JP2007263623A - 地震応答解析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便で斉一性のある解が得られると共にサイクリックモビリティの影響を考慮した地震応答解析が可能な地震応答解析方法を提供する。
【解決手段】平均有効応力が変相線を越える前は、3次元応力空間における除荷点からの増分相当応力に基づいて累積損傷度を逐次計算する(ステップ208〜218)。変相線を越えた後は、変相線を越えた載荷状態か否かを判断し、変相線を越えた載荷状態の場合とそうでない場合とで異なる方法により接線剛性や平均有効応力の変動分を求める(ステップ220〜236)。
【選択図】図3

Description

本発明は、地震応答解析方法に係り、特に、地盤の液状化を考慮した地震応答解析方法に関する。
従来、地震時の地盤の液状化を考慮した時々刻々の地震応答の解析方法が提案されている。このような地盤の液状化を考慮した地震応答解析を行う際、液状化特性を示す実際の試験結果の傾向を再現するために、地震応答解析の数学モデルのパラメータを試行錯誤的に設定して計算し、この計算結果と試験結果との一致度を確認することを繰り返すことにより、数学モデルの最適なパラメータを確定する技術がある(例えば、特許文献1等参照)。
また、液状化特性を示す試験結果そのもの又はその回帰結果を数学モデルへの入力データとして用い、累積損傷度により液状化の影響を考慮した地震応答解析を行う技術がある(例えば、特許文献2等参照)。この方法によれば、試験結果との傾向の一致度が高く、また解析結果の斉一性も高い。
特許第3567407号公報 特開2004−245684号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、多大な時間と高度な工学的経験が必要となり、実務に用いるには不便であると共に、斉一性のある解が得られず、また最適解であるという保証がない、という問題があった。
また、特許文献2に記載された技術では、完全な液状化に至るまでの挙動の解析方法であり、サイクリックモビリティ現象の影響が考慮されない、という問題があった。なお、サイクリックモビリティ現象とは、地盤の土等の密度が高い場合、一旦有効応力を喪失した後でもその後の繰返し載荷によって正のダイレイタンシーを示し、有効応力が回復するために破壊を生じない現象である。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、簡便で斉一性のある解が得られると共にサイクリックモビリティの影響を考慮した地震応答解析が可能な地震応答解析方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、解析対象モデルの質量行列情報、剛性行列情報、減衰行列情報、及び入力地震情報による運動方程式を用いて時々刻々と変化する前記解析対象モデルの変位情報を求め、前記変位情報に基づいて、時々刻々と変化する少なくとも応力に関する応答値の時間特性を求める地震応答解析方法において、前記運動方程式を時間積分することにより求めた変位情報に基づいて応力を求め、求めた応力に基づいてサイクリックモビリティ状態か否かを判断し、前記解析対象モデルの剛性を、サイクリックモビリティ状態になる前と、サイクリックモビリティ状態となった場合又は過去にサイクリックモビリティ状態となったことがある場合とで、異なる規則により求め、求めた剛性により前記剛性情報を更新する処理を、予め定めた所定時間毎に繰り返すことにより前記応答値の時間特性を求めることを特徴とする。
この発明によれば、解析対象モデルの剛性を、サイクリックモビリティ状態になる前と、サイクリックモビリティ状態となった場合又は過去にサイクリックモビリティ状態となったことがある場合とで、異なる規則により求めるため、サイクリックモビリティの影響を考慮した地震応答解析が可能となる。
なお、請求項2に記載したように、前記サイクリックモビリティ状態となった場合又は過去にサイクリックモビリティ状態となったことがある場合は、前記求めた応力が変相線を越えた載荷状態であるか否かを判断し、前記解析対象モデルの剛性を、変相線を越えた載荷状態である場合と、そうでない場合とで、異なる規則により求めるようにしてもよい。
具体的には、例えば請求項3に記載したように、前記求めた応力が変相線を越えた載荷状態である場合は、前記変相線を越えるときの接線剛性と前記変相線上の平均有効応力とに基づいて、接線剛性を求め、求めた接線剛性に基づいて前記応力の増分を求め、求めた応力の増分に基づいて、当該増分が予め定めた破壊線に沿って増加するように定められた所定式により平均有効応力の増分を求め、求めた平均有効応力の増分に基づいて応力を求めることができる。
