JP2001208807A - 複数のスロットを持つボードの検査方式 - Google Patents

複数のスロットを持つボードの検査方式

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JP2001208807A
JP2001208807A JP2000017671A JP2000017671A JP2001208807A JP 2001208807 A JP2001208807 A JP 2001208807A JP 2000017671 A JP2000017671 A JP 2000017671A JP 2000017671 A JP2000017671 A JP 2000017671A JP 2001208807 A JP2001208807 A JP 2001208807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、複数のスロットを持つボードの検査
は、1枚の疑似モジュールをスロットにN回差替え行っ
ており、かなりの工数、検査時間を要していた。 【解決手段】 上記ボードの電気検査に於いて、複数ス
ロットの一つを順次選択するスロット選択回路4と、ス
ロットに配信されたアドレス信号をデータ信号幅分リピ
ートしデータ信号ラインに折返す回路14〜21、疑似
モジュール2Aより対応する検査対象スロット判定信号
(RCS)、スロット選択信号ラインの1/Nチェック
信号、N個のスロット選択信号を受け、検査対象スロッ
トと判定されると、受信した1/Nチェックの正常/エ
ラーとN個のスロット選択信号値に応じ、折返回路14
〜21の出力を全面/部分駆動する疑似モジュール1A
と、スロット選択信号を受け1/Nチェックをし、結果
と、エラー時特定スロットに固定する検査対象スロット
判定を送出する疑似モジュール2Aとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアドレス及びデータ
信号を1対Nで複数のカードスロットに配信したボード
のコントロール回路と複数スロット間の信号ライン(リ
ピートゲートとその入出力配線)の電気的チェックに関
し、特にメモリモジュール用スロットや汎用バスの拡張
スロットを持つボード、ライザカードの検査方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5(A)に、SIMM(Single
In−line Memory Module)スロ
ットを複数備えたボードの電気検査で、従来行っている
コントロール回路とSIMM間の信号及びパターンをチ
ェックする方式を示す。
【0003】アドレス信号をデータ信号として折り返す
様にした疑似SIMMカード9を、SIMMスロットに
実装しテスタ8よりコントロール回路3内のアドレスレ
ジスタにテストデータパターンを設定し、データライン
を通じ同一のデータパターンがコントロール回路3を通
じ受信されることで信号やパターンをチェックする。
【0004】しかしアドレス信号、データ信号がコント
ロール回路3からSIMMスロットに対し1対Nで配信
されており、N個のスロットに全て疑似SIMMカード
10を実装して検査すると、不良未検出となったり不良
箇所の特定が出来なかったりする。例えば、スロット#
0へのアドレス或いはデータパターンのあるビットのラ
インが開放(オープン)不良であっても、他スロットか
ら正常データが返却されるのでこの不良は未検出とな
る。
【0005】又、図5(B)の様に、コントロール回路
3からのアドレス信号分配をスロット#0、#1には第
1のバッファゲート出力を、スロット#6、#7には第
4のバッファゲート出力を分配していて、スロット#6
へのアドレスパターンの隣接するビットラインが半田ブ
リッジ等で短絡する不良がある場合、スロット#0〜ス
ロット#7への信号、パターンチェックの最初で不良検
出はされるが、どのスロットへの信号、パターンの不良
か不明となる。
【0006】この為1枚の疑似SIMMカードをN回差
し替えながら検査する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来のボ
ード検査方式では、検査員の手間がかかり、また検査時
間も長くなるという欠点があった。この欠点は、疑似S
