JP2001204890A - 回胴式遊技機 - Google Patents

回胴式遊技機

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JP2001204890A
JP2001204890A JP2000016204A JP2000016204A JP2001204890A JP 2001204890 A JP2001204890 A JP 2001204890A JP 2000016204 A JP2000016204 A JP 2000016204A JP 2000016204 A JP2000016204 A JP 2000016204A JP 2001204890 A JP2001204890 A JP 2001204890A
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frame
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JP2000016204A
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Noriyuki Sakaguchi
範行 坂口
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NESUPA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたデータ容量を用いて、繊細かつ多様
なリール停止制御を実現することで、興趣に富む回胴式
遊技機を提供する。 【解決手段】 三つのリールR1、R2、R3の停止制
御は二進数の第一、第二ビットデータを順次参照して行
う。その際、ボタン操作時にリール駒位置と対応するビ
ットデータの数値を用い、この数値0、1に応じてリー
ルの無停止、停止を行う。最終的に双方のデータ数値が
共に1となった時点でリール駒位置を確定し、リール停
止位置をより繊細に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄が表示された
複数のリールを設けた回胴式遊技機に関し、特に各リー
ルの位置停止を繊細に制御し、図柄の配列に応じた入賞
有効ラインを増設し得るようにした回胴式遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回胴式遊技機は、基本的に図柄が
表示された回転可能な複数のリールと、リールの回転を
開始させるスタートレバーと、リールを停止させるリー
ル停止ボタンとを備えている。そして、各リールの停止
位置に応じて図柄を配列し、この図柄配列に対応して入
賞有効ライン(報酬)を決めている。つまり、図柄の配
列で決まる入賞有効ラインに見合って、報酬としてのメ
ダルを払い出している。
【0003】各リールの停止位置を制御する方式には、
大別してビットデータ制御方式とデータテーブル制御方
式がある。前者の方式は、1又は0となるビットデータ
に基づいて制御するもので、ビットデータが1のときリ
ールを停止させ、ビットデータが0のときリールの停止
を解除させるようにしている。また、後者の方式は、0
駒から4駒までの滑り駒数のデータを各リールの停止制
御データテーブルに入力し、滑り駒数のデータに基づい
て制御するものである。例えば、滑り駒数のデータが5
駒であれば、リールを当該位置よりも5駒だけ滑らして
リールの図柄を表示するようにしている。
【0004】回胴式遊技機の基本動作は、メダルを貯留
装置の投入口に投入するステップと、所定枚数のメダル
を特定の遊技に賭けるためにベットボタンを操作するス
テップと、スタートレバーを操作してリールを一斉に回
転させるステップとから成っている。そして、遊技者が
リール停止ボタンを押して各リールを停止させると、各
リールの図柄が表示用透明窓の中に表示される。したが
って、遊技者は図柄の配列を確かめて入賞状況を知るこ
とができ、図柄配列に見合って払い出される報酬メダル
の枚数を競って楽しんでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような回胴式遊技
機では、「風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関す
る法律」に基づき国家公安委員会第四号「遊技機の認定
及び型式の検定等に関する規則」の別表第五「回胴式遊
技機に係る技術上の規格(第六条関係)」に、リールの
