JP2001204787A - 浴槽水循環装置 - Google Patents

浴槽水循環装置

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JP2001204787A
JP2001204787A JP2000016597A JP2000016597A JP2001204787A JP 2001204787 A JP2001204787 A JP 2001204787A JP 2000016597 A JP2000016597 A JP 2000016597A JP 2000016597 A JP2000016597 A JP 2000016597A JP 2001204787 A JP2001204787 A JP 2001204787A
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、効率的に炭酸ガスを大量に浴
槽水中に混合することができ、浴槽水に温浴効果、血行
促進効果等を発揮させることができる浴槽水循環装置を
提供する。 【解決手段】 吸水口と吐水口が浴槽1内に接続された
循環流路2を具備する。循環流路2に浴槽水を循環させ
るポンプ3を具備する。循環流路2を循環する浴槽水に
供給される酸性水が陽極室23内において生成される有
隔膜電解電極槽12を具備する。循環流路2を循環する
浴槽水に供給される炭酸塩が充填された炭酸塩溶解槽1
9を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足浴や全身浴等を
行うための、家庭用浴槽又は公共用浴槽の浴槽水等に、
炭酸ガスを溶解させて温浴効果、血行促進効果等を発揮
させるようにした浴槽水循環装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴槽水循環装置は、浴槽内の浴槽水を循
環することで、浴槽水の温度分布を均一に維持すること
を基本機能とし、更にヒーターを具備することにより浴
槽水の温度を一定に保つことができるものである。
【0003】これまでの浴槽水循環装置としては、ジェ
ットバスに代表される様に、浴槽水循環装置の循環流路
中に空気吸引口を設け、エゼクター効果により浴槽水中
に空気を混入させて、浴槽内へ吐出するシステムが主流
であった。
【0004】これに対して、浴槽水に溶解した炭酸ガス
の血行促進効果等に着眼して、ガスや石油などを燃料と
し、バーナーなどで燃焼させて発生する排気ガスを浴槽
水に直接接触させて、排気ガスに含まれる炭酸ガスを浴
槽水中に溶解させる方法(例えば特開平4-25761
2号公報、特開平5-137662号公報等に記載)が
提示されている。また、陽極が炭素質電極からなる電解
電極槽を具備し、この電解電極槽の電極間に電圧を印加
して、電気分解にて生成される炭酸ガスを浴槽水中に溶
解させる方法(例えば特開平8-196456号公報等
に記載)も提示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のジェッ
トバスでは、浴槽水中に混入する気泡が空気の気泡であ
るため、炭酸ガスの気泡に比して温浴効果や血行促進効
果が低いものであった。
【0006】また、燃料を燃焼させて排気ガスを浴槽水
中に溶解させる方法においては、排気ガスが約800℃
と高温ガスなので炭酸ガスの溶解効率は低く、炭酸ガス
以外の硫黄酸化物や窒素酸化物等が混入し、また燃料を
燃焼させるため燃焼部が高温となることから安全性に問
題があるうえ、システムがかなり大きなものとなるとい
った問題点を有していた。
【0007】更に、炭素質電極からなる電解電極槽を具
備したシステムにおいては、電極の炭素が溶解して炭酸
ガスを生成させることから、電極寿命が短く、また、短
時間に炭酸ガスを高濃度に生成することが困難であると
いった問題点を抱えていた。
【0008】本発明は上記の点に鑑みて為されたもので
あり、簡単な構成で、効率的に炭酸ガスを大量に浴槽水
中に混合することができ、浴槽水に温浴効果、血行促進
効果等を発揮させることができる浴槽水循環装置を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
浴槽水循環装置は、吸水口と吐水口が浴槽1内に接続さ
れた循環流路2と、循環流路2に浴槽水を循環させるポ
ンプ3と、循環流路2を循環する浴槽水に供給される酸
性水が陽極室23内において生成される有隔膜電解電極
槽12と、循環流路2を循環する浴槽水に供給される炭
酸塩が充填された炭酸塩溶解槽19とを具備して成るこ
とを特徴とするものである。
【0010】また請求項2に記載の発明は、請求項1の
構成に加えて、炭酸塩溶解槽19として、炭酸水素ナト
リウム、炭酸ナトリウムの少なくともいずれかが充填さ
れたものを具備して成ることを特徴とするものである。
【0011】また請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、循環流路2から分岐すると共にこ
の分岐点から下流側において循環流路2と合流する支流
路33を設け、支流路33の配管途中に有隔膜電解電極
槽12と炭酸塩溶解槽19とを配設して成ることを特徴
とするものである。
【0012】また請求項4に記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかの構成に加えて、有隔膜電解電極槽12
の陽極室23を、炭酸塩溶解槽19の上流側に配設して
成ることを特徴とするものである。
【0013】また請求項5に記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかの構成に加えて、浴槽水が流通する流路
を上流側において分岐すると共に、この分岐された各流
路の一方の配管途中に有隔膜電解電極槽12の陽極室2
3を、他方の配管途中に炭酸塩溶解槽19をそれぞれ配
設し、この分岐された流路を下流側にて合流させて成る
ことを特徴とするものである。
【0014】また請求項6に記載の発明は、請求項1乃
至5のいずれかの構成に加えて、炭酸塩溶解槽19内に
浴槽水が供給される流入口29を、炭酸塩溶解槽19か
ら炭酸塩が混入された浴槽水が導出される流出口30よ
りも下方に設けて成ることを特徴とするものである。
【0015】また請求項7に記載の発明は、請求項1乃
至6のいずれかの構成に加えて、循環流路2の配管途中
