JP2001204893A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001204893A
JP2001204893A JP2000018605A JP2000018605A JP2001204893A JP 2001204893 A JP2001204893 A JP 2001204893A JP 2000018605 A JP2000018605 A JP 2000018605A JP 2000018605 A JP2000018605 A JP 2000018605A JP 2001204893 A JP2001204893 A JP 2001204893A
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Minoru Miwa
稔 三輪
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Aiwa Lite Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットマシンにおいて特賞モードになった
ことを確実に遊技者に通報する。 【解決手段】 スタートスイッチ62の操作に応じて
(S303:YES)取得した(S304)乱数値が当
たりなら(S307:YES)、当たりフラグF2をセ
ットし(S310)、「ずらし始動」を行う(S31
1)。ずらし始動では、1又は2本の図柄ベルト12先
行して回動させ、それに遅れて残りの図柄ベルト12を
回動させるので、3本の図柄ベルト12の回動開始に遅
速が生じる。遊技者は回動開始に遅速があることで特賞
モードになったことを認識できる。リーチ目を暗記して
おいたり、リーチ目の一覧表を見る必要はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】図柄を変動表示した後に静止表示し、そ
の静止表示された図柄によって賞組み合わせが成立する
と(入賞すると)遊技者にメダルなどの景品価値を与え
る遊技機があり、代表的なものにスロットマシンがあ
る。
【0003】そのスロットマシンの中でも俗にパチスロ
と呼ばれる形式のスロットマシンでは、遊技者が停止ス
イッチを操作することによって図柄を静止表示させるこ
とができる。より具体的には、パチスロは複数の図柄が
描かれているドラム(リール)を3個、ドラムの回転開
始(すなわち図柄の変動表示の開始)を指示する開始ス
イッチ(スタートスイッチ)及び各ドラムに対応する3
つの停止スイッチを備え、開始スイッチが操作されると
ドラムを一斉に回転させ、停止スイッチが操作されると
操作された停止スイッチに対応するドラムを停止させ
て、全部のドラムが停止したときに遊技者に面している
図柄(表示されている図柄)によって賞組み合わせが成
立していれば、メダルが払い出される。つまり、遊技者
が適切なタイミングで停止スイッチを操作すれば賞組み
合わせが成立する可能性が高まる。
【0004】また、パチスロの場合、賞組み合わせの種
類により払出枚数に違いがあるが、払出枚数が多い賞組
み合わせ(例えば15枚払出の役)は特別なモードにな
らないと成立しない(遊技者がどれだけ正確なタイミン
グで停止スイッチを操作しても制御装置が役を成立させ
ない)。その特別なモードになるかならないかは例えば
開始スイッチの操作をきっかけにして実行される判定に
より決められる。そして、判定が当たりであったこと
(特別なモードになったこと)は、俗にリーチ目と呼ば
れる配置で図柄を静止表示することで遊技者に通報され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リーチ
目となる図柄の配列はパチスロの機種毎に異なり、また
1機種でも多種類のリーチ目があるので、遊技者が各機
種毎のリーチ目を覚えるのは困難であった。このため、
例えば遊技機の前面部分の適当な位置にリーチ目の一覧
を表示する等のサービスが行われていたが、いちいちリ
ーチ目一覧を見ながらゲームを行うのではゲームに集中
できないし煩わしくもあった。本発明は、このような不
具合を解消することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
記載の遊技機は、複数の変動域のそれぞれに複数種類の
