JP2001208641A - 地震応答解析方法 - Google Patents

地震応答解析方法

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JP2001208641A JP2000019352A JP2000019352A JP2001208641A JP 2001208641 A JP2001208641 A JP 2001208641A JP 2000019352 A JP2000019352 A JP 2000019352A JP 2000019352 A JP2000019352 A JP 2000019352A JP 2001208641 A JP2001208641 A JP 2001208641A
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Mutsuhiro Yoshizawa
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泰 貫井
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Fumio Yagishita
文雄 柳下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液状化及び地盤剛性の変化を考慮して誤差の
少ない地震応答を得ることができる地震応答解析方法を
提供する。 【解決手段】 せん断応力τ及びせん断ひずみγの振幅
の半波毎に、その半波内の最大せん断ひずみγmaxによ
る剛性低下率をそれぞれ求め、また同時にせん断応力τ
maxの時刻歴から半波毎に累積損傷度の増分ΔDを求
め、累積損傷度の増分ΔDから過剰間隙水圧ruを求
め、これによって得られる有効応力から液状化によるせ
ん断剛性低下率を得る。これらから、等価なせん断剛性
Gを求め、このせん断剛性Gを用いて時刻歴応答解析を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震応答解析方法
に係り、特に、地盤剛性の変化を考慮した地震応答解析
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地震時の地盤剛性の変化を考慮し
た地震応答の解析方法としては、地震時の応答を時間積
分により求める際に、各計算ステップにおいて接線剛性
の変化を考慮する方法や、線形応答解析を地震全時間に
対して繰り返し行い、前の解析結果から時間全体に対し
て低下した平均的な剛性、すなわち等価線形剛性を求
め、次の計算に用いて、等価線形剛性が一定になるまで
反復する方法等がある。
【0003】しかしながら、前者の方法では、地盤の剛
性変化を求める方法(応力ひずみ関係又は構成式)を決
定する係数を地盤定数から直接得ることが難しい。ま
た、地震のようなランダムな現象に対しては、時々刻々
と詳細に追う方法が標準化されておらず、解析方法によ
り解析結果が大きく異なるのが現状となっている。
【0004】また、後者の方法では、地盤の剛性が地震
中に大きく変化するような場合(例えば、液状化)に
は、その前後で大きく応答が異なるため、地震時間全体
を通して1つの地盤剛性を用いて計算したのでは、大き
な誤差が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、特許第2742
798号公報には、地層内で強制的に振動を発生させ、
地盤物性の変化を測定し、液状化のしやすさを判定する
技術が開示されている。
【0006】しかしながら、この技術は、液状化を判定
するというよりは液状化の強度を予測するものであり、
実際の地震時にどのように液状化が発生するかを予測す
ることはできない。
【0007】また、特許第2743975号公報には、
地盤の常時微動を測定し、この測定結果に基づいて液状
化を判定する技術が開示されている。
【0008】しかしながら、この技術では、入力地震動
の大きさを考慮していないため、大まかにしか液状化を
判定することができず、液状化発生時刻の予測などを正
確に判定することができない。
【0009】本発明は、上記問題を解決すべく成された
ものであり、液状化及び地盤剛性の変化を考慮して誤差
の少ない地震応答を得ることができる地震応答解析方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】液状化は、砂がせん断変
形を受けることにより、体積変化(ダイレイタンシー)
を起こすことによって生じる。従って、液状化時の地震
応答を求めるためには、せん断変形と体積変化の関係を
知ることと、その関係を地盤の運動方程式に取り込むこ