回転は1分間に80回転を越えてはならず、かつ停止ボ
タンが押された後、190msec以内にリールを停止
させなければならない。このために、21種類の図柄配
列の場合、最大の引き込み停止駒数は5駒までとなる。
【0006】5駒までのリール停止位置を制御するため
に、例えば、ビットデータ制御方式が採用される。しか
し、この方式では、ビットデータの数値が1のときリー
ルの動作を停止せるので、停止駒数の制限上から、停止
させたい図柄を表示したリール駒位置の5駒手前にビッ
トデータの数値1を立たせる必要がある。
【0007】そして、最大の引き込み停止駒数でリール
を停止させる場合は、必ずその5駒手前でリールが停止
してしまう。そのため、各リールの停止制限をデータに
よって行う際、停止した5駒手前のリールによっては、
最大の引き込み停止駒数を制限しなければならなくな
る。つまり、風営法の規定上の最大の引き込み停止駒数
を5駒に設定させることができなくなる。これを回避す
るためには、リールの図柄配列を設計する際に、5駒手
前のリールに表示する図柄の種類を変更すればよい。し
かし、この場合には、前記リールに表示する図柄の種類
を自由に決めることができなくなるので、図柄配列の設
計が必要以上に制限されることになる。
【0008】これを解決するには、0駒から4駒までの
滑り駒数データを各リールの停止制御データテーブルに
組み入れる方式を採用すればよい。しかし、この方式で
は、半導体であるロムのビットデータ数が8ビットデー
タで、なおかつそのデータ使用領域が3キロバイトまで
とされる法令上の規定により、次のような不都合が生じ
る。すなわち、8ビットデータのプログラム方式におけ
る停止制御データテーブルの圧縮、展開において、最大
の引き込み停止駒数である5駒以上の数値を各データに
掛けなければならない不都合が生じ、最大で数値155
のデータ量が必要になる。これは、8ビットデータで最
大に表現できる数値255のデータ量に比較すると、数
値100のデータ量が無効なものとして実質的に失われ
ることとなる。
【0009】そもそも、回胴遊技機の設計開発では、上
記規制の範囲内にとどまりながら、遊技者が感得する興
趣を極力増大させることが、重要な目標となる。しか
し、上記した両制御方式では、図柄の配列設計の制限、
若しくはテーブルデータの不必要な消費のいずれか一方
が課題として残り、遊技における興趣が大幅に削がれる
という問題がある。本発明は上記のような問題点に鑑
み、図柄配列の設計自由度を高め、興趣の増大化が図れ
る回胴式遊技機の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、回胴
図柄が表示され複数の駒位置に回転可能な複数のリール
と、該リールの動作を停止させるリール停止ボタンと、
前記リールの停止位置を確定するために二進法二ビット
のデータを格納した駒位置停止制御データテーブルと、
該駒位置停止制御データテーブルに基づいて前記リール
の駒位置を停止させる制御手段とを具備し、前記駒位置
停止制御データテーブルは、前記リールの各駒位置と対
応して設定された数値0又は1を独立にもつ第一ビット
データおよび第二ビットデータを有し、前記リール動作
停止ボタン操作時に特定される駒位置と対応する前記第
一ビットデータを参照するステップと、第一ビットデー
タの数値が1ならば、上記ボタン操作時の特定駒位置と
対応する前記第二ビットデータを参照し、該数値が0な
らば、リール回転方向に並んだ複数の駒位置を順次検索
して、該各駒位置と対応する第一ビットデータの数値が
1となる最初の駒位置を選び、該駒位置と対応する第二
ビットデータを参照するステップと、第二ビットデータ
の数値が1ならば、該データ参照時に特定される駒位置
をリールの停止位置に確定し、該数値が0ならば、リー
ル回転方向に並んだ複数の駒位置を順次検索して、該各
駒位置と対応する第二ビットデータの数値が1となる最
初の駒位置を選び、該駒位置をリールの停止位置に確定
するステップとを備えることを特徴とする。
【0011】回胴式遊技機は、メダル貯留装置を有しメ
ダルが投入される投入口と、投入口へのメダルの投入を
検知するメダル検知センサと、複数の回胴図柄が表示さ
れメダル検知センサからの検知信号により回転可能とな
る複数のリールとを有する。前記リールの回転動作は、
スタートレバーの操作で開始され、リールの回転動作の
停止はリール停止ボタンの操作で行われる。この他に、
回胴図柄の配列に応じた枚数のメダルを入賞報酬として