図柄を変動表示した後、各変動域に図柄を静止表示する
図柄表示手段と、前記図柄の変動表示を開始させるため
の開始スイッチと、前記図柄を静止表示させるための停
止スイッチと、前記開始スイッチの操作に応じて前記各
変動域での図柄の変動表示を開始させ、前記停止スイッ
チが操作される毎に該操作された停止スイッチに対応す
る前記変動域で図柄を静止表示させる表示制御手段と、
前記静止表示された図柄によって賞組み合わせが成立す
ると遊技者に景品価値を与える払出手段と、前記賞組み
合わせ中の特定の賞組み合わせ(特賞)の成立を許す特
賞モードになるか否かを決めるモード設定手段とを備え
る遊技機において、前記特賞モードにあるときに、前記
開始スイッチの操作に応じての前記各変動域での図柄の
変動表示の開始を不揃いにさせる不揃手段を備えたこと
を特徴とする。
【0007】この遊技機に備えられる図柄表示手段は、
複数の変動域のそれぞれに複数種類の図柄を変動表示し
た後に、各変動域に図柄を静止表示することができるな
ら、その構成などに限定はない。変動域は、図柄が変動
表示されまた静止表示される領域ということであり、例
えば図柄が描かれたドラムやベルトを用いる構造なら、
そのドラムやベルトの遊技者に面している部分が変動域
であり、CRTや液晶表示盤等の画像表示装置を用いる
場合にはその画面に変動域が設定される。図柄の変動形
態としては、ドラムやベルトの回転によるスクロール表
示、CRTや液晶表示盤等によって行われるスクロール
と同様の表示等が例示されるが、特に限定はない。要す
るに遊技者に見える図柄が変化すればよいのであり、そ
の変化が規則的であろうとなかろうと、変動の速度が速
かろうと遅かろうとかまわない。また、静止表示される
図柄の個数は、各変動域に1個以上であればよく、特に
限定はない。
【0008】開始スイッチ及び停止スイッチは遊技者が
操作可能であればよく、構造、形状、設置場所などに制
限はない。ただし、停止スイッチは複数の変動域のそれ
ぞれに対応して、例えば図柄表示手段がドラムやベルト
を複数本並置した構造なら、各々のドラムなどに対応し
て各1個の停止スイッチを備えるのが望ましい。
【0009】表示制御手段は、開始スイッチの操作に応
じて各変動域での図柄の変動表示を開始させ(図柄表示
手段に例えばドラムの回転を開始させ)、停止スイッチ
が操作される毎に該作された停止スイッチに対応する変
動域で図柄を静止表示させる(例えばドラムの回転を停
止させる)。この表示制御手段はCPUを備える制御装
置の一機能として実現できる。
【0010】払出手段は、静止表示された図柄によって
賞組み合わせが成立すると遊技者に景品価値を与える。
この賞組み合わせの成立、不成立は、公知の手法と同様
に、メダルなどの賭数に応じて有効とされた賞ラインに
沿った図柄の並びが賞組み合わせのいずれかになってい
るか否かで決めればよい。もちろん、他の手法で決めて
もよい。
【0011】払出手段による景品価値の交付は、従来と
同様にメダルや遊技球(パチンコ球)などの価値媒体の
払出で行われてもよいし、価値媒体の個数や点数などを
記録したカードなどを交付する形態でもかまわない。あ
るいは、遊技店などのコンピュータに前述の点数などを
通知して記憶させておき、遊技者からの申告に応じて点
数などに対応する景品を引き渡すような形態でもよい。
要は、賞組み合わせの成立に対応する景品価値(遊技上
の価値)が遊技者側にもたらされればよいのである。
【0012】複数種類の賞組み合わせ中には特賞となる
特定の賞組み合わせがあり、その特賞は通常のゲーム状
態(通常モード)では成立されず、特賞モードでのみ成
立が許される。モード設定手段はこの特賞モードになる
か否かを決める。モード設定手段によるモード決定処理
は、公知技術に従って行われればよく、例えば開始スイ
ッチの操作をきっかけにして取得した乱数値が当たり値
と一致するか否かによって決めればよい。なお、当たり
値を複数個用いたり、条件によって判定に使用する当た
り値の個数を変更する(当たりの確率を変更する)等も
可能である。このモード設定手段も上述の制御装置の一
機能として実現できる。
【0013】不揃手段は、遊技機が特賞モードにあると
きに、開始スイッチの操作に応じての各変動域での図柄
の変動表示の開始を不揃いにさせる。例えばドラムが3
個(変動域が3カ所)あるとして、その中の1個のドラ
