JP2001207253A - 連続ガス浸炭炉およびその浸炭炉で用いられる連続ガス浸炭方法 - Google Patents

連続ガス浸炭炉およびその浸炭炉で用いられる連続ガス浸炭方法

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JP2001207253A
JP2001207253A JP2000015996A JP2000015996A JP2001207253A JP 2001207253 A JP2001207253 A JP 2001207253A JP 2000015996 A JP2000015996 A JP 2000015996A JP 2000015996 A JP2000015996 A JP 2000015996A JP 2001207253 A JP2001207253 A JP 2001207253A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、単一の炉において、払い出しのロス
タイムの発生なく、さらには共通な浸炭処理時間の調整
設備で、各種異なる浸炭深さの被浸炭処理部材の浸炭処
理が連続して行える連続ガス浸炭炉を提供する。 【解決手段】本発明の連続ガス浸炭炉は、異なる浸炭深
さのワークW1,W2を、順次、ガス浸炭炉Xへ搬送する
際、浅めワークW2がそれより浸炭深さのある深めワー
クW1後に続くときは、両ワークW1,W2の浸炭処理に
費やす時間の差分、浅めワークW2と深めワークW1との
間隔を空けてから浸炭炉X内に投入し、その後、浅めワ
ークW2が浸炭ゾーンを通過するとき、同浅めワークW2
の前方の空きをつめるように移送させて浸炭処理を行う
ことによって、浸炭ゾーンの通過時間の違いから、単一
の浸炭炉Xならびに共通な時間調整設備で、種々の浸炭
処理時間のワークW1,W2の浸炭処理が行えるようにし
たことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浸炭深さの異なる
2種類以上の被浸炭処理部材を、単一の浸炭炉にで連続
してガス浸炭処理が行えるようにした連続ガス浸炭炉お
よびその浸炭炉で用いられる連続ガス浸炭方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】強靭性、耐摩耗性、疲労強度が要求され
る機械部品には、浸炭処理が広く適用されている。
【0003】こうした浸炭処理には、浸炭性ガスを用い
たガス浸炭処理が用いられる。ガス浸炭処理は、被浸炭
処理部材を浸炭性ガス雰囲気中にて、高温に加熱するこ
とにより、被浸炭処理部材の表面に炭素を侵入・固溶さ
せる熱処理であり、その後の焼入処理によって、内部は
粘く、表面は硬く、強くさせられる。
【0004】ガス浸炭処理では、生産性を高めるため
に、被浸炭処理部材を一定のサイクルで浸炭炉内を移送
させ、この間に浸炭処理する連続ガス浸炭処理が行なわ
れている。
【0005】こうした連続ガス浸炭処理に用いられる連
続ガス浸炭炉には、浸炭炉の内部温度を一定に保ち、同
浸炭炉内を被浸炭処理部材が一定のサイクルで通過させ
るようにした構造が用いられ、この熱処理で被浸炭処理
部材の表面において一定の浸炭深さを確保している。
【0006】この連続ガス浸炭炉は、同じ浸炭深さの被
浸炭処理部材を連続して処理するときには有効なので、
通常、ある浸炭深さの浸炭に適する条件(一定の浸炭処
理温度、一定の浸炭保持時間)に定めた専用炉として用
いている。
【0007】ところで、同一の炉で、異なる浸炭深さの
被浸炭処理部材の処理が求められることがある。
【0008】連続ガス浸炭炉は、ある浸炭深さに適した
浸炭処理温度、浸炭保持時間に設定してあるために、こ
のような場合、浸炭処理温度は変更せずに、浸炭炉に被
浸炭処理部材が滞留している時間を変える(サイクルタ
イムの変更)か、滞留している時間は変更せずに、浸炭
処理温度を変えることになる。
【0009】ところが、炉内の被浸炭処理部材は、これ
から浸炭しようとする被浸炭処理部材とは浸炭深さが違
うために、浸炭の条件を変更するためには、一旦、炉内
の全ての製品を払い出した後、浸炭炉のサイクルタイム
