JP2001203488A - 電磁界制御機構、電子機器及び電磁界制御方法 - Google Patents

電磁界制御機構、電子機器及び電磁界制御方法

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JP2001203488A
JP2001203488A JP2000008838A JP2000008838A JP2001203488A JP 2001203488 A JP2001203488 A JP 2001203488A JP 2000008838 A JP2000008838 A JP 2000008838A JP 2000008838 A JP2000008838 A JP 2000008838A JP 2001203488 A JP2001203488 A JP 2001203488A
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field control
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Toru Otaki
徹 大滝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある一定方向だけ極端に不要輻射ノイズが強
くなる現象を防止し、不要輻射ノイズの最大放射電界強
度も大幅に小さくし、電子部品の冷却も同時に行うこと
を可能とした電磁界制御機構、電子機器及び電磁界制御
方法を提供する。 【解決手段】 構造物102を、時間的に位置を変える
ことで物理的に電磁界を乱すための二個の回転部材10
1、101と、二個の回転部材101、101が取り付
けられた回転軸109と、回転軸109に直結されたモ
ータ等の駆動機構110とから構成し、駆動機構110
により、導電体である円盤状の金属板からなる二個の回
転部材101、101を回転させることで、時間的に電
磁界を乱すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁界制御機構、
電子機器及び電磁界制御方法に関し、特に、EMC(El
ectromagnetic Compatibility:電磁適合性)に対応す
るためにシールドボックス内で時間的にその位置を変え
ることで物理的に電磁界を乱すための電磁界制御機構、
該電磁界制御機構を備えた電子機器及び該電子機器に適
用される電磁界制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器においては高速化が進展
し、該電子機器に搭載されるデジタル回路におけるクロ
ック周波数は高周波化の一途をたどっている。それに伴
い、電子機器から発生する不要輻射ノイズも周波数の高
い領域が問題になってきている。電子機器から発生する
不要輻射ノイズは、他の電子機器の誤動作を引き起こす
可能性があり、一定レベル以下となるように規制される
のが普通である。これらの問題に対してよく行われる方
法の一つとして、不要輻射ノイズが発生するプリント配
線板や、場合によってはケーブルなども含めて導電性の
構造物で覆い、電磁波シールドする方法が知られてい
る。
【0003】図5は従来例に係る電子機器のシールドボ
ックス内に収納されたプリント配線板の構成を示す図で
あり、(a)は上面図、(b)は側面図である。図中5
03はプリント配線板、504はシールドボックス、5
05、506はIC、507はプリント配線板の信号
線、508はプリント配線板のスルーホールである。従
来例の形態では、シールドボックス504内で電磁波が
反射を繰り返して生じる定在波により、ある特定周波数
である特定方向が極端に悪化する現象が生じる。それを
防止するためには、できるだけシールドボックス504
に欠陥が無いようにする必要があるが、シールドボック
ス504内部の温度上昇を招くと共に、隙間を塞ぐため
に高価なガスケットを使用する必要があるので、大幅な
コストアップとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては下記のような問題があった。即ち、上記の電磁波
シールドは完全にプリント配線板やケーブルなどの電気
回路を覆うことができれば、外に電磁波が漏れることは
殆ど無い。しかしながら、多くの場合、プリント配線板
に対し放熱性を高めるための穴が明けられたり、その他
の要因で数mmから10cm長さ程度の円形や長方形の
穴が明けられたりすることがあり、場合によっては数1
0cm長さの極細い欠陥が生じることがある。電磁波は
このような欠陥からシールドの外へ漏れ出してしまう。
従来、上述した不要輻射ノイズは200MHz以下の周
波数の低い帯域で問題になることが多かったが、クロッ
ク周波数が高周波化されると、500MHz以上の高い
領域でより深刻な問題になってきており、ある一定レベ
ル以下の規制値に適合させることが困難になってきてい
る。
【0005】この原因は、第一に、クロックが高周波化
することで不要輻射ノイズを引き起こす高周波電流その
ものが増大したことであり、この高周波電流の波長がち
ょうどシールドボックスやシールドボックス内のプリン
ト配線板の導体長さなどと共振し易い周波数になってき
たことである。また、第二に、上述したシールドの欠陥
の長さが、問題となる周波数の波長に対して無視できな
い長さとなってきたため、シールド効果が低下したこと
である。シールドの欠陥の長さがn・λ/2(n=1、
2、3・・)となる周波数においては、共振により逆に
不要輻射ノイズが増幅されることなども知られている。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、ある一定方向だけ極端に不要輻射ノイズが強く
なる現象を防止し、不要輻射ノイズの最大放射電界強度
も大幅に小さくし、電子部品の冷却も同時に行うことを