ムを先行して回転させ、残った2個のドラムの回転開始
をわずかに遅らせたり、2個のドラムを先行して回転さ
せて1個を遅らせる。そうすると、複数の変動域相互で
図柄の変動表示の開始に遅速が生じるから、遊技者には
通常の状態とは違うことすなわち特賞モードになったこ
とがすぐに分かる。よって、リーチ目を暗記しておいた
り、リーチ目の一覧表を見る必要はなく、遊技者はゲー
ムだけに集中でき、煩わしい思いをすることもなくな
る。この不揃手段も上述の制御装置の一機能として実現
できるし、制御装置とは別の回路(例えば制御装置から
の変動表示の開始を指示する信号を遅延させる回路)と
することもできる。
【0014】不揃手段によって変動表示の開始を不揃い
にするのは、特賞モード中を通じて行ってもよいのだ
が、人によってはかえって気になる可能性もある。つま
り、あまりしつこくても良くない。そこで、請求項2記
載の遊技機では、不揃手段は、特賞モードになってから
1回目の特賞が成立するまでの間に限って図柄の変動表
示の開始を不揃いにする。特賞が成立したことをもって
特賞モードにあることがきわめて明瞭に表示されたわけ
だから、特賞モードの通報動作を終了しても問題はな
い。そして、ここで通報動作を終えることにより、遊技
者が不快になるのを防止できる。
【0015】また請求項3記載の遊技機では、不揃手段
は、特賞モードになってから設定回数のゲームが実行さ
れるまでの間に限って図柄の変動表示の開始を不揃いに
する。1回の通報動作だけでも特賞モードになったこと
を通報可能ではあるが、1、2回であると遊技者が見逃
してしまうおそれもある。一方、いつまでも通報動作を
行うのは上述の理由から好ましくない。したがって、遊
技者が認識するに十分で、しかもしつこすぎない程度の
回数(例えば3回以上10回以下)を設定し、その設定
回数のゲームが実行されるまでの間に限って図柄の変動
表示の開始を不揃いにすればよい。
【0016】さらに、請求項2の構成と組み合わせて、
特賞が成立したならば設定回数に達する前でも通報動作
を終了すると一層良好である。また、一旦通報動作を終
了した後に長期にわたって(例えば30ゲーム以上も、
このゲーム回数も適宜設定されればよい)特賞が成立し
ないときには、通報動作を再開してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、実施例により本発明の実施
の形態を説明する。
【0018】
【実施例】図1に示すように、遊技機としてのスロット
マシン50は図柄表示手段に該当する図柄表示装置10
を備えている。図柄表示装置10は3本の図柄ベルト1
2を並置した形態で、各図柄ベルト12の表面には複数
種類の図柄(A、B、C・・・)が印刷されている。各
図柄ベルト12の遊技者に対面する部分(図示ではA、
B、C、・・・Jが表示されている部分)がそれぞれの
変動域に該当し、図柄ベルト12の回動によって図柄が
変動表示され停止により静止表示される。
【0019】スロットマシン50の前面の上半部は、図
柄表示装置10の正面部分を臨ませる透明な表示窓52
を有する前面カバー54にて覆われている。また、前面
カバー54には、表示窓52の左側に縦一列に配されて
いるベット表示域56a〜56eが設けられている。そ
して、表示窓52には、水平方向の3本の賞ライン53
a、53b、53cと対角線に沿う2本の賞ライン53
d、53eが表示されており、各賞ライン53a〜53
eの左端は、それぞれベット表示域56a〜56eに接
続されている。
【0020】前面カバー54の下方には、遊技媒体とし
てスロットマシン50内に供給するための遊技球(パチ
ンコ球)を貯留する上皿57を備える皿扉59が、スロ
ットマシン50の本体側に対して扉状に開閉可能に取り
付けられている。皿扉59の背後には遊技球取込装置6
1(図1には示さない)が配されており、遊技球取込装
置61により上皿57に投入された遊技球(パチンコ
球)をスロットマシン50の内部に取り込むことができ
る。
【0021】皿扉59の左端部(上皿57の左側)には
クレジットスイッチ70が取り付けられている。このク
レジットスイッチ70は押込み操作されるとオンにな
り、オンの状態で押されるとオフに復帰する形式のスイ
ッチである。皿扉59の右端部には、1回のゲームに投
入する遊技球の個数(ベット数)を選択するためのベッ
トスイッチ60a、60b、60cが取り付けられてい