に、循環流路2を循環する浴槽水を加熱するヒーター6
を配設して成ることを特徴とするものである。
【0016】また請求項8に記載の発明は、請求項1乃
至7のいずれかの構成に加えて、有隔膜電解電極槽21
にて生成された酸性水と、炭酸塩溶解槽19に充填され
ている炭酸塩とを混合した後、有隔膜電解電極槽12に
て生成されたアルカリ水と混合することを特徴とするも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0018】(実施形態1)図1に、本発明における有
隔膜電解電極槽12と炭酸塩溶解槽19を具備した浴槽
水循環装置の配管構成を示す。
【0019】浴槽1内の浴槽水中には、吸水口と吐水口
とを兼ねる吸・吐水口7を配設し、循環流路2の一端を
この吸・吐水口7に接続すると共に、他端もこの吸・吐
水口7に接続している。この循環流路2の配管途中には
上流側から下流側にかけて、順に、ポンプ3、ヒーター
6が設けられ、ヒーター6の下流において再び吸・吐水
口7に接続されるものであり、循環流路2は吸・吐水口
7とポンプ3とを接続する吸水流路2a、ポンプ3とヒ
ーター6とを接続する中間流路2b、及びヒーター6と
吸・吐水口とを接続する吐水流路2cとから構成され
る。中間流路2bは、上流側から下流側にかけて、順
に、導入流路4、主流路5、混合流路28に分割され
る。
【0020】循環流路2からは、ポンプ3の下流側にお
ける中間流路2bからバイパス流路8が分岐するように
設けられている。ここで、バイパス流路8は、導入流路
4が下流側において主流路5とバイパス流路8とに分岐
するように設けられている。このバイパス流路8の下流
側の端部は、有隔膜電解槽12に接続されている。また
このバイパス流路8の配管途中には、第一開閉弁9が配
設されている。
【0021】ここで、有隔膜タイプの電解槽である有隔
膜電解電極槽12の内部は、隔膜15にて陰極室22と
陽極室23との二つの電極室に仕切られており、バイパ
ス流路8の下流側の端部は陰極導入路10と陽極導入路
11とに分岐されて、陰極導入路10が陰極室22に、
陽極導入路11が陽極室23にそれぞれ接続されてい
る。陰極室22及び陽極室23には、白金を主体とした
不溶性電極板からなる電極である陰極13と陽極14と
が、それぞれ隔膜15を介して対向配置されている。こ
の有隔膜電解電極槽12において、各電極室22,23
内に浴槽水が供給されている状態で一対の電極13,1
4間に電圧が印加されると、水の電気分解により陽極1
4からは酸素と水素イオン(H+)、陰極13からは水
素と水酸化物イオン(OH-)がそれぞれ発生し、陽極
室23内にて酸性水が生成されると共に、陰極室22内
にてアルカリ水が生成される。
【0022】陰極13が配設されている陰極室22の下
流側からは、陰極水供給路16が導出されて設けられて
いる。
【0023】一方、陽極14が配設されてる陽極室23
の下流側からは、陽極水供給路17が導出されて設けら
れている。この陽極水供給路17の下流側の端部は、炭
酸塩溶解槽9に接続されており、この陽極水供給路17
の配管途中には、第二開閉弁18が配設されている。
【0024】ここで、炭酸塩溶解槽19の内部には、炭
酸塩を充填するためのメッシュ状の充填筒21が装着さ
れているものであり、炭酸塩溶解槽19内に浴槽水が供
給されている状態では、炭酸塩溶解槽19の内面と充填
筒21との間の隙間には、炭酸塩溶液が滞留する。炭酸
塩溶解槽19に充填する炭酸塩としては、取り扱いが容
易な炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムを用いること
が好ましい。これらの炭酸塩は、常温で潮解することな
く、かつ皮膚への刺激が少ないものであり、そのため炭
酸塩溶解槽19において炭酸塩を常温で安定に保持する
ことができると共に、皮膚に接触しても安全で、取り扱
いが容易なものである。
【0025】また、炭酸塩溶解槽19の下流側からは、
炭酸ガス供給路20が導出されて設けられている。
【0026】ここで、上流側において炭酸塩溶解槽19
に接続されている陽極水供給路17は、炭酸塩溶解槽1
9の側面下部に流入口29において接続されており、一
方、下流側において炭酸塩溶解槽19に接続されている
炭酸ガス供給路20は、炭酸塩溶解槽19の側面上部に
流出口30において接続されている。このように、炭酸
塩溶解槽19には、炭酸塩溶解槽内に浴槽水が供給され
る流入口29が、炭酸塩溶解槽19から炭酸塩が溶解さ
れた浴槽水が導出される流出口30よりも下方に設けら
れている。
【0027】陰極水供給路16と炭酸ガス供給路20と
は、下流側において合流されており、この二つの流路の
合流点から下流側に形成されてる混合水供給路27は、
その下流側の端部が中間流路2bの主流路5に、バイパ
ス流路11との分岐点よりも下流側において接続される
ことで、循環流路2に合流している。ここで、混合水供
給路27は、主流路5と合流して混合流路28に接続さ
れるように、循環流路2に合流している。
【0028】上記のバイパス流路8、陰極水供給路1
6、陽極水供給路17、炭酸ガス供給路20及び混合水
供給路28によって、循環流路2から分岐すると共にこ
の分岐点から下流側において循環流路2と合流する支流
路33が構成されている。
【0029】ここで、第一開閉弁9、第二開閉弁18の
各開閉弁は、電磁弁、電動弁等にて形成することができ
る。
【0030】また図7に示すように、この浴槽水循環装
置には入力操作部32と制御回路31からなる制御部を
具備するものである。
【0031】入力操作部32は外部からの使用者の操作
による入力動作に応じた所定の入力信号を制御回路31
に出力するものである。
【0032】また、制御回路31は、配管上のポンプ
3、有隔膜電解電極槽12、ヒーター6、各開閉弁9,
18に接続されている。そして、制御回路31には、使
用者が入力操作部32を操作することにより入力操作部
32から入力された入力信号に基づいて、配管上のポン
プ3、有隔膜電解電極槽12、ヒーター6、各開閉弁
9,18に制御信号を出力することにより、これらの動
作を制御するものである。
【0033】ここで、制御回路31は、入力操作部32
から入力される入力信号が記憶されるメモリ等の記憶手
段と、記憶手段に記憶されている入力信号を演算処理す
