JP2001205354A - ガスの処理装置の製造方法 - Google Patents

ガスの処理装置の製造方法

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JP2001205354A JP2000011506A JP2000011506A JP2001205354A JP 2001205354 A JP2001205354 A JP 2001205354A JP 2000011506 A JP2000011506 A JP 2000011506A JP 2000011506 A JP2000011506 A JP 2000011506A JP 2001205354 A JP2001205354 A JP 2001205354A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス処理体とその保持体を筒体内に容易に内
装でき、かつ内装時の保持体の充填密度が高精度で得ら
れ、かつ筒体の端部の縮径加工が容易なガスの処理装置
の製造方法を提供する。 【解決手段】 ガス処理体1の外周に保持体2を巻設す
る第1の工程と、前記巻設された保持体2の外周に、金
属製でかつ保持体2の軸方向長よりも長い板材3を巻回
し、その板材3の巻き方向の端部3a,3b同士を重合
するとともに該板材によって保持体2を適宜圧縮した状
態でその板材3の重合部を溶接接合して筒体5を形成す
る第2の工程と、前記筒体5の少なくとも一端部をスピ
ニングローラ10でスピニング加工にて縮径加工する第
3の工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスの処理装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】昨今のガスの処理装置、と
りわけ内燃機関の排気浄化装置においては、排気ガスの
高度な浄化要求が課されており、それに伴い、その触媒
コンバータの大型・大径化、高耐熱化、低圧損すなわち
低背圧化などが要求される。したがって、浄化機能を持
つ触媒担体(メタルやセラミック)に対しても、大型・
大径化、高耐熱化の要求と反応表面積拡大及び流路抵抗
軽減から薄肉化が要求される。
【0003】前記のように触媒担体に高耐熱化が要求さ
れることから、図10に示すような触媒コンバータ10
1の触媒担体102を緩衝的に保持するマット(保持
体)103にも高耐熱性が求められ、最近では薄肉(多
セル)セラミックからなる触媒担体の保持用として、従
来の熱膨脹性に代わり、非膨脹性で高耐熱のアルミナフ
ァイバーマットが多用され、例えば特開平11−768
37号公報に開示されている。
【0004】このマット103は、図10に示すよう
に、触媒コンバータ101の金属製筒体104とこれに
内装された触媒担体102との間で挟持されて触媒担体
102の全周を緩衝的に保持するのであるが、その挟持
された状態でのそのマットの密度(充填密度)が厳しく
管理されなけば緩衝保持機能を発揮せず、薄肉の触媒担
体の破損を招くおそれがある。
【0005】ところが、従来の一般的な触媒コンバータ
の製法として行われている工法、すなわち、マット10
3を巻き付けた触媒担体102を、筒体104の端(図
10において両コーン部105,106がない状態)か
ら圧入する工法では、マット103の変形や破損を伴わ
ずに圧入し、規定の充填密度を得ることは困難であっ
た。
【0006】すなわち、圧入しやすくしようとすれば、
充填密度が規定充填密度より小さくなり、緩い保持状態
になって適正な緩衝保持ができず、また、規定充填密度
に達するように圧入しようとすれば圧入の際にマット1
03を大きく縮めて圧入することからマット103が破
損しやすい。
【0007】また、図10に示すような、マット103
を巻設した触媒担体を、マット103の外径より大径の
円筒状の筒体104(両コーン部105,106も筒体
104と同径の状態)内に挿入し、その後、マット10
3の外周の筒体104を縮径する方法も例えば特開平9
−234377号公報に開示されている。
【0008】しかし、この方法においては、金属製の筒
体104を縮径する際にはその縮径後にスプリングバッ
クがあるため、マット103が規定圧縮密度になるよう
に筒体104を所定の外径に縮径するには、その所定の
外径より小さな径まで縮小しなければならないので、触
媒担体102とマット103の破損を招きやすい。更
に、この方法では、僅かな縮径代(縮径前と縮径後の径
差)しか得られないので、触媒担体102の大型化と大
径化に伴うマット103の厚肉化に対する大きな圧縮代
に対応することが困難である。また、この縮径はダイス
で行っているため、全周で均一な縮径が困難で、真円度
が悪く、触媒担体102やマット103の破損も懸念さ
れる問題がある。
