JP2001208536A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP2001208536A
JP2001208536A JP2000017205A JP2000017205A JP2001208536A JP 2001208536 A JP2001208536 A JP 2001208536A JP 2000017205 A JP2000017205 A JP 2000017205A JP 2000017205 A JP2000017205 A JP 2000017205A JP 2001208536 A JP2001208536 A JP 2001208536A
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Nobuhiro Fujinaga
伸広 藤永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投光、受光各ユニットの小型化を図りレイア
ウトの自由度を拡大できるハイブリッド方式の測距装置
を提供する。 【解決手段】 アクティブ測距方式とパッシブ測距方式
が同一受光手段により実行可能な測距装置において、測
距対象物に対して光を投射する投光手段Bと、その測距
対象物からの反射光を受光する受光手段Cを有し、投光
手段と受光手段の間にファインダAを配置して、投光、
受光手段を分離してレイアウトの自由度を増し、パララ
ックスを少なくするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の距離を測
定するカメラの測距装置、特にアクティブ測距方式とパ
ッシブ測距方式を併用する測距装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カメラから被写体までの距離を測定する
測距方法には、一般にアクティブ測距方式とパッシブ測
距方式とがある。近年ではアクティブ測距方式とパッシ
ブ測距方式の弱点を補うために、カメラに両方の測距方
式を搭載するものが提案されている。又、1つの受光素
子で両方の測距方式(以後ハイブリッド方式という)を
採用したものには、受光センサとして一対のセンサアレ
イを有するCCDを利用したものが提案されている。
【0003】図6は従来のCCDを用いたハイブリッド
方式の測距装置の斜視図である。このハイブリッド方式
の測距は、投光手段と受光手段の基線長を長く取る必要
がないため、測距装置の小型化を図るため投光手段と受
光手段を同一の保持部材に固定して1つのユニットにし
ている。図6において、40は測距装置の部品を保持す
るAFホルダ、41は被写体に対してスポット投光を行
うための発光素子IREDである。42はIRED41
を保持しながらAFホルダ40に組み込むためのIRE
Dホルダ、43はIRED41から発せられた赤外光を
集光して被写体に投光するための投光レンズ、CCDセ
ンサ44は不図示の一対のセンサアレイと電荷蓄積部、
電荷転送手段、電荷排斥手段などから構成されている。
45はCCD44を保持しながらAFホルダ40に組み
込むためのCCDスペーサ、46はIRED41から投
光され被写体からの反射光をCCDセンサアレイに受光
させる受光レンズである。
【0004】図7は図6に示したハイブリッド方式の測
距装置を搭載したファインダユニットの上面図である。
図7において、Eは測距ユニットであり、測距装置の投
光系と受光系の部品を保持するAFホルダ40と、第1
のCCDセンサアレイと第2のセンサアレイを有するC
CDセンサ44、被写体からの反射光を一対のセンサア
レイ上に結像させるための受光レンズ46、被写体に向
けて赤外スポット光を発光する発光素子IRED41、
IRED41からの赤外光を集光して被写体に向けて投
光するための投光レンズ43、IRED41を保持しな
がらAFホルダ40に組み込むためのIREDホルダ4
2により構成されている。
【0005】又、Fは被写体を観察するためのファイン
ダ光学系であり、対物光学系47〜49と、光路変更プ
リズム50、像反転ダハプリズム51、接眼レンズ52
で構成されている。これらファインダ光学系Fと測距ユ
ニットEはファインダベース53により保持されてい
て、ファインダベース53とAFホルダ40の接する面
は略平面となっており、ファインダ光軸とAF光軸の調
整は、X(横)方向のみである。
【0006】又、特開平11−149035号には、測
定距離ユニットを支持し、ファインダ光学系に対して測
距光学系の光軸の傾きが変化する方向に測距ユニットを
付勢する板バネ部を持つ測距本体支持板を有し、このバ
ネ圧に抗して測距ユニットを調整ネジ等により移動させ
ることによって、ファインダユニットとの相対位置を調
整する提案がなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、今日カメラの小型化の要求が益々高ま