払い出す払出し手段を備える。
【0012】各リールの停止位置制御においては、二進
法の二ビットである第一ビットデータおよび第二ビット
データが制御データとして用いられる。そのうち第一ビ
ットデータのほうを一番目に参照されるデータとし、第
二ビットデータのほうを二番目に参照されるデータとす
る。これらは上記リールの駒位置に対応して、数値0又
は1のいずれかをとり、数値が1であればリールを停
止、数値が0であればリールを無停止に制御する。例え
ば、リールの最大駒送り数が5駒である場合、データと
なる数値の0は連続して最大4個設定される。したがっ
て、数値が「100001」、「10001」であると
きは、それぞれリールの最大駒送り数が5駒、4駒であ
ることを示し、これにより、ある特定の図柄の回胴位置
から、リール回転方向に5、4駒位置をずれた図柄の回
胴位置までリールの停止位置を変えることができる。
【0013】本発明による制御動作では、駒位置停止制
御データテーブルに格納した二進法二ビットのデータを
二段階に分けて参照し、予め設定した制御プログラム動
作ステップに従って制御停止位置を確定する。すなわ
ち、まずリールが回転している遊技中、リール停止ボタ
ンを押すと、それと同時にリールの駒位置を特定し、こ
の駒位置と対応する第一ビットデータの数値を参照す
る。もし数値が1ならば、第二ビットデータの数値を参
照し、その数値が1ならば駒位置を特定して停止する。
また第一ビットデータの数値が0ならば、リール回転方
向に並んだ複数の駒位置を検索し、それと対応する第一
ビットデータの数値が最初に1となる駒位置を特定して
停止する。
【0014】また、第ニビットデータの数値が0なら、
リール回転方向に並んだ駒位置を検索し、それと対応す
る第二ビットデータの数値が最初に1となる駒位置を特
定し、この駒位置をリールの制御停止位置として確定す
る。
【0015】このように、1段階目の参照データの数値
が1である駒位置を特定した後に、2段階目の参照(2
次)データを用い、その数値が1である駒位置を特定し
た上で、リールの制御停止位置を確定するものである。
したがって、参照(2次)データの送り駒位置の数、つ
まり駒位置に対応した数値データ0が連続して並んでい
る個数の分だけ、リールの駒位置が回転変位することに
なり、停止させたい回胴図柄の5駒手前のリールの駒位
置が必ずしも停止するとは限らない。この場合、上記ビ
ットデータは各リールごとに0又は1の数値データしか
使われないことから、必要なデータは二進数のみで対応
できる。これにより、少ないデータ量で各リールの駒位
置停止制御をより細かく実施することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に示す実施例に基づいて説明する。図1は実施例に係
る回胴式遊技機を示す概略前面図、図2は遊技機の図柄
配列を示す説明図、図3は本発明で用いる二進法二ビッ
トのデータを示す説明図、図4は二進法二ビットのデー
タをHEX形式で圧縮表現したものを示す説明図であ
る。
【0017】
【実施例】図1において、10は回胴式遊技機で、遊技
機1の前面右側には、メダルを投入するための投入口T
1および自動投入装置T3が設置され、投入口T1への
メダルの投入は、メダル検知センサにより検知可能とさ
れている。投入口T1の下方には図示しない貯留装置が
付設され、この貯留装置は、メダルを最大50枚まで貯
留可能とされている。尚、貯留装置の中に所定枚数のメ
ダルが貯留され、かつ自動投入装置T3が未作動の状態
のときは、ベットボタンT2の押し操作によりメダルの
投入が可能になっている。
【0018】さらに、遊技機10の中央上部には、ステ
ッピングモータ等を駆動手段とする第一、二、三のリー
ルR1、R2、R3が配設され、各リールR1、R2、
R3は、メダル検知センサから出力される検知信号によ
り回転可能とされている。リールR1、R2、R3の回
胴にはそれぞれ複数種類の図柄が表示され、それらの回
胴図柄が、予め設定した所定の入賞有効ラインに並ぶこ
とにより、その入賞レベルに応じた枚数のメダルが払い
出されるようになっている。各リールR1、R2、R3
の回転動作は、スタートレバーLを起動操作することに
より開始可能とされている。一方、各リールR1、R
2、R3の動作停止は、それらに対応する第一、二、三
のリール停止ボタンS1、S2、S3を押し操作するこ
とにより、それぞれ相互独立に順次行えるようになって
いる。
【0019】上記構成要素の他に、遊技機1の前面に