IMMカードで、折り返し回路をスロットの選択信号で
駆動する回路を設け、検査開始前に全てのスロットに疑
似SIMMカードを実装し順次スロットを選択して検査
することで改善される。
【0008】しかし、スロット選択信号に不良がある場
合、検査結果だけでは、アドレス、データ、スロット選
択のいずれの不良か自動判定出来ず不良解析に時間がか
かる。そこでアドレス、データ信号ラインを検査する前
に、スロット選択信号の不良検出も行う様にすれば不良
解析をより効率的に行いうる。
【0009】尚、メモリモジュール用スロットを持つボ
ードの試験に関し、試験用のカードにJTAG(Joi
nt Test Action Group)試験バッ
ファを設け、該バッファへのシフトパスによるスキャン
イン、アウトによりスロットへのパターンチェックを行
う試験が、特表平11−500831公報に開示されて
いる。
【0010】この公報の技術では、上記欠点や課題は解
消されると考えられる。しかしこの技術では、テスタか
ら試験用カードのJTAG試験バッファへのスキャンイ
ン、アウト機能を追加する必要がある。従って従来のテ
スタのハードウェアをそのまま流用出来ない。又、試験
対象ボードのコントロール回路にもJTAG対応機能が
必須であり、複数のスロットをもつボードの全てに対応
出来ると言えない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のボード検
査方式は、アドレス信号及びデータ信号が1対Nで複数
のスロットに配信され、対応するスロット選択信号が前
記複数スロットの個々に配信されたボードの電気検査に
於いて、一つのスロットに配信されたアドレス信号をデ
ータ信号幅分リピートし、該スロットに配線されたデー
タ信号ラインに折り返す回路と、該スロットに配信され
たスロット選択信号で前記折り返し回路の出力を駆動状
態にする回路とを有す疑似モジュール1を備え、これを
前記複数スロットに同時に実装し、前記スロット選択信
号を順次アクティブにしながら前記複数スロットへの信
号をチェックすることを特徴とする。
【0012】本発明の第2のボード検査方式は、アドレ
ス信号及びデータ信号が1対Nで複数のスロットに配信
されたボードの電気検査に於いて、前記複数スロットの
一つを順次選択するスロット選択回路を予め前記ボード
に備え、前記の一つのスロットに配信されたアドレス信
号をデータ信号幅分リピートし、該スロットに配線され
たデータ信号ラインに折り返す回路と、該スロットに配
信されたスロット選択信号で前記折り返し回路の出力を
駆動状態にする回路とを有す疑似モジュール1を備え、
これを前記複数スロットに同時に実装し、前記スロット
選択信号を順次アクティブにしながら、前記複数スロッ
トへの信号をチェックすることを特徴とする。
【0013】本発明の第3のボード検査方式は、前記複
数のスロットに実装された疑似モジュール1のそれぞれ
より、前記スロット選択信号を受信しこれらの1/Nチ
ェックをし同時に二つ以上のスロット選択信号がアクテ
ィブであればエラーとして検出し、前記ボードのテスタ
ーに通知する疑似モジュール2を備えたことを特徴とす
る。
【0014】本発明の第4のボード検査方式は、アドレ
ス信号及びデータ信号が1対Nで複数のスロットに配信
され、対応するスロット選択信号が前記複数スロットの
個々に配信されたボードの電気検査に於いて、一つのス
ロットに配信されたアドレス信号をデータ信号幅分リピ
ートし、該スロットに配線されたデータ信号ラインに折
り返す回路と、該スロットに配信されたスロット選択信
号を疑似モジュール2Aに送出し、疑似モジュール2A
より対応する検査対象スロット判定信号、前記スロット
選択信号の1/Nチェック信号、N個のスロット選択信
号を受信し、検査対象スロットと判定された時に、前記
折り返し回路出力を、前記チェック結果が正常であれば
全面駆動し、エラーであれば前記N個のスロット選択信
号の値に応じたパターンで部分駆動する回路とを有す疑
似モジュール1Aと、疑似モジュール1Aのそれぞれよ
りスロット選択信号を受信し、これらに対し前記1/N
チェックをし、正常時はスロット選択信号で選択されて
いるスロットを、エラー時は特定のスロットを指定し前
記検査対象スロット判定信号とし対応する前記疑似モジ
ュール1Aに送出すると共に、少なくとも前記特定スロ