る中、投光ユニットと受光ユニットを離す必要が無く、
アクテイブ測距とパッシブ測距が同一の受光センサで行
えるハイブリッドAFはカメラの小型化にとって非常に
有利であるが、投光手段と受光手段を一体のユニットと
して測距装置全体の体積を小さくすることを可能にして
いる反面、ユニット単独の大きさでは投光ユニットと受
光ユニットとに別れている方が当然ユニットとしては小
さく、レイアウトの自由度も増すといった場合がある。
カメラの小型化を追求していくと、例えば、ファインダ
ユニット、測距ユニット、測光ユニットなど特にカメラ
の前面に配置しなければならない各ユニットのレイアウ
トが難しく、各ユニットの高密度ハイブリッド化とレイ
アウトの自由度とがトレードオフのような関係になっ
て、投光・受光一体型の測距ユニットをスペース上から
レイアウトできない場合が発生し、レイアウトの自由度
が制限されるという問題がある。
【0008】また、従来の測距ユニットとファインダの
光軸の調整は、ファインダ光軸に対して測距ユニットを
X(横)方向へ回転させて光軸を合わせ、接着等で固定
していた。更に、X(横)方向に加えて、Y(縦)方向
やθ(光軸の回転)方向の調整を行うためには、測距ユ
ニットを空中に浮かせる感じで光軸合わせを行い接着す
るか、複雑な調整機構を用いなければならないという問
題がある。
【0009】そこで、本発明は、カメラのレイアウトの
自由度を増加させ、ファインダとのパララックスが少な
いハイブリッド方式の測距装置を提供することを目的と
している。
【0010】更に、本発明は、複雑な調整機構を用いる
こと無く、測距装置の投光系と受光系の光軸合わせ及び
測距装置とファインダの光軸調整を簡単な構成で実現で
きる測距装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、請求項1に記載のように、アクティ
ブ測距方式とパッシブ測距方式が同一の受光手段により
実行可能な測距装置において、測距対象物に対して光を
投射する投光手段と、測距対象物からの反射光を受光す
る受光手段を有し、前記投光手段と前記受光手段との間
にファインダを配置したことを特徴とする測距装置にあ
る。
【0012】この構成によれば、投光ユニットと受光ユ
ニットを分離することによって、それぞれのユニットの
小型化が可能になると共に、ファインダユニットの左右
に投光ユニットと受光ユニットを別々に配置するといっ
た、カメラ前面でのレイアウトの自由度を増加させるこ
とができる。
【0013】本出願に係る発明の目的を実現する他の構
成は、請求項2に記載のように、保持部材により保持さ
れて測距対象物に対して光を投射する投光手段と、前記
保持部材とは別体の保持部材により保持されて、該測距
対象物からの反射光を受光する受光手段と、前記投光手
段の保持部材と前記受光手段の保持部材と接するベース
部材とを有した測距装置において、前記投光手段及び前
記受光手段の少なくともいずれか一方の保持部材と前記
ベース部材の互いに接する面に突起形状を、もう一方の
互いに接する面に凹形状を形成したことを特徴とする測
距装置にある。
【0014】この構成によれば、複雑な調整機構を用い
ないで測距装置の投光ユニットと受光ユニットおよび測
距装置とファインダとのそれぞれX方向、Y方向、θ方
向への光軸調整が簡単な調整手順で可能になる。
【0015】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項3に記載のように、前記投光手段
及び前記受光手段の少なくともいずれか一方の保持部材
と、前記ベース部材に設けられた突起形状と凹形状は、
半円筒状の突起と矩形の溝形状であることを特徴とする
請求項2記載の測距装置にある。
【0016】この構成によれば、ベース部材の溝形状に
各ユニットの突起形状を係止状態にして移動を規制して
調整することにより、Y軸方向、θ軸方向の調整も容易
になり、調整後のユニットの接着も安定に正確に定着で
きる。
【0017】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項4に記載のように、前記投光手段
及び前記受光手段の保持部材と前記ベース部材に設けら
れる半円筒状の突起形状及び溝形状の長手方向は、互い
に直交する方向に設けられていることを特徴とする請求
項3記載の測距装置にある。
【0018】この構成によれば、事前に各ユニット間の
おおよその位置配置ができているので、光軸調整の範囲
が小さくて済み調整が容易である。
【0019】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項5に記載のように、前記投光手段
及び前記受光手段の保持部材の内のいずれか一方の保持
部材が、前記ベース部材を兼ねていることを特徴とする
請求項2記載の測距装置にある。
【0020】この構成によれば、ユニットの保持部材等
の一部部品をベース部材と一体化することによって、保
