JP2001206901A - 単分散の架橋したビーズ重合体の製法 - Google Patents

単分散の架橋したビーズ重合体の製法

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JP2001206901A JP2000378831A JP2000378831A JP2001206901A JP 2001206901 A JP2001206901 A JP 2001206901A JP 2000378831 A JP2000378831 A JP 2000378831A JP 2000378831 A JP2000378831 A JP 2000378831A JP 2001206901 A JP2001206901 A JP 2001206901A
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Wolfgang Dr Podszun
ボルフガング・ポズツン
Lothar Feistel
ロター・フアイステル
Olaf Dr Halle
オラフ・ハレ
Claudia Schmid
クラウデイア・シユミツト
Alfred Mitschker
アルフレート・ミチユカー
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F257/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of aromatic monomers as defined in group C08F12/00
    • C08F257/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of aromatic monomers as defined in group C08F12/00 on to polymers of styrene or alkyl-substituted styrenes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン交換体として有用な単分散の架橋され
たビーズ重合体の製造。 【解決手段】 可溶性重合体含量の低い、単分散の架橋
されたビーズ重合体は、種が不完全に重合した単分散の
ミクロカプセル化された単量体小滴を含んでなる種/供
給法によって得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、イオン交換体の前駆体として有
用な、実質的に単分散の架橋したビーズ重合体を製造す
る方法に関する。
【0002】最近、単分散のイオン交換体から作られた
交換体床の有利な流体力学的性質が多くの用途において
経費便益を提供しうるという点で、非常に均一な粒径
(以下「単分散」という)を有するイオン交換体の重要
性が増大してきた。単分散のイオン交換体は、単分散の
架橋ビーズ重合体を官能基化することによって得ること
ができる。
【0003】単分散の架橋ビーズ重合体の1つの製造法
は、種(seed)/供給(feed)法として知られ
ている。この方法では、単分散の重合体粒子(「種」)
を単量体中で膨潤させ、次いでこれを重合せしめる。こ
れらの種/供給法は、例えばヨーロッパ特許(EP)第
98130B1号及びヨーロッパ特許(EP)第101
943B1号に開示されている。ヨーロッパ特許願(E
P−A)第826704号及び独国特許願(DE−A)
第19852667号は、ミクロカプセル化された重合
体粒子を種として用いる種/供給法を開示している。通
常の直接重合したビーズ重合体と比べて、上述した方法
で得られるビーズ重合体は、架橋されていない可溶性の
重合体をより多く含む。この未架橋の可溶性重合体の含
量は、溶出したこの重合体部分が官能基化に使用する反
応溶液中で濃縮されるから、イオン交換体への転化過程
において望ましくない。更に、比較的多量の可溶性重合
体は、イオン交換体の望ましくない浸出を引き起こす。
【0004】米国特許(US)第5068255号は、
第1の単量体混合物を転化率10−80%まで重合さ
せ、ついでこれを、重合条件下に供給物としての遊離基
開始剤を本質的に含まない第2の単量体混合物と混合す
る種/供給法を記述している。しかしながら、この方法