る。ベットスイッチ60aをオン操作すると3単位(本
実施例では1単位は5個)の遊技球が、ベットスイッチ
60bをオン操作すると1単位の遊技球が、ベットスイ
ッチ60cをオン操作すると2単位の遊技球が、それぞ
れ賭球としてスロットマシン50に取り込まれる。
【0022】また、遊技球をクレジットとしてスロット
マシン50に取り込ませてからゲームを行うことも可能
である。クレジットゲームを行う場合には、遊技者はク
レジットスイッチ70をオンにする。これによりクレジ
ットゲームを実行可能となり、上皿57に遊技球が投入
されていれば(あるいは遊技球を投入すれば)、スロッ
トマシン50は、その遊技球をクレジットとして取込
み、取り込んだ遊技球数(クレジット数)をクレジット
表示域71に表示する。また、ゲームの実行に伴ってク
レジット数が変化すればクレジット表示域71の表示も
変更される。
【0023】クレジットゲームの場合、ベットスイッチ
60a、60b、60cのオン操作に応じて3単位、1
単位あるいは2単位のクレジットが減算される。そし
て、操作されたベットスイッチ60a〜60cに応じて
有効な賞ライン53a〜53eが決まる。
【0024】本実施例では、ベットスイッチ60b(1
単位)なら図柄表示装置10の中央を横切る賞ライン5
3a(図1でB、E、Hのライン)が有効とされ、ベッ
トスイッチ60cならその上下2つの賞ライン53b、
53c(A、D、GとC、F、J)も合わせて3本の賞
ライン53a〜53cが有効とされ、ベットスイッチ6
0a(3単位)ならさらに斜めの2本の賞ライン53
d、53e(A、E、JとC、E、G)も合わせて5本
の賞ライン53a〜53eが有効とされる。
【0025】そして、このようにして有効とされた賞ラ
イン53a〜53eに接続されているベット表示域56
a〜56eが発光表示される。有効とされた賞ライン5
3a〜53eのベット表示域56a〜56eだけが発光
表示され、無効の賞ライン53a〜53eのベット表示
域56a〜56eは発光表示されない。
【0026】上皿57の手前側の縁部には、ゲーム開始
(すなわち図柄表示装置10の各図柄ベルト12の回動
の開始)を指示するためのスタートスイッチ62と図柄
表示装置10の各図柄ベルト12を停止させるためのス
トップスイッチ64a、64b、64cが取り付けられ
ている。スタートスイッチ62は開始スイッチに該当
し、ストップスイッチ64a、64b、64cは停止ス
イッチに該当する。
【0027】また上皿57の下方には、上皿57が満杯
状態になったときに使用される下皿66が配されてい
る。図2に示すように、図柄表示装置10の3本の図柄
ベルト12は並置されており、それぞれが駆動プーリ7
2と従動プーリ73とに架け渡されている。各駆動プー
リ72の内側にはそれぞれステッピングモータ74が配
され、その出力軸が駆動プーリ72の中心部に連結され
ており、ステッピングモータ74が回転すると駆動プー
リ72が回転する。そして、駆動プーリ72との摩擦に
よって図柄ベルト12も回転する。さらに、図柄ベルト
12との摩擦によって従動プーリ73も回転する。
【0028】スロットマシン50の制御系の構成は図3
に示すとおりである。この制御系の中枢となる制御装置
40は周知のCPU、ROM、RAM、乱数カウンタ、
入出力ポートなどを備えるマイクロコンピュータであ
り、詳細は後述するが、制御装置40は表示制御手段、
モード設定手段及び不揃手段としても機能する。
【0029】制御装置40には、ベットスイッチ60a
〜60c、クレジットスイッチ70、スタートスイッチ
62、ストップスイッチ64a〜64c、回転量センサ
31、原点センサ33などのスイッチやセンサが接続さ
れており、制御装置40はこれらの検出信号などを取得
できる。
【0030】また、制御装置40には、クレジット表示
域71、ステッピングモータ74の駆動回路75、遊技
球取込装置61、払出装置42等の装置類も接続されて
おり、制御装置40はそれらの表示や動作を制御でき
る。なお、図3にはステッピングモータ74と駆動回路
75を一つずつ(1組)しか示していないが、各図柄ベ
ルト12に対応してステッピングモータ74と駆動回路
75の1組が1組ずつ備わっている。
【0031】回転量センサ31及び原点センサ33は図
柄ベルト12の回転位置すなわち図柄ベルト12上の各
