JP3059498B2 - 在室検出装置 - Google Patents

在室検出装置

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JP3059498B2
JP3059498B2 JP2499991A JP2499991A JP3059498B2 JP 3059498 B2 JP3059498 B2 JP 3059498B2 JP 2499991 A JP2499991 A JP 2499991A JP 2499991 A JP2499991 A JP 2499991A JP 3059498 B2 JP3059498 B2 JP 3059498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光又は超音波により在
室を検出する在室検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遮断式または反射式の在室検出装
置にあっては、室内の警戒領域に向けて発光部から光を
出力し、受光部から得られる人の在室による光の遮断ま
たは反射光の変化を捕え、基準値に対し所定値以上の変
化を検出した時に在室と判断し、在室を判断している限
り、例えば照明を点灯し続ける制御を行うようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の在室検出装置、例えば反射式の在室検出装置
にあっては、設置場所の明るさ等の環境に応じて在室を
判断する基準値を設定しているが、内装レイアウト等を
考慮して設置場所毎に固有の基準値を設定しなければな
らず、基準値の設定作業が煩雑になる問題があった。
【0004】また窓がある部屋では適正な基準値を設定
したとしても、明るさが天候や時間により異なることが
多く、確実に在室を検出できるような基準値の設定が困
難であるという問題があった。本発明は、このような従
来の問題点に鑑みてなされたもので、設置場所の環境条
件に応じて適切な在室判断の基準値を自動的に設定でき
るようにした在室検出装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の在室検出装置は次のように構成する。尚、実施
例図面中の符号を併せて示す。まず本発明は、監視領域
10に向け光を出力する発信部としての発光部1と、発
光部1から発せられる光又はその反射光を受光する受信
部としての受光部2と、受光部2からの受光出力予め
定めた基準値Vrに対し所定値以上の変化があった際に
比較出力を生ずる比較回路5と、比較回路5の比較出力
に基づいて在室検出信号を送出する出力回路6とを備え
た在室検出装置を対象とする。
【0006】このような在室検出装置につき本発明にあ
っては、比較回路5に設定する基準値Vrを記憶する記
憶回路7と、部屋の使用開始時等に人のいない状態で
替指示を受けた際に記憶回路7に記憶してある基準値に
替えて受光部2からの受光出力を新たな基準値として記
憶する書替回路8と、書替回路8により書替えられた記
憶回路7に新たに記憶した基準値が予め定めた所定範囲
内に入っているか否か診断し所定範囲を外れていた場合
に基準値異常を示す自己診断信号を出力する自己診断回
路9とを設けたことを特徴とする。また、比較回路5
は、記憶回路7に記憶された基準値を読み出して基準値
に対し下限閾値及び上限閾値の設定を行い、受光部2か
らの受信出力が下限閾値以下あるいは上限閾値以上の際
に比較出力を生ずることを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成を備えた本発明の在室検出装置
によれば、部屋の使用開始時等に、その時の受光出力か
ら設置場所の明るさ等の環境条件に適合した基準値を求
めることができ、人為的な基準値の設定作業を不要と
し、且つ環境条件の変化にも追従して常に適切な基準値
の設定ができ、在室判断が正確にできる。
【0008】また自動的に設定された基準値が適正か否
かの自己診断が行われ、異常な基準値が設定されてしま
うことを未然に防止できる。
【0009】
【実施例】図1は反射式の在室検出装置を例にとって本
発明の一実施例を示した実施例ブロック図である。図1
において、1は発光部であり、発光ダイオード等の駆動
により監視領域10の壁面11に向けて赤外線等の光を
出力する。発光部1の発光駆動は消費電力を節減し、ま
た受光部側での照明光の影響を除去するため、所定周波
数の発光駆動や変調発光駆動としても良い。
【0010】2は受光部であり、監視区域10を通って
壁面11で反射された発光部1からの光を受光して電気
信号に変換する。受光部2からの受光信号はアンプ3で
増幅された後、平滑回路4により平滑されてパルス的な
ノイズ成分が除去され、比較回路5に与えられる。比較
