JP2001207365A - 吸音用複合繊維構造物 - Google Patents
吸音用複合繊維構造物Info
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Abstract
なく、吸音、遮音特性に優れなお且つ充分な剛性を併せ
持った吸音用複合繊維構造物を提供すること。 【解決手段】 非弾性捲縮短繊維と熱接着性複合短繊維
とが混綿され、熱融着された固着点が散在してなる繊維
構造体が2層以上積層された複合繊維構造物であって、
該複合繊維構造物の平均密度が0.02〜0.20g/
cm3の範囲にあり、且つ該複合繊維構造物の表層に位
置する繊維構造体の目付を(a)、該繊維構造体を構成
する短繊維の平均繊度を(A)とし、該複合繊維構造物
の他の層を形成する繊維構造体の合計目付を(b)、該
繊維構造体を構成する短繊維の平均繊度を(B)とする
とき、B/A及びb/aが所定の値を同時に満足する。
Description
良好であるばかりでなく、剛性にも優れた吸音用複合繊
維構造物に関するものであり、さらに詳しくは、車輌や
住宅あるいは高速道路などの騒音軽減に好適に利用する
事が出来る吸音用複合繊維構造物に関するものである。
などの吸音、遮音材としては、ガラスウールやウレタン
フォームなどが多く使用されてきた。例えば、自動車用
の吸音材としては、エンジンの騒音を車外あるいは車内
へ放出しない為に、木質ボードや再生繊維にフェノール
樹脂などの熱硬化性バインダーを含浸したフェルトや、
ガラス繊維などの無機繊維に熱可塑性樹脂を含浸しホッ
トプレスやコールドプレスした吸音材(特開昭59−2
27442号公報、特開昭58−42897号公報な
ど)が使用されている。
性繊維とから構成され、低融点熱可塑性繊維の一部を熱
融着させた吸音材(特開平7−3599号公報など)も
知られている。
ェノール樹脂などの熱硬化性バインダーを含浸したフェ
ルトは、さまざまな材料が混ざり合っている事や、リサ
イクルの観点から問題がある。さらに、フェノール樹脂
は不快なニオイを放ち作業上にも問題があり、このよう
な構成のフェルトを使用する事は好ましくない。
性樹脂を含浸したものは、耐熱性(難燃性)には優れて
いるものの、ガラス繊維が一般的に折れ易く刺さり易い
事から作業性が極端に悪いという欠点があった。
され、低融点繊維の一部を熱融着させた吸音材(以後、
繊維構造体と称する)は、従来寝具を含む各種クッショ
ン材として使用されてきたものであるが、これを吸音材
として使用する場合には、実用上充分な吸音性能を付与
するためにその構成繊維を細繊度化する必要があり、細
繊度化によって繊維構造体の剛性が不充分になるという
問題があった。
従来技術の有する問題点を解消し、リサイクル性や製造
の際の作業環境に問題がなく、吸音、遮音特性に優れな
お且つ充分な剛性を併せ持った吸音用複合繊維構造物を
提供することにある。
達成するために鋭意検討した結果、吸音、遮音に寄与す
る表層の構成繊維の繊度と目付けを特定の範囲に制御化
するとき、所望の吸音材が得られることを究明した。
該非弾性捲縮短繊維を構成するポリマーよりも40℃以
上低い融点を有するポリマーが、熱融着成分としてその
表面に配された熱接着性複合短繊維とが混綿され、該熱
接着性複合短繊維同士が交差した状態で熱融着された固
着点及び該熱接着性複合短繊維と該非弾性捲縮短繊維と
が交差した状態で熱融着された固着点とが散在してなる
繊維構造体が2層以上積層された複合繊維構造物であっ
て、該複合繊維構造物の平均密度が0.02〜0.20
g/cm3の範囲にあり、且つ該複合繊維構造物の表層
に位置する繊維構造体の目付を(a)、該繊維構造体を
構成する短繊維の平均繊度を(A)とし、該複合繊維構
造物の他の層を形成する繊維構造体の合計目付を
(b)、該繊維構造体を構成する短繊維の平均繊度を
(B)とするとき、B/A及びb/aが下記の値を同時
に満足することを特徴とする吸音用複合繊維構造物であ
る。 B/A≧1.5 0.25≦b/a≦4
維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレー
ト、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリ−1,4
−ジメチルシクロヘキサンテレフタレート、ポリピバロ
ラクトン、またはこれらの共重合体からなる短繊維ない
しそれら短繊維の混綿体、または上記ポリマー成分のう
ちの2種類以上からなる複合短繊維等を挙げることがで
きる。これらの短繊維のうち繊維形成性等の観点から、
ポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフ
タレートからなる短繊維が特に好ましい。
収縮率の異なるポリマーをサイドバイサイド型に張り合
わせた複合繊維を用いてスパイラル状捲縮を付与、異
方冷却によりスパイラル状捲縮を付与、押し込み捲縮
法によるジグザグ状捲縮を付与など、種々の方法を用い
ればよいが、嵩高性、製造コスト等の面から異方冷却に
よりスパイラル状捲縮を付与するのが最適である。
合形態としては、サイド・バイ・サイド型、芯鞘型のい
ずれであってもよいが好ましいのは後者である。この芯
鞘型においては非弾性ポリエステルが芯部となるが、該
芯部は同心円状あるいは偏心状であっても良い。特に偏
心状のものにあっては、スパイラル捲縮が発現するの
で、より好ましい。
の非弾性捲縮短繊維を構成するポリマー成分より、40
℃以上低い融点を有することが必要である。この温度が
40℃未満では接着が不十分となる上、腰のない取り扱
いにくい繊維構造体となり、本発明の目的が達せられな
い。
ーとしては、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステ
ル系エラストマー、非弾性ポリエステル系ポリマー及び
その共重合物、ポリオレフィン系ポリマー及びその共重
合物、ポリビニルアルコ−ル系ポリマー等を挙げること
ができ、ポリウレタン系エラストマーとしては、分子量
が500〜6000程度の低融点ポリオール、例えばジ
ヒドロキシポリエーテル、ジヒドロキシポリエステル、
ジヒドロキシポリカーボネート、ジヒドロキシポリエス
テルアミド等と、分子量500以下の有機ジイソシアネ
ート、例えばp,p’−ジフェニールメタンジイソシア
ネート、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート水素化ジフェニールメタンイソシアネート、
キシリレンイソシアネート、2,6−ジイソシアネート
メチルカプロエート、ヘキサメチレンジイソシアネート
等と、分子量500以下の鎖伸長剤、例えばグリコール
アミノアルコールあるいはトリオールとの反応により得
られるポリマーである。
のはポリオールとしてはポリテトラメチレングリコー
ル、またはポリ−ε−カプロラクタムあるいはポリブチ
レンアジペートを用いたポリウレタンである。この場合
の有機ジイソシアネートとしてはp,p’−ビスヒドロ
キシエトキシベンゼンおよび1,4−ブタンジオールを
挙げることができる。
は熱可塑性ポリエステルをハードセグメントとし、ポリ
(アルキレンオキシド)グリコールをソフトセグメント
として共重合してなるポリエーテルエステル共重合体、
より具体的にはテレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−
2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4’−ジカル
ボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環
式ジカルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカンジ酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカル
ボン酸またはこれらのエステル形成性誘導体などから選
ばれたジカルボン酸の少なくとも1種と、1,4−ブタ
ンジオール、エチレングリコールトリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコールネオペンチルグリコー
ル、デカメチレングリコール等の脂肪族ジオールあるい
は1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンメタノール
等の脂環式ジオール、またはこれらのエステル形成性誘
導体などから選ばれたジオール成分の少なくとも1種、
および平均分子量が約400〜5000程度のポリエチ
レングリコール、ポリ(1,2−および1,3−ポリプ
ロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレン
オキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレン
オキシドとの共重合体、エチレンオキシドとテトラヒド
ロフランとの共重合体等のポリ(アルキレンオキサイ
ド)クリコールのうち少なくとも1種から構成される三
元共重合体を挙げることができる。
ればポリブチレン系テレフタレートをハード成分とし、
ポリオキシブチレングリコールをソフトセグメントとす
るブロック共重合ポリエーテルエステルが好ましい。こ
の場合、ハードセグメントを構成するポリエステル部分