【0009】また、規定の充填密度を確実に得る製造方
法として、米国特許第3958312号に記載する方法
(図11及び図12)や米国特許第4070158号に
記載する方法(図13及び図14)がある。
【0010】これらは、Tourniquet(止血帯)方式と称
されるもので、例えば図12に示すように、筒体204
を板状態でマット203の外周に巻き付けて筒状にしつ
つ端部207,208をラップさせ、筒体204に固着
したブラケット209,210を締め具によって相互に
近づけるように締め付けて筒体204を縮径し、マット
203が最適充填密度になった状態で前記両端部20
7,208を相互に溶接固定する方法である。この方法
によれば、両端部207,208のラップ代(ラップ
量)を規定値にすることにより、容易かつ確実にマット
の最適充填密度を得ることができる。
【0011】しかし、この米国特許第3958312号
及び米国特許第4070158号は、いずれも触媒担体
211,311及びマット203,303が内装された
部分のみの筒体204,304を前記の方法で加工し、
両コーン部は別体でかつ別加工とし、前記の筒体20
4,304に接合している。
【0012】すなわち、前者(図11及び図12)にお
いては、コーン部205,206のフランジ部212,
213を筒体204に当接して溶接固定し、後者(図1
3及び図14)においては、コーン部305,306の
嵌合部312,313を筒体303に嵌合して溶接固定
している。
【0013】この前者及び後者とも、コーン部を造る手
間やコスト及びこれらを溶接する手間やコストが嵩み、
更に、溶接箇所の存在は、耐久強度やシール性の信頼性
の悪化が懸念される。
【0014】更に、前者(図11及び図12)では、コ
ーン部205,206にフランジ部212,213を形
成する手間とコストがかかる上に筒体204の径にバラ
ツキがあると、これにコーン部205,206のフラン
ジ部212,213を適合させて接合しなければなら
ず、その調整の手間とコストが余分にかかる問題があ
る。
【0015】同様に、後者(図13及び図14)におい
ては、筒体304の径にバラツキがあると、両コーン部
305,306の嵌合部312,313を筒体304の
内面に密着させるために、その嵌合部312,313の
径を修正するか、嵌合部312,313の径が異なる多
種類のコーン部305,306を用意してこれらから選
択使用しなければならず、一層コストが嵩む問題があ
る。
【0016】そのため、前記のような触媒担体とマット
を筒体内に容易に内装でき、かつ内装時のマットの充填
密度を高精度で得られ、更に前記触媒担体とマットの外
周に位置する外筒部と前記のようなコーン部が、一体の
触媒コンバータを低コストで得られる製造方法が待たれ
ていた。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、金属製の筒体内部
に保持体を介してガス処理体を内装するガスの処理装置
の製造方法であって、ガス処理体の外周に保持体を巻設
する第1の工程と、前記巻設された保持体の外周に、金
属製でかつ保持体の軸方向長よりも長い板材を巻回し、
その板材の巻き方向の端部同士を重合するとともに該板
材によって保持体を適宜圧縮した状態でその板材の重合
部を溶接接合して筒体を形成する第2の工程と、前記筒
体の少なくとも一端部をスピニング加工にて縮径加工す
る第3の工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0018】請求項2記載の第2の発明は、前記第1の
発明において、前記板材の巻き方向の一端部に、該板材
の巻回時に内側方向に段差を有するタブを予め形成して
おき、前記第2の工程において、板材の巻回時に、板材
の巻き方向の他端部が前記タブに外側から重合するよう
にしたものである。
【0019】請求項3記載の第3の発明は、前記第1又
は第2の発明における前記第2の工程後において、前記
のように形成された筒体の外周に、該筒体の軸方向長と
略同長の金属製の板材を巻回してその両端を接合固定し
て外筒を形成し、その後に、前記外筒の少なくとも一端
部をスピニング加工で縮径して前記の第3の工程を施す
ものである。
【0020】請求項4記載の第4の発明は、前記第1又
は第2の発明における前記第2の工程後において、前記
のように形成された筒体の外周に、筒体の軸方向長と略
同長の金属製の管からなる外筒を外挿し、その後に、前
記外筒の少なくとも一端部をスピニング加工で縮径して
前記の第3の工程を施すものである。
【0021】請求項5記載の第5の発明は、金属製の筒
体内部に保持体を介してガス処理体を内装するガスの処
理装置の製造方法であって、ガス処理体の外周に保持体
を巻設する第1の工程と、前記巻設された保持体の外周
に、金属製でかつ保持体の軸方向長と略同長の板材を巻
回し、その板材の巻き方向の端部同士を重合するととも