は、回転するリールR1、R2、R3の停止位置乃至回
胴図柄を見るための透明窓と、貯留メダルの枚数などの
有用な情報を表示通知するデジタル表示部Dと、各リー
ルR1、R2、R3の図柄配列に応じたメダル枚数を
(入賞)報酬として払い出すための払出し手段等が設け
られている。
【0020】この遊技機10は、リール駒位置停止制御
データテーブルと、この制御データテーブルに基づいて
リールの駒位置を停止制御する制御手段とを備えてい
る。リール駒位置停止制御データテーブルには、各リー
ルR1、R2、R3の最終的な駒位置(制御停止位置)
を確定するために、二進法二ビットの回胴制御データが
組み込まれている。リール駒位置停止制御データテーブ
ルは、図2に示すように、各リールR1、R2、R3の
複数の駒位置(図柄配列)と対応して設定された数値、
すなわち二進数の0又は1の数値を独立にとる第一のビ
ットデータA1〜A3および第二ビットデータB1〜B
3が格納されている。
【0021】尚、図2中、A1は第一のリールR1の停
止制御で最初に参照する第一ビットデータ、B1は第一
のリールR1の停止制御で第一ビットデータA1が数値
1である場合に参照する第二ビットデータ、A2は第二
リールR2の停止制御で最初に参照する第一ビットデー
タ、B2は第二リールR2の停止制御で第一ビットデー
タA2が数値1である場合に参照する第二ビットデー
タ、A3は第三リールR3の停止制御で最初に参照する
第一ビットデータ、B3は第三リールR3の停止制御で
第一ビットデータA3が数値1である場合に参照する第
二ビットデータを示す。
【0022】このデータテーブルに基づく制御プログラ
ムは、各リール動作停止ボタンS1、S2、S3の操作
時に、その時点の表示図柄に相応するリールR1、R
2、R3の駒位置を特定し、この駒位置と対応する第一
ビットデータA1〜A3の数値0又は1を一番目の参照
データとして採用するステップと、第一ビットデータA
1〜A3の数値が1である場合に、ボタン操作時に特定
したリールR1、R2、R3の駒位置と対応する第二ビ
ットデータB1〜B3の数値0又は1を二番目の参照デ
ータとして採用するステップとを備えている。
【0023】更に、この制御プログラムは、第一ビット
データA1〜A3の数値が0である場合に、各リールR
1、R2、R3の回転方向に並んでいる複数の駒位置を
順次検索していき、これらの駒位置と対応する第一ビッ
トデータA1〜A3の数値が初めて1となるところの駒
位置を選定し、当該駒位置と対応する第二ビットデータ
B1〜B3の数値を二番目の参照データとして採用する
ステップを備えている。
【0024】そして、二番目の参照データである第二ビ
ットデータB1〜B3の数値が1である場合、当該参照
データを採用した時のリールR1、R2、R3の駒位置
を特定し、この駒位置を該リールR1、R2、R3の制
御停止位置に確定するステップを備えている。また、第
二ビットデータB1〜B3の数値が0である場合、リー
ルR1、R2、R3の回転方向に並んでいる複数の駒位
置を順次検索していき、これらの駒位置と対応する第二
ビットデータB1〜B3の数値が初めて1となるところ
の駒位置を選定し、この駒位置をリールR1、R2、R
3の停止制御位置に確定するステップを備えている。
【0025】図3に示すように、リール駒位置停止制御
データテーブルにおける二進法二ビットデータA1〜A
3、B1は、各リールR1、R2、R3の1駒目から2
1駒目までの回胴図柄に対応して0又は1が予め設定さ
れており、ここでは21ビットの数値データを一括りと
して、これを各リールR1、R2、R3の動作一回ごと
の停止位置制御データとして用いている。また、上記デ
ータA1〜A3、B1〜B3は8ビットの数値データを
一括りとして、図4に示すように、HEX形式で圧縮し
た状態で用いることができる。
【0026】本実施例の遊技機10のハードウェアは、
従来機種と同様な構成要件を備えているが、回胴位置停
止制御のソフトウェアについては、従来方式と異なる新
規な制御プログラムが組み込まれている。これにより、
各リールR1、R2、R3の駒位置に応じた図柄配列が
より繊細に表現され、各リールR1、R2、R3の図柄
配列および入賞有効ラインの種類が、従来に比べて大幅
に増大している。
【0027】以下に、上述した遊技機10の操作手順を
説明する。最初に遊技者は投入口T1にメダルを投入す
る。その際すでに貯留メダルがあり、自動投入装置T3
が未作動の状態であれば、ベットボタンT2の操作によ