また、請求項4に記載したように、前記求めた応力が変相線を越えた載荷状態でない場合は、ひずみと応力との関係を示す骨格曲線に基づいて接線剛性を求め、求めた接線剛性に基づいて前記応力の増分を求め、求めた応力の増分、前記応力の予め定めた半波開始点における平均有効応力、及び前記変相線上の平均有効応力に基づいて、平均有効応力の増分を求め、求めた平均有効応力の増分に基づいて応力を求めることができる。なお、請求項7に記載したように、前記半波開始点は、前記応力の除荷点としてもよい。
また、請求項5に記載したように、前記サイクリックモビリティ状態になる前は、ひずみと応力との関係を示す骨格曲線に基づいて接線剛性を求め、求めた接線剛性に基づいて前記応力の増分を求め、求めた応力の増分に基づいて、前記応力の予め定めた半波開始点からの累積損傷度の増分を求め、求めた累積損傷度の増分に前記半波開始点における累積損傷度を加算することにより累積損傷度を求め、求めた累積損傷度に基づいて過剰間隙水圧比を求め、求めた過剰間隙水圧比に基づいて平均有効応力の増分を求め、求めた平均有効応力の増分に基づいて応力を求めることができる。
この場合、請求項6に記載したように、前記累積損傷度は、3次元応力空間における相当応力の増分に基づいて求めるようにしてもよい。このように、3次元応力空間における相当応力の増分に基づいて累積損傷度を計算することにより、簡便かつ精度良く地震の3次元挙動を解析することができる。
以上説明したように、本発明によれば、簡便で斉一性のある解が得られると共にサイクリックモビリティの影響を考慮した地震応答解析が可能になる、という効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1には、地震応答解析装置10が示されている。地震応答解析装置10は、操作部12、記憶部14、演算部16、表示部18で構成されている。
操作部12は、オペレータが表示部18に表示されたメニューに従って所望の解析モデルについての地震応答解析を演算部16に実行させるための指示や必要なパラメータを指定するためのものである。記憶部14は、演算部16において実行される制御ルーチンのプログラムや、様々な解析モデルのパラメータ、地震応答解析に必要な各種演算式が記憶されている。また、記憶部14には、演算部16による地震応答解析の解析結果が格納される。
演算部16は、操作部12からの指示に従って記憶部14から必要なデータを読み出して地震応答解析を行うと共に、出力結果を記憶部14へ記憶すると共に、表示部18へ出力する。演算部16では、サイクリックモビリティを考慮した地震応答解析を実行する。
地震応答解析は、次式で示される運動方程式を時間積分することにより行う。
Figure 2007263623
なお、本実施の形態では、時間積分には、一般によく知られた動的非線形問題の時間積分法を用いることができる。本実施の形態では、一例として、Newmark−β法による増分解法を用いた。
次に、本実施形態の作用として、演算部16で実行される地震応答解析の制御ルーチンについて図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ100では、オペレータが表示部18に表示されたメニューに従って操作部12を操作し、地震応答解析を行うべき解析モデルのパラメータを指定すると、演算部16では、指定された解析モデルに関するデータを記憶部14から読み込む。
この解析モデルに関するデータには、例えば解析対象の地層、材料定数、時間積分定数等がある。
次のステップ102では、以下の地震応答を求める演算において用いる各種データの初期値の設定を行う。このデータには、例えば加速度、速度、変位、応力、ひずみ、上記(1)式における質量行列M、剛性行列K、減衰行列Cなどがある。演算部16では、これらのデータに初期値を設定する。
次に、ステップ104において、t+Δt時刻の応答変位、応答速度、応答加速度の予測値u*を下記(2)式により算出すると共に、外力F(t+Δt)、粘性力FC、慣性力FMの算出を行う。外力は上記(1)式の右辺の算出を(t+Δt)時刻について行うことにより得られる。粘性力FCは下記(3)式により、慣性力FMは下記(4)式により算出することができる。
*=Au(t)+BΛ …(2)
ここで、Aは予測オペレーター行列、Bは修正オペレーター行列、Λは未知数である修正値ベクトルである。
Figure 2007263623
Figure 2007263623
そして、次のステップ106で、図3に示すような処理により内力Raを求める。この処理では、サイクリックモビリティを考慮した応力を計算し、この応力から内力Raを求める。以下、図3に示す内力Raの計算について説明する。