は単分散の粒子を製造することができない。
【0005】本発明の目的は、可溶性重合体が低含量で
ある単分散の架橋ビーズ重合体を提供することである。
今回、可溶性重合体が低含量である単分散の架橋ビーズ
重合体は、使用する種が不完全に重合した単分散のミク
ロカプセル化された単量体小滴を含んでなる種−供給法
で得られるということ見い出された。
【0006】本発明は、(a)スチレン、ジビニルベン
ゼン、及び遊離基発生剤を含んでなる単量体混合物1か
ら単分散の単量体小滴を水性懸濁液中に調製し、(b)
得られた単量体小滴をミクロカプセル化し、(c)ミク
ロカプセル化された単量体小滴を転化率10−75%ま
で重合させ、(d)スチレン及びジビニルベンゼンを含
んでなる単量体混合物2を、単量体混合物1からの遊離
基発生剤が活性である温度で添加し、この結果単量体混
合物が重合し始めたミクロカプセル化された単量体小滴
中に浸透し、そして(e)単量体混合物の重合を完結せ
しめる、ことを含んでなる、単分散の架橋ビーズ重合体
をイオン交換体の前駆体として製造する方法に関する。
【0007】本発明の1つの好適な具体例は、単量体混
合物2がアクリロニトリル及び/または遊離基発生剤も
含んでなり、そして単量体混合物1または2からの少く
とも1つの遊離基発生剤が工程(d)において活性であ
る、方法に関する。
【0008】本発明の1つの特別な具体例は、(a)ス
チレン87.5−99.7重量%、ジビニルベンゼン
0.2−10重量%、及び遊離基発生剤0.1−2.5
重量%を含んでなる単量体混合物1から単分散の単量体
小滴を水性懸濁液中に調製し、(b)得られた単量体小
滴をミクロカプセル化し、(c)ミクロカプセル化され
た単量体小滴を転化率10−75%まで重合させ、
(d)スチレン80−99重量%、ジビニルベンゼン1
−12重量%、アクリロニトリル0−8重量%、及び随
時遊離基発生剤を含んでなる単量体混合物2を、単量体
混合物1または単量体混合物2からの遊離基発生剤の少
くとも1つが活性である温度で添加し、この結果単量体
混合物が重合し始めたミクロカプセル化された単量体小
滴中に浸透し、そして(e)単量体混合物の重合を完結
せしめる、ことを含んでなる、単分散の架橋ビーズ重合
体をイオン交換体の前駆体として製造する方法に関す
る。
【0009】単量体混合物1は、好ましくはスチレン8
9.5−99.4重量%、ジビニルベンゼン0.5−8
重量%、及び遊離基発生剤0.1−2.5重量%、特に
好ましくはスチレン92.5−98.7重量%、ジビニ
ルベンゼン1−6重量%、及び遊離基発生剤0.3−
1.5重量%を含んでなる。ジビニルベンゼンの%は、
純粋なジビニルベンゼンに基づく。勿論ジビニルベンゼ
ンの異性体の他にエチルビニルベンゼンを含む商業的品
質のジビニルベンゼンも用いることができる。
【0010】使用できる遊離基発生剤は、通常の開始
剤、例えばアゾ化合物及び/または過酸化化合物、例え
ば −ジベンゾイルペルオキシド −ジラウロイルペルオキシド −ビス(p−クロロベンゾイル)ペルオキシド −ジシクロヘキシルパ−カ−ボネ−ト −2、2´−アゾビスイソブチロニトリル −2、2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル) である。
【0011】好適な遊離基発生剤は、式(I)、(I
I)、または(III)に相当する脂肪族ペルオキシエステ
ルである:
【0012】
【化1】
【0013】但し、式中R1 は炭素数2−20のアルキ
ル基または炭素数20までのシクロアルキル基を表し、
2 は炭素数4−12の分岐鎖アルキル基を表し、そし
てLは炭素数2−20のアルキレン基または炭素数20
までのシクロアルキレン基を表す。
【0014】式(I)による脂肪族ペルオキシエステル
の例は、tert−ブチルペルオキシアセテ−ト、te
rt−ブチルペルオキシイソブチレ−ト、tert−ブ
チルペルオキシピバレ−ト、tert−ブチルペルオキ
シオクトエ−ト、tert−ブチルペルオキシ−2−エ
チルヘキサノエ−ト、tert−ブチルペルオキシネオ
デカノエ−ト、tert−アミルペルオキシネオデカノ
エ−ト、tert−アミルペルオキシピバレ−ト、te
rt−アミルペルオキシオクトエ−ト、tert−アミ
ルペルオキシ−2−エチルヘキサノエ−トである。