ってメダルを投入する。次ぎに、スタートレバーLを入
力操作して、第一、二、三のリールR1、R2、R3を
回転させる。ついで遊技者は、入賞有効ラインの図柄配
列となるように、回転しているリールR1、R2、R3
に対し第一、二、三のリール動作停止ボタンS1、S
2、S3を順次押動操作する。なお、スタートレバーL
の操作時に、遊技機10に内蔵されたCPUによって、
入賞フラグの成立、不成立を内部的に決定する点は、従
来の遊技機と同様である。
【0028】このようにリール停止ボタンS1、S2、
S3の操作によって、三つのリールR1、R2、R3の
回転を順次を停止させるが、停止時に得られた図柄配列
の結果として、何らかの入賞の成立、不成立が確定す
る。その結果、入賞が成立した場合は報酬としてメダル
が与えられ、50枚以下のメダルが貯留装置に貯留され
る。一方、50枚を越えるメダルがある場合は、払出し
装置が自動的に作動され、実際にメダルが受け皿に払い
出される。通常、これで一回の遊技が終了とみなされ
る。本実施例では、リールR1、R2、R3の選り自由
な回胴図柄の配列と、二進法2ビットデータの豊富な組
み合わせによって、遊技機10にとって最も重要な図柄
の並びがバラエティに富んで一層自在に表現される。
【0029】次に、本実施例による回胴停止制御につい
て、制御プログラムの順序に従って説明する。まず、リ
ールR1、R2、R3が回転している遊技の最中に、回
胴図柄を入賞有効ラインに配列すべく、遊技者によって
例えばリール停止ボタンS1が押されると、押したとき
表示図柄に相応するリールR1の駒位置が特定され、こ
の駒位置と対応する第一ビットデータの数値0又は1が
一番目の参照データとして採用される。
【0030】その結果、第一ビットデータA1の数値が
1である場合は、前記押したときの前記駒位置が再度特
定され、この駒位置と対応する第二ビットデータB1の
数値0又は1が二番目の参照データとして採用される。
これに対し、第一ビットデータA1の数値が0である場
合は、リールR1の回転方向に並んだ図柄の駒位置が検
索され、第一ビットデータA1の数値が最初に1となる
図柄の駒位置を特定し、この駒位置と対応する第二ビッ
トデータB1の数値が二番目の参照データとして採用さ
れる。
【0031】このようにして、第二ビットデータB1が
二番目の参照データとして採用されると、第二ビットデ
ータB1の数値0又は1が判別され、数値が1である場
合は、このときの表示図柄に相応するリールR1の駒位
置を最終的な回胴停止位置として確定し、この駒位置に
リールR1が停止される。これに対し、第二ビットデー
タB1の数値が0である場合は、リールR1の回転方向
に並んだ図柄の駒位置が検索され、第二ビットデータB
1の数値が最初に1となる図柄の駒位置を特定し、この
駒位置を最終的な回胴停止位置として確定し、この駒位
置にリールR1が停止される。
【0032】上記したリール回胴停止制御の動作は、第
二、三のリールR2、R3についてもリール停止ボタン
S2、S3を押すことにより同様に実施され、それに従
って確定した回胴停止位置にリールR2、R3が停止す
る。しかして、リールR1、R2、R3の回胴に表現さ
れた図柄の並び方は、リールR1、R2、R3の駒位置
に応じて決定され、デジタル表示部Dに図柄配列の結果
がリアルタイムで表示される。
【0033】リールR1、R2、R3の回胴に表現され
た図柄の並び方は、遊技者に対していろいろな情報を認
識させる。たとえば図柄の並び方が「ビッグボーナス」
に入賞した際は、遊技者にとって最多のメダル枚数が払
い出されるが、従来はビッグボーナスの入賞が5駒以内
に制限され、風営法の上記回胴制御規定と図柄配列の個
数制約によって、ビッグボーナスに入賞することが制限
されていた。したがって、ビッグボーナスの図柄が入賞
しなかった場合を考慮すると、本実施例のように、回胴
図柄の並び方を即時表示し、ビッグボーナスの入賞状況
を遊技者に認識させることは、遊技者にとって非常に重
要な情報となる。
【0034】また、リール停止ボタンS1、S2、S3
を介して、リールR1、R2、R3の回胴図柄が確定表
示されるが、この図柄表示の自由度は、リールR1、R
2、R3の停止時期が遅くれれば遅れるほど、リールR
1、R2、R3の各回胴停止位置が制限されていく。つ
まり、最初に停止したリールの回胴停止制御の自由度が
最も高く、最後に停止したリールの回胴停止制御の自由
度が最も低くなる。当然のことながら、このリール停止
制御においては、回胴図柄に関する停止データの数が多