持部材等の部品の削減とユニットの調整手順の簡略化が
可能になる。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項6に記載のように、前記受光手段
は複数の光電変換素子をライン上に並べたものを、複数
個有してなるCCDであることを特徴とする請求項1又
は2記載の測距装置にある。
【0022】この構成によれば、測距装置をパッシブ測
距とアクティブ測距によるハイブリッド測距方式として
構成し小型化することができる。
【0023】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項7に記載のように、前記ベース部
材は、ファインダを構成する光学部材を保持しているこ
とを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項記載の測
距装置にある。
【0024】この構成によれば、同一ベース部材にファ
インダ、投光、受光の各ユニットを配置することによっ
て、ファインダとのパララックスの少ない構成とするこ
とができる。
【0025】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項8に記載のように、前記投光手段
および受光手段の光軸調整は、前記保持部材の突起形状
と前記ベース部材の凹形状を係止状態にして移動を規制
し、前記保持部材上に設けた調整工具により前記投光手
段または受光手段を振って横方向、縦方向または光軸回
転方向の調整を行うことを特徴とする測距装置にある。
【0026】この構成によれば、ファインダ、投光、受
光各ユニットの光軸調整を簡単な操作手順で正確に行う
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)次に、本発
明の第1の実施の形態について図を参照して説明する。
図1〜4は本発明の第1の実施の形態に係る図である。
【0028】図1は本発明の第1の実施の形態に係るハ
イブリッド方式の測距装置を搭載したファインダユニッ
トを簡易的に表した斜視図である。図2は図1に示すフ
ァインダユニットの上面図である。図3は図2に示す測
距装置の投光ユニットの分解斜視図である。図4は図2
に示す測距装置の受光ユニットの分解斜視図である。
【0029】図1において、Aは被写体を観察するファ
インダ部、Bは被写体にスポット光を投光する投光ユニ
ット、Cは被写体からの反射光を受光する受光ユニット
である。1は投光ユニットBや受光ユニットCとファイ
ンダ部Aなどを一体で保持するファインダベース(ベー
ス部材)である。
【0030】図2はファインダユニット機構全体の上面
図であり、図3は図2に示される投光ユニットの分解斜
視図で、3は発光素子IREDであり、投光レンズ4を
介して被写体にスポット光を投光する。発光素子IRE
D3は投光レンズ4との位置合わせのためにIREDホ
ルダ5に接着などで保持され投光ホルダ2に固定され
る。投光系の光軸方向の調整はスペーサ6の板厚tを変
更することにより行う。この光軸方向の位置調整(焦点
調整)は発光素子IRED3の先端ドーム形状3aの形
状のバラツキを吸収するためである。
【0031】2は発光素子IRED3や投光レンズ4な
ど投光ユニットBを構成する部品を保持する投光ホルダ
(保持部材)である。この投光ホルダ2には底面にファ
インダ光軸と投光ユニットの光軸を合わせるために半円
筒状の突起2aが設けられていて、図1に示すようなフ
ァインダベース1に設けられた溝形状(凹形状)1bに
突起2aが嵌まって、X(横)方向とθ(光軸の回転)
方向に投光ユニットBを振ってファインダとの光軸調整
を行う。投光ホルダ2に設けられている穴形状2b,2
cはファインダとの光軸調整を行う際に調整工具のピン
20a,20bが入り投光ホルダ2を動かし調整する。
【0032】図4は受光ユニットの分解斜視図で、8は
2つのセンサアレイ8a,8bを有するCCDセンサで
ある。9は2つのレンズ部が並列に並んだ受光レンズ
で、被写体からの反射光を受光部であるセンサアレイ8
a,8bに結像させている。10は位置調整用のCCD
スペーサであり、光軸方向の位置調整はCCDスペーサ
10の板厚t1を変更することにより行われる。光軸に
垂直な面方向の調整はCCD8とCCDスペーサ10を
工具で保持して行い、調整後受光ホルダ(保持部材)1
1に接着される。
【0033】受光ホルダ11はCCD8や受光レンズ9
など受光ユニットを構成する部品を保持する。受光ホル
ダ11には底面に投光ユニットBと受光ユニットCの光
軸を合わせるために半円筒状の突起11aが設けられ、
ファインダベース1に設けられた溝形状1aに突起11
aが嵌まって、X(横)方向とY(縦)方向に受光ユニ
ットCを振って投光ユニットBとの光軸調整を行う。受
光ホルダ11に設けられた穴形状11b,11cは投光
ユニットBとの光軸調整を行う際に調整工具のピン20
c,20dが入り受光ホルダ11を動かす。