【0015】式(II)による脂肪族ペルオキシエステル
の例は、2、5−ビス(2−エチルヘキサノイルペルオ
キシ)−2、5−ジメチルヘキサン、2、5−ジピバロ
イル−2、5−ジメチルヘキサン、及び2、5−ビス
(2−ネオデカノイルペルオキシ)−2、5−ジメチル
ヘキサンである。
【0016】式(III)による脂肪族ペルオキシエステ
ルの例は、ジ−tert−ブチルペルオキシアゼレ−ト
及びジ−tert−アミルペルオキシアゼレ−トであ
る。
【0017】異なる開始剤の混合物、特に異なる半減期
の開始剤の混合物を使用することは有利である。
【0018】単量体混合物1の、工程(a)における単
分散の単量体小滴への転化は、公知の噴霧技術法、即ち
単量体混合物を水中に分散させる方法で行われる。特に
適当な噴霧技術は、振動励起(vibrational
excitation)と組合わせたものである。こ
の種の方法は、例えばヨーロッパ特許願(EP−A)第
173518号及び米国特許第3922255号に詳細
に記述されている。単量体混合物と水の比は、一般に
1:1−1:10、好ましくは1:1.5−1:5であ
る。
【0019】単量体小滴の粒径は10−500μm、好
ましくは20−400μm、特に好ましくは100−3
00μmである。通常の方法、例えば像解析は、平均粒
径及び粒径分布を決定するのに適当である。容積分布に
対する90%値(Φ(90))及び10%値(Φ(1
0))間の比は、新規なビーズ重合体の粒径分布の広が
りの尺度となる。90%値(Φ(90))は粒子の90
%の直径を越える直径である。対応して10%(Φ(1
0))直径値は粒子の10%の直径値以上である。本発
明の目的に対して、単分散の粒子径分布は、Φ(90)
/Φ(10)≦1.5、好ましくはΦ(90)/Φ(1
0)≦1.25を有する。
【0020】工程(b)におけるミクロカプセル化に可
能な材料は、この目的に公知のもの、特にポリエステ
ル、天然産または合成のポリアミド、ポリウレタン、ま
たはポリ尿素である。特に適当な天然産ポリアミドは、
特にコアセルベ−トまたはコンプレックスコアセルベ−
トとして使用されるゼラチンである。本発明の目的に対
して、ゼラチン含有コンプレックスコアセルベ−トは、
特にゼラチンと合成ポリ電解質の組み合わせ物である。
適当な合成ポリ電解質は、例えばマレイン酸、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリルアミド、またはメタクリル
アミドの単位を導入した共重合体である。ゼラチン含有
カプセルは、通常の硬化剤、例えばホルムアルデヒドま
たはグルタルジアルデヒドによって硬化できる。単量体
小滴の、例えばゼラチン、ゼラチン含有コアセルベ−ト
またはゼラチン含有コンプレックスコアセルベ−トによ
るカプセル化は、ヨーロッパ特許(EP)第46535
B1号に詳細に記述されている。合成重合体によるカプ
セル化法は公知である。非常に適当な方法の例は、単量
体小滴に溶解した反応性成分(例えばイソシアネ−トま
たは酸クロリド)を、水性相に溶解した第2の反応性成
分(例えばアミン)と反応させる界面縮合である。ゼラ
チン含有コンプレックスコアセルベ−トによるカプセル
化は好適である。
【0021】工程(c)において、単量体混合物1から
のミクロカプセル化小滴の重合は、水性懸濁液中、例え
ば55−95℃(好ましくは60−80℃)の温度で転
化率10−75重量%(好ましくは15−50重量%)
まで行なわれる。この場合の理想的な重合温度は、同業
者によれば遊離基発生剤の半減期から計算することがで
きる。転化率を決定する1つの方法は、重合されてない
二重結合のIRによる検知である。懸濁液は重合中撹拌
するが、撹拌速度は厳密(critical)でない。
小滴を懸濁液中に維持するのに丁度適当である低撹拌速
度を使用することが可能である。
【0022】単量体混合物1と水の比は、工程(a)に
ついて述べた時の比に相当し、或いは濃縮または希釈に
よって変えることができる。使用される単量体混合物1
と水の比は、好ましくは1:1.5−1:10である。
【0023】ミクロカプセル化された単量体小滴を水性
相で安定化させるには、分散剤が使用される。適当な分
散剤は、天然産または合成の水溶性重合体、例えばゼラ
