JP2001205314A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2001205314A
JP2001205314A JP2000021786A JP2000021786A JP2001205314A JP 2001205314 A JP2001205314 A JP 2001205314A JP 2000021786 A JP2000021786 A JP 2000021786A JP 2000021786 A JP2000021786 A JP 2000021786A JP 2001205314 A JP2001205314 A JP 2001205314A
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rolling
oil
lip
water
rolling roll
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Yoshimi Iida
芳美 飯田
Nobuyuki Kobayashi
伸之 小林
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Nok Corp
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Nok Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/07Adaptation of roll neck bearings
    • B21B31/078Sealing devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを削減すると共に、作業性を向上させ
ることが可能な密封装置を提供する。 【解決手段】 圧延機の圧延ロール4の圧延ロール軸5
とこの圧延ロール軸5の軸受けを構成するリテーナ3と
の間を密封し、略軸方向に沿って2つの部分からなる密
封装置であって、圧延ロール軸5の回転に伴って回転し
リテーナ3と摺動する、軸方向圧延ロール側の反対側か
らの潤滑油の侵入をシールする油側用外周リップ7と、
圧延ロール軸5の回転に伴って回転しリテーナ3と摺動
する、軸方向圧延ロール側からのダストの侵入をシール
する圧延水側用外周リップ8とが共に圧延水側用シール
2に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封装置に関し、
特に好適には鉄鋼材の圧延機のロールネックに適用され
る密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄鋼材等を圧延するための圧延機
として、圧延ロールといわれる断面円筒状部材を2つ向
かい合わせ、この間に鉄鋼材等を搬送して圧延する装置
が開発されている。
【0003】上記圧延機は、通常その駆動を容易にする
ため、作業ロールや、バックアップロールや、中間ロー
ル等といわれるロールにより多重化され4重圧延機や6
重圧延機として使用されるのが一般的である。
【0004】また、上記圧延機の圧延作業部分には水等
の冷却水が圧延水として使用されると共に、圧延ロール
の軸には潤滑油等の油(以下、単に油ともいう。)が使
用される。
【0005】そのため、上記圧延機において、圧延ロー
ルの軸とこの軸の軸受けとの間には、水や酸化物等のダ
スト及び潤滑油の漏れを防止するための密封装置が使用
される。
【0006】ここで、上記密封装置について図2を参照
して説明する。図2に、従来の圧延機に使用される密封
装置の断面図を示す。
【0007】図2に示されるように、従来の密封装置
は、主に潤滑油の漏れを防止するための油側用シール3
1と、冷却水等に使用する圧延水その他のダストの漏れ
を防止する圧延水側用シール32との2つの部分から構
成される。
【0008】この密封装置は、圧延ロール4を回転させ
る圧延ロール軸5と、圧延ロール軸5の軸受けを構成す
るリテーナ3との間に嵌め込まれている。
【0009】さらに、油側用シール31と圧延水側用シ
ール32とはボルト19により結合されると共に、圧延
ロール軸5の軸受けを構成する受け部材6に嵌め込まれ
ている。
【0010】油側用シール31は、回転による遠心力に
よって油の圧延水側への侵入を防止するスリンガ17