とが必要となる。前者の関係としては累積損傷度の考え
方がある。
【0011】そこで、請求項1記載の発明は、解析対象
モデルの質量情報、剛性情報、減衰情報、及び入力地震
情報による運動方程式を用いて時々刻々と変化する前記
解析対象モデルの変位情報を求め、前記変位情報に基づ
いて、時々刻々と変化する少なくともひずみに関する応
答値の時間特性を求める地震応答解析方法において、前
記変位情報を所定変位情報になるまで求め、求めた変位
情報に基づいて時々刻々と変化する前記応答値を求め、
求めた応答値から代表値を求め、求めた代表値に基づい
て剛性を求め、求めた剛性を含むように前記剛性情報を
変位情報が前記所定変位情報になる毎に更新することを
特徴とする。
【0012】この発明によれば、材料試験などから得ら
れた解析対象モデルの材料情報などから得られる質量情
報、剛性情報、減衰情報、及び実際の地震の測定などに
より得られる入力地震情報による運動方程式を用いて時
々刻々と変化する解析対象モデルの変位情報を求める。
これは、例えば運動方程式を時間積分することにより求
めることができる。なお、解析対象モデルは、請求項4
にも記載したように、地盤モデルや、建造物などの骨組
み構造などのモデルとすることができる。
【0013】そして、求めた変位情報に基づいて、時々
刻々と変化する少なくともひずみ(例えばせん断ひず
み)に関する応答値の時間特性を求める。なお、応答値
には、ひずみの他、例えば速度、加速度、応力、累積損
傷度、塑性率等がある。
【0014】このような応答値の時間特性を求める場合
において、前記変位情報を所定変位情報、例えば略ゼロ
になるまで求め、求めた変位情報に基づいて時々刻々と
変化する応答値を求める。そして、求めた応答値から代
表値を求める。すなわち、代表値は、前回変位情報が略
ゼロになってから今回変位情報が略ゼロになるまでの間
(例えば半波)に求めた応答値の代表値となる。この代
表値は、例えば前回変位情報が略ゼロになってから今回
変位情報が略ゼロになるまでの間に求めた応答値の最大
値や平均値、これらに所定の係数を掛けた値とすること
ができる。なお、変位情報は、変位から求められる情
報、例えばひずみや応力などの情報でもよい。この場
合、例えば変位から求めた応力が略ゼロになってから今
回求めた応力が略ゼロになるまでの間に求めた応答値の
代表値を求めることになる。
【0015】このようにして、所定の間隔で代表値を求
め、この求めた代表値に基づいて剛性(例えばせん断剛
性)を求める。この剛性は、例えばヤング係数、ポアソ
ン比、体積弾性係数、せん断弾性係数などが相互に関係
し合ったものであり、割線剛性法により求めることがで
きる。
【0016】そして、求めた剛性を含むように剛性情報
を変位情報が所定変位情報になる毎に更新する。すなわ
ち、求めた剛性情報が運動方程式に関係する剛性情報に
反映されるように、変位情報が所定変位情報になる毎
に、すなわち例えば半波毎に更新する。
【0017】上記の処理を繰り返すことにより応答値の
時間特性、すなわち時刻歴が得られる。このように、半
波毎に線形解析して応答値の時刻歴を求めるため、運動
方程式の解を安定して求めることができ、誤差の少ない
地震応答を得ることができる。
【0018】なお、前記剛性は、請求項2にも記載した
ように、直前(すなわち半波前)に求めた代表値に基づ
いて求めるようにしてもよい。この場合、半波前の代表
値に基づいて剛性を求めるため、大地震の時のように、
急に地震振幅が大きくなると1つ前の半波と今回の半波
の応答が大きく異なる場合があり、実際の剛性と計算に
よる剛性との差が大きくなる場合がある。
【0019】そこで、請求項3にも記載したように、前
記応答値の時間特性を求めた後さらに、前記変位情報を
所定変位情報になるまで求め、求めた変位情報に基づい
て時々刻々と変化する応答値を求め、求めた応答値から
代表値を求め、前記応答値を求めた時点に対応する前回
求めた代表値に基づいて剛性を求め、求めた剛性を含む
ように前記剛性情報を変位情報が前記所定変位情報にな
る毎に更新することを繰り返して時間特性を求め、前回
求めた時間特性と今回求めた時間特性とを比較し略一致
しない場合は、前回求めた時間特性と今回求めた時間特
性とが略一致するまで、前記変位情報を所定変位情報に
なるまで求め、求めた変位情報に基づいて時々刻々と変
化する応答値を求め、求めた応答値から代表値を求め、
前記応答値を求めた時点に対応する前回求めた代表値に
基づいて剛性を求め、求めた剛性を含むように前記剛性
情報を変位情報が前記所定変位情報になる毎に更新する
ことを繰り返して時間特性を求め、前回求めた時間特性
と今回求めた時間特性とを比較する処理を繰り返すよう
にしてもよい。