を変更したり、浸炭処理温度を変更したりする。
【0010】このため、異なる浸炭深さの浸炭に変更す
るときは、炉内の全製品を払い出すためのロスタイムが
生じていた。特に浸炭処理温度を変更する場合は、その
他に炉内の温度が変更した温度になるまで待つロスタイ
ムも発生する。
【0011】ところで、連続ガス浸炭炉では、浸炭炉を
効率的に活用するために、1つの炉で、浸炭深さの異な
る種々の被浸炭処理部材を処理することが進められてい
る。
【0012】しかし、上記のような変更では、頻繁に大
きなロスタイムが発生する。
【0013】そこで、特公平6−99794号の連続ガ
ス浸炭炉では、連続ガス浸炭炉の拡散ゾーン内に、複数
の被浸炭処理部材を保持する保持部位を形成し、順次、
送られる被浸炭処理部材を保持部位に選択的に移送し、
同保持部位で、要求される浸炭深さに適合するまで保持
した後、拡散ゾーン外へ搬出させる技術が提案されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この技術だと、ロスタ
イムの発生を抑制しつつ、1つの連続ガス浸炭炉で、2
種類以上の被浸炭処理部材の浸炭処理が行える。
【0015】しかしながら、同技術は、各保持部位での
保持時間の違いによって、異なる浸炭深さの浸炭処理を
行うので、異なる浸炭深さ毎に個別に被浸炭処理部材を
保持するための設備および焼入れ設備が必要となる。し
かも、同設備は、浸炭深さの種類が多くなればそれに合
せて追加しなければならないので、各種異なる浸炭深さ
の浸炭処理を1つの浸炭炉で行う場合、浸炭炉の構造が
複雑になりやすい。
【0016】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、単一の炉において、払い
出しのロスタイムの発生なく、さらには共通な浸炭処理
時間の調整設備で、各種異なる浸炭深さの被浸炭処理部
材の浸炭処理が連続して行える連続ガス浸炭炉およびそ
の浸炭炉で用いられる連続ガス浸炭方法を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の連続ガス浸炭炉は、被浸炭処理部材
を、順次、搬送する共通な搬送路と、同搬送路に形成さ
れ被浸炭処理部材を浸炭処理する当該被浸炭処理部材の
うち浸炭深さの深い浸炭処理に合せた浸炭ゾーンとが形
成されたガス浸炭炉に、搬送路へ順に被浸炭処理部材を
搬入しかつ浸炭深さの浅い被浸炭処理部材が浸炭深さの
深い被浸炭処理部材の後に続くときは、浸炭処理に費や
す時間の差分、前に有る浸炭処理部材との間隔を空けて
から搬入させる搬入装置と、浸炭深さの浅い被浸炭処理
部材を浸炭ゾーンを通過するときは前方の空きをつめる
ように移送させる移送手段とを組合わせた構造を採用し
たことにある。
【0018】これにより、どのような被浸炭処理部材で
も、浸炭処理時間が浸炭ゾーンの範囲内で確保される限
り、浸炭ゾーンの通過時間の調整から、単一の炉内で、
浸炭処理時間が種々調整されるようになる。
【0019】したがって、各種異なる浸炭深さの被浸炭
処理部材でも、単一の炉ならびに共通な浸炭処理時間の
調整設備で、連続的に浸炭処理が行える。しかも、浸炭
時間の調整は、炉内の全製品を払い出す必要がないの
で、払い出しによるロスタイムの発生はない。
【0020】請求項2に記載の連続ガス浸炭炉は、上記
目的に加え、さらに炉内を変更せずに、浸炭処理時間の
調整に必要な間隔を空ける作業が行えるために、請求項
1に記載の搬入装置を、被浸炭処理部材がそれぞれ投入
される複数の投入部と、一端側が分岐して各投入部に至
り他端側が合流して搬送路の入口へ向かうように取付け
られ各投入部からの被処理部材を設定される順にしたが
って搬送路へ移送する複数系統の投入コンベアと、投入
コンベアの合流部分に浸炭深さの浅い被浸炭処理部材が
浸炭深さの深い被浸炭処理部材の後へ続いて移送される
ときは、浸炭処理に費やす時間との差分、浅い浸炭処理
部材の前方に空きが形成されるよう当該浅い被浸炭処理
部材の送りを遅らす制御手段とを有して構成したことに
ある。
【0021】また請求項3に記載の連続ガス浸炭方法
は、上記目的を達成するために、被浸炭処理部材を、順