回路5に対してはメモリ回路7に記憶された基準値Vr
が設定されており、平滑回路4からの受光信号が基準値
Vrに対し所定値以上変化したときに比較出力を生ず
る。比較回路5の比較出力は出力回路6に与えられ、出
力回路6より在室検出信号を、例えば照明制御部等の適
宜の装置に出力する。メモリ回路7は書替回路8による
書替制御を受けて平滑回路4から得られた受光信号を基
準値として記憶する。
【0011】具体的には、メモリ回路7にはADコンバ
ータとRAM等のメモリ素子が設けられており、書替回
路8による書込制御を受けて、例えば平滑回路4からの
受光信号のADコンバータによるデジタルデータから複
数回の平均受光データを求めて基準値Vrとしてメモリ
に記憶する。書替回路8に対しては外部より書替指示入
力が与えられており、この書替指示入力は例えば照明制
御であれば部屋の電灯スイッチのオン操作で得られる。
【0012】メモリ回路7に対しては自己診断回路9が
設けられ、メモリ回路7に記憶された基準値Vrが予め
定めた所定範囲内に入っているか否かの自己診断を実行
し、所定範囲を外れていた場合には出力回路6を介して
記憶基準値の異常を示す自己診断信号を出力する。図2
は図1の比較回路5に対するメモリ回路7からの基準値
Vrの設定と比較判断を示した特性図である。
【0013】図2において、比較器5の入力に対しメモ
リ回路7から設定された基準値Vrを中心に±ΔVに下
限閾値Vth1 と上限閾値Vth2を設定しており、平滑回
路4からの受光信号は下限閾値Vth1 以下となったと
き、あるいは上限閾値Vth2 以上となったとき比較回路
5が在室検出を判断して比較出力を生ずる。具体的には
比較回路5はウィンドコンパレータであり、ウィンドコ
ンパレータの下限閾値Vth1 と上限閾値Vth2 がメモリ
回路7から読み出された基準値Vrに基づいて作り出さ
れる。
【0014】更に、図2の特性図を在室の判断について
説明すると、基準値Vrは人がいない状態で得られた受
光信号であり、この人のいない状態で、例えば白っぽい
服を着た人が在室すると受光部2に対する反射光量が増
えて受光信号は上限閾値Vth2 を越えるようになり、在
室を検出できる。一方、黒っぽい服を着た人が在室した
場合には受光部2に対する反射光量が減って下限閾値V
th1 を下回り、この場合にも在室を検出することができ
る。
【0015】次に図1の実施例の動作を説明する。今、
本発明の在室検出装置を利用した照明制御を例にとる
と、部屋に入室する際にドアの外に設けられた電灯スイ
ッチをオンすると、書替回路8に対し書替え入力が与え
られ、室内の照明が点灯し且つ人のいない状態で受光部
2で受光された受光信号に基づく平滑回路4からの受光
信号がメモリ回路7に基準値Vrとして記憶される。
【0016】メモリ回路7に記憶された基準値Vrは自
己診断回路9で所定範囲内に入っているか否か診断さ
れ、範囲内にあればそのまま監視動作を継続し、所定範
囲を外れた場合には出力回路6より基準値異常を示す自
己診断信号を出力し、照明制御部あるいはコントロール
センタ等の受信盤等に装置の異常を知らせる。メモリ回
路7に適正な基準値Vrの設定が行われると、この基準
値Vrは比較回路5に対し読み出され、例えば図2の特
性図に示すような基準値Vrを中心に±ΔVの所定範囲
を不感帯とした下限閾値Vth1 と上限閾値Vth2 の設定
が行われる。
【0017】このような基準値の設定状態で室内に人が
入ると、受光部2に対する反射光は減少あるいは増加
し、平滑回路4からの受光信号が下限閾値Vth1 以下あ
るいは上限閾値Vth2 以上であれば比較回路5は比較出
力を生じ、出力回路6より在室検出信号が照明制御部側
に与えられる。照明制御部側は在室検出信号が得られて
いる間、照明の点灯状態を維持し、在室検出信号が得ら
れなくなると一定時間後に照明を消灯するようになる。
【0018】このような、例えば照明点灯時等の装置使
用開始時における受光出力から得られた基準値の設定に
より、例えば室内の模様替えや机の上に品物等を置いた
りして監視領域10の環境条件が変化しても、常にその
ときの環境条件に見合った人のいないときの受光出力に
基づく基準値の設定が自動的に行われ、従来のように設
置場所に応じて基準値を人為的に設定する必要がなく、
常に環境条件に適合した適切な基準値を自動的に設定し
た正確な在室判断ができる。
【0019】このような基準値の設定は天候や時間帯で
部屋の明るさが変わる場合や、更に発光部1や受光部2
の光学部に汚れが付着した場合にも、汚れの影響を含め
て常に適切な基準値の設定が行われることになる。尚、
上記の実施例は反射式の在室検出装置を例にとるもので
あったが、発光部1に対し直接受光部2を対向させた遮
断式の在室検出装置についても全く同様に適用すること
ができる。また、上記の実施例は照明制御を例にとるも