図柄の位置を求めるためのセンサである。図4に示すよ
うに、図柄ベルト12の一方の縁に沿っては多数の小穴
12aが等間隔で設けられ、他方の縁には1個の原点マ
ーク12bが設けられている。
【0032】図柄ベルト12の小穴12aには図示しな
い軸に回転自在に保持された歯車35の歯35aが歯合
されており、図柄ベルト12が回転すると歯車35も同
調して回転する。また、歯35aの内側(軸側)には、
歯35aに沿って一周するように、多数の通過穴35b
が等ピッチで設けられている。そして、発光素子(本実
施例では発光ダイオード)31aと受光素子(本実施例
ではホトトランジスタ)31bとを対にしたホトカプラ
である回転量センサ31が、発光素子31aから受光素
子31bに至る光路を通過穴35bに対応させる位置に
配されている。
【0033】このため、図柄ベルト12の回転に伴って
歯車35が回転し、通過穴35b及び通過穴35a間の
部分が発光素子31aから受光素子31bに至る光をオ
ン、オフするので回転量センサ31の出力がパルス状に
変化する。制御装置40は、回転量センサ31のパルス
信号に基づいて図柄ベルト12の回転量を演算できる。
【0034】歯車35と回転量センサ31によって図柄
ベルト12の回転位置をカウントするので、例えば図柄
ベルト12を駆動する駆動プーリ72と図柄ベルト12
とが滑ったりしても、歯車35と図柄ベルト12とが滑
る(脱調する)ことはないから、図柄ベルト12の回転
位置をきわめて正確にカウントできる。
【0035】本実施例では歯車35と回転量センサ31
を用いているが、例えば歯車35と同調して回転するロ
ータリエンコーダ等を回転量センサとして使用してもよ
い。要は、図柄ベルト12に対して滑る等により脱調し
ない回転体と、その回転体の回転に対応するパルス信号
を発生する信号発生手段をセットにして用いればよいの
である。また、この構成はベルトに限らずドラム等の回
転表示体にも適用可能である。
【0036】一方、原点マーク12bに対応しては、回
転量センサ31と同様のホトカプラである原点センサ3
3が配されている。図柄ベルト12は、全体的に透光性
であるが、原点マーク12bは、例えばアルミニウムを
含むインクで印刷されていて光を透過させない。したが
って、原点マーク12bが原点センサ33の位置を通過
する際には原点センサ33の出力レベルが変化するの
で、制御装置40は原点マーク12bが原点センサ33
の位置を通過したことを検出できる。ところで、その目
的と機能は後述するが、各図柄ベルト12の原点マーク
12bの長さはそれぞれ異なっており、その長さに関す
るデータが制御装置40のROMに記憶されている。
【0037】なお、図4には1本の図柄ベルト12とこ
れに対応する歯車35、回転量センサ31及び原点セン
サ33だけを示し、図3にも回転量センサ31及び原点
センサ33を一つずつしか示していないが、各図柄ベル
ト12についてそれぞれに図4に示される構成(歯車3
5、回転量センサ31及び原点センサ33の組)が付属
している。
【0038】制御装置40は、スロットマシン50にお
ける遊技の実行に関して様々な制御処理を実行するが、
それらのうちで本発明に関わりの深い処理についてのみ
説明する。まずスロットマシン50が起動されると、制
御装置40は起動時処理の一部としてベルト判別処理を
実行する。
【0039】図5に示すように、ベルト判別処理では、
制御装置40は駆動回路75からステッピングモータ7
4へのパルス電力の供給を開始させることで、左の図柄
ベルト12の回動を開始させる(S101)。この際、
いわゆる台形制御が行われ、ステッピングモータ74は
徐々に加速する。設定された回転速度までステッピング
モータ74が加速されたところで、ステッピングモータ
74を定速回転させる(S102)。制御装置40は、
ステッピングモータ74を定速回転にさせた後、原点セ
ンサ33からの検出信号のレベルが検出レベルに変化す
るを待ち(S103)、これが検出レベルになったな
ら、その継続時間に基づいて原点マーク12bの長さを
演算し、これとROMに記憶されている長さデータとを
照合することにより、正しい図柄ベルト12が装着され
ているか否かを判別する(S104)。照合結果が正し
くなければ(S105:NO)、制御装置40は、図柄
ベルト12の回転を停止させて、例えばランプやブザ音