次、搬送する搬送路に、被浸炭処理部材のうち浸炭深さ
の深い浸炭処理に合せた浸炭ゾーンを組合わせたガス浸
炭炉を有し、被浸炭処理部材をガス浸炭炉の搬送路へ搬
入する際、浸炭深さの浅い浸炭処理部材が浸炭深さの深
い被浸炭処理部材の後に続くときは、浅い被浸炭処理部
材を、浸炭処理に費やす時間の差分、前に有る浸炭処理
部材との間隔を空けてから搬入させ、この浅い被浸炭処
理部材が浸炭ゾーンを通過する際、該被浸炭処理部材を
前方の空きをつめるよう移送させて浸炭処理を行う方法
を採用することによって、先に述べたのと同様、浸炭処
理時間が浸炭ゾーンの範囲内で確保される限り、浸炭ゾ
ーンの通過時間の調整から、浸炭処理時間が種々調整さ
れる。
【0022】したがって、各種異なる浸炭深さの被浸炭
処理部材でも、単一の炉ならびに共通な浸炭処理時間の
調整設備で、連続的に浸炭処理を行える。しかも、浸炭
時間の調整は、炉内の全製品を払い出す必要がないの
で、払い出しによるロスタイムの発生はない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図6に
示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0024】図1(a)は、本発明を適用した連続ガス
浸炭炉、例えばハースローラ型連続浸炭炉の全体の正面
図を示し、図1(b)は同じく平面図を示していて、図
中Xはガス浸炭炉X(以下、単に浸炭炉Xという)、1
は同浸炭炉Xを形成する搬送路である。搬送路1は、横
方向に搬送ローラ2を、多数本、所定の間隔で並べて構
成されている。これら搬送ローラ群の周囲は、搬送路1
の一方の端部から他方の端部の全域に渡り、筒形のシェ
ル3で囲われている。シェル3の内部は、複数の開閉扉
3aによって所定の間隔で仕切られている。そして、シ
ェル3の内部を、入口4aが形成されている左側から脱
脂ゾーンA(1処理ブロックで形成)、予熱ゾーンB
(1処理ブロックで形成)、予浸ゾーンC(1処理ブロ
ックで形成)、浸炭・拡散ゾーンD(5処理ブロックで
形成:本願の浸炭ゾーンに相当)、冷却ゾーンE(1処
理ブロック)、再加熱ゾーンF(1処理ブロック)、焼
入れゾーンG(1処理ブロック)に分けている。このう
ち浸炭・拡散ゾーンDは、浸炭処理を行う被浸炭処理部
材(以下、ワークという)のうち、最も浸炭時間の長い
ワークW1に合せて形成してある。なお、各ゾーンA〜
Gは、各々異なる温度で一定に保たれ、予浸ゾーンC、
浸炭・拡散ゾーンD、再加熱ゾーンFおよび焼入れゾー
ンGは、浸炭性ガス雰囲気で満たされる。但し、4bは
筒形部材2の右側に形成された出口4bである。また各
搬送ローラ2は、個別に駆動源、例えばモータ2a(図
では3個しか図示せず)が装着され個別に回転駆動され
る構成になっている。これら各搬送ローラ2により、ワ
ークが最初の脱脂ゾーンAから最後の焼入れゾーンGへ
向かい、順次、処理ブロック毎に1個送りで搬送できる
ようにしてある。
【0025】一方、10は、浸炭炉4の入口4aに据え
付けた投入装置(本願の搬入装置に相当)である。投入
装置10は、各種の浸炭深さのワークを投入する複数の
投入部、例えば浸炭深さの深いワークW1(浸炭時間の
長い被浸炭処理部材:以下、深めワークW1という)を
載せたトレイ(図示せず)を投入する投入口11aおよ
び浸炭深さの浅いワークW2(浸炭時間の短い被浸炭処
理部材:以下、浅めワークW2という)を載せたトレイ
(図示しない)を投入する投入口11b(いずれも本願
の投入部に相当)と、これら投入口11a,11bから
のワークW1,W2を入口4aに導いて浸炭炉X内へ投入
させる投入コンベア12とを有している。
【0026】このうち投入コンベア12には、投入口1
1aからの深めワークW1を入口4aへ導く経路をメイ
ンとし、この経路に対して投入口11bからの浅めワー
クW2を割り込み可能とした構造が用いられている。具
体的には、投入コンベア12は、例えば入口4aから、
4トレイ分、上流側へ向かって延びる主コンベア部14
と、主コンベア部12と直線状に連なる導入コンベア部
15aと、主コンベア部12と導入コンベア部15aと