【0034】本実施の形態では、ファインダベース1に
設けられた溝形状1aと1bは互いに直交する方向に形
成されていて、投光ホルダ2の半円筒状の突起2aと受
光ホルダの半円筒状突起11aの長手方向も直交する向
きに形成されている。又、溝形状1a,1bは投光手段
及び受光手段のX(横)方向の調整を可能にするために
半円筒状の突起2a,11aと係止され調整工具によっ
て調整される。尚、調整工具のピン20a,20b及び
20c,20dは、それぞれ2本のピンが一体で動くよ
うに構成されている。
【0035】図2に示すように、ファインダベース1の
投光ユニットBと受光ユニットCの間には、ファインダ
部Aの光学部材が配置されている。13〜16はファイ
ンダの対物系のレンズでファインダのズーム、焦点合わ
せなどを行う。17はプリスムで光を像反転プリズム1
8に導いている。19はファインダの接眼レンズで像の
拡大及び視度調整を行う。
【0036】つぎに調整動作について説明する。先ず、
測距ユニットとファインダの光学調整は、投光ユニット
Bの発光素子IRED3と投光レンズ4の焦点調整をス
ペーサ6の板厚tを変更して、投光されるスポット光が
或る決められた距離(例えば3m)で集光するように調
整する。
【0037】次に、受光ユニットCの光軸調整と焦点調
整を行う。焦点調整は3mの距離に置かれたコントラス
トのある被写体(チャート)の反射光がCCD8に結像
するように、CCDスペーサ10の板厚t1を変更して
調整する。光軸調整はCCDスペーサ10とCCD8を
先ず接着などで固定して、チヤートの像がCCD8の2
つのセンサアレイ8a,8bの中心に結像するように、
受光系の光軸に垂直な面方向にCCD8を動かして調整
する。
【0038】次にカメラの撮影光学系(不図示)とファ
インダの光学系との光軸合わせ(ファインダパララック
ス調整)を終えた後、ファインダAと投光ユニットBの
光軸調整を行う。ファインダベース1に投光ユニットB
を載せ調整工具にセットして調整工具のピン20a,2
0bを投光ホルダ2の2b,2cの穴に挿入する。
【0039】ある定められた被写体距離(3m)で不図
示のファインダの測距枠に投光ユニットBから投光され
たスポット光が収まるように赤外線カメラなどでスポッ
ト光の位置を確認しながら、調整工具のピン20a,2
0bを動かして投光ユニットを振って、X(横)方向及
びθ(光軸回り)方向の調整を行う。調整後、投光ホル
ダ2とファインダベース1の間に紫外線硬化型接着剤な
どの硬化による体積変化の少ない接着剤で接着する。こ
れは接着によるズレを極力少なくするためである。
【0040】ファインダと投光ユニットBの光軸調整の
後に、投光ユニットBのスポット光の反射光をCCD8
のセンサアレイ8a,8b上に結像するように、受光ホ
ルダ11の11b,11cの穴に調整工具のピン20
c,20dを挿入して、受光ユニットCを振ってX
(横)方向及びY(縦)方向の調整を行う。
【0041】なお、ファインダと測距装置の光学調整
は、 1.ファインダ光軸に対して投光ユニットBの光軸を合
わせる 2.投光ユニットBの光軸に受光ユニットCの光軸を合
わせるという調整手順で説明したが、逆に、 3.ファインダ光軸に対して受光ユニットCの光軸を合
わせる 4.受光ユニットCの光軸(CCD)に対して投光ユニ
ットBの光軸を合わせるという手順でも調整可能であ
る。
【0042】このように、投光ホルダ2と受光ホルダ1
1に半円筒状の突起2a,11aを設け、受け面である
ファインダベース1に溝形状1a,1bを設けることに
より簡単な構成で正確に投光、受光の光軸調整を行うこ
とが可能になる。これによってファインダの測距枠に入
った被写体への正確なスポット光の投光、反射光の受光
が可能になり、正確な測距ができる。
【0043】このような、本実施の形態によれば、複雑
な調整機構を用いないで測距装置とファインダとの光軸
調整が可能になり、又、測距装置を空中に浮かせて接着
する必要も無くなり調整の信頼性も向上する。更に、測
距装置の投光手段と受光手段の両方をファインダに近付
けることができるので、ファインダと測距装置のパララ
ックスも従来のハイブリッドタイプの測距装置よりも小
さくできる。
【0044】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について図を参照して説明する。図5は本
発明の第2の実施の形態に係るハイブリッド方式の測距
装置を搭載したファインダユニットの斜視図である。
【0045】図5において、30は測距装置の投光部や
受光ユニットD及びファインダの部材等を保持するファ
インダベースである。発光素子IRED31と投光レン
ズ33によって被写体にスポット光を投光する。発光素
子IRED31は投光レンズ33との位置合わせのため
にIREDホルダ32に接着などで保持され、ファイン
ダベース30に固定される。
【0046】前実施の形態では投光系の保持部材(投光