ットの疑似モジュール1AにN個のスロット選択信号を
送出する疑似モジュール2Aとを備えたことを特徴とす
る。
【0015】本発明の第5のボード検査方式は、アドレ
ス信号及びデータ信号が1対Nで複数のスロットに配信
されたボードの電気検査に於いて、前記複数スロットの
一つを順次選択するスロット選択回路を予め前記ボード
に備え、一つのスロットに配信されたアドレス信号をデ
ータ信号幅分リピートし、該スロットに配線されたデー
タ信号ラインに折り返す回路と、該スロットに配信され
たスロット選択信号を疑似モジュール2Aに送出し、疑
似モジュール2Aより対応する検査対象スロット判定信
号、前記スロット選択信号の1/Nチェック信号、N個
のスロット選択信号を受信し、検査対象スロットと判定
された時に、前記折り返し回路出力を、前記チェック結
果が正常であれば全面駆動し、エラーであれば前記N個
のスロット選択信号の値に応じたパターンで部分駆動す
る回路とを有す疑似モジュール1Aと、疑似モジュール
1Aのそれぞれよりスロット選択信号を受信し、これら
に対し前記1/Nチェックをし、正常時はスロット選択
信号で選択されているスロットを、エラー時は特定のス
ロットを指定し前記検査対象スロット判定信号としそれ
ぞれのビットを対応する前記疑似モジュール1Aに送出
すると共に、少なくとも前記特定スロットの疑似モジュ
ール1AにN個のスロット選択信号を送出する疑似モジ
ュール2Aとを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明の第6のボード検査方式は、前記第
1、2、4、又は5のボード検査方式において、前記ボ
ード上の複数のスロットが、メモリモジュール用スロッ
トであることを特徴とする。
【0017】本発明の第7のボード検査方式は、前記第
3のボード検査方式において、前記ボード上の複数のス
ロットが、メモリモジュール用スロットであることを特
徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態
のボード検査方式の全体構成を示すブロック図である。
検査対象ボード7は、SIMM或いはDIMM(Dua
l In−line Memory−Module)用
のスロット#0、・・スロット#N−1を備えている。
又これらにアクセスする為の本来機能としてコントロー
ル回路3を持ち、この回路からアドレス信号(20ビッ
ト)、データ信号(80ビット)がスロット#0〜#N
−1に1対Nで配信され、#CS0〜#CSN−1の各
スロット選択信号が1対1配信されている(ここで#C
Sの#は「0」アクティブを示す)。
【0019】コントロール回路3は、アドレスレジスタ
35、読出データレジスタ36、制御信号レジスタ3
2、制御論理33、デコーダ34を有している。アドレ
スレジスタ35の上位数ビットはデコーダ34にてデー
コードされ、デコード出力が制御信号レジスタ32の対
応するビット群の値に応じ制御論理33の出力により活
性化される。
【0020】検査対象ボード7のボード検査時には、こ
のボード7と本来の上位装置との接続用コネクタ6を利
用しテスタ8を接続する。又、スロット#0〜#N−1
にはN枚の疑似モジュール1を実装する。
【0021】疑似モジュール1は検査用のモジュールカ
ードで、20ビットのアドレス信号を4回リピートし8
0ビットのデータラインに返す。ドライバ14、・・1
7は3ステート出力ドライバであり、イネーブル入力に
はインバータ12からのCS0信号が接続され、この信
号がアクティブであればドライバ14、・・17の出力
を駆動し、インアクティブであればハイインピーダンス
(Hi−Z)状態にする。
【0022】疑似モジュール2はN枚の疑似モジュール
1より#CS0、・・#CSN−1を受け、これらを1
/Nチェック回路22にてチェックし、#CS0〜#C
SN−1の任意の二つ以上がアクティブであればエラー
としてテスタ8に通知する。
【0023】次に本実施形態の動作についてN=8と仮
定し説明する。先ずテスタ8よりアドレスレジスタ35
の上位3ビットに「000」を、下位部分にテストパタ
ーンデータを設定する。制御信号レジスタ32にデコー
ダ出力を有効化する値を設定後、このレジスタ32のビ
ットで書込データドライバ39をHi−Zにするビッ
ト、読出データレジスタ36のストローブ指示に対応す