の間から分岐して該導入コンベア部15aと並行に並ぶ
導入コンベア部15bとを有している。そして、導入コ
ンベア部15a端が投入口11aに接続され、導入コン
ベア部15b端が投入口11bに接続してある。つま
り、投入コンベア12は、異なる浸炭深さのワークW
1,W2が選別されるよう、一端側が分岐して専用の各投
入口11a,11bへ至り、他端側が合流して入口4a
へ向かう構造にしてある。そして、主コンベア部12の
一部、例えば入口4aから1トレイ分の離れた地点に洗
浄機16(ワークを洗浄する機器)が据え付けてある。
【0027】また投入コンベア12には、コンベア操作
用の操作部20が、例えば浸炭炉各部を制御する制御部
21(例えばマイクロコンピュータより構成)を介して
接続されている。操作部20には、例えば自動搬送モー
ドと選択搬送モードとを選択する選択ボタン20a、割
り込みボタン20b、任意に優先順位と浸炭深さ(浅め
・深め)を設定する設定部20c、同設定完了ボタン2
0dが設けてある。
【0028】制御部21には、浸炭炉Xの各ゾーンを所
定に制御する機能の他に、以下のような投入コンベア1
2、搬送ローラ2群を制御する機能が設定されている。
【0029】a.自動搬送モードが選択されると、主コ
ンベア部14、導入コンベア部15aを、所定のタクト
タイムで1個送り動作する浸炭炉Xの搬送ローラ群に連
動して1個送り動作させ、投入口11aから投入された
深めのワークW1を、順次搬送して、浸炭炉Xへ搬入さ
せる機能。
【0030】b.自動搬送モード中、割り込みボタン2
0bが操作されると、投入口15bから投入された浅め
ワークW2を優先的に割り込ませる機能。
【0031】c.同割り込み時に、浅めワークW2の前
方に空き形成する機能。具体的には導入コンベア部15
aを一旦停止させて、導入コンベア部15a上の深めワ
ークW1を待機させ、導入コンベア部15bの合流部分
から主コンベア部14の下流側の領域に空き、詳しくは
深めワークW1の浸炭処理に費やす時間と浅めワークW2
の浸炭処理に費やす時間との時間差で形成される空き、
例えば3トレイ分の空きSを確保した後、導入コンベア
部15b上の浅めワークW2を合流部分へ搬送させる機
能。
【0032】d.同割り込みを、導入コンベア部15b
上で待機させてある浅めワークW2が無くなるまで連続
して行う機能。
【0033】e.同割り込みを終えると、自動搬送モー
ドに戻す機能。
【0034】f.前方に空きSを有して1個送りされる
浅めワークW2が、予浸ゾーンCでの処理を終えると、
空き、すなわち3トレイ分の空きSをつめるよう、当該
ワークW2だけを、浸炭・拡散ゾーンDの搬送ローラ2
群(本願の移送手段に相当)の制御で搬送させて、前方
の深めワークW1の直後に整列し直す機能。
【0035】g.選択搬送モードが選択されると、導入
コンベア部15a,15b上で待機しているワークW
1、W2を、設定部20cの設定操作で設定された優先順
位および浸炭深さで、設定完了ボタン20dのオン操作
に伴い、主コンベア部12へ送り出し、1個送りで、順
次、搬送して、浸炭炉Xへ搬入させる機能。
【0036】h.同送り出しの際、先に延べたのと同
様、浅めワークW2の前方に空きSを形成する機能。具
体的には、設定部20cの設定操作で設定された浸炭深
さと、先の優先順位とにより、主コンベア部14の合流
部分において、浅めワークW2が深めワークW1の後に続
くとき、すなわち合流部分に深めワークW1が到達し、
その後に到達するのが浅めワークW2のときは、深めワ
ークW1を載せている導入コンベア部15a(あるいは
15b)を待機させ、先の「c.」と同じく導入コンベ
ア部15bの合流部分から主コンベア部14の下流側の
領域に3トレイ分の空きSを確保してから、浅めワーク
W2を合流部分へ搬送させて割り込みを行う機能。
【0037】自動搬送モードのときはa〜fの機能が発
揮され、選択搬送モードのときはg、h、e、fの機能
が発揮され、浸炭・拡散ゾーンDを通過するときの通過
時間の違い、すなわち処理ブロックを飛ばすことで行わ
れる浸炭時間の調整により、異なる浸炭深さのワークW
1、W2が連続して浸炭処理されるようにしてある。