と、リテーナ3と圧接して油を密封する油側用外周リッ
プ38と、圧延ロール軸5と圧接して油を密封する油側
用固定内周リップ33及び油側用固定内周リップ34と
から構成される。
【0011】圧延水側用シール32は、リテーナ3と圧
接して水等のダストを密封する圧延水側用外周リップ3
9と、圧延ロール軸5と圧接して水等のダストを密封す
る圧延水側用固定内周リップ35、圧延水側用固定内周
リップ36及び圧延水側用固定内周リップ37とから構
成される。
【0012】上記油側用シール31及び圧延水側用シー
ル32は圧延ロール軸5に略固定され、圧延ロール軸5
の回転に伴って回転する。
【0013】そのため、油側用外周リップ38及び圧延
水側用外周リップ39はリテーナ3と摺動する。
【0014】上記のような構成により、従来の密封装置
は、圧延機のロールネックにおいて、油や水等を適切に
密封するとしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、コストを低減させることが
困難であり、かつ、保守の際の作業性が悪化する場合が
あるという問題点を有している。
【0016】すなわち、従来の密封装置は、図2にも示
されるように、油側用シール31と圧延水側用シール3
2とに分割され、各シールにはそれぞれリテーナ3と摺
動する油側外周リップ38及び圧延水側用外周リップ3
9を有する結果、これらリテーナ3と摺動する油側外周
リップ38及び圧延水側用外周リップ39は、圧延ロー
ル軸5と圧接する油側固定内周リップ33及び油側用固
定内周リップ34と、圧延水側用固定内周リップ35、
圧延水側用固定内周リップ36及び圧延水側用固定内周
リップ37とに比べて寿命が短く、各油側固定内周リッ
プ33及び油側用固定内周リップ34と、圧延水側用固
定内周リップ35、圧延水側用固定内周リップ36及び
圧延水側用固定内周リップ37に異常がなくても、各油
側外周リップ38及び圧延水側用外周リップ39に異常
が発生した場合には密封装置全体の交換となるため、コ
ストの低減を図ることが困難である。
【0017】また、図2に示される油側用シール31及
び圧延水側用シール32のリテーナ3と摺動する油側外
周リップ38及び圧延水側用外周リップ39は、それぞ
れがシールする対象液の差異により寿命にも差異がある
が、シール交換の際にはいずれかのシールに異常があれ
ば、共に同時交換となりコストを削減することが困難で
あると共に、シール交換等の作業性を悪化させる場合が
あった。
【0018】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、コス
トを削減すると共に、作業性を向上させることが可能な
密封装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る密封装置は、圧延機の圧延ロールの軸
と該軸の軸受けを構成するリテーナとの間を密封し、略
軸方向に沿って2つの部分からなる密封装置であって、
前記軸の回転に伴って回転し前記リテーナと摺動する、
前記軸方向圧延ロール側の反対側からの潤滑油の侵入を
シールする第1のリップと、前記軸の回転に伴って回転
し前記リテーナと摺動する、前記軸方向圧延ロール側か
らのダストの侵入をシールする第2のリップとが共に前
記2つの部分のうちの1つの部分に形成されることを特
徴とする。
【0020】また、前記2つの部分が結合手段によって
結合されると共に、前記2つの部分の結合面が、互いに
嵌合する凹凸を備えることを特徴とする。
【0021】したがって、本発明に係る密封装置は、軸
方向に沿って2つの部分からなる密封装置において、軸
の回転に伴って回転しリテーナと摺動する、潤滑油をシ
ールする第1のリップ及びダストをシールする第2のリ
ップが共に1つの部分に形成されているため、たとえ第
1のリップ及び第2のリップが形成されている部分が摺
動により摩耗等した場合であっても、密封装置の性能を
維持するためにはこの摩耗した第1のリップ及び第2の
リップが形成されている部分を交換すれば良いため、第
1のリップ及び第2のリップが形成されていない部分の
寿命を延ばすことができる。ここで、上記ダストとして
は水や酸化物や埃等を挙げることができる。
【0022】また、交換の場合においては第1のリップ
及び第2のリップが形成されている部分のみの交換で済
むため、作業時間の短縮を図ることができる。