ることにより所定の制御信号を導出する演算手段と、演
算手段にて導出された制御信号を配管上のポンプ3、有
隔膜電解電極槽12、ヒーター6又は各開閉弁9,18
に出力する出力手段にて構成されている。演算手段と出
力手段は、所定の入力信号に対して特定の制御信号を出
力する演算回路にて構成することができる。また演算手
段と出力手段は、コンピュータプログラムを格納するメ
モリ等の記憶手段と、この記憶手段に格納されているコ
ンピュータプログラムに従って動作するコンピュータに
て構成することもできる。
【0034】このように、操作部32と制御回路31と
から構成される制御部は、浴槽水浄化装置の動作制御を
行なう制御手段として設けられている。この動作制御に
ついては、後に詳述する。
【0035】図2は上記の構成を有する本発明の有隔膜
電解電極槽12と炭酸塩溶解槽19を具備した浴槽水循
環装置において、炭酸ガスの生成を行わない浴槽水の循
環時における装置内の浴槽水の流れを矢印で示すと共
に、第一開閉弁9、第二開閉弁18の各弁のうち、閉状
態となっている箇所を黒く塗りつぶすことで明示したも
のである。
【0036】図2に示すように、炭酸ガスの生成を行わ
ない浴槽水の循環時においては、第一開閉弁9、第二開
閉弁18を閉状態とするものである。この時ポンプ3を
作動させると、吸・吐水口7からポンプ3にて吸引され
た浴槽水の全部は循環流路2のみをそのまま流れ、ヒー
タ8にて加熱され、吸・吐水口7から浴槽1内へ返送さ
れるものである。
【0037】図3は炭酸ガスの生成を行う浴槽水の循環
時における装置内の浴槽水の流れを矢印で示したもので
ある。図3に示すように、炭酸ガスの生成を行う浴槽水
の循環時においては、第一開閉弁9、第二開閉弁18を
共に開状態とするものである。
【0038】この時ポンプ3を作動させると、吸・吐水
口7からポンプ3にて吸引された浴槽水の一部は中間流
路2bの主流路5を経由し、ヒータ8にて加熱され、吸
・吐水口7から浴槽1内へ返送されることにより、循環
流路2を流通するものである。
【0039】また、吸・吐水口7からポンプ3にて吸引
された浴槽水の残りの一部は、中間流路2bの導入流路
4からバイパス流路8に流入することにより、支流路3
3に流入する。支流路33に流入した浴槽水は、バイパ
ス流路8を経由し、更に陰極導入路10と陽極導入路1
1に分岐して流入し、有隔膜電解電極槽12の陰極室2
2、陽極室23にそれぞれ流入する。
【0040】陰極室22に流入した浴槽水は電気分解で
生成された水素や水酸化物イオンと混合されてアルカリ
水として調製され、陰極水供給路16に流入する。
【0041】一方、陽極室23に流入した浴槽水には電
気分解で生成された酸素や水素イオンが混入されて酸性
水として調製される。この酸性水は、陽極室23から導
出されて陽極水供給路17に流入し、更に炭酸塩溶解槽
19に流入して、炭酸塩溶解槽19内で溶解した炭酸塩
が混合された後、炭酸ガス供給路20に流入する。この
ため、炭酸ガス供給路20内において、炭酸塩が混合さ
れた酸性水中で炭酸塩と水素イオンとの中和反応(CO
3 2-+2H+ → H2O+CO2)が進行して炭酸ガスが
生成される。この炭酸ガスは、浴槽水中に分散された状
態で炭酸ガス供給路20内を流通する。
【0042】そして、陰極水供給路16と炭酸ガス供給
路20とが合流して混合水供給路27に接続されている
ことにより、陰極水供給路16を流通する浴槽水(アル
カリ水)と、炭酸ガス供給路20を流通する浴槽水(炭
酸ガスが発生した酸性水)とは、混合水供給路27内で
合流して混合され、炭酸ガスを含むと共にアルカリ性に
シフトした混合水が調製される。
【0043】更に、混合流路27と主流路5とが合流し
て混合流路27が循環流路2に合流することにより、混
合水が循環流路2を循環する浴槽水に供給されて混合さ
れ、循環流路2を循環する浴槽水に炭酸ガスが混入され
ると共にこの浴槽水がアルカリ性にシフトする。この浴
槽水は、混合流路28からヒーター6に供給されること
により加熱され、更に吐出流路2cを通じて吸・吐水口
7から浴槽1内に返送されるものである。
【0044】ここで、有隔膜電解電極槽12において、
陽極14と陰極13間に電圧を印加して、陽極室23内
にて酸素と水素イオンを生成すると共に陰極室22内で
水素と水酸化物イオンとを生成するにあたっては、各電
極室22,23内に浴槽水が供給された状態で電極1
3,14間に電圧を印加するものである。
【0045】電極13,14間に電圧を印加するにあた
っては、図2に示すように各開閉弁9,18を共に閉状
態として浴槽水が循環流路2のみを流通する状態となっ
ているときに、電極13,14間に電圧を印加した後、
図3に示すように各開閉弁9,18を開状態として浴槽
水を循環流路2のみならず支流路33にも流通させるよ
うに制御するバッチ方式を採用することができる。この
場合は、電圧の印加時には陰極室22内に高濃度のアル
カリ水が、陽極室23内に高濃度の酸性水がそれぞれ生
成するものである。そして、電圧の印加後、図3に示す
ように各開閉弁9,18を開状態とすることにより、各
電極室22,23にそれぞれ浴槽水を供給し、陰極室2
2内で高濃度のアルカリ水と浴槽水とが混合されて適当
な濃度のアルカリ水が調製されると共に、陽極室23内
で高濃度の酸性水と浴槽水とが混合されて適当な濃度の
酸性水が調製されるものである。
【0046】また、電極13,14間に電圧を印加する
にあたっては、図3に示すように各開閉弁9,18を開
状態として浴槽水を循環流路2のみならず支流路33に
も流通させた状態で、電圧13,14間に電圧を印加す
るように制御する連続方式を採用することもできる。こ
の場合は、水素と水酸化物イオンが連続的に生成されて
いる陰極室22には浴槽水が連続的に流入すると共に、
陰極室22に流入した浴槽水が陰極室22から連続的に
導出されることとなり、このとき浴槽水には水素と水酸
化物イオンが順次混入されて、アルカリ水として調製さ
れる。一方、酸素と水素イオンが連続的に生成されてい
る陽極室23には浴槽水が連続的に流入すると共に、陽
極室23に流入した浴槽水が陽極室23から連続的に導
出されることとなり、このとき浴槽水には酸素と水素イ
オンが順次混入されて、酸性水として調製される。
【0047】上記のようにして、有隔膜電解電極12や
開閉弁9,18を制御するにあたり、開閉弁9,18を