まず、ステップ200では、まず増分相当ひずみを計算する。現在のステップのひずみε(n)は、変位から次式で求めることができる。なお、添え字の(n)は現在のステップを表す。
Figure 2007263623
ただし、Bは変位ひずみ関係マトリックス、Ue (n)は要素の節点並びに定義された変位ベクトルである。なお、添え字のeは要素の代表点の変位であることを表す。また、1節点での変位成分は、UT={u v w}とする。添え字のTは転置行列であることを表す。
また、ひずみベクトルは下記並びで定義する。
Figure 2007263623
増分ひずみΔε(dε)は、現在のnステップと直前の(n−1)ステップのひずみから次式で求める。
dε=ε(n)−ε(n-1) ・・・(7)
次に、ステップ202で、平均有効応力σ’mの経路(以下、有効応力経路という)が過去に変相線を越えているか否かを判断する。図4(B)に示すように、変相線20は、平均有効応力σ’mを横軸、せん断応力ηを縦軸にとった二次元空間において予め定められた境界線である。有効応力経路22がこれを越えると、すなわち破壊線24側の領域に入ると、サイクリックモビリティが発生する。変相線20、破壊線24は、試験結果の有効応力経路から予め定める。
そして、有効応力経路22が過去に変相線20を一度でも越えている場合には、ステップ220へ移行し、有効応力経路が過去に一度も変相線20を越えていない場合には、ステップ206へ移行する。
ステップ206では、今回有効応力経路22が変相線20を越えたか否か、すなわち初めてサイクリックモビリティ状態に入ったか否かを判断し、有効応力経路22が変相線20を越えていない場合はステップ208へ移行し、越えている場合はステップ220へ移行する。
ステップ208では、せん断による剛性低下を考慮した応力のせん断成分を図5に示す処理により計算する。ここでは、3次元応力空間の各方向成分に共通なせん断弾性係数の接線勾配を求め、破壊曲面とその内側に降伏曲面を有するモデルで計算を行うと共に、有効応力に対応させるために無次元化した応力ひずみ関係で計算する。また、3次元に対応するために、π平面上に降伏曲面を定義する。
まず、ステップ300において、無次元化ひずみξを計算する。無次元化ひずみξは、上記(5)式で求められるひずみεから、次式で求めることができる。
Figure 2007263623
ここで、添え字のi,jは自由度を表す。また、e(n)は偏差ひずみであり、次式で表される。
Figure 2007263623
δijはクロネッカーのデルタ(i≠jのときは0,i=jのときは1)である。
また、G0(n-1)は平均有効応力に依存した初期せん断弾性係数であり、次式で表される。
Figure 2007263623
また、σrefは参照応力を、σ’m(n-1)は(n−1)ステップにおける平均有効応力を表す。Grefは参照せん断弾性係数を表し、σ’m=σrefのときの初期せん断弾性係数を表す。mはパラメータ(一例として0.5)を表す。τmax(n-1)は破壊時のせん断応力を表し、次式で表される。
τmax(n-1)=σ’m(n-1)sinφ+c ・・・(11)
ここで、無次元化相当ひずみξを次式で定義する。
Figure 2007263623
ここで、e(n)は相当ひずみであり、次式で表される。
Figure 2007263623
無次元化ひずみ増分deは、次式で求めることができるが、これに限らず他の方法で求めることもできる。
Figure 2007263623
次に、ステップ302で除荷点か否かを判定する。まず、除荷判定をするために、仮増分応力を求める。除荷判定は無次元化応力ηで行う。
無次元化応力ηは、次式で表される。
Figure 2007263623
ここで、s(n-1)は偏差応力であり、次式で表される。
Figure 2007263623
ここで、δijはクロネッカーのデルタを表す。
また、無次元化相当応力η(n-1)は次式で表される。
η(n-1)=σe(n-1)/τmax(n-1) ・・・(18)
ここで、σe(n-1)は相当応力であり、次式で表される。
Figure 2007263623
なお、仮増分応力は、線形の無次元化増分応力を用い、次式で表される。
dηe=g0dξ ・・・(20)
ここで、g0は初期無次元化剛性を表し、次式で表される。
Figure 2007263623
次に、除荷判定について具体的に説明する。
(n−1)ステップの無次元化応力は、降伏曲面上にあるとする。図6に降伏曲面と応力の定義を示した。
現在の降伏曲面の大きさは、次式で求められる。
Figure 2007263623
そして、現在の降伏曲面と無次元化増分応力dηeを加えた後の降伏曲面の大きさを比較し、小さくなる点を除荷点とする。すなわち、次式を満足した場合に(n−1)ステップ目が除荷点であると判定する。
