JP2001208847A - 個人警報線量計 - Google Patents

個人警報線量計

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JP2001208847A
JP2001208847A JP2000017142A JP2000017142A JP2001208847A JP 2001208847 A JP2001208847 A JP 2001208847A JP 2000017142 A JP2000017142 A JP 2000017142A JP 2000017142 A JP2000017142 A JP 2000017142A JP 2001208847 A JP2001208847 A JP 2001208847A
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JP
Japan
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dosimeter
alarm
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sound
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JP2000017142A
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Hironobu Kobayashi
裕信 小林
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作業現場における業務従事者の線量計の携帯忘
れを防止することができるようにする。 【構成】従来の個人警報線量計に状態監視部8を付加し
た構成となっている。この状態監視部8は、体温や心
音、あるいは光量などを検知することで、線量計が実際
に業務従事者に携帯されている状態にあるか否かをチェ
ックし、体から線量計が離れると警報を発するものであ
る。これにより、作業者が放射線を過剰被曝することを
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放射線業務従事者が
作業中に被曝する放射線量を測定し、測定線量が設定線
量を越えた際など、所定の条件により警報を発する個人
警報線量計(以下においては線量計と省略することもあ
る)に関する。
【0002】
【従来の技術】個人警報線量計は、放射線業務従事者が
作業中に被曝する放射線量を測定し、その作業中に被曝
した線量を実時間で計測・表示ができ、被曝線量が予め
設定した線量を超過すると警報を発するものであり、業
務従事者の過剰被曝を防止するために使用される。この
個人警報線量計は放射線業務従事者が放射線管理区域内
で作業する場合には常時携帯することを義務づけられて
いるもので、作業着の線量計収納ポケット(胸ポケット)
内に収納して使用される。
【0003】図5は、従来から使用されている個人警報
線量計の構成を示すブロック図である。放射線を検出し
て電気信号を出力する放射線検出部1と、検出部1の出
力信号を計測する計測回路部2と、計測回路部2の出力
信号を演算処理することに加えて周辺回路部を制御する
中央処理装置3(以下ではCPUと略す)と、演算処理
された結果を表示する表示部4と、測定線量が設定値を
越えた際や任意の線量を積算した度ごとに警報音を発す
る警報部5と、演算処理を行なうために必要な基礎デー
タや警報動作条件などの設定を行なうための設定部7
と、各種設定値や計測値を記憶しておくメモリー部6
と、各種回路部に電気を供給する電源部9とから構成さ
れている。
【0004】計測回路部2において計測された放射線量
がメモリー部6に格納された設定線量値を越えると、警
報部5では、CPU3から供給される制御信号によって
警報器駆動回路部51が警報に必要な駆動電力を発生し、
警報器52を駆動して警報音を発する。放射線管理区域内
での業務従事者の被曝線量管理は、許容線量を越えない
ようにすることは勿論、業務従事者の被曝線量をできる
だけ低く保つという観点から、上述の線量計により収集
される情報を用い厳しく行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術による個人警報線量計は、業務従事者が放射線管理区
域内へ入域した後、作業現場で実際に携帯されている状
態にあるのか否かをチェックする機能を有していないた
め、業務従事者が線量計を置き忘れたりすると、放射線
を過剰被曝してしまう可能性がある。また、施設内にお
ける万一の事態を想定すると、線量計の携帯忘れに対し
ても万全の手だてを講じておくことが望ましいことは言
うまでもない。この発明は、かかる課題を解決し、業務
従事者の線量計携帯忘れを防止することができる線量計
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明においては、線量計が業務従事者に確実
に携帯されている状態にあるか否かを継続的に監視し、
放射線管理区域内で業務従事者の身体から離れた状態に
なると携帯忘れと判定し警報を発することで携帯忘れを
防止する状態監視手段を設ける(請求項1の発明)。
【0007】なお、状態監視手段は、業務従事者の体温
を検出するための温度検知部を有し、この温度検知部か
らの出力値が体温に基づいて予め設定された許容温度の
設定値から外れた場合に携帯忘れと判定して警報音を発
するものとする(請求項2の発明)。また、状態監視手段
は、業務従事者の心音を検出するための集音部を有し、
所定の期間内に計数される心音数が心拍数に基づいて予
め設定された設定値に満たない場合に携帯忘れと判定し
て警報音を発するものとする(請求項3の発明)。
【0008】さらに、状態監視手段は、線量計収納ポケ
ット内の光量を検知するための光検知部を有し、この光
検知部からの出力値が使用環境に基づいて予め設定され
た許容光量の設定値を越えた場合には携帯忘れと判定し
て警報音を発するものとする(請求項4の発明)。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図4に基づき、この発
明の実施の形態について述べる。図1はこの発明による
個人警報線量計の概略構成を示す図である。図1におい
て、図5と同一の機能を有する構成要素については同一
の部番を付して説明を省略する。この発明による個人警
報線量計の特徴は、図5に示した従来技術に、線量計が
実際に業務従事者に携帯されている状態にあるか否かを
チェックし、業務従事者の身体から離れた状態になると
携帯忘れと判定し警報を発する状態監視部8(状態監視
手段)を追加した点にある。
【0010】この状態監視部8は、例えば、業務従事者
の体温や心音、あるいは外来光などを検出して、線量計
が実際に業務従事者に携帯されている状態にあるか否か
を判定するものである。なお、図1では状態監視部8が
CPU3に接続されているが、CPU3からの制御信号