に該板材によって保持体を適宜圧縮した状態でその板材
の重合部を溶接接合して筒体を形成する第2の工程と、
その後に、前記筒体の外周に、該筒体の軸方向長より長
い金属製の板材を巻回してその両端を接合固定して外筒
を形成し、その後に、前記外筒の少なくとも一端部をス
ピニング加工にて縮径する第3の工程と、を含むことを
特徴とするものである。
【0022】請求項6記載の第6の発明は、金属製の筒
体内部に保持体を介してガス処理体を内装するガスの処
理装置の製造方法であって、ガス処理体の外周に保持体
を巻設する第1の工程と、前記巻設された保持体の外周
に、金属製でかつ保持体の軸方向長と略同長の板材を巻
回し、その板材の巻き方向の端部同士を重合するととも
に該板材によって保持体を適宜圧縮した状態でその板材
の重合部を溶接接合して筒体を形成する第2の工程と、
その後に、前記筒体の外周に、該筒体の軸方向長より長
い金属製の管よりなる外筒を外挿し、その後に、前記外
筒の少なくとも一端をスピニング加工にて縮径する第3
の工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0023】請求項7記載の第7の発明は、前記第5の
発明において、前記筒体を形成する板材の巻き方向の一
端部に、該板材の巻回時に内側方向に段差を有するタブ
を予め形成しておき、前記第2の工程において、板材の
巻回時に、板材の巻き方向の他端部が前記タブに外側か
ら重合するようにしたものである。
【0024】請求項8記載の第8の発明は、前記第1乃
至7のいずれかの発明において、前記スピニングローラ
による縮径加工を、縮径部の中心軸が筒体の中心軸に対
して、同芯、偏芯、傾斜のいずれかの関係になるように
して施すものである。
【0025】
【発明の実施の形態】図1乃至図9は本発明を内燃機関
の触媒コンバータに適用した実施例で、この実施例に基
いて本発明の実施の形態について説明する。
【0026】図1及び図2は第1実施例を示す。
【0027】図1(A)は第1の工程でガス処理体であ
る触媒担体1の外周に保持体2を巻設した図で、その触
媒担体1は触媒を内部セルに担持したもので、周知のメ
タルやセラミックなどにより、所定の軸方向(X−X方
向)長L1 を有する円筒状に形成されている。保持体2
は前記従来の技術で説明したマット103に相当するも
ので、触媒担体1を緩衝保持するものである。該保持体
2は周知のセラミックマットでもよく、特に昨今の要求
から、非膨脹性で高耐熱のアルミナファイバーなどでマ
ット状に形成したものが望ましい。そして、これを触媒
担体1の外周に密着させて円筒状に巻設するが、その巻
方向の両端は、図1(A)に示すように凹部2aと凸部
2bを嵌合して接合してもよく、また、このような凹凸
を形成することなく当接或いは離間対峙させてもよい。
この両端は重合させない。
【0028】また、該保持体2の巻く範囲や厚さは任意
であるが、厚さについては、次工程での筒体の巻き締め
加工による圧縮量を勘案して設定しておく。
【0029】図1(B)は第2の工程において、金属製
の筒体を形成するための金属製の板材を示す。該板材3
は、図1(B)では若干筒状に曲げた状態を示している
が、素材状態では平板状であり、その平板での軸方向長
2 は、前記触媒担体1の軸方向長L1 及び保持体2の
軸方向長より長く設定され、幅方向(X−X方向と直交
する方向)の長さは、これを前記保持体2の外周に巻い
た場合に、その巻方向の両端部3a,3bが所定の量で
重合するように設定されている。なお、図においては作
図上意図的に板材3の厚みを大きく表したが、実際には
図2に示すような薄板であり、その板圧は1.5mm程
度である。
【0030】更に、この平板状態において、その板材3
の巻方向の一端部3aには段差を有するタブ4が、板材
3を巻いた場合に他端部3bの内側に重合するように一
段下る状態で形成されている。更に、該タブ4の段差H
の量は、重合時に外周面が段差なく連続するように板厚
程度が望ましい。更にタブ4の幅Dは、他端部3bと重
合して溶接が可能な程度であれば任意でよい。更に、該
タブ4は板材3の軸方向(X−X方向)全長にわたって
形成されている。なお、このタブ4は、周知のプレス加
工など任意の加工方法で形成する。また、板材3は例え
ばステンレス製で厚みが1〜2mm程度のものを使用す
るが、これに限らず、触媒コンバータに一般的に使用さ
れているものでもよい。
【0031】次に、前記の板材3を使用してこれを前記
保持体2の外周に巻設する第2の工程を説明する。
【0032】先ず、前記図1(A)に示すように、触媒
担体1の外周に保持体2を巻設したものを、前記平板状
の板材3の巻方向の一側で、かつ軸方向X−Xの中間部
に配置し、板材3を適宜巻回手段により巻回し、図1
(C)に示すように、板材3の一端部3aに形成したタ