【0023】また、2つの部分の結合面が互いに嵌合す
る凹凸を備えるため、2つの部分を組み合わせる際の位
置決めが容易となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0025】また、以下の図面において、前述の従来技
術の説明で用いた図面に記載された部材、及び既述の図
面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。
【0026】本発明に係る密封装置の一実施形態につい
て図1を参照して説明する。図1に、本発明に係る密封
装置の一実施形態の断面図を示す。
【0027】図1に示されるように、本発明に係る密封
装置の一実施形態は、主に潤滑油の漏れを防止するため
の本発明の2つの部分のうちの1つの部分としての油側
用シール1と、冷却水等に使用する圧延水その他のダス
トの漏れを防止する本発明の2つの部分のうちの1つの
部分としての圧延水側用シール2との2つの部分から構
成される。これら2つの部分は、本発明の圧延ロールの
軸としての圧延ロール軸5の略軸方向に沿って2つの部
分に分割している。
【0028】本実施形態では、油側用シール1及び圧延
水側用シール2共にニトリルゴムを用いた。
【0029】ただし、本発明に係る密封装置に使用され
る油側用シール1と圧延水側用シール2とに使用される
材料としては、上記材質に限定されるものではない。
【0030】すなわち、油側用シール1と圧延水側用シ
ール2とは、例えば前者が非摺動のシールであり、後者
が摺動するシールであるからこれらの用途やシール性能
等に応じて、使用される材料として、それぞれ密封装置
に一般的に使用される、ニトリルゴム、アクリルゴム、
シリコーンゴム、ふっ素ゴム、4ふっ化エチレン樹脂及
びファブリック等を適宜選択して用いることができる。
このように、油側用シール1と圧延水側用シール2とで
同じ材料を用いても良いし、異なる材料を用いても良
い。
【0031】また、本実施形態に使用される潤滑油に
は、例えばエンジン油、ギヤ油、マシン油、スピンドル
油、冷凍機油、カップグリース、リチウムグリース及び
シリコーングリース等の潤滑油(剤)の他に、タービン
油、水−油エマルジョン系、水グリコール系、水可溶化
作動油、生分解性作動油、りん酸エステル系、シリコー
ン油、ブレーキ油及びトルコン油等のいわゆる作業油を
適宜選択して使用することができる。
【0032】また、この密封装置は、圧延ロール4を回
転させる圧延ロール軸5と、圧延ロール軸5の軸受けを
構成するリテーナ3との間に嵌め込まれている。
【0033】また、圧延水側用シール2は、インナーリ
ング23により圧延ロール軸5に対して位置決めがなさ
れている。
【0034】さらに、油側用シール1と圧延水側用シー
ル2とは本発明の結合手段としてのボルト19により互
いに結合されると共に、圧延ロール軸5の軸受けを構成
する受け部材6に嵌め込まれている。
【0035】すなわち、油側用シール1の格納孔24に
はボルト嵌め込み部材20が格納され、このボルト嵌め
込み部材20にボルト19が嵌め込まれる。そして、こ
のボルト嵌め込み部材20を、受け部材6に設けられた
嵌め込み孔21に嵌め込む。
【0036】上記嵌め込み部材20の嵌め込み孔21へ
の嵌め込みにより油側用シール1、圧延水側用シール2
及び受け部材6が互いに結合される。
【0037】ここで、図1に示されるように、上記油側
用シール1と圧延水側用シール2との嵌め込み面には圧
延ロール軸5の径方向に沿って互いに嵌合する凹凸が形
成されている。
【0038】この凹凸は油側用シール1と圧延水側用シ
ール2とで互いに嵌まり合うように形成されている。し
たがって、上記凹凸により油側用シール1と圧延水側用
シール2とを結合させる際の互いの位置決めが容易とな
る。
【0039】また、油側用シール1と圧延水側用シール
2との間には環22が挟まれている。この環22は、ボ
ルト19により油側用シール1、圧延水側用シール2及
び受け部材6に結合されている。
【0040】環22は、密封装置全体の強度を向上させ
ると共に、図1に示される密封装置が具備する各外周リ
ップ及び各内周リップの嵌め合い力を向上させる。
【0041】また、環22の材料には、冷間圧延鋼板及
び鋼帯や、熱間圧延鋼板及び鋼帯や、冷間圧延ステンレ
ス鋼板や、冷間圧延ステンレス鋼帯等を適宜使用するこ