【0020】すなわち、1度応答値の時間特性を求めた
後さらに、1度目の時間特性を求めた場合と同じように
して変位情報を所定変位情報になるまで求め、求めた変
位情報に基づいて時々刻々と変化する応答値を求め、求
めた応答値から代表値を求める。そして、今度は、剛性
を直前(すなわち半波前)に求めた代表値に基づいて求
めるのではなく、1回目に求めた代表値のうち、今回応
答値を求めた時点に対応する前回求めた代表値に基づい
て剛性を求める。そして、求めた剛性を含むように剛性
情報を変位情報が所定変位情報になる毎(すなわち半波
毎)に更新し、する。これにより、時間的な不整合がな
くなり、大地震のときのように急に地震振幅が大きくな
るような場合でも剛性の誤差を小さくすることができ、
精度よく地震応答解析を行うことができる。
【0021】ところで、前記解析対象モデルを地盤モデ
ルとした場合、地震による液状化を考慮して地震応答解
析を行うことが必要になる場合がある。そこで、請求項
5にも記載したように、求めた変位情報に基づいて時々
刻々と変化する応力をさらに求め、求めた応力から応力
代表値を求め、求めた応力代表値から累積損傷度を求
め、前記応答値及び累積損傷度に基づいて剛性を求める
ようにしてもよい。
【0022】このように、半波毎に求めた応力代表値か
ら累積損傷度を求め、半波毎に求めたせん断ひずみ等の
代表値と求めた累積損傷度とに基づいて剛性を求めるこ
とにより、液状化を考慮した地震応答解析が可能とな
る。このように、半波毎に累積損傷度により液状化を考
慮した地盤剛性を求め、これを用いて時刻歴応答計算を
行うので、解析するものの技量によらない地震応答及び
永久変形の予測を行うことが可能になると共に、地震応
答の予測技術の標準化が進み、液状化時の建設構造物の
安全性が客観的に評価することが可能となる。また、半
波毎に線形解析することにより、運動方程式の解を安定
して求めるとができ、誤差の少ない地震応答を得ること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図面を参
照して本発明の第1実施形態について説明する。
【0024】図1には、地震応答解析装置10が示され
ている。地震応答解析装置10は、操作部12、記憶部
14、演算部16、表示部18で構成されている。
【0025】操作部12は、オペレータが表示部18に
表示されたメニューに従って所望の解析モデルについて
の地震応答解析を演算部16に実行させるための指示や
必要なパラメータを指定するためのものである。記憶部
18は、演算部16において様々な解析モデルのパラメ
ータや地震応答解析に必要な各種演算式が記憶されてい
る。また、記憶部16には、演算部16による地震応答
解析の解析結果が格納される。
【0026】演算部16は、操作部12からの指示に従
って記憶部18から必要なデータを読み出して地震応答
解析を行うと共に、出力結果を記憶部16へ記憶すると
共に、表示部18へ出力する。
【0027】演算部16では、地震応答解析をおおよそ
次のようにして行う。すなわち、せん断応力の時刻歴か
ら累積損傷度を求め、累積損傷度から過剰間隙水圧を求
め、これによって得られる有効応力から液状化によるせ
ん断剛性低下率を得る。そして、せん断応力及びせん断
ひずみの振幅の半波毎に、その半波内の最大せん断ひず
みによる剛性低下率をそれぞれ求め、これらから、等価
なせん断剛性を求め、この剛性(割線剛性)を用いて時
刻歴応答解析、すなわち地震応答解析を行う。
【0028】地震応答解析は、次式で示される運動方程
式を時間積分することにより行う。
【0029】
【数1】
【0030】なお、本実施の形態では、時間積分にはN
ewmark−β法を用い、時間積分に用いる剛性には
割線剛性を用いている。
【0031】次に、第1実施形態の作用として、演算部
16で実行される制御ルーチンについて図2に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0032】まず、オペレータが表示部18に表示され
たメニューに従って操作部12を操作し、地震応答解析
を行うべき解析モデルのパラメータを指定すると、演算
部16では、指定された解析モデルに関するデータを記
憶部14から読み込む。
【0033】この解析モデルに関するデータには、例え
ば解析対象の地層(例えば図3に示すように上から4番
目の地層)、材料定数、時間積分定数がある。
【0034】次のステップ102では、以下の地震応答
を求める演算において用いる各種データの初期値の設定
を行う。このデータには、例えば加速度、速度、変位、
せん断応力、せん断ひずみ、上記(1)式における質量
行列M、剛性行列K、減衰行列Cなどがある。演算部1