ブ4が板材3の他端部3bの内側に重合するようにす
る。そして、前記巻回された板材3を、その周方向に絞
り、その板材3におけるタブ4と他端部3bとの重合代
を設定値にして、巻回された板材3の径を所定値にす
る。これにより、保持体2が適正値に圧縮され、規定充
填密度になる。
【0033】なお、このような板材3の巻回と重合の方
法は、前記図12の従来の技術で述べたようなTourniqu
et方式を用いてもよく、また、その図12におけるブラ
ケット209,210を設けることなく、タブ4や端部
3bそのものを周方向に引っ張るとともに外周全体を包
み込むような外型で内側へ押圧して行ってもよく、更に
周知の巻き締めの方法を使用してもよい。
【0034】そして、前記の重合後、この重合代を保っ
てタブ4と他端部3bを固定する。この固定方法は、重
合部を軸方向X−Xの全域にわたってスポット溶接、ア
ーク溶接、シーム溶接、レーザー溶接、プラズマ溶接な
どの溶接で気密かつ強固に固定し、次工程でのスピニン
グ加工が可能なように固定することが望ましい。
【0035】なお、前記の適正重合代による保持体2の
適正圧縮量は、触媒担体1の固定値及び保持体2の圧縮
前の厚みを予め測定しておいて、これを鑑みて適正圧縮
量および圧縮代(重合代)を算出しておき、これに適合
するように重合させて適正圧縮量を得るようにする。
【0036】前記の第2の工程により、図1(C)に示
すように触媒担体1の外周に規定充填密度で巻設された
保持体2の外周に、前記板材3からなる筒体5が巻設配
置される。
【0037】そして、スピニング加工による第3の工程
に移る。
【0038】この第3の工程は、前記図1(C)におけ
る筒体5の軸方向(X−X方向)の両端部、すなわち、
触媒担体1及び保持体2の両端から突出した部分5a,
5bをスピニング加工により、図1(D)に示すよう
に、テーパ状の徐変部6,7と、その先部に突出する直
管部8,9を夫々一体に縮径する。このスピニング加工
は、筒体5を適宜手段で固定し、スピニングローラ10
を筒体5の軸芯を中心として公転させるとともに筒体5
の軸方向(X−X方向)への移動と、軸方向と直交する
径方向の移動とによって行ってもよいし、筒体5をその
軸芯を中心として回転させ、スピニングローラ10を筒
体5の軸方向と径方向に移動させて行ってもよく、公知
の方法を任意に採用して行う。
【0039】このスピニング加工の際には、筒体5の前
記タブ4が段状に形成され、他端部3bがタブ4の段部
に嵌って筒体5の重合部の外周面が略面一になっている
ため、スピニングローラ10が筒体5の外周面を円滑に
移動し、通常のパイプに施すスピニング加工と同様の円
滑な加工が可能になる。
【0040】このスピニング加工により、図1(D)に
示すように、筒体5からなる中央直管部5c(一般部)
の両端に徐変部6,7を一体形成し、かつ両徐変部6,
7の先部に小径の直管部8,9を一体形成した触媒コン
バータが製造される。
【0041】なお、図1の実施例では、徐変部6,7の
中心軸と直管部8,9の中心軸を、筒体5の中心軸(X
−X軸)と一致(同芯)するように形成した例である。
【0042】以上により、Tourniquet工法による正確な
保持体圧縮量および内装容易性という効果と、スピニン
グ加工による形状自由度拡大、例えば筒体5の中央直管
部5cの径と両側の直管部8,9の径との大径差への対
応容易および加工容易性の効果を兼ね備えた触媒コンバ
ータの製造方法が得られた。
【0043】なお、前記実施例は、前記筒体5を、これ
にタブ4を形成して重合した例であるが、このタブ4を
形成することなく板材3の両端部を重合してもよい。こ
の場合は、その重合部における外周面の段差を最小にす
べく、その板厚を可能な範囲で薄くすることが望まし
い。この例においては、前記実施例のように重合部の外
周面が略面一にならないため、前記のようなスピニング
ローラの円滑な接動の効果は前記段差を形成したものよ
りは少ないが、実際には筒体5の板厚が前記のように薄
い(1.5mm)ため、段差や谷が無いのと同様に円滑
なスピニング加工を行うことができる。
【0044】図3及び図4は第2実施例を示す。
【0045】本第2実施例は、前記第1実施例の筒体5
の外周に更に外筒を設ける例である。
【0046】先ず、図3(A)に示すように、第1の工
程で、前記第1実施例の第1の工程と同様に、触媒担体
1の外周に保持体2を巻設する。
【0047】次で、第2の工程で、前記第1実施例の第
2の工程と同様に、Tourniquet工法によって図3(C)
に示すように、板材3を保持体2の外周に巻設する。こ
の板材3は、図3(B)に示すように、前記第1実施例
と同様に、これを巻いた場合の軸方向長L2 が触媒担体
1の軸方向長L1 及び保持体2の軸方向長よりも長く形
成されているとともにその幅方向の長さは、これを前記
保持体2の外周に巻いた場合に、その巻方向の両端部3