開状態とする時間を制御することにより、炭酸塩溶解槽
19における炭酸塩の溶出量及び酸性水の流出量を制御
することができ、これにより炭酸ガスの発生量を制御す
ることができる。特に、第二開閉弁18を開状態とする
時間を制御することは、炭酸塩溶解槽19に充填された
炭酸塩が無駄に溶出することを防止して、炭酸塩溶解槽
19へ炭酸塩を補充する頻度を低減することができると
いう効果がある。
【0048】このように、本実施形態の浴槽水循環装置
は、循環流路2を循環する浴槽水に供給される酸性水が
陽極室23内において生成される有隔膜電解電極槽12
と、循環流路2を循環する浴槽水に供給される炭酸塩が
充填された炭酸塩溶解槽19とが、支流路33の配管途
中に設けられている。そのため、循環流路2を循環する
浴槽水中に酸性水と炭酸塩とが反応することにより生成
する炭酸ガスを供給して、この炭酸ガスを浴槽1内に供
給することができる。この炭酸ガスは、血行促進や温浴
の効果と皮膚の洗浄効果とを有するものであり、本実施
形態では、このような炭酸ガスを、浴槽1内に大量に且
つ簡便に供給することができるものである。
【0049】しかも、支流路33において浴槽水が炭酸
塩溶解槽19や有隔膜電解電極槽12を通過することに
より圧損を生じても、循環流路2においては充分な浴槽
水の循環流量が確保され、吸・吐水口7からはヒーター
6によって加熱されると共に炭酸ガスが分散され、更に
アルカリ性にシフトされた浴槽水が充分な流速及び流量
にて吐出されることとなる。従って、この吐出された浴
槽水に水流により、浴槽1内の浴槽水に効率よく水流を
発生させ、浴槽水を効率よく加熱すると共に水温を均一
化し、更に浴槽水中に炭酸ガスを効率よく分散させるこ
とができるものである。
【0050】また、本実施形態では、有隔膜電解電極槽
12の陽極室23を、炭酸塩溶解槽19の上流側に配設
している。これは、有隔膜電解電極槽12の陽極室23
に炭酸塩が供給されることをがないようにして、陽極室
23内において酸性水と炭酸塩の反応による炭酸ガスの
発生を防止し、陽極14への炭酸ガスの付着による電解
効率の低下を防止するためである。
【0051】また、有隔膜電解電極槽12の陽極室23
にて生成された酸性水と、炭酸塩溶解槽19に充填され
ている炭酸塩とが混合されることによって調製される炭
酸ガスを含む浴槽水と、有隔膜電解電極槽12の陰極室
22にて生成されたアルカリ水とを混合して混合水を調
製し、この混合水を浴槽1内に返送される浴槽水と混合
させているので、酸性水と炭酸塩とを効果的に反応させ
て、炭酸ガスの発生効率を上げることができるうえ、有
隔膜電解電極槽12の陰極室22から流出するアルカリ
水を排水することなく、浴槽1に返送される浴槽水の流
路に戻すことで、浴槽水の水量は低下することないもの
である。しかも、酸性水中の水素イオンは炭酸ガスの生
成のために消費されているので、混合水はアルカリ性と
なっており、浴槽1内にこのような混合水を供給するこ
とによって、浴槽1内の浴槽水の水質をより効果的にア
ルカリ側に維持でき、入浴による清浄効果を高めること
ができるものである。
【0052】また、循環流路2には、混合流路28の下
流側における配管途中にヒーター6を設けることによ
り、混合水が混合されて炭酸ガスを含むと共にアルカリ
性シフトされた浴槽水をヒーター6によって加熱し、こ
の浴槽水を吐水流路2を通じて吸・吐水口7から浴槽1
内に供給することができるものである。従って、浴槽1
内の浴槽水を加熱すると共に、吸・吐水口7から噴出さ
れる浴槽水の水流による撹拌効果により浴槽1内におけ
る浴槽水の水温を均一化し、更には吸・吐水口7から噴
出される浴槽水に含まれる炭酸ガスを浴槽1内に均一に
分散させて、温浴効果を更に高めることができるもので
ある。また循環流路1を循環する浴槽水の水温も高く維
持されることとなるから、有隔膜電解電極槽12に供給
される浴槽水の水温も高く維持され、有隔膜電解槽12
における電解効率を向上させて酸性水及びアルカリ水の
生成効率を向上させることができ、そのため炭酸ガスの
発生効率や、浴槽水をアルカリ性にシフトさせる効率も
向上するものであり、浴槽1中の浴槽水の温浴効果を更
に高めることができるものである。
【0053】(実施形態2)図4に、本発明における有
隔膜電解電極槽12と炭酸塩溶解槽19を具備した浴槽
水循環装置の配管構成を示す。
【0054】浴槽1内の浴槽水中には、吸水口と吐水口
とを兼ねる吸・吐水口7を配設し、循環流路2の一端を
この吸・吐水口7に接続すると共に、他端もこの吸・吐
水口7に接続している。この循環流路2の配管途中には
上流側から下流側にかけて、順に、ポンプ3、ヒーター
6が設けられ、ヒーター6の下流において再び吸・吐水
口7に接続されるものであり、循環流路2は吸・吐水口
7とポンプ3とを接続する吸水流路2a、ポンプ3とヒ
ーター6とを接続する中間流路2b、及びヒーター6と
吸・吐水口とを接続する吐水流路2cとから構成され
る。中間流路2bは、上流側から下流側にかけて、順
に、導入流路4、主流路5、混合流路28に分割され
る。
【0055】循環流路2からは、ポンプ3の下流側にお
ける中間流路2bからバイパス流路8が分岐するように
設けられている。ここで、バイパス流路8は、導入流路
4が下流側において主流路5とバイパス流路8とに分岐
するように設けられている。このバイパス流路8の下流
側の端部は、有隔膜電解槽12に接続されている。また
このバイパス流路8の配管途中には、第一開閉弁9が配
設されている。
【0056】ここで、有隔膜タイプの電解槽である有隔
膜電解電極槽12の内部は、隔膜15にて陰極室22と
陽極室23との二つの電極室に仕切られており、バイパ
ス流路8の下流側の端部は陰極導入路10と陽極導入路
11とに分岐されて、陰極導入路10が陰極室22に、
陽極導入路11が陽極室23にそれぞれ接続されてい
る。陰極室22及び陽極室23には、白金を主体とした
不溶性電極板からなる電極である陰極13と陽極14と
が、それぞれ隔膜15を介して対向配置されている。こ
の有隔膜電解電極槽12において、各電極室22,23
内に浴槽水が供給されている状態で一対の電極13,1
4間に電圧が印加されると、水の電気分解により陽極1
4からは酸素と水素イオン(H+)、陰極13からは水
素と水酸化物イオン(OH-)がそれぞれ発生し、陽極
室23内にて酸性水が生成されると共に、陰極室22内