などで異常ありを通報する等のエラー処理を行う(S1
06)。
【0040】照合結果が正しければ(S105:YE
S)、制御装置40は左の図柄ベルト12の回転を停止
させて、中の図柄ベルト12を回転させて同様に照合し
(S107)、右の図柄ベルト12を回転させて同様に
照合して(S108)、この処理からリターンする。図
柄ベルト12の停止時にも台形制御が行われ、ステッピ
ングモータ74は徐々に減速して停止する。
【0041】このように、起動時には図柄ベルト12が
正しい位置に装着されているか否かを確認するので、例
えば図柄表示装置10の修理などで図柄ベルト12の装
着ミスがあっても、それが原因で図柄表示がでたらめに
なる心配はない。スロットマシン50は、制御装置40
による起動時処理等が済むとゲームを実行可能になる。
【0042】ゲームの実行に際して制御装置40が実行
するゲーム処理は図6に示すとおりであり、制御装置4
0はベットスイッチ60a〜60cのいずれかがオン操
作させるのを待ち(S301)、いずれかがオン操作さ
れると、操作されたベットスイッチ60a〜60cに応
じた単位数の遊技球を遊技球取込装置61に取り込ませ
る(S302)。または、予めクレジットとして遊技球
が取り込まれている場合には、クレジットを減算する。
また、このときに操作されたベットスイッチ60a〜6
0cに応じて有効な賞ライン53a〜53eの設定も行
う。
【0043】そして、スタートスイッチ62がオン操作
されると(S303:YES)、制御装置40は、その
時の乱数カウンタの乱数値をRAMに記憶させる(S3
04)。続いて、ボーナスフラグF1が1にセットされ
ているか否かを判断し(S305)、これが1でない場
合には当たりフラグF2が1にセットされているか否か
を判断する(S306)。当たりフラグF2が1ではな
いときには、RAMに記憶させておいた乱数値が当たり
値と一致するか否かにより当たり外れを判定する(S3
07)。
【0044】判定が外れであれば(S307:NO)、
3つのステッピングモータ74を一斉に稼働させて3本
の図柄ベルト12を一斉に回動させる(S308)。そ
して、通常モードでのベルト停止処理を実行する(S3
09)。ベルト停止処理では、ストップスイッチ64a
〜64cのいずれかがオン操作される毎に操作されたス
トップスイッチ64a〜64cに対応する図柄ベルト1
2(正確にはステッピングモータ74)を停止させる処
理を3回繰り返し、3本の図柄ベルト12を停止させ
る。
【0045】ただし、通常モードでのベルト停止処理に
おいては、制御装置40は、ストップスイッチ64a〜
64cの操作から図柄ベルト12を停止させるまでのタ
イミングを適宜に制御して、特賞となる賞組み合わせ
(本実施例の場合図柄「7」が有効な賞ライン53a〜
53eのいずれかに3つ並ぶ組み合わせ)の成立を許さ
ない。詳しくは、制御装置40は、図柄ベルト12に設
けられている原点マーク12bが原点センサ33を通過
したとき(原点センサ33の出力レベルが検出レベルか
ら非検出レベルに戻ったとき)を図柄ベルト12の原点
位置とし、回転量センサ31の出力パルス数に基づいて
各図柄ベルト12の図柄「7」の現在位置を演算し、少
なくとも1本の図柄ベルト12の図柄「7」が有効な賞
ライン53a〜53eに停止しないように、図柄ベルト
12の停止を制御するのである。したがって、通常モー
ドでは特賞となる賞組み合わせが成立することはない。
【0046】また、制御装置40は、このようにして図
柄「7」及び他の図柄の現在位置を正確に求めることが
できるので、図柄ベルト12を停止させる際には図柄が
正確に賞ライン53a〜53eに合うように停止させる
ことができる。もちろん、図柄ベルト12の停止時の各
図柄の位置も正確に認識できる。
【0047】ベルト停止処理にて3本の図柄ベルト12
を停止させた後、制御装置40は有効な賞ライン53a
〜53eに沿った3つの図柄により賞組み合わせ(この
場合は特賞以外)が成立しているか否かを判断し(S3
14)、賞組み合わせが成立していれば、払出装置42
に指示して、成立した賞組み合わせに応じた個数の遊技
球を賞球として排出させる(S316、クレジットゲー
ムなら賞球分だけクレジット数を加算しクレジット表示
域71の表示を更新する)。S316の後または賞組み
合わせが成立していないときには(S314:NO)、