【0038】図2のフローチャートには、この浸炭時間
を調整する制御が示されている。図3および図5には、
このときの投入コンベア12におけるワーク状況が示さ
れ、図4には浸炭炉Xの内部におけるワーク状況が示さ
れている。
【0039】上記フローチャートにしたがい、浸炭方法
を説明すれば、今、深めワークW1の浸炭処理を行うと
する。
【0040】ここで、浸炭炉Xは、例えば制御部21の
指令により、深めワークW1の浸炭処理を行うのに適し
た温度と所定のサイクルタイムで処理が進むようにして
ある(深めワークの専用炉に設定)。
【0041】このとき、自動搬送モードをオンにする。
すると、制御部21の指令により、所定のサイクルタイ
ムにしたがって、搬送コンベア12および浸炭炉Xのロ
ーラ2群の送りが制御され、自動搬送モードが開始され
る(ステップS1)。
【0042】続いて、作業者が、選別した深めワークW
1をトレイ(図示しない)と一緒に、深めワーク専用の
投入口11aから、順次、導入コンベア部15aへ投入
したとする。
【0043】すると、ワークW1は、例えば導入コンベ
ア部15a、主コンベア14で送られ、図3(a)中の
「エ」〜「ケ」の各地点へ向かう。そして、「ク」地点
で、洗浄機16によって、ワークW1の洗浄が行われ
る。この洗浄を終えたワークW1が、入口4aの直前の
「ケ」地点から、入口4aを通し浸炭炉X内へ投入され
る。続いてワークW1は、浸炭炉Xの搬送ローラ2群で
行われる1個送り動作により、図4中の通常モードに示
されるように所定のサイクルタイムで、「脱脂」、「予
熱」、「予浸」、「浸炭・拡散」、「冷却」、「再加
熱」、「焼入れ」のゾーンA〜Gを形成している各処理
ブロックへ、順次搬送される(ステップS2)。
【0044】これにより、ワークW1は、最初の脱脂ゾ
ーンAにおいて脱脂が行われ、続いて予熱ゾーンBにお
いて予熱(昇温)が行われ、続く予浸ゾーンCにおいて
浸炭性ガス雰囲気による予浸が行われる。続いて浸炭・
拡散ゾーンDのうち最初の処理ブロックD1で同様に浸
炭性ガス雰囲気による浸炭が行われ、続く4つの各処理
ブロックD2〜D5で拡散が行われる。つまり、深めワー
クW1の表面には、浸炭深さの深い浸炭が施される。そ
して、このワークW1が、つぎの冷却ゾーンE、再加熱
ゾーンF、焼入れゾーンGを順に経てから炉外へ搬出さ
れ、求められる熱処理がワークW1に施される。
【0045】こうした深めワークW1を連続して浸炭処
理している最中、同一の炉で、浸炭深さの浅いワーク、
すなわち浅めワークW2を浸炭処理しようとする。つま
り、通常モードから混合モードへ変更しようとする。
【0046】このときには、作業者は、選別した浅めワ
ークW2をトレイ(図示しない)と一緒に、浅めワーク
専用の投入口11bから導入コンベア部15bへ投入す
る。このとき、例えば浅めワークW2を3個投入したと
する。すると、導入コンベア部15bの送りにより、各
浅めワークW2が、順次、あらかじめ定めてある導入コ
ンベア部15b上の待機位置、例えば「ア」〜「ウ」の
各3地点へ導かれる。そして、同各地点で3個のワーク
W2が待機する。
【0047】この浅めワークW2の待機がすんだら、割
り込みボタン20bをオンする(ステップS3)。する
と、制御部21は、浅めワークW2が深めワークW1の後
に続いて割り込まれると判定して、深めワークW1を搬
送している導入コンベア部15aを、一旦、停止させる
(ステップS5)。これにより、投入コンベア12は、
主コンベア部14だけが、浸炭炉Xのサイクルタイムに
したがって1個送りで搬送が継続される。これで、主コ
ンベア部14の合流部分から下流側には、ワークが無い
部分、すなわち空きSが形成される。
【0048】導入コンベア部15aの停止が、3トレイ
分の空きS、すなわち図3(b)に示すように「カ」〜
「ク」まで続くと、制御部21は、深めワークW1の浸
炭処理に費やす時間と浅めワークW2の浸炭処理に費や
す時間との時間差分に応じた空きゾーンが確保されたと
判定して(ステップS5)、浅めワークW2を割り込ま
せる。
【0049】すなわち、導入コンベア部15bが搬送動
作を始める。すると、導入コンベア部15b上で待機し
