JP2001206524A - ベルトコンベア装置 - Google Patents

ベルトコンベア装置

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JP2001206524A JP2000022208A JP2000022208A JP2001206524A JP 2001206524 A JP2001206524 A JP 2001206524A JP 2000022208 A JP2000022208 A JP 2000022208A JP 2000022208 A JP2000022208 A JP 2000022208A JP 2001206524 A JP2001206524 A JP 2001206524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被装着機に対するベルトコンベア装置の位置
決めが容易で且つ、作業性及び収容性に優れると共に製
品整列性に優れたベルトコンベア装置を提供する。 【解決手段】 コンベア本体と、コンベア本体に掛けら
れた輪状のベルト2と、ベルト2を回転させるベルト駆
動機構部と、製品を受け取る製品受取り部3とを備えた
ベルトコンベア装置1において、コンベア本体には、被
装着機8に対して接離自在な移動手段9と、前記被装着
機8に対するコンベア装着位置の位置出しを行う位置決
め固定手段12,13,14とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品を搬送するベ
ルトコンベア装置に関し、詳細には被装着機に対する位
置決めが容易で且つ、作業性及び収容性に優れると共に
製品整列性に優れたベルトコンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車部品であるワイヤハーネ
スは、複数本の電線を配索することによって製造されて
いる。各電線は、ボビンに巻かれた長尺状の電線が自動
切断圧着機へと送られて所定長さに切断された後、その
切断された端部にゴム栓が挿入される。そして、次行程
で切断部に端子金具が取り付けられ、その複数本の電線
が束ねられて前記端子金具にコネクタが取り付けられ
る。
【0003】ワイヤハーネスの製造には、上記したよう
に長尺状の電線を所定長さに切断する必要があるため、
図11に示す電線自動切断圧着機(AC機)101に設
けられた電線送給部102によってボビンに巻かれた電
線103を真っ直ぐに送る必要がある。その際、単に電
線103を送っただけでは、電線103が丸まってしま
うので、前記電線自動切断圧着機101の近傍部にベル
トコンベア装置104を配置し、このベルトコンベア装
置104で送り出されてくる電線103を強制的に真っ
直ぐにするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電線自動切断
圧着機101に対するベルトコンベア装置104の配置
位置が、図11で示すY方向での左右ずれ及びZ方向で
の角度ずれが少しでもあると、電線103がベルトコン
ベア装置104から飛び出してしまい、切断後の次工程
であるゴム栓挿入が出来なくなってしまう。
【0005】また、電線自動切断圧着機101を保守点
検するためにベルトコンベア装置104を電線自動切断
圧着機101から取り外した場合、保守点検後に再びベ
ルトコンベア装置101を元の位置に戻す必要がある。
【0006】しかしながら、ベルトコンベア装置104
を元の位置に戻すには、その位置決め作業が面倒であり
作業工数がかかるばかりでなく、試し運転をするために
電線103を無駄に使用してしまい歩留まりが悪くな
る。
【0007】この問題を解決するために、図12に示す
ように、ベルトコンベア装置104の製品受取り部10
5の一部に作業者が入り込むことのできる程度の切り欠
き部106を設け、保守点検時にはベルトコンベア装置
104を移動させずに、作業者がこの切り欠き部106
に入り込んで電線自動切断圧着機101の保守点検を行
うようにしたものが提案されている。
【0008】しかし、製品受取り部105に形成した切
り欠き部106に電線103が落下することがあるた
め、床面上のゴミや埃などがゴム栓部分に付着したり、
落下した電線103を拾い上げるといった工程が増えて
しまう。
【0009】そこで本発明は、被装着機に対するベルト
コンベア装置の位置決めが容易で且つ、作業性及び収容
性に優れると共に製品整列性に優れたベルトコンベア装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンベア本体と、前記コンベア本体に掛けられた輪状の
ベルトと、前記ベルトを回転させるベルト駆動機構部
と、製品を受け取る製品受取り部とを備えたベルトコン
ベア装置において、前記コンベア本体には、被装着機に
対して接離自在な移動手段と、前記被装着機に対するコ
ンベア装着位置の位置出しを行う位置決め固定手段とが
設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、被装着機に