制御装置40はS301に回帰する。
【0048】一方、判定が当たりの場合には(S30
7:YES)、制御装置40は当たりフラグF2を1に
セットし(S310)、S311に進む。また、既に当
たりフラグF2が1にセットされていた場合にも(S3
06:YES)、S311に進む。
【0049】S311では、この実施例のスロットマシ
ン50に独特の「ずらし始動」が行われる。具体的に
は、制御装置40は、3つのステッピングモータ74の
内の1つ又は2つを先行して稼働させて1又は2本の図
柄ベルト12を回動させる。そして、それに遅れて(例
えば0.1〜0.2秒程度後に)残りのステッピングモ
ータ74を稼働させて残った図柄ベルト12を回動させ
る。図8には、中と右の図柄ベルト12が先行して回動
を開始し、左の図柄ベルト12は未だ停止している状態
を示している。
【0050】これにより、3本の図柄ベルト12の回動
開始に遅速が生じるから、遊技者には通常の状態とは違
うことすなわち特賞モードになったことがすぐに分か
る。よって、リーチ目を暗記しておいたり、リーチ目の
一覧表を見る必要はなく、遊技者はゲームだけに集中で
き、煩わしい思いをすることもなくなる。なお、図柄ベ
ルト12の回動開始に遅速があるときには特賞モードに
なっていることを説明するステッカー等をスロットマシ
ン50の適宜の位置に貼っておいたり、遊技店内に掲示
しておけば、不案内な遊技者(いわゆる初心者など)で
も特賞モードになったことを確実に認識できる。
【0051】次に制御装置40は、特賞モードでのベル
ト停止処理を実行する(S312)。ここでのベルト停
止処理は、ストップスイッチ64a〜64cのいずれか
がオン操作される毎に操作されたストップスイッチ64
a〜64cに対応する図柄ベルト12を停止させる処理
を3回繰り返し、3本の図柄ベルト12を停止させる点
では通常モードでのベルト停止処理と同じであるが、特
賞となる賞組み合わせの成立を許す点で通常モードとは
違っている。特賞モードでは、遊技者によってストップ
スイッチ64a〜64cが操作されると、制御装置40
は特別な作意なしに図柄ベルト12を停止させるので、
遊技者が適切なタイミングを狙ってストップスイッチ6
4a〜64cを操作すれば、有効な賞ライン53a〜5
3eのいずれかに図柄「7」が3つ並ぶ状態で図柄ベル
ト12を停止させることができる。
【0052】ベルト停止処理にて3本の図柄ベルト12
を停止させた後、制御装置40は、まず有効な賞ライン
53a〜53eに沿った3つの図柄により特賞となる賞
組み合わせが成立しているか否かを判断する(S31
3)。特賞となる賞組み合わせが成立していないときに
は(S313:NO)、他の賞組み合わせが成立してい
るか否かを判断し(S314)、賞組み合わせが成立し
ていれば賞球を排出させる(S316、クレジットゲー
ムなら賞球分だけクレジット数を加算しクレジット表示
域71の表示を更新)。S316の後または賞組み合わ
せが成立していないときには(S314:NO)、制御
装置40はS301に回帰する。
【0053】特賞となる賞組み合わせが成立していれば
(S313:YES)、ボーナスフラグF1を1にセッ
トし、当たりフラグF2を0にして(S315)、払出
装置42に特賞に対応する個数の賞球を排出させて(S
316、クレジットゲームなら賞球分だけクレジット数
を加算しクレジット表示域71の表示を更新)、S30
1に回帰する。
【0054】この特賞の成立によりボーナスフラグF1
が1にセットされるので、次のS305では肯定判断と
なり、ボーナスゲームが実行される(S317)。ボー
ナスゲームでも特賞モードが維持されて、制御装置40
は特賞の成立を許す。本実施例の場合、ボーナスゲーム
は12ゲームを1セットとして、それを3セット繰り返
す。ただし、各セットとも特賞が8回(1セット目では
ボーナスゲームが開始されるきっかけとなった特賞も含
む。)成立すればそのセットは終了である。3セット目
が終了すると(つまりボーナスゲームが終了すると)、
ボーナスフラグF1が0にされる。
【0055】以上のとおり、この実施例のスロットマシ
ン50によれば、モード切換のための判定が当たりとな
って、特定の図柄(実施例では図柄「7」)による特賞
の成立が可能な遊技状態になると「ずらし始動」が行わ
れ、3本の図柄ベルト12の回動開始に遅速が生じるか