ていた全てのワークW2が、図3(c)に示されるよう
に3トレイ分の空きSを保ったまま、主コンベア部14
の合流部分へ、順次、搬送される。これにより、3個の
浅めワークW2は、浸炭深さ差を調整する時間差となる
3トレイ分の空きSを挟んで、深めワークW1の列に連
続して優先的に割り込まれる(ステップS6)。
【0050】このとき、制御部21は、導入コンベア部
15b上の全ワークW2の割り込みを終えてから、所定
時間、具体的にはタクトタイム以内(1個送りに要する
時間以内)に投入口11bから浅めワークW2が投入さ
れたか否かを検出していて(ステップS7)、同時間内
に浅めワークW2が投入されないと、浅く浸炭処理する
ワークが無いと判定して、割り込みを解除し、再び導入
コンベア部15aを作動させる(ステップS8)。
【0051】すると、図3(d)に示されるように浅め
ワークW2の直後に、投入口11aから投入された深め
ワークW1が並ぶ。
【0052】これにより、浅めワークW2は、深めワー
クW1の列に、空きSと共に割り込まれたまま、主コン
ベア部12で搬送され、浸炭炉X内へ、順次、投入され
る。そして、図4中の「a」〜「d」に示されるように
浅めワークW2が、深めワークW1との間で空きS(3ト
レイ分)を確保しながら、浸炭炉Xの内部の脱脂ゾーン
A、予熱ゾーンB、予浸ゾーンCを、所定のサイクルタ
イム毎、1処理ブロックづつに送られる。
【0053】ここで、浸炭深さが異なる深めワークW1
と浅めワークW2の浸炭処理は、脱脂ゾーンAから予浸
ゾーンCまでは共通で、浸炭・拡散ゾーンDでの浸炭時
間が違うだけである。
【0054】そこで、制御部21は、浅めワークW2が
予浸ゾーンCでの処理を終えると(ステップS9)、浸
炭・拡散ゾーンDにおける搬送ローラ2群の送りを制御
して、図3中の「e」に示されるよう同浅めワークW2
を、前方の空きS(3トレイ分)をつめるよう移送をさ
せ、前方の深めワークW1の直後(空きSが無い状態)
に並べ直す(ステップS10)。
【0055】続く2個の浅めワークW2も、順次、予浸
ゾーンCでの処理を終えるにしたがい、図3中の
「f」、「g」のように前方の空きS(3トレイ分)を
つめるように移送され、空きSが無い状態に並べ直され
る(ステップS10)。
【0056】これにより、浅めワークW2は、上流側の
3つの処理ブロックD1〜D3を飛ばして浸炭処理が行
われる。
【0057】ここで、飛ばした処理ブロックD1〜D3
は、浸炭・拡散ゾーンDで深めワークW1を浸炭処理す
るのに費やす時間S1と浅めワークW2を浸炭・拡散ゾ
ーンDを浸炭処理するに費やす時間S2との差となる空
きS(3トレイ分)に相当しているので、浸炭・拡散ゾ
ーンDの通過時間は、浅めワークW2の浸炭処理に適し
た短い通過時間に調整されることになる。
【0058】これにより、浅めワークW2は、同ワーク
W2に適した浸炭処理時間で浸炭処理が施される。そし
て、この処理を終えた浅めワークW2が、先に述べた深
めワークW1のときと、同じ工程で、冷却ゾーンE、再
加熱ゾーンF、焼入れゾーンGへ向かう。
【0059】また図3中の「h」に示すように予浸炭ゾ
ーンCに到達するのが浅めワークW2から深めワークW1
に戻れば、先に述べたような浸炭・拡散ゾーンDの全処
理ブロックD1〜D5を用いた処理が行われ、再び浸炭・
拡散ゾーンDの通過時間が長く状態に戻り、再び深めワ
ークW1に適した浸炭処理時間での浸炭処理に戻る。
【0060】一方、自動搬送モードでなく、作業者が自
由に処理の順番を設定できる選択搬送モードを用いると
する。
【0061】このときは、選択搬送モードをオンにし、
操作部20の設定部20cを操作して、投入口11a,
11bから投入する深めワークW1や浅めワークW2にそ
れぞれ優先順位を決め、決めた優先順位のワークの浸炭
深さ(深め、浅め)を設定する。例えば図5に示される
ように導入コンベア部15aの「ア」地点には、優先順
位4番の浅めワークW2、「イ」には優先順位3番の深
めワークW1、「ウ」には優先順位1番の浅めワークW
2、「エ」には優先順位5番の深めワークW1「オ」は優
先順位2番の深めワークW1が投入されたとする。続い