Figure 2007263623
Figure 2007263623
そして、除荷点であると判定した場合には、ステップ304で、除荷点の無次元化応力・ひずみを更新する。無次元化応力が除荷した場合は、(n−1)ステップの偏差応力、偏差ひずみ、除荷曲面の中心点、平均有効応力、破壊時のせん断応力を新たな除荷点情報として記憶する。すなわち、除荷点数iを1インクリメントし、次式により各パラメータを更新する。
Figure 2007263623
ここで、sRi ijはi番目の除荷点における無次元化応力、eRi ijはi番目の除荷点における無次元化ひずみ、ηci ijはi番目の除荷点における除荷曲面の中心点、τRi maxはi番目の除荷点における破壊時のせん断応力、σ’Ri mはi番目の除荷点における平均有効応力である。
ステップ306では、除荷点からの無次元化相当ひずみξL (n)を次式により求める。なお、添え字のLは除荷点からの距離であることを表す。
Figure 2007263623
ここで、eL (n)は除荷点からの相当ひずみであり、次式で表される。
Figure 2007263623
ここで、e(n)ijはnステップの偏差ひずみ、eRi ijはi番目の除荷点の偏差ひずみを表す。
ステップ308では、骨格曲線/履歴曲線による接線剛性を計算する。骨格曲線/履歴曲線は、次式で示すように無次元化相当応力および無次元化相当ひずみの関係で定義される。
η=H(ξ) ・・・(33)
履歴曲線は、次式で示すように、除荷点からの距離の半分ηL/2及びξL/2が骨格曲線上にあるとして、Masing則に対応させる。図7に骨格曲線及び履歴曲線の一例を示した。
Figure 2007263623
ここで、ηL (n)はnステップの除荷点からの無次元化相当応力である。
そして、骨格曲線(上記33式)及び無次元化ひずみ(上記31式)より、無次元化接線剛性gを求める。
骨格曲線は、図8(a)に示すような予め与えられた動的変形特性としての剛性低下率G/G0とせん断ひずみγとの関係を用いて作成する。一方、履歴曲線は、予め与えられた減衰率hとせん断ひずみγとの関係における減衰率hが等しくなるような仮想の骨格曲線を作成し、これにMasing則を適用する。なお、これらの関係は、例えばテーブルデータ(図8(a)の○点のデータ)として記憶部14に予め記憶される。
骨格曲線の計算では、上記の動的変形特性から無次元化ひずみξiと無次元化剛性giとの関係に変更する。ここで、添字のiはi番目のデータであることを示す。
まず、無次元化剛性giの計算方法を示し、次に無次元化ひずみξiの計算方法を示す。
無次元化剛性giは、剛性低下率G/G0とせん断ひずみγとの関係を表すテーブルデータに基づいて求める。各区間(上記○点と○点との間)の接線剛性GTiは次式で求められる。
Figure 2007263623
この接線剛性GTiから、各区間の無次元化剛性giを次式で求める。
Figure 2007263623
ただし、テーブルデータの1つ目の点における無次元化剛性giは次式で求める。
Figure 2007263623
上記(37)式を図で表したものを図9に示す。同図に示すように、各区間では接線剛性が一定値となる。
次に、無次元化ひずみξiの求め方について説明する。
テーブルデータのひずみデータは、次式により無次元化ひずみに変換する。
Figure 2007263623
なお、h〜γ曲線のひずみも同様に無次元化ひずみに変換する。
次に、履歴曲線の計算について説明する。履歴曲線は、次式に示す双曲線モデルを用いて定義する。
Figure 2007263623
ここで、GR 0はh〜γ曲線を満足するように次式により求める。そして、そのときのひずみを除荷点のひずみγRとする。
Figure 2007263623
ただし、χRはhより次式で表される。
Figure 2007263623
無次元化接線剛性gは、双曲線モデルを用いて次式で求められる。
Figure 2007263623
ただし、ξHは除荷点からの無次元化ひずみであり、次式で求められる。
Figure 2007263623
次のステップ310では、無次元化応力を求める。具体的には、無次元化接線剛性gより次式によって無次元化増分応力dηを求める。
dη=gdξ ・・・(44)
そして、無次元化増分応力dηから偏差応力増分dsを次式により求める。
ds=dη・τmax(n-1) ・・・(45)
次に、無次元化応力η(n)及び除荷点からの無次元化応力ηL (n)を次式により更新する。
η(n)=η(n-1)+dη ・・・(46)
ηL (n)=η(n)−ηRi ・・・(47)