対して接離自在としたコンベア本体と前記被装着機とを
位置決め固定手段によって位置決め固定するので、保守
点検によりベルトコンベア装置を被装着機から取り外し
た場合でも、元の正規位置にベルトコンベア装置を短時
間且つ簡単に前記被装着機に対して位置決め固定するこ
とが可能となる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のベルトコンベア装置であって、被装着機に近接する
製品受取り部の一部が、折り畳み自在であることを特徴
とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、製品受取り部の一部を折り畳
み自在としているため、被装着機を保守点検する場合に
は前記製品受取り部の一部を折り畳んで作業者が被装着
機の近くまで行くことが可能となり、保守点検後は前記
製品受取り部の一部を元の状態に戻すことで製品の落下
を防ぐことが可能となる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載のベルトコンベア装置であって、前記コンベ
ア本体には、前記ベルトの下方に物品収容部が設けられ
ていることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、請求項1及
び請求項2に記載の発明の作用に加えて、ベルトの下方
に物品収容部を設けてあることから、作業に必要な物品
などを収容して置くことが可能となり、また省スペース
化が図れる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載のベルトコンベア装置であって、前記製品受
取り部には、前記製品を整列させる製品揃え部が設けら
れていることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項1〜3に
記載の発明の作用に加えて、製品受取り部に製品を整列
させる製品揃え部を設けているので、この製品受取り部
に端末部を揃えて製品を整列させることが可能となる。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
ベルトコンベア装置であって、前記物品収容部は、前記
コンベア本体を構成するフレームからなることを特徴と
する。
【0019】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、コンベア本体を構成するフレ
ームを利用して物品収容部を形成しているので、余分な
コストをかけずに物品収容部を設けることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では、被装着機として、ワイヤハーネスの製
造に使用する電線を所定長さに切断し、その切断した端
部にゴム栓を挿入する工程を順次自動的に行う電線自動
切断圧着機を例にとって説明する。
【0021】<ベルトコンベア装置の構成>本実施形態
のベルトコンベア装置1は、図1ないし図3に示すよう
に、コンベア本体と、このコンベア本体に掛けられた輪
状のベルト2と、前記ベルト2を回転させるベルト駆動
機構部と、製品を受け取る製品受取り部3とを備えてい
る。
【0022】『コンベア本体』コンベア本体は、図1な
いし図4に示すように、複数本の角材を組み合わせて形
成されたフレーム構造とされている。すなわち、コンベ
ア本体は、所定間隔を置いて平行に配置された一対の主
フレーム4、4と、この主フレーム4、4間を連結する
連結フレーム5、5と、主フレーム4、4に対して垂直
に起立する支柱フレーム6、6と、支柱フレーム6、6
の高さ方向中途部に相対向する支柱フレーム6、6間を
連結する補強フレーム7、7とを主たる構成している。
【0023】上記主フレーム4、4は、ベースフレーム
として機能し、長手方向に沿って所定間隔を置いて平行
に配置されている。そして、連結フレーム5、5は、平
行に配置された上記主フレーム4、4間に亘ってその長
手方向に所定間隔を置いて設けられ、これら主フレーム
4、4を連結している。
【0024】一方、支柱フレーム6、6は、主フレーム
4、4に対して所定高さ(ベルト2の下部に物品を収容
するに足る高さ)を有するようにして前記主フレーム
4、4に対して垂直設けられている。この支柱フレーム
6、6が設けられる位置は、主フレーム4、4と連結フ
レーム5、5との連結位置とされている。補強フレーム
7、7は、垂直に立設された支柱フレーム6、6の強度
を補強し、相対向する支柱フレーム6、6の高さ方向中
途部にこれらを連結するように設けられている。
【0025】これら各フレームから構成されるコンベア
本体には、ベルトコンベア装置1が装着される被装着機
である電線自動切断圧着機8に対して接離自在な移動手
段が設けられている。上記移動手段は、図2及び図4に
示すように、車輪9からなり、上記主フレーム4、4の
下端に取り付けられている。かかる車輪9は、床面10
に対して水平面内において180度回転自在なキャスタ
ーからなる。このため、コンベア本体を作業者が手で押
すことにより、電線自動切断圧着機8に対して装着する