にてアルカリ水が生成される。
【0057】陰極13が配設されている陰極室22の下
流側からは、陰極水供給路16が導出されて設けられて
いる。
【0058】一方、陽極14が配設されている陽極室2
3の下流側からは、陽極水供給路17が導出されて設け
られている。
【0059】また、バイパス流路8からは、その第一開
閉弁9よりも上流側の配管途中から、複バイパス流路2
4が分岐して設けられており、この複バイパス流路の下
流側の端部は、炭酸塩溶解槽19に接続されている。こ
の複バイパス流路24の配管途中には、第三開閉弁25
が配設されている。
【0060】ここで、炭酸塩溶解槽19の内部には、炭
酸塩を充填するためのメッシュ状の充填筒21が装着さ
れているものであり、炭酸塩溶解槽19内に浴槽水が供
給されている状態では、炭酸塩溶解槽19の内面と充填
筒21との間の隙間には、炭酸塩溶液が滞留する。炭酸
塩溶解槽19に充填する炭酸塩としては、取り扱いが容
易な炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムを用いること
が好ましい。これらの炭酸塩は、常温で潮解することな
く、かつ皮膚への刺激が少ないものであり、そのため炭
酸塩溶解槽19において炭酸塩を常温で安定に保持する
ことができると共に、皮膚に接触しても安全で、取り扱
いが容易なものである。
【0061】また、炭酸塩溶解槽19の下流側からは、
炭酸塩供給路26が導出されて設けられている。
【0062】ここで、上流側において炭酸塩溶解槽19
に接続されている複バイパス流路24は、炭酸塩溶解槽
19の側面下部に流入口29において接続されており、
一方、下流側において炭酸塩溶解槽19に接続されてい
る炭酸塩供給路26は、炭酸塩溶解槽19の側面上部に
流出口30において接続されている。このように、炭酸
塩溶解槽19には、炭酸塩溶解槽19内に浴槽水が供給
される流入口29が、炭酸塩溶解槽19から炭酸塩が溶
解された浴槽水が導出される流出口30よりも下方に設
けられている。
【0063】陽極水供給路17と炭酸塩供給路26と
は、下流側において合流されており、この二つの流路の
合流点から下流側には、炭酸ガス供給路20が形成され
ている。
【0064】更に、陰極水供給路16と炭酸ガス供給路
20とは、下流側において合流されており、この二つの
流路の合流点から下流側に形成されてる混合水供給路2
7は、その下流側の端部が中間流路2bの主流路5に、
バイパス流路11との分岐点よりも下流側において接続
されることで、循環流路2に合流している。ここで、混
合水供給路27は、主流路5と合流して混合流路28に
接続されるように、循環流路2に合流している。
【0065】上記のバイパス流路8、複バイパス流路2
4、陰極水供給路16、陽極水供給路17、炭酸塩供給
路26、炭酸ガス供給路20及び混合水供給路28によ
って、循環流路2から分岐すると共にこの分岐点から下
流側において循環流路2と合流する支流路33が構成さ
れている。
【0066】ここで、第一開閉弁9、第三開閉弁25の
各開閉弁は、電磁弁、電動弁等にて形成することができ
る。
【0067】また図7に示すように、この浴槽水循環装
置には入力操作部32と制御回路31からなる制御部を
具備するものである。
【0068】入力操作部32は外部からの使用者の操作
による入力動作に応じた所定の入力信号を制御回路31
に出力するものである。
【0069】また、制御回路31は、配管上のポンプ
3、有隔膜電解電極槽12、ヒーター6、各開閉弁9,
25に接続されている。そして、制御回路31には、使
用者が入力操作部32を操作することにより入力操作部
32から入力された入力信号に基づいて、配管上のポン
プ3、有隔膜電解電極槽12、ヒーター6、各開閉弁
9,25に制御信号を出力することにより、これらの動
作を制御するものである。
【0070】ここで、制御回路31は、入力操作部32
から入力される入力信号が記憶されるメモリ等の記憶手
段と、記憶手段に記憶されている入力信号を演算処理す
ることにより所定の制御信号を導出する演算手段と、演
算手段にて導出された制御信号を配管上のポンプ3、有
隔膜電解電極槽12、ヒーター6又は各開閉弁9,25
に出力する出力手段にて構成されている。演算手段と出
力手段は、所定の入力信号に対して特定の制御信号を出
力する演算回路にて構成することができる。また演算手
段と出力手段は、コンピュータプログラムを格納するメ
モリ等の記憶手段と、この記憶手段に格納されているコ
ンピュータプログラムに従って動作するコンピュータに
て構成することもできる。
【0071】このように、操作部32と制御回路31と
から構成される制御部は、浴槽水浄化装置の動作制御を
行なう制御手段として設けられている。この動作制御に
ついては、後に詳述する。
【0072】図5は上記の構成の本発明の有隔膜電解電
極槽12と炭酸塩溶解槽19を具備した浴槽水循環装置
において、炭酸ガスの生成を行わない浴槽水の循環時に
おける装置内の浴槽水の流れを矢印で示すと共に、第一
開閉弁9、第三開閉弁25の各弁のうち、閉状態となっ
ている箇所を黒く塗りつぶすことで明示したものであ
る。
【0073】図5に示すように、炭酸ガスの生成を行わ
ない浴槽水の循環時においては、第一開閉弁9、第三開
閉弁25を共に閉状態とするものである。この時ポンプ
3を作動させると、吸・吐水口7からポンプ3にて吸引
された浴槽水の全部は循環流路2のみをそのまま流れ、
ヒータ8にて加熱され、吸・吐水口7から浴槽1内へ返
送されるものである。
【0074】図6は炭酸ガスの生成を行う浴槽水の循環
時における装置内の浴槽水の流れを矢印で示したもので
ある。
【0075】図6に示すように、炭酸ガスの生成を行う
浴槽水の循環時においては、第一開閉弁9、第三開閉弁
25を開状態とするものである。
【0076】この時ポンプ3を作動させると、吸・吐水
口7からポンプ3にて吸引された浴槽水の一部は中間流
路2bの主流路5を経由し、ヒータ8にて加熱され、吸
・吐水口7から浴槽1内へ返送されることにより、循環
流路2を流通するものである。
【0077】また、吸・吐水口7からポンプ3にて吸引
された浴槽水の残りの一部は、中間流路2bの導入流路
4からバイパス流路8に流入することにより、支流路3
3に流入する。
【0078】支流路33に流入した浴槽水の一部は、バ
イパス流路8をそのまま流通し、更に陰極導入路10と