可能とした電磁界制御機構、電子機器及び電磁界制御方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、高周波電流により電子機器
内部で発生する電磁界に物理的な作用を及ぼす電磁界制
御機構であって、電子機器内で時間的に位置を変えるこ
とで物理的に電磁界を乱す電磁界制御部材と、該電磁界
制御部材の位置を時間的に変化させる駆動手段とを具備
したことを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、前記電磁界制御部材は、前記駆動手段の駆動軸
の外周に沿って所定間隔を置いて固定された複数の導電
体から構成され、前記駆動手段により前記駆動軸を介し
て回転されることで物理的に電磁界を乱すことを特徴と
する。
【0009】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明は、前記電磁界制御部材は、前記駆動手段の駆動軸
の外周に沿って所定間隔を置いて固定された複数の磁性
体から構成され、前記駆動手段により前記駆動軸を介し
て回転されることで物理的に電磁界を乱すことを特徴と
する。
【0010】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明は、前記電磁界制御部材は、前記駆動手段の駆動軸
の外周に沿って所定間隔を置いて固定された導電体及び
磁性体を含む複数の複合体から構成され、前記駆動手段
により前記駆動軸を介して回転されることで物理的に電
磁界を乱すことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明は、前記電磁界制御部材は、シールドボックス又は
電気信号が伝送されるブロックのグラウンドに接地され
た構造であることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明は、前記電磁界制御部材は、前記シールドボックス
に配設されるか又は前記電気信号が伝送されるブロック
の少なくとも上部を覆う状態で配設されることを特徴と
する。
【0013】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明は、前記電磁界制御部材は、円盤状の部材から構成
されていることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明は、前記電磁界制御部材は、プロペラ状の部材から
構成されていることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項9記載の
発明は、前記電磁界制御部材は、棒状の部材から構成さ
れていることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項10記載
の発明は、前記電磁界制御部材は、前記駆動手段により
前記駆動軸を介して周期性をもって回転されると共にそ
の周期が5msec以下に設定されることを特徴とす
る。
【0017】上記目的を達成するため、請求項11記載
の発明は、高周波電流により電子機器内部で発生する電
磁界に物理的な作用を及ぼす電磁界制御機構を備えた電
子機器であって、電子機器内で前記電磁界制御機構は、
時間的に位置を変えることで物理的に電磁界を乱す電磁
界制御部材と、該電磁界制御部材の位置を時間的に変化
させる駆動手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項12記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間隔を置
いて固定された複数の導電体から構成され、前記駆動手
段により前記駆動軸を介して回転されることで物理的に
電磁界を乱すことを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間隔を置
いて固定された複数の磁性体から構成され、前記駆動手
段により前記駆動軸を介して回転されることで物理的に
電磁界を乱すことを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項14記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間隔を置
いて固定された導電体及び磁性体を含む複数の複合体か
ら構成され、前記駆動手段により前記駆動軸を介して回
転されることで物理的に電磁界を乱すことを特徴とす
る。
【0021】上記目的を達成するため、請求項15記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、電子機器内のシールドボックス又は電気信号が伝送
されるブロックのグラウンドに接地された構造であるこ
とを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項16記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、電子機器内の前記シールドボックスに配設されるか
又は前記電気信号が伝送されるブロックの少なくとも上
部を覆う状態で配設されることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項17記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、円盤状の部材から構成されていることを特徴とす
る。
【0024】上記目的を達成するため、請求項18記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、プロペラ状の部材から構成されていることを特徴と
する。