は、主たる酸成分がテレフタル酸、主たるジオール成分
がブチレングリコール成分であるポリブチレンテレフタ
レートである。むろん、この酸成分の一部(通常30モ
ル%以下)は他のジカルボン酸成分やオキシカルボン酸
成分で置換されていても良く、同様にグリコール成分の
一部(通常30モル%以下)はブチレングリコール成分
以外のジオキシ成分で置換されていても良い。また、ソ
フトセグメントを構成するポリエーテル部分はブチレン
グリコール以外のジオキシ成分で置換されたポリエーテ
ルであってよい。
アジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、フ
タル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの
芳香族ジカルボン酸類および/またはヘキサヒドロテレ
フタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの脂環式ジカ
ルボン酸類と、ジエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、パラキシレングリコ
ールなどの脂肪族や脂環式ジオール類とを所定数含有
し、所望に応じてパラヒドロキシ安息香酸などのオキシ
酸類を添加した共重合エステル等を挙げることができ、
例えばテレフタル酸とエチレングリコールとにおいてイ
ソフタル酸および1,6−ヘキサンジオールを添加共重
合させたポリエステルが好ましい。
例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン等を挙げることができる。
ステル系ポリマーや熱可塑性ポリエステル系エラストマ
ーが好ましく、良好な消音性能を有することからポリエ
ステル系エラストマーを用いることが特に好ましい。
紫外線吸収剤、増粘分岐剤、艶消し剤、着色剤、その他
各種の改良剤等も必要に応じて配合されていても良い。
維と、上記の熱接着性複合短繊維とを混綿させ、加熱処
理することにより、該熱接着性複合短繊維同士が交差し
た状態で熱融着された固着点及び該熱接着性複合短繊維
と該非弾性捲縮短繊維とが交差した状態で熱融着された
固着点とが散在してなる繊維構造体が形成される。
繊維との重量比率は90/10〜50/50である事が
好ましい。熱接着複合短繊維の比率がこの範囲より少な
い場合は、固着点が極端に少なくなり、繊維構造体の腰
がなく、また成形しても充分な吸音性や剛性が得られな
いことがある。一方、熱接着複合短繊維の比率がこの範
囲より多い場合は、接着点が多くなり過ぎ、熱処理工程
での取り扱い性などが低下する場合がある。
体を従来公知の方法により2層以上積層し複合繊維構造
物を得るが、この際、音源側(表層)に位置する繊維構
造体の目付及び該繊維構造体を構成する短繊維の平均繊
度を、他の層を形成する繊維構造体の合計目付及び該繊
維構造体を構成する短繊維の平均繊度に対して一定の範
囲に制御することが肝要である。
(a)、該繊維構造体を構成する短繊維の平均繊度を
(A)とし、該複合繊維構造物の他の層を形成する繊維
構造体の合計目付を(b)、該繊維構造体を構成する短
繊維の平均繊度を(B)とするとき、B/A及びb/a
が下記の値を同時に満足するよう制御することにより、
吸音、遮音特性に優れなお且つ充分な剛性を併せ持った
吸音用複合繊維構造物を得ることができるのである。 B/A≧1.5 0.25≦b/a≦4.0
性と剛性の両立は難しく、従来公知の吸音材と何ら変わ
らない。一方、b/a<0.25の場合は、表面層の比
率が多くなり過ぎるので充分な剛性が得られず、b/a
>4.0合は吸音性が不充分となる。
度は0.02〜0.20g/cm3の範囲にある必要が
ある。該密度が0.02g/cm3未満では複合繊維構
造物が柔らかくなり過ぎて取り扱いが難しくなり、一
方、0.20g/cm3を超えると板状となり、その後
の成型が困難になる他、音が反射するようになり、吸音
材として使用できなくなる。
明するが、本発明はこれにより何等限定を受ける物では
ない。なお、実施例中に記載した物性は以下の方法によ
り測定した。
層を音源に向けた場合の管内法による建築材料の垂直入
射吸音率を測定した。
5分間プレスして得られた試料を、長さ方向に対して2
0cm、幅5cmにカットした後、図1に示す方法で2
0gの荷重を掛けた時の垂れ下がり量により以下の基準
で判定を行った。 ○:垂れ下がり量が10mm未満 △:垂れ下がり量が10mm以上20mm未満 ×:垂れ下がり量が20mm以上
リエーテルエステル系エラストマーを鞘成分に配し、ポ
リブチレンテレフタレートを芯成分に配した、単繊維繊
度3.3dtex、繊維長51mmの芯鞘型熱接着性複