とができる。
【0042】さらに、環22は、図1にも示されるよう
に、圧延ロール軸5の径方向に向かうにしたがって、圧
延ロール軸5の軸方向に向かって湾曲している。
【0043】この湾曲は、環22自体の強度を増加させ
る。その結果、密封装置全体の強度も増加させることが
できる。
【0044】また、油側用シール1は、圧延ロール軸5
と圧接して油を密封する油側用固定内周リップ11及び
油側用固定内周リップ12と、回転による遠心力によっ
て油の圧延水側への侵入を防止するスリンガ17と、油
側用シール1の形状を保持する保持環18とを備える。
【0045】また、油側用シール1には上述のようにボ
ルト嵌め込み部材20を格納するための格納孔24が設
けられていて、この格納孔24にボルト嵌め込み部材2
0が格納される。
【0046】油側用シール1の油側用固定内周リップ1
1及び油側用固定内周リップ12は、圧延ロール軸に圧
接し、潤滑油等をシールする。ただし、図1に示される
例では、各リップは圧延ロール軸5に圧接していない状
態を示してある。
【0047】また、油側用シール1の油側用固定内周リ
ップ11及び油側用固定内周リップ12は圧延ロール軸
5と共に回転する。そのため、圧延ロール4が駆動して
いる場合であっても、圧延ロール軸5に対しては略固定
された状態となっている。
【0048】油側用シール1のスリンガ17は、回転す
ることにより付着した油を遠心力によって振り払う。図
1に示される例ではスリンガ17はリテーナ3に非接触
であるが、接触させても良い。
【0049】保持環18は、油側用シール1の形状を保
持させ、密封装置全体の強度を確保している。
【0050】この保持環18の材料には、冷間圧延鋼板
及び鋼帯や、熱間圧延鋼板及び鋼帯や、冷間圧延ステン
レス鋼板や、冷間圧延ステンレス鋼帯等を適宜使用する
ことができる。
【0051】一方、圧延水側用シール2は、リテーナ3
と圧接して潤滑油等を密封する本発明の第1のリップと
しての油側用外周リップ7と、リテーナ3と圧接して水
等のダストを密封する本発明の第2のリップとしての圧
延水側用外周リップ8と、圧延ロール軸5と圧接して水
等のダストを密封する圧延水側用固定内周リップ13、
圧延水側用固定内周リップ14及び圧延水側用固定内周
リップ15と、リテーナ3と非接触であり遠心力により
潤滑油等を密封する突起部16とを備える。
【0052】油側用外周リップ7及び圧延水側用外周リ
ップ8は、リテーナ3と圧接する。ただし、図1に示さ
れる例では、油側用外周リップ7及び圧延水側用外周リ
ップ8がリテーナ3に圧接していない状態を示してい
る。
【0053】また、油側用外周リップ7及び圧延水側用
外周リップ8は、上記油側用シール1及び圧延水側用シ
ール2が圧延ロール軸5に略固定され圧延ロール軸5の
回転に伴って回転するため、リテーナ3と摺動する。
【0054】また、油側用外周リップ7及び圧延水側用
外周リップ8には、それぞればね9及びばね10が備え
られている。
【0055】これらばね9及びばね10は油側用外周リ
ップ7及び圧延水側用外周リップ8のリテーナ3に対す
る嵌合力を増加させる。もちろん、ばねがない油側用外
周リップ7及び圧延水側用外周リップ8であっても良
い。
【0056】ばね9及びばね10には、それぞれ同種の
材料で又は異なる材料で例えばピアノ線、硬鋼線及びス
テンレス鋼線等を適宜任意に使用することができる。
【0057】圧延水側用シール2の圧延水側用固定内周
リップ13、圧延水側用固定内周リップ14及び圧延水
側用固定内周リップ15は、圧延ロール軸5に圧接し、
水等のダストをシールする。ただし、図1に示される例
では、各リップは圧延ロール軸5に圧接していない状態
を示してある。
【0058】また、圧延水側用シール2の圧延水側用固
定内周リップ13、圧延水側用固定内周リップ14及び
圧延水側用固定内周リップ15は、圧延ロール軸5と共
に回転する。そのため、圧延ロールが駆動している場合
であっても、圧延ロール軸5に対しては略固定された状
態となっている。
【0059】突起部16は、回転することにより付着し
た油を遠心力によって振り払う。図1に示される例では
突起部16はリテーナ3に非接触であるが、接触させて
も良い。
【0060】したがって、上記構成の本発明に係る密封
装置の一実施形態によれば、圧延ロール軸5の軸方向に
