射板(8)を用いて、照明具本体(6)内に
光源(7)とともに配設してなることで、熱及び紫外線
を発する光源(7)と隣接して長期使用しても、金属薄
膜(3)が変色せず、しかも、耐熱性・耐光性に優れた
光反射板(8)、および、この光反射板(8)を用いた
照明器具とすることができるものである。
る。
の表1に示したような構成により、実施例1〜7および
比較例1〜2のそれぞれで高効率反射鏡を形成した。
例1〜2においては、図2に示したような構成となって
おり、実施例4〜5においては、図1に示したような構
成となっているものである。
表2に示したような構成により、実施例8〜10および
比較例3のそれぞれで高効率反射鏡を形成した。
ては、図2に示したような構成となっており、実施例1
0においては、図1に示したような構成となっているも
のである。
の表3に示したような構成により、実施例11〜17お
よび比較例4のそれぞれで高効率反射鏡を形成した。
に示したような構成となっており、比較例4において
は、図1に示したような構成となっているものである。
17および比較例1〜4のそれぞれで下記の(1)〜
(5)について評価を行った。 <評価方法> (1)全光線反射率/拡散反射率 日立製作所製自記分光光度計U-4000(150φ積分球仕
様)により555nm波長での全光線反射率と拡散反射率測
定する。
を25個作成しセロハン粘着テーフ゜JIS-Z-1522で垂直剥離試験を
実施した。判定は、JIS-K-5400 8.5.2 表18碁盤目試
験の評価点数である。
の16時間休噴)/1サイクルとして、3サイクル実施した後、腐
食状態をレイティンク゛No.で判定した。
整したデシケ−タ内に試料を24時間放置後取り出し、
日立製自記分光光度計U―4000により波長λ=55
5nmの全光線反射率を測定しその反射率の低下で変色
度合を下記の通り、◎、○、△、×で判定した。
は全く認められない。
(腐食)が若干認められる。
(腐食)が認められる。
(腐食)が認められる。
工業製:FHT32EXN)を使用した薄型(ランプ横型)ダウ
ンライト器具を用いて、24時間連続点灯(反射板最高
温度130℃)、試験期間3ヶ月実施後、日立製自記分
光光度計U―4000により、波長λ=555nmの全
光線反射率を測定しその反射率の低下で変色度合を下記
の通り、◎、○、△、×で判定した。
は全く認められない。
(腐食)が若干認められる。
(腐食)が認められる。
(腐食)が認められる。
み、上記(4)耐硫化水素ガス試験を行なわず、上記
(5)実用点灯試験としても、下記の方法で行なった。
子工業製:FHT32EXN)を使用した薄型(ランフ゜横型)タ゛ウン
ライト器具を用いて、(反射鏡最高温度100℃)24時間連続
点灯、試験期間1年間実施後、スガ試験機製のカラーコ
ンピュータにより未試験品との色差を測定し、下記の通
り、◎、○、△、×で判定した。
り。
あり。
くなり、銀色になる。
〜7および比較例1〜2のそれぞれについてまとめてお
いた。
実施例8〜10および比較例3のそれぞれについてまと
めておいた。
実施例11〜17および比較例4のそれぞれについてま
とめておいた。
7および比較例1〜4のそれぞれについて比べてみる
と、全光線反射率/拡散反射率、密着試験、耐食試験、
耐硫化水素ガス試験と実用点灯試験とのいずれにおいて
も、実施例1〜17のものは、比較例1〜4のものより
も優れていることがわかり、本発明の高効率反射鏡は、
耐食性および耐候性を確実に良くすることができるもの
であるといえる。
よると、耐食性および耐候性を確実に良くすることがで
きるものである。
高効率反射鏡によると、請求項1記載の場合に加えて、
耐食性および耐候性をより一層確実に良くすることがで
きるものである。
を示した断面図である。
構成を示した断面図である。
射鏡の構成を示した断面図である。
た照明器具を示した、(a)断面図、(b)一部破断し
た斜視図、(c)下面図、(d)斜視図である。
用いた照明器具を示した斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 所要の反射鏡形状をなす基材に金属薄膜
を形成するとともに、この金属薄膜を保護するトップコ
ートを設けて反射面を形成した高効率反射鏡において、
上記金属薄膜が、銀にマグネシウムを添加してなる膜を
有しているものであることを特徴とする高効率反射鏡。 - 【請求項2】 上記膜が、上記銀に上記マグネシウムを
0.5〜3at%添加(銀の1原子量に対して)してなるもの
であることを特徴とする請求項1記載の高効率反射鏡。 - 【請求項3】 上記膜が、上記銀に上記マグネシウムを
5〜10at%添加(銀の1原子量に対して)してなるもの
であることを特徴とする請求項1記載の高効率反射鏡。 - 【請求項4】 上記金属薄膜が、銀にマグネシウムを添
加してなる膜のみからなることを特徴とする請求項1な
いし請求項3いずれか記載の高効率反射鏡。 - 【請求項5】 上記銀に上記マグネシウムを添加してな
る膜の厚さが、300〜3000Åであることを特徴とする請
求項4記載の高効率反射鏡。 - 【請求項6】 上記金属薄膜が、銀膜と、同銀膜のトッ
プコート側または基材側の少なくとも一方に、銀にマグ
ネシウムを添加してなる膜とを有しているものであるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3何れか記載の高
効率反射鏡。 - 【請求項7】 上記銀に上記マグネシウムを添加してな
る膜の厚さが、10〜300Åであることを特徴とする請求
項6記載の高効率反射鏡。 - 【請求項8】 上記金属薄膜が、銀膜と、同銀膜の基材
側に、銀にマグネシウムを添加してなる膜とを有してい
る場合、上記銀に上記マグネシウムを添加してなる膜の
厚さが、50〜3000Åであることを特徴とする請求項6記
載の高効率反射鏡。 - 【請求項9】 上記金属薄膜が、上記基材にダイレクト
で成膜されたものであることを特徴とする請求項1ない
し請求項8何れか記載の高効率反射鏡。 - 【請求項10】 上記トップコートが、シリコン変性ア
クリル塗料、シリコン変性アルキッド塗料、および、シ
リコン塗料のうち、いずれか一つの有機塗膜を用いて形
成されたものであることを特徴とする請求項1ないし請
求項9何れか記載の高効率反射鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000016704A JP2001208904A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 高効率反射鏡 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2001208904A (ja) |
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