【0025】上記目的を達成するため、請求項19記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、棒状の部材から構成されていることを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項20記載
の発明は、前記電磁界制御機構の前記電磁界制御部材
は、前記駆動手段により前記駆動軸を介して周期性をも
って回転されると共にその周期が5msec以下に設定
されることを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するため、請求項21記載
の発明は、高周波電流により電子機器内部で発生する電
磁界に物理的な作用を及ぼす電磁界制御機構を備えた電
子機器に適用される電磁界制御方法であって、電子機器
内で時間的に位置を変えることで物理的に電磁界を乱す
電磁界制御部材の位置を駆動手段により時間的に変化さ
せることを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するため、請求項22記載
の発明は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間
隔を置いて固定された複数の導電体から構成された前記
電磁界制御部材を、前記駆動手段により前記駆動軸を介
して回転させることで物理的に電磁界を乱すことを特徴
とする。
【0029】上記目的を達成するため、請求項23記載
の発明は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間
隔を置いて固定された複数の磁性体から構成された前記
電磁界制御部材を、前記駆動手段により前記駆動軸を介
して回転させることで物理的に電磁界を乱すことを特徴
とする。
【0030】上記目的を達成するため、請求項24記載
の発明は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間
隔を置いて固定された導電体及び磁性体を含む複数の複
合体から構成された前記電磁界制御部材を、前記駆動手
段により前記駆動軸を介して回転させることで物理的に
電磁界を乱すことを特徴とする。
【0031】上記目的を達成するため、請求項25記載
の発明は、前記電磁界制御部材を、電子機器内のシール
ドボックス又は電気信号が伝送されるブロックのグラウ
ンドに接地させた構造とし、前記駆動手段により前記駆
動軸を介して回転させることで物理的に電磁界を乱すこ
とを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するため、請求項26記載
の発明は、前記電磁界制御部材を、電子機器内の前記シ
ールドボックスに配設するか又は前記電気信号が伝送さ
れるブロックの少なくとも上部を覆う状態で配設し、前
記駆動手段により前記駆動軸を介して回転させることで
物理的に電磁界を乱すことを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するため、請求項27記載
の発明は、前記電磁界制御部材を、円盤状の部材から構
成し、前記駆動手段により前記駆動軸を介して回転させ
ることで物理的に電磁界を乱すことを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するため、請求項28記載
の発明は、前記電磁界制御部材を、プロペラ状の部材か
ら構成し、前記駆動手段により前記駆動軸を介して回転
させることで物理的に電磁界を乱すことを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、請求項29記載
の発明は、前記電磁界制御部材を、棒状の部材から構成
し、前記駆動手段により前記駆動軸を介して回転させる
ことで物理的に電磁界を乱すことを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、請求項30記載
の発明は、前記電磁界制御部材を、前記駆動手段により
前記駆動軸を介して周期性をもって回転させると共にそ
の周期を5msec以下に設定することを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0038】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係る電子機器のシールドボックス内に収
納されたプリント配線板の構成を示す図であり、(a)
は上面図、(b)は側面図である。本発明の第1の実施
の形態に係る電子機器のプリント配線板103には、二
個の回転部材101を有する構造物102、IC10
5、IC106、信号線107、スルーホール108が
配設されている。尚、図中2点鎖線はシールドボックス
104の外形を示すが、シールドボックス104の内部
が分かり易いように透視図となっている。また、シール
ドボックス104は所々に穴などの欠陥を持つが、図1
では省略している。
【0039】上記構成を詳述すると、シールドボックス
104内に配置されたプリント配線板103には、信号
線107やスルーホール108が形成されて電気的に接
続された回路が形成されている。また、プリント配線板
103には、IC105、IC106等が実装されてお
り、所定の回路動作を行う。IC106は、高集積化さ
れた超LSIであり、該IC106内部には例えば20
0MHzで動作している回路を含む。また、プリント配
線板103の信号線107の一部にも例えば100MH
zのデジタル信号が伝送されている。
【0040】構造物102は、駆動機構も含めた本発明
の電磁界を乱すためのものであり、本発明の時間的に位
置を変えることで物理的に電磁界を乱すための二個の回
転部材101、101と、回転軸109と、回転軸10
9に直結されたモータ等の駆動機構110(図中破線で