接近方向及び電線自動切断圧着機8より離れる離間方向
の他、これらの方向と交差する方向にも自由に移動する
ことができるようになっている。
【0026】また、上記コンベア本体には、電線自動切
断圧着機8に対するコンベア装着位置の位置出しを行う
位置決め固定手段が設けられている。上記位置決め固定
手段は、図6に示すように、上記した主フレーム4、4
の先端に設けられており、ワンタッチで前記電線自動切
断圧着機8に対する装着位置を位置出しすることができ
るようになっている。具体的には、主フレーム4、4の
先端にこれら主フレーム4、4間の幅よりも外側に突出
する位置決めフレーム11と、この位置決めフレーム1
1の両端近傍部にそれぞれ設けられた突当て部12、1
2と、突当て部12、12間に設けられた位置決め固定
レバー13と、電線自動切断圧着機8に設けられた位置
出し部14とからなっている。
【0027】上記位置決めフレーム11は、電線自動切
断圧着機8に対するベルトコンベア装置1の装着位置を
精度良く出すために、前記電線自動切断圧着機8に対す
る接点をなるべく広く確保しており、上記主フレーム
4、4間の幅から外側に突き出た形とされている。上記
突当て部12、12は、電線自動切断圧着機8の突当て
面8aに面接触状態で当接する突当てパッド12aと、
この突当てパッド12aを保持するパッド保持部12b
とからなる。突当てパッド12aは、例えば円盤形状を
なす硬質ゴムなどから形成され、前記位置決めフレーム
11の両端に固定された略L字状をなすアングルからな
るパッド保持部12bに固定されている。そして、この
突当てパッド12aは、前記電線自動切断圧着機8の突
当て面8aに面接触するようになっている。
【0028】上記位置決め固定レバー13は、ネジボル
ト15を備えており、そのネジボルト15を前記位置決
めフレーム11にねじ込むことで取り付けられている。
一方、上記位置出し部14は、上記ネジボルト15を案
内するボルト案内溝16を有したアングルとして形成さ
れており、前記電線自動切断圧着機8に固定されてい
る。ボルト案内溝16は、開口端が広く奥端に行くに従
ってその溝幅が次第に狭くなり、奥端側が前記ネジボル
ト15の外径寸法とほぼ同寸法の溝幅とされている。
【0029】上記構成からなる位置決め固定手段では、
上記ボルト案内溝16の奥端に前記ネジボルト15が到
達し、前記突当てパッド12aが電線自動切断圧着機8
の突当て面8aにそれぞれ当接したときに、前記電線自
動切断圧着機8に対する前記ベルトコンベア装置1の装
着位置が決まる。つまり、上記状態のときに、初めて電
線自動切断圧着機8に対する前記ベルトコンベア装置1
の装着位置が決まる。この装着位置を固定するには、前
記位置決め固定レバー13を回すことで、ベルトコンベ
ア装置1を電線自動切断圧着機8に対して位置決め固定
することができる。
【0030】また、上記構成のコンベア本体には、図2
及び図3に示すように、例えば電線自動切断圧着機8で
所定長さに切断した電線の端末部に固定する端子金具を
ストックしておく物品収容部17が設けられている。物
品収容部17は、一対の主フレーム4、4と後述するベ
ルト2間のスペースに形成されており、これら主フレー
ム4、4の両フレーム上に、例えば端子金具を巻き付け
たボビン(端子リール)18を収容配置するようになっ
ている。この物品収容部17は、上記したように主フレ
ーム4、4とベルト2間の間隔が支柱フレーム6、6に
よって十分に確保されており、比較的大きなものでも十
分に収容できるようになされている。本実施形態では、
支柱フレーム6、6間毎にそれぞれ物品収容部17を形
成してある。
【0031】このように、コンベア本体に物品収容部1
7を形成することで、電線端末部に取り付ける端子金具
をストックしておくことができ、ボビン取り換え作業を
スムーズなものとすることができる。また、電線自動切
断圧着機8の周りにボビン18を置いておく必要がなく
コンベア本体に収容できるため、省スペース化を実現で
きる。
【0032】『ベルト及びベルト駆動機構部』上記ベル
ト2は、輪状のエンドレスベルトからなり、図2に示す
ように、コンベア本体の長手方向両端部にそれぞれ設け
られたプーリー19、20に掛けられている。そして、
上記ベルト2は、一方のプーリー20とベルト駆動モー
タ21との間に掛けられた駆動ベルト22によって前記
プーリー20が回転駆動せしめられることにより、前記
ベルト2が回転するようになされている。上記ベルト2
の回転は、コンベア本体に装着された制御ボック23に
収容された制御部によって制御されている。
【0033】上記ベルト2の上には、所定長さに切断さ
れた電線が暴れることなく当該ベルト2によって後方へ
スムーズに運ぶためのベルトカバー24が設けられてい
る。かかるベルトカバー24は、コンベア本体の先端か
ら後端にかけて前記ベルト2を覆うような形で、前記ベ
ルト2に対して所定距離を置いて設けられている。
【0034】『製品受取り部』上記製品受取り部3は、
図1及び図3に示すように、上記ベルト2に沿って設け
られた長尺部3aと、電線自動切断圧着機8の接続側に
設けられた端末受取部3bとからなる。長尺部3aは、