に依らず、動作開始スイッチを別途設け、放射線管理区
域への入域と同時に状態監視を開始する旨の指令を与え
るなど、状態監視部8のみを独立に付加する構成として
も良い。
【0011】状態監視部8の具体的構成をそれぞれ、図
2ないし図4を用いて説明する。図2は温度センサを利
用した状態監視部を備えた線量計の例で、図2(A)は線
量計の斜視図、図2(B)は状態監視部81のブロック図
である。線量計10の裏面には温度センサ11(温度検
出部)が設けられており、業務従事者が線量計を胸ポケ
ットに入れて携帯しているときに、体温(胸部付近温度)
を測定できる。温度センサ11の出力値は、体温に基づ
いて予め設定されている設定器12の許容温度の設定値
と比較器13にて比較される。例えば、36℃〜38℃
の範囲を許容温度の設定値としておき、これ以外の温度
を検出した場合には線量計が人体から離れたものと判定
し、警報部5に対し警報を発するよう指示する信号を出
力する。
【0012】図3はマイクロフォンを利用した状態監視
部を備えた線量計の例で、図3(A)は線量計の斜視図、
図3(B)は状態監視部82のブロック図である。線量計
14の裏面にはマイクロフォン15(集音部)が設けられ
ており、業務従事者が線量計14を胸ポケットに入れて
携帯しているときに、心音を検出できるようになってい
る。マイクロフォン15により検知される心音は心音カ
ウンタ16にて計数される。心拍周波数出力回路17
は、平常時の心拍数に基づいて予め設定された所定の時
間間隔でパルスを発生して判別回路22へ与える。判別
回路22はこの期間内に所定回数の心音を検出したか否
かを判別し、カウント値がこれに満たない場合は携帯忘
れと判定し、警報部5に対し警報を発するよう指示する
信号を出力する。
【0013】図4は光センサを利用した状態監視部を備
えた線量計の例で、図4(A)は線量計の斜視図、図4
(B)は状態監視部83のブロック図である。線量計18
の側面下部には光センサ19(光検知部)が設けられてお
り、光量を測定できるようになっている。業務従事者が
線量計18を収納用胸ポケットに入れて携帯していると
きには、胸ポケット開口から離れた光センサ19の設置
箇所まわりは遮光された状態であり、光は殆ど検知され
ない。
【0014】光センサ19の出力はアンプ20にて増幅
された後、光量比較器21に予め設定されている許容光
量の設定値と比較され、設定値を超える光量を検出した
場合には線量計が胸ポケットから取り出されたまま放置
されているものと判定し、警報部5に対し警報を発する
よう指示する信号を出力する。なお、この許容光量の設
定値は、線量計18の使用される環境条件などを考慮に
入れて決定する。通常、施設内の照度は400ルクス程
度に、また、作業台上の照度は600ルクス程度に保た
れているので、これらを基準に設定値(下限値)を設定し
ておけば、線量計18が胸ポケットに収納された状態に
あるのか、あるいは作業台上などに放置された状態にあ
るのかを弁別することは十分に可能である。
【0015】
【発明の効果】この発明による個人警報線量計は、作業
現場で業務従事者が線量計を携帯している状態にあるか
否かをチェックし、線量計が身体から離れた場合には直
ちに警報を発する状態監視手段を備えているので、放射
管理区域内における業務従事者の線量計の携帯忘れを防
止することができるとともに業務従事者が放射線を過剰
被曝することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による線量計の概略構成を示す図
【図2】この発明の第1の実施例に関する図面で、
(A)はその外観を示す斜視図、(B)は状態監視部の
構成を示すブロック図
【図3】この発明の第2の実施例に関する図面で、
(A)はその外観を示す斜視図、(B)は状態監視部の
構成を示すブロック図
【図4】この発明の第3の実施例に関する図面で、
(A)はその外観を示す斜視図、(B)は状態監視部の
構成を示すブロック図
【図5】従来の線量計の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1:放射線検出部、2:計測回路部、3:CPU、4:
表示部、5:警報部、6:メモリ部、7:設定部、8:
状態監視部、9:電源部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線管理区域内で作業する業務従事者の
    被曝線量を測定し、所定の条件により警報を発する個人
    警報線量計において、業務従事者に線量計が携帯されて
    いる状態にあるか否かを継続的に監視する状態監視手段
    を設けたことを特徴とする個人警報線量計。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の個人警報線量計におい
    て、前記状態監視手段は、業務従事者の体温を検出する
    ための温度検知部を有し、この温度検知部からの出力値
    が体温に基づいて予め設定された許容温度の設定値から
    外れた場合に携帯忘れと判定して警報音を発するように
    したことを特徴とする個人警報線量計。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の個人警報線量計におい
    て、前記状態監視手段は、業務従事者の心音を検出する
    ための集音部を有し、所定の期間内に計数される心音数
    が心拍数に基づいて予め設定された設定値に満たない場
    合に携帯忘れと判定して警報音を発するようにしたこと
    を特徴とする個人警報線量計。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の個人警報線量計におい
    て、前記状態監視手段は、線量計収納ポケット内の光量
    を検知するための光検知部を有し、この光検知部からの
    出力値が使用環境に基づいて予め設定された許容光量の
    設定値を越えた場合には携帯忘れと判定して警報音を発
    するようにしたことを特徴とする個人警報線量計。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346200A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Secom Co Ltd 通報システム
JP2008187471A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム
KR101063471B1 (ko) * 2009-01-14 2011-09-07 노재혁 방사선 필름 배지를 통한 방사선 기사의 근무 관리 장치 및방법
JP2013195267A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Sharp Corp 携帯型電子機器

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