チン、澱粉、ポリビニルアルコ−ル、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、または(メ
タ)アクリル酸または(メタ)アクリレ−トから作られ
た共重合体である。またセルロース誘導体、特にセルロ
ースエステル及びセルロースエーテル、例えばカルボキ
シメチルセルロ−ス及びヒドロキシエチルセルロ−スは
非常に適当である。用いられる分散剤の量は、水性相に
基づいて一般に0.05−1%(好ましくは0.1−
0.5%)である。
【0024】本発明のある特別な具体例において、重合
は緩衝系の存在下に行われる。好適な緩衝系は、重合開
始時において水性相に12−3(好ましくは10−4)
のpHを確立するものである。特に非常に適当な緩衝系
は、リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩または硼酸塩を含ん
でなる。
【0025】単量体混合物1の重合中、水性相に溶解し
た禁止剤を使用することが可能である。無機または有機
物質のいずれかが禁止剤として使用できる。無機禁止剤
の例は、窒素化合物、例えばヒドロキシルアミン、ヒド
ラジン、硝酸ナトリウム、及び硝酸カリウムである。有
機禁止剤の例は、フェノール性化合物、例えばハイドロ
キノン、ハイドロキノンモノメチルエ−テル、レゾルシ
ノ−ル、ピロカテコ−ル、tert−ブチルピロカテコ
−ル、及びフェノールとアルデヒドの縮合生成物であ
る。他の有機禁止剤は、窒素含有化合物、例えばジエチ
ルヒドロキシルアミン及びイソプロピルヒドロキシルア
ミンである。レゾルシノ−ルは禁止剤として好適であ
る。禁止剤の濃度は、水性相に基づいて、5−1000
ppm(好ましくは10−500ppm、特に好ましく
は20−250ppm)である。
【0026】単量体混合物2は好ましくはスチレン82
−99重量%、ジビニルベンゼン1−10重量%、アク
リロニトリル0−8重量%、特に好ましくはスチレン8
6−95重量%、ジビニルベンゼン3−8重量%、アク
リロニトリル2−6重量%からなる。単量体混合物2
は、遊離基発生剤を含んでいても良い。これには上述し
た遊離基発生剤が使用できる。単量体混合物2に対し
て、かなりの量の遊離基発生剤を使用することは不利で
ないことが見い出された。単量体混合物2において遊離
基発生剤を使用する場合、高い単分散性のビーズ重合体
が依然得られる。単量体混合物1が単量体混合物2も重
合させうる十分に多量の遊離基発生剤を含んでなる限
り、単量体混合物2に対する遊離基発生剤の更なる添加
は省略できる。単量体混合物1と単量体混合物2の比
(種/供給比)は、一般に1:0.5−1:10、好ま
しくは1:0.75−1:6である。
【0027】工程(d)における単量体混合物2の、部
分的に重合したミクロカプセル化された単量体小滴への
添加は、単量体混合物1または2からの遊離基発生剤の
少くとも1つが活性であるように選択された温度で行わ
れる。60−90℃の温度が一般に使用される。高い重
合転化率を達成するには、重合中に温度を上昇させるこ
とが有利である。
【0028】単量体は長い期間にわたって、例えば10
−1000分、好ましくは30−800分で添加され
る。この添加は、一定速度で、または経時的に変化する
速度で行って良い。単量体混合物2の組成は、供給期間
中、例えば低ジビニルベンゼン含量で始めて、供給期間
中そのジビニルベンゼン含量を連続的に高くする、また
はその逆にすることも可能である。
【0029】単量体混合物2は純粋形で添加できる。本
発明の1つの特別な具体例においては、単量体混合物2
またはこの混合物の一部分が水中乳化液の形で添加され
る。この水中乳化液は、簡単な方法で、即ち単量体混合
物を高速撹拌機またはロ−タ−ステ−タ−混合機の助け
をかりて乳化剤の存在下に撹拌することによって調製で
きる。ここに単量体混合物と水の比は、好ましくは1:
0.75−1:3である。この乳化剤は本質的にイオン
性または非イオン性であってよい。エチレンオキシド単
位2−30のエトキシル化ノニルフェノールは、イソオ
クチルスルホサクシネ−トのナトリウム塩のように、非
常に適当な物質の例である。
【0030】工程(e)において単量体混合物の重合を
完結させるためには、単量体混合物2の添加を終了した
時、反応混合物を例えば1−8時間60−140℃(好