ホルダ2)と受光系の保持部材(受光ホルダ11)がフ
ァインダベース30に設けられていたが、本実施の形態
では測距装置の投光系若しくは受光系のいずれかのホル
ダをファインダベースと一体化している。図5の場合は
投光系のホルダをファインダベース30に一体化してい
る。
【0047】従って、調整工具による光軸調整は受光ユ
ニットDのみで済み、より簡単な構成・手順で測距装置
の投光系、受光系の光軸調整を正確に行うことができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、アクティブ測距方式とパッシブ測距方式が
同一の受光手段により実行可能な測距装置において、測
距対象物に対して光を投射する投光手段と、測距対象物
からの反射光を受光する受光手段を有し、投光手段と受
光手段との間にファインダを配置したので、投光ユニッ
トと受光ユニットを分離することによって、それぞれの
ユニットの小型化が可能になると共に、ファインダと測
距装置の投光ユニットと受光ユニットを近付けて配置で
きるのでファインダと測距装置のパララックスも小さく
でき、レイアウトの自由度を増加させることができる。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、保
持部材により保持されて測距対象物に対して光を投射す
る投光手段と、保持部材とは別体の保持部材により保持
されて、その測距対象物からの反射光を受光する受光手
段と、投光手段の保持部材と受光手段の保持部材と接す
るベース部材とを有した測距装置において、投光手段及
び受光手段の少なくともいずれか一方の保持部材とベー
ス部材の互いに接する面に突起形状を、もう一方の互い
に接する面に凹形状を形成したので、複雑な調整機構を
用いないで測距装置の投光ユニットと受光ユニットおよ
び測距装置とファインダとのそれぞれX方向、Y方向、
θ方向への光軸調整が可能になり、測定距離装置を空中
で浮かせて接着する必要がなくなって、調整の信頼性が
向上し、調整の作業性も向上する。
【0050】また、請求項3に記載の発明によれば、投
光手段及び受光手段の少なくともいずれか一方の保持部
材と、ベース部材に設けられた突起形状と凹形状は、半
円筒状の突起と矩形の溝形状で構成したので、調整が容
易で調整後のユニットの接着も安定に正確に定着できる
ようになり、調整の信頼性が向上する。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、投
光手段及び受光手段の保持部材とベース部材に設けられ
る半円筒状の突起形状及び溝形状の長手方向は、互いに
直交する方向に設けたので、事前に各ユニット間のおお
よその位置配置ができているので、光軸調整の範囲が小
さくて済み、調整が容易で、信頼性が向上する。
【0052】また、請求項5に記載の発明によれば、投
光手段及び受光手段の保持部材の内のいずれか一方の保
持部材が、ベース部材を兼ねるように構成したので、ユ
ニットの保持部材等の一部部品をベース部材と一体化す
ることによって、保持部材等の部品の削減とユニットの
調整手順の簡略化が可能になり、コストの低減と調整の
作業性の向上を図ることができる。
【0053】また、請求項6に記載の発明によれば、受
光手段は複数の光電変換素子をライン上に並べたもの
を、複数個有してなるCCDで構成したので、測距装置
をパッシブ測距とアクティブ測距によるハイブリッド測
距方式として小型化を図ることができる。
【0054】また、請求項7に記載の発明によれば、ベ
ース部材は、ファインダを構成する光学部材を保持して
いるので同一ベース部材にファインダ、投光、受光の各
ユニットを配置することによって、ファインダとのパラ
ラックスの少ない測距装置を構成できる。
【0055】また、請求項8に記載の発明によれば、投
光手段、受光手段の光軸調整は、保持部材の突起形状と
ベース部材の凹形状を係止状態にして移動を規制し、保
持部材上に設けた調整工具により投光手段または受光手
段を振って横方向、縦方向または光軸回転方向の調整を
行うように構成したので、ファインダ、投光、受光各ユ
ニットの光軸調整が簡単な操作手順で正確に行うことが
可能になり、調整の作業性、信頼性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るハイブリッド
方式の測距装置を搭載したファインダユニットを簡易的
に表した斜視図である。
【図2】図1に示すファインダユニットの上面図であ
る。
【図3】図2に示す測距装置の投光ユニットの分解斜視
図である。
【図4】図2に示す測距装置の受光ユニットの分解斜視
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る測距装置を搭
載したファインダユニットの斜視図である。
【図6】従来のハイブリッド方式の測距装置の斜視図で
ある。
【図7】図6に示す測距装置を搭載したファインダユニ
ットの上面図である。
【符号の説明】