図1及び図4に示すように、一側縁に起立して形成され
たガイド壁25を有した断面略L字状をなす長尺板とし
て、上記ベルト2の直ぐ脇に設けられている。端末受取
部3bは、図4及び図5に示すように、一側縁に起立し
て形成されたガイド壁31を有した幅広な板状体として
形成されており、電線自動切断圧着機8の保守点検時に
はベルトコンベア装置1を移動させることなく作業者が
電線切断機26やゴム栓挿入機27へスムーズにアクセ
スできるように、折り畳み自在とされている。
【0035】すなわち、端末受取部3bは、図4、図7
及び図8に示すように、長尺部3aの端部との間に設け
られたヒンジ部(蝶番)28によって前記長尺部3aと
水平な製品受取状態(図4の状態)と、傾倒した保守点
検可能状態(図5の状態)とに折り畳み自在となってい
る。端末受取部3bの水平状態は、図4に示すように、
端末受取部3bの裏面とコンベア本体との間に設けられ
た支持アーム29、30に支えられて保持される。端末
受取部3bの折り畳み状態は、図示しないロック部を外
すことで一方の支持アーム30に対して他方の支持アー
ム29をスライドさせる。このように構成することで、
電線自動切断圧着機8の保守点検時には、上記端末受取
部3bを折り畳んで電線切断機26やゴム栓挿入機27
を保守点検することができる。
【0036】また、上記端末受取部3bは、上記長尺部
3aに対してその取り付け角度θ(図7中θで示す角
度)が45度未満とされている。このようにすること
で、電線切断機26によって所定長さに切断されベルト
2により直線的に延ばされた後、次工程のゴム栓挿入機
27で端末部にゴム栓が取り付けられてなる電線が、上
記製品受取り部3に送られてきたときに、その電線端末
部がきれいに整列する。
【0037】つまり、前記端末受取部3bの前記長尺部
3aに対する取り付け角度θが45度未満であると、図
9に示すように、前記端末受取部3bと長尺部3aとの
屈曲部(製品揃え部)32に電線33が接触するように
なり、当該屈曲部32で接触抵抗が大きくなって電線3
3がコンベア方向へ引っ張れることがなくなる。その結
果、電線33の端末部が揃うことになる。これに対し
て、図10に示すように、前記角度θを45度以上とす
ると、前記屈曲部32には電線33が接触しなくなり、
電線33の端末が不揃いになる。
【0038】『動作説明』次に、上記のように構成され
たベルトコンベア装置1を位置決め固定した電線自動切
断圧着機8を用いて、電線を所定長さに切断した後、そ
の切断端末部にゴム栓を挿入する動作について簡単に説
明する。
【0039】先ず、ボビンに巻回された電線を、電線自
動切断圧着機8に設けられた電線供給装置によって上記
電線切断機26(図4参照)へ供給する。すると、ベル
トコンベア装置1のベルト2が回転して前記電線33が
コンベア後方へと送られる。これにより、電線33が弛
むことなくほぼ直線的に送られることになる。また、ベ
ルト2の上方にはベルトカバー24が設けられているの
で、前記ベルト2が搬送途中で暴れて外に飛び出すこと
が防止される。
【0040】そして、所定長さに電線33が送られる
と、上記電線切断機26によって電線33が切断され
る。次に、その切断された電線33は、図4に示すよう
に、電線切断機26の隣に設けられたゴム栓挿入機27
に送られ、ここで切断端末部にゴム栓が挿入される。ゴ
ム栓が挿入されると、電線33は、製品受取り部3に送
られる。
【0041】製品受取り部3では、前記端末受取部3b
と長尺部3aとの屈曲部(製品揃え部)32に電線33
が接触して、前記電線33の端末部が綺麗に整った状態
で整列される。これにより、製品受取り部3に配列され
た電線33を纏める作業を容易に行うことができる。
【0042】ところで、電線自動切断圧着機8を保守点
検する必要性が生じたときには、作業者は、ロックを外
して上記した端末受取部3bを図5に示すように傾倒す
る。これにより作業者は、電線切断機26及びゴム栓挿
入機27にアクセスすることができ、ベルトコンベア装
置1を電線自動切断圧着機8から離すことなく保守点検
作業を行うことができる。
【0043】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明は上述の実施形態に制限さ
れるものではなく種々の変更が可能である。例えば、上
述の実施形態では、被装着機として電線自動切断圧着機
8を例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは
なく、ベルトコンベア装置1を使用する装置全般につい
て適用されるものである。
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、請求
項1記載の発明によれば、被装着機に対して接離自在と
したコンベア本体と前記被装着機とを位置決め固定手段
によって位置決め固定したので、保守点検によりベルト
コンベア装置を被装着機から取り外した場合でも、元の
正規位置にベルトコンベア装置を短時間且つ簡単に前記
被装着機に対して位置決め固定することができ、ベルト