a,3bが所定の量で重合するように設定されている。
また、この板材3の板厚も作図上大きく表しているが、
実際には図4に示すように薄いものである。特にこの第
2実施例では2層とすることから、この板厚は0.8m
m程に形成されている。
【0048】この板材3の巻設は、前記第1実施例のよ
うに、板材3の一端部にタブ4を形成して重合し、その
重合部を溶接してもよく、また、板材3の一端部にタブ
4を形成することなく両端部を重合して溶接してもよ
い。
【0049】次で図3(C)に示すように巻設された筒
体5の外周に、図3(D)に示すような板材11を巻設
する。この板材11は前記板材3と同様の金属板であ
る。この板材11は図3(D)では若干筒状に曲げた状
態を示しているが、素材状態では平板状であり、その平
板での軸方向長L3 は、前記筒体5の軸方向長L2 と略
同長に設定され、幅方向の長さ(L3 の方向と直交する
方向の長さ)は、これを前記筒体5の外周に巻いた場合
に、その巻き方向の両端11a,11bが図3(E)に
示すように当接する長さに設定されている。この板材1
1も作図上意図的に大きく表しているが、実際には図4
に示すように薄く、0.8mmに形成されている。
【0050】そして、図3(C)に示すように組み付け
されたものを、前記の板材11の内側に配置し、その板
材11を適宜手段で巻いてその両端11a,11bを接
合し、その接合部を気密的に溶接する。なお、この両端
11a,11bは前記のようなタブ4を設けて重合的に
接合してもよく、タブ4を形成することなく単に重合し
てもよい。また、いずれの場合もその重合部の長手方向
全域にわたって気密的に溶接固定するとよいが、前記筒
体5の重合部が気密的に接合されていればこの板材11
の接合部は気密性のない溶接、すなわち間欠的な溶接で
もよい。
【0051】以上により、図3(E)に示すように、保
持体2の外周に、筒体5と板材11からなる外筒12
が、その両端部5a,5b,12a,12bを保持体2
の軸方向両端より突出した状態で2層状に形成される。
【0052】次で、スピニング加工による第3の工程に
移る。
【0053】この第3の工程は、外筒12の両端部12
a,12bの外周面にスピニング加工を施し、外筒12
と筒体5の両端部12a,12b,5a,5bを、その
2層状態で同時に縮径し、図3(F)に示すように、テ
ーパ状の徐変部6,7と直管部8,9を一体に、かつ2
層壁構造で形成する。
【0054】このスピニング加工により、図3(F)に
示すように、筒体5と外筒12からなる中央直管部5
c,12cの両端に徐変部6,7を一体形成し、かつ両
徐変部6,7の先部に小径の直管部8,9を一体形成し
た触媒コンバータが製造される。
【0055】なお、この第3実施例では、徐変部6,7
の中心軸と直管部8,9の中心軸を筒体5の中心軸に一
致(同芯)させている。
【0056】本第2実施例においては、前記第1実施例
の効果の外に次のような効果を発揮できる。
【0057】筒体5と外筒12の2層壁構造になるた
め、これら一層当りの板厚を薄くすることが可能にな
り、外筒12の板厚を薄くすることにより、この外筒1
2の巻き方向両端部を、タブを設けることなく重合して
も、その重合部外周面の段差が一層小さくなり、円滑な
スピニング加工が可能になる。
【0058】特に、内側の筒体5を厚板としてこれに強
度を負担させるようにすれば、外筒12の板厚を極力薄
くすることができ、それによって一層外筒12を縮径す
るスピニング加工が円滑になる。したがって、Tourniqu
et工法の効果とスピニング加工の効果を有効に享受でき
る。
【0059】なお、前記第2実施例においては外筒12
を図3(D)のような板材11から形成するようにした
が、この板材11の代りに、図5に示すような軸方向長
4が前記筒体5の軸方向長L2 と略同長の金属管から
なる筒体12Aを用い、この筒体12Aに前記図3
(C)に示す組付体を直接嵌挿するようにしてもよい。
このような金属管からなる外筒12Aを使用すると、前
記板材11を用いる場合の両端部11a,11bの接合
工程が不要になり、製造が一層容易でコスト低減を図る
ことができる。
【0060】図6は第3実施例を示す。
【0061】本第3実施例は、前記第1実施例の筒体5
を触媒担体1及び保持体2の軸方向長と略同長にし、該
筒体5の外周に更に外筒を設けたものである。
【0062】先ず、第1の工程で、前記第1実施例の第
1の工程と同様に、触媒担体1の外周に保持体2を巻設
する。
【0063】次で、第2の工程で、前記第1実施例の第
2の工程と同様に、Tourniquet工法によって板材3を保
持体2の外周に巻設して筒体5を形成する。この第3実
施例では、板材3は、図6(B)(C)に示すように、
これを巻いた場合の軸方向長L5 が触媒担体1の軸方向
長L1 及び保持体2と略同一長に形成されている。この