次のステップ312では、(n−1)ステップの降伏曲面が直前の除荷曲面よりも大きいか否かを判断する。そして、(n−1)ステップの降伏曲面が直前の除荷曲面よりも大きい場合はステップ314へ移行し、そうでない場合は本ルーチンを終了する。具体的には、次式が成り立つか否かを判断する。なお、この判断の概念を図10に示す。
Figure 2007263623
ステップ314では、(n−1)ステップの降伏曲面を削除し、直前の除荷曲面の情報に置換する。具体的には、次のように直前の除荷曲面の情報を取り出す。まずi番目の除荷曲面データをクリアし、除荷点数iを1デクリメントし、i=0のときは骨格曲線に戻り、原点からの計算とし、以降は更新されたi番目の除荷点の情報を用いる。この処理の後は、ステップ306へ戻って再度接線剛性を計算し、無次元化応力を求め直す。
図3へ戻って、ステップ210では、応力の体積成分を求める。まず、過圧密を仮定し、膨潤線の膨張係数κを用いて体積弾性係数Kを求める。κと体積圧縮係数mvの関係は次式で表される。
Figure 2007263623
ここで、σ’mは拘束圧(ただし、ここでは圧縮が正)、e0は初期間隙比である。
なお、dσ’m/σ’mが十分に小さい場合は、次式を用いることが出来る。
Figure 2007263623
また、体積圧縮指数mvと体積弾性係数Kとの関係は次式で表される。
Figure 2007263623
上記(50)式、(51)式より、体積弾性係数Kは次式で求めることができる。
Figure 2007263623
なお、Gは無次元化接線剛性gより次式により計算する。
G=gG0 ・・・(53)
次に、応力の体積成分を次式で求める。
dσij=dsij+δKdεv ・・・(54)
ここで、dεvは体積ひずみ増分であり、dεv=dεkkである。
次のステップ212では、増分応力を求めると共に次式により応力を更新する。
σn=σn-1+dσ ・・・(55)
次に、ステップ214において、累積損傷度Dを求める。
累積損傷度Dは、本実施形態では一例として除荷点から次の除荷点までを半波の区切りとし、除荷点からの増分相当応力に対して逐次計算する。除荷点の偏差応力SR ijからの偏差応力増分について相当応力σL e(n)を次式により求める。
Figure 2007263623
なお、除荷点からの相当応力σL e(n)の1/2を半波のせん断応力とし、応力比Rは次式で計算することができる。
Figure 2007263623
このRを用いて、累積損傷度増分ΔDを求める。すなわち、図11に示すように液状化強度曲線から応力比Rに対応する繰り返し回数Nifを求め、この繰り返し回数Nifから、除荷点からの累積損傷度増分ΔDを計算する。なお、累積損傷度Dは、前述した特許文献2と同様に求めることができる。すなわち、累積損傷度Dは、同図に示すように、半波開始点tS、すなわち、除荷点における累積損傷度をDRとして次式で表すことができる。
D=DR+ΔD …(58)
また、累積損傷度DRは、相当応力σL e(n)が除荷点となる毎に更新される。すなわち、図11の場合には、半波開始点tS、半波終了点teの時点において、そのときの累積損傷度Dが累積損傷度DRに設定される。累積損傷度増分ΔDは、半波開始点ts、半波終了点teの時点においてゼロに初期化される。
ステップ216では、過剰間隙水圧比増分を求める。累積損傷度Dから過剰間隙水圧比ruを求める方法は、例えば従来のSeedの次式による方法や、地盤調査より得られる実測値のテーブルデータを用いる方法を用いることができる。ここで、過剰間隙水圧比ruを求めた後、過剰間隙水圧比の増分Δruを計算する。
Figure 2007263623
次のステップ218では、平均有効応力の変動dσ’mを次式により求める。
dσ’m=−dru・|σ’m0| ・・・(60)
一方、ステップ202で過去にサイクリックモビリティ状態に入ったことがあると判断された場合、206でサイクリックモビリティ状態に入っていると判断された場合には、ステップ220において、有効応力経路が変相線20を越えた載荷状態か否かを判断する。すなわち、せん断応力τが前回のステップで計算したそれより増加しているか否かを判断する。
そして、載荷状態であると判断した場合には、ステップ222へ移行し、載荷状態でない、すなわち除荷状態であると判断した場合は、ステップ230へ移行する。
ステップ222では、図12(a)、(b)に示すように変相線20を越えるときのせん断剛性(せん断弾性係数の接線勾配)GCMと平均有効応力σ’mとから接線せん断剛性GTを求める。
せん断剛性GCMは、初期剛性Gm0と応力経路が変相線20と交差した時の平均有効応力σ’mpを用いた、例えば次式により求めることができるが、これに限られるものではない。