合短繊維(芯成分:鞘成分の重量比=60:40)と、
異方冷却により立体捲縮を付与した単繊維繊度3.3d
tex、繊維長51mmのポリエチレンテレフタレート
短繊維(非弾性捲縮短繊維)とを、重量比で30:70
となるように混綿し、ローラーカードにより均一なウェ
ッブを得た。一方、上記の接着性複合短繊維及び非弾性
捲縮短繊維において、単繊維繊度をそれぞれ6.7dt
ex及び13.3dtexに変更したものを重量比で3
0:70となるように混綿し、同様にローラーカードに
より均一なウェッブを得た。上記両ウェッブをその重量
比率が50/50となるように積層した後、平板型の金
型内に入れ、200℃の雰囲気下で10分間熱処理をし
て、吸音用複合繊維構造物(目付が1003g/m2、
厚みが21mm、密度が0.05g/cm3)を得た。
該複合繊維構造物のB/A及びb/aの値を表1に、ま
た、目付、密度、吸音特性及び剛性の測定結果を表2に
示す。
共重合ポリエステルを配し、芯成分にポリエチレンテレ
フタレート配した、単繊維繊度4.4dtex、繊維長
51mmの熱接着性複合短繊維を使用し、ウェッブを積
層した後の熱処理を160℃の雰囲気下で実施した以外
は実施例1と同様に実施して、吸音用複合繊維構造物を
得た。該複合繊維構造物のB/A及びb/aの値を表1
に、また、目付、密度、吸音特性及び剛性の測定結果を
表2に示す。
を積層する際の重量比率が25/75となるように積層
した以外は実施例2と同様に実施して、吸音用複合繊維
構造物を得た。該複合繊維構造物のB/A及びb/aの
値を表1に、また、目付、密度、吸音特性及び剛性の測
定結果を表2に示す。
を積層する際の重量比率が75/25となるように積層
した以外は実施例2と同様に実施して、吸音用複合繊維
構造物を得た。該複合繊維構造物のB/A及びb/aの
値を表1に、また、目付、密度、吸音特性及び剛性の測
定結果を表2に示す。
リエーテルエステル系エラストマーを鞘成分に配し、ポ
リブチレンテレフタレートを芯成分に配した、単繊維繊
度3.3dtex、繊維長51mmの芯鞘型熱接着性複
合短繊維(芯成分:鞘成分の重量比=60:40)と、
異方冷却により立体捲縮を付与した単糸繊度3.3dt
ex、繊維長51mmのポリエチレンテレフタレート短
繊維(非弾性捲縮短繊維)とを、重量比で30:70と
なるように混綿し、ローラーカードにより均一なウェッ
ブを得た。上記ウェッブを平板型の金型内に入れ、20
0℃の雰囲気下で10分間熱処理をして、吸音用繊維構
造物を得た。該繊維構造物のB/A及びb/aの値を表
1に、また、目付、密度、吸音特性及び剛性の測定結果
を表2に示す。
ウェッブにも単繊維繊度3.3dtexの非弾性捲縮短
繊維を使用する以外は実施例1と同様に実施して、吸音
用複合繊維構造物を得た。該複合繊維構造物のB/A及
びb/aの値を表1に、また、目付、密度、吸音特性及
び剛性の測定結果を表2に示す。
の紡出量を変更し、複合繊維構造物の密度を0.26g
/cm3に変更した以外は実施例2と同様に実施して、
吸音用複合繊維構造物を得た。該複合繊維構造物のB/
A及びb/aの値を表1に、また、目付、密度、吸音特
性及び剛性の測定結果を表2に示す。
の紡出量を変更し、複合繊維構造物の密度を0.015
g/cm3に変更した以外は実施例2と同様に実施し
て、吸音用複合繊維構造物を得た。該複合繊維構造物の
B/A及びb/aの値を表1に、また、目付、密度、吸
音特性及び剛性の測定結果を表2に示す。
を積層する際の重量比率を10/90に変更した以外は
実施例2と同様に実施して、吸音用複合繊維構造物を得
た。該複合繊維構造物のB/A及びb/aの値を表1
に、また、目付、密度、吸音特性及び剛性の測定結果を
表2に示す。
を積層する際の重量比率を90/10に変更した以外は
実施例2と同様に実施して、吸音用複合繊維構造物を得
た。該複合繊維構造物のB/A及びb/aの値を表1
に、また、目付、密度、吸音特性及び剛性の測定結果を
表2に示す。
接着性複合短繊維とポリエチレンテレフタレート短繊維
(非弾性捲縮短繊維)との混綿比を、重量比で50:5
0となるようにした以外は実施例2と同様に実施して、
吸音用複合繊維構造物を得た。該複合繊維構造物のB/
A及びb/aの値を表1に、また、目付、密度、吸音特
性及び剛性の測定結果を表2に示す。
の紡出量を変更し、複合繊維構造物の密度を0.1g/
cm3に変更した以外は実施例2と同様に実施して、吸
音用複合繊維構造物を得た。該複合繊維構造物のB/A
及びb/aの値を表1に、また、目付、密度、吸音特性
及び剛性の測定結果を表2に示す。
であるばかりでなく、剛性にも優れた吸音用複合繊維構
造物が得られるので、車輌や住宅あるいは高速道路など
の騒音軽減に好適に利用する事が出来る。