るビットを順次設定しその後読出データレジスタ36の
値をテスタ8に読み取る。
【0024】読取り値が、前記テストパターンデータが
リピートされた値であるか確認する。第2、3のテスト
データパターンでスロット#0へのパターンを同様に検
査する。
【0025】次にテスタ8よりアドレスレジスタ35の
上位3ビットに「001」を、下位部分にテストパター
ンデータを設定し以後前記と同様にスロット#1への分
配信号やパターンを検査する。この様にしてスロット#
N−1迄の分配信号やパターンを検査する。ここで、テ
スタ8から制御信号レジスタ32にデコーダ出力を有効
化する値を設定した際に、疑似モジュール2からの1/
Nエラー信号をチェックし、エラーを示していれば対象
スロットのスロット選択信号ラインに関する不良(該ラ
インのオープンないし他信号との短絡不良)と見なし、
次のスロットへの信号やパターンのチェックに進む。
【0026】そして最後にこのボードのスロットへの配
信ゲートや配線以外の検査不良と纏めてこれら不良の目
視確認、修理がなされ再検査される。
【0027】図1においてコントロール回路3から各ス
ロットへのアドレス信号はパターンでのみ配信されてい
るが、途中にリピート用のバッファを含む場合も前記と
同様に検査できる。
【0028】尚、本実施形態の他の実施例では疑似モジ
ュール2は備えず、上記スロット選択信号の1/Nチェ
ックは行わなくてもよい。即ち、検査対象ボード7のス
ロット数が少なく、不良発生時#CSラインも含めて目
視チェックしてもそれ程工数が掛からなければ疑似モジ
ュール2を省略しても構わない。
【0029】次に、本発明の第2実施形態について図面
を参照して説明する。本実施形態では、コントロール回
路にスロット選択回路4を検査のために設けた点が第1
実施形態と異なる。
【0030】図2は、前記コントロール回路3に、スロ
ット選択回路4を設けたコントロール回路5のブロック
図である。スロット選択回路4はテストフラグ41、N
ビットの選択レジスタ42、3ステートドライバ43、
44より構成される。テストフラグ41はスロットへの
信号、パターンのチェックを開始時セットされ、デコー
ダ34からの本来のスロット選択信号(3ステートドラ
イバ44の出力)を無効化し、選択レジスタ42の各ビ
ット(3ステートドライバ43の出力)を駆動しスロッ
ト選択信号(#CS0〜#CSN−1)として出力す
る。
【0031】コントロール回路3に上記スロット選択回
路4を設けることにより、本来機能としてスロット選択
(#CS0〜#CSN−1)出力を持たない場合、或い
は制御信号レジスタ32、制御論理33、デコーダ34
のゲート規模がある程度ありこれらに関する不良がある
場合も、スロットへのアドレス、データ信号やパターン
のチェックを行える。
【0032】次に、本発明の第3実施形態について図面
を参照して説明する。図3は、本実施形態のボード検査
方式の全体構成を示すブロック図である。コントロール
回路5は、前記第2実施形態に示した回路ないし第1実
施形態のコントロール回路3と同様である。検査時、ス
ロット#0〜スロット#N−1には疑似モジュール1A
を実装する。又N枚の疑似モジュール1Aは疑似モジュ
ール2Aと接続されている。
【0033】疑似モジュール1Aは受信したアドレス信
号をデータ幅分リピートしデータラインに折り返す為
の、バッファ11及び3ステートドライバ14、・・2
1と、#CS信号の中継バッファ10、2入力ANDゲ
ート51〜59、2入力ORゲート60〜67から構成
される。
【0034】ANDゲート51は疑似モジュール2Aの
エラー信号がインアクティブで、検査対象スロット判定
回路のRCS0がアクティブであれば「1」となる。
【0035】ANDゲート52は疑似モジュール2Aか
らのRCS0がアクティブで、NビットCS信号のビッ
ト0(CS0)がアクティブであれば「1」となる。
【0036】ANDゲート59は疑似モジュール2Aか
らのRCS0がアクティブで、NビットCS信号のビッ
トN−1(CSN−1)がアクティブで「1」となる。
【0037】疑似モジュール2Aは、N枚の疑似モジュ
ール1Aから#CS0〜#CSN−1を受信し、前記同
様のチェックをする1/Nチェック回路22、上記#C
S0〜#CSN−1とチェック結果より検査対象スロッ
トを判定しRCS0〜RCSN−1として出力する検査