Figure 2007263623
ここで、Rsmは有効応力低下率であり、次式で表される。
Figure 2007263623
なお、上記(61)式は、有効応力低下率Rsmと接線剛性低下率(GCM/Gm0)との関係を示す試験結果から導き出される。
そして、接線せん断剛性GTは、接線剛性GCMを初期値として平均有効応力σ’mpからの平均有効応力比(σ’m(n-1)−σ’mp)/σ’m0により次式で表される。
Figure 2007263623
ここで、fb(γmax)は接線勾配増加率を表す関数であり、最大せん断ひずみγmaxを用いて次式で表される。
Figure 2007263623
ここで、a,b,cは所定のパラメータであり、bはfb(γmax)の最小値、a,bは試験結果のデータを用いた回帰分析により求めることができる。
なお、上記(63)式は、平均有効応力σ’mpからの平均有効応力比と接線剛性低下率との関係を表す試験結果から導き出され、上記(64)式は、最大せん断ひずみγmaxと接線勾配増加率fbとの関係を示す試験結果から導き出される。
次に、ステップ224において、体積弾性係数Kを算出する。これは、サイクリックモビリティ状態に入る前と同様に、すなわちステップ210と同様に(52)式により求めることができる。
次に、ステップ226において、増分応力の計算を行うと共に応力を更新する。具体的には、まず、3次元の応力ひずみ関係マトリックスDを組み立て、増分応力計算に用いる。Dマトリックスを下式に示す。
Figure 2007263623
増分応力dσ、応力σnは次式により求めることができる。
dσ=Ddε ・・・(66)
σn=σn-1+dσ ・・・(67)
次に、ステップ228において、サイクリックモビリティによる平均有効応力の増分Δσ’m(dσ’m)を次式により求める。これにより、破壊線に沿って平均有効応力が増加する。
Figure 2007263623
ここで、σeは相当応力、τmaxは破壊時のせん断応力(τmax=σ’m(sinφ+ccosφ)、M0は変相線の破壊線との比(=tanφp/tanφf)、φfは破壊角、φpは変相角、dσeは増分相当応力を示す。
一方、ステップ220で載荷状態ではなく除荷状態であると判断した場合は、ステップ230において、せん断ひずみγによる剛性低下G/G0と平均有効応力σ’mとから接線せん断剛性GTを求める。
具体的には、除荷点からの無次元化ひずみξの1/2を用いて骨格曲線/履歴曲線H(ξ)で無次元化剛性gを求め、せん断弾性係数の接線勾配GTを計算する。ただし、ここで用いる初期剛性G0Uは、平均有効応力σ’mに比例して低下するものとする。
T=gG0U ・・・(69)
ここで、初期剛性G0Uは次式で表される。
Figure 2007263623
なお、Gm0は初期平均有効応力σ’m0のときの初期剛性である。
Tが図4(a)に示す最小剛性(変相線20上の接線剛性GCM)より小さい時は、GCMを用いる。GCMは、上記(61)式により求めることができる。
また、図13(a),(b)に示すように、除荷点が変相線を越えていない場合も同様に接線勾配を求める。
次に、ステップ232において、体積弾性係数Kを算出する。これは、サイクリックモビリティ状態に入る前と同様に、すなわちステップ210と同様に(52)式により求めることができる。
次に、ステップ234において、ステップ226と同様に増分応力の計算を行うと共に応力を更新する。
ステップ236では、サイクリックモビリティによる平均有効応力増分Δσ’mを求める。平均有効応力増分Δσ’m(dσ’m)は、次式で表される。この式は、経験式であり、下記(74)式を微分して増分形式としたものである。下記(74)式は、平均有効応力とせん断応力との関係を示す中空ねじり試験の応力経路を変相線上で1になるようにノーマライズした除荷点からの応力比と平均有効応力低下率の関係を表す。
Figure 2007263623
ここで、σ’mRは除荷点の平均有効応力を、σ’mpは変相線上の平均有効応力を示す。また、ηLは除荷点からの応力比であり、次式で表される。
Figure 2007263623
ここで、ηRは除荷点上の応力比を、ηp(=tanφp:φpは変相角)は変相線上の応力比を示す。dηは応力比増分であり、次式で表される。
Figure 2007263623
なお、ここでの応力比の定義はη=τ/|σ’m|とする。
除荷点からの平均有効応力低下率(σ’m−σ’mR)/(σ’mp−σ’mR)は次式で表される。
Figure 2007263623
なお、図14(a),(b)に示すように、変相線20を越える前に応力が反転する場合も、その点を除荷点として上記(71)式を適用し、平均有効応力の変動分を求める。