6では、これらのデータに初期値を設定する。
【0035】次に、ステップ104では、外力F(t)
の算出を行う。すなわち、上記(1)式の右辺の算出を
行う。
【0036】そして、次のステップ106でひずみと累
積損傷度を考慮したせん断剛性Gの算出を行う。このせ
ん断剛性Gの算出は、せん断応力がゼロ線を横切る毎に
行う。すなわち、応答波形の半波毎にせん断剛性Gの算
出を行う。
【0037】せん断剛性Gは、せん断ひずみ及び液状化
による累積損傷度を考慮したせん断剛性の低下を考慮し
て次式で示される。
【0038】
【数2】
【0039】ここで、G0は、基準平均応力σ' m0の時の
せん断剛性、γはせん断ひずみ、、Dは累積損傷度、γ
50はせん断剛性が半分になるせん断ひずみの値で、σ' m
/σ ' m0の関数である。現在の有効応力σ' mは、応力評
価点の初期平均応力σ' m0に(1−過剰間隙水圧比=1
−ru)を掛けた値である。
【0040】このように、せん断剛性Gは、初期せん断
剛性G0、せん断ひずみγ、累積損傷度Dから求めるこ
とができるが、ステップ106では、応力時刻歴が前回
ゼロ線を横切ってから今回ゼロ線を横切るまでの間(す
なわち半波)における最大せん断ひずみγmax、最大せ
ん断応力τmaxから、累積損傷度D、過剰間隙水圧比r u
等を求め、これらからせん断剛性Gを求める。
【0041】次に、せん断剛性Gの算出について、図3
を参照して説明する。
【0042】本実施の形態では、例えば繰り返し載荷試
験等の地盤試験として標準化された試験により得られた
図3の〜に示す関係(式)を用いてせん断剛性Gを
算出する。
【0043】図3に示すは、せん断剛性とせん断ひず
みとの関係を示すG−γ曲線及び減衰とせん断ひずみと
の関係を示すh−γ曲線を示している。なお、の横軸
は最大せん断ひずみγ、縦軸はG/G0(において黒
丸で示す)及び減衰h(において白丸で示す)であ
る。このG−γ曲線及びh−γ曲線は、地盤調査におけ
る動的変形試験により得られたものを用いることができ
る。
【0044】に示すように、G−γ曲線により、せん
断ひずみからG/G0を求めることができ、h−γ曲線
から減衰hを求めることができる。
【0045】図3に示すは、液状化強度曲線を示して
いる。なお、の横軸は繰り返し回数Nif、縦軸は応力
比τ(せん断応力)/σm0である。この液状化強度曲線
は、地盤調査における動的非排水試験変形試験により得
られたものを用いることができる。
【0046】に示すように、液状化強度曲線により、
せん断応力τから繰り返し回数を求めることができる。
さらに、求めた繰り返し回数Nifから、半波における累
積損傷度の増分ΔDを求めることができる。半波におけ
る累積損傷度の増分ΔDは、次式で示される。
【0047】ΔD=1/2Nif …(3) 図2に示すは、累積損傷度と過剰間隙水圧比との関係
を示している。なお、の横軸は累積損傷度D、縦軸は
過剰間隙水圧比ruを示す。この累積損傷度と過剰間隙
水圧比との関係は、実験により得ることができるが、公
知の次式を用いることができる。
【0048】
【数3】
【0049】図3に示すは、過剰間隙水圧比と剛性低
下率G0との関係を示している。なお、の横軸は過剰
間隙水圧比ru、縦軸は剛性低下率G0である。この過剰
間隙水圧比と剛性低下率G0との関係は、実験により得
ることができるが、公知の次式を用いることができる。
【0050】
【数4】
【0051】ここで、Grefはσrefでのせん断剛性であ
る。また、過剰間隙水圧比とγ50との関係には次式を用
いることができる。
【0052】
【数5】
【0053】ここで、(γ50refはσrefでのγ50、γ
50はG/G0が0.5となるせん断ひずみである。ま
た、前述したように、現在の有効応力σ' mは、応力評価
点の初期平均応力σ' m0に(1−過剰間隙水圧比=1−
u)を掛けた値である。
【0054】ステップ106では、これらの関係を用い
てせん断剛性Gを算出する。すなわち、後述するステッ
プ122において前回算出した最大せん断ひずみ
γmax、後述するステップ122において前回算出した
最大せん断応力τmaxから上記、、の関係(すな
わち式(3)〜(6))を用いて得られた剛性低下率G
0、累積損傷度Dを式(2)へ代入し、せん断剛性Gを
求める。
【0055】次に、ステップ108において、要素剛性
行列の算出と全体剛性行列の組み立てを行う。すなわ
ち、(1)式における剛性行列Kを算出する。
【0056】次に、ステップ110において、減衰行列
Cを算出する。減衰行列Cは、図3のに示すように次
式で示すレイリー減衰を用いる。
【0057】C=αM+βK …(7) ここで、α、βはω1、ω2、hから定まる係数である。