対象スロット判定回路、受信した#CS0〜#CSN−
1を反転しNビット信号として、少なくとも疑似モジュ
ール1A−1に送信する為のインバータ71〜78によ
り構成される。
【0038】尚、検査対象判定回路は2入力NANDゲ
ート24とN−1個の2入力NORゲート25〜31よ
り構成される。
【0039】N=8とした場合の疑似モジュール2Aの
入力(#CS0〜#CS7)と出力(RCS0〜RCS
7、1/Nエラー)の真理値表を図4に示す。この図に
示す様に#CS0〜#CS7は「0」レベルでアクティ
ブな信号とし、RCS0〜RCS7は「1」レベルでア
クティブな信号としている。
【0040】#CS0〜#CS7の任意の2つ以上がア
クティブであれば1/Nエラーとする。RCS0〜RC
S7は1/Nエラーでなければ、#CS0〜#CS7を
反転した値とし、1/Nエラー時はRCS0のみアクテ
ィブとし他はインアクティブとする。
【0041】次に、本発明の実施の形態の動作について
図3を参照して説明する。テスタ8よりコントロール回
路5内のスロット選択回路4に、検査するスロット番号
を設定する。このスロット選択信号(#CS0〜#CS
N−1)はそれぞれ疑似モジュール1A−1、・・1A
−Nの中継バッファ10を通じ、疑似モジュール2Aに
渡される。
【0042】ここで#CS信号パターンの不良がなけれ
ば1/Nチェック回路22のエラー信号は「0」であり
RCS0〜RCSN−1は#CS0〜#CSN−1の反
転値となり上記設定されたスロットのRCSがアクティ
ブとなる。
【0043】スロット#0を選択設定していればRCS
0のみアクティブとなる。疑似モジュール1A−1では
ANDゲート51が「1」になる。この出力はORゲー
ト60〜67を通じドライバ14〜21の出力を駆動す
る。疑似モジュール1A−2〜1A−Nでは対応するR
CSがインアクティブの為、折り返しドライバー出力は
Hi−Z状態のままである。従ってテスタ8は、返却デ
ータを読出データレジスタ36を通じ取込みスロット#
0への信号、パターンの正常/不良を判定する。
【0044】次に、スロット選択回路4にスロット#6
の選択設定をしたが#CS6、#CS7が共にアクティ
ブとなる不良が有る場合を説明する。1/Nチェック回
路22のエラー信号が「1」となり、RCS信号はRC
S0のみアクティブになる。疑似モジュール1A−1で
はANDゲート51が「0」となるので、CS0〜CS
5が「0」で、CS6、7が「1」であるので、AND
ゲート52〜57が「0」、ANDゲート58、59が
「1」となる。従って、折り返しドライバの内、ドライ
バ14〜19の出力はHi−Zとなり、ドライバ20、
21の出力のみ駆動される。テスタ8は、返却データを
取込み、データパターンより#CS7が不良でアクティ
ブになったとみなしその旨を検査員に表示する。
【0045】尚、図3において疑似モジュール1A−1
から1A−NにNビットCS信号を供給しているが、疑
似モジュール1Aを2種類とし、スロット#1〜#N−
1の疑似モジュール1Aのドライバ出力のイネーブル論
理をANDゲート51の出力のみにすれば、これらのス
ロットへのCS信号分配は不要となる。
【0046】この様にし、本実施形態では、疑似モジュ
ール2Aからテスタ8へのインタフェースを追加するこ
となく、アドレス、データ信号のチェックに先立ち、ス
ロット選択信号の不良を検出出来、検査員に不良個所を
通知出来る。
【0047】以上の説明では、検査対象ボード7をメモ
リモジュール用の複数スロットを持つボードとし説明し
たが、本発明のボード検査方式はPCI(Periph
eral Component Interconne
ct)バスの拡張スロットを複数持つマザーボード及び
ライザカードのセットの検査にも適用できる。
【0048】この場合、スロット選択信号は、各スロッ
トに1対1配信されている、PCI−ID−SEL信号
#0〜#Nとし、疑似モジュール1での折り返しはA/
D信号の上位2バイトを下位2バイトに折り返すか或い
は下位2バイトを上位2バイトに折り返す様に構成すれ
ばよい。
【0049】又、本発明のボード検査方式はISA(I
ndustrial Standard Archit
ecture)バスやEISA(Extended I
ndustrial Standard Archit
ecture)バスの拡張スロットを複数持つマザーボ