変相線20上の平均有効応力σ’mpはN/Nf−ru関係より求める。N/Nf−ru関係は図15に示すように、サイクリックモビリティで通るruの最大値の包絡線を定義したものである。
次のステップ238では、平均有効応力の変動分dσ’mを考慮した応力を次式により求める。
σij=σ’ij+δijdσ’m ・・・(75)
ステップ240では、求めた応力σから内力Raを次式により求める。
Figure 2007263623
ここで、Vは対象とする体積であり、Nは節点(計算位置)への変換関数である。
図2に戻って、ステップ108では、外部から作用する外力F、粘性力FC、慣性力FMなどからなる外力項とステップ106で得られた内力Raとの残差力(不釣り合い力)ΔRを求める。
次に、ステップ110において、上記剛性を用いて要素行列の算出とこれを用いた全体剛性の算出を行う。
次に、ステップ112において、動的解析用全体行列K*を算出する。動的解析用全体行列K*は次式で示される。
*=M+γΔtC+βΔt2K …(77)
ここで、β、γは、Newmark−β法における係数(一定)である。また、Kは接線剛性である。
次に、ステップ114において、残差力より(t+Δt)時刻の修正値Λを下記(78)式により算出し、この修正値Λにより予測値u*を修正し、(t+Δt)時刻の応答変位、応答速度、応答加速度を求め、これにより外力F、慣性力FM及び粘性力FCを算出する。
Δtは計算時間間隔、すなわち時刻歴ループの実行間隔である。なお、Δtは一定の値でもよいし、計算毎に変化させてもよい。
Figure 2007263623
次に、ステップ116において、ステップ106と同様に内力Raを算出する。次に、ステップ118において、ステップ108と同様に外力と内力の差(残差力)ΔRを算出する。
次に、ステップ120において、この残差力ΔRが許容値以下であるか否かを判断し、許容値を越えていれば、ステップ110から反復して計算する。この残差力ΔRが許容値以下であれば、次のステップ122へ進む。
次に、ステップ122において、変位、速度、加速度等を更新すると共に、算出した各応答値を表示部18や記憶部14へ出力する。出力値としては、変位、速度、加速度、ひずみ、応力等がある。
このようにして、地震時間全体についてステップ104からステップ122までの処理(時刻歴ループ)を行い、各時刻毎の応答値を算出する。
以上説明したように、本実施形態では、除荷点から次の除荷点までを半波の区切りとし、3次元応力空間における除荷点からの増分相当応力に基づいて累積損傷度を逐次計算するので、簡便かつ精度良く地震の3次元挙動を解析することができる。
また、有効応力経路が変相線を越える前と後とで異なる手法により平均有効応力の変動を求めるので、サイクリックモビリティの影響が反映された地震応答解析を行うことができる。
なお、本実施形態では、3次元応力空間における除荷点からの増分相当応力に基づいて累積損傷度を逐次計算する場合について説明したが、従来(例えば前記特許文献2記載の技術)のように1次元の応力、すなわちせん断応力に基づいて累積損傷度を逐次計算するようにしてもよい。この場合、増分ひずみの計算において、上記の1節点での変位成分はuT={u}として、上記(6)式は下記(79)式に、上記(7)式は下記(80)式に置き換える。
εT={γ} ・・・(79)
dγ=γ(n)−γ(n-1) ・・・(80)
なお、γはせん断ひずみである。
また、累積損傷度の計算において、上記(56)式はτ(せん断応力)に、上記(57)式は下記(81)式に置き換える。
Figure 2007263623
また、増分応力の計算、応力の更新処理において、上記(65)式は下記(82)式に、上記(66)式は下記(83)式に、上記(67)式は下記(84)式に置き換える。
D=[GT] ・・・(82)
dτ=GTdγ ・・・(83)
τn=τ(n-1)+dτ ・・・(84)
また、本実施形態では、除荷点から次の除荷点までを半波の区切りとした場合について説明したが、これに限らず、半波の開始点及び終了点は任意の位置に設定することができる。