Claims (8)
- 【請求項1】 非弾性捲縮短繊維と、該非弾性捲縮短繊
維を構成するポリマーよりも40℃以上低い融点を有す
るポリマーが、熱融着成分としてその表面に配された熱
接着性複合短繊維とが混綿され、該熱接着性複合短繊維
同士が交差した状態で熱融着された固着点及び該熱接着
性複合短繊維と該非弾性捲縮短繊維とが交差した状態で
熱融着された固着点とが散在してなる繊維構造体が2層
以上積層された複合繊維構造物であって、該複合繊維構
造物の平均密度が0.02〜0.20g/cm3の範囲
にあり、且つ該複合繊維構造物の表層に位置する繊維構
造体の目付を(a)、該繊維構造体を構成する短繊維の
平均繊度を(A)とし、該複合繊維構造物の他の層を形
成する繊維構造体の合計目付を(b)、該繊維構造体を
構成する短繊維の平均繊度を(B)とするとき、B/A
及びb/aが下記の値を同時に満足することを特徴とす
る吸音用複合繊維構造物。 B/A≧1.5 0.25≦b/a≦4.0 - 【請求項2】 非弾性捲縮短繊維と熱接着複合短繊維と
の混合比率が重量比で90:10〜50:50である請
求項1記載の吸音用複合繊維構造物。 - 【請求項3】 非弾性捲縮短繊維の単繊維繊度が0.5
5〜111dtexの範囲にある請求項1又は2記載の
吸音用複合繊維構造物。 - 【請求項4】 非弾性捲縮短繊維が非弾性ポリエステル
系捲縮短繊維である請求項1、2又は3記載の吸音用複
合繊維構造物。 - 【請求項5】 熱接着性複合短繊維の熱融着成分が熱可
塑性エラストマーである請求項1〜4のいずれか1項に
記載の吸音用複合繊維構造物。 - 【請求項6】 熱可塑性エラストマーがポリエステル系
エラストマーである請求項5記載の吸音用複合繊維構造
物。 - 【請求項7】 熱接着性複合短繊維の熱融着成分が非弾
性ポリエステル系ポリマーである請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の吸音用複合繊維構造物。 - 【請求項8】 非弾性ポリエステル系ポリマーが共重合
ポリエステルである請求項7記載の吸音用複合繊維構造
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020100A JP2001207365A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 吸音用複合繊維構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020100A JP2001207365A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 吸音用複合繊維構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001207365A true JP2001207365A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18546717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000020100A Pending JP2001207365A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 吸音用複合繊維構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001207365A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111469955A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-31 | 陕西欣辉报废汽车回收拆解有限公司 | 一种报废汽车拆解用除尘降噪装置 |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000020100A patent/JP2001207365A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111469955A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-31 | 陕西欣辉报废汽车回收拆解有限公司 | 一种报废汽车拆解用除尘降噪装置 |
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Legal Events
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