いほど、図柄表示の自由度が大きくなり、回胴式遊技機
10としての性能乃至ゲームの多様性が一層高められる
ことになる。
【0035】尚、本発明は実施例に限定されない。例え
ば、第一、第二、三のリールR1、R2、R3の動作制
御の順番は任意である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、二進法二ビットのデー
タを参照データとして二段階で用いることで、リールの
回胴停止制御をより繊細に行うことができるという優れ
た効果がある。その際、停止制御データを圧縮すること
で、停止制御データの数が少ないにも関わらず、その組
み合わせによって全体としてデータの種類と容量が実質
的に増加し、リール停止後の図柄配列の種類をより多彩
なものにでき、入賞有効ラインの増設を容易に行うこと
ができる。また、各リールの図柄配列の自由度を制限す
ることなく、最大停止駒数を発揮させることができ、こ
の場合、従来の遊技機と比べて、遊技内容をさらに変化
に富んだものにすることができ、各リールを停止操作す
る際、遊技者に対し興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る回胴式遊技機を示す概略前面図
である。
【図2】回胴式遊技機の図柄配列を示す説明図である。
【図3】本発明で用いる二進法二ビットのデータを示す
説明図である。
【図4】二進法二ビットのデータをHEX形式で圧縮表
現したものを示す説明図である。
【符号の説明】
10 回胴式遊技機 T1 メダル投入口 T2 ベットボタン T3 自動投入装置 R1 第一のリール R2 第二のリール R3 第三のリール L スタートレバー S1 第一のリール停止ボタン S2 第二のリール停止ボタン S3 第三のリール停止ボタン D デジタル表示部 A1 第一ビットデータ B1 第二ビットデータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回胴図柄が表示され複数の駒位置に回転
    可能な複数のリールと、該リールの動作を停止させるリ
    ール停止ボタンと、前記リールの停止位置を確定するた
    めに二進法二ビットのデータを格納した駒位置停止制御
    データテーブルと、該駒位置停止制御データテーブルに
    基づいて前記リールの駒位置を停止させる制御手段とを
    具備し、 前記駒位置停止制御データテーブルは、前記リールの各
    駒位置と対応して設定された数値0又は1を独立にもつ
    第一ビットデータおよび第二ビットデータを有し、 前記リール停止ボタン操作時に特定される駒位置と対応
    する前記第一ビットデータを参照するステップと、 第一ビットデータの数値が1ならば、上記ボタン操作時
    の特定駒位置と対応する前記第二ビットデータを参照
    し、該数値が0ならば、リール回転方向に並んだ複数の
    駒位置を順次検索して、該各駒位置と対応する第一ビッ
    トデータの数値が1となる最初の駒位置を選び、該駒位
    置と対応する第二ビットデータを参照するステップと、 第二ビットデータの数値が1ならば、該データ参照時に
    特定される駒位置をリールの停止位置に確定し、該数値
    が0ならば、リール回転方向に並んだ複数の駒位置を順
    次検索して、該各駒位置と対応する第二ビットデータの
    数値が1となる最初の駒位置を選び、該駒位置をリール
    の停止位置に確定するステップとを備えることを特徴と
    する回胴式遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042927A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Aruze Corp 遊技機
JP2006239010A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2007325694A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Kita Denshi Corp 遊技機、データ管理方法及びデータ管理プログラム
JP2013162867A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Olympia:Kk 遊技機

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