ましくは90−130℃)の温度に維持する。
【0031】重合後、ビーズ重合体を常法により、例え
ば濾過または傾斜により単離してよく、そして所望によ
り1回またはそれ以上洗浄して乾燥し、所望により篩分
けすることができる。
【0032】新規な方法で得られるビーズ重合体は、特
に好ましくはカチオンまたはアニオン交換体の製造に適
当である。驚くことにそれは可溶性重合体が特に低含量
である。この含量は0.8%以下、好ましくは0.4%
以下である。
【0033】本新規なビーズ重合体は単分散であり、即
ちそれは非常に狭い粒径分布を有する。この粒径分布
は、工程(a)で製造される単分散の単量体小滴の粒径
分布の結果である。Φ(90)/Φ(10)値は1.5
以下、好ましくは1.25以下である。
【0034】ビーズ重合体のカチオン交換体への転化
は、スルホン化で行われる。適当なスルホン化剤は硫
酸、三酸化硫黄及びクロロスルホン酸である。好ましく
は90−100%、特に好ましくは96−99%の濃度
の硫酸である。このスルホン化の温度は、一般に50−
200℃、好ましくは90−110℃、特に好ましくは
95−105℃である。本発明による共重合体は、膨潤
剤(例えばクロロベンゼンまたはジクロロエタン)を添
加しないでスルホン化でき、これにより均一なスルホン
化生成物が得られることが見い出された。
【0035】多くの用途に対して、カチオン交換体を酸
形からナトリウム形へ添加することは有利である。この
イオン交換は、10−60%,好ましくは40−50%
の濃度の水酸化ナトリウム溶液を用いて行われる。
【0036】イオン交換後、カチオン交換体は更に脱イ
オン水を用いて、或いは水性塩溶液、例えば塩化ナトリ
ウム溶液または硫酸ナトリウム溶液を用いて精製するこ
とができる。
【0037】新規な方法で得られるカチオン交換体は特
に高い安定性と純度を有する。長期の使用及び繰り返し
の再生後でさえ、それはイオン交換ビーズ上に欠陥を示
さず、イオン交換体の浸出も示さない。またそれは長期
間にわたって酸化条件下にも安定である。
【0038】次の実施例は、本発明を更に詳細に例示す
る。以上言及した本発明は、これらの実施例により、精
神的にまたは範囲において、いずれにも限定されるもの
ではない。同業者は、次の工程条件が公知のように変化
させうるということを容易に理解しよう。断らない限
り、温度は℃、そしてすべての%は重量%である。
【0039】
【実施例】可溶性物含量の決定 可溶性物含量を決定するために、重合体5−7gを抽出
器中へ秤入し、トルエン800mlを用いてソックスレ
−装置により夜通し抽出した(浴温140℃)。抽出液
を、ブラックリボンフィルタ−により吸引漏斗を通して
濾過し、ロ−タリ−エバポレ−タ−で約1mlまで濃縮
した。ついでメタノール300mlを添加し、ロ−タリ
−エバポレ−タ−により真空下に恆量になるまで乾燥し
た。各試料について2回の測定を行った。
【0040】実施例1(対照実施例) ヨーロッパ特許願(EP−A)第826704号(米国
特許第5834524号に対応)の実施例1を繰り返し
た。可溶性重合体の含量は2.3%であると決定され
た。
【0041】実施例2(本発明) ビーズ重合体の製造 スチレン98.75部、80%ジビニルベンゼン(エチ
ルベンゼン中)1.25部、及びtert−ブチルペル
オキシ−2−エチルヘキサノエ−ト0.5部の混合物
(単量体混合物1)を、ダイ・プレ−ト(die pl
ate)を用いる振動励起により分散させて、平均粒径
245μm及びΦ(90)/Φ(10)値1.06の小
滴を水性相中に得た。ヨーロッパ特許(EP)第465
35B1号(米国特許第4427794号に対応)の実
施例1に記述されるように、カラム中の単量体小滴を、
ゼラチン及びコアセルベ−ト成分としてのアクリルアミ
ドとアクリル酸の共重合体からなるコンプレックスコア
セルベ−トによりカプセル化した。ついで単量体小滴を
ホルムアルデヒドの添加により硬化させ、過剰なゼラチ
ン及び過剰な共重合体、並びにホルムアルデヒドを向流
洗浄により除去した。
【0042】上記方法で調製したミクロカプセル化され
た単量体小滴503.0gを含む水性混合物999.7
gを、ゼラチン12.0g、リン酸水素ナトリウムドデ
カハイドレ−ト20.0g、及び脱イオン水1560m