ード及びライザカードのセットの検査にも適用できる。
【0050】この場合、スロット選択信号は、アドレス
信号の例えば上位1〜2ビットと、I/Oライト信号と
し、疑似モジュール1内に固有の自アドレス(#0〜#
3)保持手段と、初期状態である時に前記受信アドレス
と自アドレスが一致し、I/Oライトがアクティブであ
ればセットされるフラグを設け、このフラグにより受信
アドレス信号をデータラインに折り返すドライバ出力を
駆動する様構成すればよい。
【0051】
【発明の効果】本発明のボード検査方式は、スロットに
実装する疑似モジュールが、スロット選択信号により、
アドレスラインからデータライン、もしくはデータライ
ン上位から下位への折り返しドライバ出力を駆動するの
で、検査前に全スロットに疑似モジュールを実装してお
き疑似モジュールの差し替え無しで各スロットを順次検
査出来、1回の検査でボード検査が可能となる効果を有
す。
【0052】又、アドレス、データラインチェックに先
立ち、各スロット選択信号ラインの不良を指摘出来、不
良解析が容易に行える効果も有す。
【0053】更に、疑似モジュール2からテスタへのイ
ンタフェースを追加することなく、上記効果を得ること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるボード検査方式の第1実施形態の
全体構成のブロック図。
【図2】本発明によるボード検査方式の第2実施形態に
於いて、図1のコントロール回路3に対し、スロット選
択回路4を追加したコントロール回路5を示す図。
【図3】本発明によるボード検査方式の第3実施形態の
全体構成のブロック図。
【図4】図3の疑似モジュール2Aの出力信号の真理値
表。
【図5】従来のボード検査方式を説明する為の図。
【符号の説明】
1−1〜1−N 疑似モジュール1 1A−1〜1A−N 疑似モジュール1A 2 疑似モジュール2 2A 疑似モジュール2A 3、5 コントロール回路 4 スロット選択回路 6 コネクタ 7 検査対象ボード 8 テスタ 9 疑似SIMMカード 10、11 バッファ 12、13、23、71〜78 インバータ 14〜21、39、43、44 3ステートドライバ 22 1/Nチェック回路 37、38 ドライバ 24 NANDゲート 25〜31 NORゲート 32 制御信号レジスタ 33 制御論理 34 デコーダ 35 アドレスレジスタ 36 読出データレジスタ 41 テストフラグ 42 選択レジスタ 51〜59 ANDゲート 60〜67 ORゲート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレス信号及びデータ信号が1対Nで
    複数のスロットに配信され、対応するスロット選択信号
    が前記複数スロットの個々に配信されたボードの電気検
    査に於いて、一つのスロットに配信されたアドレス信号
    をデータ信号幅分リピートし、該スロットに配線された
    データ信号ラインに折り返す回路と、該スロットに配信
    されたスロット選択信号で前記折り返し回路の出力を駆
    動状態にする回路とを有す疑似モジュール1を備え、こ
    れを前記複数スロットに同時に実装し、前記スロット選
    択信号を順次アクティブにしながら前記複数スロットへ
    の信号をチェックすることを特徴とするボード検査方
    式。
  2. 【請求項2】 アドレス信号及びデータ信号が1対Nで
    複数のスロットに配信されたボードの電気検査に於い
    て、前記複数スロットの一つを順次選択するスロット選
    択回路を予め前記ボードに備え、前記の一つのスロット
    に配信されたアドレス信号をデータ信号幅分リピート
    し、該スロットに配線されたデータ信号ラインに折り返
    す回路と、該スロットに配信されたスロット選択信号で
    前記折り返し回路の出力を駆動状態にする回路とを有す
    疑似モジュール1を備え、これを前記複数スロットに同
    時に実装し、前記スロット選択信号を順次アクティブに
    しながら、前記複数スロットへの信号をチェックするこ
    とを特徴とするボード検査方式。
  3. 【請求項3】 前記複数のスロットに実装された疑似モ
    ジュール1のそれぞれより、前記スロット選択信号を受