なお、ω1、ω2は、せん断剛性Gから定まる固有値であ
る。なお、減衰行列Cは、レイリー減衰に限らず他の方
法を用いてもよい。
【0058】従って、ステップ110では、図3のの
h−γ曲線を用いて最大せん断ひずみγmaxから対応す
る減衰hを求め、この減衰hから減衰行列Cを算出す
る。
【0059】次に、ステップ112において、動的解析
用全体行列K*を算出すると共に、そのLU分解を行
う。動的解析用全体行列K*は次式で示される。
【0060】 K*=M+γΔtC+βΔt2K …(8) ここで、β、γは、Newmark−β法における係数
(一定)である。
【0061】次に、ステップ114において、t+Δt
時刻の予測値の算出と、該算出した予測値に対する内外
力の算出を行う。Δtは計算時間間隔、すなわち時刻歴
ループの実行間隔である。なお、Δtは一定の値でもよ
いし、計算毎に変化させてもよい。予測値としては、外
挿による変位及び速度を求める。そして、求めた予測値
から内外力R(t+Δt)を求める。内外力R(t+Δ
t)は次式で示される。
【0062】
【数6】
【0063】次に、ステップ116において、求めた内
外力Rから不釣合い力ΔR(=F−R)を求める。
【0064】次に、ステップ118において、修正値Δ
uの計算を行う。修正値Δuは次式で示される。
【0065】
【数7】
【0066】このΔuから変位、速度、加速度をそれぞ
れ修正する。
【0067】次に、ステップ120において、t+Δt
時刻の変位に基づくせん断応力τ、せん断ひずみγを算
出する。
【0068】次に、ステップ122において、半波毎の
最大せん断応力τmax及び最大せん断ひずみγmaxを求め
る。すなわち、ステップ120で求めたせん断応力τと
現在の最大せん断応力τmaxとを比較し、せん断応力τ
が最大せん断応力τmaxよりも大きい場合には、最大せ
ん断応力τmaxをせん断応力τで書き換える。同様に、
ステップ120で求めたせん断ひずみγと最大せん断ひ
ずみγmaxとを比較し、せん断ひずみγが最大せん断ひ
ずみγmaxよりも大きい場合には、最大せん断ひずみγ
maxをせん断ひずみγで書き換える。そして、せん断応
力がゼロ線を横切る毎に最大せん断応力τmax及び最大
せん断ひずみγmaxを記憶部14へ記憶し、最大せん断
応力τmax及び最大せん断ひずみγmaxを初期化する。上
記の処理を繰り返すことにより、半波毎の最大せん断応
力τmax及び最大せん断ひずみγmaxを求めることができ
る。
【0069】次に、ステップ124において、算出した
各応答値を表示部18へ出力する。出力値としては、変
位、速度、加速度、せん断ひずみ、せん断応力等があ
る。
【0070】このようにして、地震時間全体についてス
テップ104からステップ124までの処理(時刻歴ル
ープ)を行い、各時刻毎の応答値を算出する。なお、ス
テップ106、108、110、112は、せん断応力
がゼロ線を横切る毎に行えばよいため、各時刻の応答値
を算出する毎に毎回行う必要はない。
【0071】このようにして時刻歴ループが終了する
と、ステップ126において、時刻歴ループにおいて算
出した各応答値の最大値などを出力する。
【0072】このように、地震応答の半波毎に、地盤材
料試験などから得られたデータ(経験式)から簡単に得
られる累積損傷度により液状化を考慮した地盤剛性を求
め、これを用いて時刻歴応答計算を行うので、解析する
ものの技量によらない地震応答及び永久変形の予測を行
うことが可能になると共に、地震応答の予測技術の標準
化が進み、液状化時の建設構造物の安全性が客観的に評
価することが可能となる。また、半波毎に割線剛性を用
いた線形計算を用いるので運動方程式の解を安定して求
めることができ、アルゴリズムによる誤差の少ない地震
応答を得ることができる。
【0073】なお、上記では、時刻歴応答計算を行うの
に半波毎の最大値を用いたが、これに限らず、半波毎の
平均値、最大応答値に所定の係数を掛けけたものを用い
て時刻歴応答計算を行うようにしてもよい。
【0074】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態について説明する。
【0075】第1実施形態では、1つ前の半波の応答値
に対応する地盤剛性を用いて次の半波の応答を求めた。
すなわち、1つ前の半波の最大せん断ひずみγmax及び
最大せん断応力τmaxからせん断剛性Gを求めて時刻歴
応答計算を行っていた。しかし、この場合、現在の半波
のせん断剛性Gを求める際に1つ前の半波の応答値から
地盤剛性を求めることになるため、大地震の時のよう
に、急に地震振幅が大きくなると1つ前の半波と今回の
半波の応答が大きく異なる場合があり、実際の地盤剛性