地震応答解析装置の概略ブロック図である。 演算部において実行される制御ルーチンのフローチャートである。 内力の計算処理のフローチャートである。 (a)は接線剛性について説明するためのせん断ひずみとせん断応力との関係を示す図、(b)は有効応力経路について説明するための図である。 剛性低下の計算処理のフローチャートである。 降伏曲面と除荷曲面について説明するための図である。 骨格曲線及び履歴曲線について説明するための図である。 (a)は剛性低下率とせん断ひずみ、減衰との関係を示す図、(b)はせん断ひずみとせん断応力との関係を示す図である。 各区間の接線剛性について説明するためのせん断ひずみとせん断応力との関係を示す図である。 降伏曲面が直前の除荷曲面よりも大きいか否かの判断について説明するための図である。 相当応力から液状化強度曲線を用いて累積損傷度を求める場合について説明するための図である。 (a)は接線剛性について説明するためのせん断ひずみとせん断応力との関係を示す図、(b)は有効応力経路について説明するための図である。 (a)は除荷点が変相線を越えていない場合において接線剛性を求める場合について説明するためのせん断ひずみとせん断応力との関係を示す図、(b)は有効応力経路について説明するための図である。 (a)、(b)は変相線を越える前に応力が反転する場合において平均有効応力の変動分を求める場合について説明するための有効応力経路を示す図である。 N/Nf−ru関係を示す図である。
符号の説明
10 地震応答解析装置
12 操作部
14 記憶部
16 演算部
20 変相線
22 有効応力経路
24 破壊線

Claims (7)

  1. 解析対象モデルの質量行列情報、剛性行列情報、減衰行列情報、及び入力地震情報による運動方程式を用いて時々刻々と変化する前記解析対象モデルの変位情報を求め、前記変位情報に基づいて、時々刻々と変化する少なくとも応力に関する応答値の時間特性を求める地震応答解析方法において、
    前記運動方程式を時間積分することにより求めた変位情報に基づいて応力を求め、
    求めた応力に基づいてサイクリックモビリティ状態か否かを判断し、
    前記解析対象モデルの剛性を、サイクリックモビリティ状態になる前と、サイクリックモビリティ状態となった場合又は過去にサイクリックモビリティ状態となったことがある場合とで、異なる規則により求め、
    求めた剛性により前記剛性情報を更新する処理を、
    予め定めた所定時間毎に繰り返すことにより前記応答値の時間特性を求める
    ことを特徴とする地震応答解析方法。
  2. 前記サイクリックモビリティ状態となった場合又は過去にサイクリックモビリティ状態となったことがある場合は、
    前記求めた応力が変相線を越えた載荷状態であるか否かを判断し、
    前記解析対象モデルの剛性を、変相線を越えた載荷状態である場合と、そうでない場合とで、異なる規則により求める
    ことを特徴とする請求項1記載の地震応答解析方法。
  3. 前記求めた応力が変相線を越えた載荷状態である場合は、
    前記変相線を越えるときの接線剛性と前記変相線上の平均有効応力とに基づいて、接線剛性を求め、
    求めた接線剛性に基づいて前記応力の増分を求め、
    求めた応力の増分に基づいて、当該増分が予め定めた破壊線に沿って増加するように定められた所定式により平均有効応力の増分を求め、
    求めた平均有効応力の増分に基づいて応力を求める
    ことを特徴とする請求項2記載の地震応答解析方法。
  4. 前記求めた応力が変相線を越えた載荷状態でない場合は、
    ひずみと応力との関係を示す骨格曲線に基づいて接線剛性を求め、
    求めた接線剛性に基づいて前記応力の増分を求め、
    求めた応力の増分、前記応力の予め定めた半波開始点における平均有効応力、及び前記変相線上の平均有効応力に基づいて、平均有効応力の増分を求め、
    求めた平均有効応力の増分に基づいて応力を求める
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の地震応答解析方法。
  5. 前記サイクリックモビリティ状態になる前は、
    ひずみと応力との関係を示す骨格曲線に基づいて接線剛性を求め、
    求めた接線剛性に基づいて前記応力の増分を求め、
    求めた応力の増分に基づいて、前記応力の予め定めた半波開始点からの累積損傷度の増分を求め、
    求めた累積損傷度の増分に前記半波開始点における累積損傷度を加算することにより累積損傷度を求め、
    求めた累積損傷度に基づいて過剰間隙水圧比を求め、
    求めた過剰間隙水圧比に基づいて平均有効応力の増分を求め、
    求めた平均有効応力の増分に基づいて応力を求める
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の地震応答解析方法。
  6. 前記累積損傷度は、3次元応力空間における相当応力の増分に基づいて求めることを特徴とする請求項5記載の地震応答解析方法。
  7. 前記半波開始点は、前記応力の除荷点であることを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の地震応答解析方法。
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