    信しこれらの1/Nチェックをし同時に二つ以上のスロ
    ット選択信号がアクティブであればエラーとして検出
    し、前記ボードのテスターに通知する疑似モジュール2
    を備えたことを特徴とする請求項1、又は2記載のボー
    ド検査方式。
  4. 【請求項4】 アドレス信号及びデータ信号が1対Nで
    複数のスロットに配信され、対応するスロット選択信号
    が前記複数スロットの個々に配信されたボードの電気検
    査に於いて、一つのスロットに配信されたアドレス信号
    をデータ信号幅分リピートし、該スロットに配線された
    データ信号ラインに折り返す回路と、該スロットに配信
    されたスロット選択信号を疑似モジュール2Aに送出
    し、疑似モジュール2Aより対応する検査対象スロット
    判定信号、前記スロット選択信号の1/Nチェック信
    号、N個のスロット選択信号を受信し、検査対象スロッ
    トと判定された時に、前記折り返し回路出力を、前記チ
    ェック結果が正常であれば全面駆動し、エラーであれば
    前記N個のスロット選択信号の値に応じたパターンで部
    分駆動する回路とを有す疑似モジュール1Aと、疑似モ
    ジュール1Aのそれぞれよりスロット選択信号を受信
    し、これらに対し前記1/Nチェックをし、正常時はス
    ロット選択信号で選択されているスロットを、エラー時
    は特定のスロットを指定し前記検査対象スロット判定信
    号とし対応する前記疑似モジュール1Aに送出すると共
    に、少なくとも前記特定スロットの疑似モジュール1A
    にN個のスロット選択信号を送出する疑似モジュール2
    Aとを備えたことを特徴とするボード検査方式。
  5. 【請求項5】 アドレス信号及びデータ信号が1対Nで
    複数のスロットに配信されたボードの電気検査に於い
    て、前記複数スロットの一つを順次選択するスロット選
    択回路を予め前記ボードに備え、一つのスロットに配信
    されたアドレス信号をデータ信号幅分リピートし、該ス
    ロットに配線されたデータ信号ラインに折り返す回路
    と、該スロットに配信されたスロット選択信号を疑似モ
    ジュール2Aに送出し、疑似モジュール2Aより対応す
    る検査対象スロット判定信号、前記スロット選択信号の
    1/Nチェック信号、N個のスロット選択信号を受信
    し、検査対象スロットと判定された時に、前記折り返し
    回路出力を、前記チェック結果が正常であれば全面駆動
    し、エラーであれば前記N個のスロット選択信号の値に
    応じたパターンで部分駆動する回路とを有す疑似モジュ
    ール1Aと、疑似モジュール1Aのそれぞれよりスロッ
    ト選択信号を受信し、これらに対し前記1/Nチェック
    をし、正常時はスロット選択信号で選択されているスロ
    ットを、エラー時は特定のスロットを指定し前記検査対
    象スロット判定信号としそれぞれのビットを対応する前
    記疑似モジュール1Aに送出すると共に、少なくとも前
    記特定スロットの疑似モジュール1AにN個のスロット
    選択信号を送出する疑似モジュール2Aとを備えたこと
    を特徴とするボード検査方式。
  6. 【請求項6】 前記ボード上の複数のスロットが、メモ
    リモジュール用スロットであることを特徴とする請求項
    1、2、4、又は5記載のボード検査方式。
  7. 【請求項7】 前記ボード上の複数のスロットが、メモ
    リモジュール用スロットであることを特徴とする請求項
    3記載のボード検査方式。
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JP2007010552A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Fujitsu Ltd バックワイヤリングボードの診断方式
JP2011038934A (ja) * 2009-08-12 2011-02-24 Fujitsu Ltd バックプレーン試験システム、バックプレーン試験ボード

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