と計算による地盤剛性との差が大きくなる場合がある。
第2実施形態では、これを解決するために、地震応答解
析を繰り返して行い、1回目に求めたせん断ひずみと累
積損傷度を用いて次回以降の地震応答解析を行うことに
より実際の地盤剛性と計算による地盤剛性との誤差を小
さくする方法について説明する。
【0076】以下、第2実施形態における作用として、
演算部16で実行される制御ルーチンについて図4に示
すフローチャートを参照して説明する。
【0077】まず、ステップ200では、前述した図2
に示す制御ルーチンを実行し、1回目の地震応答解析を
行う。なお、このとき、図2に示すステップ106及び
ステップ122で、図5に示すように半波毎に求めた累
積損傷度D及び最大せん断ひずみγmaxを記憶部14へ
逐次記憶しておく。すなわち、累積損傷度D及び最大せ
ん断ひずみγmaxの時刻歴等を記憶しておく。また、各
応答値(加速度等)の最大値等を記憶しておいてもよ
い。
【0078】そして、次のステップ202では、ステッ
プ200で記憶しておいた累積損傷度D及び最大せん断
ひずみγmaxの時刻歴を用いて、図2に示す制御ルーチ
ンを実行し、2回目の地震応答解析を行う。すなわち、
2回目の地震応答解析では、図2に示すステップ106
において、現在の半波のせん断剛性Gを、1つ前の半波
における累積損傷度D及び最大せん断ひずみγmaxから
求めるのではなく、図6に示すように1回目(前回)の
地震応答解析により求めた同時刻又はこの時刻より前で
最も近い最大せん断ひずみγmaxとその時刻の累積損傷
度Dから求める。そして、求めたせん断剛性Gから図7
に示すように、次回の地震応答解析のための最大せん断
ひずみγmax及び最大せん断応力τmaxを求める。
【0079】次に、ステップ204において、1回目の
地震応答解析において得られた例えば最大せん断ひずみ
γmaxの時刻歴と2回目の地震応答解析により得られた
最大せん断ひずみγmaxの時刻歴とを比較する。そし
て、両者の時刻歴が略一致した場合には、1回目の地震
応答解析が正しかったと判断して、次のステップ206
で応答値などを出力して終了する。
【0080】なお、略一致したか否かの判断は、例えば
各時刻毎に1回目の地震応答解析において得られた最大
せん断ひずみγmaxと2回目の地震応答解析により得ら
れた最大せん断ひずみγmaxとをそれぞれ比較し、各時
刻における両者の差が全て又は所定以上において許容値
以内であれば両者の時刻歴が略一致したと判断すること
ができる。また、ステップ204における比較は、累積
損傷度D、加速度、速度、変位等の時刻歴やこれらの全
時刻における最大値等を用いて行ってもよい。
【0081】一方、1回目の地震応答解析において得ら
れた例えば最大せん断ひずみγmaxの時刻歴と2回目の
地震応答解析により得られた最大せん断ひずみγmax
時刻歴とが略一致しなかった場合には、ステップ202
へ戻って3回目の地震応答解析を行う。このとき、せん
断剛性Gは、2回目の地震応答解析により求めた同時刻
における累積損傷度D及び最大せん断ひずみγmaxから
求める。
【0082】このように、せん断剛性Gを、図4及び図
8に示すように前回の地震応答解析により求めた同時刻
における最大せん断ひずみγmax及び累積損傷度Dから
求め、前回求めた最大せん断ひずみγmaxの時刻歴と今
回求めた最大せん断ひずみγm axの時刻歴とが略一致す
るまで地震応答解析を繰り返し行う。これにより、大地
震のときのように急に地震振幅が大きくなるような場合
でも地盤剛性の誤差を小さくすることができ、精度よく
地震応答解析を行うことができる。
【0083】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。本実施例では、第1の実施形態で説明した
地震応答解析方法の実施例について説明する。
【0084】以下の表1に示す解析ケースについて第1
実施形態で示した地震応答解析装置10により地震応答
解析を行い、これらの解析結果と線形応答解析、時刻歴
非線形解析、動的有効応力解析による解析結果との比較
を行った。なお、解析プログラムには、動的有効応力解
析を含む非線形解析にはMuDIANを、線形解析及び
等価線形解析にはSHAKEを用いた。この結果、線形
解析については全く同じ解を得、等価線形解析について
もかなり近い解を得ることができた。
【0085】
【表1】
【0086】次に、Ramberg−Osgood(R
−O)モデルによる非線形応答解析と、Densifi
cationモデルを用いた有効応力解析との比較結果
について説明する。
【0087】検討に用いた地盤モデルは深さ約21.4
mの迄が液状化の可能性のある実地盤で、解析には−5