1,30 ファインダベース 1a,1b 溝形状 2 投光ホルダ 2a,11a 突起 3,31 受光素子IRED 4,33 投光レンズ 5,32 IREDホルダ 6 スペーサ 8 CCDセンサ 9 受光レンズ 10 CCDスペーサ 11 受光ホルダ 13〜16,34 ファインダ・レンズ 17 プリズム 18 像反転プリズム 19 接眼レンズ 20 調整工具 A ファインダユニット B 投光ユニット(手段) C,D 受光ユニット(手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/04 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2F065 AA06 DD00 DD02 FF09 GG07 GG12 GG21 HH02 JJ02 JJ05 JJ25 KK01 PP22 UU07 2F112 AA08 AC03 BA01 BA10 BA12 CA02 DA00 2H011 AA01 BA01 BA14 BB05 2H018 AA02 2H051 AA01 BB07 BB23 CA05 CA16 CA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブ測定距離方式とパッシブ測定
    距離方式が同一の受光手段により実行可能な測距装置に
    おいて、 測距対象物に対して光を投射する投光手段と、測距対象
    物からの反射光を受光する受光手段を有し、前記投光手
    段と前記受光手段との間にファインダを配置したことを
    特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 保持部材により保持されて測距対象物に
    対して光を投射する投光手段と、前記保持部材とは別体
    の保持部材により保持されて、該測距対象物からの反射
    光を受光する受光手段と、前記投光手段の保持部材と前
    記受光手段の保持部材と接するベース部材とを有した測
    距装置において、 前記投光手段及び前記受光手段の少なくともいずれか一
    方の保持部材と前記ベース部材の互いに接する面に突起
    形状を、もう一方の互いに接する面に凹形状を形成した
    ことを特徴とする測距装置。
  3. 【請求項3】 前記投光手段及び前記受光手段の少なく
    ともいずれか一方の保持部材と、前記ベース部材に設け
    られた突起形状と凹形状は、半円筒状の突起と矩形の溝
    形状であることを特徴とする請求項2記載の測距装置。
  4. 【請求項4】 前記投光手段及び前記受光手段の保持部
    材と前記ベース部材に設けられる半円筒状の突起形状お
    よび溝形状の長手方向は、互いに直交する方向に設けら
    れていることを特徴とする請求項3記載の測距装置。
  5. 【請求項5】 前記投光手段及び前記受光手段の保持部
    材の内のいずれか一方の保持部材が、前記ベース部材を
    兼ねていることを特徴とする請求項2記載の測距装置。
  6. 【請求項6】 前記受光手段は複数の光電変換素子をラ
    イン上に並べたものを、複数個有してなるCCDである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の測距装置。
  7. 【請求項7】 前記ベース部材は、ファインダを構成す
    る光学部材を保持していることを特徴とする請求項2乃
    至5のいずれか1項記載の測距装置。
  8. 【請求項8】 前記投光手段および受光手段の光軸調整
    は、前記保持部材の突起形状と前記ベース部材の凹形状
    を係止状態にして移動を規制し、前記保持部材上に設け
    た調整工具により前記投光手段または受光手段を振って
    横方向、縦方向または光軸回転方向の調整を行うことを
    特徴とする請求項2記載の測距装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010128091A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Canon Inc 撮像装置
US8165464B2 (en) 2009-12-22 2012-04-24 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus with AF sensor unit
WO2012124208A1 (ja) * 2011-03-16 2012-09-20 三洋電機株式会社 発光装置、情報取得装置およびこれを搭載する物体検出装置
KR101559175B1 (ko) * 2008-12-24 2015-10-13 삼성전자주식회사 부품 실장 공간을 구비한 거리 측정 장치

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