板材3の巻設は、前記第1実施例のように、板材3の一
端部にタブ4を形成して重合し、その重合部を溶接して
もよく、また、板材3の一端部にタブ4を形成すること
なく両端部を重合して溶接してもよい。
【0064】次で図3(C)に示すように巻設された筒
体5の外周に、図6(D)に示すような板材13を巻設
する。この板材13は前記板材3と同様の金属板であ
る。この板材13は図6(D)では若干筒状に曲げた状
態を示しているが、素材状態では平板状であり、その平
板での軸方向長L6 は、前記筒体5の軸方向長L5 より
長く設定され、幅方向の長さ(L6 の方向と直交する方
向の長さ)は、これを前記筒体5の外周に巻いた場合
に、その巻き方向の両端13a,13bが図6(E)に
示すように当接する長さに設定されている。
【0065】そして、図6(C)に示すように組み付け
されたものを、前記の板材13の軸方向の中央部に配置
し、その板材13を適宜手段で巻いてその両端13a,
13bを接合し、その接合部を気密的に溶接する。な
お、この両端13a,13bは前記のようなタブ4を設
けて重合的に接合してもよく、タブ4を形成することな
く単に重合してもよく、また、いずれの場合もその重合
部の長手方向全域にわたって気密的に溶接固定する。
【0066】以上により、図6(E)に示すように、筒
体5の外周に、その軸方向両端部から突出した部分14
a,14bを有する外筒14が巻設されたものが形成さ
れる。
【0067】次で、スピニング加工による第3の工程に
移る。
【0068】この第3の工程は、前記第1実施例と同様
に、スピニングローラ10によるスピニング加工によっ
て、前記外筒14の両端部14a,14bを縮径し、図
6(F)に示すように、前記第1実施例と同様にテーパ
状の徐変部6,7と直管部8,9を一体に成形する。
【0069】このスピニング加工により、図6(F)に
示すように、外筒14からなる中央直管部14cの両端
に徐変部6,7を一体形成し、かつ両徐変部6,7の先
部に小径の直管部8,9を一体形成した触媒コンバータ
が製造される。
【0070】なお、この第3実施例では、徐変部6,7
の中心軸と直管部8,9の中心軸を筒体5の中心軸に一
致(同芯)させている。
【0071】本第3実施例においても、前記第1実施例
の効果の外に次のような効果を発揮できる。
【0072】筒体5と外筒14の2層壁構造になるた
め、これら一層当りの板厚を薄くすることが可能にな
り、外筒14の板厚を薄くすることにより、この外筒1
4の巻き方向の両端部を、タブを設けることなく重合し
ても、その重合部外周面の段差が小さくなり、円滑なス
ピニング加工が可能になる。
【0073】特に、内側の筒体5を厚板としてこれに強
度を負担させるようにすれば、外筒14の板厚を極力薄
くすることができ、それによって一層外筒14を縮径す
るスピニング加工が円滑になる。したがって、Tourniqu
et工法の効果とスピニング加工の効果を有効に享受でき
る。
【0074】なお、前記第3実施例においては外筒14
を図6(D)のような板材13から形成するようにした
が、この板材13の代りに、図7に示すような軸方向長
7が前記筒体5の軸方向長L5 より長い金属管からな
る筒体14Aを用い、この筒体14Aに前記図6(C)
に示す組付体を直接嵌挿するようにしてもよい。このよ
うな金属管からなる外筒14を使用すると、前記板材1
3を用いる場合の両端部13a,13bの接合工程が不
要になり、製造が一層容易でコスト低減を図ることがで
きる。
【0075】図8は前記図1に示す第1実施例におい
て、徐変部6,7と直管部8,9を、夫々の中心軸Y,
Zを筒体5の中央直管部5cの中心軸Xに対して偏芯さ
せて形成した第4実施例を示す。
【0076】このように偏芯させるには、前記のスピニ
ング加工において、例えば図8に示すように、筒体5の
中心軸Xとスピニングローラ10の公転軸Y,Zを相互
に偏芯させてスピニング加工を施す。
【0077】図9は前記図1に示す第1実施例におい
て、徐変部6,7と直管部8,9を、夫々の中心軸Y,
Zを筒体5の中央直管部5cの中心軸Xに対して傾斜さ
せて形成した第5実施例を示す。
【0078】このように傾斜させるには、前記のスピニ
ング加工において、例えば図9に示すように、筒体5の
中心軸Xとスピニングローラ10の公転軸Y,Zを相互
に傾斜させてスピニング加工を施す。
【0079】なお、前記図2に示す第2実施例および図
3に示す第3実施例においても、スピニング加工時にお
いて、前記図8または図9のように各軸を偏芯または傾
斜関係において、徐変部6,7および直管部8,9を筒
体5,14の中央直管部5c,14cに対して偏芯また
は傾斜させてもよい。
【0080】このようにスピニング加工によって偏芯あ
るいは傾斜させる方法は、先に本出願人が特許第295
7153号及び特許第2957154号公報で提供した