示す)とを備えている。より具体的には、駆動機構11
0により、回転軸109に取り付けられた導電体である
円盤状の金属板からなる二個の回転部材101、101
が回転することで、時間的に電磁界を乱すように構成さ
れている。構造物102は、一番磁界の強い最高周波数
で動作しているIC106の上に配設されると共にグラ
ウンドに接地されており、効果的に電磁界を乱すように
作用する。
【0041】回転部材101、101の形状は、回転す
ることで電磁界に影響を及ぼす形状であればよく、本実
施形態の円盤形状に限定されるものではない。本実施形
態の電磁界を乱す回転体である回転部材としては、例え
ば回転軸に1枚の円盤状の金属板の中心を取り付けたも
のは含まれない。なぜならば、1枚の円盤状の金属板が
回転しても、静止した状態と同様で時間的に電磁界を乱
さないためである。回転部材101、101の回転スピ
ードは、図1(a)で示す本実施形態では構造物10
1、101が上下対称であるので、1回転する時間が例
えば10msecであれば5msec以下の周期性を満
足できる。これ以上時間がかかると、時間的に電磁界を
乱す効果が小さくなる。後述の第2〜第4の実施の形態
でも同様である。
【0042】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態によれば、構造物102を、時間的に位置を変え
ることで物理的に電磁界を乱すための二個の回転部材1
01、101と、回転軸109と、駆動機構110とか
ら構成すると共に、構造物102を一番磁界の強い最高
周波数で動作するIC106の上に取り付け、駆動機構
110により、導電体である円盤状の金属板からなる二
個の回転部材101、101を回転させることで、時間
的に電磁界を乱すように構成しているため、下記のよう
な作用及び効果を奏する。
【0043】電気信号が伝送されるブロックを囲むよう
に形成した導電部材からなるシールドボックス104内
において、時間的にその位置を変えることで物理的に電
磁界を乱すための回転部材101の回転により、シール
ドボックス内で発生する共振モードを時間的に乱すこと
ができる。即ち、シールドボックス内で導電体から構成
された回転部材101、101を時間的に位置を変えさ
せることで、時間的に均一に定在波を発生させることを
防止できる。その結果、ある一定方向だけ極端に不要輻
射ノイズが強くなる現象を防止することができる。この
電磁放射の指向性を乱すことにより平均化することで、
不要輻射ノイズの最大放射電界強度も大幅に小さくする
ことができる。
【0044】[第2の実施の形態]図2は本発明の第2
の実施の形態に係る電子機器のシールドボックス内に収
納されたプリント配線板の構成を示す図であり、(a)
は上面図、(b)は側面図である。本発明の第2の実施
の形態に係る電子機器のプリント配線板203には、二
個の回転部材209を有する構造物210、IC20
5、IC206、信号線207、スルーホール208が
配設されている。尚、図中2点鎖線はシールドボックス
204の外形を示すが、シールドボックス204の内部
が分かり易いように透視図となっている。また、シール
ドボックス204は所々に穴などの欠陥を持つが、図2
では省略している。
【0045】上記構成を詳述すると、シールドボックス
204内に配置されたプリント配線板203には、信号
線207やスルーホール208が形成されて電気的に接
続された回路が形成されている。また、プリント配線板
203には、IC205、IC206等が実装されてお
り、所定の回路動作を行う。IC206は、高集積化さ
れた超LSIであり、該IC206内部には例えば20
0MHzで動作している回路を含む。また、プリント配
線板203の信号線207の一部にも例えば100MH
zのデジタル信号が伝送されている。
【0046】構造物210は、駆動機構も含めた本発明
の電磁界を乱すためのものであり、本発明の時間的に位
置を変えることで物理的に電磁界を乱すための二個の回
転部材209、209と、回転軸211と、回転軸21
1に直結されたモータ等の駆動機構212(図中破線で
示す)とを備えている。より具体的には、駆動機構21
2により、回転軸211に取り付けられた磁性体である
円盤状の金属板からなる二個の回転部材209、209
が回転することで、時間的に電磁界を乱すように構成さ
れている。構造物210は、一番磁界の強い最高周波数
で動作しているIC206の上に配設されており、効果
的に電磁界を乱すように作用する。
【0047】即ち、本発明の第2の実施の形態は、時間
的に位置を変えることで物理的に電磁界を乱すための回
転部材209、209が磁性体から構成されている以外
は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0048】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態によれば、構造物210を、時間的に位置を変え
ることで物理的に電磁界を乱すための二個の回転部材2
09、209と、回転軸211と、駆動機構212とか
ら構成すると共に、構造物210を一番磁界の強い最高
周波数で動作IC206の上に取り付け、駆動機構21
2により、磁性体である円盤状の金属板からなる二個の
回転部材209、209を回転させることで、時間的に
電磁界を乱すように構成しているため、下記のような作
用及び効果を奏する。
【0049】電気信号が伝送されるブロックを囲むよう
に形成した導電部材からなるシールドボックス204内
において、時間的にその位置を変えることで物理的に電
磁界を乱すための回転部材209の回転により、シール
ドボックス内で発生する共振モードを時間的に乱すこと
ができる。即ち、シールドボックス内で磁性体から構成
された回転部材209、209を時間的に位置を変えさ