て、設定完了ボタン20bをオンする。すると、優先順
位にしたがい両導入コンベア部15a,15bが作動し
て、優先順位の通りに、導入コンベア部15a上の各ワ
ークW2、導入コンベア部15b上の各ワークW1,W2
を主コンベア部14の合流部分に導かれ、主コンベア部
14の送りで、各ワークW1,W2が1個送りで、浸炭炉
Xへ搬送される(ステップS11)。
【0062】このとき、制御部21は、主コンベア部1
4の合流部分に到達するのがどの浸炭深さのワークであ
るか、つぎに到達するのはどの浸炭深さのワークである
かを優先順位から監視していて、主コンベア部14の合
流部分に到着したのが深めワークW1で(ステップS1
2)、つぎに到着するのが浅めワークW2であると(ス
テップS13)、判定すると、上記ステップS4〜S8
で述べた前方に空きSを形成した浅めワークW2の割り
込み、さらには続くステップS9,10で述べた空きS
をつめるワーク移送が行われ、深めワークW1、浅めワ
ークW2共、適切な浸炭処理時間での浸炭処理が行われ
る。
【0063】なお、制御部21には、フローチャートに
は図示していないが、主コンベア部分12の合流部分の
「キ」地点にワークが到達までは浸炭深さの変更を受け
付ける機能を有していて、例えば図6(a)に示される
ように「キ」地点に到着した深めワークW1を浅めの浸
炭深さに変更するような場合(例えば誤った浸炭深さの
設定を直すときなど)、図6(b)に示されるように浸
炭炉Xの脱脂ゾーンAを利用して、空きS(3トレイ
分)を形成するようにしてあり、できるだけ浸炭深さの
設定変更に耐えられるようにしてある。
【0064】こうした浅めワークW2がそれよりも浸炭
深さの深い深めワークW1の後に続いて投入されるとき
は、浅めワークW2と前方の深めワークW1との間隔を空
け、浅めワークW2が浸炭ゾーンを通過するときに同空
きをつめて該ゾーンの通過時間を調整する連続ガス浸炭
炉および連続浸炭方法だと、浸炭深さの種類が、3種
類、4種類、5種類と多くとも、浸炭処理時間が浸炭ゾ
ーンの範囲内で確保される限り、単一の浸炭炉X内にお
いて種々の浸炭処理時間の調整が行える。
【0065】したがって、各種異なる浸炭深さのワーク
W1,W2,…でも、単一の炉ならびに共通な浸炭処理時間
の調整設備で、連続的な浸炭処理ができる。
【0066】しかも、浸炭時間の調整は、ワーク間の間
隔を広げたり狭めたりするだけなので、炉内の全製品を
払い出す必要はなく、払い出しによるロスタイムの発生
はない。
【0067】そのうえ、投入装置10は、深め専用の投
入口11aと浅め専用の投入口11bといった異なる浸
炭深さ毎に定めた複数の投入口と浸炭炉Xの入口4aと
の間を連絡して、設定される順、すなわち深めワークW
1を優先に浅めワークW2を割り込ませて両ワークW1,
W2を順次搬送したり、作業者が定めた処理の順番で両
ワークW1,W2を順次搬送する投入コンベア12に、深
めワークW1の後に続く浅めワークW2を、浸炭処理時間
差分、遅らす制御を加えた構造なので、浸炭炉Xをその
まま活用して、自動で浸炭処理時間の調整に必要な間隔
を空ける作業を行うことができる。
【0068】なお、一実施形態では、本発明を、5処理
ブロックD1〜D5で形成される浸炭・拡散ゾーン(本願
の浸炭ゾーンに相当)をもつ連続ガス浸炭炉に適用した
例を挙げたが、これに限らず、それ以上の処理ブロック
を有する浸炭・拡散ゾーン(浸炭ゾーン)をもつ連続ガ
ス浸炭炉に適用してもよい。このような浸炭炉を用いれ
ば、より数多くの種類の浸炭深さの異なる連続浸炭が自
動で行える。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、請求項3
に記載の発明に記載の発明によれば、どのような被浸炭
処理部材でも、浸炭処理時間が浸炭ゾーンの範囲内で確
保される限り、単一の浸炭炉内において、種々浸炭処理
時間の調整ができる。
【0070】したがって、各種異なる浸炭深さの被浸炭
処理部材でも、単一の炉ならびに共通な浸炭処理時間の
調整設備で、連続的な浸炭処理を行うことができる。
【0071】しかも、浸炭時間の調整は、ワーク間の間
隔を広げたり狭めたりするだけなので、炉内の全製品を