陽極導入路11に分岐して流入し、有隔膜電解電極槽1
2の陰極室22、陽極室23にそれぞれ流入する。
【0079】また支流路33に流入した浴槽水の残りの
一部は、バイパス流路8から分岐する複バイパス流路2
4に流入し、炭酸塩溶解槽19に供給される。
【0080】陽極室23に流入した浴槽水は電気分解で
生成された酸素や水素イオンと混合されて酸性水として
調製され、陽極水供給路17に流入する。
【0081】一方、陰極室22に流入した浴槽水は電気
分解で生成された水素や水酸化物イオンと混合されてア
ルカリ水として調製され、陰極水供給路16に流入す
る。
【0082】また炭酸塩溶解槽19に流入された浴槽水
には、炭酸塩溶解槽19内で溶解した炭酸塩が混入さ
れ、炭酸塩供給路26に流入する。
【0083】そして、陽極水供給路17と炭酸塩供給路
26とが合流して炭酸ガス供給路20に接続されている
ことにより、陽極水供給路17を流通する浴槽水と、炭
酸塩供給路26を流通する浴槽水とが炭酸ガス供給路2
0内において合流して混合され、炭酸塩と水素イオンと
の中和反応(CO3 2-+2H+ → H2O+CO2)が進
行して炭酸ガスが生成される。この炭酸ガスは、浴槽水
中に分散された状態で炭酸ガス供給路20内を流通す
る。
【0084】また、陰極水供給路16と炭酸ガス供給路
20とが合流して混合水供給路27に接続されているこ
とにより、陰極水供給路16を流通する浴槽水と、炭酸
ガス供給路20を流通する浴槽水とは、混合水供給路2
7内で合流して混合され、炭酸ガスを含むと共にアルカ
リ性にシフトした混合水が得られる。
【0085】更に、混合流路27と主流路5とが合流し
て混合流路27が循環流路2に合流されることにより、
混合水が循環流路2を循環する浴槽水に供給されて混合
され、この混合水が混合された浴槽水は、混合流路28
に流入する。この浴槽水はヒーター6に供給されること
により加熱され、更に吐出流路2cを通じて吸・吐水口
7から浴槽1内に返送されるものである。
【0086】ここで、有隔膜電解電極槽12において、
陽極14と陰極13間に電圧を印加して、陽極室23内
にて酸素と水素イオンを生成すると共に陰極室22内で
水素と水酸化物イオンとを生成するにあたっては、各電
極室22,23内に浴槽水が供給された状態で電極1
3,14間に電圧を印加するものである。
【0087】電極13,14間に電圧を印加するにあた
っては、図5に示すように各開閉弁9,25を共に閉状
態として浴槽水が循環流路2のみを流通する状態となっ
ているときに、電極13,14間に電圧を印加した後、
図6に示すように各開閉弁9,25を開状態として浴槽
水を循環流路2のみならず支流路33にも流通させるよ
うに制御するバッチ方式を採用することができる。この
場合は、まず電圧の印加時に陰極室22内に高濃度のア
ルカリ水が、陽極室23内に高濃度の酸性水がそれぞれ
生成するものである。そして、電圧の印加後、図6に示
すように各開閉弁9,25を開状態とすることにより、
各電極室22,23にそれぞれ浴槽水を供給し、陰極室
22内で高濃度のアルカリ水と浴槽水とが混合されて適
当な濃度のアルカリ水が調製されると共に、陽極室23
内で高濃度の酸性水と浴槽水とが混合されて適当な濃度
の酸性水が調製されるものである。
【0088】また、電極13,14間に電圧を印加する
にあたっては、図5に示すように各開閉弁9,25を開
状態として浴槽水を循環流路2のみならず支流路33に
も流通させた状態で、電圧13,14間に電圧を印加す
るように制御する連続方式を採用することもできる。こ
の場合は、水素と水酸化物イオンが連続的に生成されて
いる陰極室22には浴槽水が連続的に流入すると共に、
陰極室22に流入した浴槽水が陰極室22から連続的に
導出されることとなり、このとき浴槽水には水素と水酸
化物イオンが順次混入されて、アルカリ水として調製さ
れる。一方、酸素と水素イオンが連続的に生成されてい
る陽極室23には浴槽水が連続的に流入すると共に、陽
極室23に流入した浴槽水が陽極室23から連続的に導
出されることとなり、このとき浴槽水には酸素と水素イ
オンが順次混入されて、酸性水として調製される。
【0089】上記のようにして、有隔膜電解電極12や
開閉弁9,25を制御するにあたり、開閉弁9,25を
開状態とする時間を制御することにより、炭酸塩溶解槽
19における炭酸塩の溶出量及び有隔膜電解電極槽12
からの酸性水の流出量を制御することができ、これによ
り炭酸ガスの発生量を制御することができる。特に、第
三開閉弁25を開状態とする時間を制御することは、炭
酸塩溶解槽19に充填された炭酸塩が無駄に溶出するこ
とを防止して、炭酸塩溶解槽19へ炭酸塩を補充する頻
度を低減することができるという効果がある。
【0090】このように、本実施形態の浴槽水循環装置
は、循環流路2を循環する浴槽水に供給される酸性水が
陽極室23内において生成される有隔膜電解電極槽12
と、循環流路2を循環する浴槽水に供給される炭酸塩が
充填された炭酸塩溶解槽19とが、支流路33の配管途
中に設けられている。そのため、循環流路2を循環する
浴槽水中に酸性水と炭酸塩とが反応することにより生成
する炭酸ガスを供給して、この炭酸ガスを浴槽1内に供
給することができる。この炭酸ガスは、血行促進や温浴
の効果と皮膚の洗浄効果とを有するものであり、本実施
形態では、このような炭酸ガスを、浴槽1内に大量に且
つ簡便に供給することができるものである。
【0091】しかも、支流路において浴槽水が炭酸塩溶
解槽19や有隔膜電解電極槽12を通過することにより
圧損を生じても、循環流路2においては充分な浴槽水の
循環流量が確保され、吸・吐水口7からはヒーター6に
よって加熱されると共に炭酸ガスが分散され、更にアル
カリ性にシフトされた浴槽水が充分な流速及び流量にて
吐出されることとなる。従って、この吐出された浴槽水
に水流により、浴槽1内の浴槽水に効率よく水流を発生
させ、浴槽水を効率よく加熱すると共に水温を均一化
し、更に浴槽水中に炭酸ガスを効率よく分散させること
ができるものである。
【0092】また、本実施形態では、支流路33におい
て、浴槽水が流通する流路を上流側において三系統の流
路に分岐し、この分岐された各流路のうちの一つの配管
途中に有隔膜電解電極槽12の陽極室23が、他の配管
途中に有隔膜電解電極槽12の陰極室22が、残りの配