せることで、時間的に均一に定在波を発生させることを
防止できる。その結果、ある一定方向だけ極端に不要輻
射ノイズが強くなる現象を防止することができる。この
電磁放射の指向性を乱すことにより平均化することで、
不要輻射ノイズの最大放射電界強度も大幅に小さくする
ことができる。
【0050】[第3の実施の形態]図3は本発明の第3
の実施の形態に係る電子機器のシールドボックス内に収
納されたプリント配線板の構成を示す図であり、(a)
は上面図、(b)は側面図である。本発明の第3の実施
の形態に係る電子機器のプリント配線板303には、二
個の回転部材を有する構造物311、IC305、IC
306、信号線307、スルーホール308が配設され
ている。尚、図中2点鎖線はシールドボックス304の
外形を示すが、シールドボックス304の内部が分かり
易いように透視図となっている。また、シールドボック
ス304は所々に穴などの欠陥を持つが、図3では省略
している。
【0051】上記構成を詳述すると、シールドボックス
304内に配置されたプリント配線板303には、信号
線307やスルーホール308が形成されて電気的に接
続された回路が形成されている。また、プリント配線板
303には、IC305、IC306等が実装されてお
り、所定の回路動作を行う。IC306は、高集積化さ
れた超LSIであり、該IC306内部には例えば20
0MHzで動作している回路を含む。また、プリント配
線板303の信号線307の一部にも例えば100MH
zのデジタル信号が伝送されている。
【0052】構造物311は、上記第1の実施の形態の
構造物102と同様に、駆動機構も含めた本発明の電磁
界を乱すためのものであり、本発明の時間的に位置を変
えることで物理的に電磁界を乱すための二個の回転部材
(図示略)と、回転軸(図示略)と、回転軸に直結され
たモータ等の駆動機構(図示略)とを備えている。構造
物311は、IC306の近くではなく、シールドボッ
クス304に取り付けられると共に接地されている。
尚、図3(a)では分かり易くするため、構造物311
の図示は省略してある。
【0053】即ち、本発明の第3の実施の形態は、時間
的に位置を変えることで物理的に電磁界を乱すための二
個の回転部材を備えた構造物311をシールドボックス
304に取り付けられている以外は、上記第1の実施の
形態と同様である。
【0054】一般的には高い周波数になるとシールドボ
ックス内で電磁波が反射を繰り返し定在波が発生して、
ある特定周波数で特定方向に対しての不要輻射ノイズが
強くなる現象が発生する。そこで、シールドボックス3
04内に、時間的に位置を変えることで物理的に電磁界
を乱すための構造物311を取り付けると、電磁波の反
射が繰り返されて生じる定在波の発生する条件が変化し
て、特定周波数で特定方向の不要輻射ノイズが極端に悪
化することを防止することができる。
【0055】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態によれば、構造物311を、時間的に位置を変え
ることで物理的に電磁界を乱すための二個の回転部材
と、回転軸と、駆動機構とから構成すると共に、構造物
311をシールドボックス304に取り付け、駆動機構
により、導電体である円盤状の金属板からなる二個の回
転部材を回転させることで、時間的に電磁界を乱すよう
に構成しているため、下記のような作用及び効果を奏す
る。
【0056】電気信号が伝送されるブロックを囲むよう
に形成した導電部材からなるシールドボックス304内
において、時間的にその位置を変えることで物理的に電
磁界を乱すための回転部材の回転により、シールドボッ
クス内で発生する共振モードを時間的に乱すことができ
る。即ち、シールドボックス内で導電体から構成された
回転部材を時間的に位置を変えさせることで、時間的に
均一に定在波を発生させることを防止できる。その結
果、ある一定方向だけ極端に不要輻射ノイズが強くなる
現象を防止することができる。この電磁放射の指向性を
乱すことにより平均化することで、不要輻射ノイズの最
大放射電界強度も大幅に小さくすることができる。
【0057】[第4の実施の形態]図4は本発明の第4
の実施の形態に係る電子機器のシールドボックス内に収
納されたプリント配線板の構成を示す図であり、(a)
は上面図、(b)は側面図である。本発明の第4の実施
の形態に係る電子機器のプリント配線板403には、四
個の回転部材412を有する構造物413、IC40
5、IC406、信号線407、スルーホール408が
配設されている。尚、図中2点鎖線はシールドボックス
404の外形を示すが、シールドボックス404の内部
が分かり易いように透視図となっている。また、シール
ドボックス404は所々に穴などの欠陥を持つが、図4
では省略している。
【0058】上記構成を詳述すると、シールドボックス
404内に配置されたプリント配線板403には、信号
線407やスルーホール408が形成されて電気的に接
続された回路が形成されている。また、プリント配線板
403には、IC405、IC406等が実装されてお
り、所定の回路動作を行う。IC406は、高集積化さ
れた超LSIであり、該IC406内部には例えば20
0MHzで動作している回路を含む。また、プリント配
線板403の信号線407の一部にも例えば100MH
zのデジタル信号が伝送されている。
【0059】構造物413は、駆動機構も含めた本発明
の電磁界を乱すためのものであり、本発明の時間的に位
置を変えることで物理的に電磁界を乱すための四個の回
転部材412、412、412、412と、回転軸41
4と、回転軸414に直結されたモータ等の駆動機構4
15(図中破線で示す)とを備えている。より具体的に
は、駆動機構415により、回転軸414に取り付けら
れた導電体であるプロペラ状の金属板からなる四個の回
転部材412、412、412、412が回転すること