方法を採用することができる。
【0081】なお、前記各実施例は、筒体5と外筒1
2,14のいずれか一方あるいは双方の両端部5a,5
b,12a,12b,14a,14bをスピニング加工
により縮径したが、この両端部のうちの一方のみをスピ
ニング加工で縮径してもよい。
【0082】また、前記同芯、偏芯、傾斜のスピニング
加工は、スピニングローラの複数回パスによる逐次スピ
ニング加工とすることが、縮径部を精度良く、かつ容易
に成形する上で望ましい。
【0083】なお、本発明は、前記実施例のような触媒
コンバータの製造のみに限るものではなく、なんらかの
ガス処理体を緩衝保持するガス処理装置全てに適用可能
である。例えば、内燃機関におけるディーゼルパティキ
ュレートトラップフィルタ(DPF)や熱回収装置、あ
るいは燃料電池用等の改質器、各種ガス改質器など、広
くガスを処理(反応、改質、除去など)する処理装置の
製造に適用可能である。したがって、本発明におけるガ
ス処理体とは、触媒担体のみに限らず前記のようなガス
の反応、改質、除去などを行うものも含むものである。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、ガス処理体の外周に保
持体を巻設し、この保持体の外周に板材を巻回して筒体
を形成するため、ガス処理体とともに保持体を筒体へ内
装することが容易である上に、その筒体を形成する板材
の巻き締め量、すなわち重合量によって保持体の圧縮量
を正確に定めることができる。したがって、保持体を規
定充填密度で内装することが、従来のように保持体の変
形や破損を伴うことなく容易に行え、Tourniquet工法の
効果を有効に発揮できる。
【0085】更に、前記のようにTourniquet工法によっ
て形成された筒体の端部を、スピニング加工によって縮
径するようにしたので、縮径部を、筒体の一般部、すな
わちガス処理体と保持体を内装した部分と溶接を施すこ
となく一体にかつ容易に成形でき、前記従来のような溶
接接合にみられた問題を解消できる。更に、スピニング
加工であるため、縮径部の形状の自由度が拡大するとと
もに前記一般部と縮径部との径の差が大きいものにも容
易に対応できる。
【0086】したがって、本発明によって、Tourniquet
工法の効果とスピニング加工の効果を兼ね備えたガスの
処理装置の製造方法が得られた。
【0087】また、前記筒体の重合部の一方の端部にタ
ブを形成することにより、該重合部の外周面の段差を最
小にしてスピニング加工を円滑に行うことができる。
【0088】また、前記筒体の外周に外筒を設けて保持
体を2層壁構造で被覆することにより、その一層当りの
板厚を薄くすることが可能であるため、筒体の板厚を薄
くすることができる。そのため、筒体の巻き方向の両端
部を、段部を設けることなく重合する場合でも、その重
合部での段差が小さくなり、円滑なスピニング加工が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は本発明の第1実施例の工程を
示す各斜視図。
【図2】図1(C)におけるA−A線断面図。
【図3】(A)〜(F)は本発明の第2実施例の工程を
示す各斜視図。
【図4】図3(E)におけるB−B線断面図。
【図5】図3の工程における外筒の他の例を示す図。
【図6】(A)〜(F)は本発明の第3実施例の工程を
示す各斜視図。
【図7】図6の工程における外筒の他の例を示す図。
【図8】本発明の第4実施例を示す側面図。
【図9】本発明の第5実施例を示す側面図。
【図10】従来の触媒コンバータの製造方法を説明する
斜視図。
【図11】従来の触媒コンバータの他の製造方法を説明
する側断面図。
【図12】図11におけるC−C線断面図。
【図13】従来の触媒コンバータの更に他の製造方法を
説明する側断面図。
【図14】図13におけるD−D線断面図。
【符号の説明】
1 ガス処理体 2 保持体 3 板材 3a,3b,11a,11b,13a,13b 板材
の巻き方向端部 4 タブ 5,12,12A,14,14A 外筒 5a,5b 外筒の端部 10 スピニングローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 51/18 F01N 3/28 311U F01N 3/28 311 B01D 53/36 ZABC (72)発明者 太田 真志 愛知県西加茂郡三好町大字三好字八和田山 5番地35 株式会社三五八和田山工場内 Fターム(参考) 3G091 AA21 BA08 BA09 BA10 BA39 GA06 GA23 GB01X GB01Z GB10X GB10Z GB17X GB17Z HA27 HA28 HA29 HA31 4D048 BB02 CA01 CA08 CC04 CC08 CC35 CC38 CC39 4G069 AA01 AA08 AA11 CA02 CA03 EA18 EA26 EA28 EB10 ED03 FA01 FB69 FB70 FB72