l中レゾルシノ−ル200mgを含む水溶液と4リット
ルのガラス容器中で混合した。混合物を撹拌しながら
(撹拌速度200rpm)10.5時間75℃で重合さ
せた。重合時間3.5時間後、転化率は20%に達し、
スチレン1297g、80%ジビニルベンゼン197
g、及びジベンゾイルペルオキシド3gを含む単量体混
合物2を、一定速度で5時間にわたり滴下した。75℃
の重合相の完結後、混合物を95℃に2時間維持した。
混合物を32μmの篩上で洗浄し、乾燥して、平滑な表
面を有するビーズ重合体1892gを得た。視覚的に
は、重合体は透明に見えた。平均粒径は370μm及び
Φ(90)/Φ(10)値は1.06であった。このビ
ーズ重合体は0.20%の可溶性物含量であった。
【0043】実施例3(本発明) ビーズ重合体の製造 スチレン98.75部、80%ジビニルベンゼン1.2
5部、及びtert−ブチルペルオキシ−2−エチルヘ
キサノエ−ト0.5部の混合物(単量体混合物1)を、
ダイ・プレ−ト(die plate)を用いる振動励
起により分散させて、平均粒径292μm及びΦ(9
0)/Φ(10)値1.24の小滴を水性相中に得、実
施例2に記述したようにミクロカプセル化した。
【0044】ミクロカプセル化された単量体小滴50
3.0gを含む水性混合物999.7gを、ゼラチン
6.0g、リン酸水素ナトリウムドデカハイドレ−ト2
0.0g、及び脱イオン水1560ml中レゾルシノ−
ル200mgからなる水溶液と4リットルのガラス容器
中で混合した。混合物を撹拌しながら(撹拌速度200
rpm)15.5時間75℃で重合させた。重合時間
3.5時間後、転化率は20%に達し、スチレン121
7g、80%ジビニルベンゼン138g、アクリロニト
リル80g、及びジベンゾイルペルオキシド3gを含む
単量体混合物2を、一定速度で10時間にわたり滴下し
た。75℃の重合相の完結後、混合物を95℃に1時間
維持した。混合物を32μmの篩上で洗浄し、乾燥し
て、平滑な表面を有するビーズ重合体1805gを得
た。視覚的には、重合体は透明に見えた。平均粒径は4
10μm及びΦ(90)/Φ(10)値は1.24であ
った。このビーズ重合体は0.29%の可溶性物含量で
あった。
【0045】実施例4(本発明) ビーズ重合体の製造 単量体混合物1がスチレン96.25部、80%ジビニ
ルベンゼン3.75部、及びtert−ブチルペルオキ
シ−2−エチルヘキサノエ−ト0.5部からなる混合物
520gである以外、実施例2を繰り返した。ミクロカ
プセル化された単量体小滴の平均粒径は295μm及び
Φ(90)/Φ(10)値は1.08であった。
【0046】ミクロカプセル化された単量体小滴520
gを含む水性混合物1033.5gを、ゼラチン12.
0g、リン酸水素ナトリウムドデカハイドレ−ト20.
0g、及び脱イオン水1500ml中レゾルシノ−ル2
00mgを含む水溶液と4リットルのガラス容器中で混
合した。混合物を撹拌しながら(撹拌速度200rp
m)9.5時間75℃で重合させた。重合時間3.5時
間後、転化率は25%に達し、スチレン803g、ジビ
ニルベンゼン64.6g、及び80%ジベンゾイルペル
オキシド1.74gを含む単量体混合物2を、一定速度
で4時間にわたり滴下した。75℃の重合相の完結後、
混合物を95℃に2時間維持した。混合物を32μmの
篩上で洗浄し、乾燥して、平滑な表面を有するビーズ重
合体1274gを得た。視覚的には、重合体は透明に見
えた。平均粒径は405μm及びΦ(90)/Φ(1
0)値は1.08であった。このビーズ重合体は0.2
5%の可溶性物含量であった。
【0047】実施例5(本発明) ビーズ重合体の製造 単量体混合物2がスチレン775.6g、ジビニルベン
ゼン64.6g、アクリロニトリル27.8g、及び8
0%ジベンゾイルペルオキシド1.74gの混合物であ
る以外、実施例4を繰り返した。重合転化率35%に相
当する重合時間4.5時間後、単量体混合物2を、一定
速度で4時間にわたり滴下した。混合物を、75℃に1
0.5時間及び95℃に4時間維持した。混合物を32
μmの篩上で洗浄し、乾燥して、平滑な表面を有するビ
ーズ重合体1321gを得た。視覚的には、重合体は透
明に見えた。平均粒径は415μm及びΦ(90)/Φ
(10)値は1.08であった。このビーズ重合体は