コンベア装置の装着作業時間を大幅に低減することがで
きる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、製品受取り部の一部を折り畳
み自在としているため、被装着機を保守点検する場合に
は前記製品受取り部の一部を折り畳んで作業者が被装着
機の近くまで行くことが可能となり、保守点検後は前記
製品受取り部の一部を元の状態に戻すことで製品の落下
を防ぐことができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、請求項1及
び請求項2に記載の発明の効果に加えて、ベルトの下方
に物品収容部を設けているので、作業に必要な物品など
を収容して置くことができ、また省スペース化を実現で
きる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
請求項3に記載の発明の効果に加えて、製品受取り部に
製品を整列させる製品揃え部を設けているので、この製
品受取り部に製品を整列させることができる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、コンベア本体を構成するフレ
ームを利用して物品収容部を形成しているので、余分な
コストをかけずに物品収容部を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のベルトコンベア装置の平面図であ
る。
【図2】本実施形態のベルトコンベア装置の正面図であ
る。
【図3】本実施形態のベルトコンベア装置を示すもの
で、(a)は左側面図、(b)は右側面図である。
【図4】本実施形態のベルトコンベア装置を電線自動切
断圧着機に装着固定した状態を示すもので、端末受取部
を水平状態に保持した状態を示す斜視図である。
【図5】本実施形態のベルトコンベア装置を電線自動切
断圧着機に装着固定した状態を示すもので、端末受取部
を傾倒した状態を示す斜視図である。
【図6】ベルトコンベア装置を電線自動切断圧着機に対
して位置決め固定する位置決め固定手段部分を示す斜視
図である。
【図7】ベルトコンベア装置の電線自動切断圧着機に対
する装着部分を示すもので、端末受取部を水平状態に保
持した状態を示す要部拡大平面図である。
【図8】ベルトコンベア装置の電線自動切断圧着機に対
する装着部分を示すもので、端末受取部を傾倒した状態
を示す要部拡大平面図である。
【図9】電線端末部が整列した状態で電線が製品受取り
部に配列された状態を示す要部拡大平面図である。
【図10】電線端末部が乱れた状態で電線が製品受取り
部に配列された状態を示す要部拡大平面図である。
【図11】従来のベルトコンベア装置を電線自動切断圧
着機に装着した状態を示す平面図である。
【図12】切欠き部を形成した従来のベルトコンベア装
置を電線自動切断圧着機に装着した状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア装置 2 ベルト 3 製品受取り部 3a 長尺部 3b 端末受取部 4 主フレーム 5 連結フレーム 6 支柱フレーム 7 補強フレール 8 電線自動切断圧着機 9 車輪 11 位置決めフレーム 12 突当て部 13 位置決め固定レバー 14 位置出し部 17 物品収容部 32 屈曲部(製品揃え部) 33 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野本 喜昭 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 3F025 AB03 AC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア本体と、前記コンベア本体に掛
    けられた輪状のベルトと、前記ベルトを回転させるベル
    ト駆動機構部と、製品を受け取る製品受取り部とを備え
    たベルトコンベア装置において、 前記コンベア本体には、被装着機に対して接離自在な移
    動手段と、前記被装着機に対するコンベア装着位置の位
    置出しを行う位置決め固定手段とが設けられていること
    を特徴とするベルトコンベア装置。
  2. 【請求項2】 前記被装着機に近接する前記製品受取り
    部の一部が、折り畳み自在であることを特徴とする請求
    項1記載のベルトコンベア装置。
  3. 【請求項3】 前記コンベア本体には、前記ベルトの下
    方に物品収容部が設けられていることを特徴とする請求
    項1又は2記載のベルトコンベア装置。
  4. 【請求項4】 前記製品受取り部には、前記製品を整列
    させる製品揃え部が設けられていることを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載のベルトコンベア装置。
  5. 【請求項5】 前記物品収容部は、前記コンベア本体を
    構成するフレームからなることを特徴とする請求項1記
    載のベルトコンベア装置。
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