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の筒体内部に保持体を介してガス
    処理体を内装するガスの処理装置の製造方法であって、 ガス処理体の外周に保持体を巻設する第1の工程と、 前記巻設された保持体の外周に、金属製でかつ保持体の
    軸方向長よりも長い板材を巻回し、その板材の巻き方向
    の端部同士を重合するとともに該板材によって保持体を
    適宜圧縮した状態でその板材の重合部を溶接接合して筒
    体を形成する第2の工程と、 前記筒体の少なくとも一端部をスピニング加工にて縮径
    加工する第3の工程と、 を含むことを特徴とするガスの処理装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記板材の巻き方向の一端部に、該板材
    の巻回時に内側方向に段差を有するタブを予め形成して
    おき、前記第2の工程において、板材の巻回時に、板材
    の巻き方向の他端部が前記タブに外側から重合するよう
    にした請求項1記載のガスの処理装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の工程後において、前記のよう
    に形成された筒体の外周に、該筒体の軸方向長と略同長
    の金属製の板材を巻回してその両端を接合固定して外筒
    を形成し、その後に、前記外筒の少なくとも一端部をス
    ピニング加工で縮径して前記の第3の工程を施す請求項
    1又は2記載のガスの処理装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程後において、前記のよう
    に形成された筒体の外周に、筒体の軸方向長と略同長の
    金属製の管からなる外筒を外挿し、 その後に、前記外筒の少なくとも一端部をスピニング加
    工で縮径して前記の第3の工程を施す請求項1又は2記
    載のガスの処理装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属製の筒体内部に保持体を介してガス
    処理体を内装するガスの処理装置の製造方法であって、 ガス処理体の外周に保持体を巻設する第1の工程と、 前記巻設された保持体の外周に、金属製でかつ保持体の
    軸方向長と略同長の板材を巻回し、その板材の巻き方向
    の端部同士を重合するとともに該板材によって保持体を
    適宜圧縮した状態でその板材の重合部を溶接接合して筒
    体を形成する第2の工程と、 その後に、前記筒体の外周に、該筒体の軸方向長より長
    い金属製の板材を巻回してその両端を接合固定して外筒
    を形成し、 その後に、前記外筒の少なくとも一端部をスピニング加
    工にて縮径する第3の工程と、 を含むことを特徴とするガスの処理装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属製の筒体内部に保持体を介してガス
    処理体を内装するガスの処理装置の製造方法であって、 ガス処理体の外周に保持体を巻設する第1の工程と、 前記巻設された保持体の外周に、金属製でかつ保持体の
    軸方向長と略同長の板材を巻回し、その板材の巻き方向
    の端部同士を重合するとともに該板材によって保持体を
    適宜圧縮した状態でその板材の重合部を溶接接合して筒
    体を形成する第2の工程と、 その後に、前記筒体の外周に、該筒体の軸方向長より長
    い金属製の管よりなる外筒を外挿し、 その後に、前記外筒の少なくとも一端をスピニング加工
    にて縮径する第3の工程と、 を含むことを特徴とするガスの処理装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記筒体を形成する板材の巻き方向の一
    端部に、該板材の巻回時に内側方向に段差を有するタブ
    を予め形成しておき、前記第2の工程において、板材の
    巻回時に、板材の巻き方向の他端部が前記タブに外側か
    ら重合するようにした請求項5記載のガスの処理装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記スピニングローラによる縮径加工
    を、縮径部の中心軸が筒体の中心軸に対して、同芯、偏
    芯、傾斜のいずれかの関係になるようにして施す請求項
    1乃至7のいずれかに記載のガスの処理装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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