0.30%の可溶性物含量であった。
【0048】実施例6(本発明) ビーズ重合体の製造 単量体混合物1がスチレン93.75部、80%ジビニ
ルベンゼン6.25部、及びtert−ブチルペルオキ
シ−2−エチルヘキサノエ−ト0.5部を含む混合物8
92gである以外、実施例2を繰り返した。ミクロカプ
セル化された単量体小滴の平均粒径は320μm及びΦ
(90)/Φ(10)値は1.06であった。
【0049】ミクロカプセル化された単量体小滴892
gを含む水性混合物1773gを、ゼラチン12.0
g、リン酸水素ナトリウムドデカハイドレ−ト20.0
g、及び脱イオン水1248ml中レゾルシノ−ル20
0mgを含む水溶液と4リットルのガラス容器中で混合
した。混合物を撹拌しながら(撹拌速度200rpm)
8.5時間75℃で重合させた。重合時間2.5時間
後、転化率は15%に達し、スチレン780.4g、8
0%ジビニルベンゼン19.9g、及び80%ジベンゾ
イルペルオキシド2.1gを含む単量体混合物2を、一
定速度で4時間にわたり滴下した。75℃の重合相の完
結後、混合物を95℃に4時間維持した。混合物を32
μmの篩上で洗浄し、乾燥して、平滑な表面を有するビ
ーズ重合体1421gを得た。視覚的には、重合体は透
明に見えた。平均粒径は385μm及びΦ(90)/Φ
(10)値は1.06であった。このビーズ重合体は
0.20%の可溶性物含量であった。
【0050】なお本発明の特徴及び態様は以下の通りで
ある。
【0051】1、(a)スチレン、ジビニルベンゼン、
及び遊離基発生剤を含んでなる単量体混合物1から単分
散の単量体小滴を水性懸濁液中に調製し、(b)得られ
た単量体小滴をミクロカプセル化し、(c)ミクロカプ
セル化された単量体小滴を転化率10−75%まで重合
させ、(d)スチレン及びジビニルベンゼンを含んでな
る単量体混合物2を、単量体混合物1からの遊離基発生
剤が活性である温度で添加し、この結果単量体混合物が
重合し始めたミクロカプセル化された単量体小滴中に浸
透し、そして(e)単量体混合物の重合を完結せしめ
る、ことを含んでなる単分散の架橋ビーズ重合体の製造
法。
【0052】2、単量体混合物2またはその一部分を水
中乳化液の形で添加する、上記1の方法。
【0053】3、単量体混合物2がアクリロニトリル及
び/または遊離基発生剤も含んでなり、そして単量体混
合物1または単量体混合物2からの少くとも1つの遊離
基発生剤が工程(d)において活性である、上記1の方
法。
【0054】4、(a)スチレン87.5−99.7重
量%、ジビニルベンゼン0.2−10重量%、及び遊離
基発生剤0.1−2.5重量%を含んでなる単量体混合
物1から単分散の単量体小滴を水性懸濁液中に調製し、
(b)得られた単量体小滴をミクロカプセル化し、
(c)ミクロカプセル化された単量体小滴を転化率10
−75%まで重合させ、(d)スチレン80−99重量
%、ジビニルベンゼン1−12重量%、アクリロニトリ
ル0−8重量%、及び随時遊離基発生剤を含んでなる単
量体混合物2を、単量体混合物1または単量体混合物2
からの遊離基発生剤の少くとも1つが活性である温度で
添加し、この結果単量体混合物が重合し始めたミクロカ
プセル化された単量体小滴中に浸透し、そして(e)単
量体混合物の重合を完結せしめる、ことを含んでなる単
分散の架橋ビーズ重合体の製造法。
【0055】5、遊離基発生剤が1つまたはそれ以上の
アゾ化合物及び/または過酸化化合物である、上記1の
方法。
【0056】6、遊離基発生剤が1つまたはそれ以上の
アゾ化合物及び/または過酸化化合物である、上記4の
方法。
【0057】7、工程(a)を、振動励起を含む噴霧技
術を用いて行う、上記1の方法。
【0058】8、工程(a)を、振動励起を含む噴霧技
術を用いて行う、上記4の方法。
【0059】9、工程(a)からの単量体小滴を工程
(b)において、ポリエステル、天然産または合成のポ
リアミド、ポリウレタン、またはポリ尿素によりミクロ
カプセル化する、上記1の方法。
【0060】10、工程(a)からの単量体小滴を工程
(b)において、ポリエステル、天然産または合成のポ
リアミド、ポリウレタン、またはポリ尿素によりミクロ
カプセル化する、上記4の方法。
【0061】11、重合工程(c)を、水性懸濁液中5
5−95℃の昇温度で行う、上記1の方法。