管途中に炭酸塩溶解槽19が、それぞれ配設されるよう
になっている。そして、下流側において、まず有隔膜電
解電極槽12の陽極室23の下流側に配設された陽極水
供給路17と、炭酸塩溶解槽19が配設された炭酸塩供
給路26とが合流するようになっている。そのため、こ
の二つの流路が合流した炭酸ガス供給路20において、
陽極室23にて生成される酸性水と、炭酸塩溶解槽19
に充填されている炭酸塩とを、陽極室23及び炭酸塩溶
解槽19の外部にて混合して炭酸ガスを生成することが
できるものである。そのため、有隔膜電解電極槽12の
陽極室23に炭酸塩が供給されることがなくなり、陽極
室23内において酸性水と炭酸塩の反応による炭酸ガス
の発生を防止して、陽極14への炭酸ガスの付着による
電解効率の低下を防止することができるものである。し
かも炭酸塩溶解槽19内においても酸性水と炭酸塩の反
応による炭酸ガスの発生が防止されるものであり、その
ため、炭酸塩溶解槽19内での炭酸ガスの滞留・蓄積を
防止し、炭酸ガスの発生効率の低下を防ぐことができる
ものである。
【0093】更に、陰極室22の下流側に配設された陰
極水供給路16と、炭酸ガス供給路20とが合流して混
合水供給路27に接続されることにより、炭酸ガスを含
む浴槽水とアルカリ水とを混合して混合水を調製し、更
に混合水供給路27を循環流路2に合流させて混合水を
浴槽1内に返送される浴槽水と混合させているので、酸
性水と炭酸塩とを効果的に反応させて、炭酸ガスの発生
効率を上げることができるうえ、有隔膜電解電極槽12
の陰極室22から流出するアルカリ水を排水することな
く、浴槽1に返送される浴槽水の流路に戻すことで、浴
槽水の水量は低下することがないものである。しかも、
酸性水中の水素イオンは炭酸ガスの生成のために消費さ
れているので、混合水はアルカリ性となっており、浴槽
1内にこのような混合水を供給することによって、浴槽
1内の浴槽水の水質をより効果的にアルカリ側に維持で
き、入浴による清浄効果を高めることができるものであ
る。
【0094】また、循環流路2には、混合流路28の下
流側における配管途中にヒーター6を設けることによ
り、混合水が混合されて炭酸ガスを含むと共にアルカリ
性にシフトされた浴槽水をヒーター6によって加熱し、
この浴槽水を吐水流路2を通じて吸・吐水口7から浴槽
1内に供給することができるものである。従って、浴槽
1内の浴槽水を加熱すると共に、吸・吐水口7から噴出
される浴槽水の水流による撹拌効果により浴槽1内にお
ける浴槽水の水温を均一化し、更には吸・吐水口7から
噴出される浴槽水に含まれる炭酸ガスを浴槽1内に均一
に分散させて、温浴効果を更に高めることができるもの
である。また循環流路1を循環する浴槽水の水温も高く
維持されることとなるから、有隔膜電解電極槽12に供
給される浴槽水の水温も高く維持され、有隔膜電解槽1
2における電解効率を向上させて酸性水及びアルカリ水
の生成効率を向上させることができ、そのため炭酸ガス
の発生効率や、浴槽水をアルカリ性にシフトさせる効率
も向上するものであり、浴槽1中の浴槽水の温浴効果を
更に高めることができるものである。
【0095】上記のような各実施形態の浴槽水循環装置
では、有隔膜電解電極槽12における電極13,14に
は、定期的に通常の運転時とは逆向きの電圧を印加する
ことにより、電極13,14の表面に付着したスケール
(無機化合物)の除去を行うことが好ましい。
【0096】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る浴
槽水循環装置は、吸水口と吐水口が浴槽内に接続された
循環流路と、循環流路に浴槽水を循環させるポンプと、
循環流路を循環する浴槽水に供給される酸性水が陽極室
内において生成される有隔膜電解電極槽と、循環流路を
循環する浴槽水に供給される炭酸塩が充填された炭酸塩
溶解槽とを具備するため、循環流路を循環する浴槽水中
に酸性水と炭酸塩とが反応することにより生成する炭酸
ガスを供給して、この炭酸ガスを浴槽内に供給すること
ができるものであり、血行促進や温浴の効果と皮膚の洗
浄効果を有する炭酸ガスを、浴槽内に大量に且つ簡便に
供給することができるものである。
【0097】また請求項2に記載の発明は、請求項1の
構成に加えて、炭酸塩溶解槽として、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウムの少なくともいずれかが充填された
ものを具備するため、炭酸塩溶解槽に充填されている炭
酸塩は常温で潮解することなく、かつ皮膚への刺激が少
ないものであり、炭酸塩溶解槽において炭酸塩を常温で
安定に保持することができると共に、皮膚に接触しても
安全で、取り扱いが容易なものである。
【0098】また請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、循環流路から分岐すると共にこの
分岐点から下流側において循環流路と合流する支流路を
設け、支流路の配管途中に有隔膜電解電極槽と炭酸塩溶
解槽とを配設するため、有隔膜電解電極槽と炭酸塩溶解
槽における浴槽水の圧損が発生しても、循環流路を循環
する浴槽水の循流量を充分に確保することができ、浴槽
内の浴槽水に充分な水流を発生させて、浴槽内の浴槽水
の水温の均一化と、浴槽内の浴槽水への炭酸ガスの分散
とを効率よく行ない、充分な血行促進や温浴の効果を得
ることができるものである。
【0099】また請求項4に記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかの構成に加えて、有隔膜電解電極槽の陽
極室を、炭酸塩溶解槽の上流側に配設するため、有隔膜
電解電極槽の陽極室に炭酸塩が供給されることがなくな
り、陽極室内において酸性水と炭酸塩の反応による炭酸
ガスの発生を防止して、陽極への炭酸ガスの付着による
電解効率の低下を防止することができるものである。
【0100】また請求項5に記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかの構成に加えて、浴槽水が流通する流路
を上流側において分岐すると共に、この分岐された各流
路の一方の配管途中に有隔膜電解電極槽の陽極室を、他
方の配管途中に炭酸塩溶解槽をそれぞれ配設し、この分
岐された流路を下流側にて合流させたため、陽極室にて
生成される酸性水と、炭酸塩溶解槽に充填されている炭