0m迄のモデル化を行った。地盤定数を表2に示す。標
準貫入試験は、−26.3mまでであり、それ以深−4
0mまでは、−26.3mとと同じ物性としている。ま
た、図3に示すG−γ曲線、h−γ曲線、及び液状化強
度曲線には、凍結サンプリングによる−4m、−6m、
−9m、−12m、−15mにおける液状化試験、動的
変形試験の結果を用いた。図9にG/G0−γ曲線及び
液状化強度曲線を示す。また、R−Oモデル、Dens
ificationモデルのパラメータを表3に示す。
なお、−21.4m以深は線形材料とし、h=2%とし
た。
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
【0090】まず、R−Oモデルによる解析結果との比
較を示す。図10に表層(G.L.0.0mm:Lay
er1)とG.L.−14.65m(Layer6−
7)での応答加速度時刻歴を示す。なお、太線が本発明
の地震応答解析方法(LEQ)での解析結果(解析ケー
スは表1におけるE−R2)であり、細線がR−Oモデ
ルでの解析結果である。また、図11に最大応答加速度
分布図及び最大せん断応力分布図を示す。
【0091】図10に示すように、波形はそれぞれの振
幅が良く対応しているが、R−Oモデルでは高振動成分
があり、ピーク値に差が生じている。これが図11に示
す最大応答加速度分布にも反映されており、G.L.−
10m〜−25mでは大きく、それ以外では小さくなっ
ているが全体では良く一致している。
【0092】次に、Densificationモデル
(有効応力解析)による解析結果との比較について説明
する。
【0093】図12に液状化率を示す。上から順に、L
ayer2(G.L.−2.3m〜−4.4m)、La
yer5(G.L.−9.7m〜−12.5m)、La
yer7(G.L.−14.65m〜−18.6m)の
結果を示す。なお、太線が本発明の地震応答解析方法
(LEQ)での解析結果(解析ケースは表1におけるA
−R1)であり、細線がDensificationモ
デルでの解析結果である。また、図13に応答加速度時
刻歴を、図14に最大応答加速度分布及び最大応答せん
断応力分布図を示す。
【0094】図12に示すように、本発明による地震応
答解析方法では、半波毎に液状化率(過剰間隙水圧比)
を計算するため階段状となっているが、全体的にはDe
nsificationモデルによる解析結果と良い対
応をしている。
【0095】これによると、表層直下で液状化率が約
0.7となり剛性が大きく低下していることが予想され
る。これを反映して、図13に示す応答加速度時刻歴
は、10秒近くで応答が小さくなると共に長周期化して
いる。また、中間層(G.L.−14.65m:Lay
er6−7)は、15秒を過ぎて液状化していることが
図12に示した液状化率及び図13の応答加速度時刻歴
から認識することができる。この結果は、Densif
icationモデルによる解析結果と良く一致してい
る。
【0096】最大応答加速度及び最大応答せん断応力
は、液状化を考慮しないR−Oモデルでの非線形解析に
よる解析結果の場合よりやや差が大きいが、全体として
は良い対応をしているといえる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
解析するものの技量によらない地震応答及び永久変形の
予測を行うことが可能になると共に、地震応答の予測技
術の標準化が進み、液状化時の建設構造物の安全性が客
観的に評価することが可能となると共に、大地震のとき
のように急に地震振幅が大きくなるような場合でも地盤
剛性の誤差を小さくすることができ、精度よく地震応答
解析を行うことができる。また、本発明は、地盤だけで
なく骨組み構造にも適用できると共に計算機が高速にな
れば一般構造物にも適用可能であり、非線形動的問題の
安定した解析法として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 地震応答解析装置の概略ブロック図である。
【図2】 第1実施形態における演算部において実行さ
れる制御ルーチンのフローチャートである。
【図3】 せん断剛性の算出について説明するための図
である。
【図4】 第2実施形態における演算部において実行さ
れる制御ルーチンのフローチャートである。
【図5】 第2実施形態におけるせん断ひずみ、累積損
傷度の第1回目の計算結果について説明するための図で
ある。
【図6】 第2実施形態におけるせん断剛性の第2回目
以降の算出について説明するための図である。
【図7】 第2実施形態における次回のための準備計算
について説明するための図である。
【図8】 第2実施形態におけるせん断剛性の算出につ