【0062】12、重合工程(c)を、水性懸濁液中5
5−95℃の昇温度で行う、上記4の方法。
【0063】13、上記1の方法で製造された単分散の
架橋されたビーズ重合体。
【0064】14、上記4の方法で製造された単分散の
架橋されたビーズ重合体。
【0065】15、上記13の単分散の架橋されたビー
ズ重合体を、カチオンまたはアニオン交換体へ転化する
ことを含んでなる方法。
【0066】16、上記14の単分散の架橋されたビー
ズ重合体を、カチオンまたはアニオン交換体へ転化する
ことを含んでなる方法。
【0067】17、上記13のビーズ重合体をスルホン
化することによって製造されるカチオン交換体。
【0068】18、上記14のビーズ重合体をスルホン
化することによって製造されるカチオン交換体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オラフ・ハレ ドイツ51061ケルン・ボルフスカウル4 (72)発明者 クラウデイア・シユミツト ドイツ51381レーフエルクーゼン・カール −ビヒマン−シユトラーセ41 (72)発明者 アルフレート・ミチユカー ドイツ51519オーデンタール・アムガルテ ンフエルト50

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)スチレン、ジビニルベンゼン、及
    び遊離基発生剤を含んでなる単量体混合物1から単分散
    の単量体小滴を水性懸濁液中に調製し、(b)得られた
    単量体小滴をミクロカプセル化し、(c)ミクロカプセ
    ル化された単量体小滴を転化率10−75%まで重合さ
    せ、(d)スチレン及びジビニルベンゼンを含んでなる
    単量体混合物2を、単量体混合物1からの遊離基発生剤
    が活性である温度で添加し、この結果単量体混合物が重
    合し始めたミクロカプセル化された単量体小滴中に浸透
    し、そして(e)単量体混合物の重合を完結せしめる、
    ことを含んでなる単分散の架橋ビーズ重合体の製造法。
  2. 【請求項2】 単量体混合物2またはその一部分を水中
    乳化液の形で添加する、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 単量体混合物2がアクリロニトリル及び
    /または遊離基発生剤も含んでなり、そして単量体混合
    物1または単量体混合物2からの少くとも1つの遊離基
    発生剤が工程(d)において活性である、請求項1の方
    法。
  4. 【請求項4】 (a)スチレン87.5−99.7重量
    %、ジビニルベンゼン0.2−10重量%、及び遊離基
    発生剤0.1−2.5重量%を含んでなる単量体混合物
    1から単分散の単量体小滴を水性懸濁液中に調製し、
    (b)得られた単量体小滴をミクロカプセル化し、
    (c)ミクロカプセル化された単量体小滴を転化率10
    −75%まで重合させ、(d)スチレン80−99重量
    %、ジビニルベンゼン1−12重量%、アクリロニトリ
    ル0−8重量%、及び随時遊離基発生剤を含んでなる単
    量体混合物2を、単量体混合物1または単量体混合物2
    からの遊離基発生剤の少くとも1つが活性である温度で
    添加し、この結果単量体混合物が重合し始めたミクロカ
    プセル化された単量体小滴中に浸透し、そして(e)単
    量体混合物の重合を完結せしめる、ことを含んでなる単
    分散の架橋ビーズ重合体の製造法。
  5. 【請求項5】 請求項1の方法で製造された単分散の架
    橋ビーズ重合体。
  6. 【請求項6】 請求項4の方法で製造された単分散の架
    橋ビーズ重合体。
  7. 【請求項7】 請求項5の単分散の架橋ビーズ重合体
    を、カチオンまたはアニオン交換体へ転化することを含
    んでなる方法。
  8. 【請求項8】 請求項5のビーズ重合体をスルホン化す
    ることによって製造されるカチオン交換体。
  9. 【請求項9】 請求項6のビーズ重合体をスルホン化す
    ることによって製造されるカチオン交換体。
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