で、時間的に電磁界を乱すように構成されている。構造
物413は、一番磁界の強い最高周波数で動作している
IC406の上に配設されると共にグラウンドに接地さ
れており、効果的に電磁界を乱すように作用する。この
場合、構造物413の筺体内外部間で空気の流通が可能
な構造とすることにより、IC406周囲の空気も強制
的に撹拌することができるため、IC406を強制冷却
するのにも効果的である。
【0060】以上説明したように、本発明の第4の実施
の形態によれば、構造物413を、時間的に位置を変え
ることで物理的に電磁界を乱すための四個の回転部材4
12、412、412、412と、回転軸414と、駆
動機構415とから構成すると共に、構造物413を一
番磁界の強い最高周波数で動作するIC406の上に取
り付け、駆動機構415により、導電体であるプロペラ
状の金属板からなる四個の回転部材412、412、4
12、412を回転させることで、時間的に電磁界を乱
すように構成しているため、下記のような作用及び効果
を奏する。
【0061】電気信号が伝送されるブロックを囲むよう
に形成した導電部材からなるシールドボックス404内
において、時間的にその位置を変えることで物理的に電
磁界を乱すための回転部材412の回転により、シール
ドボックス内で発生する共振モードを時間的に乱すこと
ができる。即ち、シールドボックス内で導電体から構成
された回転部材412、412、412、412を時間
的に位置を変えさせることで、時間的に均一に定在波を
発生させることを防止できる。その結果、ある一定方向
だけ極端に不要輻射ノイズが強くなる現象を防止するこ
とができる。この電磁放射の指向性を乱すことにより平
均化することで、不要輻射ノイズの最大放射電界強度も
大幅に小さくすることができる。更には、時間的にその
位置を変えることで物理的に電磁界を乱すための回転部
材412、412、412、412の形状を空気も撹拌
できるプロペラ形状にすることで、電子部品の冷却も同
時に行うことができる。
【0062】[他の実施の形態] (1)上述した本発明の第1〜第4の実施の形態におい
ては、構造物を構成する回転部材を導電体或いは磁性体
から構成した場合を例に上げたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、回転部材を導電体及び磁性体を含
む複合体から構成してもよい。
【0063】(2)また、上述した本発明の第1〜第4
の実施の形態においては、構造物を構成する回転部材を
円盤状部材或いはプロペラ状部材から構成した場合を例
に上げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
回転部材を、物理的に電磁界を乱すことが可能な形状の
部材、例えば棒状部材などの他の形状をもつ部材から構
成してもよい。
【0064】(3)また、上述した本発明の第1〜第4
の実施の形態においては、電子機器単体に適用した場合
を例に上げたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、複数の電子機器から構成されるシステムにおける前
記各電子機器に適用してもよい。
【0065】(4)また、上述した本発明の第1の実施
の形態においては、構造物を構成する回転部材を回転軸
に二個取り付けた場合を例に上げたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、物理的に電磁界を乱す作用が
可能ならば、回転部材は上記以外の個数とすることも可
能である。
【0066】(5)また、上述した本発明の第4の実施
の形態においては、構造物を構成する回転部材を回転軸
に四個取り付けた場合を例に上げたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、物理的に電磁界を乱す作用が
可能ならば、回転部材は上記以外の個数とすることも可
能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜10記
載の電磁界制御機構、請求項11〜20記載の電子機
器、請求項21〜30記載の電磁界制御方法によれば、
電気信号が伝送されるブロックを囲むように形成した導
電部材からなるシールドボックス内において、時間的に
その位置を変えることで物理的に電磁界を乱すための電
磁界制御部材の回転により、シールドボックス内で発生
する共振モードを時間的に乱すことができる。即ち、シ
ールドボックス内で導電体または磁性体或いはそれらを
含む複合体を時間的に位置を変えさせることで、時間的
に均一に定在波を発生させることを防止できる。その結
果、ある一定方向だけ極端に不要輻射ノイズが強くなる
現象を防止することができる。この電磁放射の指向性を
乱すことにより平均化することで、不要輻射ノイズの最
大放射電界強度も大幅に小さくすることができる。
【0068】また、上記請求項8〜9記載の電磁界制御
機構、上記請求項18〜19記載の電子機器、上記請求
項28〜29記載の電磁界制御方法によれば、上述した
如く、ある一定方向だけ極端に不要輻射ノイズが強くな
る現象を防止でき、不要輻射ノイズの最大放射電界強度
も大幅に小さくできるという効果が得られる他に、時間
的にその位置を変えることで物理的に電磁界を乱すため
の電磁界制御部材の形状を空気も撹拌できる形状(プロ
ペラ形状や棒状形状)にすることで、電子部品の冷却も
同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子機器のシ
ールドボックス内に収納されたプリント配線板の構成を
示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る電子機器のシ
ールドボックス内に収納されたプリント配線板の構成を