のであったが、本発明はこれに限定されず、在室を検出
して負荷を制御する適宜の制御にそのまま適用すること
ができる。
【0020】また、在室検出器としては、光を利用する
もの以外に、超音波を利用した検出器についても適用が
可能である。即ち、超音波式検出器にあっては超音波を
パルス出力する発信部を設けると共に壁等によるパルス
信号の反射を受信する受信部を設け、パルス出力から受
信までの時間を測定することで基準時間が設定される。
この基準時間に対し監視エリアに人体が侵入すること
で、人体による超音波の反射によりパルス信号の出力か
ら受信までの時間が変化し、所定時間以上の変化をとら
えて人体の検出を行っている。
【0021】このような超音波式検出器にあっても、例
えばドアの開閉をマグネットスイッチで検出し、その検
出出力が得られた際に超音波のパルス出力に伴うメモリ
回路により基準値を設定することで、レイアウトの変更
があり、監視エリアの環境が変化しても、監視エリアの
環境に対応した閾値の設定が可能となる。尚、基準値の
設定は、超音波の出力から受信までの時間を複数サンプ
リングし、平均をとってもよいことは勿論である。
【0022】また、建物施設の警備開始時にメモリ回路
の書替え制御を行うことで、より信頼性の高い防犯シス
テムの提供もできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、設置場所の環境条件に見合った在室判断の基準値を
自動的且つ適切に設定することができ、基準値の設定作
業を不要にできると共に、より正確な在室判断を行うこ
とができる。更に、悪戯等による受信面の目隠しや受信
面の汚れにより異常な基準値が設定された場合には、自
己診断機能により異常な基準値の設定を報知することが
でき、異常な基準値を設定したまま在室検出が行われて
しまうことを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】反射式を例にとって本発明の一実施例を示した
実施例ブロック図
【図2】図1の実施例における在室の比較判断の特性図
【符号の説明】
1:発光部 2:受光部 3:アンプ 4:平滑回路 5:比較回路 6:出力回路 7:メモリ回路(記憶回路) 8:書替回路 9:自己診断回路 10:監視領域 11:壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−67918(JP,A) 特開 昭61−215982(JP,A) 特開 平1−173893(JP,A) 特開 昭64−20482(JP,A) 特開 平2−140686(JP,A) 特開 平3−295494(JP,A) 実開 平2−9891(JP,U) 実開 昭58−57135(JP,U) 実開 平1−180687(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 8/12 G01V 1/00 G08B 13/181

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視領域に向け光又は超音波を出力する発
    信部と、該発信部から発せられる光又は超音波を直接又
    はその反射出力を受信する受信部と、該受信部からの受
    信出力予め定めた基準値に対し所定値以上の変化があ
    った際に比較出力を生ずる比較回路と、該比較回路の比
    較出力に基づいて在室検出信号を送出する出力回路とを
    備えた在室検出装置に於いて、 前記比較回路に設定する基準値を記憶する記憶回路と、部屋の使用開始時等に人のいない状態で 書替指示を受け
    た際に前記記憶回路に記憶してある基準値に替えて前記
    受信部からの受信出力を新たな基準値として記憶する
    替回路と、 該書替回路により書替えられた前記記憶回路に新たに記
    憶した基準値が予め定めた所定範囲内に入っているか
    か診断し所定範囲を外れていた場合に基準値異常を示す
    自己診断信号を出力する自己診断回路とを設けたことを
    特徴とする在室検出装置。
  2. 【請求項2】前記比較回路は、前記記憶回路に記憶され
    た基準値を読み出して該基準値に対し下限閾値及び上限
    閾値の設定を行い、前記受信部からの受信出力が該下限
    閾値以下あるいは上限閾値以上の際に比較出力を生ずる
    ことを特徴とする請求項1記載の在室検出装置。
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WO2014192879A1 (ja) * 2013-05-30 2014-12-04 Dmg森精機株式会社 接触検知装置

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