払い出す必要はなく、払い出しによるロスタイムの発生
はない。
【0072】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加え、浸炭炉のそのまま構造を変えずに活用して、自
動で浸炭処理時間の調整に必要な間隔を空ける作業を行
うことができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態に係る連続ガス
浸炭炉の構造を示す正面図。(b)は、同じく平面図。
【図2】同連続ガス浸炭炉で行われる浸炭処理時間の調
整に係る制御を説明するフローチャート。
【図3】自動搬送モード時の投入コンベア上における浸
炭深さの異なるワークの動きを説明するための図。
【図4】同搬送モード時の浸炭炉内における浸炭深さの
異なるワークの動きを説明するための図。
【図5】選択搬送モード時の投入コンベア上における浸
炭深さの異なるワークの動きを説明する図。
【図6】同モード時、途中で浸炭深さを変更したときに
おける投入コンベア上のワークの動きを説明する図。
【符号の説明】
1…搬送路 2…搬送ローラ(移送手段) 10…投入装置(搬入装置) 11a,11b…投入口(投入部) 12…投入コンベア 16…洗浄機 20…操作部 21…制御部(制御手段) D…浸炭・拡散ゾーン(浸炭ゾーン) S…空き X…ガス浸炭炉 W1,W2…深めワーク、浅めワーク(異なる浸炭深さの
被浸炭処理部材)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被浸炭処理部材を、順次、搬送する共通
    な搬送路を有し、かつ前記搬送路には前記被浸炭処理部
    材を浸炭処理する当該被浸炭処理部材のうち浸炭深さの
    深い浸炭処理に合せた浸炭ゾーンを有してなるガス浸炭
    炉と、 前記搬送路へ、順次、前記被浸炭処理部材を搬入すると
    ともに、浸炭深さの浅い被浸炭処理部材が浸炭深さの深
    い被浸炭処理部材の後に続くときは、当該浅い被浸炭処
    理部材を、前記浸炭処理に費やす時間の差分、前に有る
    浸炭処理部材との間隔を空けてから搬入させる搬入装置
    と、 前記浸炭深さの浅い被浸炭処理部材が前記浸炭ゾーンを
    通過する際、該被浸炭処理部材を前記前方の空きをつめ
    るように移送させる移送手段とを具備してなることを特
    徴とする連続ガス浸炭炉。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の連続ガス浸炭炉におい
    て、前記搬入装置は、 被浸炭処理部材がそれぞれ投入される複数の投入部と、 一端側が分岐して前記各投入部に至り他端側が合流して
    前記搬送路の入口へ向かうように取付けられ各投入部か
    らの被処理部材を設定される順にしたがって、順次、搬
    送路へ移送する投入コンベアと、 前記投入コンベアの合流部分に浸炭深さの浅い被浸炭処
    理部材が浸炭深さの深い被浸炭処理部材の後へ続いて移
    送されるときは、浸炭処理に費やす時間の差分、浅い浸
    炭処理部材の前方に空き形成されるよう当該浅い被浸炭
    処理部材の送りを遅らす制御手段とを有して構成される
    ことを特徴とする連続ガス浸炭炉。
  3. 【請求項3】 被浸炭処理部材を、順次、搬送する搬送
    路と、同搬送路に形成され前記被浸炭処理部材のうち浸
    炭深さの深い浸炭処理に合せた浸炭ゾーンとが形成され
    たガス浸炭炉を有し、前記被浸炭処理部材を前記ガス浸
    炭炉の搬送路へ搬入する際、浸炭深さの浅い浸炭処理部
    材が浸炭深さの深い被浸炭処理部材の後に続くときは、
    当該浅い被浸炭処理部材を、前記浸炭処理に費やす時間
    の差分、前に有る浸炭処理部材との間隔を空けてから搬
    入させ、この浅い被浸炭処理部材が前記浸炭ゾーンを通
    過する際、該被浸炭処理部材を前方の空きをつめるよう
    に移送させて浸炭処理を行うことを特徴とする連続ガス
    浸炭方法。
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