いて説明するための図である。
【図9】 (a)はG−γ曲線を示す線図、(b)は液
状化強度曲線の線図である。
【図10】 応答加速度時刻歴を示す線図である。
【図11】 最大応答加速度分布及び最大せん断応力分
布を示す線図である。
【図12】 液状化率の時刻歴を示す線図である。
【図13】 応答加速度時刻歴を示す線図である。
【図14】 最大応答加速度分布及び最大せん断応力分
布を示す線図である。
【符号の説明】
10 地震応答解析装置 12 操作部 14 記憶部 16 演算部 18 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 忠彦 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 馬場崎 亮一 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 並河 努 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 吉澤 睦博 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 貫井 泰 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 土方 勝一郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 柳下 文雄 東京都台東区東上野3丁目3番3号 東電 設計株式会社内 (72)発明者 小山 桂介 東京都台東区東上野3丁目3番3号 東電 設計株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB05 EE41 FF01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解析対象モデルの質量情報、剛性情報、
    減衰情報、及び入力地震情報による運動方程式を用いて
    時々刻々と変化する前記解析対象モデルの変位情報を求
    め、前記変位情報に基づいて、時々刻々と変化する少な
    くともひずみに関する応答値の時間特性を求める地震応
    答解析方法において、 前記変位情報を所定変位情報になるまで求め、 求めた変位情報に基づいて時々刻々と変化する前記応答
    値を求め、 求めた応答値から代表値を求め、 求めた代表値に基づいて剛性を求め、 求めた剛性を含むように前記剛性情報を変位情報が前記
    所定変位情報になる毎に更新することを特徴とする地震
    応答解析方法。
  2. 【請求項2】 前記剛性は、直前に求めた代表値に基づ
    いて求めることを特徴とする請求項1記載の地震応答解
    析方法。
  3. 【請求項3】 前記応答値の時間特性を求めた後さら
    に、 前記変位情報を所定変位情報になるまで求め、 求めた変位情報に基づいて時々刻々と変化する応答値を
    求め、 求めた応答値から代表値を求め、 前記応答値を求めた時点に対応する前回求めた代表値に
    基づいて剛性を求め、 求めた剛性を含むように前記剛性情報を変位情報が前記
    所定変位情報になる毎に更新することを繰り返して時間
    特性を求め、 前回求めた時間特性と今回求めた時間特性とを比較し略
    一致しない場合は、前回求めた時間特性と今回求めた時
    間特性とが略一致するまで、前記変位情報を所定変位情
    報になるまで求め、求めた変位情報に基づいて時々刻々
    と変化する応答値を求め、求めた応答値から代表値を求
    め、前記応答値を求めた時点に対応する前回求めた代表
    値に基づいて剛性を求め、求めた剛性を含むように前記
    剛性情報を変位情報が前記所定変位情報になる毎に更新
    することを繰り返して時間特性を求め、前回求めた時間
    特性と今回求めた時間特性とを比較する処理を繰り返す
    ことを特徴とする請求項2記載の地震応答解析方法。
  4. 【請求項4】 前記解析対象モデルは、地盤モデルであ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項
    に記載の地震応答解析方法。
  5. 【請求項5】 前記求めた変位情報に基づいて時々刻々
    と変化する応力をさらに求め、 求めた応力から応力代表値を求め、 求めた応力代表値から累積損傷度を求め、 前記代表値及び累積損傷度に基づいて剛性を求めること
    を特徴とする請求項4記載の地震応答解析方法。
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