ら、遊技者には通常の状態とは違うことすなわち特賞モ
ードになったことがすぐに分かる。よって、リーチ目を
暗記しておいたり、リーチ目の一覧表を見る必要はな
く、遊技者はゲームだけに集中でき、煩わしい思いをす
ることもなくなる。
【0056】そして、この「ずらし始動」は、特賞モー
ドになってから1回目の特賞が成立するまでの間に限っ
て行われるので、遊技者にしつこいと思わせるおそれは
なく、遊技者が不快になるのを防止できる。また、図7
に示すように、S313とS314の処理の間に、特賞
モードになってから設定回数(例えば10回)のゲーム
が実行されたか否かを判断する処理(S401)及び設
定回数のゲームが実行された場合には「ずらし始動」を
終了して、以後は一斉始動に設定する処理(S402)
を介在させてもよい。これらの処理ステップを設ける
と、特賞モードになったことを遊技者が見逃すおそれは
なく、しかもしつこくならない程度の回数まで「ずらし
始動」による通報を行うことができる。
【0057】さらに、一旦通報動作を終了した後(一斉
始動に戻った後)に長期にわたって(例えば30ゲーム
以上も)特賞が成立しないときには、「ずらし始動」に
よる通報動作を再開してもよい。このようにすれば、遊
技者がうっかりと特賞モードになっていたことを忘れて
しまうのを防止できる。
【0058】以上、実施例にしたがって本発明の実施の
形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のスロットマシンの正面図である。
【図2】 実施例のスロットマシンの図柄表示装置の構
造の説明図である。
【図3】 実施例のスロットマシンの制御系のブロック
図である。
【図4】 実施例のスロットマシンの図柄ベルトの回転
量を検出するための機構の説明図である。
【図5】 実施例のスロットマシンの制御装置が実行す
るベルト判別処理のフローチャートである。
【図6】 実施例のスロットマシンの制御装置が実行す
るゲーム処理のフローチャートである。
【図7】 設定回数でずらし始動を終了する処理例のフ
ローチャートである。
【図8】 ずらし始動の例示図である。
【符号の説明】
10…図柄表示装置(図柄表示手段) 12…図柄ベルト(変動域) 40…制御装置(表示制御手段、モード設定手段、不揃
手段) 42…払出装置(払出手段) 50…スロットマシン(遊技機) 53a〜53e…賞ライン 62…スタートスイッチ(開始スイッチ) 64a〜64c…ストップスイッチ(停止スイッチ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変動域のそれぞれに複数種類の図
    柄を変動表示した後、各変動域に図柄を静止表示する図
    柄表示手段と、前記図柄の変動表示を開始させるための
    開始スイッチと、前記図柄を静止表示させるための停止
    スイッチと、前記開始スイッチの操作に応じて前記各変
    動域での図柄の変動表示を開始させ、前記停止スイッチ
    が操作される毎に該操作された停止スイッチに対応する
    前記変動域で図柄を静止表示させる表示制御手段と、前
    記静止表示された図柄によって賞組み合わせが成立する
    と遊技者に景品価値を与える払出手段と、前記賞組み合
    わせ中の特定の賞組み合わせ(特賞という)の成立を許
    す特賞モードになるか否かを決めるモード設定手段とを
    備える遊技機において、前記特賞モードにあるときに、
    前記開始スイッチの操作に応じての前記各変動域での図
    柄の変動表示の開始を不揃いにさせる不揃手段を備えた
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技機において、 前記不揃手段は、前記特賞モードになってから1回目の
    前記特賞が成立するまでの間に限って前記図柄の変動表
    示の開始を不揃いにすることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の遊技機において、 前記不揃手段は、前記特賞モードになってから設定回数
    のゲームが実行されるまでの間に限って前記図柄の変動
    表示の開始を不揃いにすることを特徴とする遊技機。
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