示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る電子機器のシ
ールドボックス内に収納されたプリント配線板の構成を
示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る電子機器のシ
ールドボックス内に収納されたプリント配線板の構成を
示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図であ
る。
【図5】従来例に係る電子機器のシールドボックス内に
収納されたプリント配線板の構成を示す図であり、
(a)は上面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
101、209、412 回転部材 102 210、311、413 構造物 103、203、303、403 プリント配線板 104、204、304、404 シールドボックス 106、206、306、406 IC 109、211、414 回転軸 110、212、415 駆動機構

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電流により電子機器内部で発生す
    る電磁界に物理的な作用を及ぼす電磁界制御機構であっ
    て、 電子機器内で時間的に位置を変えることで物理的に電磁
    界を乱す電磁界制御部材と、該電磁界制御部材の位置を
    時間的に変化させる駆動手段とを具備したことを特徴と
    する電磁界制御機構。
  2. 【請求項2】 前記電磁界制御部材は、前記駆動手段の
    駆動軸の外周に沿って所定間隔を置いて固定された複数
    の導電体から構成され、前記駆動手段により前記駆動軸
    を介して回転されることで物理的に電磁界を乱すことを
    特徴とする請求項1記載の電磁界制御機構。
  3. 【請求項3】 前記電磁界制御部材は、前記駆動手段の
    駆動軸の外周に沿って所定間隔を置いて固定された複数
    の磁性体から構成され、前記駆動手段により前記駆動軸
    を介して回転されることで物理的に電磁界を乱すことを
    特徴とする請求項1記載の電磁界制御機構。
  4. 【請求項4】 前記電磁界制御部材は、前記駆動手段の
    駆動軸の外周に沿って所定間隔を置いて固定された導電
    体及び磁性体を含む複数の複合体から構成され、前記駆
    動手段により前記駆動軸を介して回転されることで物理
    的に電磁界を乱すことを特徴とする請求項1記載の電磁
    界制御機構。
  5. 【請求項5】 前記電磁界制御部材は、シールドボック
    ス又は電気信号が伝送されるブロックのグラウンドに接
    地された構造であることを特徴とする請求項2又は4記
    載の電磁界制御機構。
  6. 【請求項6】 前記電磁界制御部材は、前記シールドボ
    ックスに配設されるか又は前記電気信号が伝送されるブ
    ロックの少なくとも上部を覆う状態で配設されることを
    特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電磁界制御
    機構。
  7. 【請求項7】 前記電磁界制御部材は、円盤状の部材か
    ら構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何
    れかに記載の電磁界制御機構。
  8. 【請求項8】 前記電磁界制御部材は、プロペラ状の部
    材から構成されていることを特徴とする請求項1乃至6
    の何れかに記載の電磁界制御機構。
  9. 【請求項9】 前記電磁界制御部材は、棒状の部材から
    構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れ
    かに記載の電磁界制御機構。
  10. 【請求項10】 前記電磁界制御部材は、前記駆動手段
    により前記駆動軸を介して周期性をもって回転されると
    共にその周期が5msec以下に設定されることを特徴
    とする請求項1乃至9の何れかに記載の電磁界制御機
    構。
  11. 【請求項11】 高周波電流により電子機器内部で発生
    する電磁界に物理的な作用を及ぼす電磁界制御機構を備
    えた電子機器であって、 電子機器内で前記電磁界制御機構は、時間的に位置を変
    えることで物理的に電磁界を乱す電磁界制御部材と、該
    電磁界制御部材の位置を時間的に変化させる駆動手段と
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間隔
    を置いて固定された複数の導電体から構成され、前記駆
    動手段により前記駆動軸を介して回転されることで物理
    的に電磁界を乱すことを特徴とする請求項11記載の電
    子機器。
  13. 【請求項13】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間隔
    を置いて固定された複数の磁性体から構成され、前記駆
    動手段により前記駆動軸を介して回転されることで物理
    的に電磁界を乱すことを特徴とする請求項11記載の電
    子機器。
  14. 【請求項14】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って所定間隔
    を置いて固定された導電体及び磁性体を含む複数の複合
    体から構成され、前記駆動手段により前記駆動軸を介し
    て回転されることで物理的に電磁界を乱すことを特徴と
    する請求項11記載の電子機器。
  15. 【請求項15】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、電子機器内のシールドボックス又は電気信号が