沿って油側用シール1と圧延水側用シール2との2つの
部分からなる密封装置において、圧延ロール軸5の回転
に伴って回転しリテーナ3と摺動する、潤滑油をシール
する油側用外周リップ7と、圧延ロール軸5の回転に伴
って回転しリテーナ3と摺動する、水等のダストをシー
ルする圧延水側用外周リップ8とが共に圧延水側用シー
ル2に形成されているため、油側用外周リップ7と圧延
水側用外周リップ8とが形成されている圧延水側用シー
ル2とが摺動により摩耗等した場合であっても、密封装
置の性能を維持するためにはこの摩耗した圧延水側用シ
ール2を交換すれば良いため、油側用シール1の寿命を
延ばすことができる。
【0061】また、交換の場合においては圧延水側用シ
ール2のみの交換で済むため、作業時間の短縮を図るこ
とができる。
【0062】また、油側用シール1と圧延水側用シール
2との結合面が互いに嵌合する凹凸を備えるため、2つ
の部分を組み合わせる際の位置決めが容易となる。
【0063】また、油側用シール1と圧延水側用シール
2を結合させる手段としてボルト19を用いているた
め、油側用シール1と圧延水側用シール2との着脱を容
易に行なうことができる。
【0064】また、油側用シール1と圧延水側用シール
2とに挟まれる環22が軸の径方向に向かうにしたがっ
て略軸方向に湾曲するため、環自体の強度が湾曲しない
場合と比べて向上し、密封装置全体の強度も向上させる
ことができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リテーナと摺動し潤滑油の侵入をシールする第1のリッ
プと、リテーナと摺動しダストの侵入をシールする第2
のリップとを密封装置を構成する2つの部分のうちの1
つの部分に形成したため、これら第1のリップ及び第2
のリップにより寿命が左右される部分と左右されない部
分とに分けることができ、密封装置の各部分の交換費用
を削減することができる。
【0066】また、交換作業の際は、寿命となった部分
のみの交換で済むため、取り外し及び嵌め込み等の作業
性を向上し、作業時間の短縮を図ることができる。
【0067】さらに、2つの部分の結合面に互いに嵌合
する凹凸を備えることにより、2つの部分を組み付ける
際の位置決めが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密封装置の一実施形態の断面図で
ある。
【図2】従来の圧延機に使用される密封装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 油側用シール 2 圧延水側用シール 3 リテーナ 4 圧延ロール 5 圧延ロール軸 6 受け部材 7 油側用外周リップ 8 圧延水側用外周リップ 9,10 ばね 11,12 油側用固定内周リップ 13,14,15 圧延水側用固定内周リップ 16 突起部 17 スリンガ 18 保持環 19 ボルト 20 ボルト嵌め込み部材 21 嵌め込み孔 22 環 23 インナーリング 24 格納孔 31 油側用シール 32 圧延水側用シール 33,34 油側用固定内周リップ 35,36,37 圧延水側用固定内周リップ 38 油側用外周リップ 39 圧延水側用外周リップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機の圧延ロールの軸と該軸の軸受け
    を構成するリテーナとの間を密封し、略軸方向に沿って
    2つの部分からなる密封装置であって、 前記軸の回転に伴って回転し前記リテーナと摺動する、
    前記軸方向圧延ロール側の反対側からの潤滑油の侵入を
    シールする第1のリップと、前記軸の回転に伴って回転
    し前記リテーナと摺動する、前記軸方向圧延ロール側か
    らのダストの侵入をシールする第2のリップとが共に前
    記2つの部分のうちの1つの部分に形成されることを特
    徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】 前記2つの部分が結合手段によって結合
    されると共に、 前記2つの部分の結合面が、互いに嵌合する凹凸を備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
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