酸塩とを、陽極室及び炭酸塩溶解槽の下流側における陽
極室及び炭酸塩溶解槽の外部にて混合して炭酸ガスを生
成することができ、有隔膜電解電極槽の陽極室に炭酸塩
が供給されることがなくなり、陽極室内において酸性水
と炭酸塩の反応による炭酸ガスの発生を防止して、陽極
への炭酸ガスの付着による電解効率の低下を防止するこ
とができるものであり、しかも炭酸塩溶解槽内において
酸性水と炭酸塩の反応による炭酸ガスの発生を防止し
て、炭酸塩溶解槽内での炭酸ガスが滞留・蓄積を防止
し、炭酸ガスの発生効率の低下を防ぐことができるもの
である。
【0101】また請求項6に記載の発明は、請求項1乃
至5のいずれかの構成に加えて、炭酸塩溶解槽内に浴槽
水が供給される流入口を、炭酸塩溶解槽から炭酸塩が混
入された浴槽水が導出される流出口よりも下方に設ける
ため、炭酸塩溶解槽に炭酸ガスが混入したり、炭酸塩溶
解槽内で酸性水と炭酸塩が反応して炭酸ガスが発生した
りしても、炭酸塩溶解槽内での炭酸ガスの滞留を防止し
て、炭酸ガスを炭酸塩溶解槽外に流出させることがで
き、炭酸ガスの発生効率の低下を抑制することができる
ものである。
【0102】また請求項7に記載の発明は、請求項1乃
至6のいずれかの構成に加えて、循環流路の配管途中
に、循環流路を循環する浴槽水を加熱するヒーターを配
設するため、浴槽水の水温を高く維持することができ、
有隔膜電解槽における電解効率を向上させると共に、浴
槽中の浴槽水の温浴効果を更に高めることができるもの
である。
【0103】また請求項8に記載の発明は、請求項1乃
至7のいずれかの構成に加えて、有隔膜電解電極槽にて
生成された酸性水と、炭酸塩溶解槽に充填されている炭
酸塩とを混合した後、有隔膜電解電極槽にて生成された
アルカリ水と混合するため、酸性水と炭酸塩とを効果的
に反応させて、炭酸ガスの発生効率を上げることができ
るうえ、有隔膜電解電極槽から流出するアルカリ水を排
水することなく流路に戻すことで、浴槽水の水量は低下
することなく、また浴槽内の浴槽水の水質をより効果的
にアルカリ側に維持できるので、入浴による清浄効果を
高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す概略図である。
【図2】同上の動作を示す概略図である。
【図3】同上の他の動作を示す概略図である。
【図4】本発明の実施形態2を示す概略図である。
【図5】同上の動作を示す概略図である。
【図6】同上の他の動作を示す概略図である。
【図7】実施形態1における浴槽水浄化システムの制御
機構の模式図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 循環流路 3 ポンプ 6 ヒーター 12 有隔膜電解電極槽 19 炭酸塩溶解槽 23 陽極室 29 流入口 30 流出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C25B 9/00 C25B 9/00 A Fターム(参考) 4C094 AA01 BC30 DD06 DD14 EE12 GG03 4D061 DA07 DB07 EA02 EB01 EB02 EB05 EB12 EB17 EB19 EB30 EB39 FA01 FA12 GC02 GC19 4K021 AA01 AB01 BA02 BB01 BC03 DB01 DB12 DC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水口と吐水口が浴槽内に接続された循
    環流路と、循環流路に浴槽水を循環させるポンプと、循
    環流路を循環する浴槽水に供給される酸性水が陽極室内
    において生成される有隔膜電解電極槽と、循環流路を循
    環する浴槽水に供給される炭酸塩が充填された炭酸塩溶
    解槽とを具備して成ることを特徴とする浴槽水循環装
    置。
  2. 【請求項2】 炭酸塩溶解槽として、炭酸水素ナトリウ
    ム、炭酸ナトリウムの少なくともいずれかが充填された
    ものを具備して成ることを特徴とする請求項1に記載の
    浴槽水循環装置。
  3. 【請求項3】 循環流路から分岐すると共にこの分岐点
    から下流側において循環流路と合流する支流路を設け、
    支流路の配管途中に有隔膜電解電極槽と炭酸塩溶解槽と
    を配設して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の浴槽水循環装置。
  4. 【請求項4】 有隔膜電解電極槽の陽極室を、炭酸塩溶
    解槽の上流側に配設して成ることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の浴槽水循環装置。
  5. 【請求項5】 浴槽水が流通する流路を上流側において
    分岐すると共に、この分岐された各流路の一方の配管途
    中に有隔膜電解電極槽の陽極室を、他方の配管途中に炭
    酸塩溶解槽をそれぞれ配設し、この分岐された流路を下
    流側にて合流させて成ることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の浴槽水循環システム。
  6. 【請求項6】 炭酸塩溶解槽内に浴槽水が供給される流
    入口を、炭酸塩溶解槽から炭酸塩が混入された浴槽水が
    導出される流出口よりも下方に設けて成ることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の浴槽水循環装
    置。
  7. 【請求項7】 循環流路の配管途中に、循環流路を循環
    する浴槽水を加熱するヒーターを配設して成ることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の浴槽水循環
    装置。
  8. 【請求項8】 有隔膜電解電極槽にて生成された酸性水
    と、炭酸塩溶解槽に充填されている炭酸塩とを混合した
    後、有隔膜電解電極槽にて生成されたアルカリ水と混合
    することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかの記載
    の浴槽水循環装置。
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