    伝送されるブロックのグラウンドに接地された構造であ
    ることを特徴とする請求項12又は14記載の電子機
    器。
  16. 【請求項16】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、電子機器内の前記シールドボックスに配設され
    るか又は前記電気信号が伝送されるブロックの少なくと
    も上部を覆う状態で配設されることを特徴とする請求項
    11乃至15の何れかに記載の電子機器。
  17. 【請求項17】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、円盤状の部材から構成されていることを特徴と
    する請求項11乃至16の何れかに記載の電子機器。
  18. 【請求項18】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、プロペラ状の部材から構成されていることを特
    徴とする請求項11乃至16の何れかに記載の電子機
    器。
  19. 【請求項19】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、棒状の部材から構成されていることを特徴とす
    る請求項11乃至16の何れかに記載の電子機器。
  20. 【請求項20】 前記電磁界制御機構の前記電磁界制御
    部材は、前記駆動手段により前記駆動軸を介して周期性
    をもって回転されると共にその周期が5msec以下に
    設定されることを特徴とする請求項11乃至19の何れ
    かに記載の電子機器。
  21. 【請求項21】 高周波電流により電子機器内部で発生
    する電磁界に物理的な作用を及ぼす電磁界制御機構を備
    えた電子機器に適用される電磁界制御方法であって、 電子機器内で時間的に位置を変えることで物理的に電磁
    界を乱す電磁界制御部材の位置を駆動手段により時間的
    に変化させることを特徴とする電磁界制御方法。
  22. 【請求項22】 前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って
    所定間隔を置いて固定された複数の導電体から構成され
    た前記電磁界制御部材を、前記駆動手段により前記駆動
    軸を介して回転させることで物理的に電磁界を乱すこと
    を特徴とする請求項21記載の電磁界制御方法。
  23. 【請求項23】 前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って
    所定間隔を置いて固定された複数の磁性体から構成され
    た前記電磁界制御部材を、前記駆動手段により前記駆動
    軸を介して回転させることで物理的に電磁界を乱すこと
    を特徴とする請求項21記載の電磁界制御方法。
  24. 【請求項24】 前記駆動手段の駆動軸の外周に沿って
    所定間隔を置いて固定された導電体及び磁性体を含む複
    数の複合体から構成された前記電磁界制御部材を、前記
    駆動手段により前記駆動軸を介して回転させることで物
    理的に電磁界を乱すことを特徴とする請求項21記載の
    電磁界制御方法。
  25. 【請求項25】 前記電磁界制御部材を、電子機器内の
    シールドボックス又は電気信号が伝送されるブロックの
    グラウンドに接地させた構造とし、前記駆動手段により
    前記駆動軸を介して回転させることで物理的に電磁界を
    乱すことを特徴とする請求項22又は24記載の電磁界
    制御方法。
  26. 【請求項26】 前記電磁界制御部材を、電子機器内の
    前記シールドボックスに配設するか又は前記電気信号が
    伝送されるブロックの少なくとも上部を覆う状態で配設
    し、前記駆動手段により前記駆動軸を介して回転させる
    ことで物理的に電磁界を乱すことを特徴とする請求項2
    1乃至25の何れかに記載の電磁界制御方法。
  27. 【請求項27】 前記電磁界制御部材を、円盤状の部材
    から構成し、前記駆動手段により前記駆動軸を介して回
    転させることで物理的に電磁界を乱すことを特徴とする
    請求項21乃至26の何れかに記載の電磁界制御方法。
  28. 【請求項28】 前記電磁界制御部材を、プロペラ状の
    部材から構成し、前記駆動手段により前記駆動軸を介し
    て回転させることで物理的に電磁界を乱すことを特徴と
    する請求項21乃至26の何れかに記載の電磁界制御方
    法。
  29. 【請求項29】 前記電磁界制御部材を、棒状の部材か
    ら構成し、前記駆動手段により前記駆動軸を介して回転
    させることで物理的に電磁界を乱すことを特徴とする請
    求項21乃至26の何れかに記載の電磁界制御方法。
  30. 【請求項30】 前記電磁界制御部材を、前記駆動手段
    により前記駆動軸を介して周期性をもって回転させると
    共にその周期を5msec以下に設定することを特徴と
    する請求項21乃至29の何れかに記載の電磁界制御方
    法。
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JP6482744B2 (ja) * 2016-12-22 2019-03-13 三菱電機株式会社 車載無線通信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6482744B2 (ja) * 2016-12-22 2019-03-13 三菱電機株式会社 車載無線通信装置
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